
■2日目 4/11(日) 天気:晴れ
宮城県石巻市石巻港から網地島ラインの船に乗って、田代島・網地島を経由し、牡鹿半島鮎川港に行った。そこから金華山行きの定期船に乗って、金華山を徒歩で巡る。鮎川港に戻ってきて、バスで石巻駅まで移動。そこからJRで多賀城市に移動し、多賀城跡を巡って泊まった。
朝6:00頃起床。ホテルなので朝シャンを浴びて、前日調達した朝食を食べる。出発準備をして、8:00前にホテルを出発。まずは、近くのセブンイレブンでコーヒーを飲んだ。
網地島ラインの出港は9:00に石巻中央港となる。旅客なのでそんなに早めに行く必要は無いだろうから、15分前にでも着けば良いだろう。まずは、石ノ森漫画館が国盗り対象になっていたので歩いて行ってみた。

周辺は橋や道路工事をしていた。石ノ森漫画館が一見変わった建物だったので、写真を撮る。国盗りもGet出来た。その名前の通り、漫画家石ノ森章太郎氏の博物館だ。正直名前は知っているが、あまりリアルタイムでアニメを見ていない。でもいつかは行ってみたいな、と思う。
国盗りを済ませて、旧北上川の堤防沿いをのんびり歩く。石巻中央発着所の場所を確認した。まだ時間があるので、近くの日和山公園に行ってみよう。麓からは結構な勾配を登っていく。

公園だけに桜が植えられていた。本当に満開で素晴らしい。

たい平桜という一本の桜も見頃だった。

その名の由来は、笑点に出ている林家たい平師匠のようだ。ネットで検索すると以下の通り。
「たい平師匠が大学四年になる春、落語家になろうか迷って東北を旅していたときに石巻の老人ホームでたくさんの笑顔をもらい、この桜のもとで落語家になると決心をした、思い出の桜。」

麓の石ノ森漫画館を、たい平桜越しに見下ろす。左に船が停まっている場所があるが、網地島ラインの発着所になる。

蔵王の山並みだろうか。もう4月なのにまだ雪が被っているのは流石東北。静岡に居ると冠雪した山は富士山とアルプスくらいなので、私にとっては珍しい。

公園だけあって遊歩道も整備されており、桜並木も素晴らしい。

神社があり、海が望めた。こちらの桜はあまり咲いてなかったが、これから訪れる田代島だろうか、島影が見えた。沿岸もだいぶ復興が進んできている。この公園は高台になっているので、ここに避難して助かった人も多かっただろう。2月の地震の際も、この日和山公園に避難している人も中継で放送されていた。
日和山公園の桜と展望を楽しめた。そろそろ石巻中央発着所に向かう。予定通り、出発15分前の8:45に到着した。
乗船券の自動販売機で鮎川港までの切符を購入。そして船に乗り込んだ。乗客はあまり多くなかったと思う。窓際を確保出来た。
定期船は定刻通り石巻中央発着所を出港した。もう1つ門脇発着所に立ち寄ってから田代島方面に向かう。石巻中央が駅から近いので、公共交通機関利用向け。門脇には無料駐車場があるので、自家用車向けのようだ。
門脇には、そこそこの人が待っていた。やはりクルマで来る人が多いということだろう。それでも混雑と言うほどでも無かった。
写真が全く残っていないので、甲板に居れるような船では無かったのだろう。まず田代島に到着したので、コロプラ位置登録をして土産をGet。そして網地島に到着。乗客の殆どは田代島で降りたと思う。ここは猫の島として有名らしい。私は犬派なので、そこまで興味は引かれなかった。
ここで少し焦り始めた。船が結構遅れていた。昨日の記録にも記載したが、次の金華山行きの定期船の乗継時間が定刻通りでも20分しか無い。そうなると、金華山行きに乗れなかったらどうしよう、と焦っていた。そんなに大きな船ではないだろうが、ここに行くのが最大の目的なので、行けないと中々辛い。
結局船は15分遅れで鮎川港に到着した。「牡鹿半島」の国盗りをGet出来た。石巻港から約1.5時間掛かった。幸い、到着した桟橋のすぐ横の船が金華山行き定期船だった。もう他の乗客も乗船を開始していた。船に降りてすぐ、金華山観光のスタッフだろう人が私の名前を呼んでいた。
その呼びかけに答えると、もう時間が無いのでここで受付します。とのことだ。これは助かった。何とか金華山に行くことが出来る。
少し残念だったのは、当初は金華山に向かって、帰りは鮎川港ではなく女川港に向かうつもりでいた。しかし時間も無かったので、往復前提で話しかけられてたから、そのまま購入してしまった。これで女川に行けなくなってしまったが、まぁ仕方がない。とりあえず金華山に行けることを喜ぼう。

時間が無かったので帰りに撮った写真だが、金華山にはこのような船で向かった。揺れそうな船だったが、天気も良かったので快適な船旅だった。

鮎川港から20分程度で10:50頃金華山に到着。立派な休憩所が建てられていた。

金華山の滞在時間は2時間弱で、12:30出港となる。じっくり島一周には時間が足りないが、黄金山神社に行って、周辺を少し散策するくらいは出来るだろう。島をのんびり周るには、船をチャーターしなければならないのかな。立派な鳥居をくぐる。

早速少し登ると海が澄んでてとてもキレイ。

金華山にはニホンジカが生息しており、それがこの島の売りにしているらしい。とりあえず、表参道を登ってみる。

金華山も桜が咲いている。

島全体が神域となっているのだろう、鳥居がまたあった。

段々林が広がり、厳かな雰囲気になっていく。

トイレがあったが、マークがシカだった。金華山はとてもシカを大事にしていると感じた。

神社内の桜も見頃を迎えていて、春らしい陽気だ。

歴史のありそうな門がある。この辺の細かい細工は、ホントに頭が下がる。

桜と境内を撮影。

この辺まで来て、ようやく黄金山神社CPをGetした。ここ数年でCPの取得範囲の見直しがされているので、金華山も牡鹿半島とかで取れないかな、とか甘い考えをしていた。でも、金華山の港でも取れなかったので、黄金山神社は現地訪問するしか無いと思われる。

境内にシカも居た。人間に慣れているので、これだけ近付いても全く逃げない。

黄金山神社のCPもGetして参拝したところで、港に戻りながら周辺を散策する。

桜と船が見えた。あれは恐らく女川港から来た定期船だと思われる。本当はあれに帰りは乗る予定だったが、もう鮎川港行きの料金を払っているので乗ることは出来ない。

気持ちの良い遊歩道と海の景色が素晴らしい。

今から港に戻っても時間が余るので、港とは逆方向に歩いてみる。

するとシカがたくさん居た。

桜の下にも。これは絵になると思い、シャッターを切る。

めっちゃこっちを見てる。シカは目が合うと、まさにこちらの様子を伺っている、って感じだ。

この桜は葉桜になっていたので残念だ。1本だけ生えた大きな桜の背景に、澄んだ海、という構図としては好きなのだが。

シカと草原と澄んだ海。

崖と海の風景。

そろそろ港に戻ろうか、という時間になった。金華山の景色は大変素晴らしかった。

この辺は金華山も含めて、三陸復興国立公園とされていた。港に戻ってしばらく待つと、帰りの便の改札が始まった。

12:30に金華山を出発し、12:50に鮎川港に帰ってきた。さて、石巻に帰らなくてはならないが、また船に乗って行くのも面白くない。調べてみると、石巻駅行きのバスがあるようだ。出発時間は14:00過ぎなので、時間はたっぷりある。なので昼食をとることにした。鮎川港に、観光センターのようなものがあって、食事処もいくつかあった。

海鮮丼を美味しくいただく。
お腹を満たしたところで、観光センターを軽く見学。バスの出発時間に近づいたのでバス停に行ったら、既に待機していた。終着点なので、バスで座って待てるのがありがたい。Suicaも使えたので助かる。
石巻駅までは1.5時間くらい掛かるみたいだ。この後多賀城跡に行こうと思っているが、折角なのでJRを少し回り道をして向かおうかと思っていた。石巻からだと仙石線で行くのが最短距離だが、ハイドラ駅CPを稼ぐのと、国盗りをするために石巻線と東北本線を経由していきたい。
仙石線は仙台と繋がっているので便数も豊富にあるが、石巻線は便数が少ない。ちょうどこのバスの定刻石巻駅着の5分後くらいのダイヤになっていた。バスは5分遅れくらい普通だから、難しいだろうな。と思っていた。
途中で「渡波」の国盗りをGetして、時刻表を確認していたら、驚くほど定刻通りにバスは走っていた。牡鹿半島~石巻なんて混雑するような所ではないからであろうか、バスって定刻に走れるんだ、と驚いた。

結局ダイヤ通りに石巻駅に到着。前述したように、石巻は石ノ森章太郎氏と関係が深いので、駅にアニメのキャラクターがたくさんあった。
結局石巻線に間に合ったので小牛田駅行きのJRに乗った。途中の前谷地駅で国盗りをGetする。

小牛田駅で東北本線に乗り換える。撮り鉄ではないが折角なので写真を撮ってみた。
確か仙台行きだったと思うが、電車に乗った。途中塩釜駅で「鹽竈神社」の国盗りをGet。昨日現地に行ったのに、取り忘れてしまったがリカバリー出来た。
国府多賀城駅で下車。ここから多賀城跡に徒歩で向かった。

10分程度歩いて多賀城跡に到着。名城CPもGet出来た。

城跡、と言っても石垣も無ければ天守も無かった。広場になっており、桜が植えられていた。国府だったそうだ。

夕暮れの中の桜がまた美しい。

今日も夕陽が落ちていく。

桜の時期で良かった。言い方は悪いが、桜が無かったら「ふーん」で終わった可能性が高いかな、と言った印象だった。名城CPが取れたから満足だ。
多賀城跡の桜を楽しみ、国府多賀城駅近くのセブンイレブンでコーヒーを飲む。そして国府多賀城駅に戻ってきた。今日予約しているホテルは多賀城市だが、ここ東北本線国府多賀城駅では無く、仙石線多賀城駅の方が近かった。この辺りは、東北本線と仙石線が並行して通っている。
という訳で多賀城駅まで移動しなければならないが、歩くと少し時間が掛かってしまう。少し調べてみたら、ちょうど国府多賀城駅~多賀城駅方面に向かうバスが何本かあったので、バスに乗って行く。
私は公共交通機関でもボチボチウロウロしているが、バスの路線図を調べるのは非常に大変だ。各バス会社HPの情報の出し方がバラバラで、時刻表・路線図が非常に分かりにくい。調べるには結構コツがいるような気がする。
バスに乗り込んで多賀城駅へ向かう。国府多賀城駅からは殆ど乗客は居なかったが、多賀城駅からは何人か乗ってきた気がする。ホテルはもう少し乗ってた方が良さそうなので、駅から2区間くらい乗っていたら、ほぼホテルの目の前で降ろしてくれた。多賀城駅からはバスに乗るほどの距離ではないが、少しラクが出来た。
手指消毒してホテルにチェックイン。ここは楽天で調べた時に驚いたくらい、素晴らしいホテルだ。コロナ禍なので来ないくらいなら安くしてまえ、精神なのか分からないが、まず一泊3,000円と破格。そして、隣が公衆浴場で露天風呂付の風呂を無料で入れる。かつ浴場の食事処の割引券までくれた。貧乏旅行者にとっては大変ありがたい。
そんな状況なので、部屋に入り早速風呂に入りに行く。確か、ホテルから直結で外に出ずに行けたような気がする。サウナ・水風呂・露天風呂も完備されており、バッチリ整えた。
風呂上りに食事処で夕食を食べた。写真が残っていないので何を食べたか全く覚えていないが、家計簿では500円と破格だった。
部屋に戻り、テレビを見ながらゆったりしながら、明日何をしようか考える。天気予報はバッチリ晴れ。あとMustでやりたいことは、仙台地下鉄駅近くの名水CP「広瀬川」を取りに行くことくらいなので、十分時間はある。仙台空港に14:00くらいまでには行けば良いので、AMでどこか観光しよう。
この辺と言えば、仙台か松島が有力候補だ。調べてみると、松島の遊覧船が前日までの予約でオトクに乗れるようだ。松島は言わずと知れた日本三景の1つなので、やはり松島に行ってみよう。
この宿は素泊まりなので、明日の朝食は近くの吉野家に行こうかと思う。なるべく早朝に出発したいので、早めに起きよう。そんなことを思いながら、眠りについた。
宿泊地:宮城県多賀城市 サンホテル多賀城 3,000円
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