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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2021年05月01日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 2日目 福岡県新門司港~熊本県宇城市


■2日目 5/01(土) 天気:曇り時々雨後晴れ

走行距離:438.5km

 早朝福岡県新門司港に到着。高速で大分まで移動して、CP巡りをしながら阿蘇に入る。阿蘇の外輪山北側を西進し、再度南下して外輪山南側を東進した。そこから神話の里高千穂町まで行って、熊本県宇城市まで走った。

 朝4:30頃起床。まだ流石に周囲は真っ暗だったが、港湾の明かりが見えたのでもう九州に入っているだろう。トイレ・洗顔・歯みがきを済ませて出発準備をする。



 甲板に出ると、今まさにフェリーターミナルに着岸しようとしていた。明るくなってきたが、空はどんより曇り空で路面も少し濡れているが、雨は降っていない。雨雲レーダーを見ると、ちょうど雨雲の谷間に居るらしく、日本海側と大分県に雨雲が掛かっていたが、この北九州は降っていなかった。これはラッキーだ。



 旅の出発は晴天に恵まれて欲しいが、雨が降っていないだけありがたい。路面が濡れているのが分かる。

 これから車両固定を外すため、しばらく待てとの指示があったので待つ。割と時間が掛かるのを知っているため、甲板を回ったり、窓際の席でスマホを眺めて待つ。待っていたら車両甲板の入場許可が出たので早速向かう。



 そこそこのバイクが乗船していた。速やかに出られるように、荷物をバイクに戻してヘルメット・スマホを準備して、係員の誘導に従い6:00前に九州の地に降り立った。

 フェリーとの記念撮影は、天気も良くないし今日は距離を走るので今回もPass。まずは腹ごしらえをするべく、2019年にも訪れた小倉の資さんうどんを目指す。この店は朝早くから開店しているのでありがたい。



 20分ほど走り、定番の肉ごぼ天うどんを美味しくいただく。相変わらずのグニュグニュ麺だが、ダシがとても美味い。朝食にするには、ラーメンよりうどんの方が良い気がするので、九州メシ一発目として良く使っている。

 お腹も膨れたところで出発する。福岡県には用が無いので、さっさと大分県に移動する。小倉東ICが最寄りだったが、高速だと若干遠回りするので、苅田北九州空港ICを目指して進む。日中は混雑しそうな道だったが、早朝なので順調だ。

 東九州道に入った。今回のGW、2020年と同様に感染拡大防止のため休日割は適用外となってしまった。個人的には、この対応で感染拡大防止になるとは到底思えないのだが、そう決まってしまったからには仕方がない。大分ICまで行くつもりだったが、少しでも高速代を節約するため、楽しそうな道が走れるだろう、安心院ICで降りるつもりだ。ちなみに、この地名は読めるだろうか。これで「あじむ」と読むのだが、全く読めない。

 東九州道は行橋ICを過ぎた辺りから殆どが対面通行となる。普段なら、大体遅い車に引っかかってしまうことが多いのだが、この日は違った。何せ横風が非常に強くて、かなり煽られるのだ。Ninjaならまだマシだろうが、セローなので軽いから本当によく煽られてとても怖い思いをした。

 2車線あればゆっくり走っても全く問題無いのだが、対面通行なのである程度は出さないと流れを私で止めてしまう。それだけは絶対したくないので、怖い思いをしながら何とか文句を言われないだろう速度で走り、追越区間が来たらスピードを落として追い抜いてもらうようにした。やはりセローは高速走行には向かない・・・ 高速を走るのは今日と最終日くらいだろうからセローにしたが、これだけ走るだけでも大変だった。

 そんな思いをしながら、何とか安心院ICで降りる。高速料金は割引無しなので高かった。それでも、フェリーさんふらわあで大分に着くよりも断然安いのだが。ここからの道は割と楽しいはずなので、高い高速に乗らずに下道を走ることにしよう。横風も怖いし。。。

 まだ朝早いため、交通量の少ない国道500号を別府方面に進む。2020年末にも訪れたアフリカンサファリの周辺は、由布岳や鶴見岳が見えて、九州らしい山並みを見ながら楽しく走る。

 途中大分道と並走しながら、別府湾が見えてきた。どこかで写真を撮ろうかと思っていたが、そうこうしている内に降りてきてしまったのが残念だ。こういう時は、前に詰まっていれば躊躇無く停まるのだが、快適に走っていると停まるチャンスを逃してしまいがちだ。

 別府の国道10号まで降りてきた途端に交通量が激増して、3車線になった。途中のコンビニでコーヒー休憩をしてから出発。別府⇔大分間の国道10号は、交通量は多いながらも3車線確保されており、別府湾沿いであるので景色も良く割と走っていて気持ちが良い。

 大分市に入った所でハイドラ巡りをする。まずは、公共建築CPの「大分県庁舎」の横を通過。大分県庁所在地のCPとかぶっていたので確認し難かったが、画面上で確認出来た。次に大分市南部の西寒多神社に向かうが、道が良く分からなかったのでとにかくハイドラ上で南に南に向かうように適当に行って、神社CPをGetした。

 そこから国道210号・442号に入ってしばらく走ると、段々山の中に入っていく。交通量も減ったところで、道の駅「のつはる」に到着し、大分県道の駅CPを制覇することが出来た。

 ここで休憩していると、空模様が段々怪しくなり今にも雨が降ってきそうな雲になってきた。雨雲レーダーを確認したところ、通り雨が降りそうだったのでタンクバッグにカバーだけかぶせておく。すると結構な勢いで雨が降ってきた。良いところで道の駅に居たもんだ、と胸をなでおろす。



 しばらく時間が掛かりそうだったので、ここで九州初のソフトクリームを美味しくいただく。

 ソフトクリームを食べてもまだ時間が掛かりそうだったし、もう少しで11:00だったからいっそのこと昼食も済ませてしまおうかと考えたが、道の駅のレストランはあまり惹かれなかったのでそこは断念する。小雨になったり、少し青空が出たりと空模様が目まぐるしく変わっていた。

 バイクの様子を見に戻ると、愕然とした。ヘルメットをホルダーにかけっぱなしにしまっていた。セローのヘルメットホルダーは、純正ではリアフェンダー辺りにあるのだが、ここは非常に汚れやすかったり掛けにくかったりするらしく、ハンドル横に移設するのが定番のようなので、私もそれに倣って移設している。

 ただし、この位置に付けるとどうしてもヘルメットが下を向いて、内装が上向きになってしまう。という訳で、かなり雨に打たれてしまっており、しまった。と後悔するが遅い。



 まだ止みそうになかったので、とりあえずヘルメットを上向きにしもうしばらく時間を潰す。晴れ間が見えるが、雨が降っている中々変な天気だった。結局なんだかんだで雨宿りに1時間も道の駅に滞在してしまった。この間もバイク乗りがカッパを着て出発したりしてたが、止む希望があれば出来るだけ待ちたい。

 雨宿りに使わせてもらった道の駅を出発して、国道から県道412号へ向かう。ここでツーリングマップルにも載っていた、今市の石畳に寄ってみることにした。



 小さな看板があったのですぐに分かった。道の中央に石畳が残っていた。



 昔は街道になってて賑わっていたのだろう。今では訪れる人も少なく、ひっそりとしていた。バイクだから良いが、クルマだと石畳以外の場所を走るのは難しそうなので、振動がそこそこきそうだ。

 石畳への寄り道を楽しみ、県道に戻る。途中に「一本くぬぎスピードウェイ」CPをGetした。どこにサーキットがあるか全く分からなかったが、沿線で取れて助かった。広域農道を越えて、炭酸泉で有名な長湯温泉を通過して、一路やまなみハイウェイへ向かう。この間の道は中々走ってて楽しかった。再度国道442号に合流した。雲は多いながらも阿蘇らしい風景が見渡せて、気分も良い。



 とても伸びやかなS字カーブを見渡させるところがあったので、撮影開始。



 周囲は牧歌的な風景が広がっており、北海道のようだった。



 先ほどのS字カーブをバイクと一緒に。



 ここで南側を見ると、明らかに雨が降っていそうな雲が広がっていた。撮影していると、軽くパラついてきたので雨雲レーダーを確認すると、結構キツイ色をした雨雲が向かってきているのが確認出来た。これはビショ濡れになるレベルだと思い、道の駅みたいな雨宿りが出来る所も無いので、ブーツカバーまで付けて完全防備で出発した。

 すると予想外に全くと言っていいほど降らなかった。パラツキくらいはしたが、全くカッパは要らないレベルだった。いつもは大体路面を濡らすレベルまで降ってようやく、しゃーない着るか、となるが濃い雨雲に完全にビビった形になってしまった。まぁ降らないならそれはそれで良いし、暑い時期でもないので問題無い。

 国道からやまなみハイウェイで一路阿蘇へ。いつも止まっているストレートを横目に、阿蘇の雄大な景色を眺める。しかし、所々にクルマやバイクは居るが、こんなに交通量が少ない阿蘇は初めてかもしれない。天気が大して良くないとは言え、やはりコロナ渦であるからだろうか。

 やまなみハイウェイからミルクロードに入る。ここで交通量が少ないながらも、遅いクルマに引っ掛かってしまったので、周囲の景色を眺めながらのんびりと走った。

 恐らく観光客だから、殆ど大観峰に入っていくはず。と思ったが、本当にそうなり先頭に立てた。私も大観峰はもう7年も行っていないので訪れても良かったのだが、天気も良くなかったし折角先頭に立てたので進んでしまった。

 しかし、ミルクロードを東側から来たのが初めてで、道が良く分からなくなってしまった。前回の駐車時にスマホには防水カバーをし、カッパを着てレイングローブに変えていたので、触れなかった。



 なので、適当な場所に停めてみた。適当な場所の割には良い景色な所だったから、写真を撮る。



 阿蘇の街並みを見下ろす。



 やはり阿蘇の風景は素晴らしい。

 再度雨雲レーダーを確認したところ、周囲には雨雲が一切無かったので、もうカッパを脱ぐことにした。そして地図で確認したが、道は合っていた。次にはかぶと岩展望台に寄ってみよう。



 かぶと岩展望台に到着。人気の展望台なのでここにはそこそこのクルマが居た。



 ここに、Pig flukという店があって、初めて自腹で九州に来た時に友人から推奨されたホットドッグを売りにしている。店内は、骨董品を置いてそうな中々オシャレな感じだ。ちょうど昼食の時間だったので、ホットドッグとチキンカツを注文してみた。こんな観光地で新しい建物でも無いのに、Edyが使えたのが助かった。



 ホットドッグとチキンカツを美味しくいただく。お腹を満たしたところで展望台に行ってみる。



 かぶと岩展望台からの眺め。こちらからも阿蘇の街を見下ろす。本当は阿蘇の山並みを見渡せるはずだが、雲の中のようだ。



 あの飛び出ている所が大観峰だ。



 阿蘇はカルデラだ、というのが良く分かる写真。北外輪山が連なっている。

 ここで私は大きな勘違いをしていた。私はかぶと岩展望台から見る寝仏(阿蘇連山のこと、寝ている仏に見えることから)が一番だと思い込んでいたが、寝仏は隠れて全貌は見えなかった。雲があるにせよ、思っていたのと違った。

 もちろんかぶと岩展望台の景色は素晴らしいのはもちろんだが、北山展望台のことだと勘違いしたのだろうか。

 長年の勘違いを改めて記憶修正することにして出発する。しかし、ミルクロードは何度走っても良い道だ。次は、大津町のHSRサーキットCPを取りに行く。このままミルクロードから国道57号で行くと遠回りになりそうなので、二重峠から県道23号に入った。

 この峠も思い出があって、初めて自腹で九州に来たのは冬だった。大津町からミルクロードで登っていくと段々雪が降り出してきた。まだ登るから、ってことで当時ノーマルタイヤしか持っていなかった私は、この峠でリタイヤし阿蘇市の中央部にクルマを置き去りにした。そしてスタッドレスを履いた友人のクルマに乗せてもらって観光した。

 探してみたら、当時のフォトギャラが残っていた。あの頃のみんカラは文章の途中に写真を埋め込めなかった、出来たとしても先にフォトギャラを上げて写真のURLを埋め込むという作業が必要で、非常に面倒だった記憶がある。なのでフォトギャラで作成したのだろう。リンクを貼ろうかと思ったが、何せ13年も前の話で文面も若い(笑) ので恥ずかしいから、リンクは貼りません。見たい方は自力で探してみてください。
 
 話はそれたが、 ミルクロードから県道23号に入ったが、これが中々狭い道だった。対向車も殆ど居らず抜けていき、県道202号から南下していくとHSRの敷地周辺道路に出た。東端の道路ではCPが取れなかったので、入り口方面に進んだところサーキットCPをGet出来た。このサーキットは、ホンダの熊本製作所すぐ横にある中々ユニークなサーキットだ。また、熊本製作所はホンダの二輪を主に製造しているので、里帰り。とか良く言っている。

 私の所有しているNinja650はタイ製造だし、ヤマハは静岡だろうからどちらもあまり意味が無い/出来ないと言ったところだろう。しかし、これが無ければ大津町まで出てこなくても済んで、阿蘇市街からパノラマラインに行けたのだが仕方がない。そこは2019年も通っているので諦める。

 HSR近くのコンビニで休憩して、先ほど阿蘇北外輪山の稜線を西進したが、今度は高千穂町に向かうべく、南外輪山を東進する。パッと思いついたのは、俵山峠を越えていくルートだ。ここでツーリングマップルを見ると、南阿蘇グリーンロードでも東進出来そうだ。ここは通ったことがないから行ってみようか、と思ったが若干遠回りになりそうだ。

 晴れていれば未踏の地を優先で行っただろうが、今日は結構時間も押すことが予想されるし、曇っているのでやっぱり俵山経由で行くことにしよう。

 国道57号を通過して俵山方面に向かうため南へ向かう。適当に走り、県道28号を曲がった。段々標高を稼いで眺めが良くなってきたところで、俵山峠への分岐を曲がる。このまま真っ直ぐ行ってトンネルを越えれば一瞬だが、展望のためには仕方がない。

 旧道なので全く交通量が無い道を楽しく走る。この道は、熊本地震の時に一時期迂回路になっていたこともあり、途中までは無理矢理二車線に改修されているから、とても楽しく走れる。

 やはりただトンネルで越えるだけではなく、展望が良い所を走る方が気持ちが良い。俵山峠の駐車場には何台かクルマが止まっていた。展望台からの景色も中々素晴らしいのだが、今回はPASSする。



 俵山峠を越えた所で、阿蘇連山を今度は南側から眺める。また違う景色を見せてくれる阿蘇は最高だ。



 バイクと一緒に。阿蘇にはバイクでは、2014年(Ninja400R)、2019年(Ninja650)と来ているが、全部違うバイクでの来訪となったのは面白い。



 峠の途中から、今から降りていく道が見渡せたので停まってみる。



 俵山峠からの眺めも中々良くてオススメだ。

 麓まで降りて、再度県道28号に再合流した。ここから道の駅・高森町を通り過ぎて、国道265号に合流。再度標高を上げて南外輪山をトンネルで通過した。そこから国道325号方面に向かい高千穂方面へ向かう。

 ここでトラックに引っ掛かってしまった。ここら辺なら殆ど追越可能だと思っていたが、意外と禁止区間が多くて往生した。ようやくトラックをPASSして、その後は順調に進む。天岩戸神社へ行こうとしていたが、このまま国道で行くと遠回りになりそうなので、途中農道を使ってショートカットする。この農道が見晴らしが良くてとても良かった。

 観光地だけあってちゃんと標識も完備されており、天岩戸神社に到着した。駐車場が満車で1台駐車待ちしていた。コロナ渦じゃなかったら、結構並びそうだ。バイクならどこか置けないかな?って思っていたら、警備の方が案内してくれた。



 こんな鳥居の前の一等地に置くよう指示された。これもバイクならではであろう。



 高千穂町は神楽の町なので、このようなオブジェもある。



 ご存じの方も多いと思うが、天岩戸神社の御祭神は天照皇大神だ。



 まずは参拝しようと思ったが、天照大御神が隠れた岩戸を案内してくれるツアーが、予約不要無料で30分毎にあるみたいだ。あと数分だったので、参拝より先にこちらに行こうと想い、集合場所でしばし待つ。

 待っていると神社の係員さんがやってきて、案内をされながら進んで行く。そして天の岩戸へ通じる扉のカギを開けてもらった。これから先は神域で撮影禁止だったので写真は無いが、実際は当然神話だし、こんな岩人力で動かせる訳ないじゃん、って思う岩戸を見させてもらった。しかし、雰囲気はたっぷりあって神聖な領域であることは感じることが出来た。神話の世界を感じることが出来てとてもよかった。

 まぁ天岩戸神社はこんなもんか、って所で私は天安河原の方がもっと見てみたいと思ったので、そちらに向かう。



 天岩戸神社の奥側からしばらく歩くと下っていく入口があった。

 ここでいきなりそこそこの雨が降り出した。空はそんなに暗くもないので、恐らく通り雨だろう。少し屋根があるところで雨宿りすると、すぐ止んだのでありがたい。



 しばらく歩いて行くと、とてもキレイな川に橋が架かっていた。これが雰囲気たっぷりで気に入ってしまった。



 新緑が眩しいくらいで素晴らしい。



 小川と新緑というマイナスイオン要素が詰まった落ち着く区間を歩いて行く。



 すると、写真ではあまり伝わらないと思うが、神聖なオーラたっぷりの洞穴の中に鳥居があった。



 これはやはり実物を見なければ伝わらない。



 雰囲気が半端じゃない。ツーリングマップルにも「神々しい雰囲気」とコメントがあったが、天安河原は是非来てみて欲しい所だ。

 想像以上だった天安河原を楽しみ、天岩戸神社を出発する。当然ながらここに来た理由の1つが神社CPなので、忘れずにGetを確認しておく。県道7号を南下していくと、すぐに高千穂市街に出た。ここで水族館CPが高千穂峡にあったから、ついでにもう何年も行っていないので、高千穂峡を歩いてみよう。



 高千穂峡に到着。クルマだと駐車料金が掛かった記憶があるが、バイクだと無料で停められた。


 大型の関東ナンバーのツーリング軍団が大量にバックで助け合いながら停めてたので、結構待たされた。こちとら軽量の250ccだからよっぽどの下り坂でない限り、どうやって停めても何とかなるので、1人で扱いきれるバイクにしなよ・・・って思ってしまった。

 ここに着いた時点で水族館CP「高千穂峡淡水魚水族館」はGet出来たのは確認済。用は終わったが、折角なので高千穂峡を歩いてみる。



 いきなりド定番の「真名井の滝」高千穂峡の写真は十中八九この滝の写真が使われる。複数で来たらボートとか乗って下から見上げてみたいが、ソロだと流石に躊躇ってしまう。根性で手すりにカメラを押し付けながら、SS1/4secで撮影。



 奇岩と新緑を見ながら歩く。物凄く高さがあり圧倒される。前回来た高千穂峡は冬だったので、やはり新緑眩しい季節も良いものだ。この頃になるとようやく完全に晴天に恵まれた。最初からこうだったら良かったのにな。



 駐車場まで戻ってきて逆側から真名井の滝を撮影。

 この時点で17:00くらいになっていた。今日の宿は、熊本県宇城市のホテルを予約しているのでここから2時間くらい掛かるだろうか。途中で温泉にも入る予定なので、そろそろ出発することにしよう。

 高千穂峡を出発して、国道218号に合流するべく進む。走り出して思い出したのが、水曜どうでしょうの絵はがきの旅でも出てきた「国見ヶ丘展望台」が近くにある。行ったことはあったが、再訪してみたいと思った。少し遅くなるが、ホテルなので別に良い。県道203号を登っていく。



 国見ヶ丘展望台に到着。ここは雲海で有名のようだ。



 素晴らしい眺めが広がっている。



 すっかり青空だ。やはり旅はこうでないと。



 神話の町らしく、このような銅像もある。



 愛車を上から眺める。



 それでも最後まで阿蘇方面は雲が多くて、寝仏の姿は見れなかった。

 これで充分満足した。後は温泉に入って疲れを癒すことにしよう。

 来た道を戻って国道218号に合流した。ここからはひたすら西へ向かう。交通量も少なくて、とても快適に走れた。途中、2014年に泊まった服掛松キャンプ場の案内や、2019年に訪れた通潤橋の案内を見ると懐かしさを感じた。



 18:30頃、道の駅「佐俣の湯」に到着。何故かここの温泉には入ったことがあるつもりで居た。しかし、入館しても浴場に入場しても全く記憶が無かった。後から調べてみたが、道の駅なので寄ったことはあったが、温泉には入ったことは無かったようだ。

 サウナ/水風呂もあり、内風呂も露天風呂もあって素晴らしい。しっかり温泉を満喫して整えることが出来た。

 しかし流石九州、19:30でも若干まだ明るかった。やはりGWは気候も良くて、日も長くて本当に最高だ。

 さて、夕食に何を食べようか考える。これから天草とか南九州がメインになるので、熊本本土はもう離れる見込みだ。そうなると、豚骨ラーメンである熊本ラーメンを食べておきたい。ついでにpaypayを使えるところだと嬉しいのでそれで検索を掛けたら、宇土市で見つかった。宇城市のホテルへの通り道なので、問題無いだろう。流石にもう暗いので、Google先生に連れていってもらう。



 佐俣の湯から30分ほど走って、威風堂々というラーメン屋に到着。



 マー油の入った熊本ラーメンを美味しくいただいた。

 さてホテルに、と言いたいところだが、宇城市に名水CPが1つあるので明朝の時間を使わないようにするため、もう今晩の内に寄っておく。途中で給油して、無事名水CP「轟水源」をGetした。ここから予約してたホテルはすぐ近くだったので、21:10にようやく到着した。

 事前情報通り、屋根付き駐輪が出来てありがたい。手指消毒をしてチェックインして、ようやくバイクウェアを脱いでリラックス出来た。

 もう風呂には入らなくて良いので、PCで出費管理をする。今回はホテルメインなので、逐一管理出来そうだ。

 ここで天気予報を確認すると、明日も天気は良さそうだ。明日は天草市でキャンプをする予定で、3日後までは天気も良さそうだから、ホテルも取らなくて良いだろう。3日後は甑島に上陸する予定で、一応そこのホテルを予約していたが、これがかなり高いホテルだ。島なのでどこかで野宿しようと思っているが、4日後から天気が崩れる予報になっているので、どうしようか悩む。

 ホテルのキャンセルは明日まで可能なので、明日の天気予報を見てまた考えることにしよう。そんなことを考えながら眠りについた。

宿泊地:熊本県宇城市 ホテルベンデナート 6,400円朝食付
風呂:佐俣の湯 450円

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2021年GW九州ソロツーリング 番外編
Posted at 2022/01/05 22:47:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年04月30日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 1日目 静岡~大阪南港

 もう年も変わってしまったが、ようやく2021年GWの記録が完成したので、粛々とアップロードしていく。2021年のGWは、九州へソロツーリングに行ってきた。バイクでの九州ソロツーリングをたっぷり満喫してきたので、今回もレポを頑張ります。

 備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも見ていってください。



■1日目 4/30(金) 天気:晴れ時々曇り

走行距離:357.2km

 静岡から伊勢湾岸道みえ川越ICまで国道1号・23号を走った。そこから鈴鹿ICまで東名阪道を通り、名阪国道を抜けて、天理からは下道で大阪南港まで向かった。

 相変わらずのコロナ渦だが、2020年からの経験で、感染防止策をきっちりやって、密になる場所/感染拡大地域には近寄らないことを心がければ、リスクは減らせると考える。なので当然注意しつつ、2021年のGW。今年はどこに行こうか、と考えていた。これまでのGWの行き先は以下の通り。

2013年 東北(シルビア)
2014年 九州
2015年 東北~北海道道南
2016年 紀伊半島~四国
2017年 東北
2018年 山陰
2019年 九州(主に北部の島嶼部)
2020年 四国

 2018年までは東西交互に行っていた。2019年には秋休みが取れたので、そこで東北には行っているが、ここ3年は西側ばかりだ。なので今年は東の番ということになる。

 だが、ちょっと色々考える所があり、出来るだけ続けていきたいとは思っているが、いつまでも出掛けられる保証は無い。なので、何としても今年中に国盗りの全国制覇を成し遂げたい、と考えるようになってきた。

 残るポイントの主な所は以下の通り。

・東北、新潟下越地方、佐渡島
・関東一部
・伊豆諸島/小笠原諸島
・富山一部
・山陰/隠岐
・山陽島嶼部
・四国(主に愛媛南予地域)
・九州南部/甑島/屋久島/種子島
・奄美諸島

 当たり前だが、アクセスしにくい所ばかりになっている。一応ここ数年は次に訪れる機会のことを考えながら回っているので、残る地域は凡そ一筆書きをしながら回れば達成出来る残し方をしている。

 2021年は40歳になる歳なので、会社からリフレッシュ休暇として1週間の休みが貰える。そのことを含め熟慮した結果、2021年夏休みは北海道に行かないことを決意した。やはり長期休暇が一番効率良く巡られるのだ。北海道は2019年に制覇済なので、取り立てて行かねばならない理由は無い。夏休みとリフレッシュ休暇を使えば、何とか制覇出来るのではないだろうか。と考えて、今年の計画を以下のように立てた。

GW:九州南部/甑島/屋久島/種子島
6月:2日休みを取り4連休で北海道
7月:2日休みを取り4連休で奄美諸島
夏休:東北
8月:1日休みを取り小笠原諸島弾丸
9月:関東
10月:富山
11月:山陰/隠岐/山陽島嶼部(リフレッシュ休暇)
年末:四国

 かなりの綱渡りだが、ほぼ毎月のようにイベントをぶち込めば、2021年中に制覇出来る見込みが立った。夏休みの北海道は諦めたが、やはり年に1度はバイクで行っておきたいので6月にぶち込もうかと思っている。新日本海フェリーで弾丸プランが出来て、中々安く行けそうだから6月にしようかと思っている。

 ここで余談だが、小笠原諸島は飛行機が無く船のみのアクセスであり、一度行くと1週間は戻ってこられないのが有名だ。しかし、夏休み期間に限り増便され、3日間で帰ってくることが可能となる。島の滞在時間も4時間くらいは確保出来そうなので、ただの弾丸よりは何かしら楽しむことが出来そうだ。

 という訳で、色々考えた結果2021年GWは九州南部へ行くことに決めた。離島も含まれるため、足が一番の課題となるが、バイクであれば比較的安く渡れるので、バイクで行ける内に行っておきたい、というのが一番の目的だ。

 そう決めたからにはまずは行動へ移す。九州へ自走で行くのは、出来なくは無いがしんどいので、2019年にも使った大阪から名門大洋フェリーで門司へ行くのが、一番経済的かつ自走距離が少なくて済む。

 しかし、既に福岡県は制覇しているので、門司に到着する名門大洋フェリーよりも、別府・大分に到着する「さんふらわぁ」を使った方が体は楽だ。さんふらわぁは鹿児島県志布志からも大阪に戻れるし、舟遊プランを使えば中々お安くなりそうだ。さんふらわぁには乗ったこと無いし、そうしようかと思っていた。

 ところが、さんふらわぁの舟遊プランはGWは対象外と発表された。年末年始は対象だったし、コロナ渦の影響で客も少ないだろうから、GWも大丈夫かと思っていたがどうやら見込みが甘かったようだ。この間もコロナの第三波・四波の影響が広がり、予約もどんどん減っていく中、とうとう最後まで対象外は外れなかった。

 それだったら名門大洋フェリーで門司に渡り、そこから高速を使った方が、結果的には安くなるし時間も言うほど変わらない。なので、行きは名門大洋フェリーを予約し、帰りは乗ったことがなかった宮崎カーフェリーを予約した。最初は、Gotoトラベルが再開されることを見越して、個室を確保していた。しかし、周知の通りそれどころではなくなったので、差額を節約して寝台席にグレードダウンすることにした。

 フェリーが決まった所で、今回の計画は以下の通り。

4/30日(金) 静岡から大阪へ移動 大阪から名門大洋フェリーで福岡県新門司港へ。
5/01日(土) 早朝九州福岡県新門司港に到着。高速で大分に移動し、大分・阿蘇・高千穂を巡る
5/02日(日) 熊本県天草上島から、離島ポイント御所浦島へ立ち寄り、天草下島へ入る
5/03日(月) 熊本県天草下島を巡り、フェリーで鹿児島県長島に渡り出水市へ。
5/04日(火) 鹿児島県串木野港から甑島に渡り、甑島周遊
5/05日(水) 甑島から串木野港へ戻り、鹿児島市へ移動。鹿児島港から屋久島に渡るフェリーに乗る。
5/06日(木) 屋久島周遊。
5/07日(金) 屋久島から種子島へ渡るフェリーに乗り、種子島周遊。
5/08日(土) 種子島を周遊し、鹿児島港へ戻り、宮崎県都城市へ。
5/09日(日) 宮崎の秘境山間部を巡り、18:00頃に宮崎港へ到着し、兵庫県神戸港行きのフェリーに乗る。
5/10日(月) 神戸から静岡へ帰還。

 これだとほんの少し鹿児島南部が残ってしまう。そこが危惧されたが、離島や山奥以外は週末に飛行機でレンタカーで回る。もしくは、Go toトラベルが再開したら、弾丸フェリーで回れば良いと考え、折角島に行くからには1日ずつは回る時間を取りたいので、このような計画にした。

 計画も出来た所で出発の日が近づいていくが、直前の週間天気予報では正直あまり芳しくない。大体GWは好天に恵まれることが多いのだが、どうやら周期的に移り変わる予報のようだ。5/1(土)は雨後晴れ。その後3日間は好天だが、それ以降が雨マークばかりになっていた。これは中々難しいが、どうせ予報なんてコロコロ変わるのだから、その辺は柔軟に対応していくようにしよう。

 ちなみに、今回の旅でフェリーを予約したのは長距離フェリーのみだ。後はこのご時世だし満員で載せられないということは無い、と気楽に考える。甑島以外は、世間のGWが終わってからだし、甑島もGW後半になるから、というのもある。

 少し調べれば分かることだが、今回は中々日程がタイトだ。初日の阿蘇・高千穂を巡って翌日天草に入ろうと思うと、夕暮れから夜移動は避けられない。08日(土)も種子島発鹿児島港着が17:30だ。

 今まで長期休暇は殆どキャンプツーリングをしてきたが、これだと中々辛い。私の中でキャンプ旅はなるべく17:00までに入るのが基本だ。今回は時間に追われそうだし、この計画で周辺に良さそうなキャンプ場があまり見当たらなかった。

 何より、昨今のキャンプブームで泊まる場所が確保出来なかったらどうしよう。とか、そっちの方も気掛かりだった。実際はソロテントなので、どんなに混雑していてもフリーサイトであればどこかには張れる確率は高い。でも、ファミキャンの騒々しい中に囲まれるのは辟易する。こういうこともあり、最近は正直キャンプ熱がかなり下がっている。

 なので、今回の旅ではキャンプは天草と島だけにしようかと考えた。後は全部ホテル泊にしよう。それなら夜着いても良いし、朝早く出ることが出来る。島は時間に余裕があるし人も少ないだろうから、キャンプをしても良いだろう。

 一応島のホテルも調べておいた。もちろん早くても2日前までキャンセル料金が掛からないホテルばかりにしておく。キャンセル料が掛からない見込みなので、島のホテルも一応抑えておいた。

 次の問題はどちらのバイクで行くかだ。とりあえずフェリーは大型のNinjaで予約しておいた。後から考えると、今回は島巡りが主だし、高速もあまり乗らない予定だし、秘境も走るのでセローの方が良いかも、と思った。でも、やっぱり大型と比べると長距離移動がしんどいよなぁ。と思っていた所、ちょうど連休前の週末にタイヤをそれまでのブロックタイヤからオンロードタイヤに変えた。

 折角のセローだからブロックタイヤが良いとは思っていたが、一年乗ってみて正直ガレガレな道には入ろうは思わなかった。ネットのインプレだと、フラット林道だったらオンロードタイヤで十分と見たので、自分の使い方だったらその方が良いかと思い、オンロードタイヤへ交換した。

 すると、物凄い違いがあった。まず、直進での快適性が向上した。何より驚いたのは、リーンの時だ。倒し込みが非常に滑らかで、慣れない内は倒し過ぎて怖くなるほどだった。当然だけど、ブロックタイヤから一般的なバイクのタイヤになったので、いずれの差も当然と言えば当然だろう。軽く砂利道も走ったが、確かに特に問題無く走ることが出来た。

 これが決め手となり、セローで九州へ行くことが決定した。予約も変更しなおして、問題無し。唯一しまったと思ったのが、九州版ツーリングマップルを2014年度版から7年も経っていたので買い替えた。その時はNinjaで行くつもりだったので、大型B5のR版を買った。しかし、これだとセローのタンクバックには付けられないので、A5の通常版を買い足したことだろう。何だか損した気分だが、まぁ仕方がない。



 前日に荷物をまとめておいた。チェックリストを作っているので、荷物の忘れ物を防ぐことが出来る。カープのマウスパッドはお気に入りだ。 



 前置きが長くなったが、いよいよGWの初日。遠足前症候群が心配されたが、普通に寝ることが出来た。4:30頃起床し、洗濯して朝食を食べて身の回りの支度を整え、前日までに準備していた荷物をバイクに積む。



 6:40に自宅を出発。さて、この距離がどこまで伸びるだろうか。

 とりあえず、大阪南港へは16:00には着けば良さそうだが、一応念のため15:00過ぎくらいを目標に走ることにしよう。まずは、国道1号をひたすら走る。

 今年はセローをプチ弄った。何をしたかというと、セローは足つきの良さを売りにしているが、正直私は体格に恵まれているので、少し窮屈さを感じていた。なので、ネットでも評判の良かったハイシートを入れてみた。足つきは悪くなったが、乗車時の膝の曲がりが緩和されて、中々良さそうに思えた。また、バーライズキットを入れて、ハンドル位置も上げてみた。

 この2つの合わせ技で、キャンプ道具を積んでいてもポジションが楽になったように感じた。これは弄った甲斐があった。

 そんなことを思いながら走り続け、浜名バイパスに入る。ここは海と浜名湖が見えて景色は好きなのだが、浜名大橋が吹きっさらしになるが、今日はマシだった。景色も見れて満足。

 愛知県からは国道23号になり順調に進む。道の駅「とよはし」で休憩して名古屋に近づいていくと、意外と渋滞はしていなかった。いつも、刈谷周辺で渋滞がある。今日は、まだ完全にGWに入っていないから通勤ラッシュに巻き込まれると思っていたが、そうでもなかった。

 これはラッキーと思い順調に進んでいったが、名古屋市に入って常に渋滞している港区が近づいてきたら、かなり混雑してきた。通勤ラッシュが無いと思っていたので面食らいながら、おとなしく進む。

 後から確認したところ、私の事業所は稼働日だったので有休を付けたのだが、自動車業界では今日は休みのようだ。なので、刈谷周辺は混んでなかったが、名古屋に入れば自動車業界ばかりではないので混みだした。ということだろう。

 渋滞を抜けた所でコンビニで休憩する。渋滞していなければこのまま23号を使おうと思っていたが、この様子だと四日市も悲惨なことになっていそうなので、いつも通り伊勢湾岸道「みえ川越IC」から高速に入ることにしよう。

 コンビニを出発し、予定通り高速に入って東名阪道「鈴鹿IC」まで走る。時間には余裕があるが、渋滞にタラタラはしたくないので、この間は高速を使う方が良いだろう。亀山ICまで行くのが一番だが、少しでも節約するために手前で降りた。

 ここからは国道306号で亀山へ向かうが、1つ気になっていた広域農道を使って行ってみることにした。これが正解で、交通量も少なく非常に快適に走ることが出来た。地図上で見ると少し回り道になりそうだが、楽しいのが一番なのでそのようなことは気にしない。どこに出るのかと思い標識に従って行ったら、名阪国道入り口から少し過ぎた所に出た。見覚えがあったので、すぐに名阪国道に入る。

 名阪国道に入ってしばらく走ると、そろそろ昼食の時間だ。どこにしようかと考えていたら、そういえば道の駅「伊賀」の手前に伊賀ドライブインがあったことを思い出した。前々から気にはしてたが寄ったことが無かったので、そちらにしてみよう。

 亀山ICから伊賀はすぐなので、あっさり到着。中に入ってみると、一部店舗はコロナの影響か休業中だったが、食堂がいくつかあった。価格を見ると、かなり安い。何でこんな良い所今まで寄らなかったんだろう、と後悔する。名阪国道なんて何回通ったか分からないくらいなのに。



 という訳で、日替わり定食にしてみた。何とこれで620円。最近牛丼屋とかもインフレ傾向だが、そちらより安いくらいだ。味も良くて、大変満足した。

 お腹も膨れたところで伊賀ドライブインを出発。セローなのでアップダウンが多い、かつ急坂の名阪国道は少し走りにくかったが、順調に進む。Ωカーブをクリアしたところで無料区間は終わりを迎える。特に行きたい所も無く、時間に余裕もあるので天理ICを降りて下道で向かうことにした。

 地図等無くてもひたすら西に向かえば到着する気がしたが、都市部を主に走るため効率的に行くためGoogle先生に連れていってもらうことにした。昔は根性で地図だけで行っていたが、バイクだと細かく地図を見るのは大変だし、地元の裏道なんかは流石に分からない。なので、最近は都市部と夜間に関してはGoogle先生をよく使っている。相変わらず、ツーリングに適した所まで行ければ、断固として地図だけで移動することは心がけている。

 Google先生の指示に従って進んで行くと、西名阪道法隆寺IC近くに出た。随分前から給油警告灯が出ていて、余裕で大阪まで走れると思っていたが、思ったより点灯するのが早かった。やはりキャンプ道具満載が効いているのだろうか。大阪までは多分行けるだろうが、どうせ翌日は大分市内辺りで給油しようと思っていたので、ここで粘ってもあまり意味は無い。とは言っても、Google先生が変な道ばかり連れて行くので中々GSが見つからなかったが、ようやく法隆寺ICの近くにあった。

 ポイントが倍のENEOS・出光ではなかったのが不服だが、仕方ない。これからしばらく堤防を走り続けそうなので、給油をしておく。

 バイクのお腹を満たした所で、出発。この辺では時折渋滞も発生していたが、名古屋とかほどではなくまぁ順調に進む。途中のコンビニでコーヒーを飲む。事前の買出しを除いて、これが最後の休憩だろう。

 大阪府に入り、長居公園通に出たところでナビを止める。ここまで来れば後は一直線に走れば大阪南港だ。しかし、コロナ渦で緊急事態宣言が出ているとは思えないくらいの人の量だ。やはり、人口集中するのは良い所もあり悪い所もあるな、と個人的には思った。

 この道は幹線道路の割りに、南海線等の踏切が確か2か所あり、そこで流れが悪くなる。時間に余裕があれば住吉大社や住之江公園でも行こうかと思っていたが、天理から下道を使ったせいか、ちょうど出航90分前に着きそうな感じだ。2年前も同じことを思ったが、今回もスルーして、大阪南港に向かう。南港ポートタウン線の高架の下を走りつつ、フェリーターミナル近くにコンビニがあるのは調査済みだったので、セブンイレブンに寄って夕食や飲み物の買い出しをした。

 相変わらずだが、フェリー内のレストランは高いしかなり混雑するから1人では行きたいとは思わない。なので事前にコンビニで持ち込むのがいつものパターンとなっている。翌朝食は、北九州の資さんうどんに行くと決めているので、夕食のみでOKだ。



 15:30。予定通り出航90分前に買い出しも済ませて大阪南港フェリーターミナルに到着。多少クルマ・バイクが待機していたが、やはり2年前に比べると雲泥の差だ。

 通常だと家から乗船券のQRだけ持ってくれば良いのだが、このご時勢なので入場前の検温をしなければならないため、手指消毒をして受付に向かう。当然熱など無く、無事受付けてくれた。

 台数も少ないせいか、受付後早めに乗船開始された。誘導員の指示に従って行くと、止めたことが無かった一番下の階になった。客室まで上がるのが大変だが仕方がない。もちろん、フェリーに持ち込む荷物は事前に選別していたからすぐ入れた。もう何度も、どころか2020年の年末にGotoでアクセラを載せたばかりなので、名門大洋フェリー場内も慣れたものだ。

 一目散に寝台まで行き、荷物を放り込んで重たいバイクウェアから着替える。いつもなら早速お風呂に入るところだが、出航前というのは結構風呂が混雑する傾向にある。密回避のために今は止めておこう。そんなに汗もかいていないし我慢出来る。

 寝台で横になってゆっくりしていたら、そろそろ出港の時間が近づいてきたので甲板に出てみた。大阪南港は、阪神高速湾岸線がすぐそばを走っているのでアクセスは非常に良い。 



 沿岸係員の方が手を振ってくれている。



 さらば本州!また来週帰ってくる日まで。何回乗っても、出港の瞬間はワクワクが止まらない。これは船旅でしか味わえない感覚だと個人的には思う。寝てれば翌朝には到着してくれる、名門大洋フェリーの存在はありがたい。



 ホバークラフトが船の転回を補助していた。



 もう夕方なので、フェリーは日が沈む方向へ出航していった

 ここで余談だが、関西⇔九州を結ぶフェリーは以下の4社となる。基本は1日1便だ。

①名門大洋フェリー 大阪南港~福岡県新門司港 ※1日2便。
②-1阪九フェリー 泉大津港~福岡県新門司港
②-2阪九フェリー 神戸港~福岡県新門司港
③-1さんふらわぁ 大阪南港~大分県別府港
③-2さんふらわぁ 神戸港~大分県大分港
③-3さんふらわぁ 大阪南港~鹿児島県志布志港
④宮崎カーフェリー 神戸港~宮崎県宮崎港

 関東から九州は、今度新日本海フェリー系列で横須賀港~新門司港というのが増えるが、現状オーシャン東九フェリーしかない。これは徳島港に寄る関係で日数が掛かる。なので、多くの関東民が九州へ訪れる際は結局大阪まで走っていることが多いようだ。どちらにせよ、関西から九州はそこそこフェリーが出ているので、意外と静岡からは朝一で出れば、ほぼ下道でもフェリーに間に合うので行きやすかったりする。高知・山陰などに比べればかなり体・金銭面は良いと思う。

 しかし、これだけフェリー各社が揃っているが、未だに①名門大洋フェリーにしか乗ったことが無い。その理由としては、まず①名門大洋フェリーと②阪九フェリーは似たような航路なので、競合しているため非常に安価だ。名門大洋フェリーの場合バイクを載せて、たったの8,670円だ。高速料金・ガソリン代・宿代を考えると、フェリーの方が安いくらいだろう。

 ②阪九フェリーは若干割高である。フェリー自体は高級感があって評判が良さそうなので、少額の差だから乗っても良いのだが、わざわざ泉大津や神戸の乗り場に行く必要性も見当たらないので、つい名門大洋フェリーばかりになってしまっている。30分だけだが、名門大洋フェリーの方が早く着くので尚更だ。

 ③さんふらわぁは、ハッキリ言うと高い。あくまでも安価な名門大洋フェリーと比較しての話だが。長期連休以外なら色々なプランを使えるので、それだったら使っても良さそうなのだが。。。 志布志港なら利用価値はあるが、大分港・別府港到着なら、新門司港からたかが100km程度なので、名門大洋フェリーで高速に乗った方が安いくらいだし、時間も大して変わらない。100km走行距離が減るのは確かにメリットだが、私の計算だと高速代を考慮しても10,000円くらいさんふらわぁの方が高くつく。それだったらよっぽどじゃない限り、名門大洋フェリー1択だろう。

 ④最後の宮崎カーフェリーは、到着地が神戸なのが若干面倒だが、宮崎港を19:10に出発するので現地の時間がまぁまぁ稼げる。流石に宮崎~新門司まで走ると330kmくらいのようなので、高速料金とガソリンを考えたら良い勝負になる。それだったら走らない時間を確保する方が良いだろう。



 そんなことを考えていたら、港から大分遠ざかった。あべのハルカスと港湾のクレーンが良い感じ。

 これから明石海峡大橋に差し掛かるが、この時期なら差し掛かる頃がちょうど夕暮れなので楽しみだ。

 2020年末に乗った時は、流石冬だったので乗船した時点で既に夕焼けの時間だった。そのため、明石海峡大橋に到達するころには既に真っ暗だったからあまり見れなかった記憶がある。その代わり、神戸の夜景が大変素晴らしかった。同じ航路でも当然、時期によって見せてくれる光景が異なってくる。

 寝台に戻ると周辺に乗客は増えてなかった。一応周りの目を気にして、対面はもちろんのこと反対側の寝台にも予約が入っていない場所を確保しておいたが、これなら快適に過ごせそうだ。対面のベッドも物置として利用する。



 とりあえず腹ごしらえをする。これから九州に行くというのに豚骨ラーメンにしたのは、我ながらチョイスに何も考えていない。まぁ美味しかったので良いのだが、これから豚骨ラーメンの本場に行くのに、と思ってしまった。

 そんなことを思いながら食事を済ませてしばらくゆっくりしていると、夕暮れの時間が近づいてきたので甲板に出る。



 ちょうど淡路島が見えた所だ。



 明石海峡大橋方面に夕陽が沈んでいく。



 反対側には神戸の街並みが見えた。



 広角でデッキも含めて撮影。



 明石海峡大橋を走るクルマもたくさん見えた。



 もう少しでくぐる。



 レアな明石海峡大橋の裏側。

 遠くから見るとフェリーなんて止まっているようだが、実際乗ってみるとあっという間に過ぎていった。



 大好きな排気塔の背景に明石海峡大橋。



 このデッキに夕陽が当たって反射する光景が素晴らしい。



 残念ながら雲が多くて、沈む夕陽は見えなかった。それでも旅初日から素晴らしい空を見せてくれた。

 もう甲板には出ない予定だったので、風呂に入ることにしよう。浴場に行ったら、何とロッカーが空いていなかった。どうやら、物理的にロッカーを間引きして、空いてなかったら密だから使うな、という意思表示のようだ。これは分かりやすくて大変良いと思う。仕方ないので、しばらく待った後に行ったら空いていたので、風呂に入る。

 新日本海フェリーのように露天風呂もサウナも無いが、足を伸ばせられる浴槽があれば十分だ。人数制限もあるので、ゆっくりダラダラ。という訳にはいかないため、ある程度浸かったところであがることにした。

 これで後は特にイベントは無い。瀬戸内海のフェリーなので、客室内は厳しいが廊下に出れば電波は十分入るので、スマホを眺めながらPCを取り出し出費管理をする。今回はホテル泊が多いので、出費管理もこまめに出来ることだろう。

 翌日は5:30に新門司港に到着するので、4:30くらいには起きることになる。本当は、2020年末にトライして失敗した、山口県大津島・牛島の対岸取りにチャレンジしたいところだが、成功する気がしなかったので早く寝よう。山口県なので、実家帰る前などに寄ることは出来るだろう。

 翌朝起きればもう九州だ。やっぱり寝ている間に運んでくれるフェリーは助かるし、旅情感があって大好きだ。今回はどんな旅になるか。予定を頭で考えながら横になり、22:00頃眠る。

宿泊地:名門大洋フェリー内
風呂:名門大洋フェリー内

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