今年は色々忙しかったのとやる気もあまり出なかったが、既に夏休みの北海道も終わってしまった。GWのレポを片付けないと北海道に掛かれないので、ようやく重い腰を上げて取り掛かる気力が沸いてきた。バイクでの山陰ソロキャンプツーリングをGWにた~っぷり満喫してきたので、今回もレポを頑張ります。
備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも見ていってください♪
■1日目 4/28(土) 天気:晴れ
走行距離:531.9km
静岡から新東名に入り、東名・名神・北陸道・舞鶴若狭道を通り、天橋立を観光する。そして、丹後半島を1周し、兵庫県豊岡市まで走った。
2018年のGW。今年はどこに行こうか、と考えていた。夏休みは北海道固定なので、GWは東西を1年毎に変えながら出掛けている。
2013年 東北(シルビア)
2014年 九州
2015年 東北~北海道道南
2016年 紀伊半島~四国
2017年 東北
なので、今年は西の番ということになる。と言う訳で、ここ最近全く行っていなかった山陰地方にしようかと思っていた。当然のことながら天気予報次第なところもあるが、幸いGWは天候に恵まれることが多いので、うまくローテーションが組めている。
直前の週間天気予報ではGWの中休み辺りで天気が崩れる予報となっていて、東西どちらも大して天気予報は変わらなそうだ。なら、予定通り山陰を攻めることにして、中休みの天候不良は広島の実家にでも帰ろうかと考えた。そして、広島~山口辺りを巡って、最後の日曜に北九州からフェリーで大阪までワープして、静岡に戻るような計画を立てた。
そこで連休開始前日に実家に連絡し、適当に帰ると伝える。親は既に定年を迎えているので、毎日が日曜の悠々自適な生活を送っている。そのため長期連休は出掛けないので、あっさり了承を貰う。
これで山陰地方に行くことが決まった。事前準備として、キャンプ場のリサーチは欠かさず行っておく。とりあえず初日は、高速メインで日本海まで出て、天橋立や丹後半島を巡って、兵庫県豊岡市城崎温泉近くに無料の海岸キャンプ場があるようなので、そこに泊まる計画を立てて寝ることにする。
前置きが長くなったが、いよいよGWの初日。遠足前症候群が心配されたが、普通に寝ることが出来た。4:50頃起床し、身の回りの支度を整え、前日までに準備していた荷物をバイクに積む。朝食も取らずに頑張ったおかげか、5:30に出発することが出来た。

さて、この距離がどこまで伸びるだろうか。いつもなら費用節約のため、頑張れる所まで下道で行くのだが、今回の山陰地方はとにかく巡る機会が少ない。連休初日なので渋滞も懸念されるし、土曜だから割引あるし、時間を金で買うべき。と判断して、最寄のICから新東名に入る。
ちなみに今年のGWは、気温が高めだという予報が出ていた。なので、ジャケットのインナーベストをどうしようか悩んでいた。結局、暑いのはどうにかなるが、寒い方は生死に関わる場合があるので着てきたが、やはり早朝の高速走行は中々寒くて着ておいて良かった、と安堵する。
順調に進み豊田JCTに近づいたところで、渋滞の名所でもある東名阪道鈴鹿IC周辺は既に10km超の渋滞が発生していた。幸い今回は、伊勢湾岸ではなく名神を進むが、そちらはまだ渋滞が発生していない。新名神が繋がって、愛知県一宮周辺の渋滞は大分緩和されたが、長期連休や週末の午後は、未だに渋滞多発ポイントなので、早めに通り過ぎたい。
とは言え朝食も取らずに走っていたので、腹ごしらえのため東名上郷SAに立ち寄って朝食とホットコーヒーを飲み、高速で大分冷やした体を温める。朝早いせいか、SAの駐輪場には1台もバイクが無かったが、食事して帰ってくる頃には何台か増えていた。皆、連休なのでどこかへ出掛けるのだろう。
上郷SAを出発する際に交通情報を見たところ、一宮IC周辺の渋滞が1km、と表示していた。朝食を食べている間に交通量が増えてきてしまったのだろうが、まぁ仕方ない。1kmくらいなら何とかなるだろう。そこさえ抜ければこの日走るルートで渋滞するところは無いはずだし。
上郷SAを出発して一宮付近になると、やはり交通量が増えて渋滞になってしまった。だがバイクの特権を生かして進んでいたら、すぐ渋滞は解消されたのでホッとする。米原JCTから北陸道に入ると交通量は減って、普通に走れるようになる。賤ヶ岳SAに立ち寄って休憩と、少し早いが給油をする。しかし、流石SAの給油所。下界と比べると約20円/L高くて閉口する。
まぁ仕方なく給油をして、どこまで高速を使うか、を模索する。渋滞も無かったので順調にここまで来れた。私の読みでは、午後一には舞鶴に着いていたいと思っていたので、幾分早く着きそうだ。ならば、前回三方五湖に来た時に、道100選CPとコロプラ土産を取り忘れてしまったので、そこを取りに行こうかと考えた。
考えたら早速実行。敦賀JCTから舞鶴若狭道に入り、舞鶴東ICまで行くつもりだったが、手前の三方五湖SICで降りる。ここは、PA併設で出る前に寄れそうだったので、もう1度休憩を取ってから下道に降りる。
さぁいよいよツーリングの開始だ。SICは最近非常に増えてきているが、PA等から後付した場合は、以外と案内板が少なくて困る。早速出口でどちらに曲がって良いか分からなかった。慌ててハイドラマップを拡大して確認する。大通りまで出ればちゃんと標識もあるので、三方五湖へ向かった。
道の駅を横目に通り過ぎ、ハイドラ道100選CPをGetする。ここでコロプラ土産も取得するべく位置登録を行ったが、目的の土産が出てこない。周辺をウロウロしたが結局ダメで、仕方なくお土産MAPを見てみたら、有料道路である三方五湖レインボーラインを超えた先がポイントだった。知っていれば、手前でICを降りて向かったのに・・・ 逆方向に向かうことになるし、有料道路を通りたくなかったので、また来る機会もあるだろう、と諦めることにした。
若干意気消沈しつつ、ツーリングを再開。国道162号を走り、小浜へ向かう。途中、内外海半島のエンゼルラインがツーリングマップルオススメルートになっていたが、崩落のため通行止めとの案内があった。時間があれば寄りたいところだが、あまり寄り道する時間も無いし、通行止めなら仕方がない。でも、国道162号は海沿いを走る区間もあり中々楽しめた。
小浜からは国道27号に合流して、ひたすら西進。道の駅「うみんぴあ大飯」でCPを取りつつ進む。国道27号は幹線道路ではあるが、そこまで混雑していなかったので助かった。
国盗りをしつつようやく、京都府舞鶴市に入る。良い時間になったので、そろそろ昼食を取ろうかと思い店を探す。

「ラーメン格別や」という、興味を惹かれる名前の店があったので入ってみた。ガッツリラーメンチャーハンセットにしてみたが、中々美味しかった。
お腹も膨れた所でツーリング再開。舞鶴港には、護衛艦が止まっていて中々迫力があった。どうやら連休の為か、一般市民にも開放されているようで、若干興味が沸いたが今回もスルーする。
国道27号を走っていると、ハイドラCPである「五老タワー」の標識が見えたのでそちらへ向かった。

無事ハイドラCPをGetした後、折角なので撮影開始。

高台にあるので眺めが良い。撮影を楽しみ、五老タワーを後にする。道中の道は結構なワインディングで、キャンプ道具満載ながらも結構楽しめた。
道の駅「舞鶴港とれとれセンター」のCPをGetして、この日最大の観光地である天橋立へ向かう。途中に、水族館CP「魚っ知館」にも寄り道。ここはこれで「うぉっちかん」と読むらしくて、中々面白い。
順調に天橋立に到着。GW初日なので大混雑してたら嫌だな、と思っていたが特に目立った渋滞も無かったのがありがたい。遊園地CP「天橋立ビューランド」のCPを取りたく向かったが、ここはリフトを使って行く山上にあるみたいで、やはり麓では取れなかった。
遊園地の所に展望台もあるようなので、しかたなくCPと展望台を目指してリフトに乗ることにする。駐車料金が要るかな?って思ったが、幸いバイク駐輪所は無料だった。やはりバイクは素晴らしい。往復代金850円を支払いリフトに乗る。

天気も良いのでリフトが気持ち良い。後ろを振り向くと天橋立が目の前に見えて良い光景だ。リフト代を払う価値は充分ありそうだ。

数分のリフト旅だったが中々良かった。終着点に着く辺りでCPをGetする。もう用事は無いのだが、折角来たので展望台にまず行って、その後周辺を周ってみる。

天橋立は股覗きというのが有名だ。股から除くと、砂嘴部がまるで天に橋が掛かっているように見えることから、天橋立と呼ばれるようになったと言う。1人なのでそこまではしなかったが、とても良い風景なのでしばらく写真を撮る。
グルグル回ってみたが、遊園地と言っても子供向けの緩い感じの遊具が多かったので、家族連れがたくさん居た。そういう所にあまり長居したくないので、写真も撮ったしリフトで降りることにする。

下り側はやはり中々の景色だったので、何枚か写真を撮る。下界に降りた後は、天橋立関連のCPを取得してツーリングを再開する。
次は、丹後半島をグルっと周ることにした。丹後半島は交通量も少なく楽しく走る。未取得CPの道の駅を取りつつ道の駅「舟屋の里 伊根」に到着。

デジイチを持っていかなかったのでスマホ撮影だが、家が海沿いに隣接しており、1Fに船がそのまま着岸出来るようになっているみたいだ。良い天気なので、日本海の眺めがとても良くて気持ちが良い。
適当に休憩して丹後半島を1周した。岬CP「経ヶ岬」と道の駅CPも国盗りも制覇することが出来た。
そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する。と言っても初日なので、計画通りに進むことが出来たから、予定通り兵庫県豊岡市の城崎温泉近くのキャンプ場に向かうことにした。
そこのキャンプ場は城崎温泉が割と近くではあるが、流石にこの時間からだとテントを立てて温泉へ行くと、食事をするのが暗くなってからになってしまいそうだ。なので、先に食事をしようかと考えたので、コンビニで買い出しをしてキャンプ場へ向かった。
当然山陰のキャンプ場の利用は初めてなので、辿り着けるか不安だった。途中で海水浴場の案内が出てたので大丈夫かと思ったが、段々怪しげな雰囲気になってきたら、漁港についてしまった。仕方なくUターンして行くとテントがたくさん張っている所が見つかり、気比の浜キャンプ場に到着した。

初めてのキャンプ場なので、まずは偵察を。GWなので家族連れ等で非常に賑わっていた。当然まだ海では泳げないので、殆どキャンプ目的の人達だろう。海水浴場のキャンプ場なので非常に横長だ。海が見える最高のロケーションは、既に家族連れのテントで埋まっていた。無料なのに、ちゃんとしたトイレと炊事場があるのは素晴らしい。だが、横長なのにパッと見1個ずつしか炊事場とトイレが無いので、端に張ると少し大変そう。
結局かなりグルグルした結果、軽く海が見れてトイレと炊事場の間くらいに場所が空いていたので、そこにバイクを乗り付ける。

テントを設営して、ここをキャンプ地とする! 無料で城崎温泉が近くで海沿いの、中々ロケーションが良いキャンプ場で気に入った。地面が砂の割には固くて、ペグを打ち込むのに若干苦労した。
早速米を水に浸けてしばしくつろぐ。キャンプはやはりこの時間が至福の時。残念ながらまだバイクに乗らなければならないので、ブーツとズボンは履いたままだが、ジャケットを脱げるだけでもありがたい。しばらく待ってご飯を炊いたがうまく炊けた。外で食べるご飯は何でもウマイ。GWの時期は虫も発生していないので、テントを開けっ放しに出来るのも快適だ。去年の夏北海道依頼の炊飯だが、やはりもう1人分である限り失敗することは無さそうだ。
食事を済ませ後片付けをして、しばらくゆっくりした後に城崎温泉へ行くことにした。キャンプ場からバイクで7分程度で着くためありがたい。ここは観光地としても有名だし、ハイドラの観光名所CPにもなっていたので、折角だからバイクで少しぶらついてみた。川周りがライトアップされていて、中々良い雰囲気だった。

温泉地なので共同湯等を含めて色々あるが、露天も付いてるらしい城崎温泉駅横の「さとの湯」を選んでみた。クルマだと駐車場が無いが、バイクなら駐輪場に突っ込んで止めることが出来た。
さとの湯は、露天風呂付でサウナ・水風呂も完備なので良い。疲れた体に温泉はとても気持ちが良い。塩化物温泉なので、舐めるとちょっとしょっぱい温泉でしっかり温まり、サウナ・水風呂のセットもきっちりこなす。キャンプ場からバイクならすぐなので、とても良いが入浴料が800円と少し割高だ。
温泉から上がりしばらく休憩してからキャンプ場に戻る。家族連れが多いので騒がしいのを覚悟していたが、GW中のキャンパーはマナーが良いのが多いので、予想以上に静かでありがたい。夜風に当たりながらしばらくマターリして、22:00くらいに寝ることにする。ここからキャンプ生活の始まりなので、早寝早起きの生活も始まる。
宿泊地:兵庫県豊岡市 気比の浜キャンプ場 無料
風呂:城崎温泉さとの湯 800円