2005年09月26日
Q : DCって、コンデンサ蓄電が出来るのですか?
A : 蓄電されるのはDCになります。
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C(コンデンサ)に溜まる電化は DC と考えるのが一般かと思います。
よく使われる表現で、「CはAC電圧を通すけど、DC電圧を通さない」というのがあります。
例えば、Cの -端子に0Vを +端子に10V を印加したとします。
そうすると、Cの±端子間には 10Vp-p(ピーク トゥー ピーク)の電圧が溜まります。 この状態から +端子を開放し、-端子を5Vに上昇させます。 そうすると、+端子は 15V になります。 この -端子へ印加した電圧の変化速度は速くても遅くてもかまいません。 どのような速度でも(Cの持つ素子特性に依存しますが)、+端子の電圧は -端子の電圧に合わせて変化します。 あくまでも ±端子間の電圧差を保持するように動作します。
-端子(動かすのは-端子でも+端子でも良いのですが、今回は-端子)の変動成分(AC)を +端子へ伝えている様子は、「AC電圧を通す」と表現できます。
一方、-端子に 5Vを印加したのに、+端子は 15V になってしまっています。 この様子は「DC電圧を通さない」と表現できます。
DCなんですから、5V印加したら 5Vが現れて欲しいですよね。
なお、Cの放電が高速で行われている状況では、DCが蓄電されているようには見えないかもしれません。 ただ、その状況では、ACも減衰されてしまっていますので、蓄電されていると見えるかは疑問です。 というか、蓄電されて安定したら、それはもうDCですが ( ^ _ ^ )
質問への回答になったでしょうか?
Posted at 2005/09/26 21:44:15 | |
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CarAudio | 日記
2005年09月26日
+側電源配線を強化する、太くて柔らかい配線を使うということは、機器が持つコンデンサへの充電をより早く行うためとも解釈できると考えます、私は。
Audio機器では、その動作をより安定させるために、より大きなコンデンサを搭載しています。 昔はホームのAudioでは「コンデンサとトランスの大きなアンプを買え」なんて言っていたとか言わないとか . . . . . 。
基本は車載品でも同じです。 より大きな、より充放電特性の良好(適切)なコンデンサを搭載することで、機器の動作を安定させるように コストがかけられています。
機器の中には、特性の異なる複数なコンデンサが搭載されています。 その特性の違いの一つは充放電特性です。 充放電をゆっくりと(反応)する低周波向けコンデンサ。 充放電をすばやく(反応)する高周波向けコンデンサ。 ここでいう高速は、Audio帯域での高速ではありません。 Audio帯域を再生するために機器内の電気素子達が動く領域での高速帯域です。
それぞれのコンデンサ(につながっている回路)の充放電は、それ以外なコンデンサ(につながっている回路)へのノイスに他なりません。 それらのノイズを抑えるためには、より高速な電流供給を電源配線から行う必要があります。
結果、100円/m の配線では事足りず、1000円/m になり、5000円/m になり、さらに ・ ・ ・ ・ ・ 泥沼にはまっていくんですね ( ^ _ ^ )
太ければ良いってわけでもないですよね。 どう配線をすれば効率が良いのか。 次回です。
Posted at 2005/09/26 20:39:08 | |
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CarAudio | 日記
2005年09月26日
各機器は、電源配線ではなく コンデンサから電流の供給を受ける。
少しだけ正しく表現すると、電源配線から電流の供給を受けるよりも先に コンデンサから電流の供給を受けてしまう。 これは何故かというと ・ ・ ・ ・ ・ ・ 難しいです . . . . . 。
電源配線よりもコンデンサの方が、電流が流れ易いと考えてくだい。
電源配線側は、近所にある子供達が遊んでいる公園の滑り台。
コンデンサ側は、有料なプールにあるウォータースライダー。
この電流の流れ易さのことは、抵抗(インピーダンス)として表現できます(されます)。
各機器の電流の食い方(消費の仕方)は短い時間で見ると一定ではなく、普段はほとんど消費しなかったり、時々 ドッ っと電流を消費したりしています。
短い時間(過渡的)というのは 10^-6秒 とか 10^-9秒 とかです。
ドッ っと消費した電流は、コンデンサから高速に供給されます。 もしもコンデンサを持っていなくて電源配線だけしかつながれていない場合には、ドッ っと電流を消費してもゆっくりしか電流は供給されてこないため、機器の電圧は スコッ っと下がります。短い時間でも スコッ っと電圧が下がってしまうと機器は機能を停止してしまいます。
コンデンサを持っていれば、例えば ドッ っと消費する電流が、コンデンサに溜まっている(溜められる)電流の 5% だとすると、13Vだった電圧が 12.3V まで下がるだけで済みます(ちょっと嘘 m ( - _ - ) m )。
ドッ と消費した後は いつもの電流しか消費しませんので、電源配線からの供給で機器は正常に動作します。 そうしているうちにコンデンサは電源配線から充電され、機器の電源電圧は 13V へもどります。
Posted at 2005/09/26 20:19:36 | |
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CarAudio | 日記
2005年09月22日
その11 . . . . . いいかげんにせなかんね。 でも、このネタは結構深いんですよね。
電流をたくさん流せるように。 それはきっと正しい。正しいと信じて考えれば ・ ・ ・ ・ 目には見えないですからね、半分は推測になってしまいます。 って言いますか、見方によってはそうとも見えるってことなんですが ぅぢぅぢ.......
底力が大切、前にも書いたことですがこれ大切です。
車載機器に限らず、ほぼ全ての電気機器には電源配線の接続端付近(or電源ユニット付近)にはコンデンサ(容量)が接続されています。電気の流れる順番としては、電源があって、コンデンサがあって、それから基板上の各種回路があります。
ここでのコンデンサは、最近流行な アンプとかの近くに接続されている 1.0F(ファラド)とかの化け物のようなコンデンサのことではありません。どの機器の中にも最初から入れられているコンデンサのことです。試しに何かのユニットの蓋を開けてみれば必ず発見できます。
お勧めはできませんが、例えばこのコンデンサを外してしまうと、どの機器でもほとんど正常には機能しなくなってしまいます。勿論、ちゃんと電源配線を接続して電圧(電流)を供給した状態なのに正常には機能しなくなります。
何が起きて異常になっているのかと言えば、電圧が揺れてしまって異常になっています ・ ・ ・ ・ ・ 見えないと何言ってんだかわかんないですよね。 オシロでも使えば ・ ・ ・ ・
少し誤った表現かもしれませんが、機器への電圧(電流)供給は、コンデンサから行われています。
電源配線に伝わってくる電圧は、コンデンサへ電流として流れ込み、コンデンサに貯まった電流が、必要に応じて機器に流れ込んでいます。
機器へ流れることで減ってしまったコンデンサの電流(電荷)は、電源配線から供給(充電)されます。
何故に機器へは直接に電源配線から電流が供給されるのではなく、コンデンサから供給されてしかうのか? それは機器から見ると、電源配線よりもコンデンサの方が 過渡的にはインピーダンスが低く見えるからです。
つい、単語でごまかしてしまっているように自分でも思える "インピーダンス" だの、"過渡的" だのと分かり難い表現を使ってしまいました。 この部分、次回に何かに例えながら表現できればと。
Posted at 2005/09/22 21:11:35 | |
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CarAudio | 日記
2005年09月22日
何故 +電源配線を強化するのか?
もしかすると様々な理由があるのかもしれませんが、私の理解の範囲では、シンプルに より多くの電流を機器に送り込むため なのだと思っています。
何故に多くの電流を送り込むことのできる配線を使おうとするのか?
機器で必要な最大電流量は決まって(設定されれ)いて、ユーザーが何気なく触れることができる場所に配線された+側電源配線に接続された車載機器では、「ほんとにこれで?」と思えるほどに細く硬い線が使われています。そして実際に それで十分なものです。
連呼になってしまいますが、では何故に多くの電流を送り込むことのできる配線を使おうとするのか?
「ものすご~くハイパーなアンプをつなぐから!」それもその通り、一因だと思います。
電源電圧13V程度で、スピーカーのインピーダンスは4Ω、ほいでもってハイパワー150W!・・・・・50Wすら出力させる人はいないでしょうけどね ( ^ _ ^ ) 単純に中学校の理科で習ったオームの法則で考えても、その50W時の音声信号の波形は想像つきますもんね。聞けたもんじゃないですよね。
ハイパワーなアンプを否定しているわけではありません。
底力があるから綺麗な波形を再生することができるんです! アンプにつながったスピーカーケーブル、そのケーブルにぶら下がった不要な容量成分。 インピーダンスは4Ωだと記載されているのに、音は良いけど効率の悪い 負荷の重いスピーカー。 そんなものを綺麗に駆動再生するにはそれなりのパワーは必要です。
でも、それだけでは少し、ケーブルにお金をかけるには寂しい理由と私は思います。
Posted at 2005/09/22 09:56:08 | |
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CarAudio | 日記