晩秋の高尾山と伊豆大島に行ってきた。伊豆大島は島旅となるので、記録に残しておく。
備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも是非見てってください。

■1日目 11/26(金) 天気:晴れ
走行距離:約280km
自宅からツーリングプランの関係で、沼津まで下道を走った。新東名長泉沼津ICに入り、圏央道を経由して高尾山へ登った。高尾山を楽しんだ後、再度高速に入って熱海市まで走った。
2021年秋休み山陰ソロキャンプツーリングを楽しんだ後、友人達と恒例の志摩カキ食べ放題キャンプに行った。もう冬が迫る11月の最終週。天気予報はとても良かったので、シーズンオフになる前にどこか行こうかと考えた。
色々検討した結果、伊豆大島に行こうかと思った。2021年に入って島旅に非常にハマっているので、近隣で行ける一番メジャーな島に是非行ってみたいとずっと考えていたが、中々行くことが出来なかったので、ようやく実行に移そうかと思う。
一応今回は金曜有休を取ったので、3日間確保出来た。伊豆大島は1泊2日あれば良さそうなので、そのついでにハイドラCPをGetしに行くことにした。近隣で欲しかったのは、東京の観光名所CPの1つ、高尾山に訪れていなかった。観光地として、世界一登山客が多いこととしても有名だが、平日なら多少はトーンは下がるだろう。
そして翌日土曜に、熱海港から伊豆大島に渡る高速船に乗るつもりだ。宿をどうするか悩んだが、その頃はコロナ感染者数も減少傾向にあったので、各地で県民割をしていた。その中でも、熱海市に限っては、夏に発生した土砂災害の復興応援ということで、5000円の旅行券を買えば1万の宿泊費+4000円のクーポンを貰え、何と2.8倍になるという美味しい状況だった。
早速熱海のホテルを探してみると、1万ギリ超える程度で1泊2食付きの温泉宿が見つかった。温泉は露天も無く食事もバイキングだが、費用対効果は高そうなので予約した。
次は伊豆大島の宿だが、伊豆大島ならネットでも予約出来る。探してみたら、やたら口コミの良い民宿が見つかった。1泊2食で8000円行かないくらいだったので、島だけに民宿も悪くないだろう。風呂がシャワーしかないが、伊豆大島は火山の島なので温泉もあるから問題無い。なので、民宿を予約した。
次に、伊豆大島での足の確保をした。伊豆諸島最大の島だが、原付でも十分回れそうなので、原付を借りようかと思った。もう少し出せば軽自動車が借りれそうだったのでかなり悩んだが、自分の愛車ではないとは言え、折角だからバイクで走りたい。レンタカー屋にTELしたら無事確保出来た。港との送迎もちゃんとしてくれるようで助かる。
最後に、高速船の確保をした。普通運賃だとそこそこの値段がするが、事前予約の往復切符なら中々オトクに渡れそうだったので、運航元の東海汽船にTELして無事Get出来た。
後の課題は、熱海港にどう行くか。があった。てっきり私は、普通の港だと割と駐輪場が完備されているので、バイクで行けば何とかなるのかと思っていた。ところが、ネットで調べた限りでは、熱海港周辺にバイクを置くところは無いらしい。
調べると、熱海駅の駐輪場がバイクも置けて1日200円と大した値段では無かった。熱海駅から熱海港のバスも割と出ているので、それだったら熱海駅にバイクを置いてバスで行くことにしよう。どうせ、岸壁のようなところがあったりしてそこら辺に停めても問題無さそうな気もするが、潮風が打ち付けるところに2日置くのも気が引ける。公式な置場ならまだ良いが、非公式な場所に夜を跨ぐのも気分的に良くないので、ちゃんとした駐輪場に置くことにしよう。
最後に高尾山までどうやって行こうか、を考えたら、11月に入ってようやくツーリングプランが再開した。2日分だが、平日の割引が効かない状態だったら、高尾山まで往復して熱海程度でもツーリングプランを利用した方がオトクだったので、それを使おう。西の限度が沼津ICだったので、そこまで下道で行けば良さそうだ。高尾山を楽しんだ後、小田原厚木道路で小田原に出ればツーリングプラン範囲内なので、高速料金の追加も無い。伊豆大島を楽しんで、熱海に帰ってからは下道で帰れば良いだろう。
これで全ての準備が整った。後は当日を楽しみにして待つ。天気予報も逐一チェックしていたが、中々の秋晴れに恵まれそうだ。
いよいよ当日がやってきた。伊豆大島を色々見ていると、やはりやってみたいのが三原山のお鉢巡りだ。大して高くないとはいえ、高尾山も含めて今回は登山要素が強くなりそうなので、トレッキングポールとかを持っていきたい。またバックパックも必要だろう。
バックパックなので背負ってバイクに乗っても良いが、長距離走るとやはり疲労が溜まってしまう。なので、荷台に括り付けよう。そのためにも今回は大した距離を走らないし、バックパックを固定するにはセローの方が良さそうだったので、セローで行くことにした。前日の夜にバックパックを固定出来るか試したら、問題無さそうだ。2泊分の装備を整えて就寝。
当日は4:30頃起床。朝食を食べて、出発準備をし6:00頃自宅を出発した。流石11月末なので周囲は暗い。そこまで寒くはなかった気がする。国道1号をひた走る。平日の朝なので、清水周辺が若干混んだが何とか進む。
引き続き国道1号を走り、富士で給油しておく。これで今回の旅では、帰るまで給油しなくて良いはずだ。バイクのお腹を満たしたところで出発したが、沼津に入ったくらいで流れがかなり悪くなってきた。この辺は端もあまり広くないので、あまりバイクの特権を生かせない。沼津から高速に入るつもりだったから、IC近くのセブンイレブンを目的地とし、Google先生に頼ることにした。
一度も通ったことない内陸の道を良く分からないまま指示に従い進む。流石、あまり混雑していなかった。最後沼津ICに出るところが大渋滞を起こしていたが、幸いここだけ端が広かったから、抜けることが出来た。
セブンイレブンに7:30頃立ち寄り、コーヒー休憩を取る。そして、おにぎり等山の中で食べられそうな食料を調達しておいた。
セブンイレブンを出発し、長泉沼津ICから新東名に入った。高速に入ると快適そのもの。順調に進み、海老名JCTから圏央道に入る。ここは車線が減るので渋滞していたが、バイクの特権を生かして進んだ。
圏央道厚木PAに8:50頃立ち寄り休憩して、圏央道高尾山ICを降りた。高尾山のバイク駐車場で検索すると、すぐ出てくる薬王院の駐車場を利用しようと思う。高速からあっさりと9:10頃駐車場に到着した。
係員さんが出てきて、バイク置場を案内してもらった。料金は、バイクを置いた後でよい、と言ってくれたので先にバイクを置く。ジャケットを脱いでバイクに掛け、バックパックをバイクから外して背負う。バイクモードから登山モードに変更した。係員さんに駐車料金を支払い、高尾山を楽しもう。

高尾山の入口に到着した。紅葉が絶好シーズンを迎えているように見える。

高尾山リフト・ケーブル乗り場。大した高さの山ではないが、軟弱だしまだまだ旅を続けなければならないので、体のダメージを蓄積させないように、使える物は使うことにした。
ケーブルカーとリフトがあるが、コロナ対策も含めてリフトに乗ることにした。券売機でチケットを買うが、Suicaが使えて助かった。

リフトは1人乗りだしオープンエアーなのでとても気持ちが良い。

紅葉を見ながらリフトを楽しむ。

秋晴れの青空が透き通っている。
リフト山上駅に到着して、早速歩く。山の中だが、舗装されているので非常に歩きやすい。

少し歩くと展望が開けた場所があった。遠くに東京の高層ビル群を見ることが出来た。

麓にも薬王院の名前があったが、高尾山中にも薬王院の門があった。

灯篭が並ぶ雰囲気の良い参道を歩く。

階段や登り坂は多々あるが、きちんと整備されている。

標高が上がるにつれ、更に紅葉が色づいてきた。

色んな所に門があって雰囲気が良い。

さっきの向きは逆光だったので、順光でも撮影。

朱色の厄除開運門。運が向上してくれるといいな。

鳥居と紅葉。

しかし、平日にも関わらずそこそこの人が居る。流石、世界一の登山者が居る山だ。

10:30頃高尾山頂に到着。標高は約600mのようだ。まぁ登山というよりハイキングかな。全路面舗装されているので、非常に歩きやすかった。観光名所CP「高尾山」をGetしたので、東京都の観光名所CPを制覇出来た。

山頂は広場になっており、淵に座れるようになっていたので、ここで座って少し早めの食事を取る。秋晴れの中、紅葉を見ながら食べるおにぎりはとても美味しかった。

山頂からは、東京とは思えない山並みが広がっており、奥には冠雪した富士山が見えた。

望遠でも撮影。富士山がくっきりと見える。

観光名所CPをGetしたので目的は果たした。でも、今日は後は熱海のホテルに行くだけなので、折角なのでもう少し散策してみよう。登山コースマップを確認したが、もみじ台というのがにあるらしいので、とりあえずそこに行ってみよう。

もみじ台に到着。山頂までは舗装されていたが、そこからは土の道だった。それでも整備されているので問題無い。その名の通り、紅葉が見事だ。お店があって、結構な人で賑わっていた。

青空と真っ赤に染まった紅葉。

光を透かして撮影するのも楽しい。

もみじ台を満喫出来た。
そろそろ下山しようと思うが、同じ道を戻るのも芸が無いので、吊橋があるコースがあるみたいだ。そちらで下山してみよう。

吊橋を渡る。ただ、この周辺は紅葉が無かったのが残念。

元の道に戻り、高尾山を満喫出来た。素晴らしい秋晴れだった。時間が経ったせいか、登った当時より観光客が増えてきた。気軽に自然を満喫できるところなので、人気があるのは当然だと思った。

リフト乗り場に戻って下山する。

やはり下りの方が見晴らしは良い。山と東京の街を見ながら降りた。

ピントが合ってないが、リフト駅前でソフトクリームを美味しくいただく。
高尾山を楽しみ、薬王院の駐車場に戻る。朝はガラガラだったのに、そこそこのクルマが停まっていた。バックパックを再びバイクに固定し、13:20頃出発した。
圏央道高尾山ICから高速に入り、熱海へ向かう。最短距離で向かうなら、東名厚木ICから小田原厚木道路に入るのが良いと思うが、少し寄り道していこう。南足柄市に新しいハイドラ道の駅CPがあったので、そちらに行ってみよう。
海老名JCTから東名に入って、大井松田ICで降りた。南足柄市の道の駅「足柄・金太郎のふるさと」を通過して、CPをGet。既に神奈川県の道の駅は制覇済だが、CPが増えるのは嬉しい。
さて、折角今回は私としては珍しく、2食付き温泉宿でブルジョアにいく。豊臣秀吉の小田原攻めのために築かれた、石垣山一夜城にでも行こうかな、と思ったが、今回は山登りをして疲れているのもあるし、早めに宿に入ることにしよう。
近くのセブンイレブンでコーヒー休憩を取り、小田原東ICから小田原厚木道路に入って、西湘バイパスを西に向かった。通常このくらいなら下道で行くが、ツーリングプランを申し込んでいるので、ブルジョアに高速を使う。
東伊豆海岸を通る、国道135号を海を見ながら走る。交通量が多いので快適とは言えないが、伊豆らしい景色を見ながら走った。
ツーリングプランの対象外なので、有料道路2つはケチって進む。途中真鶴岬への看板もあって惹かれたが、先を急いだ。
やがて静岡県熱海市に入る。The観光地という雰囲気が立ち込めてきた。今回予約した宿は熱海駅近くなので、駅に向かって進んでみる。事前にGoogleストビューで大体見ておくから、何となく見覚えがある風景になったところで、今日の宿「伊東園ホテル熱海館」に15:40頃到着した。
立体駐車場が満車だったのか、クルマが並んでいた。バイクは関係無いと思ったが、おとなしく待っていると係員さんに声を掛けられて、場所を案内してくれた。タワー式の駐車場の壁際に置くよう指示されたが、そこが屋根付きの場所だったのでありがたい。
手指消毒してチェックインする。早い時間だが、フロントは長蛇の列が出来ていた。これが普通なのかな。私の場合は、基本的にホテルの場合暗くなってからチェックインすることが殆どなので、一般観光客はやはりさっさと入ってのんびりして食事、というのが普通か。
私の番が回ってきて、早速手続きをする。県民割を使うので、事前にコンビニで発行した静岡元気旅のチケットを渡す。ここで食事の時間を聞かれたが、夕飯はもう遅い時間しか空いていないらしい。私は18:00くらいに食べたかったが、20:00くらいの時間になってしまった。
それはまだ良い。朝食も8時台からしか空いてないと言うではないか。明日は熱海港9:10発伊豆大島行きの高速船に乗らなくてはならない。バイクで行くなら何とかなるが、バスを使っていくので8:00にはホテルを出なければならない。
時間が合わないのなら仕方ない。朝食は結構です、と伝えると1人ならねじ込みます、と柔軟な対応を取って貰えた。それは大変ありがたい。7:30~に変えてくれた。これもあまり時間に余裕が無いが、荷物を持って朝食会場に行けば何とかなるだろう。
そんな手続きをしてから部屋に入ると、何とツインの部屋だった。しかも海が見えて、大変眺めが良い。普段安宿しか泊まらないので、たまには贅沢するのも良いかと思った。

そして、今回の目玉であるクーポン券を貰った。5,000円の出費で、4,000円のクーポンと10,000円の宿泊費が出るので、これは中々美味しい企画だろう。

部屋からは、熱海の街並み・海・熱海城と伊豆大島が一望出来る。

夕暮れの熱海城がよく見えた。

明日私は、見えている伊豆大島に行く。と思うと気分が高まる。
景色を楽しみ、温泉に入る。正直温泉は大したものではなかった。サウナもコロナの関係で開放されてなかったし、露天風呂も無いのは少し寂しい。それでもしっかり温まって、ストレッチもしっかりする。登山をしたので体を休めなくては。
部屋に戻ってしばらくテレビを見ながら寛ぐ。宿に泊まる時は、ローカルCMや番組を見るのが楽しみの1つだが、考えてみれば熱海は同じ静岡県なので、いつも見てるCMや番組しか無かった。そういえば静岡県内の宿に泊まるのは初めてだ。それは違和感があるのも分かる。

ようやく夕食の時間になったので、食事会場に向かった。普段は酒は飲まないが、フリードリンクだったので折角なのでビールを一杯飲む。バイキング形式なので、好きなものを適当に選ぶ。金目鯛の煮付けを追加して、ちょうど10,000円を僅かに超えたので、コスパの良い宿だろう。

寿司に炊き込みご飯と、炭水化物だらけで締めた。普段摂生しているので、こういう時にはタガが外れてしまう。
お腹一杯夕食を楽しみ、酔っぱらったのでしばらく部屋でダラダラする。酔いもお腹もこなれたところで、折角温泉宿でショボイとは言え、もう一度温泉に入った。今回はPCを持って来ていないので、出費管理は家に帰ってから行おう。
今日は、ハイドラCPのために高尾山を登った。紅葉真っ盛りの山を楽しむことが出来た。県民割を使って、普段は味わえないブルジョアな食事を楽しみ、温泉に浸かってのんびり出来た。部屋からの熱海の眺めも良かった。
明日は、熱海港に移動し伊豆大島行き9:10発の高速船に乗る。初めての伊豆大島だが、最近島好きになっているので非常に楽しみだ。
楽しみにしながら、明日も早起きするため寝ることにする。
宿泊地:静岡県熱海市 伊東園ホテル熱海館 5,215円(県民割利用 二食温泉付)
風呂:ホテル内温泉
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