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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2021年04月30日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 1日目 静岡~大阪南港

 もう年も変わってしまったが、ようやく2021年GWの記録が完成したので、粛々とアップロードしていく。2021年のGWは、九州へソロツーリングに行ってきた。バイクでの九州ソロツーリングをたっぷり満喫してきたので、今回もレポを頑張ります。

 備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも見ていってください。



■1日目 4/30(金) 天気:晴れ時々曇り

走行距離:357.2km

 静岡から伊勢湾岸道みえ川越ICまで国道1号・23号を走った。そこから鈴鹿ICまで東名阪道を通り、名阪国道を抜けて、天理からは下道で大阪南港まで向かった。

 相変わらずのコロナ渦だが、2020年からの経験で、感染防止策をきっちりやって、密になる場所/感染拡大地域には近寄らないことを心がければ、リスクは減らせると考える。なので当然注意しつつ、2021年のGW。今年はどこに行こうか、と考えていた。これまでのGWの行き先は以下の通り。

2013年 東北(シルビア)
2014年 九州
2015年 東北~北海道道南
2016年 紀伊半島~四国
2017年 東北
2018年 山陰
2019年 九州(主に北部の島嶼部)
2020年 四国

 2018年までは東西交互に行っていた。2019年には秋休みが取れたので、そこで東北には行っているが、ここ3年は西側ばかりだ。なので今年は東の番ということになる。

 だが、ちょっと色々考える所があり、出来るだけ続けていきたいとは思っているが、いつまでも出掛けられる保証は無い。なので、何としても今年中に国盗りの全国制覇を成し遂げたい、と考えるようになってきた。

 残るポイントの主な所は以下の通り。

・東北、新潟下越地方、佐渡島
・関東一部
・伊豆諸島/小笠原諸島
・富山一部
・山陰/隠岐
・山陽島嶼部
・四国(主に愛媛南予地域)
・九州南部/甑島/屋久島/種子島
・奄美諸島

 当たり前だが、アクセスしにくい所ばかりになっている。一応ここ数年は次に訪れる機会のことを考えながら回っているので、残る地域は凡そ一筆書きをしながら回れば達成出来る残し方をしている。

 2021年は40歳になる歳なので、会社からリフレッシュ休暇として1週間の休みが貰える。そのことを含め熟慮した結果、2021年夏休みは北海道に行かないことを決意した。やはり長期休暇が一番効率良く巡られるのだ。北海道は2019年に制覇済なので、取り立てて行かねばならない理由は無い。夏休みとリフレッシュ休暇を使えば、何とか制覇出来るのではないだろうか。と考えて、今年の計画を以下のように立てた。

GW:九州南部/甑島/屋久島/種子島
6月:2日休みを取り4連休で北海道
7月:2日休みを取り4連休で奄美諸島
夏休:東北
8月:1日休みを取り小笠原諸島弾丸
9月:関東
10月:富山
11月:山陰/隠岐/山陽島嶼部(リフレッシュ休暇)
年末:四国

 かなりの綱渡りだが、ほぼ毎月のようにイベントをぶち込めば、2021年中に制覇出来る見込みが立った。夏休みの北海道は諦めたが、やはり年に1度はバイクで行っておきたいので6月にぶち込もうかと思っている。新日本海フェリーで弾丸プランが出来て、中々安く行けそうだから6月にしようかと思っている。

 ここで余談だが、小笠原諸島は飛行機が無く船のみのアクセスであり、一度行くと1週間は戻ってこられないのが有名だ。しかし、夏休み期間に限り増便され、3日間で帰ってくることが可能となる。島の滞在時間も4時間くらいは確保出来そうなので、ただの弾丸よりは何かしら楽しむことが出来そうだ。

 という訳で、色々考えた結果2021年GWは九州南部へ行くことに決めた。離島も含まれるため、足が一番の課題となるが、バイクであれば比較的安く渡れるので、バイクで行ける内に行っておきたい、というのが一番の目的だ。

 そう決めたからにはまずは行動へ移す。九州へ自走で行くのは、出来なくは無いがしんどいので、2019年にも使った大阪から名門大洋フェリーで門司へ行くのが、一番経済的かつ自走距離が少なくて済む。

 しかし、既に福岡県は制覇しているので、門司に到着する名門大洋フェリーよりも、別府・大分に到着する「さんふらわぁ」を使った方が体は楽だ。さんふらわぁは鹿児島県志布志からも大阪に戻れるし、舟遊プランを使えば中々お安くなりそうだ。さんふらわぁには乗ったこと無いし、そうしようかと思っていた。

 ところが、さんふらわぁの舟遊プランはGWは対象外と発表された。年末年始は対象だったし、コロナ渦の影響で客も少ないだろうから、GWも大丈夫かと思っていたがどうやら見込みが甘かったようだ。この間もコロナの第三波・四波の影響が広がり、予約もどんどん減っていく中、とうとう最後まで対象外は外れなかった。

 それだったら名門大洋フェリーで門司に渡り、そこから高速を使った方が、結果的には安くなるし時間も言うほど変わらない。なので、行きは名門大洋フェリーを予約し、帰りは乗ったことがなかった宮崎カーフェリーを予約した。最初は、Gotoトラベルが再開されることを見越して、個室を確保していた。しかし、周知の通りそれどころではなくなったので、差額を節約して寝台席にグレードダウンすることにした。

 フェリーが決まった所で、今回の計画は以下の通り。

4/30日(金) 静岡から大阪へ移動 大阪から名門大洋フェリーで福岡県新門司港へ。
5/01日(土) 早朝九州福岡県新門司港に到着。高速で大分に移動し、大分・阿蘇・高千穂を巡る
5/02日(日) 熊本県天草上島から、離島ポイント御所浦島へ立ち寄り、天草下島へ入る
5/03日(月) 熊本県天草下島を巡り、フェリーで鹿児島県長島に渡り出水市へ。
5/04日(火) 鹿児島県串木野港から甑島に渡り、甑島周遊
5/05日(水) 甑島から串木野港へ戻り、鹿児島市へ移動。鹿児島港から屋久島に渡るフェリーに乗る。
5/06日(木) 屋久島周遊。
5/07日(金) 屋久島から種子島へ渡るフェリーに乗り、種子島周遊。
5/08日(土) 種子島を周遊し、鹿児島港へ戻り、宮崎県都城市へ。
5/09日(日) 宮崎の秘境山間部を巡り、18:00頃に宮崎港へ到着し、兵庫県神戸港行きのフェリーに乗る。
5/10日(月) 神戸から静岡へ帰還。

 これだとほんの少し鹿児島南部が残ってしまう。そこが危惧されたが、離島や山奥以外は週末に飛行機でレンタカーで回る。もしくは、Go toトラベルが再開したら、弾丸フェリーで回れば良いと考え、折角島に行くからには1日ずつは回る時間を取りたいので、このような計画にした。

 計画も出来た所で出発の日が近づいていくが、直前の週間天気予報では正直あまり芳しくない。大体GWは好天に恵まれることが多いのだが、どうやら周期的に移り変わる予報のようだ。5/1(土)は雨後晴れ。その後3日間は好天だが、それ以降が雨マークばかりになっていた。これは中々難しいが、どうせ予報なんてコロコロ変わるのだから、その辺は柔軟に対応していくようにしよう。

 ちなみに、今回の旅でフェリーを予約したのは長距離フェリーのみだ。後はこのご時世だし満員で載せられないということは無い、と気楽に考える。甑島以外は、世間のGWが終わってからだし、甑島もGW後半になるから、というのもある。

 少し調べれば分かることだが、今回は中々日程がタイトだ。初日の阿蘇・高千穂を巡って翌日天草に入ろうと思うと、夕暮れから夜移動は避けられない。08日(土)も種子島発鹿児島港着が17:30だ。

 今まで長期休暇は殆どキャンプツーリングをしてきたが、これだと中々辛い。私の中でキャンプ旅はなるべく17:00までに入るのが基本だ。今回は時間に追われそうだし、この計画で周辺に良さそうなキャンプ場があまり見当たらなかった。

 何より、昨今のキャンプブームで泊まる場所が確保出来なかったらどうしよう。とか、そっちの方も気掛かりだった。実際はソロテントなので、どんなに混雑していてもフリーサイトであればどこかには張れる確率は高い。でも、ファミキャンの騒々しい中に囲まれるのは辟易する。こういうこともあり、最近は正直キャンプ熱がかなり下がっている。

 なので、今回の旅ではキャンプは天草と島だけにしようかと考えた。後は全部ホテル泊にしよう。それなら夜着いても良いし、朝早く出ることが出来る。島は時間に余裕があるし人も少ないだろうから、キャンプをしても良いだろう。

 一応島のホテルも調べておいた。もちろん早くても2日前までキャンセル料金が掛からないホテルばかりにしておく。キャンセル料が掛からない見込みなので、島のホテルも一応抑えておいた。

 次の問題はどちらのバイクで行くかだ。とりあえずフェリーは大型のNinjaで予約しておいた。後から考えると、今回は島巡りが主だし、高速もあまり乗らない予定だし、秘境も走るのでセローの方が良いかも、と思った。でも、やっぱり大型と比べると長距離移動がしんどいよなぁ。と思っていた所、ちょうど連休前の週末にタイヤをそれまでのブロックタイヤからオンロードタイヤに変えた。

 折角のセローだからブロックタイヤが良いとは思っていたが、一年乗ってみて正直ガレガレな道には入ろうは思わなかった。ネットのインプレだと、フラット林道だったらオンロードタイヤで十分と見たので、自分の使い方だったらその方が良いかと思い、オンロードタイヤへ交換した。

 すると、物凄い違いがあった。まず、直進での快適性が向上した。何より驚いたのは、リーンの時だ。倒し込みが非常に滑らかで、慣れない内は倒し過ぎて怖くなるほどだった。当然だけど、ブロックタイヤから一般的なバイクのタイヤになったので、いずれの差も当然と言えば当然だろう。軽く砂利道も走ったが、確かに特に問題無く走ることが出来た。

 これが決め手となり、セローで九州へ行くことが決定した。予約も変更しなおして、問題無し。唯一しまったと思ったのが、九州版ツーリングマップルを2014年度版から7年も経っていたので買い替えた。その時はNinjaで行くつもりだったので、大型B5のR版を買った。しかし、これだとセローのタンクバックには付けられないので、A5の通常版を買い足したことだろう。何だか損した気分だが、まぁ仕方がない。



 前日に荷物をまとめておいた。チェックリストを作っているので、荷物の忘れ物を防ぐことが出来る。カープのマウスパッドはお気に入りだ。 



 前置きが長くなったが、いよいよGWの初日。遠足前症候群が心配されたが、普通に寝ることが出来た。4:30頃起床し、洗濯して朝食を食べて身の回りの支度を整え、前日までに準備していた荷物をバイクに積む。



 6:40に自宅を出発。さて、この距離がどこまで伸びるだろうか。

 とりあえず、大阪南港へは16:00には着けば良さそうだが、一応念のため15:00過ぎくらいを目標に走ることにしよう。まずは、国道1号をひたすら走る。

 今年はセローをプチ弄った。何をしたかというと、セローは足つきの良さを売りにしているが、正直私は体格に恵まれているので、少し窮屈さを感じていた。なので、ネットでも評判の良かったハイシートを入れてみた。足つきは悪くなったが、乗車時の膝の曲がりが緩和されて、中々良さそうに思えた。また、バーライズキットを入れて、ハンドル位置も上げてみた。

 この2つの合わせ技で、キャンプ道具を積んでいてもポジションが楽になったように感じた。これは弄った甲斐があった。

 そんなことを思いながら走り続け、浜名バイパスに入る。ここは海と浜名湖が見えて景色は好きなのだが、浜名大橋が吹きっさらしになるが、今日はマシだった。景色も見れて満足。

 愛知県からは国道23号になり順調に進む。道の駅「とよはし」で休憩して名古屋に近づいていくと、意外と渋滞はしていなかった。いつも、刈谷周辺で渋滞がある。今日は、まだ完全にGWに入っていないから通勤ラッシュに巻き込まれると思っていたが、そうでもなかった。

 これはラッキーと思い順調に進んでいったが、名古屋市に入って常に渋滞している港区が近づいてきたら、かなり混雑してきた。通勤ラッシュが無いと思っていたので面食らいながら、おとなしく進む。

 後から確認したところ、私の事業所は稼働日だったので有休を付けたのだが、自動車業界では今日は休みのようだ。なので、刈谷周辺は混んでなかったが、名古屋に入れば自動車業界ばかりではないので混みだした。ということだろう。

 渋滞を抜けた所でコンビニで休憩する。渋滞していなければこのまま23号を使おうと思っていたが、この様子だと四日市も悲惨なことになっていそうなので、いつも通り伊勢湾岸道「みえ川越IC」から高速に入ることにしよう。

 コンビニを出発し、予定通り高速に入って東名阪道「鈴鹿IC」まで走る。時間には余裕があるが、渋滞にタラタラはしたくないので、この間は高速を使う方が良いだろう。亀山ICまで行くのが一番だが、少しでも節約するために手前で降りた。

 ここからは国道306号で亀山へ向かうが、1つ気になっていた広域農道を使って行ってみることにした。これが正解で、交通量も少なく非常に快適に走ることが出来た。地図上で見ると少し回り道になりそうだが、楽しいのが一番なのでそのようなことは気にしない。どこに出るのかと思い標識に従って行ったら、名阪国道入り口から少し過ぎた所に出た。見覚えがあったので、すぐに名阪国道に入る。

 名阪国道に入ってしばらく走ると、そろそろ昼食の時間だ。どこにしようかと考えていたら、そういえば道の駅「伊賀」の手前に伊賀ドライブインがあったことを思い出した。前々から気にはしてたが寄ったことが無かったので、そちらにしてみよう。

 亀山ICから伊賀はすぐなので、あっさり到着。中に入ってみると、一部店舗はコロナの影響か休業中だったが、食堂がいくつかあった。価格を見ると、かなり安い。何でこんな良い所今まで寄らなかったんだろう、と後悔する。名阪国道なんて何回通ったか分からないくらいなのに。



 という訳で、日替わり定食にしてみた。何とこれで620円。最近牛丼屋とかもインフレ傾向だが、そちらより安いくらいだ。味も良くて、大変満足した。

 お腹も膨れたところで伊賀ドライブインを出発。セローなのでアップダウンが多い、かつ急坂の名阪国道は少し走りにくかったが、順調に進む。Ωカーブをクリアしたところで無料区間は終わりを迎える。特に行きたい所も無く、時間に余裕もあるので天理ICを降りて下道で向かうことにした。

 地図等無くてもひたすら西に向かえば到着する気がしたが、都市部を主に走るため効率的に行くためGoogle先生に連れていってもらうことにした。昔は根性で地図だけで行っていたが、バイクだと細かく地図を見るのは大変だし、地元の裏道なんかは流石に分からない。なので、最近は都市部と夜間に関してはGoogle先生をよく使っている。相変わらず、ツーリングに適した所まで行ければ、断固として地図だけで移動することは心がけている。

 Google先生の指示に従って進んで行くと、西名阪道法隆寺IC近くに出た。随分前から給油警告灯が出ていて、余裕で大阪まで走れると思っていたが、思ったより点灯するのが早かった。やはりキャンプ道具満載が効いているのだろうか。大阪までは多分行けるだろうが、どうせ翌日は大分市内辺りで給油しようと思っていたので、ここで粘ってもあまり意味は無い。とは言っても、Google先生が変な道ばかり連れて行くので中々GSが見つからなかったが、ようやく法隆寺ICの近くにあった。

 ポイントが倍のENEOS・出光ではなかったのが不服だが、仕方ない。これからしばらく堤防を走り続けそうなので、給油をしておく。

 バイクのお腹を満たした所で、出発。この辺では時折渋滞も発生していたが、名古屋とかほどではなくまぁ順調に進む。途中のコンビニでコーヒーを飲む。事前の買出しを除いて、これが最後の休憩だろう。

 大阪府に入り、長居公園通に出たところでナビを止める。ここまで来れば後は一直線に走れば大阪南港だ。しかし、コロナ渦で緊急事態宣言が出ているとは思えないくらいの人の量だ。やはり、人口集中するのは良い所もあり悪い所もあるな、と個人的には思った。

 この道は幹線道路の割りに、南海線等の踏切が確か2か所あり、そこで流れが悪くなる。時間に余裕があれば住吉大社や住之江公園でも行こうかと思っていたが、天理から下道を使ったせいか、ちょうど出航90分前に着きそうな感じだ。2年前も同じことを思ったが、今回もスルーして、大阪南港に向かう。南港ポートタウン線の高架の下を走りつつ、フェリーターミナル近くにコンビニがあるのは調査済みだったので、セブンイレブンに寄って夕食や飲み物の買い出しをした。

 相変わらずだが、フェリー内のレストランは高いしかなり混雑するから1人では行きたいとは思わない。なので事前にコンビニで持ち込むのがいつものパターンとなっている。翌朝食は、北九州の資さんうどんに行くと決めているので、夕食のみでOKだ。



 15:30。予定通り出航90分前に買い出しも済ませて大阪南港フェリーターミナルに到着。多少クルマ・バイクが待機していたが、やはり2年前に比べると雲泥の差だ。

 通常だと家から乗船券のQRだけ持ってくれば良いのだが、このご時勢なので入場前の検温をしなければならないため、手指消毒をして受付に向かう。当然熱など無く、無事受付けてくれた。

 台数も少ないせいか、受付後早めに乗船開始された。誘導員の指示に従って行くと、止めたことが無かった一番下の階になった。客室まで上がるのが大変だが仕方がない。もちろん、フェリーに持ち込む荷物は事前に選別していたからすぐ入れた。もう何度も、どころか2020年の年末にGotoでアクセラを載せたばかりなので、名門大洋フェリー場内も慣れたものだ。

 一目散に寝台まで行き、荷物を放り込んで重たいバイクウェアから着替える。いつもなら早速お風呂に入るところだが、出航前というのは結構風呂が混雑する傾向にある。密回避のために今は止めておこう。そんなに汗もかいていないし我慢出来る。

 寝台で横になってゆっくりしていたら、そろそろ出港の時間が近づいてきたので甲板に出てみた。大阪南港は、阪神高速湾岸線がすぐそばを走っているのでアクセスは非常に良い。 



 沿岸係員の方が手を振ってくれている。



 さらば本州!また来週帰ってくる日まで。何回乗っても、出港の瞬間はワクワクが止まらない。これは船旅でしか味わえない感覚だと個人的には思う。寝てれば翌朝には到着してくれる、名門大洋フェリーの存在はありがたい。



 ホバークラフトが船の転回を補助していた。



 もう夕方なので、フェリーは日が沈む方向へ出航していった

 ここで余談だが、関西⇔九州を結ぶフェリーは以下の4社となる。基本は1日1便だ。

①名門大洋フェリー 大阪南港~福岡県新門司港 ※1日2便。
②-1阪九フェリー 泉大津港~福岡県新門司港
②-2阪九フェリー 神戸港~福岡県新門司港
③-1さんふらわぁ 大阪南港~大分県別府港
③-2さんふらわぁ 神戸港~大分県大分港
③-3さんふらわぁ 大阪南港~鹿児島県志布志港
④宮崎カーフェリー 神戸港~宮崎県宮崎港

 関東から九州は、今度新日本海フェリー系列で横須賀港~新門司港というのが増えるが、現状オーシャン東九フェリーしかない。これは徳島港に寄る関係で日数が掛かる。なので、多くの関東民が九州へ訪れる際は結局大阪まで走っていることが多いようだ。どちらにせよ、関西から九州はそこそこフェリーが出ているので、意外と静岡からは朝一で出れば、ほぼ下道でもフェリーに間に合うので行きやすかったりする。高知・山陰などに比べればかなり体・金銭面は良いと思う。

 しかし、これだけフェリー各社が揃っているが、未だに①名門大洋フェリーにしか乗ったことが無い。その理由としては、まず①名門大洋フェリーと②阪九フェリーは似たような航路なので、競合しているため非常に安価だ。名門大洋フェリーの場合バイクを載せて、たったの8,670円だ。高速料金・ガソリン代・宿代を考えると、フェリーの方が安いくらいだろう。

 ②阪九フェリーは若干割高である。フェリー自体は高級感があって評判が良さそうなので、少額の差だから乗っても良いのだが、わざわざ泉大津や神戸の乗り場に行く必要性も見当たらないので、つい名門大洋フェリーばかりになってしまっている。30分だけだが、名門大洋フェリーの方が早く着くので尚更だ。

 ③さんふらわぁは、ハッキリ言うと高い。あくまでも安価な名門大洋フェリーと比較しての話だが。長期連休以外なら色々なプランを使えるので、それだったら使っても良さそうなのだが。。。 志布志港なら利用価値はあるが、大分港・別府港到着なら、新門司港からたかが100km程度なので、名門大洋フェリーで高速に乗った方が安いくらいだし、時間も大して変わらない。100km走行距離が減るのは確かにメリットだが、私の計算だと高速代を考慮しても10,000円くらいさんふらわぁの方が高くつく。それだったらよっぽどじゃない限り、名門大洋フェリー1択だろう。

 ④最後の宮崎カーフェリーは、到着地が神戸なのが若干面倒だが、宮崎港を19:10に出発するので現地の時間がまぁまぁ稼げる。流石に宮崎~新門司まで走ると330kmくらいのようなので、高速料金とガソリンを考えたら良い勝負になる。それだったら走らない時間を確保する方が良いだろう。



 そんなことを考えていたら、港から大分遠ざかった。あべのハルカスと港湾のクレーンが良い感じ。

 これから明石海峡大橋に差し掛かるが、この時期なら差し掛かる頃がちょうど夕暮れなので楽しみだ。

 2020年末に乗った時は、流石冬だったので乗船した時点で既に夕焼けの時間だった。そのため、明石海峡大橋に到達するころには既に真っ暗だったからあまり見れなかった記憶がある。その代わり、神戸の夜景が大変素晴らしかった。同じ航路でも当然、時期によって見せてくれる光景が異なってくる。

 寝台に戻ると周辺に乗客は増えてなかった。一応周りの目を気にして、対面はもちろんのこと反対側の寝台にも予約が入っていない場所を確保しておいたが、これなら快適に過ごせそうだ。対面のベッドも物置として利用する。



 とりあえず腹ごしらえをする。これから九州に行くというのに豚骨ラーメンにしたのは、我ながらチョイスに何も考えていない。まぁ美味しかったので良いのだが、これから豚骨ラーメンの本場に行くのに、と思ってしまった。

 そんなことを思いながら食事を済ませてしばらくゆっくりしていると、夕暮れの時間が近づいてきたので甲板に出る。



 ちょうど淡路島が見えた所だ。



 明石海峡大橋方面に夕陽が沈んでいく。



 反対側には神戸の街並みが見えた。



 広角でデッキも含めて撮影。



 明石海峡大橋を走るクルマもたくさん見えた。



 もう少しでくぐる。



 レアな明石海峡大橋の裏側。

 遠くから見るとフェリーなんて止まっているようだが、実際乗ってみるとあっという間に過ぎていった。



 大好きな排気塔の背景に明石海峡大橋。



 このデッキに夕陽が当たって反射する光景が素晴らしい。



 残念ながら雲が多くて、沈む夕陽は見えなかった。それでも旅初日から素晴らしい空を見せてくれた。

 もう甲板には出ない予定だったので、風呂に入ることにしよう。浴場に行ったら、何とロッカーが空いていなかった。どうやら、物理的にロッカーを間引きして、空いてなかったら密だから使うな、という意思表示のようだ。これは分かりやすくて大変良いと思う。仕方ないので、しばらく待った後に行ったら空いていたので、風呂に入る。

 新日本海フェリーのように露天風呂もサウナも無いが、足を伸ばせられる浴槽があれば十分だ。人数制限もあるので、ゆっくりダラダラ。という訳にはいかないため、ある程度浸かったところであがることにした。

 これで後は特にイベントは無い。瀬戸内海のフェリーなので、客室内は厳しいが廊下に出れば電波は十分入るので、スマホを眺めながらPCを取り出し出費管理をする。今回はホテル泊が多いので、出費管理もこまめに出来ることだろう。

 翌日は5:30に新門司港に到着するので、4:30くらいには起きることになる。本当は、2020年末にトライして失敗した、山口県大津島・牛島の対岸取りにチャレンジしたいところだが、成功する気がしなかったので早く寝よう。山口県なので、実家帰る前などに寄ることは出来るだろう。

 翌朝起きればもう九州だ。やっぱり寝ている間に運んでくれるフェリーは助かるし、旅情感があって大好きだ。今回はどんな旅になるか。予定を頭で考えながら横になり、22:00頃眠る。

宿泊地:名門大洋フェリー内
風呂:名門大洋フェリー内

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2021年GW九州ソロツーリング 2日目 福岡県新門司港~熊本県宇城市
2021年GW九州ソロツーリング 3日目 熊本県宇城市~熊本県天草市
2021年GW九州ソロツーリング 4日目 熊本県天草市~鹿児島県出水市
2021年GW九州ソロツーリング 5日目 鹿児島県出水市~甑島~鹿児島市
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2021年GW九州ソロツーリング 番外編
Posted at 2022/01/04 23:44:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年04月12日 イイね!

2021年4月 宮城県金華山巡り 3日目(最終日) 宮城県多賀城市~静岡


■3日目 4/12(月) 天気:晴れ
 宮城県多賀城市から松島を観光。仙台に移動し、昼食を取って仙台空港から中部国際空港へ飛行機で飛び、名鉄・JRと乗り継いで静岡に帰った。

 朝6:00頃起床。昨日行った公衆浴場は朝風呂は出来なかったので、朝シャンを浴びる。

 今日はとりあえず、10:00の松島遊覧船を予約しているが、それ以外はノープランだ。適当に松島を周ってみようと思う。出発準備をして、6:40前にホテルを出発。まずは、近くの吉野家で朝食を取る。そして、多賀城駅まで歩いてセブンイレブンでコーヒーを飲んだ。

 多賀城駅から松島方面のホームで電車を待つ。仙台方面のホームは一杯居たが、松島方面は少なかった。

 電車の中は学生が多かったが何とか座る。平日の朝なので当たり前だが、そんな中遊びで移動するには優越感がある。たまに電車に乗るのも良いものだ。松島海岸駅に7:40頃到着した。

 まずは、松島海岸駅裏手にある「西行戻しの松公園」に向かった。裏手の山にあるのだが、徒歩で登る。



 松島海岸駅から20分程度歩いて到着。眺めが良い。



 桜と松島の景観が良い。



 公園にはたくさんの桜が植えられており、ちょうど見頃を迎えていた。



 こんな中散策するのも楽しい。静岡ではとうに葉桜になっているので、気候の違いを感じる。



 平日の早朝なので人も殆どおらず、ゆっくり公園を満喫できた。

 西行戻しの松公園を楽しみ、松島中心部に向かう。来た道を戻るのも芸が無いので、違う道で適当に向かってみた。再度20分程度歩いたが、行きと違って下りがメインなので、まだ楽だった。



 観光地っぽい雰囲気になってきた。この先に国宝でもある瑞巌寺があるようだ。ちょうど開館時間になったくらいだったので、時間もあるし行ってみよう。



 拝観料を払って瑞巌寺に入る。Suicaが使えたので助かった。



 瑞巌寺の中も桜が咲いていた。



 太い木が植えられていて、雰囲気が良い。



 こちらが本堂。中の写真が全く無かったので、撮影禁止だったのだろうか。なので、全くどんなのだったか覚えていない。



 雰囲気の良い参道だ。と思ったら、昔はもっと生えていたらしい。どうやら、東日本大震災での津波により、塩害でかなりの木が伐採されたらしい。それでもこの参道を真っ直ぐ行くと、そのまま海だったのが中々良い。




 瑞巌寺の参道を出て、海側にも瑞巌寺五大堂がある。本堂等は拝観料が掛かるが、ここだけなら無料で入れるので来たことがある。



 ここは変わった橋が架かっている。朱色の橋が中々映える。



 「すかし橋」というらしい。身も心も乱れを無くせただろうか。



 遊覧船乗り場が良く見えた。これからあの遊覧船に乗ることになる。



 五大堂にも参拝しておいた。



 五大堂を対岸から眺めた。やはり朱色の橋が良い。そろそろ、遊覧船の予約時間が近付いてきたので行ってみよう。



 乗船券販売所に近づくと、遊覧船はどうですか、と声掛けをしている人が居た。予約していることを伝えると、窓口へ案内された。記憶が曖昧だが、QRコードをスマホで見せたような気がする。PayPayで払えたから助かる。



 これから乗る遊覧船「仁王丸」2F建ての立派な遊覧船だが、2Fは追加料金が必要らしい。折角なので見晴らしの良い2Fに行こうかと思ったが、1Fでガマンしてしまった。平日だけあって、ガラガラとは言わないもののそんなに混雑していないのがありがたい。



 遊覧船は定刻通りに出港。早速五大堂を海側から眺める。城みたいのがあるが、あそこは展望台になっている。でも、確か臨時休業していたと思った。



 早速小島を海から眺める。



 松島は、日本三景にも選ばれており、瀬戸内のような多島景観が素晴らしい。小さな島がたくさんある。



 宮城も牡蠣の養殖が盛んなので、牡蠣イカダがたくさんあった。



 色々な島というか岩がある。殆どの島には名前が付けられている、と言っていた気がする。所々でゆっくりになり解説のアナウンスが流れていた。



 どうやったらこんな岩が出来るのだろうか。自然が作る造形美は不思議でキレイだ。



 松島からも雪が被った山々が見えた。昨日と同じ山だろうか。蔵王連峰辺りなのだろうか。



 海からの松島を遊覧船で堪能できた。日本三景に恥じぬ美しい光景だが、個人的に順位を付けるなら、贔屓目もあるが「宮島⇒天橋立⇒松島」になるかな。宮島は故郷だから、順位を下げる訳にはいかない。

 松島を満喫したところでそろそろ良い時間になったので昼食としたい。周辺は観光地なので店もいくらでもあるのだが、海に近いためか海鮮系が多かった気がする。

 昨日海鮮丼を食べたので、今度は肉系が良い。ということで仙台名物牛タンでも食べようかと思った。理由は覚えていないが、多分周辺で良いところが無かったのかな、この後仙台駅へ移動している。松島なら牛タンくらい食べれる気がするのだが。一応思いつくのは、食事に時間が掛かるケースもあるので、仙台駅に移動しておいた方が安全だと思ったのではないだろうか。



 松島海岸駅に戻ってきた。仙台駅行きに乗車して、40分くらいで仙台駅へ移動。東北第一の駅なので、食事ができる所もいくらでもある。牛タンが食べられる店を探してみた。



 利久という店に入ってみた。やはり仙台なので、楽天イーグルスを推している。私はカープファンなので、同じ系統色のユニホームの楽天はパリーグの中では応援している。楽天市場も愛用しているから、勝つとポイントも増えるしね。



 何となく10切れが真ん中の量だったと思うので注文したが、中々ボリュームがあって最後の方は美味しいけど若干辛かった。もう歳だな・・・ 牛タンには定番の、麦飯・テールスープも美味しくいただいた。

 食後は、ずんだソフトを食べた。初めてだと思うが、ずんだの味がしてとても美味しかった。友人が言うには、ずんだシェイクがオススメらしいが、その時はやっぱりソフト、ってことで飲まなかった。

 お腹を満たしところで仙台駅を出発する。仙台市営地下鉄の駅CPを取りつつ、2019年秋に東北を巡った時に取りこぼしていた、名水CP「広瀬川」をGetしに行く。こんなに街中にあるとは驚きだ。そこら辺を巡りながら、仙台空港に行けばちょうどよいだろう。

 地下鉄に乗って、河原町駅で降りた。流石にホームではGet出来なかったので、地上に出たら無事Get出来た。

 再度地下鉄に乗って、仙台市営地下鉄南北線の終点富沢まで行って、駅CPをGet出来た。折り返しの便に乗り、長町駅で降りる。JRの駅に移動し、仙台空港行きの電車に乗車した。

 ちょうどフライト1時間前の14:00に仙台空港に到着した。時間があるので、こういう時のためのゴールドカードだから、ラウンジに行ってゆっくりする。

 しばらく休憩した後に、保安検査場を抜けて搭乗口に向かった。相変わらず窓際の席を確保しているので、後ろ側が入った後の案内だったと思う。



 飛行機は定刻通りに離陸した。ご覧の通り、沿岸には建造物が無い。東日本大震災の被害の大きさを実感する。



 福島県相馬市松川浦も良く見えた。



 流石飛行機は早い。1時間少々で名古屋上空に着いた。こう見ると、名古屋も中々の都会だ。16:00過ぎに飛行機は無事中部国際空港に着陸した。預け荷物も無いので、一服休憩だけして時間に余裕もあるから、また鈍行で帰ることにしよう。

 行きと同じように、乗継ミューチケットを買って特別席で快適に。神宮前で乗り換えて、豊橋駅に到着。良い時間になったし、どうせ豊橋駅でJRに乗り換えるためSuicaの処理をしなければならないから、豊橋で夕食を食べることにした。

 豪勢に過ごしていたので、最後は若干ケチる。探すとはなまるうどんがあったから、うどんを美味しくいただいた。吉野家HDの株主優待券も使えるからありがたい。

 豊橋駅からはJRに乗り換えて、浜松駅を経由し自宅に20:00前に帰宅した。


 今回の旅では宮城県を周遊した。日本三景松島の景観は素晴らしいし、小さな島であったが金華山もシカや海がキレイで、とても良かった。ハイドラ等をやっていなかったら絶対行くことは無かった島だろう。

 お蔭で激レアな神社CPがGet出来たので嬉しい。また、桜の時期の東北とか中々行けないので、それも良かった。桜はあっという間に散ってしまうから、2021年は早く咲いたのもあってちょうど見頃の時期に巡れた。

 これで、次に東北を周る時は長期休暇で制覇が達成できる見込みが立った。2021年の夏休みは、本年中の完全制覇を目標に掲げたので、いつもの北海道ではなく東北に行くつもりだ。夏に東北に再訪することになるだろうから、また東北を楽しみたい。

■関連ブログ

2021年4月 宮城県金華山巡り 1日目 静岡~宮城県石巻市
2021年4月 宮城県金華山巡り 2日目 宮城県石巻市~金華山~宮城県多賀城市
Posted at 2022/02/27 23:21:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 島旅 | 日記
2021年04月11日 イイね!

2021年4月 宮城県金華山巡り 2日目 宮城県石巻市~金華山~宮城県多賀城市


■2日目 4/11(日) 天気:晴れ
 宮城県石巻市石巻港から網地島ラインの船に乗って、田代島・網地島を経由し、牡鹿半島鮎川港に行った。そこから金華山行きの定期船に乗って、金華山を徒歩で巡る。鮎川港に戻ってきて、バスで石巻駅まで移動。そこからJRで多賀城市に移動し、多賀城跡を巡って泊まった。

 朝6:00頃起床。ホテルなので朝シャンを浴びて、前日調達した朝食を食べる。出発準備をして、8:00前にホテルを出発。まずは、近くのセブンイレブンでコーヒーを飲んだ。

 網地島ラインの出港は9:00に石巻中央港となる。旅客なのでそんなに早めに行く必要は無いだろうから、15分前にでも着けば良いだろう。まずは、石ノ森漫画館が国盗り対象になっていたので歩いて行ってみた。



 周辺は橋や道路工事をしていた。石ノ森漫画館が一見変わった建物だったので、写真を撮る。国盗りもGet出来た。その名前の通り、漫画家石ノ森章太郎氏の博物館だ。正直名前は知っているが、あまりリアルタイムでアニメを見ていない。でもいつかは行ってみたいな、と思う。

 国盗りを済ませて、旧北上川の堤防沿いをのんびり歩く。石巻中央発着所の場所を確認した。まだ時間があるので、近くの日和山公園に行ってみよう。麓からは結構な勾配を登っていく。



 公園だけに桜が植えられていた。本当に満開で素晴らしい。



 たい平桜という一本の桜も見頃だった。



 その名の由来は、笑点に出ている林家たい平師匠のようだ。ネットで検索すると以下の通り。

「たい平師匠が大学四年になる春、落語家になろうか迷って東北を旅していたときに石巻の老人ホームでたくさんの笑顔をもらい、この桜のもとで落語家になると決心をした、思い出の桜。」

 

 麓の石ノ森漫画館を、たい平桜越しに見下ろす。左に船が停まっている場所があるが、網地島ラインの発着所になる。



 蔵王の山並みだろうか。もう4月なのにまだ雪が被っているのは流石東北。静岡に居ると冠雪した山は富士山とアルプスくらいなので、私にとっては珍しい。



 公園だけあって遊歩道も整備されており、桜並木も素晴らしい。



 神社があり、海が望めた。こちらの桜はあまり咲いてなかったが、これから訪れる田代島だろうか、島影が見えた。沿岸もだいぶ復興が進んできている。この公園は高台になっているので、ここに避難して助かった人も多かっただろう。2月の地震の際も、この日和山公園に避難している人も中継で放送されていた。

 日和山公園の桜と展望を楽しめた。そろそろ石巻中央発着所に向かう。予定通り、出発15分前の8:45に到着した。

 乗船券の自動販売機で鮎川港までの切符を購入。そして船に乗り込んだ。乗客はあまり多くなかったと思う。窓際を確保出来た。

 定期船は定刻通り石巻中央発着所を出港した。もう1つ門脇発着所に立ち寄ってから田代島方面に向かう。石巻中央が駅から近いので、公共交通機関利用向け。門脇には無料駐車場があるので、自家用車向けのようだ。

 門脇には、そこそこの人が待っていた。やはりクルマで来る人が多いということだろう。それでも混雑と言うほどでも無かった。

 写真が全く残っていないので、甲板に居れるような船では無かったのだろう。まず田代島に到着したので、コロプラ位置登録をして土産をGet。そして網地島に到着。乗客の殆どは田代島で降りたと思う。ここは猫の島として有名らしい。私は犬派なので、そこまで興味は引かれなかった。

 ここで少し焦り始めた。船が結構遅れていた。昨日の記録にも記載したが、次の金華山行きの定期船の乗継時間が定刻通りでも20分しか無い。そうなると、金華山行きに乗れなかったらどうしよう、と焦っていた。そんなに大きな船ではないだろうが、ここに行くのが最大の目的なので、行けないと中々辛い。

 結局船は15分遅れで鮎川港に到着した。「牡鹿半島」の国盗りをGet出来た。石巻港から約1.5時間掛かった。幸い、到着した桟橋のすぐ横の船が金華山行き定期船だった。もう他の乗客も乗船を開始していた。船に降りてすぐ、金華山観光のスタッフだろう人が私の名前を呼んでいた。

 その呼びかけに答えると、もう時間が無いのでここで受付します。とのことだ。これは助かった。何とか金華山に行くことが出来る。

 少し残念だったのは、当初は金華山に向かって、帰りは鮎川港ではなく女川港に向かうつもりでいた。しかし時間も無かったので、往復前提で話しかけられてたから、そのまま購入してしまった。これで女川に行けなくなってしまったが、まぁ仕方がない。とりあえず金華山に行けることを喜ぼう。



 時間が無かったので帰りに撮った写真だが、金華山にはこのような船で向かった。揺れそうな船だったが、天気も良かったので快適な船旅だった。



 鮎川港から20分程度で10:50頃金華山に到着。立派な休憩所が建てられていた。



 金華山の滞在時間は2時間弱で、12:30出港となる。じっくり島一周には時間が足りないが、黄金山神社に行って、周辺を少し散策するくらいは出来るだろう。島をのんびり周るには、船をチャーターしなければならないのかな。立派な鳥居をくぐる。



 早速少し登ると海が澄んでてとてもキレイ。



 金華山にはニホンジカが生息しており、それがこの島の売りにしているらしい。とりあえず、表参道を登ってみる。



 金華山も桜が咲いている。



 島全体が神域となっているのだろう、鳥居がまたあった。



 段々林が広がり、厳かな雰囲気になっていく。



 トイレがあったが、マークがシカだった。金華山はとてもシカを大事にしていると感じた。



 神社内の桜も見頃を迎えていて、春らしい陽気だ。



 歴史のありそうな門がある。この辺の細かい細工は、ホントに頭が下がる。



 桜と境内を撮影。



 この辺まで来て、ようやく黄金山神社CPをGetした。ここ数年でCPの取得範囲の見直しがされているので、金華山も牡鹿半島とかで取れないかな、とか甘い考えをしていた。でも、金華山の港でも取れなかったので、黄金山神社は現地訪問するしか無いと思われる。



 境内にシカも居た。人間に慣れているので、これだけ近付いても全く逃げない。



 黄金山神社のCPもGetして参拝したところで、港に戻りながら周辺を散策する。



 桜と船が見えた。あれは恐らく女川港から来た定期船だと思われる。本当はあれに帰りは乗る予定だったが、もう鮎川港行きの料金を払っているので乗ることは出来ない。



 気持ちの良い遊歩道と海の景色が素晴らしい。



 今から港に戻っても時間が余るので、港とは逆方向に歩いてみる。



 するとシカがたくさん居た。



 桜の下にも。これは絵になると思い、シャッターを切る。



 めっちゃこっちを見てる。シカは目が合うと、まさにこちらの様子を伺っている、って感じだ。



 この桜は葉桜になっていたので残念だ。1本だけ生えた大きな桜の背景に、澄んだ海、という構図としては好きなのだが。



 シカと草原と澄んだ海。



 崖と海の風景。



 そろそろ港に戻ろうか、という時間になった。金華山の景色は大変素晴らしかった。



 この辺は金華山も含めて、三陸復興国立公園とされていた。港に戻ってしばらく待つと、帰りの便の改札が始まった。



 12:30に金華山を出発し、12:50に鮎川港に帰ってきた。さて、石巻に帰らなくてはならないが、また船に乗って行くのも面白くない。調べてみると、石巻駅行きのバスがあるようだ。出発時間は14:00過ぎなので、時間はたっぷりある。なので昼食をとることにした。鮎川港に、観光センターのようなものがあって、食事処もいくつかあった。



 海鮮丼を美味しくいただく。

 お腹を満たしたところで、観光センターを軽く見学。バスの出発時間に近づいたのでバス停に行ったら、既に待機していた。終着点なので、バスで座って待てるのがありがたい。Suicaも使えたので助かる。

 石巻駅までは1.5時間くらい掛かるみたいだ。この後多賀城跡に行こうと思っているが、折角なのでJRを少し回り道をして向かおうかと思っていた。石巻からだと仙石線で行くのが最短距離だが、ハイドラ駅CPを稼ぐのと、国盗りをするために石巻線と東北本線を経由していきたい。

 仙石線は仙台と繋がっているので便数も豊富にあるが、石巻線は便数が少ない。ちょうどこのバスの定刻石巻駅着の5分後くらいのダイヤになっていた。バスは5分遅れくらい普通だから、難しいだろうな。と思っていた。

 途中で「渡波」の国盗りをGetして、時刻表を確認していたら、驚くほど定刻通りにバスは走っていた。牡鹿半島~石巻なんて混雑するような所ではないからであろうか、バスって定刻に走れるんだ、と驚いた。



 結局ダイヤ通りに石巻駅に到着。前述したように、石巻は石ノ森章太郎氏と関係が深いので、駅にアニメのキャラクターがたくさんあった。

 結局石巻線に間に合ったので小牛田駅行きのJRに乗った。途中の前谷地駅で国盗りをGetする。



 小牛田駅で東北本線に乗り換える。撮り鉄ではないが折角なので写真を撮ってみた。

 確か仙台行きだったと思うが、電車に乗った。途中塩釜駅で「鹽竈神社」の国盗りをGet。昨日現地に行ったのに、取り忘れてしまったがリカバリー出来た。

 国府多賀城駅で下車。ここから多賀城跡に徒歩で向かった。



 10分程度歩いて多賀城跡に到着。名城CPもGet出来た。



 城跡、と言っても石垣も無ければ天守も無かった。広場になっており、桜が植えられていた。国府だったそうだ。



 夕暮れの中の桜がまた美しい。



 今日も夕陽が落ちていく。



 桜の時期で良かった。言い方は悪いが、桜が無かったら「ふーん」で終わった可能性が高いかな、と言った印象だった。名城CPが取れたから満足だ。

 多賀城跡の桜を楽しみ、国府多賀城駅近くのセブンイレブンでコーヒーを飲む。そして国府多賀城駅に戻ってきた。今日予約しているホテルは多賀城市だが、ここ東北本線国府多賀城駅では無く、仙石線多賀城駅の方が近かった。この辺りは、東北本線と仙石線が並行して通っている。

 という訳で多賀城駅まで移動しなければならないが、歩くと少し時間が掛かってしまう。少し調べてみたら、ちょうど国府多賀城駅~多賀城駅方面に向かうバスが何本かあったので、バスに乗って行く。

 私は公共交通機関でもボチボチウロウロしているが、バスの路線図を調べるのは非常に大変だ。各バス会社HPの情報の出し方がバラバラで、時刻表・路線図が非常に分かりにくい。調べるには結構コツがいるような気がする。

 バスに乗り込んで多賀城駅へ向かう。国府多賀城駅からは殆ど乗客は居なかったが、多賀城駅からは何人か乗ってきた気がする。ホテルはもう少し乗ってた方が良さそうなので、駅から2区間くらい乗っていたら、ほぼホテルの目の前で降ろしてくれた。多賀城駅からはバスに乗るほどの距離ではないが、少しラクが出来た。

 手指消毒してホテルにチェックイン。ここは楽天で調べた時に驚いたくらい、素晴らしいホテルだ。コロナ禍なので来ないくらいなら安くしてまえ、精神なのか分からないが、まず一泊3,000円と破格。そして、隣が公衆浴場で露天風呂付の風呂を無料で入れる。かつ浴場の食事処の割引券までくれた。貧乏旅行者にとっては大変ありがたい。

 そんな状況なので、部屋に入り早速風呂に入りに行く。確か、ホテルから直結で外に出ずに行けたような気がする。サウナ・水風呂・露天風呂も完備されており、バッチリ整えた。

 風呂上りに食事処で夕食を食べた。写真が残っていないので何を食べたか全く覚えていないが、家計簿では500円と破格だった。

 部屋に戻り、テレビを見ながらゆったりしながら、明日何をしようか考える。天気予報はバッチリ晴れ。あとMustでやりたいことは、仙台地下鉄駅近くの名水CP「広瀬川」を取りに行くことくらいなので、十分時間はある。仙台空港に14:00くらいまでには行けば良いので、AMでどこか観光しよう。

 この辺と言えば、仙台か松島が有力候補だ。調べてみると、松島の遊覧船が前日までの予約でオトクに乗れるようだ。松島は言わずと知れた日本三景の1つなので、やはり松島に行ってみよう。

 この宿は素泊まりなので、明日の朝食は近くの吉野家に行こうかと思う。なるべく早朝に出発したいので、早めに起きよう。そんなことを思いながら、眠りについた。

宿泊地:宮城県多賀城市 サンホテル多賀城 3,000円

■関連ブログ

2021年4月 宮城県金華山巡り 1日目 静岡~宮城県石巻市
2021年4月 宮城県金華山巡り 3日目 宮城県多賀城市~静岡
Posted at 2022/02/27 00:59:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 島旅 | 日記
2021年04月10日 イイね!

2021年4月 宮城県金華山巡り 1日目 静岡~宮城県石巻市

 2021年春に、宮城県牡鹿半島三陸沖の金華山という島に行ってきた。島旅になるので、旅の記録を記す。

 いつも通り備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも是非見てってください。


■1日目 4/10(土) 天気:晴れ



 自宅から、JR・名鉄と鈍行を乗継ぎ中部国際空港まで行った。



 飛行機で仙台空港へ飛んで、レンタカーを借りる。レンタカーで宮城沿岸沿いの国盗り・ハイドラCP巡りをしながら、宮城県石巻市でレンタカーを返してホテルまで向かった。

 いつ頃計画を始めたか全く覚えていないが、記憶に残っている範囲で記録に残す。確か、東北地方の国盗り・ハイドラ巡りの計画を立てていたところ、かなりタイトな日程になるのが予想された。やはり適宜観光しながら周りたいので、少し補填をするため東北に軽く行こうかな。と考えたのがきっかけだった気がする。

 最初は2月に行こうかと思っていた。ところが、行こうと思っていた矢先に三陸沖で結構大きな地震があり、水道管の破裂による断水が起きている地域もあった。どうやらこの地震は東日本大震災の余震らしいが、10年経ってもまだ余震が起きるとは。地球レベルだと10年なんか瞬きレベルの経過に過ぎないのかもしれないが。

 こんな中出掛けるのも何なので、結局記録に上げた通りしまなみ海道を巡ってきた。東北は仕切り直しにしたが、どうせ行くなら行ったことない季節にしようかと思い、桜の時期が良さそうと考えて4月を検討した。また、3月に2021年中に国盗り・ハイドラメインCP制覇をする目標を立てた。なので、東北制覇かつ旅を楽しむために余裕を持たせるためにも、尚更出掛けようかと思う。

 まずはどうやって行くかだが、1日休みを取って2泊3日としても、クルマ・バイクで宮城県往復は出来なくはないが大変だ。往復で高速を使うと、2万以上の費用が掛かる見込みだ。出来るだけ費用を抑えるため、マイルが使えるANA便で良いのが無いか見たところ、中部国際空港⇔仙台空港の便があった。進行とは逆方向に向かうのがもったいないが、羽田空港からは東北新幹線の影響だろう、便が無かった。

 意外と中部国際空港から仙台空港への便はあったが、朝一で行くと宿が追加になるから以下のような便を押さえた。もちろんマイルを使った特典航空券なので、お金は掛かっていない。

4/10(土) 中部国際空港11:50発 ⇒ 仙台空港13:00着
4/12(月) 仙台空港15:00発 ⇒ 中部国際空港16:10着

 いつもと違い時間に余裕があるので、中部国際空港へは鈍行で行けば良いだろう。それだったらsuica貯金も使えるので、タダみたいな体感だ。

 今回の一番の目的は、宮城県石巻市沿岸に浮かぶ2つの島である、田代島のコロプラ土産と金華山の神社CPだ。フェリーや遊覧船のダイヤ的にも、この2つを行くだけで丸一日は必要そうだった。特に金華山は繁忙期を除いて日曜だけしか便が無いようなので、このスケジュールにした。

 当初はバイクでのロングツーリングの途中で行くつもりだったので、奥松島のキャンプ場に連泊して行こうか、と何となく計画してみたが、結局バイクは港に置き去りになる。

 なので、バイクで来た時に行く必要も無いし、この周辺をバイクで走りたいともあまり思わなかった。上述通り曜日の縛りもあるので、公共交通機関で行ってしまった方が効率的かと思う。今回決行するからこの島々はMustで行くようにする。

 上記予定通り、丸一日使えるのは4/11(日)なので、その日の予定は決まりだ。10日(土)も宮城で半日使えるから、レンタカーを借りようかと思った。それで、まだ残っている宮城沿岸の国盗り・ハイドラ巡りをしたい。

 同じ県内なら大体乗捨無料なので、島々の拠点でもある石巻でレンタカーを返却できれば、と思って調べたら、うまくいけそうなのがトヨタレンタカーしか無かった。少し高いが半日しか借りないのでまぁ良い。

 天気予報が悪かったら計画変更も視野に入れていたが、どうやら大丈夫そうだ。桜の時期には少し早いかな?って思っていたが、どうやら2021年の桜前線は良い勢いで北上していたようなので、ちょうど仙台が満開になっているらしい。これは良い時に計画を組めた、と喜ぶ。

 旅行可否の最終ジャッジをしたところで、レンタカーと宿の確保に動く。土曜は石巻。日曜は、多賀城に安くて良さそうなホテルがあったから予約した。次に石巻のレンタカー営業所にTELを入れる。石巻市街なら送迎可能とあったためだ。この時釈然としない対応を取られたので少し愚痴る。

「レンタカー返却後、石巻市街のホテルまで送迎してもらいたいのですが」
⇒「何時頃でしょうか」

「(営業時間は19:00まで)そうですね、18:30頃返却かと思います」
⇒「営業終了時間が近いのでそれは厳しいです」

「(30分あるのになぁ、と思いつつも)そうですか、分かりました。逆に何時なら出来ますか」
⇒「コロナの関係があるんで・・・かくかくしかじか無理です(流石に覚えてない)」

 前提としてコロナ渦であることは理解している。だから断られる可能性もあると思っていた。コロナの関係で、今送迎は断っている。と最初から言ってくれれば、何の不満も無く終われた。

 ところがその前の問答が釈然としなかった。まるで面倒だから、コロナを理由に断っているように聞こえてしまった。トヨタレンタカーHPにも、送迎はしていない。等のお断りは見られなかったので、期待したのだが。その時は、お客様相談室のような所に苦情でも入れようかと思ったが、段々どうでもよくなったのでそこまでしなかった。

 仕方がないが、返却予定の営業所は最寄り駅まで遠いので、どうやってホテルまで行こうか。タクシーは高いので、バスを調べてみたが郊外のためか便はあまり無かった。

 更に調べると、他の営業所なら最寄り駅まで徒歩10分も掛からなそうだ。予約をキャンセルするとキャンセル料が掛かる期間に入っているので、仙台空港貸し出し営業所にTELし、返却営業所の変更を申し出た。あっさり受付けてくれた。これで何とか安価でホテルまで辿り着けそうで安堵する。

 次に、金華山への定期便の確保だ。金華山へはいくつかの港から定期便が出ていた。牡鹿半島の先端「鮎川港」と、女川町の「女川港」から出ている。

 長期連休の繁忙期でもないので予約は必須ではないと思われたが、今回は石巻から網地島ラインという船に乗る。石巻港から目的の田代島と、網地島を経由して、鮎川港を結んでいる航路になる。これを使えば、コロプラ土産を取りつつ鮎川港に到着できて効率的だ。

 ただ、ダイヤを見ると乗継時間が確か20分くらいしか無かった。そんなに大きな港とは思えないので、恐らく大丈夫だと思うのだが、万が一桟橋が離れてたりする可能性もあるかも。と思い、一応金華山観光にTELを入れてみた。

 「網地島ラインから乗ろうと思ってるのですが、乗継時間は問題ありませんか?」と聞いたところ、問題無しと回答を貰えた。これでこちらも安堵する。ついでだから一応予約を入れておいた。

 これで一通り準備は完了だ。金華山からは女川港に戻って、JR女川線を使えば良いだろう。便数は少ないが、特に急いでいる訳でもないのでのんびり行こう。後の月曜はどうしようか、折角の平日だし仙台観光か松島かどちらかにでも行ってみよう。


 いよいよ当日がやってきた。天気予報は良好で、大変素晴らしい。遅い飛行機だが、旅費を節約するため鈍行で向かうため、5:00頃起床する。

 朝食を食べて洗濯を済ませて、前日まとめておいた荷物を詰めたバックパックを背負って7:20頃自宅を出発。最寄り駅まで歩いて行き、JRに乗って浜松駅で乗り換えて、豊橋駅に到着。そこから名鉄に乗り換えるが、中部国際空港まではそこそこあるのでいつも特別席を使う。乗り継いでも1回の金額で済むので、これだけ乗るのであれば出す価値はあると思う。

 神宮前で乗り換えて、10:40頃中部国際空港に到着した。

 少し早いがまず昼食を美味しくいただく。写真が残ってないが、ラーメンを食べたと記録が残っていた。そしてゴールドカードの特権を使うため、ラウンジでしばらく寛ぐ。

 20分前に保安検査場を抜けて搭乗口に向かった。搭乗案内が始まり、飛行機は定刻通り離陸し、仙台空港に着陸した。仙台空港を利用するのは初めてだが、流石東北最大の都市の空港なので中々大きい。

 預け荷物も無いのでスムーズに到着口から出る。まずは一服休憩をして、トヨタレンタカーを訪れた。バスで営業所に送ってもらい、レンタカー貸し出しの手続きを終わらせる。

 これで足を確保出来た。確か今回の相棒はヴィッツだったと思う。格安のコンパクトレベルだったら、大体ヴィッツかマーチだな。仙台空港を13:40頃出発した。

 仙台東部道路を使おうと思ったが、確かETCカードを持ってくるのを忘れてしまった気がする。レンタカー屋で借りることも出来ると思うが、どうせ半日だけなので節約する口実としては良いだろう。高速は使わずに頑張ってみる。

 仙台空港から県道10号を北上する。この辺りも、東日本大震災で被害が大きかった地域だ。一部道路が嵩上げされていて、この道路が堤防の役割もしているらしい。なので、道路から海岸方面は全くと言っていいほど住宅は無かった。

 そんな印象を持ちながら走るが、仙台市街のバイパスルートということで交通量はそれなりにあったが、渋滞は特にしていなかった。若林区の「六郷」、宮城野区の「陸前高砂」「仙台港」の国盗りをGetする。

 仙台港近くになると、交通量が増えてきたが車線数も増えて都会感が出てきた。しばらく走ると多賀城市に入って、国盗りをGetしセブンイレブンでコーヒー休憩を取る。

 それから七ヶ浜町に入って、国盗りと公共建築CP「七ヶ浜国際村」をGetする。次に塩釜市に入って国盗りと神社CP「鹽竈神社」に少し寄る。見て行こうかと思ったが、どうせ足があるのだから松島の景観を見ようと考え、足早に立ち去る。

 国道45号を走って松島町に入った。前にも行ったことがあった、双観山が近くにあるのを思い出したので行ってみることにした。



 公園内の桜がよく咲いていた。



 前来た時にも、国道沿いに看板が出ている割には、ここからの展望はそこまででもないな。と思った記憶があったが、やっぱり間違っていなかった。 

 双観山を出発し、国道45号を走ると松島のど真ん中を通る。土曜なので、コロナ渦だがそこそこ観光客で賑わっていた。今日はレンタカーだし、駐車場代も掛かるので松島市街はスルーした。

 仙石線の駅CPを折角なので少し寄りながら、宮戸島へ向かった。国盗りをGetしたので用事は済んだが、折角なのでどこか展望の良いところへ行ってみよう。



 松島四大観の1つ、大高森が宮戸島にあったので来てみた。登山口と大げさに書いてあるが、徒歩15分程度らしいので大したことはない。



 桜が咲いた登山道をテクテク歩く。



 頂上は展望台になっており眺めが良い。稜線上に桜が咲いており、海の景観が素晴らしい。



 遠くに石巻の街が見えた。



 松島の多島美も中々良い景観だ。



 望遠でも撮影。



 こちらの沿岸も住宅が殆ど無い。堤防の工事も続けられていた。

 大高森の景観を楽しみ、引き続き宮城の国盗り・ハイドラCP巡りを続ける。石巻市に入り、矢本IC近くでコロプラ土産をGet。そこから三陸道に入るが、奥松島から東は無料なのでありがたい。

 登米市に入った所で国盗り「みやぎの明治村」の空を、三滝堂ICまで走って道の駅CP「三滝堂」もGetした。これで今日のノルマは終わった。そのまま折り返し、石巻河南インターを降りてトヨタレンタカーに向かった。

 予定通り18:30に返却手続きを完了する。送迎してくれないので、最寄りの仙石線蛇田駅まで、閑静な住宅街を歩いて向かう。

 予想通り無人駅だが、suicaのタッチパネルがあるのでありがたい。何人か学生が居た。しばらく待つと、石巻行の電車が来たので乗る。2駅なのであっという間に着いたが、歩けなくはないだろうが歩くのも大変なので、電車があるなら乗りたいところだ。

 石巻駅に到着し、駅前を歩いて本日の宿「石巻サンプラザホテル」に向かった。確か、記憶だと道を挟んで両隣に系列のホテルがあり、片方が結婚式場もある立派なホテルで、もう片方が安宿のシングル多めという配置だったと思う。チェックイン手続きは立派な方でするように、と楽天トラベルに記載されていた。

 指示通りに、手指消毒をしてチェックイン。入った瞬間立派なホテルだったから、私にとっては場違い感を少し感じたが、一人旅なので仕方がない。カギを貰って、対面のホテルに向かい部屋に入ってようやくゆっくりする。

 早速夕食の場所を探してみた。折角石巻まで来たので、何かしら海鮮系が良いかと思った。夕食で地場の物を探そうと思うと、どうしても居酒屋的な雰囲気な店が多くなる。私は下戸なので、もったいないしあまり酒は飲みたくない。でも夕食だと酒が前提みたいな雰囲気が嫌いでもある。

 駅近なのもあって、居酒屋的な店しか見つからなかった。コンビニでも良いかと思ったが、コロナ渦で大変な中、少しでも飲食店の経済を回したい、という気持ちもあったので私としては珍しく居酒屋に行った。



 旅先で酒を飲むのは珍しい。それと一緒に地場産の刺身を食べる。



 焼き鳥もオススメしていたので、串の盛り合わせをいただく。



 少し足りなかったので、焼きそばを推してたから食べてみたが、美味しかった。

 ほろ酔い気分でホテルに戻って、テレビを見ながら寛ぐ。酔いも醒めたところで風呂に入って移動の疲れを癒した。

 明日は、石巻港から田代島・網地島を経由して、鮎川港に向かいそこから金華山に渡る予定だ。そこからはあまり決めていないが、折角なので駅CPでも取りつつ、多賀城跡にでも行こうかと思っている。

 そんなことを思いながら、眠りについた。

宿泊地:宮城県石巻市 石巻サンプラザホテル 4,800円

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2021年4月 宮城県金華山巡り 2日目 宮城県石巻市~金華山~宮城県多賀城市
2021年4月 宮城県金華山巡り 3日目 宮城県多賀城市~静岡
Posted at 2022/02/26 00:04:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 島旅 | 日記

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カワサキ NINJA650 カワサキ NINJA650
2019年2月16日納車。  Ninja400Rに乗り始めて速攻でバイクにハマり、その ...
マツダ アクセラセダン マツダ アクセラセダン
2014年1月11日納車  バイクに乗り出して、クルマで出掛けるのがそれほど楽しく感じ ...
ヤマハ セロー250 ヤマハ セロー250
2020年1月5日納車  サブで125ccオフであるXTZ125を所有していたが、静岡 ...
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某氏のマネしてみましたw カメラの紹介と、レンタカー・仕事・公共交通機関での移動に使って ...

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