30~40年前には わりと当たり前だった民間企業の
お盆休み。いつの間にか
お盆休みを設定しない企業も増えたと思いますが、夏場は全域が観光地と化す北海道では 来道者で今週はずっと連休の雰囲気がしているっぽい。
そんな 平日ど真ん中。
雨ならねぇ . . . 晴れてるんだもんなぁ . . . さて、何処へ行こ?
お盆なぁ . . . 爺婆だよなぁ . . . あの婆様は今年もまだ?
苫前町に
ドライブインさわ という店がある。
もう何年前になるだろうか 、
burnerさん に案内いただいて、
nobunobu33さん ・
ぐっぱサトさん ・ 私 の4台で立ち寄ったのが私の初回。
分厚い
豚カツ定食の他は、カレーライス・ラーメン・丼物・定食など見慣れたメニューなお店。
少なくとも見た目は随分な年齢の婆様が1人でやっているお店なので、知らぬまに閉店している可能性は まったくいっさい否めない (=_=;
念のためにネットで現存しているのかを確認。
結果、
まだお元気らしい。 ただ、
クチコミを読むと酷い。
頭の2~3件は高評価だけど、その下にボロカスな書き込みが続いてる。
最新の低評価は数日前のもの。
低評価を要約すると、
婆ぁの態度が悪い の一点集中。
解からなくはない (-_-
でも、私が行った3回目だったか4回目だったかの時も・・・
先客はおらず、入店してすぐ厨房へカウンター越しに
私 : とんカツ定食をお願いします
婆 : うちのは時間かかるよ。いーかい . . . [ 常に大きな声(笑 ]
はい 、いーです 、待ってます
あんた初めてじゃないよね
はい、何回か寄らせてもらってます
前は一人じゃなかったよね、同じクルマ何台かだったよね
はい、最初は4人で来ました
元気かい
おかげさまで元気です
他の子は? . . . . . [ 貴方から見れば子世代かもだけど(笑 ]
皆さんお元気なようです
良かったね
2年は前なはずのことを思い出すなんて凄いね。
ぶっきらぼうだけど、悪い人じゃない。
受け取り様によっては可愛い婆様である。
お客が何人もいるときには余裕が無くなるようだけど、そりゃ~婆様が1人でやってるんだからねぇ。 それに、特別に美味しいわけではないし、安いわけでもない。 わざわざ見るからに古いボロ家に入ってきて何を言ってるのやら。 あと10kmも走れば 大きくて綺麗な 道の駅 があるのだから、極々標準を求めるのなら そちらへ行けば良いだけの事。 30年前じゃないんだから、今はナビなりスマホなりで情報を拾えるのだしさ。
さて、
天気は良い。 我家周辺での最高気温は30℃との予報。
13時到着を目標に1号機で発進。
まずは給油 . . . . . . 国道沿いの いつものガススタンドで給油は普段と変わらず済んだけど、どちら方向へも車列が続いて道へ出られない。 ここで1分以上も待つなんてのは、やはり平日モードでは絶対に無いな (-_-メ
本当は右へ出たいんだけど、そんな無駄なこともしていられないので左へ出て、早々に右折して目的地方向へと回り込む。
空いている道と言えば、やっぱあれになるよなぁ。
途中までは、ず~っと 車列の中。
緩やかなカーブで先行車達を眺め、抜き去ることは諦めた ( ̄△ ̄
某交差点。
ほぼ全台が左折していき、先行車が随分と減った。
その先の某交差点。
私を除く全台が右折していき、私の前後から他車が消えた \(^_^)/
その後しばしして前方に軽トラが見えたので減速。
軽トラが遅いのは当たり前だと よ~く知っているし、途中で脇道に入って行くであろうことも予想できたので この車間を維持して進んだ。

それでも、軽トラにしては頑張っている巡航速度であった。 私は、軽トラをあんな速度で走らせたら疲れてしまう ( ̄△ ̄;
軽トラは、とんでもなく狭い道へ左折して行って消えた。
小さなSLが置かれた広場前を抜け、先行車に出くわすこともなく
やっぱ い~タイヤだなぁ (^_^
と堪能しつつ進んだ。
ようやく片手を放せるとこまで来たので1枚。

無理することなく、有りがちな制限速度
+20 での巡航を目安に進む。
そうして、
毎度のT字突き当りまで来た。
今日は左折 . . . . あれ? 凹んでる?

標識までは5~6mくらいの高さかな?
大きな熊さんが頭をぶつけたか?
身長5mの熊さん . . . . . グラップラーベア?
最近は暑いからねぇ。
1頭くらいは いても不思議じゃないかもしれんわねぇ。。。
左折して、そのまま日本海に突き当たるまで道なりに進んだ。
日本海沿いを南下開始。
突き当たってから10kmも南下せずに
ドライブインさわ の前に到着。
昼時は終わろうとしているのに繁盛してるね。
寄らずに帰ろうかとも思たけれど、ハイエースが食品会社のだったから少しだけ待ってみた。

ランクルの左隣は、大型トラック用の駐車スペースなので、置くと婆様に注意される。
ちょっとだけ待っていたらハイエースの運転手さんが戻ってきて走り去ったので、ランクルの隣の隣の黒の右隣にアコを駐めた。
店内にテーブルは6卓 ( 小上がり2卓 ) だったはず。
先客は、4輪が3台 と 2輪が2台。2輪は荷物満載だね。
5卓に先客が座っていても、1卓は空いているはず。

4輪は3台とも地元ナンバーだったけど、2輪は違うよね。 よくも わざわざ こんなボロ屋で飯を食おうなんて思ったもんだ ( ̄▽ ̄;
よほど嫌な事があったのか、入口に貼られた白い紙の中に
店内撮影禁止 らしき旨なのだろうと思われる文言が書かれていたので、スマホも車内に置いて店に入った。
入る前に 後方を1枚。

海が凪いだ夏は綺麗なんだけどねぇ。
荒れた冬は・・・
店内は、小上がり2卓はびっしり8人。
厨房前のテーブル2卓は、それぞれにおじさんが1人ずつ。 服装から2輪の人達だと判ったけど、知り合い同士ではなかったのね (=_=;
入口から入った早々の、テーブル2卓をつなげた8席には、入口近々に女性が向かい合って2人。 私は、テーブルがくっ付いてはいるけれど一応は隣であろうテーブルの、女性から1席空けた席を確保した。 たぶんここなら向かいに後から来た客が相席し易いだろうし。。。
待っていても婆様が来ないことは重々知っているので、
厨房へカウンター越しに
私 : とんカツ定食を一つお願いします
婆 : 順番に作てるからけっこう待たせるよ
はい 、いーですよ
うちの とんカツ は時間かかるよ。待たせるよ
はい 、待ってまーす
それ以上は言ってこなかったので、雑誌を取って席に座った。
じっと雑誌を読む . . . TVはNHK教育が選択されているらしい。
じっと雑誌を読む . . . 静かだ。
じっと雑誌を読む . . . 冷房なんて無いけれど暑くは無い。
じっと雑誌を読む . . . 時折 女性2人が小声で話す他は皆無言。
10分くらいが経っただろうか。 追加で2名来店。
婆様が小上がりのお客に
婆 : 食べ終わった? ちょっと空けてくれない
小 : いーですよ
8人は2台に分乗して来た知り合いだったららしく、食い終わっていた人がクルマに退避し、まだな人達が1卓に集まって食い続けていた。 当然、婆様とも知り合いなのだろう . . . と思う。
新たな客に婆様が、しつこい程に
"時間がかかる" & "待たせるよ" を伝え、それでも待つと言った新客を 先客が空けてくれた小上がりに案内した。
新客は、イントネーションが北海道のどのエリアとも違って聞こえたから、仮に現住所が北海道内でも生まれ育ちは道外であろうと思えた。
それから10分くらい経っただろうか、勿論、新客に水なんか出ていない。 私にも出ていない。
婆 : お客さーん、何食べる? . . . 厨房から声がかかる。
新 : ・ ・ ・ ・
反応が無いためだろうけど、厨房から婆様が出てきて
な~に食べる?
あ、えーと、メニューは・・・ . . . 壁から下がった紙 ( メニュー ) を発見
あわてて注文をすませた新客。
厨房に引っ込む婆様。
じっと2冊目を . . . 小上がりの古客が食い終わってお帰りに。
お金はカウンター上の箱に入れて行ってと婆様が言っている。食い終わったお客が8人分の代金を計算してから、厨房の婆様に確認を求めているが何やら微妙(笑 . . お釣りも勝手に箱から持って行ってと婆様が言っている。
じっと2冊目を . . . 2輪の2人への料理が運ばれたっぽい。
じっと2冊目を . . . 婆様の言葉から、2人ともラーメンらしい。
じっと2冊目を . . . 何故に2人同時だった? 実は知り合い?
その後、食い終わった2輪のおじさん2人は同時に店を出て、店の外でバイクの横で談笑していた。 それなのに何故に2人でそれぞれ別なテーブルに陣取っていた? 微妙な距離感ね。。。
2輪のおじさん達がまだ食っている最中に別なお客が2組来たけれど、婆様からのしつこい程な
"時間がかかる" & "待たせるよ" に折れて諦め出て行った。
じっと3冊目を . . . TVからは外国語講座が聞えている。
じっと3冊目を . . . 隣の女性客達に料理が運ばれてきた。
じっと3冊目を . . . 私にも水がきた。
じっと3冊目を . . . 隣の料理が気になるけれど視線は向けられない。
じっと3冊目を . . . 新たな1組襲来。婆様の言葉にも納得して座った。
じっと3冊目を . . . 小上がりに座っていた新客がぶつぶつ言い出した。
じっと3冊目を . . . 新たな1人襲来。婆様の言葉に早々 カレーを注文。
なるほど、カレーライスなら流石に早いやね (^_^
一方、新たな1組は決めきれずに悩んでいるのか、戸惑っているのか(笑
言葉が道内っぽくない2人が動いた。
小上がりからおりてきて厨房の婆様に声をかけた。
新 : まだ時間かかりますよね
婆 : かかるって言ったよね
・ ・ ・ ・
だから最初に かかる って言ったよね
・ ・ ・ ・
いーよ、食べなくても
すいません . . . . [ 関西よりもまだ西か? ]
そこで黙っていれば帰っていくだろうものを
だから かかる って言ったよね! 先のお客さんを追い出すようなことまでして、私が悪者みたいになっただけじゃない!
すいません
いーよ! べつに食べなくても
厨房 暑いしねぇ。 忙しいしねぇ。
黙っていられないんだろうね。
まだ少しだけ続き、
客が出て行ってから 店にいる全員が聞えてしまうだろう音量で
あ~ 腹立つ!
つい 、少しだけ吹き出し気味に笑ってしまった。
隣でまだ食べていた女性達も
ふっ っと小さく音を漏らして笑っていた。
たぶん、カレーライスのおじさんも笑っていただろうと思う。
緊張してしまったらしい客も2人いた ( ̄▽ ̄
クチコミ に低評価が付くのも解かりはする。
でも、お店の外観通りな婆様だと私は思う。
ボロな外観を目の当たりにしても入ってきたんだから、最後まで楽しもうよ (^_^;
私に とんカツ定食 が運ばれてきた。
とんカツ は、分厚いのに よく揚がっている。文句無し。
味噌汁 も、私は未だに自分で作れないからありがたい。
小鉢は、何だかよくわからない酢の物。
小皿に沢庵が、様々な方を向いて積み重ねられている。
ご飯がね、少ないのよ。 以前、大盛りを頼んだら お代わりしろ と言われてしまったことがある。日によっては大盛りを受け入れてくれることもある。はっきりしているのは、忙しそうな時には余計な注文はしちゃ駄目ってこと。でもやっぱり、ご飯茶碗の大きさのわりに よそってくれる米が少ないんだよな。 そんなとこだけ上品にしないでほしい。
とんカツ の横にキュウリは定番らしいが、厚さが日に寄って違う。分厚い時には5mm以上ある。キュウリの他にキャベツの千切り。その下に大きな葉っぱが敷かれているけど、レタスには見えない。大葉でもない。謎な山菜かもしれないのだが、これも日によって違う。
とんカツ定食 を食っている間に、カレーおじが帰ろうとしていた。
カ : お金、箱 入れとくね
婆 : お釣り 持ってってね
いらん、チップだぁ
駄目! ちゃんと持ってけ
婆様が厨房から出てきてしまい、おじさんと追し付けあいを始めた。
カレーおじ 、まだまだだね ( ̄へ  ̄メ
そこは、
カ : お金、箱 入れとくね
婆 : お釣り 持ってってね
おー、ちゃんと貰ったよ、ごっそさん
と言うだけ言って、お釣りはとらずに札だけ箱に入れて帰ればよいだけのこと。
なんで余計なことを言いたがるかねぇ。。。
とんカツ定食 を食い終わった。
以前は880円だったか 900円だったかなはず。でもたぶん今は値上がりして1,080円とかなんだろうなぁ . . . と思いつつ壁にメニューを探したら 切りよく千円だった。
千円札を1枚 箱に入れて店を出た。
アコに戻って時計を見た。
エンジンを止めてから 1時間20分 経っていた。
うん 、海沿いのボロ家で ゆっくり過ごせた。
あと何年だろうね。
また秋にでもこよう。