■4日目 7/18(日)
奄美大島の東側を周った。
そして奄美空港から喜界島に渡り、喜界島を1周。その後静岡まで帰還したが、若干のトラブルがあった。
朝6:00頃起床。朝風呂に入ってサッパリし、前日調達した朝食を食べる。外の様子を見ると、天気予報通りどんよりとした空模様だった。これだったら、前日計画した通り龍郷町の資料館に行こう。開店時間を調べると、あまり早く出ても仕方ないので、しばらくホテルでゆっくりする。
出発準備を整え、8:30頃ホテルを出発。国道58号をのんびり走り、龍郷町に入ったところでコンビニがあったからコーヒーを飲む。
コンビニからすぐだった、龍郷町りゅうがく館に到着。奄美大島は西郷隆盛が住んでた街であるため、それを観光資源にしているようだ。
今では考えられないが、当時は島嫁(アンゴ)と呼ばれる制度があったようで、本土の人が島に居る間のみの嫁、というのが存在した。本土に戻る際でも藩の規則により、連れて帰ることは出来なかったらしい。この顔出しパネルにある、西郷さんの横のあいかな(愛加那)がアンゴだったそうだ。
館内を撮影。常設展か特別展かは分からないが、ちょうど西郷隆盛と菊次郎展をやっていた。この菊次郎が、愛加那との間に生まれた子供だそうだ。西郷隆盛にとっては長男なのだが、アンゴとの子なので次郎になった、と大河ドラマでも描かれていた。ゆくゆくは京都市長まで勤められた方のよう。
奄美・龍郷島ミュージアムをのんびり見て周った。ありがたいことに、入場料は無料だ。それだけにそんなに大きな展示ではないが、幕末の歴史・西郷隆盛の奄美駐在の記録等を興味深く見ることが出来た。
30分くらい見て周り、りゅうがく館を出発。外に出たところ、天気が回復してきた。これだったら奄美大島最北端に行く価値があったが、もう時は戻らないのでせめてあやまる岬には行ってみよう。
国道58号から奄美空港方面へ進み、少しダムCPに寄り道してあやまる岬に向かう。国盗りも忘れずにGetし、奄美大島の国盗りを制覇することが出来た。
10:00頃あやまる岬に到着。緑の芝生が広がっており、開放的な広場だ。
雲は多いものの夏空が広がっており、大変良い景色。
海岸はサンゴ礁の島らしく、遠浅の海岸線に砂浜の景色がキレイ。
これから向かう予定の喜界島も見えた。
そろそろレンタカー返却の時間が迫ってきたので、あやまる岬を出発。空港はすぐそこなので返却予定時間通りに奄美レンタカーに到着した。返却手続きをして、空港まで送迎してもらう。
奄美空港に到着。少し時間があるので周辺を少し散策。奄美土産を調達し、保安検査を抜けておく。
喜界島行きゲート。
喉が渇いたので待合所の売店を見たら、奄美のお茶「くび木の茶」があったので購入してみた。何とも言えないが、体に良さそうな味だった。
搭乗案内があったので飛行機に乗り込む。確か機内はガラガラだった気がする。
係員さんに見送られて定刻通り11:35離陸。
あやまる岬から見えていたくらいだから、すぐ喜界島上空に着いた。ちなみに、乗車時間はたったの20分だ。そのため飛行機はあまり高度を上げないため、陸地が良く見えた。
あっさりと喜界空港に着陸。
当然ながら飛行機からターミナルへは歩いて向かう。予想通りの小さな空港だった。
忘れずに喜界島の国盗りをGet。これで九州地方を制覇することが出来た。ハイドラも起動し、喜界空港CPもGetした。
自分で言うのも何だが、九州地方を制覇したというのは凄いことだと思う。長崎県・鹿児島県が最大の難関だろう。
長崎県:壱岐島、対馬、五島列島
鹿児島県:甑島、種子島、屋久島、奄美諸島
と、九州は島がたくさんある。一部の島は飛行機のオフラインモードが使えるかもしれないが、殆どは実際に訪れないとGetすることは難しい。私も実際には訪れていない所はいくつかあるので、いつか是非リアルに行ってみたいところだ。
ささやかな喜びに浸っているところで現実に戻る。折角喜界島に来たので周ってみよう。まずは足の確保で、事前情報だと原付を借りることが出来るらしい。その前に、大きなバックパックから必要なものだけ出して、ポケッタブルバックに移し、コインロッカーに不要な荷物を預けた。
空港の売店でレンタルバイクの手続きをし、夕方の鹿児島空港行きまで借りる旨を伝えた。いくらだろうか、と思ったら驚愕の値段だった。何と880円で貸してくれるらしい。安いのは助かるが、想定以上だったので驚いた。
受付でカギを借りて、バイクは少し離れた所にあるらしいので、カギのナンバーのに乗って行ってください、とのこと。返却はガソリンは満タンにしなければならないが、今日は日曜なのでガソリンスタンドが空いてない。なので、距離清算をするとのこと。返却は空港の売店で良いらしい。
喜界空港から3分くらい歩いたレンタカー屋の横に倉庫が見つかった。指定のナンバーのスクーターがあったので早速倉庫から出す。
いよいよ喜界島ツーリングの開始だ。相変わらずどこに行くかあまり決めてない。まずは一周して、喜界島の北東部にサトウキビ畑の直線道路があるらしいのでそこには行きたいな、くらいで後は適当に目ぼしい所に寄って行こう。
その前にまずは腹ごしらえをする。喜界島は、喜界空港・喜界港周辺にしか街らしい所が無いので、先に食事を済ませる。PayPayを使える店はあるか探したところ、見つかったので向かった。
何にしようかメニューを見たら、島御前というのが良さそうだったのでそれにした。色んな小鉢があり、おいしくいただく。会計をしようと思ったが、PayPayのQRが置いてなかった。この手の話はたまにある。聞いてみれば良いのだが、何となく気後れしてそのまま現金で払ってしまう。まぁ別に良い。
お腹を満たしたところでツーリング再開。ハイドラを見ると、喜界島にもダムCPが1つあった。南西側だったので、まずはそこに行き反時計回りで喜界島を一周してみよう。
と思ったが、どうも雲行きが少し怪しい。雨雲レーダーを見ると、近くにスコールの雲があるようだ。予測ではギリギリ喜界島を避ける予報だったので出発した。
ところが5分くらい走ったところでスコールが降りだした。一応念のために、荷物・スマホや財布等の貴重品はシート下に収めているので心配無いが、これは少々走るのが辛い。スコールだと思うのでしばらく雨宿りすれば止むはずだが、屋根があるところが見当たらない。仕方ないので手っ取り早く空港に戻ってきた。
空港の喫煙所で一服しながらしばらく待機。全身ずぶ濡れになったが、南国なので寒くもないしまた走り出せばその内乾くだろう。
予想通り20分程度で止みテッカテカに晴れてきた。駐車場の水たまりに反射する青空がキレイだ。気を取り直してツーリング再開。ダムCPをGetして、南西端に向かった。やはり原付とは言え島ツーリングは良い。交通量が皆無に近いし、南国の風を受けながらキレイな景色を見ながら走るのは最高だ。
手久津久のガジュマル巨木、というのが最初に見つかった。駐車場や看板が新調されたばかりで、喜界島も観光に力を入れているのだろう。
森の中に入って行ったら、これは確かに巨木だ。
奄美大島のガジュマルは何とも思わなかったが、これは物凄く太い幹に圧倒された。
ちなみに南国で森の中に入る場合はハブが怖いが、どうやら喜界島には生息していないらしい。なので、多少は安心して森の中に入れる。
ガジュマルを楽しんだところで出発。県道619号に出てきた。交通量の殆ど無い道をのんびり原付を走らせる。
このまま海岸線を走ってサトウキビ畑の直線道路に行こうかと思っていたが、標識にポイント211というのが見えた。名前からはどんな所か全く分からなかったが、何となく行ってみたくなり適当に道を曲がる。
そこからは結構な坂道を登っていく。50ccの原付なので非力だから、アクセル全開にしても法定速度の30km/h出るかどうか、って感じだったが歩いて登るよりは断然マシだ。何とか登り切った所で案内に従って進む。
ポイント211に到着。良い感じの芝生が広がっており、開放的だ。
駐車場に誰も居ないが、これが島旅の良い所。
事前情報無しで来たが、どうやらここが喜界島最高地点のようだ。そして、ポイント211の意味が分かった。標高の数字のようだ。
最高地点らしく見晴らしは中々良かった。
海とサトウキビ畑の光景が素晴らしい。
適当に来た場所が良いと何となく得した気分になるので面白い。ポイント211を楽しみ、次は何度か看板が出ていた百之台公園に行ってみよう。
ポイント211から百之台公園はすぐだった。奄美十景に選ばれているらしい。
立派な展望台があった。
ここからの眺めも良いが、ポイント211から近くなのもあり、あまり変わり映えはしないかな?
北端が見えたことくらいだろうか。ポイント211で景色を楽しんだので、そこまでの感動は無かったが良い景色には変わりないので良いだろう。
百之台公園を出発し、今度こそサトウキビ畑の直線道路に行ってみよう。喜界島最高地点に居たから九十九折の道を下って行くと、段々視界が広がってきた。
シュガーロードという名称らしい、直線道路に出てきた。その瞬間景色に感動。
周囲30km程度の小さな島なのだが、島のスケールを越えた展望がそこにあった。
牧歌的な景色がまるで北海道のようだ。違うのは周辺が殆どサトウキビ畑なことだろうか。
こういう、青空をバックに向こう側が見えない道路のアングルが好きだ。
少し降りてきた所から場所を変えてみる。あの丘の上に、行ってきた百之台公園等がある。
ここに来たことにより、私の中での絶景島ランクで、喜界島が一気に急浮上した。この牧歌的かつ開放的な景色が好きなので、喜界島はとても美しい。南国の島は、海はどこでもキレイだがこのような景色はあまり無い。
直線道路を楽しんだところで海側に出ようと思ったが、近くに牧場の看板があった。折角なので行ってみよう。
牧場に到着したら、大変素晴らしいひまわり畑があった。まだ7月中旬だが、流石南国なので満開だ。
原付とも撮影。
牧場らしく馬が居たが、どうやら喜界馬(トカラ馬)というらしい。
サラブレッドよりは足が太いように見える。気持ちの良い緑が広がっている。
喜界島で絶対見たかったシュガーロードを楽しめた。本当に島とは思えない素晴らしい景色なのに、人が誰も居ない。GWの九州ツーリングでも思ったが、島旅は本当に素晴らしい。
さて、次はどこに行こうか。後は喜界島最北端とか、水曜どうでしょうでも出てきたムチャ加那公園に行きたいくらいか。原付を適当に走らせてみる。
最北端ではないが、キレイな砂浜があったので寄ってみた。
白い砂浜が美しい弧を描いている。この砂浜で地元の中学生辺りだろうか、砂浜でジャンプしながら写真撮影をしていたような気がする。
どうやらここは平家上陸之地でもあるらしい。源平合戦で敗れた平家は、こんなところまで来たのだろうか。
木陰があったので、そこで休んでいるのがとても気持ち良い。南の島は大体どこもそうだが、気温は高いが所詮32℃程度なのでむしろ本州よりも涼しいくらいだ。風もあるので、炎天下に居なければ割と快適だ。
平家上陸の地を後にし、最北端の海岸を進んだが、結局どこが最北端なのか良く分からなかった。それでも海を眺めながらのんびり走る。結局海岸には寄らなかったので、この近くだろうムチャ加那公園に行ってみよう。
適当に行ったら、集落内のかなり細い道を通ったが原付なので全く問題無い。
ムチャ加那公園に到着。看板のフレームは新しそうだが、写真は完全に破れていた。
高台にあるので眺めが良い。
水曜どうでしょうでは、ここでキャンプをしていた気がするのだが何となく違う気もする。やれなくもないが、山田君を置いてた炊事場とかは無かったので、違うところなのだろうか。
本土の言葉からすると、やっぱり「無茶かな?」みたいに読んでしまうが、奄美の方で加那というのは女性を指す言葉だったと思う。なので、西郷さんの島嫁である愛加那も、名前は愛だったそうだ。
水どう聖地巡りのようなものだったが、さて次はどこへ行こうか。Google Mapを眺めてみると、どうやら島の中央部辺りに鍾乳洞があるようだ。大きくはないらしいが、入場も無料とのことなので是非行ってみよう。ムチャ加那公園を出発した。原付なのでスマホホルダーは無いから、Bluetoothイヤホンでナビを聞きながら向かった。
道の途中で展望台があったので、少し寄ってみた。
大久保展望台と言うようだが、正直島一番とは思えないかな。シュガーロードの方がよっぽど爽快だと思う。まぁこんなもんか、といった大久保展望台を後にし、今度こそ鍾乳洞に向かう。
ウフヤグチ鍾乳洞に到着。図からもあるように、口コミどおり大きくは無さそうだ。
それでも何となく南国の洞窟っぽくて雰囲気は好きだ。
この木の茂り方が、やはり本土とは違う。
鍾乳洞はわずかながら電灯があったが、暗すぎて満足な写真は撮れなかった。まぁ入場無料なので問題無い。
次の目的地はどうしようか。海沿いよりも、高台の展望の良い所が無いかな?って探してみたら、テーバルバンタという所が見つかった。行ってみよう。相変わらず原付なので登り坂が厳しいが、ナビの音声を頼りに向かう。
小さい島なのでさくっと到着。展望台は無かったが、高く盛り上がっていた。
看板を撮影。途中で止まっているが、2万年毎に隆起を繰り返し、喜界島は形成されているらしい。
本当に段丘が盛り上がっている。この段丘は看板の説明通りだと、6万年前に出来た段丘のようだ。それがハッキリと確認出来るのが面白かった。
段丘の台地上は今はサトウキビ畑になって、広大な畑になっている。
段丘部を望遠で撮影。
さて、そろそろ良い時間になってきたので、喜界空港周辺に戻ることにしよう。テーバルバンタは南寄りだったので、西海岸周辺をのんびり走りながら向かった。
あっさり空港周辺に着いたが、もう少し時間がありそうなので喜界港に行ってみた。鹿児島から夜行フェリーで来ることも出来るが、あまりにも早朝着になるので足が無いと時間を持て余しそうだ。一周32kmなので、原付で周るにはちょうど良い距離だろう。
喜界港周辺をプラプラしていると、ビビっときた場所があったので寄ってみた。
この交差点。何の変哲も無い所だが、恐らく水曜どうでしょうで出てきた場面だと思う。最後の方で、メンバーをリアカーに載せて事故になりかけた所じゃないかな。
確かに若干の下り坂になっていた。車道に飛び出そうになったところを、ミスターが何とか助けた。と言った場面に今居るのが、何となく嬉しい。
折角なので、原付とも記念撮影。
流石にこれでタイムアップとなったので、喜界空港に戻ってきた。予想以上にかなり楽しめた。喜界島は一気にお気に入りの島になってしまった。原付貸し出し窓口だった売店にて返却手続きをする。細かいことは覚えていないが、原付のODOを見て走行した分のガソリン代を清算したと思う。
コインロッカーに預けていた荷物を取り出し、詰め直して保安検査を抜ける。
ここで表示を見ると、どうやら使用機到着が遅れているようで出発に遅れが出ているようだ。表示では10分程度だった。
これから、17:40鹿児島空港行きの飛行機に乗り、18:45鹿児島空港着。そして羽田行きのANA便19:25発に乗り換える予定だ。航空会社が異なるが、羽田のように巨大な空港ではないので乗継にもそんなに時間は掛からないはずだ。乗継時間は定刻通りであれば40分はあったが、10分遅れても何とかなるだろう。
と思っていたが、いつまで経っても飛行機が到着しない。当然折り返し便が到着しないと飛行機は飛ぶ訳が無いので話にならない。結局確か20分程度遅れてようやく飛行機が到着した。
ここから折り返しの準備に30分は掛かるだろうから、かなり微妙な時間になってきた。内心かなり焦る。少し飛行機のダイヤを見たが、一応私が乗る予定だった次にも羽田行きはありそうだ。これが最終便となる。
しかし、次の便に乗ってしまうと品川駅発静岡方面の新幹線最終に間に合わなくなってしまう。ということは静岡に帰れなくなる。当然明日は仕事だ。さて、困ったがどうにもならないので、早めに折り返し準備が出来るのを祈るばかりだ。
その心配は現実となり、30分どころか40分くらい掛かった。コロナの影響で消毒作業とかに手間でも掛かるのだろうか。
結局飛行機は30分遅れで、喜界空港を離陸した。さらば、喜界島。また来れる日があれば・・・ と感慨深くなりたいところだが、気持ちはそれどころではない。飛行機の乗継というのは、何度かあるがそこまで頻度は多くなかった。当然今回のような経験は初めてになる。
どうしたら良いか、と思ったが、シートベルトサインが消えた所で、客室乗務員のお姉さんが周り始めた。とりあえず相談してみよう。このようなケースは他にもあるはずだ。
他社便の乗継なので恐縮ですが・・・と下手に出て、事情をお姉さんに説明する。まずはしきりに謝られたが、お姉さんのせいでは無いのは当然だ。氏名と乗る予定の便を開示して、地上に連絡を取ってみるとのことだ。
飛行機は電車のように駆け込み乗車をする訳にはいかない。当たり前だが、他の客が居るので私のために離陸を待ってくれることなどありえない。しばらく経つとお姉さんが戻ってきてくれたが、やはりかなり怪しいらしい。幸い次の便に空きがあるところまで調べてくれ、私の責ではないので振替も無料で出来るようだ。当然他社便なので、もし乗継出来なかったら後はANAカウンターに行くように指示される。
とりあえずやれることはやった。後は外の景色を見ながら色々考える。ちょうど島だけに雲が掛かっているのが面白かった。あの島はどこだろうか。やはり、島の山で空気が冷えて雲になるんだろうな。
まず思ったのは、もうどうしようも無いので、折角だから振替便を明日にもう1日休みを取って鹿児島に居ようかな、とか思ってしまった。喜界空港で待っていた時も、その選択肢を考えて、鹿児島の天気予報を見てみた。しかし、生憎天気予報は良くなかった。実は、2ヶ月前のGWにもセローで鹿児島を訪れていて、その時も雨が降ったから維新のふるさと館とかを巡っている。
天気が良く夏空が広がる。また久しぶりの訪問ならまだしも、5月に訪れたばかりでまた天気が良くない中観光するのも全く気が乗らなかった。なので、その選択肢は排除した。後は実際にどうなるか。を見届けてから決めることにしよう。
そんなことを考えていたら、鹿児島空港にようやく到着した。気になる時間は、見事に私が乗る予定だったANA便の出発時間Justに到着した。ちょうどボーディングブリッジから離れていくANAの飛行機が見えたので、もしかしてそれだろうか。
しかも離島航路かつ遅れたためか、ターミナルへはバスで向かうとのこと。もう完全に話にならないのは明白だ。
こうなったからには仕方がない。先ほど鹿児島滞在は候補から排除したので、そのまま羽田に帰ることは決定だ。その後は色々選択肢があるが、飛行機に乗っている間に思いついたのは以下の4つだ。
①深夜バスで帰る。
メリット:追加費用を最小限に出来、月曜出社出来る
デメリット:深夜バス明けで仕事はしんどい
②泊まって朝一の新幹線で帰る。
メリット:月曜出社出来る
デメリット:早起きがしんどい
③泊まって半休を取り、ゆっくり新幹線で帰る。
メリット:朝がゆっくり出来る、半休で午後出社すれば周囲の目も少しマシ
デメリット:特に無し
④泊まって有休を取り、東京観光でもしてゆっくり新幹線で帰る
メリット:観光が追加出来る
デメリット:3日も有休を繋げることになり周囲の目が気になる
私の会社がブラックであれば、① or ②しか無いだろう。幸いブラックではないので、その選択肢は初期段階で排除した。そもそもブラックだったら、2日も有休を付けられないか。。。
関東の天気予報は良かったので④も捨てがたいと思った。しかし、東京は行こうと思えばいつでも行ける。その上既に2日も休んでるし、東京はこの時緊急事態宣言が出ているので、この中ウロウロするのも気が引ける。感染リスクは地方に比べれば高い。という訳で、③の選択肢を取ることに決めた。
まずはターミナルに着いた時点で、JALのお姉さんが待機していて私の名前を呼んでいたので、声を掛ける。すると遅延証明書を貰った。これをANAのカウンターに出すように指示された。
早速ANAカウンターに向かう。ANAの予約情報と遅延証明書を渡して振替手続きをした。席は窓側・通路側をどちらにするか聞かれた。いつもは窓際を選ぶが、周囲の席状況が分からないし、夜なので景色は見えないから乗降しやすい通路側を選んだ。
手続きをしている間に1人男性の方が来て、私と全く同じ便に乗る予定だったようで手続きをしようとしていた。しかし、その男性は私のような手続きをJALとしてなかったのだろう。遅延証明書を持っていなかったようだ。それが必要です、とANAのお姉さんが言っているのだが、遅れたのなんて調べれば分かるだろう、とか難癖をつけていた。
やれやれ、とりあえず乗れない可能性が高い時点で相談するべきだと思うのだが、それをやらずに難癖を付けるなんて話にならないな、と私は思ってしまった。
まぁそんな男性のことはどうでもよい。どうなったのか知らないが、何とかなるのだろう。次の飛行機まで時間があったので、鹿児島空港で夕食にしよう。写真を撮ってなかったので何を食べたか覚えてないが、家計簿を見ると焼きそばを食べたらしい。
細かいことは覚えていないが、食事をしたであろうレストランは保安検査外なので、一旦出たのだろう。お腹を満たしたところで、再度保安検査を抜けて搭乗口の近くで待つ。
その間に今日はどこに泊まろうか考える。日曜なので東横INNが安いはずだからそこにしよう。後はどこにするかだが、緊急事態宣言が出ている東京は避けることにする、かつ少しでも朝ゆっくりしたいので新横浜駅前の東横INNを予約しておいた。
これで何とかなるだろう。乗る飛行機は、ソラシドエア運航のようだった。多分乗るのは初めてだと思う。これが羽田行きの最終飛行機のようだ。
飛行機は定刻通り鹿児島空港を離陸した。到着予定は22:00過ぎで、羽田空港は巨大だからやはり最終の新幹線には間に合わない。そんなことを思いながら、京急電車で横浜駅まで移動。そこから新横浜駅へは横浜線の方が安いが、地下鉄の駅CPが取れていなかったので、地下鉄で新横浜駅に移動。
コンビニで飲料を調達し、もう日が変わる直前の23:45頃「東横INN新横浜駅前新館」に到着した。手指消毒して、ホテルにチェックイン。風呂に入って、多分1:00頃寝た。
翌朝まずは朝食を食べて、上司にTEL。事情を説明したら笑いながら、午後出社で良いの?って言ってくれた。私もメールが大量に溜まっているだろうから、午後から出社することを伝えて了承を得た。
そしてチェックアウトギリギリまでゆっくり滞在。私の会社の午後一は13:30~なので充分帰られる。10:00過ぎの新幹線に乗って、12:30頃自宅に到着。荷物を置いて、作業着に着替えて午後一からようやく出社出来た。
最終的にオチもついたが、何とか奄美諸島を巡ることが出来た。後は、沖永良部島と徳之島に行ってみたいがいつになるだろうか。このおかげで九州地方の国盗りを制覇出来たので、また一歩全国制覇に近づいた。
次は、夏休みの東北ツーリングだろう。また南の島に行きたいな。
宿泊先:神奈川県横浜市 東横INN新横浜駅前新館
■関連ブログ
2021年7月 奄美諸島巡り 1日目 静岡~沖縄~与論島
2021年7月 奄美諸島巡り 2日目 与論島~奄美大島
2021年7月 奄美諸島巡り 3日目 奄美大島周遊