■2日目 8/21(土)
おがさわら丸は定刻通り、小笠原諸島父島に到着。原付を借りて、父島を周遊した。4時間弱父島を周り、とんぼ帰りで再度おがさわら丸に乗船した。
何時に起きたか全く覚えていないが、朝焼けを撮影していないので少し寝坊したのだろうか。2等和室だが、隣は空いているしよく眠れたと思う。
朝シャンを浴びて前日調達した朝食を食べる。そして昨日と同じ場所に居座り旅行記作成に励む。
PC作業にも疲れてきた、9:40頃甲板に出てみると、大変良い天気だった。一面海しか見えない。
排気塔は青空に似合う。
おがさわら丸の看板も夏空に映える。
引き続き旅行記を進め、到着30分前になると父島がハッキリ見えるようになってきた。
海鳥が飛んでいたので撮影。
まずは絶対忘れてはならない、国盗り「小笠原」の空をGetした。当然☆5のポイントだ。これをしに来たと言っても過言ではない。
コロプラももちろん忘れずに。小笠原諸島のコロプラ土産も購入しておく。果たして何人が、ここをGetしているのだろうか。これでコロプラも全国制覇することが出来た。
父島の集落が見えてきた。ようやく着きそうだ。流石に24時間は長いが、溜まっていた旅行記を進めることが出来たので、有意義に過ごせた。
おがさわら丸は定刻通り、小笠原諸島父島二見港に到着した。下船の案内指示があるまで待機する。行きと同じように、少し後の案内だった。
11:07、ついに小笠原諸島父島に降り立った。感慨深い気持ちになったが、残念ながら時間が無い。帰りのおがさわら丸出港は15:30。3.5時間くらいは周れると思うが、その間に出来るだけ多くのポイントを周りたい。
まずは重たいバックパックを預けたい。コインロッカーは無かったが、二見港の案内所で有料だが預かってくれそうだったので預けた。
そして事前に調査していたレンタルバイクを借りに行く。二見港から少し歩き、店舗を見つけた。予約はしていなかったが、3時間借りたいと伝えると、「まさか今日のおが丸に乗るの?」と聞かれたので、苦笑いしながら「はい」と答える。たまにそういう人は居るみたいだが、普通はこの選択はしないだろう。
何はともあれ無事足を確保出来た。50ccだが広い島ではないので、これで十分だろう。
早速二見港を出発まずはどこに行こうか。Mustはもう終わらせたが、ハイドラマップを見るとダムCPが父島南部に1つあるようだ。そちらは追加のMustで訪れることにして、適当に走らせて看板を頼りに向かうとしよう。
11:25大根山公園に到着。先ほどまで居た二見港を見下ろす高台で見晴らしが良い。
小笠原諸島はその立地上、太平洋戦争の要所にもなったところなので、軍隊の遺構が色々あるらしい。
次は大根山公園からすぐ近くのウェザーステーション展望台に到着。ここは三日月山園地となっていた。
早速撮影。海の色がエメラルドグリーンでキレイだ。
その名の通りウェザーニュースの気象観測所でもあるのだろうか。周囲は海の風景が良い。
流石東京から船でしか来れない秘境なだけあって、良い景色。
早くも小笠原の魅力に取りつかれつつある。ウェザーステーション展望台を後にし、今度は二見港から離れた方向に向かう。多分小笠原唯一の学校を横目に見つつ南下していく。自衛隊か官公庁だろうか、団地のような建物もあった。交通量はたまにクルマが来る程度なので、原付で十分だと思う。
扇浦海岸海水浴場の近くに神社の看板があった。こういう所にも行ってみよう。
11:50頃小笠原神社に到着。鳥居がある。
南国のムードたっぷりな階段を登っていく。
小笠原開拓碑も神社内にあった。小笠原諸島は明治に入ってから、開拓が始まったらしい。
神社、と言っても小さな社だった。参拝をしておく。
無人島発見之碑もあった。小笠原諸島や大東諸島は絶海の孤島になるので、よくこんな島を見つけられたものだ。明治時代には辿りつくことさえ困難だったろう。
小笠原神社を参拝し、前述通りダムCPがこの近くにあったから取りに行った。狭い道だったが、原付なので問題無い。ダムCPをGetしたので、これでノルマは達成だ。
この近辺は父島で原付で走れる南端に近かったが、そこから遊歩道でしばらく歩くが展望の良い「中山峠」というのがあるようだ。折角なので行ってみよう。
12:10頃駐輪場に到着すると、こんな看板があった。行き先を目的別で何かの箱みたいなのだったと思うが、石を入れるらしい。観光の石を中山峠に入れておいた。
早速遊歩道を歩く。自然がたくさんだ。真夏だから暑いが、ちゃんと帽子も被っているし、小笠原は海洋性気候だからむしろ本州より涼しい。
こちらも南国ムード満載の遊歩道を登っていく。
ほんの少し登っただけで絶景が広がっていた。この海の色がまさにエメラルドグリーンだ。
稜線に出ると、木が無いので非常に見晴らしが良い。
山側はまさに手付かずの山が残っている。世界自然遺産に選ばれているだけのことはある。
600mほどなので10分強だろうか。ひたすら登りだから息が切れるが、この景色のためなら全く苦ではない。
中山峠に到着。ほぼ海抜0mからなので100m程度登った。
白い砂浜と真っ青な海、空と緑が素晴らしい。
砂浜部を望遠で。
真っ青な海を望遠で。一応ここは東京都なのだが、本州でこんなビーチがあったら平日だろうが砂浜はビーチパラソルまみれになっていることだろう。
小島が点在する海の景色。
この先にもブタ海岸とかジョンビーチがあるらしいが、流石にそこまで回る時間は無いので諦める。
こんな所にも日陰があったので、しばらく休憩した。東京都なので、こういう設備は非常に充実していると感じる。
休憩を済ませて駐輪場に戻る。ゆっくり写真を撮ったので、往復40分程度だった。
最後に中山峠から見えていた海岸に出たが、陽が陰ってしまったので真っ青な海ではなくなってしまった。やはり景色は上から見下ろす方が良い。
素晴らしい展望だった中山峠を後にし、引き続き父島を周る。西海岸を走ってきたが、東側に向かうため別名「夜明道路」に入った。適当に展望スポットを巡っていこう。
13:10夜明山初寝浦展望台に到着。途中にもいくつかスポットがあったが、駐車場が無かったので寄らなかった。原付なので路肩でも構わないだろうが、時間も限られているし良いだろう。
原付を止めて海側に向かい歩く。
これが初寝浦だろうか。ちょうど湾のようになっていた。
こちらも大変素晴らしい展望で、良い天気に恵まれて最高。
こちらにも太平洋戦争の遺構があった。中にも入れそうだが、気味が悪いので止めておく。夜来ると、絶好の肝試しスポットだろう。
夜明山を出発すると、大きなアンテナがあった。中にも入れそうなので寄ってみよう。
直径2,300kmの範囲を見れる?電波望遠鏡、らしい。
原付と一緒に撮ろうと思ったが、大きすぎて入らなかった。こんな寄り道をするのも中々楽しい。
電波望遠鏡を後にし出発。今度は旭平という所があった。
先ほどとはまた違った展望となる。
本当に東京都だからだろうか。展望台がしっかり整備されている。
道路から海が見渡せたので原付と一緒に撮影。
原付が海に飛び込んでいきそう。
ここまで来ると、父島中心部二見港が見えてきた。もう少しで向かわなくては。
あそこも展望台だろうか。また寄ってみよう。
先ほど停まっていた場所から見えていたので、あっさり到着。長崎展望台と言うらしい。
こちらも湾の海がとてもキレイ。
目の前に見えるのは兄島だ。そこそこ広い島なのだが、無人島のようだ。
こう見ると中々山がちなので、人が住むには不適なのだろう。
先ほど原付を撮影した場所がよく見えた。
これでそろそろタイムアップだ。時間を見ながら周っていたので、二見港の近くに居るから大丈夫だろう。ガソリン満タン返しだったので、指定のGSに寄って給油し、14:00頃原付を返却した。
レンタルバイク屋にお礼を言って、二見港周辺を散策する。時間が限られていたので昼食も取らずに周っていたから、何か食べる所は無いか探してみた。しかし、14:00を過ぎていたためか、見る限りの店は既にCloseしていた。
仕方ないので適当な商店に入ってみた。ついでに翌日の食事も調達しておこう。おがさわら丸はSuicaも使えるので、夕飯はレストランで食べよう。翌朝昼食を調達した。
おがさわら丸入船日だから、在庫も豊富にあった。面白かったのが、一部菓子パンが微妙に凍っていたことだ。おがさわら丸も24時間航海するので、保管自体はそれ以上となるだろう。なので、冷凍して輸送しているのだと思う。
適当なパンを食べて昼食とする。二見港の待合所には結構な人で混雑していた。預けていたバックパックを受取り、乗船手続きを終わらせて座る場所を確保するため少し端の方でしばらく待つ。
ようやく案内が始まり、竹芝桟橋と同じように順番で呼ばれる。どうやら今回は少し早めに呼ばれそうだ。これで分かった。客席が上級グレードから呼ばれるのだということが分かった。昨日の記録でも書いたように、帰りは特二等寝台席を取っていた(正確に言うと二等和室を取れなかった)ので、竹芝桟橋を少し早く降りることが出来るのかもしれない。
順番が来たのでおがさわら丸に入る。案内に従い席に向かった。
流石二等和室とは違い、専用のテレビや荷物置場もあり快適空間だ。着替えをして出港時間まで待機する。
おがさわら丸は定刻通り、父島二見港を出港した。凄いたくさんの見送りの人が居る。私はレンタルバイク屋の人くらいとしか絡んでいないが、この船に乗っている大多数の人は3日以上滞在しているのだから、お世話になった人も多いのだろう。
何気なく出港を見届けていたら、船が何隻か動いているのが見えた。
こちらも見送りの船のようだ。皆手を振っている。流石南の島だな~って思っていたら、ここからが凄かった。
どんどん見送りの船が増えていき、圧巻の光景が広がった。
これは凄い。私もいくつかの船に乗ってきたが、ここまで盛大な見送りをしてくれるところは中々無いだろう。私は見れなかったが、海に飛び込む人も居るらしい。
沖に向かうに連れ段々少なくなってきたが、この光景を見てまた小笠原に来てみたいな、と思った。長期休暇か定年後にしか来れないと思うが、チャンスがあれば今回弾丸だったのもあり、是非再訪したい。
最後まで残ったのは海上保安庁の船だった。
巡視船だろうから見送りという訳でないだろうが、職員の方も手を振ってくれていた。
素晴らしい島だった小笠原諸島父島からかなり離れた。滞在時間4時間だったが、中々楽しめた。おがさわら丸の旅客が結構いい値段がするので、折角訪れるなら1週間滞在した方が良いと思う。
船内に戻り、行きと同じように旅行記を進める。同じ船なので、同じ場所にしばらく陣取る。
良い時間になったので、レストランに行って唐揚げ定食を美味しくいただいた。
甲板に出てみると夕陽は見れなかったが、良い夕暮れが見れた。
この後も同じようにPC作業を進め、シャワーを浴びる。
明日は、昨日取れなかった八丈島の対岸取りを何としてもやりたい。それ以外は、ひたすらPC作業をすることになるだろう。
15:30竹芝桟橋到着予定だが、翌日は仕事なので真っ直ぐ静岡に帰るつもりだ。でも少しやりたいこともあるので、また状況次第で考えることにしよう。
そんなことを考えながら、眠りに付く。
宿泊先:おがさわら丸内
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2021年8月 小笠原諸島巡り 3日目(最終日) 東京都竹芝桟橋~静岡