2024年07月24日
まだ名義は残っているけれど手元から消えた3号機 ( NBロド ) の任意保険を手続きにMディーラーさんへと行ってきた。
平日でお客さんが ( ほぼ ) いなかったので、ついでにCX60の試乗をしてきた。発売から随分と経って既に中古車すら出回るようになっているけれど、私にとっては初めて乗り込む最新型車(笑
運転席に乗り込み、エンジン始動。 ここまでは隣に座る営業さんに訊ねなくてもできた。
が、
さっそく、手順としての操作方法について訊ねた。
サイド ( パーキング ) ブレーキって、どうやって外すの?
発進したら自動で外れる . . とのこと。
なるほど ( ̄_ ̄;
続く説明によれば、座席と舵輪は自動で設定される . . とのこと。
操作を営業さんにまかせ、問われた身長だけを答えた。
舵輪が、チルトとテレスコが自動で少し動き、
座面が、自動で高くなり、
座席が、自動で後ろに下がり、
背もたれが、自動で少し寝た。
右足がアクセルペダルに届かなかった (;_;
自動を保留にしてもらって手動で少し前に出した。
舵輪を回すと肩が背もたれから浮いた (;_;
背もたれを少し起した。
その状態で、設定を登録してもらって完了。
私の座高が身長に対する標準よりも だいぶ高いということをMazdaに突き付けられた ( ̄_ ̄;
サイドミラーも自動で調整されるの? . . と問うたが、
No . . とのこと。
ルームミラーも同様とのこと。
手動で調整した。
さて、発進。
駐車場からバックで うにうに 出そうと首を振って周囲を見渡すが、視線が高過ぎて周囲の様子が解からない。 下方の死角が360° 多過ぎる。 同様な形状のボデーなら各社同じだろうけど。
我が2号機 ( DJデミオ ) で慣れ親しんでいるカメラによる360°ビューが装備されていたので、ダッシュボード中央にある横に大きく広がったモニターを見ながら 周囲の障害物?を避けながら後退でスタート位置まで移動した。慣れだろうけど、360°ビューがあれば狭い所でも安全に取り回せるね。
確認をすると、ヂーゼルturbo+電動モーター のハイブリッド車両とのこと。勿論、4WD。
ならば、あまり発進時のエンジンに着目する必要はないな . . との認識で発進。
少しの間、自分でアクセルペダルを踏んで走らせた。
モーターのアシストもあるのか、余裕をもってスムーズに進んで行く。
走り始めると、後輪の位置は伝わってくるのだけれど、今一つ前輪の位置が伝わってこない。視界で補おうとするが、前方にはやけに長いボンネット (-_-
無駄に長いとしか思えないのだけれど、ロングノーズ ショートデッキ . . だと隣で営業さんは仰る。
乗り心地は良い。
直進安定性も、勿論 問題無い。
ただ、妙に大きな上下動が気になる。
持ち上がる時間は、まぁ しゃーない としても、
沈み込む時間には もう少しダンパーに仕事してもらってもいーんじゃないの? と思う。
背もたれを立て気味にして座る私としては、沈み込む際に腰に負荷を感じる。
タイヤが路面から浮くはずはないのだから、脚が伸びてボデーだけが浮き上がった状態のはず。ボデーが浮いている最中のブレーキ操作への時間差 ( タイムラグ ) を懸念してしまう。
あと、やっぱり 沈み込みで腰に ずーん とかかる負荷が嫌 ( ̄_ ̄メ
赤信号 ・ ・ ・ ・ ・ す っと止まれなかった。
停止寸前に下手くそな ぐぅん と止まるブレーキ操作になってしまった。
次の赤信号でも同じになってしまった。 難しいぞ ( ̄□ ̄
ACC を ON にして、右足をペダルから外した。
操作は2号機とまったく同じ。
ただ、設定速度は 1km/h 毎に設定できる。 他車種もそうなのだろうけど、2号機では5km/hステップでしか刻めないので 高級なのはいーな~ と思ってしまった。
幹線道路を外れ、毎度の試乗コースである小さな山越えルートへと入った。
まだ平らな道をACCだけで進む。カーブでは何の修正舵も要らずにスムーズに曲がっていく。当たり前かもしれないけど、好印象 (^_^
登り勾配にさしかかり、少し意地悪のつもりで速度設定を 50km/h に下げた。
タコを見れば、1千rpmと少し だけ。
何速に入っているのだろうかとパドルを操作すると 7速 と出た。
隣の営業さんに 何速ミッションなの? と問えば、8速だ とのこと。
5・6・7速 をスムーズに切り替えて、登り勾配ないくつかの緩やかなカーブを抜けていく。
油圧トルコンではなく機械式クラッチだ . . とのこと。
モーターによるアシストもあるのか、本当にスムーズに自動変速が繰り返されている。見事だ。これでもし10万km 故障しなければ、本当に素晴らしいトランスミッションだ (^_^
頂上を超えての下りからは、勾配とカーブ ( 曲線半径 ) がキツくなる。
ここから先は、1号機 ( Euro-R ) で不安の無いカーブの侵入速度は60km/hってとこだったはず。ちょっとだけ優しく、ACCの設定を55km/hくらいに設定。
1つ目のカーブの出口までは何ら心配がないだろう。苦しくなるとしたら、1つ目のカーブから連続する逆方向への2つ目のカーブへの切り返しから。もしも無理を感じたら、切り返し直後にブレーキを踏んでも危険は無い。
右足で床を踏んだまま、1つ目に進入。
我が2号機でなら、Gベクタコンが働いても設定速度から2~3km/hしか減速しない。
が、
1つ目のカーブ旋回中に グーゥ っと穏やかに減速が生じ、切り返しで速度保留し、2つ目を抜けてから加速が始まった。その先も同様に随分な加速と減速がカーブ毎に自動で行われた。
舵輪操作しかしないまま、Uターン可能な道路脇のスペースまで来た。
ブレーキペダルを踏んで減速開始。
これがACCを起動してから最初のブレーキ . . . これは凄いぞ (0_0
Uターンして、今度は登り勾配となる復路。
ACCの速度設定は変えずに復路をスタート。
往路で走ってきたし、登り勾配だし、余裕を持って速度を確認しながら走らせる。
カーブ毎に違うが、進入して、グーゥ っと穏やかに 10~13km/h も減速し、旋回を終えると加速が始まり、再び旋回中に グーゥ っと穏やかに減速し、旋回を終えると加速 . . を繰り返した。
凄いな。
何を入力として速度調整をしているのだろ?
我が2号機に比べると、速度制御が各段の進歩をしている\(^_^)/
突然に裏切りが生じない限りは、これは安全だ。
ヂーゼルだから エンブレだけで減速をしているとは考え難いが、なんとスムーズな減速と加速なのだろう。これは素晴らしい。
信号機のある交差点まで、ずっと右手の親指だけで速度調整をした。
速度制御の他にも、色々と そっと さりげなく 何かしらの制御が介入しているらしいことは感じる。 この 素晴らしい と感じている状態は様々な制御の恩恵あってのことなのだろう。
あれっ? ACC機能マークの横に 舵輪のマークもある。
もしかして、レーンキープも機能していたの? . . と問うたが、
レーンキ-プが機能するのはもっと上の速度域だ . . とのことだった。
それは試せないのね (=_=;
お店に戻り、
サイドブレーキは どうやってかけるの? . . と問うたら、
エンジンを切れば勝手にかかります . . とのこと。
ボタンを押してエンジンOFF . . . . サイドブレーキスィッチ?んとのに小さなポッチが灯った。
必ずサイド引かれちゃうの? 凍らない?
ケーブルが無いから凍りません
えっ、ケーブル無いの?
ブレーキんとこのモーターで直に絞めてます
後輪だけ?
後輪だけです
左右とも?
左右ともです
それぞれにモーター?
それぞれにです
割高にならない?
今時は軽自動車でもそうですよ . . とのこと。
試乗車の定位置への移動は、営業さんに運転を替わってもらった。
外から様子を観察。
最後のエンジン停止直後に ギュゥ てな音が後方から聴こえた。
なるほど、この音がサイドブレーキをかける音なのね。
外から見易いからということで、並べてある軽自動車のリアタイヤハウスを覗き込みながら説明いただいた。 ブレーキユニットの後端に見慣れない大きな突起。一応の防水状態でモーターが入っていて、仮に水気が入っても走行中の熱で乾くから 凍って動かなくなるほどのベチャベチャにはならないのでは . . とのことだった。
なるほどねぇ~。
走行中にサイドを引こうなんて思わない限りは、これでいいんだわね (-_-;
ケーブルが伸びるも切れるも、モーターが壊れるも、確率は変わらない?
でも、部品代・組立工数・メンテ工数、どちらが高額になるのだろ?
試乗を終えて思うのは、
・ 高額にはなるが煤での劣化を抑えるならハイブリッド車を選択だろう。
・ 視線が高いのは良いとして、長いボンネットは邪魔。
・ 過度な上下動が いただけない。
・ ACCの制御が素晴らしい。
となる。
総じては、とても良いクルマだ。
営業さんが仰るには、過度と感じる上下動も初期型に比べれば改善されたのだとのこと。ということは、あの上下動が何かしらに必要ってことなのか? 加速度センサーでも仕込んで、その出力を何かの制御に使っているとかなのか???
懸念としては、
運転手から離れて何だか盛り沢山な制御がスムーズに行われているようなのだが、北海道の真冬でもそれらが停止することなく機能するのかな?
我が2号機では、真冬にインパネがオレンジ色のインジケータ点灯しまくりで賑やかになる。
なんやかんやのセンサーから取り込んでいる車外からの情報が消えてしまった時、素になった車両は運転手にどれくらい優しいのだろ? それが判らないと反って盛り沢山な制御による恩恵が怖くなる。普段の恩恵が大きいほど、それが消えた時に運転手が耐えられるのか不安。。。
剣淵試験場からの意見をどこまで取り入れているかだよね。
DJでは、ほぼほぼ無視したとしか思えない車両になってしまっている。その方向では、デミオの名を奪われるとともに改悪になっていると思う。
雪や凍りに備えなければならない地域は、輸出先でも多々あるよね。
最新型は、ど~なんでしょ?
それでも、ACC制御の素晴らしさが印象に残った。もしも私がCX60を買ったら、現2号機以上に自分でアクセルペダルを踏む時間が短くなるだろう (^_^
Posted at 2024/07/24 06:56:38 | |
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本当に独り言 | 日記