
■7日目 5/06(木) 天気:晴れ
走行距離:308.5km
前日到着した、フェリーはいびすかすに乗ったまま種子島で一夜を明かし、早朝屋久島に到着。屋久島を一周して各所を周った。そしてフェリーで種子島に渡り、種子島を周遊した。
朝5:00前起床。というより、種子島からの客が乗船してきたり、西之表港を出港する音や振動で目が覚めた。2等の大広間だが、モンベルのマットのお蔭でしっかり眠れた。

しばらくうつらうつらしていたが、ようやく動いても良いと思えたので甲板に出た。既に種子島からそこそこ離れていた。今日は良い天気になりそうだ。この後朝陽が見れないかな、と思っていたが方角が悪くて見れなかったので船内に戻る。
歯磨きをして洗顔等を済ませて、昨日調達した朝食を食べる。不思議と昨日は結構揺れたが、種子島→屋久島はあまり揺れなかった。昨日は天候が荒れたので海がようやく落ち着いたということだろうか。
これだったらツーリングマップルが見れるので、どこを周ろうか検討した。最低しなければならないのは、屋久島一周と屋久島空港・名水CP Getだ。それは十分出来るだろう。屋久島は降水量が多いためか、滝がたくさんあるのでいくつか周ってみよう。

そんなことを考えていたら、屋久島が見えてきた。当然ながら、初めて訪れる。電波があったので、改めて天気予報を確認したがこんなに天気が良いのに、やはり明日は雨らしい。計画通りに進めることにしよう。
フェリーは定刻通りに屋久島宮之浦港に到着した。まずは国盗りをGet。屋久島は広いが空は1つなので、国盗りはもう完了だ。
いよいよ屋久島ツーリングの開始だ。私の中で島は時計回りに行くのが基本の立ち回りになる。理由は、日本は左側通行なので少しでも海に近い側を走りたいためである。
屋久島に泊まるのであれば時計回りに行くのだが、今回の滞在時間は6時間しかない。屋久島の外周道路は一周約100kmとのことなので、3時間強。4時間見ておけば大丈夫だろう。ということは2時間くらいはどこかを見る時間がある。
前述した名水CPが南東側の内陸部にあるようなので、そこを先に回ってから1周を開始すると、最悪時間が足りなくなった時に困ってしまう。後に回した方が、途中の立ち寄り箇所を調整出来ると思ったので、今回は反時計回りで進むことにした。
いつものフェリーみたいにたくさんの車両が載っている訳ではないので、すぐに下船出来た。物凄く良い天気で初めての場所なのもあり、テンションもかなり高い。
まずは県道78号を西に向かう。早朝なので交通量も少なく快適に走る。

20分程度走った所で、東シナ海展望所があったので停まってみた。海の向こうには口永良部島が良く見えた。

屋久島の海岸線の展望も中々素晴らしい。
時間も無いのでさっさと出発。次は、ツーリングマップルにも載っている、屋久島北西端の屋久島灯台に向かう。
普通の観光客だと屋久島と言えば、トレッキングが基本だろう。時間があれば私も宮之浦岳までは難しいとしても、屋久島らしい苔の生えた所を歩きたかった。でもそれよりも、やはりバイク乗りとしては島一周の方がやりたいので、そちらを優先する。端っこマニアとしては灯台とかはやはり惹かれるものがある。
順調に走って行ったが、永田の集落を越えたところで今まで快走路だったが道が狭くなった。どうやらここからは、県道なのだが西部林道という名称があるようだ。表示にもあったが、西部林道は夜間走行禁止らしい。

道は狭かったがセローなので全く問題無く屋久島灯台に到着。永田岬とツーリングマップルには書いてある。良い所に駐車場があったので、バイクと一緒に撮影出来た。

青空に白亜の灯台がとても映える。

ツーリングマップルにもあるように、大海原の景色が良い。トカラ列島のどこかだと思うが、島影が見えた。

屋久島灯台からが一番口永良部島が近そうなので、とても良く見えた。
屋久島灯台を満喫して出発する。ツーリングマップルにも書いてあるが、ここから先は走りにくいとあった。確かに道幅は更に狭くなり、ブラインドコーナーも多数あった。大型バイクだと少し大変だろうが、セローだとむしろ楽しいくらいだ。たまにレンタカーの観光客とすれ違うくらいなので、特に問題無い。
しかし、ツーリングマップルは本当に実走調査がしっかりしている。たまに素っ頓狂なことが書いてあるが、コメントの信頼性が高い。この区間は「野生サルに注意危険!」「屋久島らしい森のルート」と書いてあるが、まさにその通り。サルのコロニーもいくつだろうか、3つくらい見た気がするし、森の雰囲気が他とは違ったような印象を受けた。
西部林道を抜けたのだろうか。道が二車線になったので、一安心だ。このくらい道が良ければ、十分周れるだろうからどこかに寄って行こう。ツーリングマップルに滝があったので行ってみよう。

屋久島一巨大な滝らしい、大川の滝。県道に案内があったので分かりやすかった。

駐車場は遊歩道の手前にあったが、朝早く誰も居なかったし行けそうだったので、ここまでバイクで入ってみた。

お蔭でこんな写真が撮れて、撮影が楽しい。

段々光の角度が変わってきたので、こんな写真が撮れた。ちょうどナンバーの所に掛かっていたので、修正が不要だったのが面白い。
大川の滝を楽しみ出発する。出発しようとした所で、観光客が1組入ってきた。変な所にバイクを置いているのでさっさと出る。
外周道路に近い観光地は出来るだけ寄っていこう。次に島内最大らしい中間ガジュマルに行ってみたが、やはり私としてはガジュマルにはあまり惹かれなかった。
次は、沿線上にありそうなトローキの滝に行こうとするが、よく分からなくて適当に行った。そしたら違う滝の案内があったのでまぁいいか、と思いそちらに向かった。

千尋滝に到着。ちなみにこれで「せんぴろ」と読むらしい。観光地として整備されており、売店もあってトイレも整備されていた。ここは結界らしい。

滝には駐車場から少し歩くようで、雰囲気の良い遊歩道を歩いて行く。結界らしく、少し神秘的な雰囲気を感じられた。

千尋滝に到着。奥には原生林が広がっており、一枚岩をすべり落ちる中々良い滝だ。
千尋滝を楽しみ駐車場に戻って出発。この時点で時間は9:30。屋久島を2/3弱周ったくらいだろうか。まずはMustの名水CPを取りに行って、折角屋久島に来ているのだから、屋久杉を見てみたい。ツーリングマップルを見ると、名水CPの奥に「手軽に鑑賞できる屋久杉」と書いてある紀元杉があるので、そこへ行ってみよう。
外周道路を引き続き走り、安房港付近から内陸に入る県道592号に入る。どんどん標高を上げていくワインディングロードで走りがとても楽しい。途中に屋久杉自然館、というのがあって寄ってみたかったが、帰りに時間に余裕があったら寄ってみよう。
屋久杉自然館を過ぎてからは、かなりの中速タイトコーナーが続く。それでも道幅が広く改良されていたので、めちゃめちゃ楽しかった。どんどん標高を上げていって気温も下がってきたが、天気が良かったので快適だった。
屋久杉、というのは屋久島の標高500m以上に生えている杉のことのようなので、標高を上げるのは当然だ。ちなみに、屋久島の宮之浦岳は九州最高峰の山で2,000m弱ある。南の島であるが、九州では数少ない安定して冠雪する山らしい。
何mか分からないが、多分標高1,000m近くまで登っただろうか。ダイナミックなワインディングロードも終わって道幅が狭くなったが、バイクなので問題無し。少し電波が弱かったが、屋久杉ランド周辺で名水「屋久島宮之浦岳流水」とダムCPをGetした。

屋久杉ランドからは更に道が狭くなり、ウネウネの舗装林道をしばらく走ると紀元杉に到着。

紀元杉の情報。標高は1,230mもあるみたい。樹齢が3,000年って途方も無い数字だ。紀元前1000年、日本は縄文時代で狩猟生活をしていたころから、この杉はここに立っていたのか、と思うとロマンを感じる。

半端じゃない幹の太さだ。先ほどの情報だと8.1mのようなので、成人男性5人くらいではないと囲めないとは、存在感が凄い。

紀元杉を一周出来るように遊歩道が整備されている。

この根元の苔っぷりが、屋久島っぽい。ちょうどこの時タクシーの運転手さんが案内をしてて、長寿の屋久杉は空洞が出来るらしい。確かにそれっぽい。

少しでも屋久島らしさを感じられて良かった。バイクですぐ近くまで行けるので、確かに気軽と言えば気軽だが、結構内陸に入って行ったので思ったより時間が掛かった。屋久杉自然館に寄っている時間は無さそうだ。
とりあえずココだと電波が悪いので、屋久島空港まで行ってみよう。ダイナミックなワインディングロードだが、下りだと少し怖いので上りよりは抑えて楽しく走る。この道は標高が高いので、見下ろす景色が中々良く、途中で写真を撮ろうかと思ったが、どこにしようか迷っていたら結構降りてきてしまったので諦めた。
屋久島空港の駐車場に停めて、空港CPをGetした。この時点で11:00過ぎ。フェリーは13:00発で30分前くらいには手続きをする必要があるだろうから、時間があるようで無い。折角屋久島に来ているので、ゆっくり食事でもすることにして店を探す。宮之浦港近くに店がいくつかありそうだ。

PayPayが使える店で、屋久島名物らしい飛び魚の刺身定食にしてみたが、美味しくいただいた。1Fが土産物屋だったので、物色してみる。今回の旅では、屋久島と種子島の土産にしようと思っていたので、酒の肴になりそうなものを購入する。
ここで今から乗るフェリーの時刻表が少し変わっているので紹介する。屋久島町営フェリー太陽Ⅱ、というのだがこのフェリーは奇数・偶数日でダイヤが変化するらしい。
偶数日:AM 屋久島宮之浦港⇔口永良部島 往復
PM 屋久島宮之浦港⇔種子島島間港 往復
奇数日:AM 屋久島宮之浦港⇔種子島島間港 往復
PM 屋久島宮之浦港⇔口永良部島 往復
31日がある月は2日連続で同じなのかな、とか思ったがこんなダイヤになっている。元々の計画では、今日屋久島に泊まって明日は7日奇数日だから、AMの種子島行きの便に乗ろうと思っていた。
しかし、予定を1日前倒しに出来た理由としては、このダイヤも影響していることを補足しておく。今日は6日偶数日だから、種子島行きのフェリーがPMになるのである程度、屋久島を巡れる時間が取れた。
話は逸れたが、ほんの少し時間があるので川から見る屋久島の山がキレイだったので、写真を撮りに行ってみよう。

味のある橋の向こうに屋久島の山。私はこの山が目立っているので、てっきりこれが宮之浦岳だと思っていたが、どうやら宮之浦の集落からは宮之浦岳は見えないらしい。

バイクと一緒に撮影。
わずか半日強であったが、屋久島を満喫した。一周も出来たしCPも取れたので満足だ。朝到着した宮之浦港に向かう。朝乗ってきたフェリーはいびすかすはとっくに出発しており、鹿児島へ直行するフェリー屋久島2と、今回乗る屋久島町営のフェリー太陽Ⅱがあった。
来た時はターミナルに入らずに走り出したので、初めて入る。客はそこそこ居たが、殆どはフェリー屋久島2の客のようだ。
まず窓口が全然違った。フェリー屋久島2の方はよくある窓口で何個かあったが、フェリー太陽Ⅱの方はこじんまりとして1つだけだった
乗船手続きをして乗船券を購入したが、全くこうしろああしろと言った指示が無かった。フェリーはもう着岸しているので、乗って良いんかな?って思って入ろうとしたら、慌てて係員さんが近寄ってきた。しばらく待つように言われたので、おとなしく待つ。
改めて指示を貰って、フェリー太陽Ⅱに入った。こじんまりとしていたが、写真が残っていないのでうろ覚えだが、確かバイク用のスペースみたいなのがあった気がする。他にもバイクが2台居たが、1つは原付だったと思う。

船内に入ったが、町営のフェリーの割にはめちゃめちゃキレイで驚いた。調べたところ、2021年3月に就航開始したばかりの新造船のようだ。それはキレイで当然だ。早速場所を確保したが、連休明けの平日のためか全くと言っていい程乗客は居なかった。

新造船なのでフェリーの中をプラプラして、甲板に出る。屋久島宮之浦港のターミナルを撮影。しばらく経つとフェリーは定刻通り出港した。

次の機会があれば、白谷雲水峡から縄文杉くらいまでトレッキングしてみたいところだ。しかし屋久島は、1月に35日雨が降る、と呼ばれるくらいの多雨島なのだが絶好の晴天に恵まれた。天候ばっかりはどうにも出来ないので、大変喜ばしいことだ。
出港を見届けて、船室でゴロゴロしたり甲板で潮風に吹かれながら一服したりと、ゆったり過ごす。
甲板には恐らく一緒に乗船したバイク乗りっぽい2人が話していた。大きなバイクと原付だったが知り合いなのだろうか?こんなご時勢なので話し掛けるのも気が引けるから分からず終いだった。

1時間なのであっさり種子島が見えてきた。フェリーは定刻通り島間港に到着した。種子島も当然初めてなので、どんな島なのか楽しみだ。
早速種子島に降り立つ。早速国盗りをして、南種子町の空をGet出来た。相変わらずどこに行こうか、あまり決めていない。Mustは種子島空港くらいなので、ツーリングマップルを見ながら適当に決めよう。何となくだが、端っこマニアとしては種子島は南北に細長い。なので、南北端には行ってみよう。
まず島間港は南よりなので、最南端の門倉岬へ向かう。県道75号に入ったが、早速海沿いの爽快な道だった。交通量も少なくて、とても気持ちが良い。

島間港から20分程走って門倉岬に到着。おあつらえ向きの看板があったので、記念撮影。

公園の入口に早速鉄砲を撃つ銅像があった。先ほどの看板にもあったが、1543年に日本に初めてポルトガルから鉄砲が伝来されたのが、ここ種子島だ。そのおかげで、戦国時代には鉄砲のことを種子島と呼んでたくらいだ。

そして、そのポルトガル人が到着したのがここ門倉岬になるようだ。ポルトガル海軍から記念碑を送られている。

こちらも多分に漏れず、海がとてもキレイ。

そしてこの海岸線の景色がとても素晴らしい。

門倉岬も公園としてとても整備されていて、芝生の緑がとても癒される。

少し見にくいが、種子島最南端の地の石碑を撮影。端っこマニアとしては感無量だ。

岬の先端は神社になっていたので、お参りしておく。

南国っぽいムードもあって、既に種子島の虜になりかけている。
最初の観光地で、種子島が素晴らしいのがひしひしと感じられた。時間があまり無いのが非常に残念。鉄砲伝来の地だからな、程度で立ち寄った所だが、いきなり気に入った。
次は、南東端にこれまた種子島ならではである、宇宙センターに行ってみよう。種子島にはロケット発射場があることはご存じの方も多いだろう。

その途中に展望台の案内があったので寄ってみた。七色観望台という名称らしい。その名の通り七色の景観を有する、との触れ込みだ。

七色かどうかは分からないが、あの先端に宇宙センターがあり砂浜の景観が素晴らしい。

バイクも入れて。フラッと寄った展望台の景色も素晴らしかった。種子島は色々ありそうで、またじっくり巡ってみたいと思った。
七色観望台を出発して、案内に従い宇宙センターに今度こそ向かう。

到着した。早速大きなロケットが出迎えてくれた。GW明けの平日のためか、今日は休館日だった。コロナの影響で、入館には事前予約が必要らしいので行かれる方は注意してもらいたい。

先ほどの所から少し進むと、もう1つロケットが展示されていた。

広角でも撮影。大きさが分かってもらえるだろう。

ロケットも良いが、この広大な芝生が大変気持ちが良い。

休館日だが、開放してもらっているのが非常にありがたい。ここは、世界一美しいロケット発射場、と謳われているがそれも言い過ぎでは無いように思える。

少し移動してみる。芝生と海と南国っぽい雰囲気が良い。

入口のロケットと同時にフレームに入れる。

バイクも入れて。次はロケット発射場の展望台があるようだから、そちらに行ってみよう。
ここで、発射場関係者っぽい何台か連なっていた車列に追いついた。かなりゆっくりな速度で走っていたが、何かを運んでいるように見えたので、あまり近寄らない方が良いと思ったからおとなしく付いて行った。
ところが、一番後ろのクルマがハザードを出してきた。抜かして良いのかな?って思ったので右車線に出たところ、途中のクルマが、来るなと言わんばかりに車線の真ん中に居座って、手を出してきた。
何がしたいのか全く分からないが、いくら発射場内とは言えこんなことをする権利はあるんだろうか、私道であれば仕方ないが。とかつまらないことを考えてしまった。

幸いすぐ目的の展望台だった。大型ロケット発射場が良く見える。

バイクと。休館日なのは事前に分かっていたが、この景色と雰囲気を味わうだけでも来て良かった。ロケット発射をこの目で見てみたいが、その際はかなりの観光客で賑わうだろう。ここに来るだけでも大変だし。
そんなことを思いながら、宇宙センターを出発。次の目的地は種子島空港だ。県道75,76号を走る。中種子町の中心部を通りながら、種子島の良い景色を見ながら向かった。

種子島空港に到着しCPをGet。宇宙に一番近い島、というキャッチフレーズが掲げられていた。予想以上に大きな空港だった。
大して用も無いので時間も無いし出発。さて、後はどこに行こうか。とりあえず行きたいのは最北端だ。他に無いかツーリングマップルを見ると、天女ヶ倉という種子島最高所がコメントであったので、まずはそこに行ってみよう。
良く分からない裏道を通って太平洋側の県道75号に出た。道は狭かったがセローなので問題無し。海岸線の気持ち良くて交通量皆無な道を走り抜けた。
ちゃんと案内が出ていたので、県道591号から天女ヶ倉に向かう。最初に公園ぽい所があったり、バンガローが何個かあった。キャンプ場なのかな?と思ったら、利用希望者は役場に連絡するよう看板があった。
ちなみに、種子島は無料でキャンプ可能公園が結構点在する。この天女ヶ倉もキャンプが出来そうな感じなので、ここもその内の1つかもしれない。
駐車場があったが、そのままバイクで入れそうな芝生の広場があった。Ninjaなら間違いなく自重するところだが、セローなので入ってしまった。

ここが大勝利な場所だった。早速撮影モードに入る。

流石種子島最高所。展望が素晴らしい。

バイクも当然撮影。海を背景に。

セローだからこんな写真も撮れる。やはり旅バイクとしては、Ninjaよりよっぽど良い。

望遠圧縮で。ただ、セローは初日や最終日の大移動には向かない。現地まではNinjaで行って、現地からはセローで走りたい。なんて出来もしないありえない願望を思ってしまった。それを叶えるならトランポが一番現実的だろう。
ただ、そのためだけに欲しくも無いハイエースのようなクルマを所有するのも、一応クルマも好きなだけに中々取りづらい選択肢だ。妄想するだけならタダなので、妄想で済ませておく。
思った以上に最高だった天女ヶ倉を出発し、種子島最北端に向かう。適当にハイドラの地図を見ながらショートカットしようと思ったら、良く分からない集落を通ることになってしまった。

種子島最北端「喜志鹿崎」に到着。「きしがさき」と読むらしい。

既に大分日が沈んできたので、明暗差が大きかった。

灯台と隅に小さく愛車を撮影。これで、南北に細長い種子島の南北端を訪れることが出来た。このままどこかで夕陽待ちをしようかと思ったが、かなり西に来ているので日の入り時間がかなり遅い。そのためホテルに入るのが遅くなるのも微妙な所だ。とりあえず西之表市街地まで行って、その周辺で探してみよう。
県道581号は西側の海岸線を走るので、夕暮れを見ながら走れると思ったがあまり見れなかったような気がする。結局18:00頃西之表の中心地まで着いた。夕陽まで1時間あるから先に夕食にしよう。

PayPayが使える店を探して、地元の食堂みたいな所に入ってみた。やはり昼と違って夜は酒が中心になるので、下戸な私は困ってしまう。そもそもバイクで来ているので飲めないのだが。食べれそうなのを選んで、肉と魚を美味しくいただいた。
お腹を満たした所で、夕陽を楽に見れそうな場所を探してみた。西側沿岸の割には意外と良い場所が無かった。1つ公園に行ってみたが、見れなかったのでもう諦めた。コンビニがあったので買い出しをして、ホテルに入ることにした。
ホテルはコンビニから近くだったので、あっさりと19:00過ぎに本日の宿「ホテルレクストン種子島」に到着した。残念ながらこのホテルでは、青空駐車場のみで屋根付きの場所には置けそうにない。明日は雨濃厚なので残念だが、安いホテルだったので値段優先にした。その代わりにカバーを掛けておく。一応広くは無いが屋根付き通路が少しあったので、雨の出発準備はそこで出来ることだろう。
手指消毒をしてチェックインをする。夕食は既に済ませているので、しばし部屋でゆっくりする。このホテルはサウナ付き大浴場があるので素晴らしい。ジョイフルだがファミレスが併設されているので、食事にありつけなくても何とかなるのが嬉しいところ。朝食はここで済ませるつもりだ。
ゆっくりした所で大浴場に行く。サウナ・水風呂もあったので、きっちり整えた。
部屋に戻り出費管理をする。次に天気予報を確認したが、全く変わっておらず明日の種子島は1日中雨のようだ。その代わり、本土鹿児島は雨が止む予報になっていたのでそれは良い方向だ。
やはり明日はホテルにチェックアウトギリギリまで滞在して、少し種子島を観光してフェリーに乗って鹿児島に戻ることにしよう。昨日の記録にも書いたように、計画を変更する。
明日の宿は鹿児島県鹿屋市辺りが良いと思って探した所、安くて大浴場があるホテルが見つかった。早速予約する。そして、次の日の宿も探した。ツーリングマップルを見ると、道の駅「ゆーぱるのじり」が安く泊まれて温泉もある、と書いてあった。
こういう所はオンライン予約出来るのかな?って思って期待せずに楽天トラベルで探したらあっさり出てきた。記載通り、安い値段で温泉にも入れるのなら言うことなし。早速こちらも予約した。これで計画の修正が出来た。
■当初の計画
5/07日(金) 屋久島から種子島へ渡るフェリーに乗り、種子島周遊。
5/08日(土) 種子島を周遊し、鹿児島港へ戻り、宮崎県都城市へ。
5/09日(日) 都城市から日本三大秘境の椎葉村等の宮崎北部を巡って宮崎港からフェリー。
■修正の計画
5/07日(金) 種子島午後一で出港するフェリーで鹿児島港に戻り、鹿屋まで走る。
5/08日(土) 鹿児島大隅地域の国盗り巡りをし、宮崎県南部を周って小林市へ。
5/09日(日) 小林市から日本三大秘境の椎葉村等の宮崎北部を巡って宮崎港からフェリー。
次は、明日種子島で何をしようか、だ。探してみると、やはり鉄砲伝来の地らしく、鉄砲館という博物館があった。そこに行くのは決定だ。後は、昼食でも食べればちょうど14:00発のフェリーに乗れるだろう。
天気に関しては文句の言いようが無いので、その中でもいかに楽しめるかを考えるのも楽しい。晴れ続きになってくれれば言うことは無いが、こう計画修正してそれがバチっと決まった時も中々快感だ。楽しみになってきたところで、明日は早起きする必要が無いため、少し夜更かしして寝ることにする。
宿泊地:鹿児島県種子島西之表市 ホテルレクストン種子島
風呂:ホテル内
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