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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2021年05月11日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 番外編

 いつもの番外編です。走行データや経費等の一覧も無駄にまとめてみる。

■走行データ(燃費計算基準)

走行距離 2,878.7km
高速使用距離 338.1km

給油回数 11回

※10泊11日なので、ざっくり1日260km平均ってところだ。島巡りが多かったので、ほぼ毎日ホテル泊の割りには距離を稼げなかった。元々ガッツリ走る訳ではないと思っていたので、セローで行ったということもある。
 

■費用合計

 1)宿泊費+風呂代

  4/30(金) 名門大洋フェリー内
  5/01(土) 熊本県宇城市   ホテルベンデナート:6,400円(朝食付)+佐俣の湯:450円
  5/02(日) 熊本県天草市   若宮公園キャンプ場:無料+風呂無し
  5/03(月) 鹿児島県出水市  桃晃温泉ホテル桃晃:6,000円(朝食温泉付)
  5/04(火) 鹿児島県鹿児島市 東横INN鹿児島天文館Ⅰ:4,560円(朝食付)+霧島温泉:420円
  5/05(水) フェリーはいびすかす内+慈眼寺温泉:420円
  5/06(木) 鹿児島県西之表市 ホテルレクストン種子島:4,500円(大浴場付)
  5/07(金) 鹿児島県鹿屋市  ホテル大蔵:4,750円(大浴場付)
  5/08(土) 宮﨑県小林市 ゆーぱるのじり:4,290円(温泉付)
  5/09(日) 宮崎カーフェリー内
  
  合計:31,790円

 ※流石に宿泊費が嵩んでしまった。それでも朝雨の日が2日もあったし、夜遅くまで走った日も3日あったので、ホテル泊で良かったと思う。本当は島キャンプをしたかったが、日程を前倒ししたおかげで、ほぼ九州制覇が出来たからその面は良かった。

 しかし、コロナ渦+キャンプブームで本土でのキャンプツーリングは少し厳しいな。17:00に入って宿を確保出来る保証が無いのは難しい。最悪は、寝るだけと割り切れば対応のしようはあるとは思う。
 

 2)フェリー

  名門大洋フェリー  大阪府大阪南港~福岡県新門司港 8,670円
  共同フェリー     熊本県棚底港~御所浦島 往復 2,540円
  三和フェリー     熊本県牛深港~鹿児島県長島蔵之元港 1,460円
  甑島商船      鹿児島県串木野港~上甑島里港 4,220円
  甑島商船      下甑島長浜港~鹿児島県串木野港 4,220円
  フェリーはいびすかす 鹿児島県谷山港~屋久島宮之浦港 6,950円
  フェリー太陽     屋久島宮之浦港~種子島島間港 2,460円
  コスモライン      種子島西之表港~鹿児島県鹿児島港 6,480円
  桜島フェリー     鹿児島県鹿児島港~鹿児島県桜島港 600円
  宮崎カーフェリー   宮崎県宮崎港~兵庫県神戸港三宮 15,450円 

  合計:53,050円

 ※島メインのツーリングだったので、1つ1つのフェリー金額は大したことないが、塵も積もればで結構掛かった。
 

 3)ガソリン代

  10,446円:69.5リットル 平均燃費:41.42km/L

 ※セローにしては少し燃費が悪い。キャンプ道具を積んでいたのが影響しているのだろう。途中でキャンプ道具を送り返したので、前半と後半の燃費が結構違った。元々の車体が軽いので、それなりに影響してくるとは思うがここまで違うとは思わなかった。


 4)高速料金

  伊勢湾岸道 みえ川越IC     ~ 東名阪道 鈴鹿IC:700円 24.7km
  東九州道  苅田北九州空港IC ~ 東九州道 安心院IC:1,810円 61.5km
  阪神高速  住吉浜IC       ~ 阪神高速 松原JCT:1,090円 38.7km
  阪神高速  松原JCT       ~ 西名阪道 天理IC:630円 27.2km
  東名阪道  亀山IC        ~ 新東名 島田金谷IC:4,260円 186km
  マイレージ還元 -5,500円
 
  合計:2,990円 

 ※ちょうどマイレージ還元があったから良かったが、相変わらず高速が高い。最後の亀山ICからは通常なら少し頑張る所だが、事故ってしまったのもあり一刻も早く帰りたかったから、フル高速を使ってしまった。まぁ仕方がない。


 5)食費 11日分 24,427円

 ※キャンプ自炊は殆どしなかった割りには、中々抑えられた。割とグルメも楽しんだ方だと思ったが。早朝出発だとコンビニのおにぎりとかで済ませてしまうので、費用が嵩まなかったと推測する。


 6)その他(飲料・菓子・土産等) 13,555円

  内訳
   飲料:5,129円
   菓子等:1,991円
   土産:2,269円
   雑費:4,166円(観光+宅急便+洗濯)

   観光立ち寄り:
    御所浦白亜紀資料館
    鹿児島市電一日乗車券
    維新ふるさと館
    鉄砲館・月窓亭
    都井岬
    飫肥城

 ※雨が2日ほどあったので、博物館的な所にも立ち寄った。島巡りだと道の駅にも寄らないので、ソフトクリームもあまり食べなかったな。


合計 136,258円

 ※2年前の九州旅の離島巡り(壱岐・対馬、五島列島)より掛かってしまった。あの時はキャンプメインだったためだろう。私の旅としては宿泊費が結構掛かってしまった。もしそこがキャンプだったら、とかセコイので考えてしまうが、そうなると走行距離が稼げないだろうから、今回の旅としてはこれで良かっただろう。お陰で九州は残り奄美諸島だけとなった。


 今回の旅では事故を起こしてしまったのが非常に悔やまれる。幸いプロテクター入りのジャケットだったので軽傷で済んだが、よくこんな程度で済んだものだ。帰ってからは、スクリーンを交換して、ライダージャケット・パンツも新調した。元々もう8年使っていて、表面の撥水性とかは皆無になってたから、そろそろ替えようかな、とも思っていたので良いきっかけになった。

 しばらくはブラインドコーナーに突っ込むのが非常に怖かった。いきなり道のど真ん中に何か現れフラッシュバックされるのが1ヶ月くらい続いた。クルマも含めてこんな相手に出くわしたのは初めてだったので、よっぽど無いとは思うが、やはり事故は時の運も非常に絡んでいる。もちろん安全運転に努めるのが一番だが。

 バイクの方は、流石セロー。転倒することを前提に設計されているバイクとはいえ、トップケース・ハンドルガード・フロントフェンダーを少し研磨しただけで、見るに堪えうる状態まで戻ってくれた。Ninjaだったら、カウルを含めて大変な被害になっていたことだろう。サイドバッグが良い緩衝帯になってくれたのだと思っていたが、そのサイドバッグの損傷は取付のベルトが切れたくらいで済んでるのもまた不思議だ。

 とりあえず五体満足で日常を送れていることが何よりの朗報だ。胸の痛みは、1週間くらいはむせると痛かった。そこからは痛みは少しあるものの、全く辛いものではなかった。結局完全に引くまで4週間くらい掛かったが、今では何の痛みも無い。もしかしたら、肋骨あたりに損傷があったのかもしれないが、肋骨は結局対処のしようが無いらしいので、病院に行っても仕方がない。無駄に高い検査を受けるだけだと思ったので、病院には行かずに自然治癒した。

 今後も安全には気を付けて、バイク生活を送って行きたい。九州最終日で良かった、と言うべきなのか複雑な思いだが、連れには散々そういわれた。確かに初日に起こすよりはマシだとは思うが。最終日なので、最早完走するしか道は残っていない。

 次のバイクでのロングツーリングは、6月に弾丸フェリーで北海道を計画している。流石に弾丸なので、Ninjaで今度は行くことになるだろう。冒頭で述べたように、今年は夏休みは北海道では無く東北に行くつもりなので、是非とも6月に北海道に行っておきたい。

 その頃にはコロナが落ち着いていることを祈る次第だ。


■関連ブログ

2021年GW九州ソロツーリング 1日目 静岡~大阪南港
2021年GW九州ソロツーリング 2日目 福岡県新門司港~熊本県宇城市
2021年GW九州ソロツーリング 3日目 熊本県宇城市~熊本県天草市
2021年GW九州ソロツーリング 4日目 熊本県天草市~鹿児島県出水市
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2021年GW九州ソロツーリング 9日目 鹿児島県鹿屋市~宮崎県小林市
2021年GW九州ソロツーリング 10日目 宮崎県小林市~宮崎港
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2021年GW九州ソロツーリング 番外編
Posted at 2022/01/15 23:34:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月10日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 11日目(最終日) 神戸港~静岡


■11日目 5/10(月) 天気:晴れ

走行距離:349.2km

 神戸港に朝到着。そこからハーバーハイウェイ・阪神高速・西名阪道・名阪国道・東名阪道・伊勢湾岸道・新東名と、全て高規格道路を通って、静岡に帰ってきた。

 朝5:00前頃起床。昨日事故で打った胸が、寝返りを打つと痛かったので若干辛かったが、何とか寝ることが出来た。一番ホッとしたのが、昨日と比べても、特段に酷くなってなかったことだろう。これくらいなら、日常生活にもそこまで影響は無さそうだ。一応様子を見つつ、これ以上酷くなるようであれば病院に行ってみよう。胸なので肋骨辺りなのであろうが、肋骨は対処のしようが無いと思うので、病院には行っても仕方が無さそうだが、酷くならないことを祈るばかりだ。



 折角早起き出来たので、甲板に出てみた。フェリーはちょうど紀伊水道辺りだと思われた。紀伊半島から出てくる朝陽を見ることが出来たが、何故かカメラを持って行かなかったので、これ以上良い写真が無かった。

 朝陽を眺めたところで船内に戻る。大浴場があるので朝風呂に入りたいところだが、あまり温めるのも良くないかと思い、ここは自重する。昨日コンビニで調達した朝食を取った。



 その後は神戸港到着までのんびりする。前日は夕方の暗くなり始めた乗船だったので、大好きなフェリーの排気塔を撮影。



 淡路島を過ぎたところで明石海峡大橋が遠くに見えた。結構距離があるな、と思ったがその名の通り明石に掛かっている。神戸から明石はそこそこの距離があるので遠いのだろう。



 段々神戸の街が見えてきた。



 さらに近付いていく。雲一つ無い晴天で素晴らしい。天気予報を見たが、静岡まで雨の予報は無かった。一旦船内に戻り、いつでも出発出来るように準備をしておく。



 海沿いに歴史のありそうな建物があったが何であろうか。



 ハーバーハイウェイの橋が見えた。



 神戸港のターミナルが見えてきた。本州に帰ってきた。



 だだっ広い車両待機場が港らしい。

 フェリーは定刻通り、神戸港三宮ターミナルに到着した。余談だが、神戸港は当然規模が大きい。今回乗った宮崎カーフェリー以外にも、阪九フェリー(新門司港行き)。さんふらわあ(大分行き)があるが、そちらの2つは同じ神戸港でも乗り場が六甲アイランドにあるようだ。

 なので宮崎カーフェリーも六甲アイランドだと思ったが、乗り場が少し違うので気を付ける必要がある。バイクなら良いが、クルマの場合はハーバーハイウェイが有料なので、ケチろうと思うと阪神高速に入るまで少し手間になる。

 さて、後は静岡まで帰るだけだ。結局バイクは1台も増えておらず、私1人のようだった。詳細はよく覚えていないが、下船するクルマが多かったので結構待ちそうだな、と思っていたら別の下船口もあってそちらから出るように指示された気がする。



 その前にトリップメーターを確認。初日の静岡~大阪南港までが357.2kmだったので、九州内を2,172.3km走ったことになる。9日で島にたくさん行った割には、1日平均240kmとそこそこ走れたかな。

 久しぶりの本州の地に降り立つ。ボロボロに傷付いたジャケット・パンツ・セローで走るのは辛いが、やり遂げなくてはならない。下船したトラックで渋滞していたが、横が広かったので抜けて行く。前述したハーバーハイウェイに入るべく案内に従い曲がっていく。

 しばらく走ると料金所があった。ハーバーハイウェイは有料道路でETCが付いていないが、皆さん回数券で払っているのだろうか。流れは良かった。ちなみに、この道路は二輪は無料。珍しく優越感を感じられる道路だ。ちゃんと料金所の所に、二輪無料と書いてあった。料金所なので一応止まった方が良いのかと思ったが、前に他のバイクが居たので様子を見たところ、完全にスルーしていたので私もそうした。何も問題は無かった。

 有料道路なので実に快適。神戸の街並みを望みながら走るので中々楽しかった。しばらく走ると六甲アイランド方面と阪神高速の分岐があったので、住吉浜ICから阪神高速に入った。

 平日なので渋滞を気にしていたが、神戸線ではなく湾岸線なので大丈夫そうだ。しかし、今までは湾岸線が順調でも、どうしても大阪のど真ん中である環状線に入る必要があるので、そこで流れが悪くなっていた。今日も平日なので軽い渋滞が発生しているみたいだ。

 ところが2020年に、阪神高速6号大和川線が出来た。この道は、堺から東に向かい環状線を通らずに松原JCTに行ける道だ。このルートなら、よっぽど渋滞は発生しないように思えるので、ますます快適になりそうだ。渋滞さえしてなかったら、環状線は本当に大阪のど真ん中を走るので楽しいのは楽しいのだが、今後は交通状況に応じて選択していくことにしよう。

 という訳で、阪神高速はしょっちゅう通っているが、環状線が渋滞しているので、この阪神高速6号大和川線に行こうと思う。初めて通ることになる。今までは渋滞していなかったので、環状線に行っていた。

 話が逸れたが、そんなことを思いながら湾岸線を走る。10日前に出発した、大阪南港名門大洋フェリーターミナルがよく見えた。あそこから意気揚々と出発したというのに、楽しい時が経つのは早いものだ。

 堺に入った所でちゃんと案内があったから、迷わず6号大和川線に入る。私はてっきり首都高中央環状線のように、川を見下ろしながら優雅に走るのかと思っていたが、殆どがトンネルだった。

 雨の日や夏なんかは良いかもしれないが、やはりトンネルを走ってもつまらない。新しく出来た高速なのでやはり地下に作るしかなかったのだろう。これだったら、多少の渋滞なら環状線に行った方が、走るのは楽しそうだ。

 それでも全く渋滞に引っ掛からず、あっさり松原JCTに到着した。神戸から1時間掛かっていない。やはり高速は早い。西名阪道に入って、天理PAで1回目の休憩を取る。胸は相変わらず少し痛いが、十分バイクの運転は可能だ。

 少し休んで出発。そのまま名阪国道を突っ切った。高速をケチろうかどうか迷ったが、事故の影響もあり心理的に早く家に帰りたい気持ちの方が強かったので、そのまま高速を走り続けることにした。私にしては、やたらリッチだが事故を起こしたので仕方ない。

 亀山ICから東名阪道に入り、御在所SAで2回目の休憩。伊勢湾岸道に入る。Ninjaなら大体メーター読み105km/hでひたすらキープするのだが、セローだと100km/h維持が少し大変なので、90km/hで走っていた。このくらいなら、全然セローでも高速を走れる。

 豊田JCTから新東名に入って、長篠設楽原PAで3回目の休憩。少し早いがここで昼食を取った。いつでも来れる所だから写真は撮らなかった。

 お腹を満たした所で走行開始。どうやら無給油で神戸から帰れそうだ。ここまで来ればセローでゆっくり走っても1時間程度なので、もう着いたようなものだ。あっさりと最寄りICに到着し、近所のGSで給油して何と13:00に帰ることが出来た。神戸から5.5時間で到着するとは、やはり高速は素晴らしい。あんなに高くなければもう少し使うんだけどな。



 今回の走行距離は2,878.7kmだった。11日でこれは中々少ないが、島巡りと雨で沈没が少しあったのでこんなもんだろう。ほぼ下道で1日平均260kmを走り続けた。想像以上に早く帰ることが出来たので、明日の仕事に備えて昼寝をしたり、体を休めるべくのんびりした。

 今回は潔く、天気も悪いし途中で重いキャンプ道具を送り返してしまった。無料のキャンプ場だったので、宅配便代を差し引いても損はしていないと思うが、やはりキャンプだと雨が降ったり夜移動するのには向かない。

 走り続けてくれたセロー君に感謝感謝!GWの九州ソロツーリングが終わった。今回特に印象に残ったのは、

・事故
・島の風景は良い。特に種子島が気に入った。
・セローでガッツリ長期休暇全旅は初だったが何とかなった。
・事故&事故

・・・やはり事故を起こしてしまったインパクトは強い。最終日に起こしてしまったので、しばらくは今まで楽しかった分が台無しだ、と落ち込んだ。でも冷静に考えてみると、いつ事故ろうが多分落ち込む。それだったら、極端な例だが初日よりはマシだろう、と思うことで少しは気分的に楽になった。

 残念な思いも全く0では無いが、今となっては九州が楽しかったイメージの方が強い。やはり旅は良い。特に島旅が気に入りだした。もっと堂々と行けるようになることを願う。

 GWの九州ソロツーリングもこれで終わり。ご覧いただきありがとうございます。


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Posted at 2022/01/14 22:52:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月09日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 10日目 宮崎県小林市~宮崎県宮崎港




■10日目 5/09(日) 天気:晴れ

走行距離:376.6km

 宮崎県小林市を出発し、一旦宮崎市方面へ向かって綾町に向かう。そこから、九州の秘境と言われる内陸部に入った。秘境を満喫したいところだったが、後述の諸事情により、消化不良気味に宮崎港まで走った。圏外CPを取るため、ハイドラ地図が2つになっている。

 5:30頃起床。折角温泉がある宿なのだが、朝風呂は7:00からだったので、入っていると早く出発出来ない。仕方ないから、朝風呂はガマンする。コンビニで調達した朝食を食べて、出発準備を済ませた。



 準備も整い7:30頃ホテルを出発した。屋根付きの場所にバイクを置けたのでありがたい。天気は久しぶりの快晴だ。まずはホテルからすぐの県道42号に入って、野尻湖畔を目指す。地図上では、この湖畔で都城市をかすめるので国盗りが出来ると睨んでいたが、予定通りGet出来て助かった。

 野尻湖はそこまで景観は良くなかったが、早朝で交通量も無かったので楽しく走る。野尻湖を一周し国道268号に戻ってきた。宮崎方面に向かって、国道10号の交差点から広域農道で綾町方面へ向かう。この道は適度なワインディングロードで楽しかった。

 県道26号に入って、綾の照葉大吊橋方向へ向かう。途中までは立派な道だったが、次第に山奥に入っていき道も狭くなっていった。ここは水曜どうでしょうでも出てくる名所でコロプラ土産にもなっており、途中でちゃんとGetしておく。

 更に、ちょうど大吊橋近くに名水CPがあった。しかし、残念ながら携帯が圏外になってしまったので、CPをGet出来なかった。仕方がないので、GPSをカットして裏技を仕掛ける。この大吊橋は渡るのに料金が必要なのと、秘境を満喫したかったから、寄らずに先を急ぐ。



 ここからは今まで通ってきた道より更に悪路になっていった。道幅も狭く、ブラインドも多いので気を遣うが、やはりセローはこういう道でも快適だ。適度に休憩を取りつつ、国道265号に近づいたところでようやく電波が入ったから、ハイドラを再開。無事に名水CP「綾川湧水群」をGetした。小林市須木の国盗りも忘れずに。

 国道265号に合流した。この道は、宮崎県の内陸である秘境を結ぶ、全国でも有数の酷道で有名だ。折角なので通ってみたかったが、残念ながら災害でも起きたのだろうか。西米良村に抜ける道が通行止めになっていた。幸い、西米良村から椎葉村へは抜けられるみたいなので、一旦迂回路になっている県道を通って一度熊本県に入らなければならない。

 という状況なので、酷道265号は一瞬で終わり県道143号に入る。しばらくは快適な道だったが、山中に入っていくと少し道が細くなり、グネグネしてきた。途中に工事があって迂回路があったが、結構路面の悪い砂利道だった。セローとはいえオンロードタイヤにしているから、少し不安定だった。大型バイクだとかなり怖いことだろう。

 現場は結構道路がえぐれていた。これでは確かに酷道が通行止めになっているのも仕方ないだろう。この峠を越えた所で熊本県に入った。グネグネの山道を楽しく走り、多良木町・湯前町を経由して国道219号に合流。この道は2車線確保されており、久しぶりにハイペースで走れた。

 トンネルを越えた所で再度宮崎県西米良村に戻ってきた。忘れずに国盗りをGet出来た。西米良村の中心部を少しだけ見て、椎葉村方面へ国道265号を曲がる。しばらく走ると椎葉村に入ったので、国盗りをGet。



 そろそろ休憩したいと思ったので、椎葉村に入ってすぐくらいの、川が見渡せる所で停まってみた。


 
 川の水が驚くほどキレイだ。



 バイクも一緒に撮影。一服休憩して出発する。

 1~1.5車線が延々と続く道を走り続けた。一面山の景色が広がっており、流石日本三大秘境であると感じる。対向車もあまり無かったので、快適に細い山道を楽しめた。Ninjaでも何とかなりそうな道だったが、セローなのでより問題無い。

 しばらく走ると飯干峠を越えた。それからも山道が続き、ツーリングマップルにもショートカット出来る林道もあったが、そのまま国道265号を走り続けた。

 するとようやく集落らしきものが見えてきた。普段は他のクルマに流れを遮られると良い気はしないので、人里から離れた方に向かうことが多いのだが、流石にここまで人家の無い所を走り続けると、文明を見るとホッとしてしまう。

 上椎葉ダムを横目に見つつ、ようやく椎葉村の中心部に近づいてきた。このダムの向こう側にキャンプ場があるらしいが、またこの近辺を散策する際には使ってみたい。

 もう少し走れば、ツーリングマップルにも載っている物産センターがあるみたい。その辺りで昼食にしようか、とこの時点では思っていた。

 と過去形にしたのは理由があり、昨日に引き続きこの道を走っている時に冒頭に記した事件が発生した。熊本県五ヶ瀬町と繋がっている国道の分岐点があった。そこからは国道327号となり、他のバイクが私の走っている道に合流してくるのが見えた。当然その時は何も思わなかった。

 相変わらずの山道で、今まで狭い道だったがようやくこの辺でセンターラインが確保された道になった。なので、結構テンションも上がりつつ走っていた。

 ある右カーブに進入し、曲がっている所で我が目を疑った。恐らく先ほど見かけた合流してきたバイクであろう。道路標識でも見ていたのだろうか、道のど真ん中に停まっていた。

 普通停車する際は左端に寄って停まるのだが、まさか道路のど真ん中にバイクが停まっているではないか。バイクは基本的に道路の真ん中を走る。なので正に走路オンライン上に他のバイクが停まっていた。

 これはマズいと思ったが、バイクは傾けている途中に急ブレーキを掛けることは出来ない。当然アクセルを戻したが、もう間に合わないと感じた。このまま行くと真後ろに追突してしまう。対向車線にかわせれば一番良かったが、見通しが悪くてもし対向車が来たらその方が被害が甚大になってしまうため、相手バイクの左側を通るしかなかった。

 しかし、路肩も広くなかったのでうまく操作出来なかった。結局、私の右側と相手の左側が接触し、盛大に転倒した。昨日の転倒とは訳が違う。恐らく40~50km/hは出ていたことだろう。不幸中の幸いとしては、相手側は倒れなかったことだろう。

 昨日に引き続き、「あーあ、やっちまったな」と思ったが、もう戻らない。恐らくうつ伏せ方面で、体の前面から地面に叩きつけられた。まず体がまともに動くことを確認。うん、大丈夫そうだ。

 とりあえず起き上がった所で、相手のバイク乗りが近付いてきた。この事故の形態としては追突になるだろうから、後ろから突っ込んだ私の方が過失割合は高いだろう。自分は大丈夫そうだったので、まず相手の被害を確認した。何ともない、とのことでまずは安堵する。

 相手も、変な所に停まってて悪かったな、と言ってきた。まずは安全な場所にバイクを移動し、エンジンが掛かることを確認する。他にも被害を確認したが、外装の破損は流石にあったが、レバー・ペダル類には問題無さそうだ。この辺も流石セローだと言ったところだろう。

 相手は大分ナンバーの少し年を重ねたライダーだったが、死んだかと思った。とか半笑いで言ってきた辺りで、段々私の方も冷静になってきた。もちろんアクシデントがあることを想定して走らなければならないので、私に過失があるのは当然だ。

 でも、あなたがあんな道路のど真ん中に停まってなければ、こんな事故は起きてない。公道で停まるのがどれだけ危険なことか理解できているのだろうか。ただでさえ車線もそこまで広くないし、見通しも良くない道路だったのに。標識見るために停まるのであれば、左端に停めなくてはならない。

 そんな中でどこから来たのかとか言われたが、とてもそんなことを話す気分ではない。適当に返してしまった。大丈夫そうだから、行くでと言ってくれたのだけは助かった。警察沙汰にしたところで、過失割合は私の方が大きいだろうし、相手の方が被害が断然少ないから、面倒がったのかもしれない。

 相手が行った後に、改めて被害状況を確認する。




 別の場所で撮った写真だが、スクリーンの損傷が酷い。



 トップケースの擦れが中々酷かったが、幸い塗装部の被害は殆ど無かったので、研磨すれば何とかもう少しマシにはなるだろうか。



 一番見た目が酷かったのがパンツだった。まさにズタボロだ。

 体の方は、事故の直後はアドレナリンが出ているので痛みを感じないが、後から出てくる可能性が高い。段々胸の辺りに痛みを感じるようになってきた。事故の詳細はあまりハッキリとは覚えていないが、前述通り右胸正面辺りからズシャーっと滑った気がする。

 防御面では胸パッドも当然入っているので、それが被害を軽減してくれたのだろう。やはりバイクに乗る以上、プロテクターは必須アイテムだと改めて再認識した。

 後はサイドバッグの被害は予想より殆ど無かった。確実に擦れていると思ったが、意外と大したことなかった。固定しているバックルが1つ破損していた程度だったが、とりあえず緊急用に持参しているタイラップで固定出来たので、問題無いだろう。



 自宅に帰った後に、Googleストリートビューで事故現場を再確認してみた。まずここが進入したカーブ。この時点では崖があるので、カーブの先が見えない。



 先ほどの地点から少し進んだ所。このくらい進んでようやくカーブの先が見えて、相手のバイクを認知出来た。



 恐らく、走行・対向車線50制限表示中間辺りに停まっていたような気がする。曲がり切った後の直線距離は20mくらいだろうか。対向車も確認出来ないので、右側には出られなかった。
 
 正直に言うと、制限速度を守っていれば難なく止まれたであろう。ここに関しては、追突という事象も含めて私に過失がある。当然だが、落下物とか野生動物とかの可能性もある訳で特に見通しの悪い所は、注意して進入しなければならない、と強く感じた。

 後で、実際の過失割合についても調べてみたが、流石にここに停めていたら・・・とか駐停車禁止とかだったとしても、8:2くらいになるケースが多いようだ。まぁこれ以上言っても、事故が無くなる訳ではないので、軽症で済んだことを不幸中の幸いと思うしかないだろう。

 こんなことがあったので、気分はもう最悪だった。それでも移動出来るし、今日は宮崎港発神戸港行きのフェリーに乗らなくてはならないので、出発するしかない。前述した、椎葉村の物産センターに寄ろうかと思ったが、先ほどの大分ナンバーのバイクが停まっていたので、全力でスルーした。

 ここからは、秘境の椎葉村らしい山深い快走路が続いた。天気も良くて最高なのだが、やはり全く楽しくなかった。快走路だけあって、対向のバイクから挨拶が来ることもあった。盛大に返す気分には全くなれなかったが、無視をするのは私のポリシーに反するので、適度に返しておく。

 諸塚村から美郷町に入った所で美郷町西郷の国盗りをGet。次に美郷町北郷の国盗りをするため国道388号を北に寄り道。すぐさま引き返し、国道327号を走り続け、道の駅「とうごう」に到着した。

 この辺まで来ると、ようやく精神的にも落ち着いてきた。相変わらず、胸の辺りが少し痛くて、咳き込むと更に痛みを感じるくらいだった。まぁ何とかなるレベルではあったが、これ以上酷くならないことを祈るばかりだ。



 こんな気分だが腹は減るので、宮崎名物チキン南蛮を食べる。美味しい物を食べて、友人にLINEで報告して慰めてもらったから、更に気分は良くなった。バイクも格好もボロボロだが、何とか五体満足なので折角の旅を楽しまなければ勿体ないではないか。

 椎葉村周辺をすっ飛ばしてしまったので、時間にも多少の余裕がありそうだ。ツーリングマップルを見ると、県道39号辺りに、「見渡す限り山・山・山」とコメントがあったので行ってみよう。

 道の駅「とうごう」を出発して、今度は国道446号を美郷町南郷方面に進み、国盗りをGetし県道234号から39号方面に向かう。ダム湖沿いの狭い道を走り続けた。四国の様に、展望が中々良い狭い山道を走り続けた。

 交通量皆無な山道をひたすら走り続けたが、どうも私の想像していた風景ではなかった。確かに山深いのだが、四国のような光景を楽しみにしていたのだが、そことは少し異なるようだ。



 峠である五郎ヶ越から林道があったので少し入ってみた。フラットダートなので難なく走れたが、これ以上進んでも展望が開ける感じは無かったので、折り返すことにした。

 ガッカリした県道39号を南下して、国道219号に合流したので西都市方面へ進む。しばらく走るとようやく久しぶりの街に出た。少し胸の痛みがあったので、まずはドラッグストアに寄って湿布を買って貼ってみた。ひんやりしてとても気持ちが良い。次に給油をし、コンビニに寄ってコーヒーを飲む。

 休憩をしたところで、都市公園CPになっている西都原古墳群に向かう。無事にCPをGet出来た。



 すぐ立ち去るつもりだったが、雰囲気が凄く良かったのでしばし撮影タイム。



 事故のおかげで写真があまり撮れていないから、少しは楽しまないと。



 ぶっちゃけどこが古墳なのか良く分からなかったが、山並みを背景に開放感のある広場がとても気持ち良かった。

 予想外に良かった西都原古墳群を出発した。国道219号を走り続けると、国道10号に合流した。ここから、時間が無ければ一ツ葉有料道路を使おうと思っていたが、大丈夫そうなので下道で向かう。動物園CP「フェニックス自然動物園」に寄り道し、シーガイアの国盗りもGet。これで宮崎県の国盗りを制覇出来たので、今回の旅でやるべきことは全て終わった。後は宮崎港からフェリーに乗るだけだ。

 まずは再度給油をしておき、コンビニで買い出しをしておく。まだ時間がありそうなので、夕食をどこかで済ませたいと思った。チキン南蛮は昼に食べたので何でも良かったが、筑豊ラーメンが近くにあったので、九州飯だしそこに寄ることにした。



 豚骨ラーメンを美味しく替え玉までいただいた。ここから宮崎港はすぐ近くなので、出航1時間前の18:00に到着した。



 まずはターミナルで受付をする。検温も済ませる。



 これが今から乗る宮崎カーフェリー。少し年季が入っているように見えるが、九州南部から関西へ戻るには、志布志港よりも出港が遅いから、滞在時間を稼げるため良いと思う。



 バイクとも撮影。

 撮影しながら待っていると、係員さんの案内があったのでフェリーに入る。他にもバイクが居るかと思ったが、誰も居なかった。荷物は既にまとめていたので、さっさと客室に入る。

 今回予約した部屋は2等寝台。昔ながらの2段ベッドだったが、もう連休も終わっているせいか上段の利用は無く、同じ部屋の人たちも皆下段に居るようだった。更に対面のベッドは使われていなかったので、気軽に使える。

 荷物を置いて、重たいバイクジャケットからジャージに着替える。ボロボロのパンツが痛々しいが、他に履くものも無いので、これで帰るしかない。



 着替えたところで初めてのフェリーだから船内を散策する。2等和室も見てみたが、充電器も入口に置いてあったし、コロナ禍もあって結構ゆったり使えそうな感じだった。これだったら、2等和室でも良かったかもしれない。寝台だと高さが無いので少し圧迫感があるから、この客入りなら2等和室でも悠々自適だろう。



 そんなことをしていたら、出航の時間が近付いてきたので甲板に出てみた。まずは大好きな排気塔を撮影。



 さらば九州!次いつ来れるか分からないが、また来るからな!!と誓う。



 シーガイアのホテルだろうか、高層ビルが建っていた。

 フェリーで離れる時はいつものことだが、出発は期待と不安が入り混じるが、帰宅は終わってしまう寂しさしか無い。離れ行く宮崎を見つめていた。寂しさを感じると共に楽しかった旅を思い出す。

・静岡~大阪南港まで殆ど下道を走り、フェリーに乗った1日目。
・強風の中大分まで移動し、若干雨に降られながら阿蘇の雄大な景色を楽しみ、高千穂を観光した2日目。
・天草の多島景観を見つつ、離島の御所浦島に訪れて島の景観を楽しみ、混雑したキャンプをした3日目。
・キャンプを諦め身軽にすることを決め、天草下島の天主堂・長島の景観を巡った4日目。
・天気の悪化のため、甑島を弾丸で巡ることになったが、素晴らしい景色を楽しめた5日目。
・雨の中だが、鹿児島市街の維新関連の博物館を見て、オイル交換をし屋久島行きのフェリーに乗った6日目。
・屋久島を一周し、滝・紀元杉を見つつ種子島に渡り、宇宙センター・天女ヶ倉の景観を楽しんだ7日目。
・雨の中だが、種子島の鉄砲関連の博物館を見て、鹿児島行きのフェリーに乗った8日目。
・大隅半島を周って日南カープキャンプ地を巡り、都井岬でコケたり国盗り忘れがあった9日目。
・事故をしてしまったが、何とかノルマを達成して九州の秘境を周り、宮崎港のフェリーに乗った10日目

 天気に関しては、正直恵まれたとは言えないだろう。それでも、何とかポイント巡りを優先しつつ、雨の場合でも博物館を巡って観光らしいことを瞬時に方向転換出来たのは、我ながら柔軟に対応出来たと思う。

 それでも、天草・長島・屋久島・種子島の前半は天気に恵まれて、とても素晴らしい景観を見ることが出来た。後は、雲が多かったものの、九州の景観も中々素晴らしい。

 しかし、今回の旅では2回も転倒してしまい、2回目は笑えないレベルでの事故になってしまったのは、反省しなくてはならない。やはり無事に帰ってきて、初めて旅が終わったと言える。胸は少し痛いが、この程度なら何とかなると思われる。

 コロナ禍なので、最近でこそ言われなくなったが、バイクで出掛けるだけだったら良いんじゃないか、という意見もあった。私もどちらかと言うとそちら側の思想だった。

 ただ、やはりバイクは事故を起こした場合のダメージが大きい。例えコロナにならなかったとしても、事故で救急車に運ばれてしまえば、医療従事者の皆様の負担になってしまうので、リスクがある以上自粛しなければならない。という意見もあった。

 やはりいざ自分が事故を起こしてしまったので、そういうことも考えてしまった。幸い軽症で済んだのが不幸中の幸いだ。実際の所、私の場合自粛をすると精神的に病んでしまうので、出掛けることは止められない。なので、少なくとも防御はしっかりすることが対策に繋がるのではないか、と思う。



 そんなことを考えていたら、フェリーは結構九州から離れていた。段々街に明かりが灯り始めた宮崎市街を眺めながら、出港を見届けたところで船室に戻る。

 早速風呂に入るが、あまり広い湯船ではなかったし、患部を温めすぎるのも良くないだろうから、長湯はやめておいた。

 風呂上りに湿布を貼って、ジュースを飲んでPC作業をする。

 次に写真の選別を始めた。撮影枚数も多く時間は掛かってしまった。微妙な所はPCで見るとして、明らかな露出ミスや水平が出ていない物は削除しておく。

 天気予報を見ると、翌日の本州は全体的に晴れようだ。高速料金を節約したいところだが、明後日から仕事だし、事故を起こしてしまったし、お金のことを言っている場合ではないだろう。金は掛かっても、精神的にはさっさと帰った方が良いと思う。

 そんなことをしていたら良い時間になって眠たくなってきたので、寝ることにする。事故発生当時からは、若干だが痛みが増した気がする。咳き込むと痛いし、寝返りを打つのが少し辛かった。起きたら更に悪化していないことを祈りつつ、眠りについた。

宿泊地:フェリー内
風呂:フェリー内

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Posted at 2022/01/14 00:16:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月08日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 9日目 鹿児島県鹿屋市~宮崎県小林市


■9日目 5/08(土) 天気:曇り一時雨

走行距離:376.6km

 鹿児島県鹿屋市を出発し、鹿児島県東側の大隅半島を最南端までは行かなかったがグルっと回る。そこから宮崎県に入り都井岬を訪れて、日南海岸を巡りながら国盗り忘れをしたためまた都井岬近辺まで戻り、宮崎県小林市まで走った。

 5:30頃起床。朝風呂に入って部屋に戻り、昨日コンビニで調達した朝食を食べる。出発準備を整えて、ホテルをチェックアウトした。駐車場に戻ると、掛けていたバイクカバーは完全に乾いていたのでありがたい。昨日浴室で洗ったカッパをサイドバッグの方に収めておいた。

 準備も整い7:30頃ホテルを出発した。天気はあまり良くは無かったが、雨さえ降らなければありがたい。鹿屋と言えば、ここも知覧と同じように特攻隊の基地になったところで、記念館には是非行ってみたいと思っていた。しかし、コロナの影響なのか来場予約制になっていたし、時間の都合もあったので諦める。またの機会があれば行ってみたい所だ。

 仕方ないので国盗りを進めるべく、県道68,73号を走って鹿屋の国盗りを進める。そして、錦江湾に出て国道269号を南下する。道の駅「錦江にしきの里」を通過して国道448号に入った。南大隅町に入ったところで、根占の国盗りが出来た。根占の市街から離れているが、恐らく大丈夫だろうと思っていたが、市街まで行くと遠回りになるので取れて良かった。

 大隅半島は2014年以来だが、その時は国盗りを一生懸命していなかったので、根占とかが残っていた。時間があれば佐多岬まで行きたいところだが、今回は厳しいためまたの機会を待つ。

 国道448号は前来た時も通ったが、交通量も少なくて中々楽しかった記憶がある。その記憶通り、とても楽しく走る。肝付町に入った所で、国盗りもGetする。



 適当な所で休憩しようと思っていたら、道端にレーダーアンテナがある場所があったので停まってみた。この近辺はツーリングマップルにも、「あちこちに宇宙アイテム」と書いてある。

 一時期世間を騒がせた、リュウグウから岩石を持ち帰ってきた小惑星探査機はやぶさの故郷らしい。しかし、こういう設備は種子島もそうだったが、結構物々しい雰囲気を醸し出しているので、気軽に見学が出来るのか分からない。前回も素通りしてしまったが、今回もスルーすることになった。

 それでも大隅半島は交通量も少なく楽しく走ることが出来た。東串良町の国盗りをして、道の駅「くにの松原おおさき」を通過。これで、鹿児島県の道の駅は残り奄美大島だけとなった。7月に行く予定にしているので、鹿児島県制覇が見えてきた。

 次に志布志市に入る。国盗りをしつつ、ここで行ってみたい所があったので、寄り道をする。具体的な場所が良く分からなかったが、適当に行ってみたら見つかった。



 良く志布志市でネタになっている看板。"志"という字が大量にあり、中々縁起が良さそう。



 折角なので、バイクとも記念撮影。観光地でもなく、ただの役所なので他の観光客は皆無だが、そのようなことを気にしてはならない。

 ちょっとした小ネタを挟みつつ、引き続き国道220号を走る。交通量は多いものの、志布志湾を見ながら走った。しばらく走ったところで宮崎県に入った。コンビニでコーヒー休憩しつつ、国道448号を走って都井岬へ向かう。

 端っこマニアなので岬は大好きなのだが、2014年にこの辺へ来た時は雨が降っていたのでスルーした。あの時は、鹿屋のライダーハウスに泊まったが、このコロナ禍の中営業しているのだろうか。

 そんなことを思いながら、県道36号を都井岬方面へ向かう。ここは有料道路になっているので、ゲートで通行料を払った。と言ってもバイクなら100円なのでありがたい。ちょこちょこと展望の良い所があったが、まずは一番奥まで行ってみよう。



 都井岬灯台の入口に到着。ハイドラ岬CPもGet出来た。



 灯台を見て行こうかと思ったが、有料だった。天気が良ければ行っても良いのだが、こんな空模様だったので止めてしまった。



 もう少し晴れ渡れば素晴らしい景色なのだろうが、大変惜しい。雨が降ってないだけ良い。

 やや消化不良気味だが、都井岬灯台を後にする。一番展望が良い所の近くから、違う展望台に向かう道があったのでそちらに行ってみよう。道はかなり細くてガードレールも無かったから、セローじゃなければ躊躇する道だった。それでも眺めは中々良い。

 この道を走っている時に事件発生。一部道路に土が少し多く載っている所があった。そこで何をとち狂ったのか、そこに乗るのが嫌だったのだろう。舗装されてない方向の方が良いと思ったので舗装道を外れた。

 すると、外れた途端泥が溜まっているのが見えた。マズイ!と思ったが後の祭り。思い切り泥にはまり、流石にセローと言えど今はオンロードタイヤなので、盛大に転倒した。

 転倒した時に一番危ないのは、バイクの下敷きになることだ。なので、もう立て直せないのは分かったから、バイクを見捨てて下敷きにはならないように何とかした。

 あーあ、やっちまったな。と思ったが、もう戻らないのでとりあえず起こす。セローは初めて倒してしまった。想像通りと言うか、400ccとかに比べたら起こすのは屁みたいなものだった。



 右側に倒したので、ステップ周りが泥まみれになった。



 サイドバッグも泥まみれ。泥が一杯付いていたが、幸いどこも壊れている感じは無さそうだ。倒れた先が泥なので、衝撃もそんなに大きくなかったのだろう。どこか水道があるところで雑巾で拭いてみよう。



 こんなことがあったが、一番終点は別に展望が良い、という訳では無かったのが余計に悲しい。



 それでも御崎馬の親子が居たので、それだけでも良かった。



 御崎馬を背景に。終点より途中の道の方が良さそうだったから、戻ることにしよう。先ほど転倒した箇所は、今度は普通に土の上に行った。思ったほど厚くはなく、普通に通れてしまった。

 冷静に考えてみると、逆にセローだからこそ道を逸れてしまったから転倒したと思われる。Ninjaだったらよっぽどのことが無い限り、舗装路からわざわざ外れようとはしないから、土の上を徐行したはず。セローなら何とかなるから道を外した結果、泥にハマってしまったということのようだ。

 転倒直後は何ともなかったが、少し経つと若干膝が痛かった。転倒した時に打ったのだろうか。前から思っていたが、一応バイク用のパンツなので膝にプロテクターが入っているが、どうもゴムが緩くなってきたためか、若干ズレている。折角プロテクターをしているのに、あまり意味無いな。なんて思ってたが、こういう有事が起こるとやはり再発防止を考えなくてはならないかな。



 そんなことを思いながら、展望の良い所でバイクを停める。通ってきた道が良く見える。



 結局寄っていないが、ビジターセンター的な所があったので、遠くから望む。



 道を背景にバイクを撮影。写真を撮っていたら、ミニバンが1台やってきた。こんな細い道によくクルマで入ろうとするものだ。



 気を取り直して、一番展望が良さそうな小松ヶ丘広場に寄ってみた。



 天気がもう少し良ければな、と雨が降っていなければ良いはずだが、どうしても思ってしまう。



 こちらにも御崎馬が点在していた。

 他にも御崎神社とかあるようだが、あまり寄る気も起きなかった。転倒もしてしまったし、次に向かうことにしよう。またここで事件が起こったのだが、それは後述する。

 色んなことがあった都井岬を出発し、国道448号に戻ってツーリング再開。相変わらずの曇天の中だが、今度は日向灘を眺めながら快適に走る。

 途中で国道が通行止めになっているようで、県道48,439で迂回するように看板が立っていた。少し道が狭いが、バイクならなんてことはない。しかし、クルマもいるのでたまに流れが止まってしまう。

 のんびり迂回路を走りながら国道448号に戻ってきた。そろそろ昼食にしようかと思い、戻る方向になるが道の駅「なんごう」に寄るべく南進する。



 トイレで雑巾を濡らしてサイドバッグ等に付いた泥を拭いてみたら、割とキレイになってくれた。流石オフロード車であるセロー。ステップ周りは、帰って水道使って洗うしかないだろうから放っておく。



 そして、昼食としてマグロ漬け丼にしてみた。テラスで鉛色だが海を眺めながら美味しくいただく。

 お腹を満たしたところでツーリング再開。日南市に入っており、寄ってみたい所があるので向かうべくバイクを走らせる。



 日南市油津駅に到着。見て即分かるが、ここは駅舎がカープ仕様になっており、カープファンの私としては是非とも行ってみたかったから嬉しい。

 ここが何でこんな仕様になっているかと言うと、日南市はカープのキャンプ地だからだ。キャンプ地にしている天福球場の最寄り駅がここ油津駅なので、こんな景観になっている。



 どでかいカープ坊やin日南。



 中に入ってみると、マスコットキャラ「スラィリー」の人形が飾られていた。



 2018年にこの仕様になった、ということは2連覇を済ませていて3連覇に向かう所で、今度こそ日本一に。という願いが込められたのだろう。結果としては、3連覇は果たせたが結局日本一にはなれなかったのが悔しかったのを鮮明に覚えている。



 鯉のぼりも飾られていた。無人駅かな、と思ったが駅員が居たのと1人待合室に居たので、あまり堂々と写真が撮れなかったがまぁ良い。前述したように、折角なので天福球場もすぐ近くだから行ってみよう。



 バイクだとすぐに到着。



 歩道も赤くなっており、カープ坊やが描かれていた。



 日南市を挙げてカープを応援してくれているのが良く分かる。



 球場周りを少し巡ってみたら、今日は使用されていないようで、グラウンドが見えた。キャンプ中継で良く見ている所をこの目で見れた。



 球場周辺に記念碑があった。



 
 歴代監督が全部載っていた。選手はこの写真では、かなり古く故衣笠氏や北別府氏辺りは有名どころだろう。



 結構こまめに更新されているようで、2020年新人王を取った森下も載っていた。

 カープファンとしては非常に楽しめた場所だった、油津駅を出発する。次に、ハイドラ名城CPになっている飫肥城に向かった。時間もありそうなので、折角だから観光してみよう。



 駐車場の窓口で拝観料を払う。中々雰囲気の良い城下町の風情があるところを歩いて向かう。



 飫肥城の大手門。



 こういう雰囲気は大好きだ。どうやら城内に学校があるようで、校庭がありそこで部活動だろうか。運動をしている人達がたくさん居た。ここは撮影するな、とたくさん看板があったので言う通りに従っておく。



 本丸跡?に資料館があった。飫肥城は伊東氏が治めていたようだ。確かに信長の野望とかにもこの辺に居た記憶がある。内部は撮影禁止だったと思うので、見るだけだったがよくある展示だった。



 シンメトリーな感じに大きな杉が生えている。



 端午の節句なので、五月人形と鯉のぼりが飾っており、この時期ならではの展示だ。



 最後に、伊東氏の屋敷だった豫章館を見る。



 中々雰囲気が良い邸宅だった。

 初見なのでよく分からず共通券を買ったが、飫肥城の資料館だけ見ておけば充分かな。と感じた。何なら、資料館を見なければ無料で城内には入れそうな感じだった。まぁあまりケチ臭いことは言うまい。コロナ禍なので多少は観光地に金を落とすことも必要だろう。

 駐車場に戻り、一服休憩をする。ここで国盗りに取りこぼしが無いか確認してみた。すると我が目を疑った。何と都井岬の国盗りが出来ていないではないか。数時間前に居たというのに何ということだ。

 最近はツーリングマップルにポイントを消えるペンで書くようにしている。国盗りは青丸、ハイドラCPは赤丸で書くようにしているが、今回赤丸しかチェックしていなかったので取りこぼしてしまった。国盗りは、エリア内のどこかでポチっとすれば良い。ハイドラCPはポチっとする必要は無いが、ほぼ現地まで行かないといけない。こういう違いがあり、ハイドラCPは訪れるのは確定なので青丸を省いてしまったのだろう。

 これはかなり焦った。また来ることを考えたら、気は全く乗らないが戻った方が良いのは当然だ。これだったら、のんびり飫肥城を見てる場合ではなかったのだが、今となっては後の祭り。急いで飫肥城を出発する。

 まずは、日南市北部の北郷で国盗りを済ませて即Uターン。来た道をそのまま戻るのも芸が無いので、県道3,436,443号で国道448号に合流。通った道を戻って、串間市に入った。てっきり串間市の日向灘寄りで取れると思ったが、意外と南下しないと都井岬の空にならなかったので、若干自分にイラつきながら走る。

 結局飫肥城から40分くらい戻ったところでようやく都井岬の国盗りをGetした。おかげで1.5時間くらいロスすることになったが、自分が悪いので仕方がない。油津駅の手前くらいまで戻ってきたところで、コンビニでコーヒー休憩をする。当初の予定では、サンメッセ日南のモアイ像とかを見ていきたいと思っていたが、そんな時間は無さそうだ。

 とりあえず次のCPである鵜戸神宮を目指す。南郷駅から国道220号に変わり、油津駅周辺まで戻ってきた。そのまま日向灘沿いを快適に走る。

 走っていたら、何と雨が降ってきた。今日は降る予報じゃなかったのだが・・・ しばらくはカッパを着るまでもなかったが、段々雨粒が付く量が増えてきた。

 こういう時に参考にするのが、対向車のライダーがカッパを着ているかを良く見るようにしている。最初の頃は普段着で頑張っているライダーが多かったが、段々カッパを着るライダーが増えてきた。年貢の納め時だと考えたが、もう少しで鵜戸神宮だったのでそこまではガマンしよう。

 鵜戸神宮に到着すると、微妙に屋根があるところがあったので迷わずそちらに乗り付ける。駐車場ではCPが取れなかったので、しばらく歩いて無事Get出来た。

 折角サイドバッグ奥深くにカッパを押し込んだのに、わざわざ取り出して雨対策をする。スマホにもカバーを掛けておく。停まったので鵜戸神宮でも参拝しようかと思ったが、雨は降ってるし時間も押してるのでさっさと出発した。

 すぐ近くにモアイ像で有名な「サンメッセ日南」を横目で見つつスルーする。未取得ハイドラCPを確認したら、道の駅「フェニックス」は取得済なのに、道100選CPが何故か取れてなかった。2014年に通ったのだが、変な場所にあるのかな?と思ったが、あっさりと道の駅沿いでGet出来た。ちと不可解だが、まぁ良い。

 引き続き青島に向かう。事前情報通り道路沿いを走っただけでは取得出来なかったので、近くの駐車場に置いて歩いて向かった。



 一応途中で写真撮影。桟橋を歩いている途中で青島神社CPをGetしたから、参拝せずに引き返した。カッパを着てるので動きにくいし、その状態で歩くと結構汗をかいてきたからもうどうでも良くなってきた。

 バイクまで戻ってツーリング再開。宮崎市街に向かっていくが、ツーリングマップルにもあるが中央分離帯にフェニックスがあり、南国ムード満載の片側2車線で快適に走る。

 宮崎市街も特に混雑も無く、宮崎神宮と県立美術館のCPをGetした。これで宮崎市街に用は無いので、国道10,268号を小林市に向かった。もうかなり暗くなってきた。



 山の中に向かって行ったので、今日の夕食はコンビニかな?って思っていたら、峠に近い所にラーメン屋があったのでふらっと入ってみたら、このラーメンが中々美味しかった。

 お腹を満たしたところでツーリング再開。と言ってもすぐ近くまで来ていたので、コンビニで翌日の朝食を調達し、道の駅「ゆーぱるのじり」に到着。既に真っ暗になっていた。屋根がある所が空いていたので、ありがたくそちらに停める。

 手指消毒をして、宿にチェックイン。フロントのおっちゃんが気さくな感じで、とても好印象だった。部屋は和室でとても広く快適だ。道の駅に温泉が付いているので、早速入りに行く。確か21:00くらいまでと早く、朝は7:00~とのことだった。明日は早めに出たいので、その時間だと朝風呂は入れそうにないのが残念だ。

 温泉はあまりそれっぽくは無かったが、途中で雨が降ったりしたので疲れた体を癒す。サウナ・水風呂はあったが、露天風呂は無かったのが残念。

 部屋に戻って出費管理をする。次に天気予報を確認したが、明日こそ晴れそうだ。明後日の本州も大丈夫そうなので、今度こそカッパは使わないだろう。部屋に風呂が無いので洗えなかったが干しておいた。

 明日は一度は行ってみたかった、日本三大秘境の椎葉村周辺を走る。ここを走るから、セローで来たと言っても過言ではない。とても楽しみにして寝ることにする。

宿泊地:宮崎県小林市 ゆーぱるのじり
風呂:ホテル内

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Posted at 2022/01/12 23:05:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月07日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 8日目 鹿児島県種子島~鹿屋市


■8日目 5/07(金) 天気:雨のち曇り

走行距離:51.6km

 雨のためしばらくホテルでゆっくりし、種子島の博物館を見学して、フェリーに乗って本土鹿児島港に戻ってきた。再度フェリーに乗って桜島に渡り、鹿屋市まで走った。

 朝7:00頃起床。途中で何度か起きたが、早く起きる必要も無いのでうつらうつらしていた。



 ホテルの窓から外を伺うと、予報通り雨が降っていた。左隅にカバーを被ったセローがチラ見している。

 大浴場があるので朝風呂を済ませて、朝から整える。部屋に戻って落ち着いたところで、ホテルに隣接しているファミレスジョイフルに行く。雨だがフロントから直結しているので一切外に出る必要が無いのでありがたい。

 和定食を注文して美味しくいただいた。ファミレスだとドリンクバーがあるので、コーヒーもおかわりをしてのんびり過ごす。

 部屋に戻ってテレビを見ながらチェックアウトギリギリまで滞在した。レーダーを見ても、雨は全く止む感じはなかった。仕方ないので出発する。

 あまり距離は走らないのでブーツカバーまでは良いだろう。部屋でカッパを着こみ、フロントでキーを返却する。まずロビーに荷物を置いといて、バイクに向かう。カバーを外して適当にしまって固定する。そしてバイクをホテルの軒先まで持って行った。ここなら雨をしのげるので荷物の収納がやりやすくてありがたい。




 荷物を収めてホテルを出発。と言っても西之表市街からそんなに離れてないし、案内もちゃんとあったので、あっさりと鉄砲館に到着。



 たたら製鉄操業場、とあったが特に使っている感じはなかったので、ありがたく屋根付き駐輪場として使わせてもらった。こんな天気の時は、こういう所があると本当にありがたい。カバーもびしょ濡れなので、少しでも干すべく適当に掛けておいた。



 早速館内に入ると、種子島の言葉で出迎えてくれる。すると、感染拡大地域からの訪問はお断り、と書いてあった。どこから来たか聞かれたので静岡と伝えると、それなら良いと言ってくれた。と言っても、静岡を出発して既に8日目なのだが、どこから来たかとか意味のあるやり取りなんだろうか、と思ってしまう。何だったら、感染拡大地域の大阪・福岡を経由しているので、そちらの方がよっぽど危ないと思うのだが。

 まぁ好き好んでは行かないが、中々大都市を経由せずに動くのは無理だ。繁華街さえ行かなければ問題無いとは思っているが、早くコロナが落ち着いてくれることを願うばかりだ。

 そんなことを思いながら受付を済ませる。鉄砲館と種子島家住宅の月窓亭というのがあり、そちらとの共通券もあるようだ。どうしようかと思ったが、雨なので時間潰しも含めて共通券を買うことにした。



 帆船のミニチュアが展示されていた。



 やはり鉄砲の島なので、こんな感じで人形劇があったり動画を放映していた。ヒマなので、全部をじっくり見て楽しむ。

 展示の中で興味深く聞いていたのは、若狭姫の話だ。簡単に述べるとこんな感じ。

 種子島に鉄砲が伝来されて、領主種子島氏はポルトガル人から大金をはたいて譲り受けた。当然それを模倣するべく領主は刀鍛冶に指示をした。しかし色々やったが、うまくいかなかった。

 困り果てた刀鍛冶を見かねたその娘若狭姫が、ポルトガル人に構造の秘密を教えてもらうのと引き換えに嫁いだ。しかし、故郷に恋焦がれ失意の元種子島に戻ってきたが、その後亡くなった。という悲しい話だ。詳しくはWikipediaとかにも載っているので、興味ある方はどうぞ。

 ちなみに、種子島⇔鹿児島のフェリーは、プリンセスわかさと名付けられており、この若狭姫から持ってきたようだ。この後、このフェリーに乗ることになる。

 展示をじっくり見た後、もう1つの月窓亭に向かう。相変わらず雨が降っているので、折り畳み傘をさして歩いて向かう。



 鉄砲館から近かったのであっさり到着。



 南国っぽい雰囲気のする階段を登ると受付があった。お茶と菓子をもらって椅子に座って、紹介映像を見せてもらい、その後内部を見せてもらう。



 旧家らしい、昔ながらの和風住宅で雰囲気が良かった。ただ、月窓亭はこんなもんか、という印象だ。時間が無ければ鉄砲館だけでも良いだろう。

 鉄砲館に戻ってきた。何度もカッパを脱着するのが面倒なので、もう港まで行って手続きをして、港周辺で昼食でも探すことにしよう。

 適当に掛けておいたカバーを適当に畳んで固定し、出発しようとしたが驚いた。スマホホルダーのゴムグリップが1つ無くなっていた。周辺を探したが見つからなかったので、恐らく朝慌ててカバーを外した時に、ホテルの駐車場に落ちたのかもしれない。

 ゴムグリップが無くても固定出来なくはないが、バイクからの振動を減衰出来ないし、スマホカバーが傷付いてしまう。まぁサブスマホなので別に良いのだが、現状メインがぶっ壊れているのであまり嬉しくはない。

 一応ホテルまで戻って探してみたが、駐車場には落ちてなかった。仕方ないので諦めよう。西之表港に向かった。

 歩道に屋根があったので大して歩行者も居なかったから一旦ここに停める。そして受付に向かった。予約はしてますか?と言われたが、してませんと言ったところ少し止まった。GWの中日平日に満車とかありえないと思って予約はしてなかったので若干焦る。結局普通に受け付けてくれたので良かった。

 ちなみに、屋久島の方の昼行フェリーは要予約とあったので、それだったら一報したことだろう。種子島の方は特に記載が無かったので、何もしなかったのを追記しておく。



 これから乗るフェリープリンセスわかさ。じっくり博物館を見たり、ホテルに忘れ物を探しに行ったりしたせいか、思ったよりも時間が無くなっていた。フェリーターミナルには残念ながら、食事が出来る所は無かったので、どうやら食堂でゆっくりする時間は無さそうだ。

 種子島の土産も購入したかったので、ターミナルの売店と目の前の売店を物色する。結局PayPayがターミナルの方しか使えなかったし、品揃えも似たり寄ったりだったので、ターミナルで種子島土産を購入。



 売店にはろくな食料を売ってなかったので、仕方なくパン2つで我慢する。一応種子島の安納芋を使っているらしい。

 時間になったので、フェリーに入るよう指示があった。相変わらずバイクは先に入れるようだ。今回はアメリカンのバイク同志が1人居た。私はすぐそこだったが、一応再度カッパを着たが彼は普段着のまま乗り込んでいった。雨は小降りになっていたので、正直勝負できた気もするが、既にカッパはビショ濡れなので気にしない。指示通りの場所に乗り付け、カッパをバイクに掛けて干しておく。



 2等の大広間でコンセント横を確保出来たので、先ほど購入したパンを食べた。食後に一服しつつ船内をフラつく。当然であるが貨客船のはいびすかすと違って、オシャレな感じだ。



 西之表港ターミナル。種子島の玄関口のはずだが、あまり大きくなかった。



 前述した通り、このフェリーはプリンセスわかさという名前が付けられている。



 プリンセスわかさのダイヤ。鹿児島を朝出発して夕方戻ってくる、1日1往復のダイヤで動いている。



 種子島もアニメとコラボしているようだ。RoboticsNotesというのか?

 船内をフラついていたら、フェリーは定刻通り種子島西之表港を出港した。



 さらば種子島!今日は雨だったが、昨日が凄く良い天気だったので非常に楽しめた。また機会があれば、もっとじっくり巡ってみたい島だと思った。



 至る所に「おじゃりもうせ」と歓迎してくれた種子島を出立。しばらく見届けた所で船内に戻り、ゴロゴロして過ごす。



 ひと眠りした所で、本土最南端佐多岬が見えてきた。来るときは真っ暗だったので、曇り空だがハッキリ見ることが出来た。



 横から見ると良く分かるが、佐多岬灯台は佐多岬では無くて、少し離れた島に建てられている。ここもしばらく行ってないな。2014年以来だろうか。



 開聞岳は山頂が少し見えている程度だった。また少し船内に戻って寛ぐ。



 鹿児島市街に近づいてきたところで晴れてきた。これはありがたい。鹿児島のシンボル桜島も、山頂に雲が掛かっているがよく見えた。

 桜島が見えてくると、鹿児島港にフェリーは定刻通りに入港した。バイクは先乗りなので、クルマが出て行かないと出れない。そこそこのクルマが居たのでしばらく待つ。その間に干していたカッパは殆ど乾いていた。

 出番が来たので鹿児島港に降り立った。同志のバイクは鹿児島市街に向かって行ったが、どこに向かうのだろうか?私は鹿屋に今日ホテルを取っているので、ショートカットするため桜島に渡る。

 案内がバッチリ出ていたので、桜島フェリーの乗船口に向かった。私も色々フェリーに乗っているが、桜島フェリーは少し変わっている。人だけの乗船は分からないが、車両の場合は桜島側に料金所があるので何も手続きをせずに、フェリーに入る。夜間を除いて15~20分間隔の多頻度で動いているので、常に港にはフェリーが待機している感じだ。

 そんな桜島フェリーなので、乗り付けたらほぼすぐ出港する。寒い時期に使ったことが無いが、時間も短いので大体テラス席に居る。多分船室もあるとは思うが。

 出港して鹿児島市街・桜島を眺めていたら、あっと言う間に桜島港に到着。コロプラ土産をGetして、湯之平展望所に行こうかと思ったが、時間も押しているし、山頂に雲が掛かっているので先に進むことにした。

 国道220号に出て、道の駅「たるみず」まで行きCPをGetしてUターン。垂水の国盗りも忘れずにGetし、もう1つの道の駅「たるみずはまびら」を通過する。垂水市街で夕食でも取ろうかと思ったが、ピンとくる店が無かったのでスルーした。今日泊まるホテルで、夕食の割引券をチェックイン時にくれる、と書いてあったのでそれに頼ろうかと思う。



 いい感じで夕暮れになってきたので、適当なパーキングに入ってみた。雲が多かったが、今朝の種子島の雨を考えるとこれ以上望むのは贅沢なことだろう。



 錦江湾の夕陽が美しい。



 夕陽と桜島を何とか同フレームに収める。素晴らしい、とまではいかないが中々良い夕暮れを見ることが出来て満足。

 暗くなってきたので、Google先生にホテルまで連れていってもらう。今日泊まるホテルは朝早く出ようと思っていたので、朝食付きにしなかったからコンビニで調達しておく。

 買い出しを済ませて、19:30過ぎに本日の宿「ホテル大蔵」に到着した。屋根付きの所に駐車出来そうだったが、バイクカバーを掛けて干したかったから普通に駐車場に停めた。

 バイクカバーを掛けて、手指消毒をしてチェックインをする。事前情報通り、レストランの割引券をくれたので、部屋に荷物を置いて早速レストランに向かう。



 ここは鹿児島県だが、メニュー的に食べたくなったのでチキン南蛮にしてみた。美味しくいただいた。昼食がパンだけだったので、お腹が空いてたのでより一層美味しく感じた。PayPayも使えたのでありがたい。

 お腹を満たしたところで部屋に戻りゆっくりする。しばらく休んだところで、このホテルには大浴場があるから入りに行った。やたらアメニティの充実っぷりを推していたが、大浴場に行ったら驚いた。確かに、何種類だろうか。10種類くらいのシャンプー・リンスが置いてあった。特にこだわりは無いので、適当なのを使用して洗髪する。サウナもあったのでしっかり整えた。

 部屋に戻って出費管理をする。次に天気予報を確認したが、これ以降は雨の予報は出ていなかった。ただ、明日は晴れでは無さそうなのが残念だ。まぁ雨さえ降らなければそれ以上望むのは贅沢だ。もうカッパは使わないと思われるので、部屋の風呂で洗って干しておいた。

 明日は大隅半島を巡って、宮崎県に入り南部日南地方を巡って小林まで走るつもりだ。早起きするため、さっさと寝ることにする。

宿泊地:鹿児島県鹿屋市 ホテル大蔵
風呂:ホテル内

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