今年のGWは九州へソロキャンプツーリングに行ってきた。バイクでの九州ソロキャンプツーリングをGWにた~っぷり満喫してきたので、今回もレポを頑張ります。ようやく準備が整ってきたので、これから随時アップロードしていきます。
備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも見ていってください♪

■1日目 4/27(土) 天気:晴れ一瞬雨
走行距離:341.8km
静岡から伊勢湾岸道みえ川越ICまで国道1号・23号を走った。そこから亀山まで東名阪道に入り、名阪国道を抜けて、西名阪道香芝ICまで高速を使用。そこからは下道で大阪南港まで向かった。
2019年のGW。今年はどこに行こうか、と考えていた。夏休みは北海道固定なので、GWは東西を1年毎に変えながら出掛けている。
2013年 東北(シルビア)
2014年 九州
2015年 東北~北海道道南
2016年 紀伊半島~四国
2017年 東北
2018年 山陰
なので、今年は東の番ということになる。だが、ちょっと色々考える所があり、出来るだけ続けていきたいとは思っているが、いつまでも出掛けられる保証は無い。東北は殆ど陸路であまり離島は無いから、今後も行こうと思えば行く機会もあるだろう。
しかし、九州には渡れる離島がたくさんある。結構国盗りやハイドラのCPになっているところも多いし、行ったことが無い島が多い。これまた、九州の内地は、大分の関連子会社の面倒を見ていることもあり、年一回は行く機会が今の所ある。
という訳で、色々考えた結果2019年GWは九州へ島メインで行くことに決めた。離島に行くにはやはり足が一番の課題となるが、バイクであれば比較的安く渡れるので、バイクで行ける内に行っておきたい、というのが一番の目的だ。
そう決めたからにはまずは行動へ移す。九州へ自走で行くのは、出来なくは無いがしんどいので、2014年にも使った大阪から名門大洋フェリーで門司へ行くのが、一番経済的かつ自走距離が少なくて済む。
しかし、ちょっと決めたのが遅かったので、フェリーの予約が既に始まっていた。2019年は、元号改正もあってカレンダーが10連休となっており、4/27(土)の予約が既に埋まってしまった。私の会社は、常にGWは9連休以上あるので正直メリットが殆ど無いが仕方がない。
なので、28日(日)の予約を取っておいた。紀伊半島でも巡ってから、大阪に行けばちょうどいいか、なんて思っていた。
一応、ちょこちょこ見ていたらキャンセルが出てたので、27日(土)の第二便に予約を変更出来た。ただ、これだと大阪まで行くのに時間が余るし、なるべく早く九州から出発したい。第一便がいいなぁ、と思っていたら空きが出たのですぐ変更。
しかし、これまた2等雑魚寝だった。睡眠が伴う場合は、最低寝台が嬉しいので、変更しつつもまた確認を続ける。
すると、GW開始2週間前で寝台に空きが出てたので、すぐに確保。おかげで、快適な夜を過ごすことが出来そうだ。これで心配点は殆ど無くなった。
唯一の心配は、2019年にバイクを乗り換えた。どこかで試しにキャンプ道具を載せて試走しておきたいと思っていたのだが、生憎天候に恵まれず試すことが出来なかった。400から650に乗り換えたので、エンジンは非常にパワフルになり、長距離巡行でも回転数が抑えられるからか振動も少なく、楽に走ることが出来る。
しかし、車体が非常にコンパクトになっていてタンデムシートが小さくなってしまったように見える。これで、大きなシートバッグを積めるか不安だったが、まぁ何とかなるだろう、と安易に考えていた。
ちなみに今回の計画は以下の通り。
27日(土) 静岡から大阪へ移動 大阪からフェリー
28日(日) 早朝九州福岡県門司港に到着。北九州の国盗りを進めて、飯塚から福岡へ向かい、博多港から長崎県壱岐市壱岐島へ
29日(月) 壱岐島から長崎県対馬市対馬へ
30日(火) 対馬周遊
01日(水) 対馬から博多港へ戻り、そのまま五島列島福江島へ渡るフェリーに乗る。
02日(木) 早朝長崎県五島市福江島に到着。福江島周遊
03日(金) 早朝福江島発新上五島町中通島へ到着。少し巡って小値賀島へ渡り、長崎県佐世保へフェリーで渡る。
04日(土) 平戸島~名護屋を巡り、熊本へ移動
05日(日) 阿蘇巡り。19:00前までに門司港へ到着し、大阪行きのフェリーに乗る。
06日(月) 大阪から静岡へ帰還。
直前の週間天気予報ではGWの3日目月曜辺りから天気が崩れる予報となっていた。特に29日(月)は1日雨の予報だった。30日(火)も微妙だったが、1日(水)から天気は回復に向かうようだ。
翌日が好天ならタープを張ってキャンプをしても良いので、とりあえず29日(月)対馬の東横INNに空きがあったので、この日だけ抑えておいた。ここなら、当日までキャンセルしても問題無いので気楽に立ち回れる。
前置きが長くなったが、いよいよGWの初日。遠足前症候群が心配されたが、普通に寝ることが出来た。5:10頃起床し、朝食を食べて身の回りの支度を整え、前日までに準備していた荷物をバイクに積む。

途中の道の駅で撮った写真だが、やはりシート幅が物凄く狭いように見える。後、異様にシートバッグの取付に苦労した。その面では断然Ninja400Rの方が楽だった。
早速またがってみたが、まぁ何とかなりそうな感じだ。これで走るしか無いので、後は気合いと根性で何とかするしかない。

若干荷物の固定に手間取ったが、6:50に自宅を出発。さて、この距離がどこまで伸びるだろうか。
とりあえず、大阪南港へは16:00には着けば良さそうだが、一応念のため15:00過ぎくらいを目標に走ることにしよう。まずは、国道1号をひたすら走る。袋井辺りから風が強くなってきて、浜名バイパスの強風が心配だ。
浜松のコンビニで休憩して、浜名バイパスに入る。ここは海と浜名湖が見えて景色は好きなのだが、浜名大橋が吹きっさらしになるので、予想通り身の危険を感じる風が吹いていたが、何とかクリア。
愛知県からは国道23号になり順調に進む。幸田町の道の駅で休憩して名古屋に近づいていくと、いつもと同じ場所で渋滞が始まった。
国道23号の車線は広いので、バイクの特権を生かして進む。豊明ICが近づいてきたが、伊勢湾岸が事故渋滞を起こしているようだ。さすが、長期連休の初日なのである程度は仕方ないだろう。
一番驚いたのは、豊明ICから先の国道23号が渋滞していたことだ。ここから名古屋南ICの先までは、3車線で信号が一切無いから高速並みに流れるはずだが、渋滞していた。
これは高速に入った方が良いかと思ったが、これまでが順調に来ていたので時間に余裕もあるし、高速も渋滞しているのでそのまま進むことにしよう。本当にバイクじゃなきゃ長期連休の昼間に出かけるものじゃないな、と強く思った。
しばらくダラダラ進んでいたが、抜けれる所は抜いて進んで行くと、飛島くらいからようやく流れだした。何とか国道23号を進んで行くと、四日市周辺は混雑するのでみえ川越ICから伊勢湾岸道に入ることにした。
道路状況としては、新名神の開通により渋滞は発生していなさそうだ。昔は週末の度に鈴鹿周辺が30km程度渋滞することが当たり前だったが、もう1本高速が開通したことで分散してくれて助かる。
高速代を少しでも節約するために、名阪国道に向かうつもりだったので、新名神ではなく東名阪に入って御在所SAに寄って昼食を食べる。11:00程度と早めに行ったので、SA内は人でごった返していたが、食堂はそこまで混雑していなかった。
お腹も膨れたところで御在所SAを出発。結局少し渋滞していて、この区間は無理矢理3車線にしている面もあるので車線が狭く、あまり抜けれなかったが短距離だったので助かった。
亀山ICで降りて名阪国道に入る。そこまでクルマは多くなく順調に進むが、この日は寒気が入ってきていたようで気温も低く、途中からライジャケの下にダウンを着て走っていた。名阪国道は標高が高いところもあり、気温表示は10℃を示しているところもあり、中々寒い思いをした。
道の駅「針T・R・S」に立ち寄って休憩。ここは連休中ということもあり、大量のバイクが止まっていた。休憩を済ませて、Ωカーブを楽しみにしてたが下りは車線が少ないので、あまり走れなかった。
天理から西名阪道に入ったが、このまま進むとかなり時間に余裕が生まれそうだ。そうなると、高速の区間料金が変わる香芝ICで降りて、後は下道を走っていこうかと考えた。
Google先生で大阪南港までをルート案内すると、特に下道は大きな混雑は起こっていないようなので、香芝ICで降りる。降りてすぐのGSで給油した。
今回Ninja650に乗り替えて、何故か400よりも燃費がかなり良くなった。なので、静岡~大阪まで無給油で余裕だと思っていたが、少しガソリンの減りが早いように感じた。やっぱりキャンプ道具満載による重量増の影響で、燃費が落ちているのだろうか。
それでも400よりよっぽど良いので、特に問題は無い。ただ、Fuel警告が出るのが異様に早いので、そのためどこまで攻めて良いのかまだ把握するのが難しいところがある。
話はそれたが国道168号を北上し、謎の裏道に案内されたら四輪同士の離合が難しい生活道路を案内された。バイクだから問題無いが、四輪でGoogleナビを使う時は注意する必要がある。
国道25号に合流してよく分からない道を進む。後から見てみたら、大和川の堤防道路を進んで、長居公園通に出てきたみたいだ。この辺は、2年前の冬に大阪市営パスを使って色々巡った記憶があったので、そこをバイクで通るのも感慨深い。
時間に余裕がありそうだったので、住吉大社や住之江公園に行ったり、かもめ大橋を渡ってみようかと思った。しかし、どうも雲行きが怪しく全方位の空ではないが、黒い雲が見られるようになってきた。
天気予報では雨の予報は無かったのだが、寒気が入ってきているので大気が不安定とも言っていたので、雨雲レーダーを見てみると、数十分後くらいに軽く雨が降りそうな感じだった。
通り雨っぽいが、雲的にそこそこ降りそうな気がした。初日からカッパを着たく無かったので、寄り道はせずにさっさとフェリーターミナルに行って、ターミナル内とかで待った方が良さそうだ。
仕方なく住吉大社や住之江公園の横をスルーして、大阪南港に向かう。南港ポートタウン線の高架の下を走りつつ、フェリーターミナル近くにコンビニがあるのは調査済みだったので、セブンイレブンに寄って夕食や飲み物の買い出しをした。
相変わらずだが、フェリー内のレストランは高いしかなり混雑するから1人では行きたいとは思わない。なので事前にコンビニで調達し、持ち込むのがいつものパターンとなっている。

買い出しも済ませてフェリーターミナルに到着。既に多くのクルマ・バイクが待機していた。

しばらく時間があるので、フェリーを撮影。連絡橋があるからうまく撮れなかったが、コンテナ運搬車両が頻繁に行き来していたので、近づくのは止めた方が良さそうだ。

大阪南港からは四国行のフェリーもあるので、区別のためミラーに行先表示札を付けるよう言われた。折角なので記念撮影。
ここで、雨雲レーダー通り雨が降ってきた。タンクバッグにカバーだけ被せて、予定通りターミナルに向かったりして時間を潰す。でも予報通り単なる通り雨だったので、すぐ止んでくれたからありがたい。
名門大洋フェリーでは、HPで出港1時間前には来るように指示があったが、繁忙期だからだろうか15:30頃には搬入が始まった。もちろん、フェリーに持ち込む荷物は事前に選別していたからすぐ入れた。前述したように、寝台にグレードアップ出来たので着替えも気楽に出来る。
重たいバイクウェアから着替えて、早速お風呂に入る。新日本海フェリーなら露天風呂やサウナがあるが、名門大洋フェリーは内風呂だけだった。まぁ広い湯船に入れるだけありがたい。

お風呂でさっぱりして、そろそろ出港の時間が近づいてきたので甲板に出てみた。大阪南港は、阪神高速湾岸線がすぐそばを走っているのでアクセスは非常に良い。

このフェリーの排気塔?は結構好きだったりする。
撮影を楽しんでいると、愛用のレンズ「Sigma 50mm F1.4 EX DG HSM」の挙動がどうもおかしい。
①無限遠にピントが合わない時がある
②合ったときにフォーカスの目盛りを見てみると、距離1mの場所で無限遠にピントが合ってしまっている
③AFだけかな?って思いマニュアルフォーカスもやってみたが、一切ピントが調節出来ない
④AF出来るときは、マニュアルも出来る
⑤撮影終了後に1回ファインダーから離して再度除くとピントが大幅にズレる時がある
サードパーティーのレンズだが、Canon純正の50mm F1.4はあまり良く無いと思っていた。特に絞り開放で撮影すると、解像や色が一気に悪くなる。このSigmaのレンズはかなり評判が良く、解像感も非常にシャープで気に入っている。
とりあえず旅先ではどうにもならないし、使えない訳ではないので騙し騙し使っていこう。初日でトラブルが発生するなんてついてない。他にも大きなことが起こらなければ良いが。

そんなことに悩んでいたら出港の時間になった。沿岸係員の方が手を振ってくれている。

隣のフェリーは、22:00発東予港行きオレンジフェリーのようだ。大阪近郊の人はやろうと思えば、金曜夜このフェリーに乗れば土日四国を巡って、月曜の朝に帰ってそのまま仕事・・・なんて弾丸も出来なくはない。

さらば本州!また来週帰ってくる日まで。

フェリーは進行方向の西に向いた。もう夕暮れの時間なので、中々良い写真が撮れた。

大阪南港がすっかり遠くに行ってしまった。次の見所は明石海峡大橋をくぐる時だろうか。

本州⇔四国の三橋の通過時間が参考に記されていたので、記念と備忘録として撮っておく。あと1時間くらいで明石海峡大橋に着きそうなので、その間にコンビニで買ってきたおにぎりとパンで夕食を済ませる。
明石海峡大橋が見えてきたので再度甲板に出る。

こう海上から橋を見上げる機会は中々無いので、写真に撮る。

フェリーはあっという間に明石海峡大橋を通過していった。

夕陽が中々良い感じになってきた。だが、進行方向か雲の問題かは忘れてしまったが夕陽は取れなかった。
翌日は5:30に新門司港に到着するので、早く寝ることに・・・ と言いたいところだが、今回やりたいことがあった。それは、瀬戸内海の島々の国盗りを進めることだ。
2014年に九州に行った時は6,000空なんて。と思っていたのであまりやっていなかった。特に南九州等はたっぷり残っている。ところが、現在はこれが出掛ける目的になっているくらいなので、島は中々行くのが難しいから出来るだけ進めておきたい。
瀬戸内海のフェリーなので、さすがに客室に戻ると厳しいが窓際なら充分電波が入る。野球を見ながら時間を潰して、ちょこちょこ頑張ってみた。
香川県:豊島、男木島、直島、塩飽本島、塩飽広島
岡山県:笠岡諸島
愛媛県:上島町、大下島
広島県:走島
と中々離島の国盗りが出来た。これだけの島に訪れるのは大変だから嬉しい限り。
もう少し頑張れば山口県側も多少イケるかもしれないが、流石にもう0:00になってしまったから寝ることにする。5時間弱しか眠れないが、壱岐島行きのフェリーに乗る予定なので、そこで昼寝すれば何とかなるだろう。
翌朝起きればもう九州だ。やっぱり寝ている間に運んでくれるフェリーは助かるし、旅情感があって大好きだ。今回はどんな旅になるか。予定を頭で考えながら横になっていたら、いつの間にか眠っていた。
宿泊地:名門大洋フェリー内
風呂:名門大洋フェリー内
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