可愛 可愛い キャロルちゃんに付けた 温度計付き電波時計 ( SEIWA W852 ) 。
前回の関連ブログで、GND系の不安定しかないだろうなとの一応の結論に至りましたが、
「 でもそれは嫌だな、他の原因であってほしいな 」
と願っているところに
「 電池が劣化してくると表示が不安定になる 」
との情報をお友達から頂いて、それであって欲しいと願いつつ電池の交換をしてみました。
結果、
車内温度は実際よりも10℃以上も高く、車外温度はLo表示頻発。
残念ながら私の買った個体には効果がありませんでした (;_;
それからほぼ1週間、様子見という名の放置プレー。
数日経てば安定するかもとの淡い期待は捨て去るしかない様子 。 。 。
で、嫌々ながらも決心して分解をするわけであります。
でも、3千円程度の製品では基盤交換以外で修理が可能なケースは少ないのであります。
手元にあるのは、電圧とかが測れるハンディーテスター と ハンディーのLCRメーターだけ。
なんて悲しい (;_;
パカッ っとな。

メインの石はどれも触れないように黒いそれで覆われている。
フタの方には電波時計のアンテナだけ。
基盤にも触れられるようなデバイスは無い。
基盤の裏は、何も無し。

電源とGNDの引き回しだけ追って、あとは表に集中。
お年寄りな私の目では、な~んにも見えないので、スタンドアームの付いた拡大鏡で覗きながら悩むわけです。

拡大鏡は3つ ( 3種類 ) 持っている。 なんてりっぱなお年寄り (;_;
ピンセットで、基盤上のゴミをつまんで捨てたり、「 なんじゃこれ? 」 って持ち上げたり
ん~、総じて半だ付けが下手だ。 小学生の工作じゃないんだからさ (-_-メ
イモになっていて判断できない箇所は 融かして付け直して、何かが付着している
ところはカリカリ削って、テスタで導通診ながら、ん~ ・ ・ ・ ・ ・ 色々と下手過ぎる。
もしかして新人研修かなにかで作らせた個体?
カリカリ修正多数 + 半だの付け直し数か所 + 明らかに跳んでいるコンデンサの交換1ヶ。
これ以上は、全部外して付け直した方が早いってことにして、フタを閉じた。
電池を入れて、リセットボタンを押して ・ ・ ・ ・ ・ 外気温表示 = Lo (-_-;
1分ほどで通常の温度が表示された。
センサーを部屋の窓に貼り付けて5分ほど監視。
次にセンサーを冷凍庫に入れて5分ほど監視。
まぁまぁ妥当。
キャロルに戻す。
配線を車内にまわしている間に 時々 Lo 表示になったが、すぐに戻る。
走らせてみた ・ ・ ・ ・ ・ 車外気温 Lo 表示、復帰せず。
車内温度は、あいかわらず30℃付近。 実際より10℃は高い。
これは もっと
根本的な原因があるんじゃないかい?
再び分解 (-_-メ
車内用センサー と 車外用センサーを入れ替えてみた。
表示も そっくり入れ替わった。
車外温度表示は、やっぱり実際より10℃は高い。 異常だね。
車内温度表示は、Lo になったり、それっぽくなったり。 異常だね。
測定用 ( 業務用 ) の熱電対と違って、異様にセンサ部?が短いというか、ごく先っぽだけ。
もしかして、熱電対じゃないのかな?
基盤との接触不良 ( 断線 ) を期待して、元々の車外用センサーの配線を基盤側 10cmほど切断してつなぎ直す。
数字が表示されている時の温度表示は短くする前と同じ。 そして間をおいて Lo表示。
元々 3mある配線を動かない様に固定して様子を観るが、症状は変わらず。
数字が表示されている状態で、センサ部 ( 先っぽ ) を指ではじく。 Lo表示になった。
ん~ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・。
車外センサの先っぽ側 10cm ほどで切断して、車内用センサをつなぐ。
30℃付近を表示。 異常だけど、安定はしている。 ど~やっても Lo表示にはならない。
基盤上の 車外/車内 接続箇所を入れ替えてみたが結果は同じ。
車内用センサー と 車外用センサー、どっちも不良???
樹脂の覆いをカッターで削りながらセンサ部を剥き出しに ・ ・ ・ ・ あっ、削っちゃった (0_0;
こうして、私が買った SEIWA W852 は、純然たる
ゴミとなりました m(_ _)m
あっ、電波時計は正常だったし、今も生きてはいるね。。。
でも廃棄。
あ~面白かった (;_;