月に一度のお勤め、道東往復。
1号機 ( Euro- R ) が冬眠したので久しぶりに2号機 ( キャロル ) で往復。
久しぶりだー、 怖いなー、 疲れるだろうなー、 何が起きるかなー。。。
昨夜の天気予報は 「 聴かなかったことにしておこう 」 と思えた内容。
10分ほど暖気して、車内が少し暖まった午前5時に出発。
庭先では気にならなかったんだけど、住宅街から出たら吹雪 (-_-
けっこう雪の密度が高かったので、ハイビームは光が散ってしまって使用不能。
ロービームで何となく前方と路肩を確認しながら進む。
40km/h以上出せなくて、「
断念して引き返そうか? 」 なんて思ったり、
「
いやいや、真冬はこんなもんじゃない。 毎年どーやって走ってたんだっけ? 」 なんて馬鹿なこと思ったり。
どうにか慣れてきた ・ ・ ・ ・ ・ なんて油断してたら、
1台分だけ見えていた先に通った車のタイヤ跡が右に曲がっていて、
「 んっ? 」 と思い、ブレーキを踏んでABSを作動させた。
他は怪しいけどABSだけは確実に作動するキャロルちゃん。
曲がれないけど、驚くほどにちゃんと止まれるキャロルちゃんのABS (^_^;
徐行しつつ見渡せば、道は真っ直ぐ。 曲がって路肩を超えた先は細い農道に乗り入れていた。
右が道なりだと思っていたら、ちょっと怖いことになっていたかも。。。
ようやく夜が明け、相変わらずの吹雪だし、薄暗いけれども視界は随分と良くなった。
対向車も通る様になり、進行方向に自信を持てる様になって一息つけた頃、幹線道路に合流。
先行する大型トラックの荷台天ぺんに点いた赤灯を目印にしばし走る。
トラックの巻き上げる雪でかえって視界が悪いという説もあるけれど、距離をとったところで視界が無いことに違いはないわけで、何も見えないよりは目標物が見えていた方が安心できる状況もある。
見失わない様に付かず離れず大型トラックを追うが、大型トラックなら軽自動車が かま掘っても、きっと気が付かずに走り去ってくれるに違いない ・ ・ ・ ・
なんて都合の良いことを思い込んで少し気楽に走る m(_ _)m
ちょっと贅沢をして、旭川の手前、深川市から道央自動車道に乗る。
下道よりは視界が良くて走り易いのだが、登り勾配で速度が上がらない。 80km/hは維持しようと思っていたのに、70km/hまで下がる。
エンジン回転数は3500rpmを超えており、これ以上は回したくない。
キャロルちゃん。 最大トルク発生回転数は 4000rpm 、最大出力発生回転数は 6500rpm。
4000rpm超えまで回せば 80km/h を維持できるとは思うけれど、それをやると1号機並みの燃費になってしまうから躊躇する。
さらに勾配がきつくなった様で 60km/hまで下がってしまったが回転数は 3500rpmが維持されている。 ということはCVTが嫌がってるってことね。。。。。
後続車が来ないのをいいことに、制限速度を下回る 60km/h で登る。
なんとか登りを終え 下りに突入し、80km/h を回復。
エンジン回転数を ちら見しつつ、後続車のヘッドライトに注意しながら、エンジン音が苦しそうじゃない ギリなところを探りながら走る。
横風が強くて真っ直ぐ走らないけれど、微妙にアクセルを踏み増して車の挙動を安定させようとしたところで、そんな微妙な動きは 電スロと CVT制御と エンジン制御に無視されて何の反応も反ってこないことはこの17ヶ月で嫌ってほど分かっている。
だから、あきらめてボブスレー ( 北海道でいうところの舵の付いていない樹脂製のソリ ) に乗る様なつもりで フラフラ と走らせる。
有料区間を過ぎ、無料区間に入っても雪と風は収まらない。
そろそろ AM7時だってのに こんな視界。

デジカメだから肉眼よりは 視界が開けて映る。
冬場は、長いトンネルの中は 運転手のオアシス。
出口は怖いけど、中は 滑らないし ・ 風もないし ・ 少しだけ暖かいし (^_^
赤丸の中にトラックが居るはずなんだけど、見えない。
時折、
SF映画の光学迷彩の様に 何かがそこに居るって感じに空間が歪んだっぽく見える。

レーダーオートクルーズを装備した車なら安心して近づけるのかしらね (^_^?
下道に下り、道沿いのコンビニに寄った。
おにぎり と 温かいお茶を買い、コンビニ近所の 小さなJRの駅の 誰もいないロータリーにキャロルを停め、しんしんと降る雪をフロントガラス越しに眺めながら食う。

そして思う。
36キャロルは良い車だと思う。
わずか 658cc の小さなエンジンだけど、吹雪の中でもちゃんと走ってくれる。
足元は寒いけど、外とは比べものにならないほど車内は暖かいし、運転していて凍えはしない。
気持ち良く走らせてやりさえすれば、25km/L くらい走る 好燃費。
燃料タンクが小さく航続距離が短いけれど、きっと今時は皆さんスマホで開いてるスタンドを検索できるんだもんね。
驚くほどに小回りがきくし、街中を走っていて腹を擦ったこともない。
外観は素晴らしい。コストをかけずにこんなにも綺麗なボデーを生める技術とセンスは素晴らしい。
バネは硬いしダンパーは緩い。 私の好みじゃないが、設計者のターゲットは私じゃない。
ハンドルも インパネのスィッチも遠いけど、設計者のターゲット体型は私のじゃない。
これだけの自動車を、スズキさんは 4駆を100万円で出して、スズキさん自身も 販売店さんも ちゃんと利益を出せている。 それって驚異的に素晴らしいと心から思う。
私が運転するにあたっては、
体型も走らせ方も、設計者からみれば私の方がイレギュラー。 私の方から車に合わせていかなければいけないだけの話であって、たぶん アルトバンなら私の体形でも合っているのだと思う。
ただ、本当に疲れる。。。。。
来春、1号機 ( Euro-R ) が冬眠から目覚めるまで、少なくともあと4回は キャロルで道東往復をしなくてはならない。
昨シーズンよりも辛いと感じるのは、今年の夏場の過ごし方があまりにも不健康過ぎたってことなんだろうな (;_;
で、
数百キロ ・ 数時間を走った先で、コンビニ や何かしらなお店に寄ったついでにちょっと小便をさせていただくことがある。
用を足しながら 「 あれっ、ちょっと大もしたいかも 」 なんて思って個室も使わせてもらうこともある。
腰を下ろして、便座にヒーターがはいっていたりすると 「 何か余計に買わせていただかなくては 」 なんて思うほどに嬉しいときもある。
で、本日は

何処の街でも同じ物を同じ値段で買える こんな物を買ってしまいました。
わざわざ数百キロ ・ 数時間を走った先で買わなきゃならない物ではないのだけれど、嬉しいと思ってしまったんだからしょうがない。
便座が温かかった記念鍋 (^_^v
噴きこぼれ難いって書いてあったけど本当かな?
何故か 鍋の形状に合わせた ザル 付き。 このザルは便利なの?
これですね
→ DCM online _: http://www.dcm-ekurashi.com/goods/381623
ラベルはちょっと違うけど、ホント、何処ででも買える(笑
最初は、記念にワイパースタンドを買おうと思って探したんだけど 見つからなくって。。。