2021年春に、宮城県牡鹿半島三陸沖の金華山という島に行ってきた。島旅になるので、旅の記録を記す。
いつも通り備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも是非見てってください。
■1日目 4/10(土) 天気:晴れ

自宅から、JR・名鉄と鈍行を乗継ぎ中部国際空港まで行った。

飛行機で仙台空港へ飛んで、レンタカーを借りる。レンタカーで宮城沿岸沿いの国盗り・ハイドラCP巡りをしながら、宮城県石巻市でレンタカーを返してホテルまで向かった。
いつ頃計画を始めたか全く覚えていないが、記憶に残っている範囲で記録に残す。確か、東北地方の国盗り・ハイドラ巡りの計画を立てていたところ、かなりタイトな日程になるのが予想された。やはり適宜観光しながら周りたいので、少し補填をするため東北に軽く行こうかな。と考えたのがきっかけだった気がする。
最初は2月に行こうかと思っていた。ところが、行こうと思っていた矢先に三陸沖で結構大きな地震があり、水道管の破裂による断水が起きている地域もあった。どうやらこの地震は東日本大震災の余震らしいが、10年経ってもまだ余震が起きるとは。地球レベルだと10年なんか瞬きレベルの経過に過ぎないのかもしれないが。
こんな中出掛けるのも何なので、結局記録に上げた通りしまなみ海道を巡ってきた。東北は仕切り直しにしたが、どうせ行くなら行ったことない季節にしようかと思い、桜の時期が良さそうと考えて4月を検討した。また、3月に2021年中に国盗り・ハイドラメインCP制覇をする目標を立てた。なので、東北制覇かつ旅を楽しむために余裕を持たせるためにも、尚更出掛けようかと思う。
まずはどうやって行くかだが、1日休みを取って2泊3日としても、クルマ・バイクで宮城県往復は出来なくはないが大変だ。往復で高速を使うと、2万以上の費用が掛かる見込みだ。出来るだけ費用を抑えるため、マイルが使えるANA便で良いのが無いか見たところ、中部国際空港⇔仙台空港の便があった。進行とは逆方向に向かうのがもったいないが、羽田空港からは東北新幹線の影響だろう、便が無かった。
意外と中部国際空港から仙台空港への便はあったが、朝一で行くと宿が追加になるから以下のような便を押さえた。もちろんマイルを使った特典航空券なので、お金は掛かっていない。
4/10(土) 中部国際空港11:50発 ⇒ 仙台空港13:00着
4/12(月) 仙台空港15:00発 ⇒ 中部国際空港16:10着
いつもと違い時間に余裕があるので、中部国際空港へは鈍行で行けば良いだろう。それだったらsuica貯金も使えるので、タダみたいな体感だ。
今回の一番の目的は、宮城県石巻市沿岸に浮かぶ2つの島である、田代島のコロプラ土産と金華山の神社CPだ。フェリーや遊覧船のダイヤ的にも、この2つを行くだけで丸一日は必要そうだった。特に金華山は繁忙期を除いて日曜だけしか便が無いようなので、このスケジュールにした。
当初はバイクでのロングツーリングの途中で行くつもりだったので、奥松島のキャンプ場に連泊して行こうか、と何となく計画してみたが、結局バイクは港に置き去りになる。
なので、バイクで来た時に行く必要も無いし、この周辺をバイクで走りたいともあまり思わなかった。上述通り曜日の縛りもあるので、公共交通機関で行ってしまった方が効率的かと思う。今回決行するからこの島々はMustで行くようにする。
上記予定通り、丸一日使えるのは4/11(日)なので、その日の予定は決まりだ。10日(土)も宮城で半日使えるから、レンタカーを借りようかと思った。それで、まだ残っている宮城沿岸の国盗り・ハイドラ巡りをしたい。
同じ県内なら大体乗捨無料なので、島々の拠点でもある石巻でレンタカーを返却できれば、と思って調べたら、うまくいけそうなのがトヨタレンタカーしか無かった。少し高いが半日しか借りないのでまぁ良い。
天気予報が悪かったら計画変更も視野に入れていたが、どうやら大丈夫そうだ。桜の時期には少し早いかな?って思っていたが、どうやら2021年の桜前線は良い勢いで北上していたようなので、ちょうど仙台が満開になっているらしい。これは良い時に計画を組めた、と喜ぶ。
旅行可否の最終ジャッジをしたところで、レンタカーと宿の確保に動く。土曜は石巻。日曜は、多賀城に安くて良さそうなホテルがあったから予約した。次に石巻のレンタカー営業所にTELを入れる。石巻市街なら送迎可能とあったためだ。この時釈然としない対応を取られたので少し愚痴る。
「レンタカー返却後、石巻市街のホテルまで送迎してもらいたいのですが」
⇒「何時頃でしょうか」
↓
「(営業時間は19:00まで)そうですね、18:30頃返却かと思います」
⇒「営業終了時間が近いのでそれは厳しいです」
↓
「(30分あるのになぁ、と思いつつも)そうですか、分かりました。逆に何時なら出来ますか」
⇒「コロナの関係があるんで・・・かくかくしかじか無理です(流石に覚えてない)」
前提としてコロナ渦であることは理解している。だから断られる可能性もあると思っていた。コロナの関係で、今送迎は断っている。と最初から言ってくれれば、何の不満も無く終われた。
ところがその前の問答が釈然としなかった。まるで面倒だから、コロナを理由に断っているように聞こえてしまった。トヨタレンタカーHPにも、送迎はしていない。等のお断りは見られなかったので、期待したのだが。その時は、お客様相談室のような所に苦情でも入れようかと思ったが、段々どうでもよくなったのでそこまでしなかった。
仕方がないが、返却予定の営業所は最寄り駅まで遠いので、どうやってホテルまで行こうか。タクシーは高いので、バスを調べてみたが郊外のためか便はあまり無かった。
更に調べると、他の営業所なら最寄り駅まで徒歩10分も掛からなそうだ。予約をキャンセルするとキャンセル料が掛かる期間に入っているので、仙台空港貸し出し営業所にTELし、返却営業所の変更を申し出た。あっさり受付けてくれた。これで何とか安価でホテルまで辿り着けそうで安堵する。
次に、金華山への定期便の確保だ。金華山へはいくつかの港から定期便が出ていた。牡鹿半島の先端「鮎川港」と、女川町の「女川港」から出ている。
長期連休の繁忙期でもないので予約は必須ではないと思われたが、今回は石巻から網地島ラインという船に乗る。石巻港から目的の田代島と、網地島を経由して、鮎川港を結んでいる航路になる。これを使えば、コロプラ土産を取りつつ鮎川港に到着できて効率的だ。
ただ、ダイヤを見ると乗継時間が確か20分くらいしか無かった。そんなに大きな港とは思えないので、恐らく大丈夫だと思うのだが、万が一桟橋が離れてたりする可能性もあるかも。と思い、一応金華山観光にTELを入れてみた。
「網地島ラインから乗ろうと思ってるのですが、乗継時間は問題ありませんか?」と聞いたところ、問題無しと回答を貰えた。これでこちらも安堵する。ついでだから一応予約を入れておいた。
これで一通り準備は完了だ。金華山からは女川港に戻って、JR女川線を使えば良いだろう。便数は少ないが、特に急いでいる訳でもないのでのんびり行こう。後の月曜はどうしようか、折角の平日だし仙台観光か松島かどちらかにでも行ってみよう。
いよいよ当日がやってきた。天気予報は良好で、大変素晴らしい。遅い飛行機だが、旅費を節約するため鈍行で向かうため、5:00頃起床する。
朝食を食べて洗濯を済ませて、前日まとめておいた荷物を詰めたバックパックを背負って7:20頃自宅を出発。最寄り駅まで歩いて行き、JRに乗って浜松駅で乗り換えて、豊橋駅に到着。そこから名鉄に乗り換えるが、中部国際空港まではそこそこあるのでいつも特別席を使う。乗り継いでも1回の金額で済むので、これだけ乗るのであれば出す価値はあると思う。
神宮前で乗り換えて、10:40頃中部国際空港に到着した。
少し早いがまず昼食を美味しくいただく。写真が残ってないが、ラーメンを食べたと記録が残っていた。そしてゴールドカードの特権を使うため、ラウンジでしばらく寛ぐ。
20分前に保安検査場を抜けて搭乗口に向かった。搭乗案内が始まり、飛行機は定刻通り離陸し、仙台空港に着陸した。仙台空港を利用するのは初めてだが、流石東北最大の都市の空港なので中々大きい。
預け荷物も無いのでスムーズに到着口から出る。まずは一服休憩をして、トヨタレンタカーを訪れた。バスで営業所に送ってもらい、レンタカー貸し出しの手続きを終わらせる。
これで足を確保出来た。確か今回の相棒はヴィッツだったと思う。格安のコンパクトレベルだったら、大体ヴィッツかマーチだな。仙台空港を13:40頃出発した。
仙台東部道路を使おうと思ったが、確かETCカードを持ってくるのを忘れてしまった気がする。レンタカー屋で借りることも出来ると思うが、どうせ半日だけなので節約する口実としては良いだろう。高速は使わずに頑張ってみる。
仙台空港から県道10号を北上する。この辺りも、東日本大震災で被害が大きかった地域だ。一部道路が嵩上げされていて、この道路が堤防の役割もしているらしい。なので、道路から海岸方面は全くと言っていいほど住宅は無かった。
そんな印象を持ちながら走るが、仙台市街のバイパスルートということで交通量はそれなりにあったが、渋滞は特にしていなかった。若林区の「六郷」、宮城野区の「陸前高砂」「仙台港」の国盗りをGetする。
仙台港近くになると、交通量が増えてきたが車線数も増えて都会感が出てきた。しばらく走ると多賀城市に入って、国盗りをGetしセブンイレブンでコーヒー休憩を取る。
それから七ヶ浜町に入って、国盗りと公共建築CP「七ヶ浜国際村」をGetする。次に塩釜市に入って国盗りと神社CP「鹽竈神社」に少し寄る。見て行こうかと思ったが、どうせ足があるのだから松島の景観を見ようと考え、足早に立ち去る。
国道45号を走って松島町に入った。前にも行ったことがあった、双観山が近くにあるのを思い出したので行ってみることにした。

公園内の桜がよく咲いていた。

前来た時にも、国道沿いに看板が出ている割には、ここからの展望はそこまででもないな。と思った記憶があったが、やっぱり間違っていなかった。
双観山を出発し、国道45号を走ると松島のど真ん中を通る。土曜なので、コロナ渦だがそこそこ観光客で賑わっていた。今日はレンタカーだし、駐車場代も掛かるので松島市街はスルーした。
仙石線の駅CPを折角なので少し寄りながら、宮戸島へ向かった。国盗りをGetしたので用事は済んだが、折角なのでどこか展望の良いところへ行ってみよう。

松島四大観の1つ、大高森が宮戸島にあったので来てみた。登山口と大げさに書いてあるが、徒歩15分程度らしいので大したことはない。

桜が咲いた登山道をテクテク歩く。

頂上は展望台になっており眺めが良い。稜線上に桜が咲いており、海の景観が素晴らしい。

遠くに石巻の街が見えた。

松島の多島美も中々良い景観だ。

望遠でも撮影。

こちらの沿岸も住宅が殆ど無い。堤防の工事も続けられていた。
大高森の景観を楽しみ、引き続き宮城の国盗り・ハイドラCP巡りを続ける。石巻市に入り、矢本IC近くでコロプラ土産をGet。そこから三陸道に入るが、奥松島から東は無料なのでありがたい。
登米市に入った所で国盗り「みやぎの明治村」の空を、三滝堂ICまで走って道の駅CP「三滝堂」もGetした。これで今日のノルマは終わった。そのまま折り返し、石巻河南インターを降りてトヨタレンタカーに向かった。
予定通り18:30に返却手続きを完了する。送迎してくれないので、最寄りの仙石線蛇田駅まで、閑静な住宅街を歩いて向かう。
予想通り無人駅だが、suicaのタッチパネルがあるのでありがたい。何人か学生が居た。しばらく待つと、石巻行の電車が来たので乗る。2駅なのであっという間に着いたが、歩けなくはないだろうが歩くのも大変なので、電車があるなら乗りたいところだ。
石巻駅に到着し、駅前を歩いて本日の宿「石巻サンプラザホテル」に向かった。確か、記憶だと道を挟んで両隣に系列のホテルがあり、片方が結婚式場もある立派なホテルで、もう片方が安宿のシングル多めという配置だったと思う。チェックイン手続きは立派な方でするように、と楽天トラベルに記載されていた。
指示通りに、手指消毒をしてチェックイン。入った瞬間立派なホテルだったから、私にとっては場違い感を少し感じたが、一人旅なので仕方がない。カギを貰って、対面のホテルに向かい部屋に入ってようやくゆっくりする。
早速夕食の場所を探してみた。折角石巻まで来たので、何かしら海鮮系が良いかと思った。夕食で地場の物を探そうと思うと、どうしても居酒屋的な雰囲気な店が多くなる。私は下戸なので、もったいないしあまり酒は飲みたくない。でも夕食だと酒が前提みたいな雰囲気が嫌いでもある。
駅近なのもあって、居酒屋的な店しか見つからなかった。コンビニでも良いかと思ったが、コロナ渦で大変な中、少しでも飲食店の経済を回したい、という気持ちもあったので私としては珍しく居酒屋に行った。

旅先で酒を飲むのは珍しい。それと一緒に地場産の刺身を食べる。

焼き鳥もオススメしていたので、串の盛り合わせをいただく。

少し足りなかったので、焼きそばを推してたから食べてみたが、美味しかった。
ほろ酔い気分でホテルに戻って、テレビを見ながら寛ぐ。酔いも醒めたところで風呂に入って移動の疲れを癒した。
明日は、石巻港から田代島・網地島を経由して、鮎川港に向かいそこから金華山に渡る予定だ。そこからはあまり決めていないが、折角なので駅CPでも取りつつ、多賀城跡にでも行こうかと思っている。
そんなことを思いながら、眠りについた。
宿泊地:宮城県石巻市 石巻サンプラザホテル 4,800円
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