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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2021年04月10日 イイね!

2021年4月 宮城県金華山巡り 1日目 静岡~宮城県石巻市

 2021年春に、宮城県牡鹿半島三陸沖の金華山という島に行ってきた。島旅になるので、旅の記録を記す。

 いつも通り備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも是非見てってください。


■1日目 4/10(土) 天気:晴れ



 自宅から、JR・名鉄と鈍行を乗継ぎ中部国際空港まで行った。



 飛行機で仙台空港へ飛んで、レンタカーを借りる。レンタカーで宮城沿岸沿いの国盗り・ハイドラCP巡りをしながら、宮城県石巻市でレンタカーを返してホテルまで向かった。

 いつ頃計画を始めたか全く覚えていないが、記憶に残っている範囲で記録に残す。確か、東北地方の国盗り・ハイドラ巡りの計画を立てていたところ、かなりタイトな日程になるのが予想された。やはり適宜観光しながら周りたいので、少し補填をするため東北に軽く行こうかな。と考えたのがきっかけだった気がする。

 最初は2月に行こうかと思っていた。ところが、行こうと思っていた矢先に三陸沖で結構大きな地震があり、水道管の破裂による断水が起きている地域もあった。どうやらこの地震は東日本大震災の余震らしいが、10年経ってもまだ余震が起きるとは。地球レベルだと10年なんか瞬きレベルの経過に過ぎないのかもしれないが。

 こんな中出掛けるのも何なので、結局記録に上げた通りしまなみ海道を巡ってきた。東北は仕切り直しにしたが、どうせ行くなら行ったことない季節にしようかと思い、桜の時期が良さそうと考えて4月を検討した。また、3月に2021年中に国盗り・ハイドラメインCP制覇をする目標を立てた。なので、東北制覇かつ旅を楽しむために余裕を持たせるためにも、尚更出掛けようかと思う。

 まずはどうやって行くかだが、1日休みを取って2泊3日としても、クルマ・バイクで宮城県往復は出来なくはないが大変だ。往復で高速を使うと、2万以上の費用が掛かる見込みだ。出来るだけ費用を抑えるため、マイルが使えるANA便で良いのが無いか見たところ、中部国際空港⇔仙台空港の便があった。進行とは逆方向に向かうのがもったいないが、羽田空港からは東北新幹線の影響だろう、便が無かった。

 意外と中部国際空港から仙台空港への便はあったが、朝一で行くと宿が追加になるから以下のような便を押さえた。もちろんマイルを使った特典航空券なので、お金は掛かっていない。

4/10(土) 中部国際空港11:50発 ⇒ 仙台空港13:00着
4/12(月) 仙台空港15:00発 ⇒ 中部国際空港16:10着

 いつもと違い時間に余裕があるので、中部国際空港へは鈍行で行けば良いだろう。それだったらsuica貯金も使えるので、タダみたいな体感だ。

 今回の一番の目的は、宮城県石巻市沿岸に浮かぶ2つの島である、田代島のコロプラ土産と金華山の神社CPだ。フェリーや遊覧船のダイヤ的にも、この2つを行くだけで丸一日は必要そうだった。特に金華山は繁忙期を除いて日曜だけしか便が無いようなので、このスケジュールにした。

 当初はバイクでのロングツーリングの途中で行くつもりだったので、奥松島のキャンプ場に連泊して行こうか、と何となく計画してみたが、結局バイクは港に置き去りになる。

 なので、バイクで来た時に行く必要も無いし、この周辺をバイクで走りたいともあまり思わなかった。上述通り曜日の縛りもあるので、公共交通機関で行ってしまった方が効率的かと思う。今回決行するからこの島々はMustで行くようにする。

 上記予定通り、丸一日使えるのは4/11(日)なので、その日の予定は決まりだ。10日(土)も宮城で半日使えるから、レンタカーを借りようかと思った。それで、まだ残っている宮城沿岸の国盗り・ハイドラ巡りをしたい。

 同じ県内なら大体乗捨無料なので、島々の拠点でもある石巻でレンタカーを返却できれば、と思って調べたら、うまくいけそうなのがトヨタレンタカーしか無かった。少し高いが半日しか借りないのでまぁ良い。

 天気予報が悪かったら計画変更も視野に入れていたが、どうやら大丈夫そうだ。桜の時期には少し早いかな?って思っていたが、どうやら2021年の桜前線は良い勢いで北上していたようなので、ちょうど仙台が満開になっているらしい。これは良い時に計画を組めた、と喜ぶ。

 旅行可否の最終ジャッジをしたところで、レンタカーと宿の確保に動く。土曜は石巻。日曜は、多賀城に安くて良さそうなホテルがあったから予約した。次に石巻のレンタカー営業所にTELを入れる。石巻市街なら送迎可能とあったためだ。この時釈然としない対応を取られたので少し愚痴る。

「レンタカー返却後、石巻市街のホテルまで送迎してもらいたいのですが」
⇒「何時頃でしょうか」

「(営業時間は19:00まで)そうですね、18:30頃返却かと思います」
⇒「営業終了時間が近いのでそれは厳しいです」

「(30分あるのになぁ、と思いつつも)そうですか、分かりました。逆に何時なら出来ますか」
⇒「コロナの関係があるんで・・・かくかくしかじか無理です(流石に覚えてない)」

 前提としてコロナ渦であることは理解している。だから断られる可能性もあると思っていた。コロナの関係で、今送迎は断っている。と最初から言ってくれれば、何の不満も無く終われた。

 ところがその前の問答が釈然としなかった。まるで面倒だから、コロナを理由に断っているように聞こえてしまった。トヨタレンタカーHPにも、送迎はしていない。等のお断りは見られなかったので、期待したのだが。その時は、お客様相談室のような所に苦情でも入れようかと思ったが、段々どうでもよくなったのでそこまでしなかった。

 仕方がないが、返却予定の営業所は最寄り駅まで遠いので、どうやってホテルまで行こうか。タクシーは高いので、バスを調べてみたが郊外のためか便はあまり無かった。

 更に調べると、他の営業所なら最寄り駅まで徒歩10分も掛からなそうだ。予約をキャンセルするとキャンセル料が掛かる期間に入っているので、仙台空港貸し出し営業所にTELし、返却営業所の変更を申し出た。あっさり受付けてくれた。これで何とか安価でホテルまで辿り着けそうで安堵する。

 次に、金華山への定期便の確保だ。金華山へはいくつかの港から定期便が出ていた。牡鹿半島の先端「鮎川港」と、女川町の「女川港」から出ている。

 長期連休の繁忙期でもないので予約は必須ではないと思われたが、今回は石巻から網地島ラインという船に乗る。石巻港から目的の田代島と、網地島を経由して、鮎川港を結んでいる航路になる。これを使えば、コロプラ土産を取りつつ鮎川港に到着できて効率的だ。

 ただ、ダイヤを見ると乗継時間が確か20分くらいしか無かった。そんなに大きな港とは思えないので、恐らく大丈夫だと思うのだが、万が一桟橋が離れてたりする可能性もあるかも。と思い、一応金華山観光にTELを入れてみた。

 「網地島ラインから乗ろうと思ってるのですが、乗継時間は問題ありませんか?」と聞いたところ、問題無しと回答を貰えた。これでこちらも安堵する。ついでだから一応予約を入れておいた。

 これで一通り準備は完了だ。金華山からは女川港に戻って、JR女川線を使えば良いだろう。便数は少ないが、特に急いでいる訳でもないのでのんびり行こう。後の月曜はどうしようか、折角の平日だし仙台観光か松島かどちらかにでも行ってみよう。


 いよいよ当日がやってきた。天気予報は良好で、大変素晴らしい。遅い飛行機だが、旅費を節約するため鈍行で向かうため、5:00頃起床する。

 朝食を食べて洗濯を済ませて、前日まとめておいた荷物を詰めたバックパックを背負って7:20頃自宅を出発。最寄り駅まで歩いて行き、JRに乗って浜松駅で乗り換えて、豊橋駅に到着。そこから名鉄に乗り換えるが、中部国際空港まではそこそこあるのでいつも特別席を使う。乗り継いでも1回の金額で済むので、これだけ乗るのであれば出す価値はあると思う。

 神宮前で乗り換えて、10:40頃中部国際空港に到着した。

 少し早いがまず昼食を美味しくいただく。写真が残ってないが、ラーメンを食べたと記録が残っていた。そしてゴールドカードの特権を使うため、ラウンジでしばらく寛ぐ。

 20分前に保安検査場を抜けて搭乗口に向かった。搭乗案内が始まり、飛行機は定刻通り離陸し、仙台空港に着陸した。仙台空港を利用するのは初めてだが、流石東北最大の都市の空港なので中々大きい。

 預け荷物も無いのでスムーズに到着口から出る。まずは一服休憩をして、トヨタレンタカーを訪れた。バスで営業所に送ってもらい、レンタカー貸し出しの手続きを終わらせる。

 これで足を確保出来た。確か今回の相棒はヴィッツだったと思う。格安のコンパクトレベルだったら、大体ヴィッツかマーチだな。仙台空港を13:40頃出発した。

 仙台東部道路を使おうと思ったが、確かETCカードを持ってくるのを忘れてしまった気がする。レンタカー屋で借りることも出来ると思うが、どうせ半日だけなので節約する口実としては良いだろう。高速は使わずに頑張ってみる。

 仙台空港から県道10号を北上する。この辺りも、東日本大震災で被害が大きかった地域だ。一部道路が嵩上げされていて、この道路が堤防の役割もしているらしい。なので、道路から海岸方面は全くと言っていいほど住宅は無かった。

 そんな印象を持ちながら走るが、仙台市街のバイパスルートということで交通量はそれなりにあったが、渋滞は特にしていなかった。若林区の「六郷」、宮城野区の「陸前高砂」「仙台港」の国盗りをGetする。

 仙台港近くになると、交通量が増えてきたが車線数も増えて都会感が出てきた。しばらく走ると多賀城市に入って、国盗りをGetしセブンイレブンでコーヒー休憩を取る。

 それから七ヶ浜町に入って、国盗りと公共建築CP「七ヶ浜国際村」をGetする。次に塩釜市に入って国盗りと神社CP「鹽竈神社」に少し寄る。見て行こうかと思ったが、どうせ足があるのだから松島の景観を見ようと考え、足早に立ち去る。

 国道45号を走って松島町に入った。前にも行ったことがあった、双観山が近くにあるのを思い出したので行ってみることにした。



 公園内の桜がよく咲いていた。



 前来た時にも、国道沿いに看板が出ている割には、ここからの展望はそこまででもないな。と思った記憶があったが、やっぱり間違っていなかった。 

 双観山を出発し、国道45号を走ると松島のど真ん中を通る。土曜なので、コロナ渦だがそこそこ観光客で賑わっていた。今日はレンタカーだし、駐車場代も掛かるので松島市街はスルーした。

 仙石線の駅CPを折角なので少し寄りながら、宮戸島へ向かった。国盗りをGetしたので用事は済んだが、折角なのでどこか展望の良いところへ行ってみよう。



 松島四大観の1つ、大高森が宮戸島にあったので来てみた。登山口と大げさに書いてあるが、徒歩15分程度らしいので大したことはない。



 桜が咲いた登山道をテクテク歩く。



 頂上は展望台になっており眺めが良い。稜線上に桜が咲いており、海の景観が素晴らしい。



 遠くに石巻の街が見えた。



 松島の多島美も中々良い景観だ。



 望遠でも撮影。



 こちらの沿岸も住宅が殆ど無い。堤防の工事も続けられていた。

 大高森の景観を楽しみ、引き続き宮城の国盗り・ハイドラCP巡りを続ける。石巻市に入り、矢本IC近くでコロプラ土産をGet。そこから三陸道に入るが、奥松島から東は無料なのでありがたい。

 登米市に入った所で国盗り「みやぎの明治村」の空を、三滝堂ICまで走って道の駅CP「三滝堂」もGetした。これで今日のノルマは終わった。そのまま折り返し、石巻河南インターを降りてトヨタレンタカーに向かった。

 予定通り18:30に返却手続きを完了する。送迎してくれないので、最寄りの仙石線蛇田駅まで、閑静な住宅街を歩いて向かう。

 予想通り無人駅だが、suicaのタッチパネルがあるのでありがたい。何人か学生が居た。しばらく待つと、石巻行の電車が来たので乗る。2駅なのであっという間に着いたが、歩けなくはないだろうが歩くのも大変なので、電車があるなら乗りたいところだ。

 石巻駅に到着し、駅前を歩いて本日の宿「石巻サンプラザホテル」に向かった。確か、記憶だと道を挟んで両隣に系列のホテルがあり、片方が結婚式場もある立派なホテルで、もう片方が安宿のシングル多めという配置だったと思う。チェックイン手続きは立派な方でするように、と楽天トラベルに記載されていた。

 指示通りに、手指消毒をしてチェックイン。入った瞬間立派なホテルだったから、私にとっては場違い感を少し感じたが、一人旅なので仕方がない。カギを貰って、対面のホテルに向かい部屋に入ってようやくゆっくりする。

 早速夕食の場所を探してみた。折角石巻まで来たので、何かしら海鮮系が良いかと思った。夕食で地場の物を探そうと思うと、どうしても居酒屋的な雰囲気な店が多くなる。私は下戸なので、もったいないしあまり酒は飲みたくない。でも夕食だと酒が前提みたいな雰囲気が嫌いでもある。

 駅近なのもあって、居酒屋的な店しか見つからなかった。コンビニでも良いかと思ったが、コロナ渦で大変な中、少しでも飲食店の経済を回したい、という気持ちもあったので私としては珍しく居酒屋に行った。



 旅先で酒を飲むのは珍しい。それと一緒に地場産の刺身を食べる。



 焼き鳥もオススメしていたので、串の盛り合わせをいただく。



 少し足りなかったので、焼きそばを推してたから食べてみたが、美味しかった。

 ほろ酔い気分でホテルに戻って、テレビを見ながら寛ぐ。酔いも醒めたところで風呂に入って移動の疲れを癒した。

 明日は、石巻港から田代島・網地島を経由して、鮎川港に向かいそこから金華山に渡る予定だ。そこからはあまり決めていないが、折角なので駅CPでも取りつつ、多賀城跡にでも行こうかと思っている。

 そんなことを思いながら、眠りについた。

宿泊地:宮城県石巻市 石巻サンプラザホテル 4,800円

■関連ブログ

2021年4月 宮城県金華山巡り 2日目 宮城県石巻市~金華山~宮城県多賀城市
2021年4月 宮城県金華山巡り 3日目 宮城県多賀城市~静岡
Posted at 2022/02/26 00:04:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 島旅 | 日記
2021年02月22日 イイね!

2021年2月 しまなみ海道ソロツーリング 3日目(最終日) 大阪南港~静岡


■3日目 2/22(月) 天気:晴れ
走行距離:347.2km

 大阪南港に朝6:00に到着。早朝の大阪市内を抜けて、一度行ってみたかった大阪⇔奈良県境の酷道308号暗峠を訪れる。

 その後は折角の平日だが、そのまま奈良市街を通過して名阪国道に入り、国道23号・1号を通って静岡まで帰った。

 朝5:00頃起床。やはり少し料金は高いものの、フェリーの個室は快適だ。この時期なのでまだあまり明るくは無いので甲板には出なかった。

 このフェリーは乗船時間内いつでも風呂に入れるので、折角だから朝風呂に入って温まる。朝風呂でサッパリし、前日調達した朝食を食べる。

 しばらく経つと、下船案内が始まったので車両甲板に降りる。前日は早めに入ったためか、このフェリーガラガラだけど経営大丈夫か?と心配したが、車両甲板に降りると大型トラックでパンパンになっていた。長距離フェリーは繁忙期を除いて、大型トラックが売上の殆どを占めるだろうから要らぬ心配だったようだ。

 バイクの所に戻って出発準備を整える。案内があったので、大阪南港を出た。何度も乗っている名門大洋フェリー乗り場の隣だったので、何となく見覚えがある。

 前日計画したように、行ってみたかった暗峠に行ってみよう。地図だけでも行こうと思えば行けると思うが、市街地を走るので素直にGoogle先生に連れていってもらう。2月下旬の早朝だが、そこまで寒くは無かった。

 早朝のためか、普通にGoogle先生は大通りを指示していた。大阪市内のど真ん中をバイクで走る。信号でちょくちょく止まるが、渋滞している訳でもなく、大都会の中を走るのは割と楽しい。主に阪神高速の高架下を通った。大阪城の近くも通った。大阪城に行くのも面白いかも、と思ったが早朝過ぎて開店時間を待たなくてはならないから、今回は止めておく。

 東大阪で給油し、セブンイレブンでコーヒー休憩を取る。ここからいよいよ暗峠に登る。道の狭い住宅の軒先を登って行く。家が無くなった頃から、相当な勾配が始まった。ネット検索でよく見る、ホイルスピンの跡が色濃く残ったヘアピンカーブを登った。

 途中でどこかに停まって写真を撮ろうかと思ったが、道も狭い上に急勾配なので止めておいた。バイクなので端っこに停めても何とかはなるが、もし万が一倒したりするとマズイから、安全側に運用する。



 奈良県境の暗峠に到着。石畳の道が残っている。



 信貴生駒スカイラインの高架を抜ける道が既にエグイ。



 県境の看板。



 道100選の碑もあった。まぁ石畳の雰囲気が良く、歴史のある道なので選定されたのだろうが、走って楽しい道では無いかな。



 暗峠を越えて奈良県に入って少し行ったところで、景観が良かったので停まってみた。



 朝なので陽が傾いているから、明暗差がキツイがバイクと一緒に撮影。

 ここからは特に寄るところも無く、ひたすら帰路についた。平日だけど、冬のこのシーズンは緑も無いので風景が若干寂しいからまたの機会にしよう。奈良市街を抜けて、名阪国道山添ICから名阪国道をひた走る。そろそろ休憩を取ろうと思ったが、今まで寄ったことの無かった名阪上野ドライブインに立ち寄る。

 観光バスがよく停まっているところだが、コロナ渦の平日のためか人はあまり居なかった。伊賀ドライブインよりは場末感がなかった。

 休憩を終えて、引き続き名阪国道を走る。亀山からも国道1号・23号を走って、そろそろ良い時間になったので、桑名の山岡家でラーメンを食べる。

 お腹を満たしたところで出発。引き続き国道23号を走り、道の駅「にしお岡ノ山」で休憩。豊橋からは国道1号で浜名バイパスを越えると、ようやく帰ってきたなと思う。浜松のコンビニで最後の休憩を取り、給油をして16:00過ぎに自宅に到着した。

 今回の走行距離は燃費基準だが、1,226.1kmだった。さすが中国地方への大移動だったので、フェリーを使ったにもかかわらず、3日でこの距離は中々よく走った。

 今回の旅では、しまなみ海道の島々を見て周り、瀬戸内の多島美景観を満喫出来た。1つだけだが、フェリーではないと行けない岩城島にも行けた。もう1日くらい欲しいところだったが、また行く機会もあるだろう。

 愛媛から大阪南港へのオレンジフェリーも乗れたし、また乗船実績フェリーも増えた。四国からの帰りの際には、今後も利用することもありそうだ。やはり夜寝てる間に移動してくれるフェリーは楽で便利だ。

 2泊3日で四国は限られたところしか周れないが、割と何とかなるということが分かったので、今後も取り入れて良いかもしれない。2月は普通真冬だが、季節外れの暖かさに恵まれたので四国まで足を伸ばすことが出来た。また春には色々と出掛けて行きたい。

■関連ブログ

2021年2月 しまなみ海道ソロツーリング 1日目 静岡~広島県福山市
2021年2月 しまなみ海道ソロツーリング 2日目 広島県福山市~愛媛県東予港
Posted at 2022/02/20 22:53:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 島旅 | 日記
2021年02月21日 イイね!

2021年2月 しまなみ海道ソロツーリング 2日目 広島県福山市~愛媛県東予港


■2日目 2/21(日) 天気:晴れ
走行距離:288.4km

 広島県福山市からしまなみ海道に入り、因島を巡る。そこから橋が掛かっていない岩城島をフェリーで訪れた。今度は生口島にフェリーで渡り、生口島・大三島・伯方島・大島各島を巡って、四国に上陸。したがすぐ、大阪南港行きのフェリーに乗るため、愛媛県西条市東予港まで走った。

 朝6:00頃起床。ホテルなので朝シャンを浴びて、出発準備を進める。このホテルからすぐそこにすき家があるので、朝食はそこで食べるつもりだ。

 6:50にホテルを出発する。2月の早朝だが、やはりそこまで寒くなかったのでありがたい。すき家で朝食をとる。

 お腹を満たしたところで、ツーリング開始。国道2号を走り、しまなみ海道出発地点である尾道を目指した。福山市松永からはバイパスになるので、信号も無く快適に走る。山陽道福山西ICを過ぎると、しまなみ海道西瀬戸道西瀬戸尾道ICに入った。

 快適に走りながら、まずは向島に入る。この島は特に見てみたいところも無かったので通過し、観光名所CPにもなっている因島大橋を渡って因島に入った。

 因島北ICを降りて、いよいよしまなみ海道の島々を巡るツーリングとなる。まずはどこへ行こうか。私の島巡りの基本である、時計回りで適当に走ってみた。早速瀬戸内の風景を見ながら快適に走る。走っていると、白滝山という表示があった。ツーリングマップルにもコメントがあったので、まずはここへ行ってみよう。



 8:00前に白滝山に到着した。因島の北部に位置する。



 まだ朝焼けの雰囲気を残した、瀬戸内の風景に早速感動。



 ちょっとした石段を登っていく。大した距離ではないが、表参道と裏参道があるようだ。とりあえず、表参道を登ってみた。



 良い感じの石垣の上には展望台があった。



 麓には造船所のようなものがあり、対岸には三原の街が見えた。



 ツーリングマップルにもあるが、五百羅漢の石仏が多数あり、瀬戸内の風景とあわさった独特の光景だった。



 反対側はのどかな田園風景と瀬戸内感。



 山頂には更に展望台があったので、当然登ってみる。



 お寺の境内と、瀬戸内の風景。



 因島大橋を高い所から見れた。流石観光名所CPになるだけあって、立派な橋だ。いきなり一発目から早速しまなみの魅力に取りつかれる。

 ふらっと立ち寄ったところが既に素晴らしい景色が広がっていた。白滝山を楽しみ、ツーリング再開。国道317号沿いにセブンイレブンがあったので、朝のコーヒーを飲んだ。そこから近くにダムCPがあったので、少し寄ってみる。

 最近はあまり見ないが、バンドのポルノグラフィティメンバーはここ因島の出身だ。確か、このコンビニの近くだったと思うが、実家なのかメンバーの苗字の店名で「祝紅白出場」とか表示があった。



 次はコンビニ近くの因島水軍城に行ってみた。



 登っていくと門があり、至る所に村上海賊の家紋がある。



 小ぶりながら天守があった。



 時期的には梅だと思うが、早くも春の様相を呈している。



 まだ営業時間になっていなかったので、待つのも何だし外を見るだけで済ませてしまった。

 因島水軍城を後にし、再度因島を周る。沿岸に出て本因坊秀策記念館近くでコロプラ土産をGetしながら、県道366号を因島南部まで走った。



 フラッと美可崎城跡というのがあったので寄ってみる。ツーリングマップルでは地蔵鼻と表記されている。



 よくみかん畑にある、トロッコレールもあった。



 城跡とあるけど特に遺構のようなものは無かったが、瀬戸内の風景が素晴らしい。



 瀬戸内の砂浜を撮影。瀬戸内海は澄んでいるイメージはあまり無かったが、中々キレイだ。



 バイクを撮影。目の前の島は弓削島だろう。

 美可崎城跡にし、因島南部に入ったところで国盗り「因島土生」の空をGetする。土生の市街に入って、コロプラ土産「レモンはっさくの大福」をGet・・・出来ると思っていたが、場所をちょこちょこ変えながら位置登録してもどうしても取れない。「もち菓子のかしはら」という所で取れるらしいが、Googleで検索すると因島土生周辺が出てきたのだが。

 どうやら因島が発祥のようで、本店は広島市内にあるらしい。でも因島の土産らしいから、どうしたものかとしばらく悩んだ。色々調べると、既に通ったところではあるが、北部の因島大橋記念公園に「はっさく屋」というのがあるようで、そこが怪しいと思って行ってみた。大きな島ではないのでまだ良いのだが、それでもグルグルしてると時間は掛かってしまう。

 結局因島大橋のしまなみ海道近くでGet出来た。これだったら、高速道路上でも取れるような気がするが、無駄に周ってしまった。何とか因島のノルマは達成したので良しとしよう。

 さて、これからどうしようか。再度しまなみ海道に入って生口島に行っても良かったが、ツーリングマップルを見ると、因島南部の島が気になった。

 先ほどの美可崎城跡から見えた弓削島にフェリーで渡れば、橋が一部繋がっていて佐島・生名島も周れそうだった。でも、また因島に戻ってくるしか無さそうだ。時間がたっぷりあればそれでも良いのだが。

 そこでその西の岩城島というのが見つかった。ここにフェリーで渡れば、往復せずに岩城島から生口島にフェリーで渡れるみたいだ。ダイヤを調べても、結構豊富にありそうなので折角しまなみに来たから、橋で渡れない島にも行ってみたいと思ったので、岩城島に行ってみよう。

 

 という訳で、先ほどまで居た因島土生港に到着。長江港というのが岩城島の港のようだ。



 少し時間があったので、自販機が面白かったので撮影。因島にもゆるキャラが居るみたい。



 しばらく待つとフェリーが入ってきた。瀬戸内の離島航路はこのような形の小さなフェリーが多い。

 私も最初は戸惑ったが、瀬戸内のフェリーは窓口販売というのがあまり無い印象がある。更に係員の案内も無いケースもある。ここもそうで、フェリーが到着してしばらく待ったが何もリアクションが無くてどうしたらよいか迷った。



 乗り方としては、降りてくるクルマが全部降りただろうな~ってなったら、勝手にフェリー内に入ってOKだ。中には人が居るからそこは案内してくれたと思う。そして、出港してから係員が周って料金を徴収するシステムになっている。排気量とか簡単に誤魔化せてしまうが、そこは性善説で運用しているのだろうから、良い大人は正直に申告しましょう。



 フェリーは結構な便数があるので、フラッと離島に訪れることも出来る。フェリーは定刻通り10:50因島土生港を出港した。この写真の下にクルマの金額があるが、地元民の足のためか比較的安価だ。

 係員さんにバイク650と伝えると、何しに?と聞かれた。島をプラプラしてます、と答えると少し驚いていた感じだった。まぁバイク乗りにとっては、まだオフシーズンだからなぁ。大型バイクでプラプラするような大きさでも無いが、島が好きなので仕方ない。バイクだと680円だった。



 生口島のしまなみ海道が良く見える。すぐそこなのであっという間に、岩城島長江港に到着。広島県尾道市因島を出港したが、ここは愛媛県上島町となる。関西⇔九州を繋ぐ名門大洋フェリーで国盗りはGetしていたが、これでリアルに上島町に訪問することが出来た。早速島を一周してみよう。



 海沿いの道に入ってみたら、橋を建築中だったので写真を撮る。海もキレイで、釣りをしている人が居た。



 バイクと撮影。この橋が完成したら、前述している生名島と岩城島が繋がるので、4島が繋がるみたいだ。

 引き続き岩城島を走る。そろそろ良い時間になったので昼食にしたいが、ツーリングマップルに載っている店に行ってみたが、やってそうな雰囲気が全く無かった。観光シーズンでもないし、離島なので仕方ないかな。またどこか気が向いた所で良いか、と思う。

 交通量が皆無に近い中、ツーリングマップルでも積善山を推していたのでそちらに行ってみる。少し道は狭かったが、バイクなので問題無い。



 積善山駐車場に到着。こちらもそこそこの階段を登る必要がありそうだ。



 と言ってもそこまで大したことはなかった。積善山山頂に到着。



 ここからの景色が最高だった。今回巡った展望台では1,2を争う景観だった。まさに360°の展望が得られる。

 まずは、東方向から。向かって手前から生名島・佐島・弓削島が見えた。佐島と生名島に掛かる橋が良く見えた。



 反時計回りに視点を変えていく。先ほど麓に居た建築中の橋が見えた。後は、因島と生名島が繋がれば陸続きになるが、どうなるかな。



 因島の出港した土生港周辺を望む。



 先ほどフェリーで見えた、生口島のしまなみ海道と橋が見え、奥の島は佐木島だろうか。



 こう見ると、生口島の山並みは結構険しく見える。



 奥には大三島に掛かる橋が見えた。



 これでほぼ360°。ここまでの展望が得られる所は中々無い。



 この手前にある木は桜だろうか?ツーリングマップルにも、桜の時期に訪れたい。とコメントがあるので、満開の時期だととても素晴らしい光景だろう。



 本当かは分からないが、積善山は富士山の1/10の標高のようだ。

 フラッと訪れた岩城島だったが、開放的な風景が大変素晴らしかった。今度は生口島に渡るために、小漕港へ向かった。次の便に乗っておかないと、昼休みに入るのかしばらくフェリーが無さそうなので岩城島を離れる。



 ポールポジションをGet出来た。定刻通りにフェリーは出港。



 青いレモンの島だそうだが、それ自体は見れなかったが美しい島だった。



 真っすぐ目の前に生口島が見えているので、10分程度で到着。再度広島県に入る。

 生口島は半時計周りで走ってみた。生口島北側の国盗り「耕三寺」の空をGet出来た。これで、ようやく広島県の国盗りを制覇することが出来た。

 生口島をグルっと周り、ツーリングマップルでも「素掘りのトンネルがある」という高根島に橋が掛かっているので、高根島も一周してみた。しかし、あまり迫力のあるトンネルでもなく、これだという風景も無かったので走るだけにしておく。

 再度生口島に戻り、生口島南ICからしまなみ海道に入った。多々羅大橋を渡って、再度愛媛県に入る。大三島ICで降りて、今度は大三島を巡った。

 道の駅「多々羅しまなみ公園」を通過して、道の駅「しまなみの駅御島」に立ち寄って昼食を食べた。写真が残ってなかったので、何を食べたか全く覚えていない。



 お腹を満たしたところで、道の駅すぐ横が大山祇神社だったので参拝してみた。


 大きな御神木が植えられていた。

 大山祇神社の裏手にダムCPがあったが道がありそうに無いので徒歩で向かう。結構な山道をしばらく登るとダムCPをGet出来た。

 バイクの元に戻ってツーリング再開。大三島にあと2つ程ダムCPがあったので、寄りながら大三島南部を一周した。北部は今回は諦めて伯方島に向かおう。大三島ICから伯方島ICまで1区間乗る。



 伯方島の道の駅に立ち寄って、道の駅CPをGet。この道の駅は橋の麓の砂浜がキレイだ。有名な伯方の塩の本場なので、塩ソフトが売っている。これが甘味を引き立てて美味しくて気に入っているから食べた。

 伯方島は小さな島なのでグルッと一周し、また伯方島ICに入って大島北ICで降りて、大島を巡る。



 まず行ってみたかった、村上海賊ミュージアムに15:30過ぎに到着。



 海賊の博物館だけあって、船の展示もあった。



 有名な当主なのだろうか。石像にもマスクが付けてあった。

 昔は村上水軍と言っていた記憶があるが、最近は村上海賊と名称が変わっていた。



 ミュージアムの外観。個人的には海賊よりも水軍の方がイメージが良い気がしていた。海賊と言うと、通る船から財宝を奪うようなイメージがあったが、実際は違ったようで、むしろ逆だった。

 瀬戸内海は多島美景観が売りで島々が連なっている。そうなると、おだやかのように見えて潮流が激しい所があったりするらしい。もちろん、上述の本当の海賊もたくさん居た。村上海賊は、潮を把握し交易船を安全なルートに案内し、海賊からも守る代わりに見返りを貰って、海の警察をしていたとのこと。村上海賊のイメージがかなり変わった。

 入館料250円の割には見応えのある展示だった。村上海賊ミュージアムを楽しみ、そろそろ夕暮れの時間になった。どこか展望の良い所を探してみたら、亀老山展望公園というのがあったので行ってみよう。



 亀老山展望公園に到着。早速大島の景観が良く、夕暮れが近付いてきた。



 ツーリングマップルにも「雄大な来島海峡を一望」とあるように、来島海峡大橋の景観が素晴らしい。丁度展望の良い方向に陽が沈みそうなので、ここで夕陽待ちをしてみよう。



 目の前に見えるのは津島だと思う。何故かこんな小さな島でも国盗り対象だが、2020年末に名門大洋フェリーに乗った際に対岸取りが出来てたので、今回訪れなくて済んだ。ここは渡船のダイヤが良くなくて、1回渡ると3時間くらい戻ってこれなかったと思う。対岸取りが出来てなかったら、今回訪れることになってたであろう。そうなると、あんなに色々周ることは出来なかっただろうから助かった。



 来島海峡大橋に明るさを合わせて撮影。



 対岸の四国が良く見える。あれは今治の街だろう。



 この展望台は、かなり立派なものだった。



 あっちこっち見てたら、陽がかなり沈んできた。



 ちょうど貨物船が通りがかったところを撮影。この写真だけ見ると、こんな大きな貨物船が、あの狭い隙間を通れるのか、と思ってしまう。



 冬なので角度が低いから、もう海峡に陽が射さなくなった。これ以上居ると真っ暗になりそうなので、展望台から降りる。



 途中に道沿いから海峡が見える場所があったので、バイクと一緒に撮影。少し木があるので微妙かな。

 そろそろ四国に上陸しようと大島南ICに向かう。途中道を間違えてしまった。すると、堤防の無い砂浜があった。これは良い撮影スポットを見つけた。



 対岸の今治の街を背景に。



 角度を変えて夕暮れを背景に。ツーリングマップルにも「静かな砂浜が広がる」とのコメントがあったが、ここまで映える風景にふと出会えた時、旅というのは良いものだ、と再認識する。

 砂浜を出発し、道の駅「よしうみいきいき館」を通過。これで、今回のノルマを達成した。ハイドラを見ると、1つダムCPがあったのでそれを取りに行き、大島南ICに入る。

 もう陽が落ちた来島海峡大橋を渡り、四国に上陸した。良い時間になったので、来島海峡SAに立ち寄って夕食を食べた。写真が残っていないので、何を食べたか記憶に無い。

 夕食を食べたところで19:00となった。さて、この後どうするか。元気があれば徳島まで走ろうと思っていたが、とてもそんな元気は残っていなかった。やるしかないならやれるが、他に選択肢があるので今回は楽な方を選択しよう。

 という訳で、愛媛県西条市東予港から出るオレンジフェリーに乗ることにした。一応事前に空き状況は確認していたので、恐らく大丈夫だろう。

 今治北ICで降りて、もう真っ暗なのでGoogle先生に連れていってもらう。国道196号を西条方面に向かい、途中のコンビニで翌日の朝食を買い出しをする。コンビニの店員さんがバイク好きなのか、今日は暖かったから良かったね、って話し掛けてもらったような記憶がある。



 19:50オレンジフェリー東予港ターミナルに到着。フェリーは22:00出港だが、20:00頃から船内に入れるらしいのでちょうど良い時間に着いた。

 窓口で手続きしようと並んでいたら、予約番号を聞かれた。予約してません、と言うと乗船申込書を書くように言われた。考えてみれば、長距離フェリーなので当たり前か。オンライン予約をすれば、住所・ナンバー等も登録をするので、何かしらの情報は書かないといけないだろう。

 乗船申込書を書いて料金を支払った。手続きも終わり、待機場で待っているとすぐ案内が始まった。関西のピンクナンバー原付も居た。

 フェリーに乗り付け荷物を準備し、客室へ向かう。出港2時間前だが、甲板はガラガラだった。経営状態は大丈夫なのだろうか。

 初めてのフェリーで、前の人がフロントで手続きをしてカギを貰っていた。全室個室なのは知っていたから、カギ付きなのかな?と思い、私もフロントに乗船券を見せたら、この席は手続き不要と言われた。もう1個上のグレード、デラックスシングルならカギ付きになるのだろうか。



 これが今回の客室。個室なのは快適なのでありがたい。新日本海フェリーで言うところのツーリストSみたいな感じだった。デラックスシングルになると少々金額がアップするが、TVが付いたり窓側になったりカギが掛けられる。乗船時間8時間くらいなので、あまり豪華にする必要も無いかな、と思った。



 早速初めてのフェリーなので、船内を散策する。



 ステンドグラス風で、中々豪華なフェリーだと思った。



 乗船記念の日付を撮影。あまり意識してなかったが、この日は何となく語呂が良い年月日のように感じた。明日は6:00に大阪南港に到着するので、早めに寝たい。なので先に風呂に入っておく。新日本海フェリーのように露天風呂までは無かったが、広い湯船でゆっくり出来た。



 出港の時間が近づいたので甲板に出てみる。まずは大好きなフェリーの排気塔。



 フェリーは定刻通り22:00に東予港を出港した。四国自体は1時間程度しか滞在していないが、しまなみ海道大島まで走って、寝てる間に大阪まで運んでくれるのは大変ありがたい。そのまま折り返すとなると、結構走行距離が増えてしまうから助かる。

 さらば四国。今度来るときは、内陸の絶景を求めて走り周りたい。

 出港を見届けて客室に戻る。明日は大阪南港から静岡に帰るだけ。平日だから割引が効かないので、出来るだけ下道を通って帰ることにしよう。

 折角の平日だから、奈良とか見て回ろうかな?と考えてツーリングマップルを見ると、1つ行ってみたい場所があった。大阪と奈良の県境に、暗峠というのがあるが道100選にも選ばれているし、ここは中々の急勾配酷道。あまりの急勾配で至る所にホイルスピンしたブラックマークが路面にあるようだ。

 Ninjaなのが不安だが、大型バイクで行っている人も居るし、平日朝なら交通量も少ないので何とかなるだろう。そこから気が向いたら、奈良市街にでも行ってみよう。まぁ冬なので、あまり見どころは無さそうかな、とは思う。

 瀬戸内海なのでフェリーは揺れずに快適そのもの。そんなことを考えながら眠りにつく。

宿泊地:フェリー内 東予港~大阪南港 11,300円
風呂:フェリー内

■関連ブログ

2021年2月 しまなみ海道ソロツーリング 1日目 静岡~広島県福山市
2021年2月 しまなみ海道ソロツーリング 3日目 大阪南港~静岡
Posted at 2022/02/19 23:18:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 島旅 | 日記
2021年02月20日 イイね!

2021年2月 しまなみ海道ソロツーリング 1日目 静岡~広島県福山市

 2021年2月にしまなみ海道の島々を巡ってきた。殆ど橋で繋がっている島だが、島旅となるので記録に残しておく。結構時間が経っているので記憶が曖昧となってしまっているが、タイムラインと写真を見ながら頑張ってみる。

 備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも見ていってください。



■1日目 2/20(土) 天気:晴れ
走行距離:594.6km

 静岡から国道1号・23号と下道で走り続け、みえ川越ICから四日市だけ高速でPassし、鈴鹿ICで降りる。そこからは名阪国道を走り続けて、西名阪・阪神高速・第二神明と高規格道路を通った。それからは国道2号をひたすら走り続け、倉敷を過ぎた辺りで瀬戸内海沿いに抜けながら広島県福山市まで走った。

 相変わらずのコロナ渦だが、2020年からの経験で、感染防止策をきっちりやって、密になる場所/感染拡大地域には近寄らないことを心がければ、リスクは減らせると考える。なので当然注意しつつ、2020年の年末年始の感染拡大が落ち着き始めたところで出掛けることにした。

 大体月に1日有休を取るようにしているが、2月下旬は通常だとまだ寒い。天気は良さそうだから、休もうかと思い有休申請を出した。当初は適当に近場を巡って、後は家でゆっくり家事でもしようかと思っていた。

 ところが、季節外れの暖気に覆われる予報になっていた。しかも3日とも晴れ予報だ。これだったら十分遠出が出来る温度だと判断。とはいえ、流石に北へは行けないから西側になるがどうしようかとしばし検討する。

 思いついたのが、瀬戸内しまなみ海道の島々をバイクで巡ったことが無かった。四国へ出かけて地元に帰る際にしまなみ海道(西瀬戸自動車道)は通ったことはもちろんある。また、結構各島に道の駅があるからクルマでは巡ったが、各島々をバイクで巡ったことがない。

 3日間だと結構な弾丸になるが、やってやれないことも無いと考えた。もう国盗り・ハイドラ巡りも広範囲を一筆書きでしか残ってないし、ピンポイントに攻めるのも良いだろう。しまなみ海道沿いに、少しだけだが国盗り・ハイドラCPが残っているので、これを潰しに行くのも面白い。

 という訳で、ざっくり計画を立てる。

2/20(土) 静岡から何時になっても良いので、広島県福山市まで走る
2/21(日) 福山からしまなみ海道各島を巡る。そこから西条市東予港からフェリーに乗るか、徳島まで走る。
2/22(月) 静岡まで帰る

 初日と3日目は移動日なのでどうでもよい。本番は2日目のしまなみ海道だが、巡った後を決めかねていた。愛媛県西条市から大阪南港へ向かうオレンジフェリーがあって、夜発朝着だから時間を有効利用出来る。ところがこのフェリーは少し高い。やはり南海フェリーとか休日割で橋を使った方が安上がりになる。

 大阪南港~新門司港の名門大洋フェリーより距離は短いはずだが、何故かそちらより高いのだ。部屋は個室と確かにグレードは高いが、やはり競争の有無だろうか。個室が快適なのは間違いないが、別に寝台でも構わないのだが。愛媛と大阪を結ぶフェリーは、このオレンジフェリー一択だからな。

 なので、後は当日の元気に任せて予約はしないことにした。日曜なのでフェリーも宿も余裕でどこか取れるだろうし。元気があるなら徳島まで走るし、無理だと思えばフェリーに乗ることにしよう。

 土曜の福山のホテルは不動なので予約しておく。調べると、近くにスーパー銭湯がある安くて屋根付き駐車出来そうなホテルが見つかった。楽天トラベルで予約しておく。後はなるようになるだろう。今回は長距離弾丸なので、流石にNinjaで出掛けることにする。


 いよいよ当日を迎える。今日は移動日なので写真があまり無い。4:30頃起床し、朝食を食べて洗濯を済ませる。暖かいと言っても2月なので、出発は日が出て少し経った7:00に自宅を出発する。

 まずは、国道1号をひたすら走る。予報ではこの時期としては暖かい予報だったが、意外と寒かった。走り続けて浜名バイパスに入る。ここは海と浜名湖が見えて景色は好きなのだが、浜名大橋が吹きっさらしになるが、今日はマシだった。景色も見れて満足。

 愛知県からは国道23号になり順調に進む。蒲郡のコンビニでコーヒー休憩をした。一服して出発し、国道23号を走り続けた。土曜なので通勤ラッシュは無く順調に進む。

 流石に名古屋市内は少し混雑していたので、いつも通り伊勢湾岸道みえ川越ICから高速に入った。伊勢湾岸道は一部区間の距離単価が非常に高いので、節約する時はこのようなルートを取っている。

 渋滞を抜けた所でコンビニで休憩する。前述通り暖かい予報だったが、温度も6℃くらいを表示していてあまり上昇してくれていない。名阪国道とかは標高が高いので大丈夫か少し心配になる。昼が近付けば大丈夫だと思うのだが。

 渋滞していなければこのまま23号を使おうと思っていたが、この様子だと四日市も悲惨なことになっていそうなので、いつも通り伊勢湾岸道「みえ川越IC」から高速に入ることにしよう。



 良い時間になってきたので、昼食にするべく東名阪道御在所SAに立ち寄る。四日市名物とんてき定食を美味しくいただいた。

 お腹を満たしたところで御在所SAを出発し、予定通り東名阪道「鈴鹿IC」まで走る。時間には余裕があるが、渋滞にタラタラはしたくないので、この間は高速を使う方が良いだろう。亀山ICまで行くのが一番だが、少しでも節約するために手前で降りた。

 ここからは国道306号で亀山へ向かい、少し早いが給油をしておく。バイクのお腹を満たしたところで、国道1号に合流して名阪国道に入る。名阪国道は少し標高が高いところを進むが、この辺まで来るとようやく気温が上がってきた。標高は高いが朝よりよっぽど暖かくなった。防寒対策もちゃんとしているので寒さを感じることもなく順調に進む。Ωカーブをクリアしたところで無料区間は終わりを迎える。

 そこからは流石に節約より快適さと時間を取るため、西名阪道・阪神高速・第二神明と有料道路をフルに使う。この辺は下道がかったるいので、流石の私も高速を使うことが多い。

 第二神明が終わったら国道2号に合流するが、この区間は明石市からたつの市までひたすら自動車専用道が続くので、ほぼ高速並みのペースで走ることが出来る。渋滞も全く無く、順調に進んだ。

 たつの市から相生市を抜けたところで1車線になる。この区間が少々かったるいが、ペースはそこまで遅くなく信号もあまり多くないのでまだ我慢出来る。

 この辺は帰省する際に何度も通っている道だが、ハイドラを見ると未取得のダムCPがあった。国道2号から少しの寄り道なので、寄ってみると岩屋谷公園というところに到着し、ダムCPをGetした。

 折角なので公園を少し散策してみた。走ってばっかりも何なので、たまには歩くのも悪くない。

 岩屋谷公園の散策を楽しみ、ツーリング再開。国道2号を走り続けて、ようやく岡山県に入った。備前ICを過ぎたところで、岡山ブルーラインの分岐点がある。標識は特に推奨していないが、備前~岡山は間違いなく岡山ブルーラインを使った方が早い。何せ元有料道路なので、信号が全く無いのだから。国道2号も割と順調に流れるが、何個か信号はあるし、交通量も多いのでこの区間は岡山ブルーラインを通ることをオススメする。

 岡山ブルーラインはほぼ対面通行だが、前述通り信号が無いので順調に流れる。途中アップダウンや少しキツイカーブもあるが、快適に走る。岡山市に入った所で、国道2号に合流。この辺も何度も走っているが、高速並みの流れなので快適に走る。

 コンビニでコーヒー休憩をして出発。岡山の大学に通っていたので、岡山を通る度に少し懐かしくなる。あの頃と比べたら、かなり道が改良された。たまに実家に帰るついでに時間があれば、昔住んでいたアパートを見に行ったりするが、最近は行ってない気がする。

 岡山市から早島町くらいまでは、ちょくちょく信号があるが3車線あるのであまり渋滞はしない。そこから倉敷市街はバイパスになっていて信号が無いから快適に走れる。岡山は割と下道でも平均時速は稼ぐことが出来る。

 山陽道玉島ICを過ぎると、何年か前に「玉島笠岡道路」というのが開通している。恐らく最終的には笠岡をPass出来るのかもしれないが、現状少ししか出来ていないので、結局遠回りになるから使えない。

 でも、そろそろ夕暮れの時間になってきたので、瀬戸内海沿岸に出たいと思った。なので、初めてこの道路を通ってみよう。

 高規格道路なので快適だが、あっという間に終点となる。そこから県道284号を走って瀬戸内海沿岸に出た。



 県道47号を寄島園地を過ぎた所で、ツーリングマップルには青佐鼻と表記されているところから、夕暮れが見れた。もう少し早ければ夕陽が見れたが、タッチの差で間に合わなかった。



 それでも、瀬戸内の夕暮れは大変素晴らしかった。静岡からこんな遠くまで来た甲斐があった。

 夕暮れを楽しめたところで、まだ少し明るいからそのまま真っ直ぐ向かわずに、神島をグルって周ってみた。特に停まって写真を撮りたいところも無かったので、国道2号バイパスに戻ってきた。

 流石に暗くなってきたが、この辺は何度も走っているので慣れているから大丈夫だ。少し走ると広島県に入った。地元で年末にも帰省したので、1.5か月ぶりくらいの広島県になる。

 ホテルに泊まらず実家に寄る、というのも一瞬考えたが、広島県も東西にそれなりにあり、フル高速で実家からしまなみ海道まで1時間は掛かってしまう。親を放っておいて早朝出発する訳にもいかないので、総合的に考えてホテルの方が良いと思った。



 年末帰省の時も立ち寄った、ゆめタウン福山でお好み焼きを食べる。もちろん広島焼きだ。大変美味しくいただいた。

 食後は折角ショッピングモールに居るのだから、飲料などを調達しておく。ここからホテルはすぐそこなので、翌日に備えて給油をしておき19:40に本日の宿「ビジネスイン福山」に到着した。事前にチェックした通り、屋根付きの場所にバイクを置けてありがたい。

 このホテルの玄関近くに犬小屋があった。私は犬は大好きなので良いが、噛むとあったので触るのは止めておく。

 手指消毒をしてチェックインする。このホテルを選んだ理由としては、値段も手ごろで屋根付き駐車が出来たのはもちろんのこと、歩いて行ける所にスーパー銭湯があったことだ。ホテル内に大浴場があるのが一番だが、中々そういうところは少ない。

 しかも、ホテルで割引券をくれるらしいので助かる。銭湯に行きたい旨を告げて割引券を貰った。部屋に入って、ようやくバイクウェアを脱いでリラックス出来た。



 しばらくゆっくりした後に、20:00過ぎにスーパー銭湯ゆららに行ってみた。ホテルから歩いて4分程度だったのでありがたい。広い湯船に足を伸ばして入れるのは素晴らしい。当然サウナもあったから、3setキッチリこなし整える。

 21:30過ぎにホテルに戻ってきた。しばらくゆっくりして、ツーリングマップルを見ながら、どこに行こうか考えてみた。以下はMustの場所だ。

広島県
 因島:国盗り、コロプラ土産×2
 生口島:国盗り

愛媛県
 大三島:道の駅×2、神社
 伯方島:道の駅
 大島:道の駅

 この島ではしまなみ海道を降りなければならないので、折角だから島を一周して適当に巡ってみよう。後は、村上海賊ミュージアムに行ってみたい。そのくらいかな。後は気分次第で考えよう。

 そこから四国に渡って、後は元々の計画通りオレンジフェリーに乗るか、夜走るかどちらかになるだろう。そんなことを考えながら眠りにつく。

宿泊地:ビジネスイン福山 4,450円
風呂:スーパー銭湯 ゆらら 700円

■関連ブログ

2021年2月 しまなみ海道ソロツーリング 2日目 広島県福山市~愛媛県東予港
2021年2月 しまなみ海道ソロツーリング 3日目 大阪南港~静岡
Posted at 2022/02/18 22:34:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 島旅 | 日記
2020年06月21日 イイね!

2020年6月 佐渡島ソロキャンプツーリング 4日目(最終日) 佐渡島~静岡

■4日目 6/21(日) 天気:晴れ後曇り
走行距離:498.7km



 新潟県佐渡島のキャンプ場から、少し佐渡島中央部を巡る。そして、本州に戻るため小木港に向かったが、事件が起きた。何とか小木港に着いて、上越市直江津港に上陸。



 ひたすら高速を走って静岡に戻ってきた。

 5:00頃に起床。夏至の時期なので日の出が早いため、周囲が明るかったから今日も早めに目が覚めた。



 テントから出ると今日も良い天気だった。今回の旅では初日を除いてずっと晴れだった。梅雨の時期というのに大変素晴らしい。



 本州の山並みと日本海を望む。5:10程度なのだがすっかり日が昇っているようだ。



 朝陽が照らすテントサイト。



 ホントにこのキャンプ場はロケーションが素晴らしい。

 洗顔等を済ませて朝食を準備し美味しくいただく。食後にしばらくゆっくりして、トイレに行ったら昨日懸念した通りトイレに紙が無かった。どうしたか覚えていないが、多分ポケットティッシュか何かを使ったのだと思われる。ウォシュレットじゃなかったら尻がエライことになったり、トイレットペーパー以外を大量に流すと詰まりそうだが、そこは何とかなったのだろう。

 歯磨きも済ませて出発準備を始める。タープも張っているので大変だったが、テーブルもあるので割と楽に撤収が出来た。バッグに詰めてバイクに積んでいく。

 8:40頃2日間お世話になった、松ヶ崎ヒストリーパークを出発する。昨日考えたように、今日はたらい舟に乗ってみようかと思うが、流石にそのまま行くと早すぎる。ツーリングマップルを眺めてみると、五重塔がある妙宣寺というのがあるらしい。そちらに行ってみようと思う。

 昨日と同じ道を通って県道181号で内陸に向かい、小倉ダムを横目に走る。県道65号に入って妙宣寺に向かった。



 途中に広大な田園風景と、大佐渡山地が見渡せる所があったので停まってみた。



 バイク共撮影。山頂に自衛隊のレーダーっぽいのがあるところが、昨日も行った大佐渡スカイラインだろう。今日なら昨日より雲が少ないのでより絶景だったかもな、と思うが昨日の展望でも素晴らしかったのでまぁ良い。



 撮影場所と妙宣寺は近かったので、あっさり到着。



 早速五重塔が出迎えてくれた。



 新緑に囲まれた五重塔が癒される。



 折角なので境内を周ってみた。



 歴史のありそうなお寺だった。



 バイクと五重塔を一緒に撮影。



 高さがある建造物なので縦構図でも。

 中々見応えあった妙宣寺を楽しみ出発する。次は、この近くに真野御陵という所がある。看板も出てたので、折角だから行ってみよう。

 佐渡歴史伝説館を横目に走っていくと真野御陵があった。この伝説館は、ロボットを使った展示があって、11年前に来た時に立ち寄った記憶がある。ここは、拉致被害者関連で一時テレビにもよく出ていたジェンキンス氏が働いていた。11年前には見れた記憶があるが、長い年月経ってもまだ働いているのだろうか。



 真野御陵に到着。どうやら佐渡島に流された順徳天皇の火葬塚を真野御陵と呼んでいるらしい。



 流石流されたとは言え天皇家ゆかりのためか、管理は宮内庁のようだ。



 正直あまり中には入れなかった。ただ、何となくだが物々しい雰囲気を醸し出している気がした。



 しっかり封じられて厳重に管理されている。あまり広い範囲は見れなかったので、簡単に周り真野御陵を出発する。



 国道350号に入って適当にあった駐車帯に入ってみたが、そこがちょうど人面岩という所だった。確かに、右側を向いた人の顔に見える。



 人面岩を背景に愛車を撮る。



 佐渡は海も山もあって、景色が大変素晴らしい。

 そろそろ小木港に向かうことにしよう。ここからなら15分くらいで着くだろうから、十分たらい船に乗る時間はあるだろう。

 ・・・と思っていた。過去形にしたのは理由があり、ここから少し行ったところで事件が起こった。

 結論から先に言うと、事故を起こしてしまった。しかも私に過失があり、人様を巻き込んでしまった最悪の形で・・・ 調子に乗って1人ですっ転んだのなら何とでもなるのだが、人様を巻き込んでしまい、本当に申し訳ない。

 よって、ここからは写真が殆ど無いため、ズラズラと経緯を記す。アップロードしない、という選択肢もあった。でも事故を起こしてしまった事実は消せないし、個人的な反省点として自戒の念を込めて記しておく。



 先ほどの人面岩を出発したが、国道を走っていく。国道なのでそこそこの交通量があった。一般的には、離島は結構ゆっくり走る人が多い気がする。それでも、佐渡島は見通しの良い道が多いので割とPassしやすい。

 バイクという加速が良くて車体が小さいのもあり、何台か追越ながら小木港に向かっていた。前述通り、割と交通量が多いので、追い越してもすぐ次の車列に追いついたりしていた。

 本土側なら正直追い越しても追い越してもクルマが居るので、よっぽど郊外の交通量が少ない道じゃない限りあまり追越しはしない。してもその時スカっとするだけで、全く意味が無いからだ。

 佐渡なら意味あるかと思って追い越して進んでいたら、晴天なのもあってかなりテンションが上がりきってしまい、頭のネジが吹っ飛んだ感覚があったのを覚えている。かなりオラオラな運転をしていた。PassしてもPassしても追いついてしまい、ホントにいつもなら諦めるのだが、その日は何故か違った。



 そこで事件が起こった現場に近づいた。次の車列に追いついた時に、どうやら先頭車両がかなりゆっくり走っていたようだ。それが写真のように見通しの良い直線道路だったからか、先頭車両がどうやら左に寄って譲ったみたい。その後ろ(私の前)に、多分2台くらいクルマが居た。

 当然前2台が先頭車両を追い越していく、追い越していくと普通は左に戻る。ちょうどそこが直線道路なので、そのまま前の2台を追い越そうとした。しかも前のクルマが右ウインカーを出していたのにだ。

 結果は分かっただろうか、右折しようとしたクルマの右側面に私が突っ込んだ。

 これだけ聞くとただの暴走馬鹿としか思えないだろうが、一応言い訳をさせてもらう。ここで前の状況に戻ると、先頭のゆっくり走行車両が譲ったので、前のクルマは中央線をはみだすから右ウインカーを出したんだ、と思い込んだ。それだったら、左に戻るよね。と思ってしまい、ならそのまま追い越してしまえ、と思ったのが原因だ。

 今冷静に考えるとかなり無謀だ。少なくとも車線変更のウインカーだったとしても、ウインカーを止めて1つの行動が終わったことを示してもらうまでは、余計なことはしない方が良いに決まっている。馬鹿なことをしてしまったのは大反省をしなければならないだろう。

 物凄い細かいことは覚えていないが、右車線にはみ出して追越をかけたところで、相手車が右折のために右に向いた時点で、「あ、終わった」と思ったことだけは覚えている。あとはブレーキを掛けたが当然間に合わず、右側面に突っ込んで当然バイクなので転倒した。



 ちなみに相手のクルマが入ろうとした道はココだ。全く右側に交差点があることが分からなかった。当然大きな交差点だったらすぐ分かるので、そんなところで追越なぞしない。地元の方はどこに入るか分からないので、本当に気を付けなければならない。

 もうどうにもならなかったので、何か対応しようとしたかどうかも分からない。とりあえず何とかバイクには挟まれずに済んだ。転倒の際はこれだけは避けなければならないが、何となった。

 倒れた時に、恐らく右肘から倒れて打った気がする。多少の衝撃を感じた。ちゃんとプロテクターを装着しているので、とりあえず四肢はまともに動き、痛みとかは全く無かった。事故時にはアドレナリンが出ているので、しばらく経過してから痛みが出てくる可能性はあるが、致命傷になりそうなところは無さそうだ。

 当然まずは、ドライバーの方の安否を確認する。どこにも怪我は無さそうだ。クルマの方は右側面の広い範囲に傷・凹みが入っていた。ドライバーの方は地元の女性の方だった。

 まずは安全確保ということで、何人か停まって助けてくれたから、バイクを引き起こして歩道に避難させる。相手のクルマも少し移動させる。

 そして警察を呼ばなければならないが、それは相手の方がやってくれた。待っててもしょうがないので、こちらもやることはやらないといけない。任意保険会社に連絡を取った。相手の方も相手の任意保険会社に連絡をしていた。お互いの免許証を携帯で撮影しあう。

 しばらく経つと警察がやってきて、現場検証をする。平たく言うとあなた(私)が悪い事故だね、ということで処理が始まった。

 接触状況を再現して、お互い指で場所を指す写真を撮ったりした。幸い私が怪我をしなかったので、物損事故で済みそうだ。とりあえず物損事故で処理するが、もし後日私の容態が悪化したりすると、人身事故扱いにするため佐渡の警察署まで来なければならない、と警察に言われた。よっぽどの痛みが発生しない限り、言い出さない方が賢明だと思った。

 こんな事故を起こしてしまったので、私はひたすら平謝りだった。不幸中の幸いとしては、相手の方が凄い人が良かったことだ。最後に、これに懲りずまた佐渡に遊びにきなよ、って言ってくれた時は涙が出そうだった。



 バイクの方は、エンジンは普通に掛かったので一安心。外装は、まず右カウルがキズまみれになった。その他の被害は、

・右ステップのバンクセンサー取り付け部折れ
・右ブレーキレバー曲がり
・トップケースのロック機構が、2個中1個破損

 予想外にこんなもんだった。恐らくキャンプ用シートバッグを積んでいるので、その分ショックが軽減されたのかもしれない。

 左側カウルは接触で軽く亀裂が入っている箇所があったが、よく見て気付くレベルなので何とかなる。ブレーキレバーも曲がっただけなので、操作性にはそこまで影響は無い。トップケースも不安になるだけで、一応ロックは出来ているから家に帰るくらいは大丈夫だろう。

 後は警察は民事不介入なので、当事者間の話になる。連絡先を交換したが、相手も任意保険には入っていたし、恐らく保険屋同士の話になるだろう。

 こういうのも何だが相手も動いていたので、民事上の過失は10:0にはならないのではと思った。心象的には10:0なのだが、大体そうなるので被害者はやってられないな、とも思う。事故は誰も嬉しくないから、本当に気を付けて自分を自制して走らなければならない、と反省する。オラついていいことなど何も無い。

 結局事故処理に1時間くらい掛かった。当然ながら、たらい舟なんかに乗ってる場合ではない。それどころか、フェリーにギリギリの時間になってしまった。フェリーがあるから後はよろしく、という訳には当然いかないが、何とか間に合うと思う。

 結局出港の25分前に小木港に到着した。フェリーは往復で切符を買っていたので、確か特にやることはなかったと思う。車両待機場に停めてしばらく待ち、フェリーに載せて客席に向かった。

 フェリーは定刻通りに出港したが、とても出港を見届けたりする気分では無かった。幸いスマホの電波が入っていたので、友人に報告したりした。悪かったのは反省して、怪我無いのが何より、と慰めてもらう。

 LINEしながらボーっとしてると、本州上越市直江津港に到着した。こんなことになってしまったが、家には帰らないといけない。上越市街で給油をして、北陸道上越ICに入った。この週末から休日割が復活したので、割引が効くからありがたい。上越ICに入ってすぐ上越JCTから上信越道に入る。

 そろそろ昼食の時間だ。こんなことはあったが腹は減る。上越市街では特に食べたいと思う店が無かったから、妙高SAに立ち寄り昼食を食べた。

 それから長野道に入って、姨捨SAで休憩。中央道に入って八ヶ岳PAで休憩して、ソフトクリームを食べた。中部横断道に入って、下部温泉早川ICで当時は終わっていたので降りた。

 富士川沿いの県道を走り、再度中部横断道南部ICに入る。新東名に入って、予想外にガソリンが減ってきたから静岡SAに立ち寄った。良い時間だったし、家に帰っても何も無いので夕食を食べる。給油を済ませて、19:00過ぎに自宅に到着した。



 今回の走行距離は1,215.9kmだった。4日間で1日300km平均だったので中々走ったと思う。いつもならキャンプ道具を積んでこれだけ走ってくれたNinjaに感謝するところだが、馬鹿なことをして倒してしまって申し訳ない気持ちで一杯だった。

 佐渡島は海あり山ありでとても素晴らしかった。しかし事故を完全に私に過失がある形で起こしてしまったのは悔いが残る。起きてしまったことはもう戻らないし、不幸中の幸いだが物損事故で済んだのでそれだけはありがたい、と考えるしかないだろう。



【後日談】
 相手側の修理金額次第では自腹で出そうかと思ったが、連絡を受けて20万くらいだったと思う。側面ドア2枚分だから、そのくらいいってしまうのは仕方ないだろう。それなら保険使用するのが最善だと思った。

 保険屋との話は割とあっさりとまとまった。予想通り、過失割合は9:1でまとまった。前述したが、建前だけで言ったら、右折時は後方右後ろを確認しなければならないのは間違いない。なので、過失が全く無い。という判断にはならないのだろう。でも、喰らった方はたまったものではない。本当に事故とは誰も得をしないので、大変申し訳ないことをしてしまった。

 過失割合が相手側にも多少あるので、私のバイク被害の額を教えるように、保険屋から指示があった。少しでも安く済ませた方が良いかと思い、自分で直そうかと思った。



 曲がったブレーキレバー



 折れたステップの付け根。

 右カウルを部品単品で注文して、その金額を写真と一緒に送った。右カウル以外はしれた値段だったが、流石にカウルは少し高かった。ロックが壊れたトップケースも買い換えたのだが、それは流石に加えるのは気が引けたので止めておいた。

 部品を交換したら、殆ど見た目には事故をしたとは分からないレベルに回復してくれた。サスやフォークの曲がりも無く、特に違和感無く走れてるので大丈夫だろう。僅かながら振込もあったし、相手側への支払いも終わったということで、民事上の責任は一応果たした。

 幸いバイクに乗り始めて7年は保険を使ってなかったので、13等級まで上がっていたから10等級に落ちる程度で済んだ。しかし、何年か前に事故有係数とかいう制度が出来たので、同じ10等級でも保険金額は上がってしまった。まぁ自分が悪いから、どうにもならないので今後は安全運転に努めていこう。

 この記録が出来上がったのは2022年2月だから、2021年GW九州の記録をアップロード済である。それを見た方は分かるだろうが、この時もセローで事故を起こした。軽傷とはいえ体の被害は2021年の方が酷かったが、つまり2年連続で事故を起こしている。2021年の方は、自分も悪いが相手もどうかといった感じだったのが、全然良くはないがまだ幸いなのだが。

 なので2022年の最大の目標は、当たり前ではあるが無事故で乗り切ることを抱負としてあげている。とりあえずこの負の連鎖を断ち切りたい。

 事故の話はこのくらいにして、いつ判明したかあまり覚えていないが、帰宅してからだったと思うが、もう1つ問題が発覚した。

 事故と比べれば馬鹿みたいな問題だが、一応記しておく。国盗りの制覇状況をチェック出来る帳票を運用しているが、行っただろう箇所をあらかじめ入力した。制覇した空を自動で計算してくれるようにしている帳票になる。

 その帳票と、実際にアプリで確認した空の制覇数が違っていた。アプリの方が少なかった。何でだろう?と思い、細かいところを確認してみると、我が目を疑った。

 何と佐渡が完全制覇出来ていないではないか。佐渡は11個の空があるのだが、10/11になっていた。どこが抜けているんだ、と確認した所「姫崎灯台」の空が取れていなかった。

 姫崎灯台は実際に訪れて、見て周ったというのに・・・ かなりショックだった。寄っていたから完全に油断していたのだろうか。

 これで佐渡島までまた行かなければならなくなった。いつもなら、旅の途中もしくは1日の終わりに宿でゆっくりしている時に、確認をするようにしているのだが、何故か今回は怠っていた。島なので中々行けないから、より慎重に運用しなければならなかったのに。自分の馬鹿さに本当に腹が立った。

 姫崎灯台に行ったのは3日目だった。もっと言えば、もしその日に取りこぼしに気付けていれば、4日目の最終日にフェリーに乗る前に取りに行くことが出来た。そうすれば、また行動も変わるので事故を起こすことも無かったのかも・・・とか思ったりした。

 しかし過ぎたことは戻らないし、事故を起こしたのは、私がオラついて暴走したのが原因なので、ここで起こさなかったとしても遅かれ早かれどこかで舞い降りてくる。こんなことを思うのはおこがましいことかもしれないな、と時が経つと冷静に考えるようになった。

 国盗りの方は、本気で国盗り事務局に、GPS記録を持って何とかならないか、と相談しようかと思ってしまった。超々前向きに捉えて佐渡島は素晴らしい島だし、また行く口実にしよう。と考えるようになると少し気分が楽になった。素晴らしい島だったので、また行きたいと思ってたし。

 高速使えば3日あれば楽しめるな、どこかでまた行こう。と思っていたが、ここでもまた悪い方向に進んだ。Yahooニュースか佐渡汽船のHPのどちらかだったかは記憶が無いが、2020年の秋頃に見たニュースで、佐渡汽船が上越⇔小木航路のカーフェリー事業を撤退し、人だけのジェットフォイルに集約する、という情報が入った。

 これにも愕然とした。上越航路が無くなったということは、佐渡島にバイクで行くには新潟港まで行くのがMustとなる。同じ新潟県ではあるが、新潟県は中々に広い。上越⇔新潟は120kmもあるので、それだけ走行距離が増える。新潟港は北海道便でバンバン使っているが、フル高速で言ってもほぼ1日掛かってしまうし、高速代も平日だと1万近く掛かってしまう。

 これはどうやって行くべきか悩ましい。まぁまたその内考えることにしよう。

 色んなことがあった、佐渡島ソロキャンプツーリング。残念な思いも全く0では無いが、今となっては佐渡が楽しかったイメージの方が強い。やはり旅は良い。もっと堂々と行けるようになることを願う。

■関連ブログ

2020年6月 佐渡島ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~新潟県上越市
2020年6月 佐渡島ソロキャンプツーリング 2日目 新潟県上越市~佐渡島南部周遊
2020年6月 佐渡島ソロキャンプツーリング 3日目 佐渡島周遊
Posted at 2022/02/14 23:06:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 島旅 | 日記

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