2021年07月17日
探偵さんの助手なわけですから ( 違うけどね )、信用調査の一部を先輩からレクチャーされた。
とはいっても、
アルバイトがアクセスする権限を与えられるはずもないと思ったので、記憶しないように説明を聴いていた。 ヘタに覚えてしまったら、見たくないものを見たくなる気がして (=_=;
( 私よりは はるかに ) 若い女性の先輩から
「 現実味がわくように、どこか具体的に見てみたいホテルとか会社とかありますか? 」
ときかれたので、例のブラック零細を指定してみた。
勿論、スパイからの密告情報なんてものが現実には存在しないのだから、いつか使えるかもしれないってことで公にされている細かな情報を常時監視して地道に集約したものなのだろうから必ずしも正確ではないだろうけど、確かに現実味がわいた。
ただ、
過去5年間分の年間総売り上げらしき数値を視て、首をかしげた。
. . . . . んっ ( ̄_ ̄?
金額が合わないというか、安定し過ぎている。 ブラック零細だからセキュリティーなんて概念も希薄で、複数の帳簿が存在していることを知っていた。
でも、私の知っているどの数字とも違っていた。
そもそもが、私の在籍期間は4年。 だから5年分のデータなら、私の存在 有→無 or 無→有 の変化が少なくとも5年間の前半か後半のいずれかに見て取れるはず。
いかんせん零細だから、私の売上分は年平均で、会社総売り上げの 1/4 を占めていた。
2年目だったか3年目だったかの年度決算月に社長が
「 久しぶりに〇億円を超えた (^_^ 」
と満面の笑みで言っていたことを覚えている。
入社時に社長から 「 いくらほしい 」 と訊かれて、
「 何人かいらっしゃる課長達の中で一番安い人と同じ金額でいい 」 と答えておいたら、
最初の給料明細に印字されていたのは、高卒初任給の全国平均額と同額であった。
流石にこれはないだろう・・・ と思ったが、長居する気は無かったので、まぁ。
翌年も同額だった。
実績として1億引っ張ってくる奴に高卒初任給は無いだろう (-_-メ
勿論、単なる売上であって利益ではない。 それでも 利益率が5%未満ってことはないはずで、10%や20%はあっただろうに、その利益は誰のポケットに消えたんだ?
2年が経って 「 そろそろ辞める 」 と申し出たら、引きとめられた。
「 だったらせめて給料を2倍にしろ 」 と言ったら、無理だと。
「 じゃー、せめてとりあえず1.5倍に 」 と言ったら、しぶしぶ。
4年が経って辞めた後、一応は気になって視ていたが、翌年の売上は1億以上減っていた。
なのに、
それらが一切まったく反映されていないデータが公表されていたってことになる ( ̄□ ̄;
流石はブラック零細である。
私が辞めた後に、経理の幹部が辞めている。
表向きは円満退社だが、( 聴こえてきた話では ) 実態は懲戒解雇相当である。
やらかしていた張本人に見えそうだが、泥をかぶったとの見方もある。
でも別なことを 小さなことから大きなことまで本当にやらかしていたのも事実。
※こうして書いてみると、ちょっと面白いな。
. . . もう時効だし、フィクションのような面白い話には
. . . 事欠かないブラック零細だったから、私のいた4年間での面白話を
. . . ちょこちょこ たまに書いてみようかな(笑
にしてもやはり、
知らなくもいいことを知ってしまうのね。
決して面白半分で扱ってはいけないツールだということが、よ~く判った。
ただ少し残念なのは、覚えようとしなかったせいで、本当に聴いた説明を覚えていないこと。 外部からの情報は、メモか写真でも残しておかないと記憶から呼び出すこともできない。 自分がやらかした事は忘れたいのに忘れられないんだけどね・・・。
分かっちゃいたことだけだけど、こう物覚えが悪い私は探偵には向いてない ( T _ T
Posted at 2021/07/17 05:48:13 | |
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探偵さん助手のプー太郎 | 日記