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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2021年05月06日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 7日目 鹿児島県屋久島~種子島


■7日目 5/06(木) 天気:晴れ

走行距離:308.5km

 前日到着した、フェリーはいびすかすに乗ったまま種子島で一夜を明かし、早朝屋久島に到着。屋久島を一周して各所を周った。そしてフェリーで種子島に渡り、種子島を周遊した。

 朝5:00前起床。というより、種子島からの客が乗船してきたり、西之表港を出港する音や振動で目が覚めた。2等の大広間だが、モンベルのマットのお蔭でしっかり眠れた。



 しばらくうつらうつらしていたが、ようやく動いても良いと思えたので甲板に出た。既に種子島からそこそこ離れていた。今日は良い天気になりそうだ。この後朝陽が見れないかな、と思っていたが方角が悪くて見れなかったので船内に戻る。

 歯磨きをして洗顔等を済ませて、昨日調達した朝食を食べる。不思議と昨日は結構揺れたが、種子島→屋久島はあまり揺れなかった。昨日は天候が荒れたので海がようやく落ち着いたということだろうか。

 これだったらツーリングマップルが見れるので、どこを周ろうか検討した。最低しなければならないのは、屋久島一周と屋久島空港・名水CP Getだ。それは十分出来るだろう。屋久島は降水量が多いためか、滝がたくさんあるのでいくつか周ってみよう。



 そんなことを考えていたら、屋久島が見えてきた。当然ながら、初めて訪れる。電波があったので、改めて天気予報を確認したがこんなに天気が良いのに、やはり明日は雨らしい。計画通りに進めることにしよう。

 フェリーは定刻通りに屋久島宮之浦港に到着した。まずは国盗りをGet。屋久島は広いが空は1つなので、国盗りはもう完了だ。

 いよいよ屋久島ツーリングの開始だ。私の中で島は時計回りに行くのが基本の立ち回りになる。理由は、日本は左側通行なので少しでも海に近い側を走りたいためである。

 屋久島に泊まるのであれば時計回りに行くのだが、今回の滞在時間は6時間しかない。屋久島の外周道路は一周約100kmとのことなので、3時間強。4時間見ておけば大丈夫だろう。ということは2時間くらいはどこかを見る時間がある。

 前述した名水CPが南東側の内陸部にあるようなので、そこを先に回ってから1周を開始すると、最悪時間が足りなくなった時に困ってしまう。後に回した方が、途中の立ち寄り箇所を調整出来ると思ったので、今回は反時計回りで進むことにした。

 いつものフェリーみたいにたくさんの車両が載っている訳ではないので、すぐに下船出来た。物凄く良い天気で初めての場所なのもあり、テンションもかなり高い。

 まずは県道78号を西に向かう。早朝なので交通量も少なく快適に走る。



 20分程度走った所で、東シナ海展望所があったので停まってみた。海の向こうには口永良部島が良く見えた。



 屋久島の海岸線の展望も中々素晴らしい。

 時間も無いのでさっさと出発。次は、ツーリングマップルにも載っている、屋久島北西端の屋久島灯台に向かう。

 普通の観光客だと屋久島と言えば、トレッキングが基本だろう。時間があれば私も宮之浦岳までは難しいとしても、屋久島らしい苔の生えた所を歩きたかった。でもそれよりも、やはりバイク乗りとしては島一周の方がやりたいので、そちらを優先する。端っこマニアとしては灯台とかはやはり惹かれるものがある。

 順調に走って行ったが、永田の集落を越えたところで今まで快走路だったが道が狭くなった。どうやらここからは、県道なのだが西部林道という名称があるようだ。表示にもあったが、西部林道は夜間走行禁止らしい。



 道は狭かったがセローなので全く問題無く屋久島灯台に到着。永田岬とツーリングマップルには書いてある。良い所に駐車場があったので、バイクと一緒に撮影出来た。



 青空に白亜の灯台がとても映える。



 ツーリングマップルにもあるように、大海原の景色が良い。トカラ列島のどこかだと思うが、島影が見えた。



 屋久島灯台からが一番口永良部島が近そうなので、とても良く見えた。

 屋久島灯台を満喫して出発する。ツーリングマップルにも書いてあるが、ここから先は走りにくいとあった。確かに道幅は更に狭くなり、ブラインドコーナーも多数あった。大型バイクだと少し大変だろうが、セローだとむしろ楽しいくらいだ。たまにレンタカーの観光客とすれ違うくらいなので、特に問題無い。

 しかし、ツーリングマップルは本当に実走調査がしっかりしている。たまに素っ頓狂なことが書いてあるが、コメントの信頼性が高い。この区間は「野生サルに注意危険!」「屋久島らしい森のルート」と書いてあるが、まさにその通り。サルのコロニーもいくつだろうか、3つくらい見た気がするし、森の雰囲気が他とは違ったような印象を受けた。

 西部林道を抜けたのだろうか。道が二車線になったので、一安心だ。このくらい道が良ければ、十分周れるだろうからどこかに寄って行こう。ツーリングマップルに滝があったので行ってみよう。



 屋久島一巨大な滝らしい、大川の滝。県道に案内があったので分かりやすかった。



 駐車場は遊歩道の手前にあったが、朝早く誰も居なかったし行けそうだったので、ここまでバイクで入ってみた。



 お蔭でこんな写真が撮れて、撮影が楽しい。



 段々光の角度が変わってきたので、こんな写真が撮れた。ちょうどナンバーの所に掛かっていたので、修正が不要だったのが面白い。

 大川の滝を楽しみ出発する。出発しようとした所で、観光客が1組入ってきた。変な所にバイクを置いているのでさっさと出る。

 外周道路に近い観光地は出来るだけ寄っていこう。次に島内最大らしい中間ガジュマルに行ってみたが、やはり私としてはガジュマルにはあまり惹かれなかった。

 次は、沿線上にありそうなトローキの滝に行こうとするが、よく分からなくて適当に行った。そしたら違う滝の案内があったのでまぁいいか、と思いそちらに向かった。



 千尋滝に到着。ちなみにこれで「せんぴろ」と読むらしい。観光地として整備されており、売店もあってトイレも整備されていた。ここは結界らしい。



 滝には駐車場から少し歩くようで、雰囲気の良い遊歩道を歩いて行く。結界らしく、少し神秘的な雰囲気を感じられた。



 千尋滝に到着。奥には原生林が広がっており、一枚岩をすべり落ちる中々良い滝だ。

 千尋滝を楽しみ駐車場に戻って出発。この時点で時間は9:30。屋久島を2/3弱周ったくらいだろうか。まずはMustの名水CPを取りに行って、折角屋久島に来ているのだから、屋久杉を見てみたい。ツーリングマップルを見ると、名水CPの奥に「手軽に鑑賞できる屋久杉」と書いてある紀元杉があるので、そこへ行ってみよう。

 外周道路を引き続き走り、安房港付近から内陸に入る県道592号に入る。どんどん標高を上げていくワインディングロードで走りがとても楽しい。途中に屋久杉自然館、というのがあって寄ってみたかったが、帰りに時間に余裕があったら寄ってみよう。

 屋久杉自然館を過ぎてからは、かなりの中速タイトコーナーが続く。それでも道幅が広く改良されていたので、めちゃめちゃ楽しかった。どんどん標高を上げていって気温も下がってきたが、天気が良かったので快適だった。

 屋久杉、というのは屋久島の標高500m以上に生えている杉のことのようなので、標高を上げるのは当然だ。ちなみに、屋久島の宮之浦岳は九州最高峰の山で2,000m弱ある。南の島であるが、九州では数少ない安定して冠雪する山らしい。

 何mか分からないが、多分標高1,000m近くまで登っただろうか。ダイナミックなワインディングロードも終わって道幅が狭くなったが、バイクなので問題無し。少し電波が弱かったが、屋久杉ランド周辺で名水「屋久島宮之浦岳流水」とダムCPをGetした。



 屋久杉ランドからは更に道が狭くなり、ウネウネの舗装林道をしばらく走ると紀元杉に到着。



 紀元杉の情報。標高は1,230mもあるみたい。樹齢が3,000年って途方も無い数字だ。紀元前1000年、日本は縄文時代で狩猟生活をしていたころから、この杉はここに立っていたのか、と思うとロマンを感じる。



 半端じゃない幹の太さだ。先ほどの情報だと8.1mのようなので、成人男性5人くらいではないと囲めないとは、存在感が凄い。



 紀元杉を一周出来るように遊歩道が整備されている。



 この根元の苔っぷりが、屋久島っぽい。ちょうどこの時タクシーの運転手さんが案内をしてて、長寿の屋久杉は空洞が出来るらしい。確かにそれっぽい。



 少しでも屋久島らしさを感じられて良かった。バイクですぐ近くまで行けるので、確かに気軽と言えば気軽だが、結構内陸に入って行ったので思ったより時間が掛かった。屋久杉自然館に寄っている時間は無さそうだ。

 とりあえずココだと電波が悪いので、屋久島空港まで行ってみよう。ダイナミックなワインディングロードだが、下りだと少し怖いので上りよりは抑えて楽しく走る。この道は標高が高いので、見下ろす景色が中々良く、途中で写真を撮ろうかと思ったが、どこにしようか迷っていたら結構降りてきてしまったので諦めた。
 
 屋久島空港の駐車場に停めて、空港CPをGetした。この時点で11:00過ぎ。フェリーは13:00発で30分前くらいには手続きをする必要があるだろうから、時間があるようで無い。折角屋久島に来ているので、ゆっくり食事でもすることにして店を探す。宮之浦港近くに店がいくつかありそうだ。

 

 PayPayが使える店で、屋久島名物らしい飛び魚の刺身定食にしてみたが、美味しくいただいた。1Fが土産物屋だったので、物色してみる。今回の旅では、屋久島と種子島の土産にしようと思っていたので、酒の肴になりそうなものを購入する。

 ここで今から乗るフェリーの時刻表が少し変わっているので紹介する。屋久島町営フェリー太陽Ⅱ、というのだがこのフェリーは奇数・偶数日でダイヤが変化するらしい。

偶数日:AM 屋久島宮之浦港⇔口永良部島 往復
    PM 屋久島宮之浦港⇔種子島島間港 往復
奇数日:AM 屋久島宮之浦港⇔種子島島間港 往復
    PM 屋久島宮之浦港⇔口永良部島 往復

 31日がある月は2日連続で同じなのかな、とか思ったがこんなダイヤになっている。元々の計画では、今日屋久島に泊まって明日は7日奇数日だから、AMの種子島行きの便に乗ろうと思っていた。

 しかし、予定を1日前倒しに出来た理由としては、このダイヤも影響していることを補足しておく。今日は6日偶数日だから、種子島行きのフェリーがPMになるのである程度、屋久島を巡れる時間が取れた。

 話は逸れたが、ほんの少し時間があるので川から見る屋久島の山がキレイだったので、写真を撮りに行ってみよう。



 味のある橋の向こうに屋久島の山。私はこの山が目立っているので、てっきりこれが宮之浦岳だと思っていたが、どうやら宮之浦の集落からは宮之浦岳は見えないらしい。



 バイクと一緒に撮影。

 わずか半日強であったが、屋久島を満喫した。一周も出来たしCPも取れたので満足だ。朝到着した宮之浦港に向かう。朝乗ってきたフェリーはいびすかすはとっくに出発しており、鹿児島へ直行するフェリー屋久島2と、今回乗る屋久島町営のフェリー太陽Ⅱがあった。

 来た時はターミナルに入らずに走り出したので、初めて入る。客はそこそこ居たが、殆どはフェリー屋久島2の客のようだ。

 まず窓口が全然違った。フェリー屋久島2の方はよくある窓口で何個かあったが、フェリー太陽Ⅱの方はこじんまりとして1つだけだった

 乗船手続きをして乗船券を購入したが、全くこうしろああしろと言った指示が無かった。フェリーはもう着岸しているので、乗って良いんかな?って思って入ろうとしたら、慌てて係員さんが近寄ってきた。しばらく待つように言われたので、おとなしく待つ。

 改めて指示を貰って、フェリー太陽Ⅱに入った。こじんまりとしていたが、写真が残っていないのでうろ覚えだが、確かバイク用のスペースみたいなのがあった気がする。他にもバイクが2台居たが、1つは原付だったと思う。



 船内に入ったが、町営のフェリーの割にはめちゃめちゃキレイで驚いた。調べたところ、2021年3月に就航開始したばかりの新造船のようだ。それはキレイで当然だ。早速場所を確保したが、連休明けの平日のためか全くと言っていい程乗客は居なかった。



 新造船なのでフェリーの中をプラプラして、甲板に出る。屋久島宮之浦港のターミナルを撮影。しばらく経つとフェリーは定刻通り出港した。



 次の機会があれば、白谷雲水峡から縄文杉くらいまでトレッキングしてみたいところだ。しかし屋久島は、1月に35日雨が降る、と呼ばれるくらいの多雨島なのだが絶好の晴天に恵まれた。天候ばっかりはどうにも出来ないので、大変喜ばしいことだ。

 出港を見届けて、船室でゴロゴロしたり甲板で潮風に吹かれながら一服したりと、ゆったり過ごす。

 甲板には恐らく一緒に乗船したバイク乗りっぽい2人が話していた。大きなバイクと原付だったが知り合いなのだろうか?こんなご時勢なので話し掛けるのも気が引けるから分からず終いだった。



 1時間なのであっさり種子島が見えてきた。フェリーは定刻通り島間港に到着した。種子島も当然初めてなので、どんな島なのか楽しみだ。

 早速種子島に降り立つ。早速国盗りをして、南種子町の空をGet出来た。相変わらずどこに行こうか、あまり決めていない。Mustは種子島空港くらいなので、ツーリングマップルを見ながら適当に決めよう。何となくだが、端っこマニアとしては種子島は南北に細長い。なので、南北端には行ってみよう。

 まず島間港は南よりなので、最南端の門倉岬へ向かう。県道75号に入ったが、早速海沿いの爽快な道だった。交通量も少なくて、とても気持ちが良い。



 島間港から20分程走って門倉岬に到着。おあつらえ向きの看板があったので、記念撮影。



 公園の入口に早速鉄砲を撃つ銅像があった。先ほどの看板にもあったが、1543年に日本に初めてポルトガルから鉄砲が伝来されたのが、ここ種子島だ。そのおかげで、戦国時代には鉄砲のことを種子島と呼んでたくらいだ。



 そして、そのポルトガル人が到着したのがここ門倉岬になるようだ。ポルトガル海軍から記念碑を送られている。



 こちらも多分に漏れず、海がとてもキレイ。



 そしてこの海岸線の景色がとても素晴らしい。



 門倉岬も公園としてとても整備されていて、芝生の緑がとても癒される。



 少し見にくいが、種子島最南端の地の石碑を撮影。端っこマニアとしては感無量だ。



 岬の先端は神社になっていたので、お参りしておく。



 南国っぽいムードもあって、既に種子島の虜になりかけている。

 最初の観光地で、種子島が素晴らしいのがひしひしと感じられた。時間があまり無いのが非常に残念。鉄砲伝来の地だからな、程度で立ち寄った所だが、いきなり気に入った。

 次は、南東端にこれまた種子島ならではである、宇宙センターに行ってみよう。種子島にはロケット発射場があることはご存じの方も多いだろう。



 その途中に展望台の案内があったので寄ってみた。七色観望台という名称らしい。その名の通り七色の景観を有する、との触れ込みだ。



 七色かどうかは分からないが、あの先端に宇宙センターがあり砂浜の景観が素晴らしい。



 バイクも入れて。フラッと寄った展望台の景色も素晴らしかった。種子島は色々ありそうで、またじっくり巡ってみたいと思った。

 七色観望台を出発して、案内に従い宇宙センターに今度こそ向かう。



 到着した。早速大きなロケットが出迎えてくれた。GW明けの平日のためか、今日は休館日だった。コロナの影響で、入館には事前予約が必要らしいので行かれる方は注意してもらいたい。



 先ほどの所から少し進むと、もう1つロケットが展示されていた。



 広角でも撮影。大きさが分かってもらえるだろう。



 ロケットも良いが、この広大な芝生が大変気持ちが良い。



 休館日だが、開放してもらっているのが非常にありがたい。ここは、世界一美しいロケット発射場、と謳われているがそれも言い過ぎでは無いように思える。



 少し移動してみる。芝生と海と南国っぽい雰囲気が良い。



 入口のロケットと同時にフレームに入れる。



 バイクも入れて。次はロケット発射場の展望台があるようだから、そちらに行ってみよう。

 ここで、発射場関係者っぽい何台か連なっていた車列に追いついた。かなりゆっくりな速度で走っていたが、何かを運んでいるように見えたので、あまり近寄らない方が良いと思ったからおとなしく付いて行った。

 ところが、一番後ろのクルマがハザードを出してきた。抜かして良いのかな?って思ったので右車線に出たところ、途中のクルマが、来るなと言わんばかりに車線の真ん中に居座って、手を出してきた。

 何がしたいのか全く分からないが、いくら発射場内とは言えこんなことをする権利はあるんだろうか、私道であれば仕方ないが。とかつまらないことを考えてしまった。



 幸いすぐ目的の展望台だった。大型ロケット発射場が良く見える。



 バイクと。休館日なのは事前に分かっていたが、この景色と雰囲気を味わうだけでも来て良かった。ロケット発射をこの目で見てみたいが、その際はかなりの観光客で賑わうだろう。ここに来るだけでも大変だし。

 そんなことを思いながら、宇宙センターを出発。次の目的地は種子島空港だ。県道75,76号を走る。中種子町の中心部を通りながら、種子島の良い景色を見ながら向かった。



 種子島空港に到着しCPをGet。宇宙に一番近い島、というキャッチフレーズが掲げられていた。予想以上に大きな空港だった。

 大して用も無いので時間も無いし出発。さて、後はどこに行こうか。とりあえず行きたいのは最北端だ。他に無いかツーリングマップルを見ると、天女ヶ倉という種子島最高所がコメントであったので、まずはそこに行ってみよう。

 良く分からない裏道を通って太平洋側の県道75号に出た。道は狭かったがセローなので問題無し。海岸線の気持ち良くて交通量皆無な道を走り抜けた。

 ちゃんと案内が出ていたので、県道591号から天女ヶ倉に向かう。最初に公園ぽい所があったり、バンガローが何個かあった。キャンプ場なのかな?と思ったら、利用希望者は役場に連絡するよう看板があった。

 ちなみに、種子島は無料でキャンプ可能公園が結構点在する。この天女ヶ倉もキャンプが出来そうな感じなので、ここもその内の1つかもしれない。

 駐車場があったが、そのままバイクで入れそうな芝生の広場があった。Ninjaなら間違いなく自重するところだが、セローなので入ってしまった。 



 ここが大勝利な場所だった。早速撮影モードに入る。



 流石種子島最高所。展望が素晴らしい。



 バイクも当然撮影。海を背景に。



 セローだからこんな写真も撮れる。やはり旅バイクとしては、Ninjaよりよっぽど良い。



 望遠圧縮で。ただ、セローは初日や最終日の大移動には向かない。現地まではNinjaで行って、現地からはセローで走りたい。なんて出来もしないありえない願望を思ってしまった。それを叶えるならトランポが一番現実的だろう。

 ただ、そのためだけに欲しくも無いハイエースのようなクルマを所有するのも、一応クルマも好きなだけに中々取りづらい選択肢だ。妄想するだけならタダなので、妄想で済ませておく。

 思った以上に最高だった天女ヶ倉を出発し、種子島最北端に向かう。適当にハイドラの地図を見ながらショートカットしようと思ったら、良く分からない集落を通ることになってしまった。



 種子島最北端「喜志鹿崎」に到着。「きしがさき」と読むらしい。



 既に大分日が沈んできたので、明暗差が大きかった。



 灯台と隅に小さく愛車を撮影。これで、南北に細長い種子島の南北端を訪れることが出来た。このままどこかで夕陽待ちをしようかと思ったが、かなり西に来ているので日の入り時間がかなり遅い。そのためホテルに入るのが遅くなるのも微妙な所だ。とりあえず西之表市街地まで行って、その周辺で探してみよう。

 県道581号は西側の海岸線を走るので、夕暮れを見ながら走れると思ったがあまり見れなかったような気がする。結局18:00頃西之表の中心地まで着いた。夕陽まで1時間あるから先に夕食にしよう。



 PayPayが使える店を探して、地元の食堂みたいな所に入ってみた。やはり昼と違って夜は酒が中心になるので、下戸な私は困ってしまう。そもそもバイクで来ているので飲めないのだが。食べれそうなのを選んで、肉と魚を美味しくいただいた。

 お腹を満たした所で、夕陽を楽に見れそうな場所を探してみた。西側沿岸の割には意外と良い場所が無かった。1つ公園に行ってみたが、見れなかったのでもう諦めた。コンビニがあったので買い出しをして、ホテルに入ることにした。

 ホテルはコンビニから近くだったので、あっさりと19:00過ぎに本日の宿「ホテルレクストン種子島」に到着した。残念ながらこのホテルでは、青空駐車場のみで屋根付きの場所には置けそうにない。明日は雨濃厚なので残念だが、安いホテルだったので値段優先にした。その代わりにカバーを掛けておく。一応広くは無いが屋根付き通路が少しあったので、雨の出発準備はそこで出来ることだろう。

 手指消毒をしてチェックインをする。夕食は既に済ませているので、しばし部屋でゆっくりする。このホテルはサウナ付き大浴場があるので素晴らしい。ジョイフルだがファミレスが併設されているので、食事にありつけなくても何とかなるのが嬉しいところ。朝食はここで済ませるつもりだ。

 ゆっくりした所で大浴場に行く。サウナ・水風呂もあったので、きっちり整えた。

 部屋に戻り出費管理をする。次に天気予報を確認したが、全く変わっておらず明日の種子島は1日中雨のようだ。その代わり、本土鹿児島は雨が止む予報になっていたのでそれは良い方向だ。

 やはり明日はホテルにチェックアウトギリギリまで滞在して、少し種子島を観光してフェリーに乗って鹿児島に戻ることにしよう。昨日の記録にも書いたように、計画を変更する。

 明日の宿は鹿児島県鹿屋市辺りが良いと思って探した所、安くて大浴場があるホテルが見つかった。早速予約する。そして、次の日の宿も探した。ツーリングマップルを見ると、道の駅「ゆーぱるのじり」が安く泊まれて温泉もある、と書いてあった。

 こういう所はオンライン予約出来るのかな?って思って期待せずに楽天トラベルで探したらあっさり出てきた。記載通り、安い値段で温泉にも入れるのなら言うことなし。早速こちらも予約した。これで計画の修正が出来た。

■当初の計画

5/07日(金) 屋久島から種子島へ渡るフェリーに乗り、種子島周遊。
5/08日(土) 種子島を周遊し、鹿児島港へ戻り、宮崎県都城市へ。
5/09日(日) 都城市から日本三大秘境の椎葉村等の宮崎北部を巡って宮崎港からフェリー。

■修正の計画

5/07日(金) 種子島午後一で出港するフェリーで鹿児島港に戻り、鹿屋まで走る。
5/08日(土) 鹿児島大隅地域の国盗り巡りをし、宮崎県南部を周って小林市へ。
5/09日(日) 小林市から日本三大秘境の椎葉村等の宮崎北部を巡って宮崎港からフェリー。

 次は、明日種子島で何をしようか、だ。探してみると、やはり鉄砲伝来の地らしく、鉄砲館という博物館があった。そこに行くのは決定だ。後は、昼食でも食べればちょうど14:00発のフェリーに乗れるだろう。

 天気に関しては文句の言いようが無いので、その中でもいかに楽しめるかを考えるのも楽しい。晴れ続きになってくれれば言うことは無いが、こう計画修正してそれがバチっと決まった時も中々快感だ。楽しみになってきたところで、明日は早起きする必要が無いため、少し夜更かしして寝ることにする。

宿泊地:鹿児島県種子島西之表市 ホテルレクストン種子島
風呂:ホテル内

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2021年GW九州ソロツーリング
Posted at 2022/01/10 22:59:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月05日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 6日目 鹿児島県鹿児島市~谷山港


■6日目 5/05(水) 天気:雨後曇り後晴れ

走行距離:16.6km

 鹿児島県鹿児島市を出発し、バイクを置き去りにして鹿児島市街を観光。午後一からオイル交換を済ませて温泉に行き、屋久島行きのフェリーに乗るため谷山港まで走った。

 朝6:00頃起床。窓の外を見ると、そこまで強くは無かったが雨が降っていた。急ぐ必要は無いのだが、折角旅に出ているので少しでも楽しみたいから、早起きした方が良いだろう。

 朝シャンを済ませて天気予報を確認するが、昨日と全く変わっていない。午後一には雨が止む予報になっていたので、昨日立てた予定通りに進めることにしよう。明日の屋久島・種子島の天気予報も良いままだったが、明後日は雨の予報が出ていた。これはもう少し様子を見よう。多分フェリーに乗る待機時間があるから、その間に検討してみよう。

 とりあえず朝食を食べにホールへ行く。東横INNは朝食無料なのでありがたい。昔は品数が少ないもののバイキングだったが、コロナの影響で弁当になっている。味噌汁だけは出してくれるので、温かいものを飲めるからありがたい。

 お腹を満たし、コーヒーを飲んで至福の一時を過ごす。部屋に戻る前に、フロントのお姉さんに、チェックインの時間までには戻ってくるので、バイクを置いたままにして良いか聞いてみたが、快く承諾してもらえた。

 部屋に戻って少しゆっくりする。歯磨きをして、出発準備を済ませて8:00頃ホテルを出発。トップケースには荷物が全て入らないので、折角ホテルに泊まったんだからフロントに荷物を預けることにした。日本なので、サイドバッグを荒らすような輩は居ないとは思うが、使えるものは使ってみよう。

 外は雨が降っているので折り畳み傘を広げて出掛ける。雨が降っている中、出発準備をしているライダーさんが居たので声を掛けてみた。今日で休みが終わりなので、雨だろうが帰らなければならない、と笑いながら言っていた。カレンダー通りの人だと今日までしか休みが無いんだもんな。私はまだまだ休みがあるのでありがたい。

 そんな話をして、まずはホテルから一番近い鹿児島市電高見馬場駅に向かった。時刻表を見ると、中々良い頻度で動いてるようなので便利だ。

 どうやら鹿児島市電には2系統あるようで、ざっくり言うと鹿児島本線の鹿児島駅⇔谷山駅の間を、鹿児島中央駅経由で行くか海側を通って行くか、という感じだ。



 まさに市電という電車で中々新鮮だ。高見馬場駅から郡元駅方面への市電に乗り込んだ。鹿児島中央駅前を通って行ったが、流石九州第四の街。中々の街感はあった。

 次に交通局前という駅で、運転士さんが交代していた。旅で来ている電車なので、折角だからその辺を色々観察していたのだが、これが後で役に立つことになった。それについては後述する。

 雨が降る中だが車窓の景色を楽しみながら、終点の郡元駅に到着。料金を払う際に、1日乗車券を購入した。そして、もう1つの経路で谷山駅方面へ乗る。ハイドラを見ると、何故かは分からないが谷山駅CPは取れていたので、上塩屋駅で降りた。そしてすぐ鹿児島駅方面のホームに向かう。1日乗車券を存分に使う。

 郡元駅を通り過ぎて、東横INN近くまで戻ってきた。高見馬場駅手前の甲東中学校前駅で降りた。目の前にセブンイレブンがあったので、一服休憩する。

 ここで1つ異変に気付いた。今回ロングツーリングであるが、ホテル泊まりが多いので水筒を持って来ていた。ホテルなら大体ポットもあるし、お茶のティーバッグ等がサービスで付いている所が殆どだ。それなら、まだ寒い日もあるし温かいお茶がいつでも飲める、というのもメリットが大きいので今回持ってきた。

 その水筒が無くなっていた。どこで無くしたか全く分からないが、恐らくバッグのサイドポケットに入れていたので、乗降の際に席にでも落としたのだろう。

 恐らく鹿児島市交通局の忘れ物センターのような所があると思うが、無くなってすぐだと情報が届いていないかもしれない。後で調べて連絡してみよう。無くなっていたら仕方ない。青い水筒だったので気に入っていたのだが。

 そんなことがあったが、何とか気を取り直してここから「維新のふるさと館」まで歩く。



 川沿いまで出たら、歴史ロードと名付けられていた。



 色々な案内板がありながら、緑豊かな道を雨ながら楽しめた。



 途中に西郷さんの誕生地があったので、少し寄ってみる。



 歴史がありそうな石碑が立っていた。下級武士の家で貧しい暮らしをしていたそうだが、維新三傑に選ばれる程の功績を挙げるとは誰も思わなかっただろう。



 維新ふるさと館に到着。日付が入ったボードがあったので撮影。早速入館料を払って入る。歴代島津家、明治維新の年表等色々展示がされていた。日本史の人気で2分するのが、恐らく戦国時代と幕末だと思う。個人的には戦国時代の方が好きだが、幕末もやはり維新に向かっていくのが面白いと思っているので、興味深く展示を見る。



 博物館系は基本撮影禁止が多いのであまり写真は撮らないが、ここは右の軍人服を着ての記念撮影コーナーだったので撮影。

 大河ドラマ「西郷どん」は、HDDに録画していたのだが、どうやらあまりにも放っておいたせいでいつの間にかHDDが一杯になってしまい、最後の4話くらいが録れていなかったのでショックを受けた。なので鹿児島下野後辺りから見れていないのが残念だ。

 意外と展示が面白くて1.5時間くらい滞在した。雨の日の時間潰しには大変良い。大分雨も弱くなってきていたのでありがたい。高見橋駅から鹿児島駅方面の市電に乗る。途中で天文館駅で乗客の殆どは降りていった。鹿児島の繁華街なので、やっぱり乗降客が多い駅というのは決まっているのはどこも同じだ。

 もうしばらく乗って鹿児島駅に到着。これで鹿児島市電の駅CPを全部Get出来た。先ほど鹿児島中央駅前では中々の街だな、と思ったが鹿児島駅前は少し寂れているような印象を受けた。やはり新幹線の止まる駅の方が栄えるのだろうか。

 鹿児島市も駅前が一番栄えている訳ではないみたいだ。天文館周辺は、ちょうど鹿児島駅⇔鹿児島中央駅の間くらいなので、市電でその間の交通網を支えているように見える。地元の広島市と似ているな、と思った。広島市も、駅前より市電でしばらく行った所が栄えている。

 何かのTV番組で見たが、広島や鹿児島のような市街地が駅から離れている街は古いからだそうだ。昔は当然電車等無い。それでも人は集落を作って生活していたが、鉄道が普及してきても、中々全てを立ち退かせて作ることは出来ない。だから、繁華街が駅から離れるようだ。駅周辺が栄えている所は、鉄道が出来たから便が良くなったので出来た街らしい。

 よもやま話はこの辺で、そろそろ良い時間になったので昼食にしようかと思ったが、鹿児島駅周辺にはピンとくるものが無かったので、もう1度市電に乗る。次は鶴丸城に行きたかったので、市役所前で降りてみた。

 その間PayPayが使える周辺の飲食店を探していたら、ラーメン屋が見つかった。天草でちゃんぽんを食べて以来麺類を食べてなかったので、ちょうど良いと思い行ってみた。

 麺屋こころ、という店に入ってみた。特にどんなラーメンか調べずに入ってみたら、どうやら麵屋はなび監修のまぜそばだった。正直まぜそば本場の東海地方に居るので、ちとガッカリしたがまぁ良い。まぜそばは美味しかったし、バッチリ追い飯までいただく。



 お腹も膨れたところで出発。麺屋こころから鶴丸城はすぐ近くなのであっさり到着。歴史を感じる門構えだ。



 石垣にボコボコ穴が空いているが、これは西南戦争の痕跡だそうだ。幕末になると、大砲とかもあったと思うので、こんな痕跡が残っているのだろう。



 城、と言っても天守があるわけでも無く、場内には博物館があった。黎明(れいめい)館と読むみたい。寄っていこうかと思ったが、路面は濡れているがもう雨は降っていない。それならバイクに戻ろうかと思った。

 そういえば1個行ってみたいところがあった。水曜どうでしょう「対決列島~甘いもの国盗り物語~」でも出てきた、天文館むじゃきで本場の白熊を食べてみたい。夏ではないが、食後のデザートにちょうどよいだろう。



 その前に、朝日通駅への移動途中に西郷さんの銅像があったので撮影してみた。



 また、国道58号の起点標があった。国道58号は陸上距離は当然国道4号にはかなわないが、鹿児島から種子島・奄美大島を経由して沖縄本島まで続いている、海上を含めれば日本最長の国道でもある。

 通り道の撮影を楽しみながら、朝日通駅に到着。天文館まで普通に歩いて行ける距離なのだが、1日乗車券があるので贅沢に使う。天文館通駅で降りた。



 天文館のアーケードを歩くと、目立つ白熊のオブジェがあったのですぐ分かった。やはり人気店なのだろう、店頭に係員が居て案内をしてくれた。中は意外とオシャレなカフェみたいになっており、ソロだと少し入りにくい雰囲気だが、逆に有名店なのでまぁ良いだろう。



 早速メニューを見る。意外と色々ある。大きさはレギュラーとベビーがあって、どうやら2人でベビー1つという頼み方は出来ないようだ。



 初めてなので王道を頼もうかと思ったが、チョコレート白熊にしてみた。大きさはこれでベビー。比較対象のタバコを見れば分かると思うが、想像以上の大きさだった。調子に乗ってレギュラーにしなくて良かった。

 肝心の白熊だが、物凄くフワフワな氷で練乳の甘さが引き立ちとても美味しい。ただ、ちょっと氷とチョコレートの組み合わせは若干邪道かな。やはり王道にしてみれば良かった。

 白熊を美味しくいただき、ホテルに戻ってきた。フロントに預けていた荷物を受け取りバイクに積んでいく。軒先に置いてあったバイクは、数台朝とそのままの状態で置かれていたので、このライダーさん達も鹿児島市街に繰り出しているか、部屋で沈没しているのだろう。

 ここで水筒の忘れ物が届いていないか、鹿児島市交通局にTELしてみた。スマホで調べると、やはりちゃんと忘れ物の問い合わせ先も書いてあったので非常に分かりやすかった。

 TELに出てくれた担当の方はすぐ調べてくれて、無事届いているみたいだったので安堵する。どこに取りに行けば良いか聞いたところ、交通局本部だと言っていた。当然土地勘が無いのでどこか分からなかったが、前述した通り運転士が交代した所を覚えていたので、そこですか?と聞いたらやはりその場所だった。

 なので、まずは交通局に行ってみよう。取りに行くことを係員さんに伝えて、13:00過ぎに色々お世話になった東横INNを出発した。交通局は遠くなかったのであっさり到着。窓口があったので、忘れ物を取りに来たことを伝えると、奥に行くよう指示された。

 事務所のような所を訪れて、受取のサインだけして無事に水筒が返ってきた。ちゃんと忘れ物を保管してくれた鹿児島市交通局に感謝する。

 そして、場所を調べていたレッドバロン鹿児島南店に向かう。国道とは別に海側に道があるのだが、そちらが産業道路と呼ばれていて国道より車線数も多く流れも良かった。しばらく走ると到着。雨上がりすぐなので、他の客はそんなに居ないと思ったが、意外と混んでいるみたい。

 オイル交換をお願いすると、若干難色を示されたが何とか作業してもらえた。予約を取った場合より、若干長い40分くらい掛かったが何とか作業完了。これで存分に走れる。そこから事前に調べていた慈眼寺温泉に向かった。



 レッドバロンから近かったので、15:00前に慈眼寺温泉に到着。屋根付きの駐車場もあって、とてもありがたい。この頃になると雲は多いものの少し青空が見え始めていた。

 早速温泉に入るが、霧島温泉と比べるとあまり温泉感は無かった。それでも浴槽は断然広いし、サウナも開放されていたのでしっかり整える。こちらもシャンプー・リンス等は無かったが昨日ちゃんと使ったのでまぁ良い。

 フェリーの時間があるので、私としては早めだが50分くらい温泉を楽しめた。コンビニで食料を買い出して、谷山港に向かった。

 ちなみに、鹿児島港は全国でも有数の色々な航路がある港だ。桜島や垂水等の近距離から、沖縄・奄美・屋久島・種子島・トカラ列島等多岐にわたる。ここまで様々な行先があるところは、中々無いだろう。

 その航路の殆どは、鹿児島市街にほど近い所にターミナルがある。しかし、私が乗ろうとしている「フェリーはいびすかす」は、何故か鹿児島市街からかなり離れた谷山港から出港する。なので、HPにも港を間違えないように注意喚起をされていた。

 今回乗る「フェリーはいびすかす」の航路はこのような感じだ。

鹿児島谷山港 18:00発 ⇒ 種子島西之表港 21:40着
種子島西之表港 翌朝5:00発 ⇒ 屋久島宮之浦港 7:00着

 変わっているのが、夕方出たフェリーが夜種子島に到着して、そのまま朝まで種子島に停泊。翌早朝屋久島に向けて出発する。2等の大広間しか無いが、うまく使えば安宿代わりになりつつ、早朝屋久島に到着するので時間の有効利用が出来る。なお、屋久島に向かう人でも種子島停泊中には下船不可。種子島から乗る人は早朝じゃないと乗れない、という制約が付いている。

 このような航路を持っているのだが、HPに運行状況が載っているので雨が降っていたこともあり、海が荒れていないか気になってちょこちょこ見ていた。

 屋久島を出港した、というのは確認した。上り方面は普通に逆方向で進む。朝屋久島を出港して、種子島経由で14:40に鹿児島谷山港に到着する。その後確認したら、何と種子島出発便が海上荒天により欠航になった、と表示されていた。

 このような航路を持ってて、種子島出発が欠航となった。と見た時、普通の人はどう思うだろうか。私は、種子島に寄った上でもう鹿児島に戻ってこない、と思った。これはかなり焦った。屋久島に行けなくなるではないか。他の便もあるので、最悪何とかはなると思うが、かなり旅程に影響してしまう。

 かなり焦りながら、他の案も考えつつまた見てみたら、今日の鹿児島港発屋久島行きは平常運航を予定。と記されていた。この時は、運行情報の更新時間がおかしかったので、一体何が正しいのか更に懐疑的になってしまった。

 これは直接連絡した方が良いな、と判断して問い合わせ先にTELしてみた。今日のフェリーはいびすかすは、鹿児島を出ますか?と聞いたらあっさり運航予定です、と言われた。よく分からなかったが、これは正確な情報だろう。頭がこんがらがったが、とりあえず安心して谷山港に向かった。という背景がある。

 フェリーはいびすかすの紹介と運行情報について惑わされたが、終わったところで話を戻す。レッドバロンも温泉も谷山港寄りの場所にあったから非常に便利だった。

 案内看板もちょこちょこあったので、迷わずに谷山港に16:10に到着。フェリーターミナルというより、本当に貨物船のコンテナが乱立しているような感じで旅客がメインじゃない、というのがひしひしと感じられる。

 例に漏れず検温を済ませて、事務所で手続きをする。バイクで屋久島に行きたい旨を告げて料金を支払った。バイクは予約は出来ずに先着順、ということだったので載せられるか気掛かりだったが、バイクは周りに誰も居らずこの後も増えなかった。

 この時に、惑わされた運行情報について聞いてみた。すると、どうやら種子島に寄港せずに、鹿児島港へ直行したらしい。それなら上記の状況も納得出来た。しかし、それだったら屋久島から種子島への輸送荷物はどうするのだろうか、とか思ったが何とかするのであろう。



 手続きも終わった所で、バイクを事務所前に移動するよう言われたので記念撮影。17:30くらいに積み込み開始、ということでそこそこ待たされそうだ。



 なので周辺を散策する。まずはこれから乗るフェリーはいびすかす。



 バイクと一緒にこちらも記念撮影。見たら分かると思うが、かなり年季の入ったフェリーだ。



 海上保安庁の船もあった。



 フェリーはいびすかすについて検索すると、よくネタにされているコンテナを改造したバス乗り場。



 このように至る所に看板があるので産業道路を走っていれば、迷うことなく着けるでしょう。



 海側に出てみたら鹿児島のシンボル桜島が見えた。

 周囲を散策したところで、先ほどの事務所にテレビがある待合室があったので、そこでゆっくりする。

 最新の天気予報を確認したところ、朝見た時と変わっていなかった。やはりこれだったら、明日中に無理矢理屋久島と種子島を周ってしまおう。とりあえず、明日予約している屋久島のホテルをキャンセルした。

 その後はどうしようか。雨の中もう1日種子島に居たところでしょうがない。なので、計画の修正を頭の中でした。

■当初の計画

5/06日(木) 屋久島周遊。
5/07日(金) 屋久島から種子島へ渡るフェリーに乗り、種子島周遊。
5/08日(土) 種子島を周遊し、鹿児島港へ戻り、宮崎県都城市へ。

■修正の計画

5/06日(木) 屋久島周遊→屋久島から種子島へ渡るフェリーに乗り、種子島周遊し宿泊。
5/07日(金) 雨の中どうにか時間を潰し、午後一で出港するフェリーで鹿児島港に戻る。
5/08日(土) 鹿児島大隅地域の国盗り巡りをし、宮崎県南部を周って宮崎市辺りへ。

 この計画なら、当初気にしていた一部残るだろう地域も周ることが出来る。折角の島を多少すっ飛ばしてしまうのは惜しいが、相変わらず天候には勝てないので仕方がない。雨が降ってもフェリーに乗るだけなら何とかなる。それでも、国盗りを進めることが出来るのでこれが最上の選択だろう。

 大体決まった所で、とりあえず明日の宿を確保する。明後日予約している種子島のホテルもキャンセルして、空きがあったので同じホテルを明日チェックインで予約した。鹿児島に戻ってきた後の宿は、明後日多分チェックアウトギリギリまで居ることになるだろうから、その時に探すことにしよう。多分鹿屋市辺りがちょうど良い気がする。

 これでやれることは全てやった。後は天命を待つだけだ。明後日の雨を乗り越えれば、後はそこまで悪い予報ではなかった。

 そんなことをしていたら、出航の時間が近付いてきた。係員の指示に従いフェリーに入る。どこに停めるのかと思ったら、一応屋根はあるが適当な手すりの横に置くよう指示された。どうやら、手すりにロープで固定するらしい。まぁ無事に屋久島まで行ければ、細かいことはどうでも良い。



 このフェリーはいびすかす。外観からも年季が入っているのは分かったが、中に入ると非常にレトロ感があった。最近のフェリーはキレイなものが多いので、こんな感じのフェリーは久しぶりだ。2019年に乗った、対馬の比田勝⇔博多航路や、長崎五島列島の宇久島・小値賀島⇔佐世保航路みたいな感じだったが、それの方がマシに思えるくらいだった。

 それも当然。このフェリーはいびすかすは、元々貨物船だった。それに無理矢理客室を作った貨客船だからだ。検索すると色々出てくるので、興味ある方は調べてみてください。こういうのに乗るのも良い経験だろう。貨物船なのでスタビライザーが無いらしく、外海に出ると中々揺れるらしい。

 前述した通りキャンプ道具は送り返しているのだが、このフェリーに乗るためだけにマット・枕だけはまだ持っていた。それを広げて快適空間を確保する。毛布はあったので良かった。他の客はそこそこ居たが、十分横になって荷物を置くスペースもあったので良い。まぁよっぽど一杯になることは無いらしいが。



 フェリーは定刻通り谷山港を出港した。甲板に出て景色を眺める。



 桜島は本当に鹿児島のシンボルだと思える存在感を示している。

 出港を見届けたところで、速度を上げて揺れ始める前にコンビニで調達した夕食を食べる。



 そして再度甲板に出ると、夕暮れの時間だった。



 桜島も夕暮れの中浮かび上がっている。



 反対側には開聞岳も見えた。



 朝の雨から信じられないくらい良い天気になってありがたい。良い夕陽を見ることが出来た。



 ここからはひたすら、暮れゆく空を見続けた。貨客船なので甲板にベンチとかが無いのが残念。



 鹿児島から種子島・屋久島に両方行けるのは、このはいびすかすだけだ。看板を撮影。



 この夕暮れは素晴らしくて、ずっと眺められる。GWだが鹿児島だけに、そんなに寒くもなく快適な温度だった。



 夕暮れの中に開聞岳が大きくなってきた。あの街は恐らく指宿辺りか。



 しばらく、他のフェリーと並走していた。A''LINEと書いてあるから、あれは同時刻に鹿児島港を出港する、マルエーフェリーだろう。奄美諸島を経由しつつ、24時間掛けて那覇まで行く長距離フェリーだ。これにバイクを載せれば沖縄ツーリングも出来なくはないが、費用と時間を考えると飛行機で飛んでレンタルバイク、というのが現実的な所だろう。



 開聞岳の全容が見える頃には、写真に撮れるかどうかギリギリな明るさだった。開聞岳は本当にシルエットが富士山のようだ。

 真っ暗になったところで船室に戻り、歯磨きやコンタクトを外しておく。ツーリングマップルでも眺めて屋久島のどこへ行こうか考えようかと思った。

 しかし、開聞岳を過ぎたということは、外海に出るということだ。鹿児島の形を思い浮かべてもらえれば分かると思うが、鹿児島湾(錦江湾)は薩摩半島と大隅半島に囲まれているので開聞岳までは実に穏やかだった。

 外海に出てからはかなり揺れ出したので、これで文字を読むのは流石に船酔いしそうで、危険だと判断した。幸いテレビがついていたのでそれを見ながらマットに転がりゴロゴロしていた。何度かタバコを吸いに甲板に出たが、中々真っ直ぐ歩くのが大変なくらいだった。スタビライザーが無いとこんなに揺れるのか、と驚いた。

 それでも特に体調に異常も出ず、定刻通りに種子島西之表港に到着した。真っ暗な中だったので写真は撮らなかったが、到着後しばらくはフォークリフトがコンテナを運ぶような音が響き渡った。また種子島に来るつもりではあるが、とりあえず国盗りはしておこう。

 乗客はどのくらいだろうか、半分か2/3くらい種子島で降りて行ったので、かなりガラガラになった。種子島の住民にとっては、ギリギリまで鹿児島に滞在出来るので良いのだろうが、時間効率で行くと屋久島に帰るのには使い辛いのかもしれない。ちょうどコンセント横の席が空いたので、移動して充電を確保出来た。

 前述した通り、今の段階では種子島の乗客は増えない。停泊したフェリーに泊まる、というのは中々経験出来ないため、折角だから楽しもう。

 一通り乗客が降りたところで、係員さんが消灯です、と言いながらテレビと照明を消して回っていた。明日も朝が早いし、特にやることも無いのでさっさと寝ることにする。

宿泊地:フェリー内
風呂:慈眼寺温泉 420円

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Posted at 2022/01/09 23:01:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月04日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 5日目 鹿児島県出水市~甑島~鹿児島市


■5日目 5/04(火) 天気:晴れ後曇り後雨

走行距離:175.2km

 鹿児島県出水市を出発し、阿久根を巡って少し山の中に入り、串木野港に到着。そこから甑島商船フェリーに乗り、上甑島里港へ渡った。それから、上甑島・中甑島・下甑島を巡って、下甑島長浜港から再度フェリーに乗った。串木野港に戻ってから、auショップに立ち寄り鹿児島市まで走った。

 朝6:00頃起床。大浴場があるので朝風呂をしっかり楽しむ。今日は甑島に渡るために串木野港に10:30頃までに着けば良いから、多少はゆっくりしていこう。

 天気予報を確認するが、昨日と全く変わっていない。今晩から雨が降り出し、明日の午前中まで降り続くようだ。何とか降る前にたどり着ければ良いのだが。

 そんなことを考えながらホテルの食堂で朝食を済ませる。品数は少なかったが、バイキングで好きな物を食べられるからありがたい。お腹を満たした所で出発準備をし、ホテルを8:00頃出発した。

 無料の南九州道があるので、それを使って阿久根まで走る。終点からは国道3号に入って、コロプラ土産・道の駅「阿久根」を通過して順調に走る。薩摩川内に入って、ここからは川内川を渡りメイン国道から離れていく。

 用があるのは国盗りだけなのだが、普通に行くと海沿いの道を進むことになる。しかし、今まで散々海沿いの道は走っていたし、ツーリングマップルでも「海に飽きたら山も良し」的なコメントがあったので、セローでもあるし山中に入っていくことにした。今から島に行くから散々海は見れるだろうし。

 道はそこまで広くはないものの、セローなので快適に進んで行く。やはり海の景色も良いが、山中のグネグネ道も楽しく走れる。進んで行くと、どうやら風車があるところに出そうだ。



 柳山風車公園に到着した。山の上なので中々展望が良い。



 大きな風車があったが、写真のアングルに入らないくらい大きかった。



 周囲の見晴らしも中々で、ちょっとした休憩をするには中々良い。

 ここで、若めのバイク乗り2組も記念撮影をしていた。最近はバイク乗りの高齢化が顕著なので、若い人がバイクに乗るのは良いことだ。

 休憩を済ませて公園を出発。適当に下っていくと、県道経由で海沿いに出た。ここから串木野港は近くなので大丈夫だろう。時間に余裕もあるので、ドラッグストアに寄って忘れてたハンドクリームを。コンビニに立ち寄って、昼食を入手した。本当は島で昼食を食べたいところだが、とてもそんな時間は取れそうにないので、観光と走行に使いたい。なので、乗船中に昼食は終わらせることにする。



 買出しを済ませて10:00過ぎに串木野港に到着した。係員の誘導に従い待機場所に置いて、早速窓口に行って手続きをする。カードが使えなかったので驚いた。仕方がないので現金で払う。

 一瞬で手続きも終わってしまった。甑島商船のHPでは出航1時間前には来るように、とあったがやはり誇張表現だったか。そもそも、港にまだ折り返しのフェリーが到着していないので、来る意味は無いとは思っていたが。10:45に折り返しのフェリーが到着するので、その10分前くらいでも十分だっただろう。

 まぁ仕方がないので待合室のポスターを見たり、一服したりイスに座って時間を潰す。待機場には既にバイクが1台停まっていたが、バイク乗りは格好ですぐ分かるからあの人のバイクだろう。同志も1人は居るようで何よりだ。



 そうこうしていると、折り返しのフェリーが到着したので写真を撮る。

 着岸すると、フェリーからクルマが結構出てきた。甑島も結構人気があることを実感する。そうじゃないと、フェリーが満員にはならないだろう。



 これからこのフェリーで甑島に渡る。

 先ほど見かけたもう1台の横浜ナンバーのライダーさんがやってきたので少し話をする。

 彼はどうやらしばらく甑島に滞在するらしい。適当にテントを張って寛ぐと言っていた。当然今晩から雨が降るのは分かっていて、ひたすらテントに居れば良い、と割り切っていた。私はここまで割り切れないので、ある意味羨ましかった。というのも、ボーっとしているのが好きではないので、やることが無いと辛い、という気持ちの方が強い。

 私は弾丸で帰ると伝えたところ、「もったいない、もう二度と来ることは無いかもしれないのに」と言われた。確かに言っていることもごもっともで、本音で言えば大いに賛同出来るし、私の選択肢は大変馬鹿らしいだろう。でも目的が違うためこればっかりは仕方がないと思っている。いつの日か、全国制覇が出来たらその時は本当に当ての無い旅に出て、晴れている所だけを狙って出かけたいものだ。

 彼が1つ懸念してたのが、甑島の風呂情報が見つからなかったと言っていた。私もそこは調べていたが、確かにあまりいい情報は得られなかった。多分里港近くのホテルで日帰り風呂をやっていたと思いますよ、と伝えておいた。彼はもう少し早く甑島に渡りたかったそうだが、GW真っ只中では予約が取れなくて今日になってしまったらしい。

 そんなことを話していたら、バイクの案内が始まったので係員の指示に従いフェリーに入った。例に漏れず、バイクだと一番乗りなので良い席が取れそうだ。窓際のイス席を確保出来た。

 待っていると人がちょこちょこ入ってきたが、GWも終わりに差し掛かっているので、今から甑島に渡る人は少ないようだ。ゆったりと席を確保することが出来た。



 フェリーは定刻通り、11:20に串木野港を出港していった。AMは天気が良かったが、この頃にはすっかり雲が広がっていたので非常に残念だ。少し早いが調達しておいた昼食を食べる。

 ここで甑島の航路と弾丸の内容について説明する。私の中でフェリーの弾丸とは、例えば○○島の●港に入港して、数十分滞在して●港から本土に戻る。と言うのが弾丸だ。これだと正直島を殆ど楽しむことが出来ない。ポイント巡りのためで仕方がないとは言え、少しもったいないな、と思うことも多々ある。

 しかし、今回の弾丸は少し違う。多少とは言え楽しめるようになっている。まずは、このフェリーの航路はこのような感じだ。

本土串木野港 11:20発 ⇒ 上甑島里港 12:35着 12:50発 ⇒ 下甑島鹿島港 13:35着 13:45発
下甑島長浜港 14:20着 14:35発 ⇒ 本土串木野港 16:15着



 文字だけで見ると少しわかりにくいので、ハイドラの地図を抜粋する。フェリーは上甑島と下甑島に寄ってから、本土へ戻ってくるのだ。これが1年前なら弾丸でバイクを持って行く意味は全くなかった。ずっとフェリーに乗っていないと帰られないからだ。上甑島に降りてしまうと、15分後には出航してしまい、本土に戻れるのは翌日になってしまうのだ。

 ところが2020年8月末に、上甑島と下甑島が橋で繋がった。というミラクルなことが発生した。ここで上記ダイヤに戻ってみよう。橋で繋がったことにより、上甑島里港12:35着 ⇒ 下甑島長浜港14:20着の間で、約2時間作れるのだ。延々と動く場合は当然フェリーは早いが、この短時間で寄港するのなら、断然バイクの方が早い。Google先生に聞いたところ、里港⇒長浜港は1時間程度なので少しなら寄り道をする時間はありそうだ。

 という訳で、平たく言えば橋の開通により、弾丸でもバイクを持って行く意味が多少出来る。ということだ。じゃなかったら、単純に人だけ往復すれば費用も少なく済む。でも2時間弱愛車で走れるのなら、持って行く意味も多少はあるだろう。

 いずれ橋が完成したことにより、各港に寄港するようなダイヤでは無くなる可能性もあると思うが、現状まだダイヤが変わっていないので、弾丸が出来ることを補足しておく。ただ、やっぱり普通の人ならそこそこの広さがあるので数日滞在した方が良いと思う。




 現状を解説したところで、のんびり外を眺めつつ時折甲板に出ながら船旅を楽しんでいた。そうこうしていると、フェリーは上甑島里港へ定刻通りに到着した。



 バイクの元へ戻るように指示があったので、車両甲板に降りる。クルマは結構詰まっていた。当然国盗りは忘れずにしておく。上甑島の空をGet出来た。

 早速上甑島に降り立った。まず港の目の前に、予約をしていたホテルがあった。リゾートホテルのような感じでオシャレそうだが、私が泊まるホテルとしては金額が高かったので、キャンセルすることになった。

 早速横浜のライダーさんと別れてしまったが、彼はどこにテントを張るのだろうか?気になるところだ。私の方はそんなことを気にしている余裕は無いので、少しでも展望台を巡るべく出発する。ツーリングマップルを見る限り、最低見たいと思っていたのが、長目の浜と甑大橋だ。

 串木野本土側では雲が多かったが、甑島も多少あるものの青空も見えてて、これなら良い景色が見れそうだ。早速里港近くの長目の浜を見に行く。ちょっとした里の集落を越えていくと、すぐ人家が無くなったので快適に走る。



 長目の浜展望所に到着。まずは看板と一緒に撮影。



 白い砂浜が程良いカーブを描いているのが、実に素晴らしい。一発目の展望台で、既に甑島の素晴らしさが良く分かる。



 バイクと一緒に写真に撮るのはやはり難しかった。

 現在居る所は長目の浜の南端に当たるのだが、北端からも見れる展望台があるようだ。ただし、今回は時間が限られているので、諦めて次に向かう。

 上甑島の中腹をグルっと県道を回り、中甑島の入口にやってきた。元々上甑島と中甑島は橋で繋がっていたのだが、中甑島と下甑島が繋がっていなかった。気持ちの良い交通量の少ない橋を通って中甑島に入り、甑大橋を望める展望台があるようなので山の中に入っていく。

 少しフライング気味に山中に入ったためか、案内が見当たらなかった。細い道を進んで行くが、セローなので全く問題無し。少し引き返すこともあったが、探していた木の口展望台に到着した。



 標高の高い所から、下甑島と甑大橋を望めて素晴らしい景色だ。このカーブを描く甑大橋の光景が良い。



 少し寄ってみる。 



 さらに望遠でも撮影。こういう光景を見ながら一服休憩するのがたまらない。時間も無いので次の展望台に移動する。



 次に、木の口展望所からすぐ近くにある、帽子山展望所へ来てみた。



 こっちは、中甑島の漁村が見えるくらいで大した展望ではなかった。時間も無いのですぐ出発。県道に戻って下甑島へ向かった。トンネルを越えると、甑大橋が出てきてテンションは中々上がる。



 おあつらえ向きに停車帯があるので、写真も撮りやすい。



 手前の道を真っ直ぐなアングルにしてみる。



 船を通すために上がっている部分の感じが非常に良い。

 甑大橋の展望も中々良かったが、風が強くてヘッドキャップ辺りが飛ばないように、気を付けなければならない。

 撮影を楽しみ甑大橋を渡って下甑島に入った。ここで国盗りを忘れずにして、上・下甑島の空をGetする。先ほどの写真にもチラッと写っているが、今度は下甑島から甑大橋を見渡せる展望台が灯台と一緒にありそうなので、そちらに行ってみよう。



 鳥ノ巣山展望所に到着。こちらも多分に漏れず風が強かった。灯台と一緒に甑大橋を撮影。



 完全な晴天とはいかなかったが、これだけの展望があれば来てよかった。



 甑大橋を真っ直ぐなアングルにしてみる。



 これで最低行きたいと思っていた展望台は行くことが出来た。他にも、この後東京の医師かなんかが、無茶なクライミングをして全国放送にも映ってしまった「ナポレオン岩」とか、端っこマニアとしては岬がいくつかあったりするが、とても回っている時間は無い。そろそろ下甑島長浜港に向かうことにしよう。

 ここからも、殆ど交通量が無い島の道を大変楽しく走る。所々で私を載せてくれた and これから乗るフェリーが見えていた。段々追いついていくのが感じられたので、何とかなりそうだ。



 無事に長浜港へ14:00頃到着した。甑島にもコロプラ土産があったので、忘れずにGetしておく。上甑・中甑島では取れなかったので、下甑島のみで取れるみたい。係員の案内に従い待機場に停めて、早速乗船手続きをする。

 そしてバイクに戻ってきたくらいに、ちょうどよくフェリーが入港してきた。旅というのは地域にお金が回るので良いことだが、残念ながら時間が無かったので、フェリー会社を除いて1円たりとも甑島でお金を使わなかった。というより使えなかった。

 入港後何台かのトラックが出てきた。昔ならたくさんの車両が出てくるのだろうが、今は特に観光客は殆どが上甑島で降りるのだろう。早速フェリー内に乗り込むが、珍しくバイクは後でクルマが先に入っていった。



 大体バイクが一番に入って端っこに置くことが多いのだが、このように普通の平面部に置いた。クルマは少し厳しいだろうがこういう配置が出来るのなら、バイクならやはりどこか隙間に置ける可能性は十分高いだろう。

 プチ弾丸だが素晴らしい景色を楽しめた甑島を出港する。横浜のライダーさんはどこにテントを張ったのだろうか。明日は大雨の予報だが無事を祈る。

 帰りは行きに写真を撮っていたので、窓際の席に座りのんびり過ごした。昨日急遽鹿児島市の東横INNを予約したので、大体電波が入ったから残りの時間で何をやろうか考える。

 まずは折角の鹿児島なのでどこかの温泉に行きたい。また、多少時間があって鹿児島市ならauショップもたくさんあると思うので、さっさと壊れたスマホを修理に出してしまうのも良い。流石にGW中は対応しないだろうが、中日の平日があるので帰る頃には直って返ってくる可能性もある。

 早速auショップを探したらあっさり鹿児島市街で見つかった。さらに、温泉お乃湯というのもその近くにありそうだ。それだったらauショップに先に行って、時間と雨が持ちそうであれば温泉に行ってホテルに向かうことにしよう。

 そんなことを考えていたら、2時間の船旅も終わり串木野港に戻ってきた。2時間フェリーに乗って2時間走って2時間フェリーに乗る、という中々謎の行動を取ってしまったが、その制約があるにせよ楽しかった。

 早速事前調査通りauショップに向かう。ここからは市街地を通ることになりそうなので、裏道を案内してくれるかもと思い、Google先生に従って行った。

 県道39号から日置広域農道を経由。この道はツーリングマップルにも快走路、と書いてあったが展望も良くて走りも楽しかった。道中に、いちき串木野市・日置市の国盗りをGet。これで薩摩地方の国盗りを制覇出来た。そして、県道を経由して国道3号に合流した。

 このまま国道3号を行くのかと思ったら、すぐに謎の道を案内された。クルマだったらイヤな道だったが、バイクなので問題無い。
 
 よく分からない道を通ると、県道206号に合流してそのまま進むと鹿児島市街に出た。早速auショップに駆け込む。

 auショップのお姉さんに症状等を伝えて修理をしたい旨を伝える。私の住所は調べればすぐ分かるので、若干の怪訝な顔をされたが、代替機も要らないし修理に出してくれれば良いだけなのに、色々聞かれた。

 こちとら残念ながらこの手の経験は慣れっこなので、良いからさっさと引き取ってくれ、と思ったがこういう客はあまり居ないのだろう。何せ2020年だけで2回もスマホが壊れて対応をしている。

 しかし、相変わらずマニュアル通りの充電不良だった場合は、純正の充電器は使っているか、と聞かれる。今時純正の充電器を使っている人がどのくらい居るのだろうか。聞いてみたいくらいだが、メーカー側も全ての互換性・相性なんか調べられないだろうから、こう言うしかないのも理解は出来る。悪質なクレーマーにはなりたくないので、控えることにしよう。

 何とか引き取ってくれて、修理が完了したら自宅に送ってくれるように段取りをした。すぐ近くにコンビニがあったので、コーヒーを飲んで一服する。

 前述したように、近くに温泉があるからまだ時間もあるし行こうかと思った。一応雨雲レーダーを確認したら、どうやら1時間後から雨雲が近付いてきそうな感じになっていた。空を見ても少し怪しい感じだったので、先にホテルに向かうことにしよう。

 事前調査だと、軒先にバイクを置けそうな感じだったが、5台くらいが限界で溢れると隣の有料駐輪場に置くようにホテルのHPに指示があった。有料、と言っても一晩200円くらいだったと思うので、そのくらいなら払っても良いが、防げる出費は防ぐのが無難だ。他のバイク乗りも雨を避けたいと思うのは万国共通なので、早めに行った方が良いだろう。しかし、ちゃんとHPに記載があるのが非常に好感が持てる。バイクの駐車については、記載が無い所が殆どだから。大体何とかなるのだが。

 ということで温泉を諦めてホテルに向かうことにした。街中なので、こちらもおとなしくGoogle先生に連れていってもらう。国道3号線を鹿児島市街に向かうと、路面電車が見えた。鹿児島も路面電車がある街なので、何だかワクワクしてしまう。



 Google先生に従い、18:00頃「東横INN鹿児島天文館Ⅰ」に到着した。既にバイクが4台並んでおり最後の一枠を確保出来た。危なかったが、温泉に寄らずにホテルに向かって良かった。雨の予報の時に軒先とは言え、直接雨が掛からない場所にバイクを置けるなんてこれ以上のことは無い。

 手指消毒をしてホテルにチェックインする。バイクジャケットを脱いで、動きやすい服装に着替える。

 少し落ち着いた所で周辺を調べてみた。どうやら、歩いて10分弱くらいの所に温泉があるようだ。そのくらいなら傘を持っていけば雨が降っても良い。温泉に行って疲れを癒し、その後夕食に行こう。鹿児島らしいものを調べてみたら、PayPayも使える黒豚トンカツ屋があった。これでこの後の行動が決まった。

 温泉と言っても銭湯のようなので、シャンプー・石鹸は無いみたいだ。一応使い捨てのを持参はしているが、どうせ翌朝もシャワーを浴びると思うので、無くても良いだろう。自分のタオルを汚さなくても良いように、ホテルのタオルを持って行く。

 18:30頃ホテルを出発する。ついでにバイクの荷物を確認していたら、1台バイクがやってきたがもう一杯なので、隣の有料駐輪場に向かって行った。有料とは言え、事前に分かっていれば対応はしやすいので、この東横INNの案内にも記載があったから非常に親切だと思う。

 そんなことを考えながら、温泉に向かって歩いて行く。しばらく歩くと霧島温泉の看板が見つかった。霧島は鹿児島市街からかなり離れた所なので、何故こういう名前になっているのか疑問だが、そんなことはどうでもよい。

 霧島温泉は昔ながらの番台がある温泉で、たまにはこのような所も良い。露天風呂は無く、小さな内湯とサウナ・水風呂があるが、記憶がうろ覚えだがサウナはコロナの関係で閉鎖されていた気がする。

 温泉に浸かり、洗い場で頭だけ洗おうと思って水洗いだけしていたら、隣のおじさんが「持ってないなら使いな」とシャンプー等を貸してくれた。朝シャンで、ちゃんと洗おうと思ってたので別に構わなかったのだが、折角の好意を無下にするのも何なので、ありがたく使わせてもらう。洗い終わった後は当然ちゃんとお礼を言っておく。

 水風呂はそこまで冷たいものでは無かったが、逆にサウナが無いのでちょうど良い温度だったから、内湯⇔水風呂を2set繰り返してあがった。やはり温泉は良い。ヌルスベとまではいかなかったが、温まりも良く匂いも温泉らしかったので楽しめた。

 疲れを癒したところで、夕食に向かった。鹿児島市街に雨雲が近付く予報だったが、結局雨は降らなかったので傘は要らなかったからありがたい。天文館のアーケードを歩いてみたが、新鮮なので中々楽しい。



 今回のお店は味の六白さんにしてみた。中に入ってみたが、GW中にも関わらず閑古鳥が鳴いていた。コロナの影響だろうか、ホントに飲食店は気の毒だ。



 少しでも経済貢献するべく、黒豚トンカツ定食を美味しくいただく。肉厚でとても美味しかった。



 鹿児島らしく焼酎が並んでいた。お酒も飲めれば更に貢献出来そうだが、残念ながら下戸なので、焼酎みたいな度数の高い酒はとても飲めない。

 美味しくいただいた所で20:00過ぎにホテルへ戻った。結局雨は降らなかったのでありがたい。温泉も済ませているので出費管理をしゆっくりする。

 天気予報は相変わらず明日の昼過ぎまで雨が続くようだ。しかし、それ以降は何とか持ちそうだ。明日は18:00鹿児島谷山港発屋久島行きのフェリーに乗船する予定なので、雨の中乗るということは無さそうだ。

 それ以上に嬉しかったのが、明後日の屋久島・種子島が晴れ予報に変わってきた。でも天気は周期的に変わるようで、3日後は雨の予報だった。予定では屋久島に泊まって翌日種子島に渡るつもりだったが、晴れの内に両方回った方が良いかもしれない。屋久島滞在時間が6時間くらいになってしまうが、島の雨は辛いのでこういう立ち回りも良いだろう。

 予約している屋久島のホテルは前日までキャンセル可能なので、明日の予報を確認してまた考えることにしよう。それよりも明日の雨をどう乗り切るか、が先決だ。

 色々調べたところ、鹿児島は歴史のある街なのであっさり色々出てきた。まずは、鹿児島市電の駅がハイドラCPになっているので、全部Getしたい。鹿児島市電の1日乗車券が安かったので、まずはそれで周ってみよう。経験上、バイクならホテルに置き去りにしていっても問題無いことが多いので、まずはホテルにお願いしてみよう。

 それから沿線上の博物館的なものを探した。まず目を引いたのは「維新のふるさと館」だ。鹿児島県=旧薩摩藩は明治維新の重要な立場を担っていたので、ここは決まりだ。後は、島津家居城の鶴丸城とかだろうか。やはりいくらでも楽しめそうな所がありそうだ。市電の移動中にでも他にも調べてみよう。

 予報通り午後から動けるのであれば、出来ればしたいのがセローのオイル交換だ。セローで行くのを決めたのが直前だったので、微妙に早いがオイル交換の距離が近付いている。この鹿児島市を逃すと、オイル交換の時間を取れない可能性が高い。鹿児島のレッドバロンが産業道路沿いにあるようなので、谷山港に向かう途中だからちょうど良い。

 後は温泉を済ませたい。明日乗る予定のフェリーはいびすかすは、元々貨物船なので大浴場のような優雅なものは無い。調べてみると、慈眼寺温泉というのが方角的には良さそうなので、そこにしよう。

 その2つを済ませて16:30くらいに到着することは午後一に出れば十分可能だろう。これで明日の予定も大体決まった。 

 天気が悪いのが残念で甑島を弾丸で帰ってきてしまったが、こればっかりは文句の言いようが無い。でもその中でも楽しめそうな感じになってきたので、楽しみだ。明日も早起きするためにさっさと寝ることにする。

宿泊地:鹿児島県鹿児島市 東横INN鹿児島天文館Ⅰ 4,500円朝食付
風呂:霧島温泉 420円

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Posted at 2022/01/08 22:46:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月03日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 4日目 熊本県天草市~鹿児島県出水市


■4日目 5/03(月) 天気:晴れ

走行距離:187.7km

 熊本県天草市を出発し、天草下島をほぼ一周。大江・崎津天主堂を観光して、南端牛深港からフェリーで鹿児島県長島に渡る。そこから長島周辺を少し巡り、鹿児島県出水市まで走った。

 朝6:00頃起床。キャンプの時は大体早起き出来るのに、かなり寝坊してしまった。多分騒々しくて、中々眠れなかったからかもしれない。それか昨晩風呂に入ってないから、疲れが残っていた可能性もある。折角東側に向いたキャンプ場だというのに、大失敗した。



 早速テントから出て撮影。



 もう全く赤味が消えてしまったが、中々の朝陽を見ることが出来た。



 今回はホテル泊がメインになるので朝陽は中々見られない。今日がチャンスだったのだが、早起きすれば良かった。



 この若宮公園キャンプ場は細長いサイトで、橋に近い側もファミキャンテントで一杯だった。



 朝陽に照らされたサイト。



 撮影を楽しみ、まずは朝食を用意する。炊き立てご飯と目玉焼きを美味しくいただき片付けを済ませる。

 ここで再度天気予報を確認したが、全く変わっていなかった。明日の夜から九州全体的に雨が降り出し、結構な量が明後日午前中一杯まで降るようだ。折角中々行けない離島の甑島に行くのだから、せめて半日は過ごしたいと思っていたが、弾丸で帰った方が良いかもしれない。

 予定では、明後日鹿児島港を出港する屋久島行きのフェリーに乗るつもりだ。そうなると、明日は甑島を弾丸で帰ってきてから、鹿児島市に泊まるのが一番な気がしてきた。鹿児島市なら、雨でも観光できるスポットがいくらかあるだろうし、路面電車等も走っているから、バイクは留守番させて徒歩移動も出来る。よって旅程の変更を検討する。

当初案:5/4 甑島in ⇒ 5/5 甑島out→鹿児島港へ移動→屋久島行きのフェリー
変更案:5/4 甑島弾丸→鹿児島市宿泊 ⇒ 5/5 AM鹿児島市内観光→屋久島行きのフェリー

 雨を考慮するとこちらの方が良さそうだ。当ても無く、なら甑島に数日滞在しても良いのだが、全国制覇が目標なので、この立ち回りも仕方がない。

 これで予定が決まった。鹿児島市のホテルは今晩ゆっくり検索するとしよう。甑島商船のHPには車両は予約するように、と書いてあったので一応TELしておく。すると驚愕な回答が返ってきた。行きは乗れるが帰りが一杯だ、というではないか。仕方ないので、5日のフェリーも聞いてみたが、それも一杯だとのこと。コロナ渦だし、GWは5/5で終わるから、そんなギリギリまで居ないだろう、とか思っていたが甘かったのだろうか・・・

 キャンセル待ちをするか聞かれた。行きはとにかく、帰りのフェリーがこの段階で空きが出るとは通常考えられないので、空かないですよね?と聞いたら、バイクなら隙間に入れるから大丈夫かもしれない。と、心強い回答を貰えた。なら、とりあえずキャンセル待ちの登録をしておこう。まだ確定ではないが、何となく大丈夫な気がしたので、心が晴れた。

 これで、甑島でのキャンプは無くなった。また、屋久島・種子島も私が行く頃には天気が悪い予報になっていた。今回、キャンプするなら島を想定していたのだが、丸々潰れそうな感じだ。

 ここで私は決意した。それだったらキャンプ道具を宅急便で送ってしまい、身軽な状態で走ってしまおう。その方が乗り降りしやすいし、山道も楽しくなるし、こんな予報ならそうしてしまおう。仮に予報が外れて良い天気続きになったとしても、ホテルに泊まれば良いんだから、何の問題もない。

 という訳で、キャンプでしか使わない荷物をシートバッグに全て詰め込む。ヘッドライトとかレジャーシート等、使う可能性があるものだけサイドバッグに入れておく。別にコンビニ発送でも良いが、一応近くに宅急便センターがあるか調べたら、ヤマトの営業所が苓北町の国道沿いにあるみたいだ。ここからバッグを送ることにしよう。

 などなどをスマホを使って調べていたら、ここで最初の事件が発生。充電が無くなってきたから、モバイルバッテリーに繋いだ。すると、何と充電を開始してくれない。正確に言うと、USBが接続されたことは認識して、効果音は鳴るが充電が始まらなかった。

 これは焦った。昨日まで普通に充電出来ていたのに・・・ もちろん、水没・落下等はしていない。一応ケーブルを替えたり、バイク側のUSB給電に差したりしたが、同じ症状が続いた。強制終了、再起動をしてもダメだった。XPERIAのXZ3は何か弱いのだろうか。前にも同じような感じで充電出来ない不具合がこれで3回目だ。最初の1年は割りと良かったのだが、これで立て続けで起きている。

 一応心当たりが無いことも無い。楽天で見つけた、マグネット式のUSB充電ケーブルを2019年の12月から使っている。私は、USBコネクタは何度も抜き差ししていると壊れてしまう、という起こったことは無いが、そんなこともあるという話を聞いていた。なので、このマグネット式だとコネクタは差しっぱなしで、マグネットで脱着するからこちらの方が良いと信じ込んでいた。

 しかし、たまに何も考えずに勢いよくバチンとマグネットで接続すると、再起動してしまうようなこともあった。これってあまり良くないのかな?って思ってたところで、充電不良が2020年8月、10月、2021年5月と立て続けに発生した。幸い故障サポートには入っているので、当面サブ機でガマンすれば無料修理対応出来るのが幸いだ。一応2021年7月現在では修理して返却してもらっているが、返却されてからはマグネット式を止めることにした。

 旅から帰ってきてからの対応のことはどうでも良いが、立て続けに起きているから慣れっこと言えば慣れっこである。しかし、長期休暇中に発生するのは精神衛生上良くないので止めて欲しいのだが・・・ とりあえず電池が充電出来ないだけで、操作は出来るのが不幸中の幸いだ。残量が残っている内に、LINEのバックアップ・電子マネーの機種変手続きだけをしておき、サブ機のXZSにSIMカードを差し直す。とりあえず、ハイドラ・国盗り・コロプラ・Chromeが使えれば良いので他についてはまたにする。

 そんなことを一通りやっていたら、かなり遅くなってしまった。荷物は大体まとまっていたのでバイクに積んでいく。一応、突然充電出来るようになることを祈って、壊れたであろうスマホを電源OFFしてモバイルバッテリーに繋いでおく。

 ようやく出発準備が整ったころには9:00を過ぎていた。かなり遅いが、今日はそんなに急いでないのでまぁ良い。

 キャンプ場を出発して、国道389号を北上する。海を見ながら気持ち良く走る。道の駅「天草市イルカセンター」を通過し、苓北町に入ったところで国盗りをする。そしてコンビニに立ち寄り、ゴミを捨てさせてもらう代わりに飲み物を購入する。苓北町の北端にも行ってみたかったが、出発時間は遅いしスマホは壊れるしで気分的に寄らずにスルーした。

 コンビニからすぐヤマトの営業所が見つかったので立ち寄る。バイクからシートバッグを外して、受付けてもらった。私はてっきり伝票に住所等を書くのだと思ってたら、時代は進みデジタル化が浸透しているようで、スマホ上で手続きすることを推奨された。

 通販を良く使う人であれば、ヤマト・佐川・郵便局の会員になっている人も多いだろう。IDでログインして、自宅に送付。差出人も自分ってやると簡単にQRコードが出来た。それをスキャンしてもらうとあっという間に伝票が出来た。しばらく宅急便は使っていなかったので、こんなことが出来るようになっているとは思わなかった。支払いもEdyで出来たのでありがたい。

 これでバイクの乗降も楽になったし、何より軽くなったので操作性が大変良い。ようやく朝のスマホトラブルから気分が晴れてきた。もう国盗り・ハイドラの旅をしている限りは、サブスマホの持ち歩きは必須だな。

 苓北町のヤマト営業所を出発し、今度は南下する。再度天草市に入りしばらく走る。断崖の景色を眺めながらたっぷり海を見ることが出来て気持ちが良い。しばらく走ったところで、国道は内陸に向かって行く。ツーリングマップルを眺めると、オススメルートになっている海沿いの道もあるみたいだ。もちろんそちらに行ってみた。

 しばらく走ったところで、何と道路損傷で通行止め。と看板が出ていた。どうしようか迷ったが、ゲートは普通に通れるものだし、軽いセローでキャンプ道具を降ろしているから、正直無敵だ。例え一車線しか無くても余裕でUターン出来るので、行ける所まで行ってみようと思い、ゲートを突っ切った。

 オススメルートらしく、断崖を走る1.5車線くらいの道がしばらく続いた。確か、若干路肩が落ちている所があったと思うが、バイクなら全く問題無く通過出来てしまった。眺めも中々良かった。この近くに、展望台がありそうなのでそちらに行ってみよう。

 荒尾岳に到着。壊れたであろうスマホを一応確認したが、あれから1時間以上走行しているが全く充電されていなかった。再起動しなおしても同じだ。これはきっとダメなことだろう。

 ここでサブスマホを見ると不在着信が入っていた。番号検索すると、甑島商船の営業所のようだ。かけ直してみると、あっさりキャンセル待ちが確保出来たらしい。こんな数時間で何とかなるなんて、バイクだったら何とかなる可能性が高いのだろう。



 甑島に渡れる目途が付いて安堵したところで、駐車場から少し登ると展望台があった。



 展望台からは、東シナ海を見渡し展望が素晴らしい。



 見えている場所はどこだろうか。場所的には長崎半島辺りだろうか。



 天草の景観も美しい。

 この辺で、少し早いが昼食にしようかと思う。ツーリングマップルにも載っていたが、天草もちゃんぽんが有名のようだ。大江天主堂の近くにあるみたいなので、行ってみた。

 しかし、全く営業している雰囲気は見られなかった。コロナ渦の影響なのだろうか。残念だが仕方がない。食事はまた後で良いだろう。



 すぐ近くの大江天主堂に到着。



 天草地域は隠れキリシタンが多かったことで、島原を含め世界遺産に登録されている。



 ちょっとした集落の後方には海が僅かに見えた。



 別角度で。白亜の教会がとても煌びやかだ。内部は撮影禁止なので写真は無いが、教会の雰囲気も中々良い。

 大江天主堂を楽しみ出発した。この先に道の駅があるからそこなら食堂があるだろう。近くなのであっさり到着したが、どうも崎津天主堂の観光案内所のような感じで、食堂は見当たらなかった。

 この道の駅「崎津」から崎津天主堂までは観光地のようで、何個か露店があった。ちゃんぽんの店も1軒あったが、ここも営業していなかった。もう1つ飲食店があったが、オシャレなカフェでパスタやピザとか売っていたが、そのような所に1人で入りたくないのでここも却下。全く食べるものにありつけなかった。まぁまだ時間も早いので大丈夫だろう。



 気を取り直して崎津天主堂に向かってみる。まずは途中にあった、旧網元旧家があったので入ってみた。



 家を出るとすぐ裏は海だった。やはりこの辺は海と生活を共にしているのだろう。

 観光地らしい雰囲気だが、正直活気は無かった。コロナ渦じゃなければ観光客がうじゃうじゃいるのだろうが、これはこれで寂しいと思わなくもない。



 崎津天主堂に到着。道の駅から歩いて10分弱と言ったところか。こちらは黒の壁でまた違う雰囲気だ。相変わらず中は撮影禁止なので写真は無いが、ステンドグラス等が煌びやかだった記憶がある。

 崎津天主堂を楽しみ道の駅に戻り、崎津を出発する。食事に中々ありつけない・・・というよりやっている店が無いため、最悪牛深の道の駅でも良いだろう。途中にラーメン屋があって開店はしているようだったが、こんな状況だからか外に居る人が見えたので逆に繁盛しているのだろうか。

 国盗りのため、国道266号を一旦本渡方面へ逆戻りし、県道289号を通って海側に出た。この県道はそこそこ険しかったが、キャンプ道具も無いので快適に走る。その後は交通量が少ない県道26号でひたすら海沿いの道を走ると、牛深の手前で国道266号に戻ってきた。



 しばらく走ると牛深市街に入った。都市公園CP「うしぶか公園」の近くまで行って、道の駅「うしぶか海彩館」に到着した。

 この道の駅は牛深港を兼ねており、予定ではここから対岸の鹿児島県長島にフェリーで渡るつもりだ。伊良湖の道の駅みたいな感じに思えた。1時間20分に1本あるので、中々便利だろう。時間を見ると、ちょうど先ほど出航したばかりで、次の出航まで1時間あるようだ。食事も取っていないので、ちょうど良いだろう。

 折角海に近い所に居るから海鮮系でも食べようかと思っていたが、ここも例に漏れずいくつか店はあるが、全部は開いてなかった。1つは、ピーク時間が過ぎているというのに待ちの人が居たのでPASS。もう1つは喫茶店みたいな雰囲気の所が空いており、天草ちゃんぽんが食べられそうなのでそこにしてみよう。写真は撮り忘れてしまったが、ちゃんぽんを美味しくいただいた。

 食後の一服を楽しみ、フェリーの乗船券を買いに行った。どうやらPayPayが使えるみたいなので、サブスマホでも使用できるように設定。開くのにやたら時間が掛かるが、何とか使えたのでありがたい。



 乗船券を購入して、バイク待機場所に移動。そこそこのバイクが並んでいた。この航路はツーリングを組むのに中々便利なので、よく使われているのだろう。



 しばらく待つと、フェリーが入港してきた。そこそこのクルマとバイクが降りてきた。全てが降りると案内が始まったので、フェリーにバイクを載せる。



 中々のクルマの量だったので、この航路は繁盛しているようだ。しかし、バイクをこのようにフェリーの真ん中に置くことは実に珍しい。多分湾なので殆ど波が無いからであろう。客室に上がって行った。



 さらば天草。これだけ何度も九州に来ているにも関わらず、他の島とかは結構行っているのに、天草に訪れるのは初めてだった。キリスト文化や海・山も適度にあって、非常に景色も良かった。ただ、何度も来たいか、と言われると少し回答に困るところではある。阿蘇なんかは何度走ってもまた来たいと思えるのだが。天草じゃなければ見れない風景、という面は若干物足りない、というのが個人的見解だ。

 どうしても陸路のみで行こうとすると、熊本市街や宇土・宇城等の微妙な街を越える必要があるし、交通量もそこそこあるのでかったるい。なので、島原からフェリーで渡る、とかなら良いかな、と感じた。



 そんなことを思いながら、フェリーでのんびり外を眺める。山の上に風車が立ち並んでいる所があり、ここには行ってみたいと思った。早速ツーリングマップルを見ると、長島の中腹に公園があるみたいなので行ってみよう。 

 フェリーはあっけなく長島に到着した。下船が始まり私の順番になったので鹿児島県に降り立った。ここからはしばらく、離島も含めた鹿児島県を巡ることになるだろう。

 早速風車公園に向かうべく、国道389号を南下する。道の駅「長島」を通過して、ここら辺を曲がれば良いかな、という所を曲がってみた。適当に林道に入ったが、どうやら違うようなので引き返す。しばらく走ると案内があったので助かった。



 長島風車の丘に到着。中々の絶景だ。長島八景にも選ばれている。



 海を挟んで本土を眺めることが出来る。



 風車が並んでいてこの景観も中々良い。



 角度を変えて。

 風車の丘を楽しんだ。再度ツーリングマップルを確認すると、北側の山に展望台があるようなのでそちらに行ってみよう。1回県道に降りてくると、こちらも標識がちゃんとあった。



 風車の丘から近く、あっさりと行人岳に到着した。道中は中々ダイナミックなワインディングで楽しかった。こちらも長島八景のようだ



 ここからの景色も素晴らしい。



 瀬戸内のような多島景観を楽しめた。
 
 行人岳の景色を楽しんだところで、ツーリング再開。県道47号に入って、南下していく。国道に合流したところで、道の駅「黒之瀬戸だんだん市場」に立ち寄ってソフトクリームを食べた。

 まだ日が出てるかどうしようか迷っていた。しかし、昨日キャンプをしたせいか、やたら首と肩こりに悩まされた。旅も中盤に差し掛かっていることから、少し疲れが出始めたのかもしれない。しかし、今回は1日しかキャンプしていないというのに、やはり寄る年波には勝てないだろうか、何て思ったりもした。それもあるだろうが、昨日風呂に入ってないのもあるかもしれない。

 幸い、今日予約している出水のホテルは大浴場付きなので、早めに入ってゆっくりしても良いかと思った。特にツーリングマップルを眺めても、ここは外せないと思わせる所も無かった。

 そんなことを考えていた、道の駅を出発する。黒之瀬戸大橋を渡って、昨日以来の本土に入った。ここから出水に行くのに、国道3号を走ってもつまらないだろうから、海沿いの県道378号を通って行くことにした。これが中々良い道で、海を見渡せて交通量も少なく楽しく走ることが出来た。



 途中、広大な水田地帯を望める所があったので停まってみた。出水はツルが飛来する街で有名なのだが、この水田にも来るのだろうか。



 バイクも入れてみる。こういう景色を見ながら交通量の少ない道を走るのは非常に楽しい。

 良い景色を見ながら走っていくと、国道3号に出た。国盗りをGetし、公共建築CP「クレインパークいずみ」の横を通ってホテルに行こうかと思った。しかし、看板に出水の武家屋敷というのが出ていた。疲れてはいたが、多分ゆっくり風呂に入れば治る、と勝手に考えて折角まだ明るいのだから行ってみることにした。



 出水の武家屋敷に到着。中々良い雰囲気の路地だ。



 流石に開放している所は終わっていたので、写真だけ撮って出発。ホテルは駅近くだったので、あっさりと本日の宿「桃晃温泉ホテル桃晃」に到着した。

 手指消毒をしてチェックインをする。夕食をどうしようか考えたが、ホテルにレストランが併設されていたので、先に温泉に入ろう。部屋に入って荷物を置いて、浴衣に着替えて早速温泉に行った。ゆっくり浸かり、首・肩のセルフケアもしっかりと行う。サウナ・水風呂もあったので、きっちり整えた。2日振りの浴槽にさっぱりし、お腹も空いたのでレストランに向かった。



 どうやら出水では鶏が有名なようだ。普通鶏は生では食べられないのだが、何と鶏刺しを販売してた。早速注文する。お酒は飲まないので、メニューには無かったが、白飯を注文した。大体メニューには無くても、白飯は注文できる所が殆どだ。 



 これが中々美味だった。滅多に食べられない鶏刺しを満喫出来て素晴らしい。



 唐揚げも食べて鶏づくしでとても満足した。

 お腹も満たした所で部屋に戻り出費管理をする。ここで天気予報を確認する。今朝見たのと全く変わっておらず、明日は夕方までは天気は良さそうだが、夜から明後日の午後まで大雨の予報だ。

 甑島は既に弾丸が決まってしまったので、明日の宿を決めなければならない。早速鹿児島市のホテルを探すと、東横INNが見つかった。安くてホテルの軒先にバイクも置けそうだし、何より天文館というアーケード街のすぐ近くなので食事にも困らないし、雨の移動も幾分和らぐ。

 天気に関しては文句の言いようが無いので、その中でもいかに楽しめるか、がどうやら出来そうなので何よりだ。楽しみになってきたところで、明日も早起きするためにさっさと寝ることにする。

宿泊地:鹿児島県出水市 桃晃温泉ホテル桃晃 6,000円朝食付
風呂:ホテル内大浴場

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Posted at 2022/01/07 23:54:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月02日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 3日目 熊本県宇城市~熊本県天草市


■3日目 5/02(日) 天気:晴れ一瞬雨

走行距離:221.6km

 熊本県宇城市を出発し、初めて天草諸島に入る。天草上島を軽く周り、国盗りポイントになっている御所浦島に訪れて、熊本県天草市まで走った。

 朝5:30頃起床。流石にホテルは快適だ、ぐっすり眠れた。朝シャンを浴びて、出発準備を整える。



 ホテルの目の前がコンビニだったので買出しをして、駐車場を撮影。屋根付き駐車場は素晴らしい。他にもバイクが2台あった。

 朝食が6:30~だったが、場所にもよるが少し早めに行っても受け付けてくれるので、5分前に行ったらOKだった。待っていたらもう1人やってきたが、恐らく格好的にバイク乗りだろう。やはりバイク乗りは朝が早い。

 朝食を美味しくいただき、部屋に戻り歯みがきを済ませる。昨日ホテルに泊まったのは、当然北九州から阿蘇・高千穂を寄るという弾丸だったのもあるが、今日国盗りポイントになっている天草の御所浦島に行くためでもある。

 行ってすぐ戻るなら高速船等他にも手段があったが、折角島に行くからには少しは巡ってみたい。バイクを積められるカーフェリーは少し便数が少なく、島巡りをするには9:55天草上島棚底港の便に乗るのが一番だと考えた。

 熊本県本土側からポイントを巡りながら行くと、2時間くらい掛かりそうだったので7:00過ぎには出発する必要がある。どうしようも無ければやるしかないが、個人的にはキャンプ場の朝はゆっくり、かつテントを乾かしてから出発したいので、大体8:00過ぎの出発になる。

 なので、今回ホテル泊が必須となった。また昨今のキャンプブームで寝る場所を確保出来なくなるのも厳しいので、初日にも説明したが今回はホテルメインの計画となっている。

 という訳で、早めに出発するようバイクの元に行く。先ほどの食堂で会ったライダーさんはもう既に出発したようで、バイクが1台無くなっていた。出発準備を整えていると、ホテルの従業員さんらしい人が裏口から出てきて挨拶をする。そのついでに少し話をした。これからどこに行くのか、とか天草方面です。とか、大阪からフェリーだよね。とか世間話をした。

 おじさんと話していたら少し遅くなり、7:00過ぎにホテルを出発する。名水CPは取得済みなので、真っ直ぐ国道57号に出てひたすら西に進む。

 2桁国道なので交通量はそこそこあったが、流れも良く快適に走る。天草に繋がる北岸を走っているので、海の向こうには島原雲仙岳が見えており、素晴らしい景色を見ながら走る。海中に続く電柱風景があるようで、どこかで写真を撮ろうかと思ったが、フェリーの時間があるので今回は止まることなく走った。途中、道の駅「宇土マリーナ」を通過し、CPをGet出来た。



 30分程度走った所で、大矢野島に繋がる本土側先端三角に到着。橋が見える駐車場があったので、少し一服しながら休憩する。今から写真に写っている橋を渡る。

 小休憩を挟み、大矢野島に上陸。そのまま国道を走り続け、道の駅「上天草さんぱーる 」を通過し、大矢野島を走って行った。そしていよいよ、天草上島に通じる天草五橋を通る。この道は天草パールラインという愛称もあり、道100選・観光名所とCPがいくつかあり、Get出来たのを確認しながら進む。多島景観がとても美しく楽しく走った。橋の途中で止まれるような所は無かったのが残念だ。

 天草五橋の上島側に水族館CP「わくわく海中水族館」があって、どうやらHPを見ると海を渡った小島にあるようだ。確かにCPも少し離れてたので、現地に行かなくてはならないかな、と思っていたが天草五橋の通過でGet出来たのがありがたかった。 

 途中をかなりすっ飛ばして来たお陰で少し時間に余裕がありそうだ。ツーリングマップルを眺めていると、山の上に展望台があるようなのでそちらに行ってみよう。

 案内があったので入って行ったが、セロー向けの道だった。こういう時は本当にセローだとどこにでも入って行けるので重宝する。かなりの狭いウネウネ道だったからか、歩いて登山している人達も居た。



 高舞登山に到着。ちなみにこれで「たかぶとやま」と読むらしい。・・・読めない。たかまいとざん、とか適当に読んでしまっていた。



 駐車場から少し登ると展望台があった。



 天草の多島景観がとても素晴らしい。天草五橋もよく見えた。



 雲仙普賢岳は、若干雲が多かったがとても良い景色。

 高舞登山の景色を楽しみツーリング再開。天草上島の東側に抜けるべく、多分通れるだろうと思い適当な道に入ったが、完全一車線だった。この後上島の国盗りをしつつ、道の駅「有明」を通過して、御所浦島に行くために棚底港へ向かった。

 ツーリングマップルを見ると、目の前にそびえる倉岳へ割といい所までバイクで行けるようだった。セローだったし行ってみたいと思ったが、時間が微妙だったので泣く泣く諦める。途中の道は少し細めだったが、難なく走る。



 9:30頃棚底港に到着した。出港20分前で中々良いタイミングだった。

 早速窓口で乗船券を購入。意外と御所浦島に行くクルマが多くてビックリした。車両が多いので、バイクは隙間に入れるから先頭に行ってくれ、と言われたから指示に従う。



 フェリーごしょうらが入港してきた。40分強の船旅だが、小さなフェリーで雨の日にはずぶ濡れになるタイプだ。まず積載されている車両が全部出てから、係員の指示があったのでフェリーに載せると、一番先頭に案内された。



 コロナ渦の割りには訪れる人が多くて驚いた。フェリーも満車になっている。早速、席を確保したが結構埋まってきた。



 フェリーは定刻通り出航した。内海なので船は全く揺れずに快適そのもの。このフェリーは、途中横浦島の与一ヶ浦港に立ち寄る。1組くらいが降りていった感じなので、殆どが御所浦島を訪れるみたいだ。



 丸見えのフェリーなので、こういう写真も楽に撮れる。



 天気も良くて写真の撮り甲斐がある。



 橋をくぐるのは、何となくドキドキしてしまう。ここで空は晴れているのに、ポツポツと雨が降り出した。大した量ではなかったが、少し雲が多くなってきた。天気予報では晴れだったのだが、こればっかりは仕方がない。

 橋をくぐってすぐに、フェリーは定刻通り10:40御所浦島に到着した。

 次に本土に戻るフェリーの時間は、14:15なので3時間ある。それだけあれば主要ポイントは見れることだろう。



 まずは天気が良くなかったのもあり、今後晴れる見込みもあることだし、港目の前の「御所浦白亜紀資料館」を訪れた。



 レプリカだが大きな化石が展示してある。どうやらこの周辺は化石の発掘が多いらしく、チビっ子対象だと思うが化石掘り体験が出来るみたいだ。色んな展示物を見たが、中々面白かった。

 資料館を出たところ、雨は完全に止んでいた。まずは食事でもしようかと思ったが、離島なのでちゃんとした食堂はあるのだろうか、と心配になり調べてみたら、すぐ近くにあった。



 松苑というところへ早速行ってみたが、どうやら仕出し弁当のようなものを仕込んでいて、11:30頃来て欲しい。と言われてしまった。仕方がないので、御所浦島を少し走る。島なので交通量は皆無に近いので、楽しく走れた。



 南西端まで行ってみたが、ちょっとした漁村で終わってしまった。



 それでも海の景色が良かったので撮影。そろそろ11:30なので食堂に戻ってみたら、席に案内してくれた。



 刺身・あら煮定食にしてみたが、これがかなり美味しかった。やっぱ島は魚だね。少し出てくるのに時間が掛かったが、そこまで急いでいないし問題無い。

 お腹を満たしたところでツーリング再開。折角離島で足があるので、展望の良い所に行きたい。ツーリングマップルには無かったが、Google Mapで「烏峠展望台」というのがあったので、そこに行ってみようと思う。

 小さな案内板があったので山の方に向かって行くと、いくつか集落を越えていく。ここで謎の看板を見つけた。ハッキリ覚えていないが要約すると、

「災害のため通行止め、通る人は自己責任で」

 とあった。少しショックを受けかけたが、こう書いてあるなら行ける所まで行ってみよう。



 中々道路損傷が酷い。



 一部舗装が剥げてダートになっている所もあった。

 Ninjaだったら泣きそうになるところだが、セローなのでこのくらいなら屁でもない。セローでも1速に落とすヘアピンがあったので、ここに訪れるのは普通のバイクだと大変だろう。



 そんな道を越えていったら、九州本土を望む大展望が待っていた。烏峠展望台に到着。あんな道路状況だったので、私1人しか居ないため、この展望を独り占めだ。



 絶景に心躍りシャッターを切る。



 駐車場から少し登った所で撮影。



 駐車場から気持ちの良い道を登っていく。



 あっさりと山頂に到着。確か御所浦島の最高峰だったと思う。



 立派な展望台が整備されていた。



 そこから見る景色も最高だった。多島美の天草の景色が一望出来る。



 御所浦港周辺の集落が眼下に見える。



 奥には天草上島の棚底港だろう、集落も見えた。



 いくら大きな島ではないとは言え、やはり足が無いとこんな所まで来るのは大変だ。ここに来れただけでも、バイクと渡る価値があったと思う。

 烏峠展望台からの景色を満喫したところで、ツーリング再開。先ほどの荒れた道を下っていく。南西端は行ったので、今度は東側の端っこに行けるところまで行ってみよう。

 白亜紀資料館にも、御所浦島の東側には元採石場があり、そこでは地層がよく見えたり化石が発掘されたりしているらしい。化石はどうでも良いが、地層が見たいと思い行ってみた。しかし、途中までは快走路だったが、集落以降はかなり狭い道になってきた。

 昼食に時間を掛けたせいか、少し時間が押してきた。Google mapでも道が無くなってしまったので、仕方ないから引き返すことにした。後は御所浦島から牧島へ橋が掛かっているので、そっちにも行ってみよう。



 牧島の西部に位置するアンモナイト館に到着。



 60cmのアンモナイトの化石が保存されている。他では見られないようだ。



 館、と響きは良いが、あるのは至ってシンプルで、アンモナイトの化石をガラス越しに見ることが出来る。



 比較対象にCDがあるが、確かにとても大きな物だろう。こんな貝が海中を泳いでいたらかなりびっくりするだろう。

 この周辺は化石をとても大事にしている、というのが感じられた。このアンモナイトもあえて掘り起こさずに、このような建物まで作って保護しているくらいなのだから。



 最後に、牧島へ掛かる橋からの撮影会。



 島らしく漁船がたくさん飛び交っていた。



 長い橋では無いが、やはり島を繋ぐ橋。というのは何となくワクワクするものだ。



 路肩が広くないが交通量が殆ど無いのであまり問題にはならないだろう。



 次は場所を少し移動して、橋を横から見る。



 もちろん橋を背景にバイクを撮影。



 角度を変えて。

 これで十分満足した。想像以上に楽しかった御所浦島を後にするため、港へ向かった。飯も美味いし、景色は良いし交通量も少ない。国盗りをやっていなかったら、絶対来てない島だろう。最近は国盗り対象残りが辺鄙な所ばかりなので、必然的に島への来訪も多いのだが、島は島で独自の文化があったりと、のんびり散策するにはとても良い。バイクだったら比較的安く渡れるし。

 港に到着し乗船手続きをする。船は既に乗船可能だったので、案内に従い乗り込む。



 フェリー乗船。今度は先頭ではなく、脇の方だった。



 御所浦島を離れていく。フェリーは定刻通りに出港していった。



 行きと違って帰りはガラガラだった。まだ帰らないのか、泊っていくのかどちらかだろう。



 放送アンテナがあるので、あの雲の真下の山が絶景だった烏峠だろう。



 天草は熊本のイメージがあまり無いのだが、くまモンをやはり推している。



 御所浦島は恐竜を推しているので、こちらもオリジナルキャラクターだろうか。

 のんびり窓の外を眺めながら、行きと似たような航路を取って、15:00に棚底港へ帰ってきた。

 この辺で本日の宿を模索する。事前に調べていると、天草下島の本渡市街にほど近いところに、海辺の無料キャンプ場があるみたいだ。天草のホテルは結構良い値段がしたのでどうしようか考えていたが、天気も恵まれたことだしこのキャンプ場に行ってみよう。不安としては、このキャンプブームによって張る場所が残っているかどうかだ。

 国道266号をのんびりと走り、コンビニで休憩する。天草上島と下島を繋ぐ橋はループ橋になってたのが面白かった。天草市街に入ったところから、道は二車線になった。私は恐らく人よりも車間距離は取るほうだ。市街地なので右車線をダラダラ前のクルマについて行ってたら、いきなりなにわナンバーのミニバンに右側から追い越された。

 右車線に居て右側から追い越されることは想定していなかったので、びっくりした。その後も、大して早く行ける訳でもないのに、ウインカーも出さずに縫うように走ったり、ドラレコ装着率がかなり上がっているのに、よくそんな運転するものだ。まぁこういう輩には近寄らないに限る。

 気を取り直して本渡市街で名橋CP「祇園橋」を。郊外にある天草空港まで行って、空港CPをGetした。そして再度本渡市街に戻ってきた。給油をして、スーパーで買出しをする。

 これでキャンプ準備はバッチリだ。本渡市街から北に20分程度走ったところにある、若宮公園キャンプ場に16:20頃到着した。

 キャンプ場の様子は残念ながら予想通りだった。駐車場はクルマで溢れ、少しでも停められそうな場所には容赦なく駐車されていた。なので、買出しか何かで帰ってきたクルマが、もう既に空いてない上折り返しする場所が無いから、鬼バックで戻っていくような光景を何度も見た。

 肝心のサイトは大変素晴らしかった。海を見渡せるサイトに、炊事場が若干貧弱だがこれで無料とは恐れ入る。しかし、サイトには所狭しとファミキャンテントが見渡す限り立ち並んでいる状況だった。

 一昔前はGWのキャンプ場なんてガラガラだったのに、何でこうなってしまったのだろうか。本当にブームなんかクソくらえとしか思えない。

 宿もキャンセルしてしまったし、仕方がないのでどこか張れる所は無いか歩き回る。バイクも何とか隙間があったので停めた。まぁここはフリーサイトで区画制ではないから、ソロテントなら何とかなるケースが殆どではある。

 10分くらい歩き回り、ロケーション・利便性・周囲環境でようやく妥協出来そうな場所が見つかった。セローの場合は、バッグが3つになるのでとりあえずテントが入っているバッグのみを外して、設営予定場所まで持って行く。そして手慣れた手つきでテントを立てた。2020年の11月に三重でキャンプをして以来の設営だが、何ら問題無い。



 熊本県天草市若宮公園キャンプ場をキャンプ地とする!前述通り、サイトのロケーションは海も見渡せて大変良い。トイレもキレイだし、市街地から遠くなく、温泉も近くにいくつかある。

 しかし、やはりこのキャンプブーム下では、旅とキャンプを結合するには中々辛いところだ。元々数年前からキャンプを始めた頃と比べて人が多くなっているのは感じていたが、コロナ渦の中屋外のアクティビティとしてますます増長してしまった感じだ。テレビとかでも取り上げられることが大変増えたと感じている。

 私は天邪鬼なので、ブームになればなるほど興味が無くなってしまうタチだ。当時人気絶頂の鬼滅の刃も未だかつてストーリーはおろか人物すらも知らない。ブームや流行なんて、一過性のものに過ぎない。本当に良いものはブームなんか無くても人気だし、生き残っていける。なんて思ったりする。なので、去年くらいからキャンプ熱がかなり下がってしまってきた。



 まぁ私の愚痴は置いといて、そうブツブツ言いながらも折角キレイなサイトなので楽しんで行きたい。米を水に浸けて周囲を少し散歩してみた。



 今はちょうど干潮なのだろうか。目の前の島まで歩いて渡れそうだが、そこまではしなかった。



 今日用意したお肉。



 フライパンで焼く。というより、こういう味付け肉の場合どちらかと言うと煮るみたいになってしまう。



 それでも大変美味しくいただいた。

 このキャンプ場は東側に開けているので、夕陽はあまり期待出来そうにない。その代わり朝陽は見えるかもしれない。後片付けを済ませて、食後の一服を楽しみ温泉入りにキャンプ場を出発する。

 事前情報では、本渡市街とのちょうど中間位置にホテルがあって、そこが日帰り入浴も実施しているらしい。真っ暗になる前に、ということで19:00前に出発。ホテルに向かう途中で、海水浴場にテントが張っているのが見えた。確かにGWの海水浴場なんてオフシーズンだし、大体トイレはあると思うので、一晩過ごすだけとかだったら使えるかもしれない、なんて思った。

 ちなみに、未だにキャンプ場以外での野営は2度しか経験が無い。それも北海道と離島である対馬での話だ。私の中でキャンプの最大の目的は、格安宿代わりなのではあるが、やはりやるからには自炊を楽しんだりしたいので、炊事場が無いと気が引ける。なので野営は殆ど経験が無く、炊事場ないし水場がある所でしかやったことが無い。

 今のキャンプブームの中では、野営も選択肢の1つとして挙げるのもアリかと思うようになってきた。飯はどこかで済ませて、温泉に入って暗くなるのを待ち、暗くなってから設営。朝陽が出ると出発。当然立つ鳥跡を濁さず、を徹底するのは言うまでもない。この立ち回りだったら、トイレさえあれば全く問題無い。そのような場所で一晩明かすだけの場所だったら、田舎に行けばどこにでもあるだろう。

 そんなことを思いながら温泉に到着すると、何と日帰り入浴終了の看板が出ていた。出た、長期連休であるあるの、宿泊客優先のヤツだ。その可能性は重々承知の上で、HPでも確認していたのだが、載せてないのかチェックが甘かったのか・・・

 少し参った。確か苓北町にも温泉があった記憶があり、時間を調べてみると40分も掛かるようだ。キャンプ場からここまで10分だから、最初から行っておけば30分で済んだのだが。

 流石に今からそんなに走る気力が湧かなかったので、今日の温泉はPASSすることにした。ホテルでも朝シャンを済ませているし、今日は肌寒いくらいだったのでまぁ良いだろう。

 落胆しながら、キャンプ場に戻ってくる。仕方ないので洗顔だけはしておいた。後から調べたら、20分走行程度の所にも温泉があったらしい。その時は探しようが足りなかったので、知る由もなかった。キャンプ場で夜風に吹かれながらゆっくり・・・としたいが、サイトがパンパンなのでそこら辺から宴会騒ぎや子供の叫び声・泣き声が響き渡る。まぁやむを得ない。



 完全に真っ暗になったところでヒマだったから、夜景撮影を始めた。



 海側の光景。



 キャンプ場自体は大変素晴らしい。



 少し街明かりがあるので星空の撮影には向かないが、飛行機だろう跡が2つも入った。

 ここで天気予報を確認する。明日も天気は良さそうだ。昨日の記録にも書いたが、明後日は甑島に上陸する予定にしているが、夜から3日後の午後に掛けて大雨の予報になっていた。

 甑島で予約しているのはかなり高いホテルだったので、どこかで野宿等も検討していたがこれだとそういう次元の話では無さそうだ。あまりやりたくは無かったが、弾丸で帰ってくるのもアリかな、と思い始めた。まぁまた翌朝の天気予報で再度決めることにしよう。とりあえず、明日になってしまうと甑島のホテルのキャンセル料が掛かってしまうので、とりあえずホテルだけはキャンセルしておく。

 21:00くらいにはやることも無くなり、テントに入ることにした。やはりまだこの時期は夜になると肌寒い。シュラフに入り寝ようとするが、周りが騒々しいので中々寝られなかった気がするが、いつの間にか眠っていた。

宿泊地:熊本県天草市 若宮公園キャンプ場 無料
風呂:無し

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