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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2021年10月10日 イイね!

2021年10月 北海道ソロキャンプツーリング 3日目(最終日) 上士幌町~新千歳・羽田~静岡


■3日目 10/10(日) 天気:晴れ後曇り
走行距離
 北海道:237.2km
 本州:209.5km

 上士幌町からハイドラ巡りをしながら、サーモンパーク千歳でサケの遡上を見れた。レンタルバイクを返却して、新千歳空港に送迎してもらう。そこから羽田空港まで飛行機で飛び、必要最小限の高速を使って、静岡まで帰った。

 6:00頃起床。流石に10月上旬だが、北海道は寒い。低温やけども覚悟して、カイロを貼って寝たが寒くて何度か目が覚めてしまった。10月末から山陰キャンプツーリングを計画しているが、やはりモンベル#2のシュラフを購入することを決意した。真冬の車中泊にも使えるだろうから、損はしないだろう。

 後は、ダウンにするか化繊にするか。バイクで運ぶならダウンが良いが、これは帰ってからしっかり検討してみよう。

 そんなことを思ったが、日が出てからは何とか気温も上がってきて凍えることは無くなったのでありがたい。早速朝食を準備して美味しくいただく。



 日が出てからは上士幌町航空公園のキャンプ風景を撮影。

 撤収準備を進めるが、今日飛行機に乗るのでどうせガス缶は持込めない。予想通り、昨日買ったばかりの250g缶はたっぷり残っていた。本当に無駄なことをしてしまったが、このキャンプ場はガス缶も捨てられたので、開栓全開で何とか使い切って捨てる。

 今度は何とか20kg以内にするために、色々頭を使う。手持ち荷物にするなら、体積が小さく重たい方が効果的だと思う。厳選した結果、テントと三脚を機内に持ち込もうかと思った。

 テントはシートバッグ上部のネットに括り付ける。三脚は、普段はトップケースがあるので使用し難いマット等を固定するループに固定した。レンタルバイクなので、トップケースが無いからこのループも使える。これで、テントも三脚もすぐ外すことが出来る。あと、ジャケットとヘルメット類をトートバッグに詰めれば、何とか20kgを下回るだろう。行きの経験から、ペグ袋は最初から抜いておいた。

 後は今日の予定だが、まずは士幌町のサーキットCPを取りに行って、日勝峠を越えて千歳に向かう。日勝峠は標高が高いので、紅葉が楽しみだ。



 朝一は雲が多かったが、次第に良い天気になってきたので再度写真を撮る。とても雰囲気の良いキャンプ場だ。これが500円なのだから、やはり北海道は素晴らしい。



 キャンプ場中央にはゴミ捨て場もあり、ゴミを捨てられるのはありがたい。



 秋晴れの素晴らしいキャンプ場を楽しめた。

 そんなことをしながら準備をしてバイクに荷物を載せる。やはりトップケースが無いと、シートバッグの取付が楽だ。出発準備も終わり、上士幌町航空公園キャンプ場を9:20に出発した。

 まずは、士幌町に向かうため昨日も通った道で上士幌町市街に向かった。国道241号を越えて、道道660号を走る。ひたすら続く直線道路で天気も良くとても気持ちが良い。十勝らしく雄大な景色が広がっていた。

 しばらく走ったところで居辺広域農道へ入る。サーキットの看板は見えなかったがこの辺だろう、というところで停まってスマホを確認すると、サーキットCP「イーストジャパンオフロードスタジアム」をGet出来ていた。

 これで、今回の北海道ノルマは終わった。後は好きな所に行こう。と言っても最終日なので、あまり時間が無いのだが。交通量皆無の広域農道を走ると、道道134号に出た。そこから国道241号まで戻り、ホクレンで給油した。

 さて、どうしようかと思ったところ、十勝牧場の白樺並木にでも行ってみようか。そう決めたので、国道274号から道道337号へ入って南下した。

 こちらもどこまでも続く直線道路で北海道らしい。今朝の冷え込みのせいか、至るところの畑からもやが出ていて、中々幻想的な景色だった。どこかに停まろうかと思ったが、何となくそのまま走ってしまった。



 10:00過ぎに十勝牧場白樺並木に到着。こちらはあまり紅葉はしてなかったが、雰囲気の良い並木が好きだ。



 バイクと一緒に撮影。



 角度を変えてみる。



 並木の横も、北海道らしい雄大な景色が広がっている。



 やっぱりいつもと違う季節なので、景色が違う。秋らしい景色を楽しめた。

 十勝牧場白樺並木を楽しみ出発。道道133号を西進して国道274号に入る。しばらく走ると、日高山脈が見渡せるところがあったので寄ってみよう。



 多分過去にも寄ったことがある、美曼パノラマパークに立ち寄る。



 多少低い雲があるものの、日高山脈を見渡す。



 ここで写真を撮っていると、おば・・・お姉さんに話し掛けられた。1日どのくらい走るのか聞かれた気がするが、300km程度と話すと驚いていた。大きいバイクなら大したことないですよ。と答えた気がする。

 日高山脈の景色を楽しみ、引き続き国道274号を走って日勝峠に向かった。そろそろ良い時間になったので昼食としたいが、日勝峠へ向かってしまうと店が中々無い。確か途中にドライブインがあったので、そこにしよう。



 11:00頃とかち亭に立ち寄る。



 牛とろ丼を美味しくいただいた。期限無しの割引券を貰ったので、夏に来ることがあればまた寄ってみたい。



 お腹を満たしたところで、周辺の写真を撮る。



 少しずつ木々が染まってきている。



 日高山脈も大きく見えてきたが、真っ赤な山。という感じではなかった。

 撮影を楽しみ出発する。日勝峠は登坂車線も完備されているので楽しく走る。標高が高くなるに連れて見晴らしが良くなった。どこかに停まろうかと思ったが、この道は帯広⇔札幌を最短距離で繋ぐ幹線道路なので、交通量が多いから止めておいた。

 日勝峠のトンネルを越えて、十勝を出る。十勝は天気が中々良かったが、日高に入ると雲がどよんと広がっていた。雨は降りそうにないのが幸いではあるが。



 沙流川沿いに少し入ってみる。多少だが紅葉していた。



 バイクと一緒に撮影。



 もう少し紅葉していると良かったのだが、こればっかりは仕方がない。奥に見えるトンネルは旧道のようだ。

 引き続き国道274号を走る。見覚えのある日高の街を越えて行った。この辺りも何度も走っている道だ。交通量はそれなりにあるものの、流れが良いのでさほどストレスも溜まらない。

 夕張に入ったところで休憩のため、道の駅「夕張メロード」に13:00頃到着。夕張メロンソフトを美味しくいただいて、休憩した。すぐ近くのセブンイレブンでコーヒーも飲む。

 飛行機のフライトまで結構時間がありそうだ。でも、天気が良くないのであまり走り回りたい気持ちにはならなかった。

 こういう時は温泉に行くことが多いのだが、ここで1つ閃いた。千歳にサーモンパークという水族館がある。その名の通り、鮭を売りにしているのだろう。この時期ちょうど鮭の遡上の時期ではないか?なら、何か見れるのかな。と思った。行ったことも無いし、ここに行ってみよう。

 夕張を出発して少し走ると、これまで走ってきた国道274号から道道462号に入って追分町を経由して、千歳に戻ってきた。国道337号を走ると、GSがあったので給油をしておく。これで返却しても大丈夫だろう。

 サーモンパーク千歳は道の駅にもなっていて、結構なクルマで賑わっていた。ローソンがあったので寄ったところ、すぐ隣にあるのだが、サーモンパークの前売り券が売っていた。なので、少し安く入れそうだ。



 前売り券を購入して、サーモンパーク千歳水族館に14:00過ぎに到着。



 日本でもここだけ、らしい川の中まで水族館を売りにしている。早速入ってみよう。



 まずは定番の小魚の群れが楽しませてくれる。



 その名の通り、鮭がたくさん居た。いつもは切り身か刺身でしか見ないが、こう見ると鮭も大きい。



 こちらも鮭の仲間らしい。見たことも無い魚だ。



 10月、ということで館内はハロウィンの飾りがたくさんあった。



 至る所にかぼちゃがある。



 何と水槽の中にもあった。



 拡大すると若干怖い。分かりにくいが、この中に魚が住み着いてしまったらしく、ボードで紹介されていた。



 私の小さな頃はハロウィンなんて無かったが、すっかり日本にも定着したイベントになったな、と感じる。



 冒頭の看板にもあったように、これがこの水族館の売りなのだろう。窓の向こうは千歳川らしい。魚がたくさん居る。



 飼育されているのではなく、野生の鮭が居た。この時期だから見れるのだろう。

 水族館自体はそんなに大きなものではなかったが、鮭やハロウィンの飾りが楽しめた。
 


 外に出ると周辺は公園になっていたので歩いてみる。少し紅葉していた。



 すぐ横には水族館から見えた千歳川があった。人がたくさん居たが、何か見えるのだろうか。



 川を見ると、何やらあった。どうやらインディアン水車というものらしく、鮭の捕獲に使う設備らしい。



 写真だと全く分からないだろうが、赤いフレーム下が水車になっていて、グルグル回っている。見ていると、鮭がバンバン取れていた。多分、たまーに小魚でもこぼれるのだろう、カラスがたくさん周りに待機していた。鮭は大きすぎて、カラスじゃ咥えられない気がする。



 水槽に入る前はオートメーション化されていたが、水槽から移すのは人力だった。網たくさんの鮭がビチビチしている所を見るのは迫力があって見てて楽しかった。



 最終的にはコンベアでトラックに積まれていた。この鮭は食用なのだろうか。



 水族館内から見えていた窓は、恐らくあの辺りだろうか。



 川を見ると、鮭がたくさん居た。この時期ならではの光景を見ることが出来た。

 思ったより楽しめた、サーモンパーク千歳を出発。折角バイクを借りてるので走り回りたいところだったが、たまにはこういうのも良いだろう。

 ここからはJネットレンタカーはすぐだったので、あっさり16:00前に到着した。予定より早かったが、天気も良くないし早めに空港に行くのも良いだろう。



 最終的には、3日で814kmと北海道にしては走行距離は少なめだった。秋だから陽が短いので、早めにキャンプ場に入ったからであろう。

 レンタルバイク返却手続きをして、荷物を降ろす。持ち込み荷物として考えていた、ジャケット・ヘルメット・テント・三脚をトートバッグにぶち込んだ。

 改めて、Ninja1000SXは良いツアラーバイクだと思った。確かに重たいが、予想以上にヒラヒラ曲がるし、クイックシフターとクルーズコントロールはとても快適だ。まぁクイックシフターはどっちでも良いけど、クルーズは追従はしないがやっぱり欲しいな。グリップヒーターも純正で付いているので、結局冬用グローブは使わずに済んだ。

 そのようなことを店員さんと話しながら、送迎用のバスを待つ。しばらくすると到着したので、新千歳空港まで送ってもらう。

 早速カートを用意して手荷物を預ける。新千歳空港も自動荷物預かりがあったので、恐る恐る載せてみたら今度は20kgを下回っていた。確か18kgくらいだったと思う。三脚も追加出来ると思ったが、そのまま持ち込むことにした。

 荷物を預けたので少し楽になった。少し早いが先に夕食を食べることにしよう。



 新千歳空港内にて海鮮丼を美味しくいただいた。

 まだ時間がありそうなので、ラウンジに行ってコーヒーと一服を楽しむ。しばらく寛いで、ANA FESTAで土産を物色した。北海道に来ると必ず買ってくる、とうきびチョコ2種と、会社土産につまみになるようなものを購入した。しかし、預入手荷物を減らすために荷物を抱えているが、重たくて腕が痛くなってしまった。

 保安検査場を抜けるが、行きと同様にブーツを脱ぐように指示された。後は、またペグをチェックされる。前述通り出されるのは分かっていたから、最初からテントに入れなかったのでスムーズに検査してもらう。

 無事に保安検査場を抜けて、搭乗口に向かう。ここで、オーバーブッキングが発生しているから、振替便で良い客を探している、とアナウンスがあった。確か2時間後くらいの便だったと思う。協力金も貰えるらしいが、流石に2時間帰るのが遅くなるのは辛いので申し出なかった。解決した、とアナウンスが流れたので安堵する。

 搭乗口でしばらく待つと、搭乗案内が始まった。帰りはANAではなくAIR DO便なので、飛行機内で流れている曲がいつもと異なる。



 飛行機は定刻通り新千歳空港を離陸した。いつものように窓際の席だが、もう日が暮れてしまったので窓からの景色はあまり見られなかった。これから羽田空港~静岡まで帰らないといけないため、ゆっくり過ごす。



 それでも夜景を少し楽しめた。そして羽田空港に着陸。日本最大と言って良い空港なので、出口までが遠く荷物が多いから中々歩くのが大変だ。手荷物受取所でカートを用意してしばらく待つ。大きなシートバッグが出てきたので、それを受け取った。

 カートを引きながら駐車場へ向かう。バイクも無事に置いてあった。屋内駐車場なので、安心して駐車出来た。バイクを進行方向に向けて、荷物を載せる。順調に進んだが、結局羽田空港駐車場を出発したのは20:30になっていた。

 出口で料金を支払い、さてこれから静岡に帰らなければならない。いつもなら間違いなく高速を使うところだが、月曜は2回目のワクチン接種日で休みだったので、少々帰りが遅くなっても構わない。という訳で、首都高を西湘バイパスだけを使って帰ることにした。

 まずは羽田空港から出てすぐの、湾岸環八ICで首都高湾岸線に入る。夜走るのは好きではないが、この辺はライトアップがキレイなので割と走って楽しい。

 Ninja1000SXに長いこと乗っていたので、やはりその後Ninja650だと振動が気になる。長距離は、大排気量のバイクの方が楽だということを実感した。

 狩場線に入るが、先週クルマで来た時にそのまま首都高を突っ切ると、否応なしに横浜新道に入ってしまったので、今回はGoogle先生に聞いてみた。

 首都高狩場線の長田ICで降りて、正直どう通って行ったのか分からないが、国道1号に出た。初めてこの辺を通ってみたが、やはり横浜新道は使うべきだ、というのを再確認する。道も広くないし、流れも悪いのでここもケチるべきではないだろう。

 そんなことを思いながら、戸塚に出てようやく2車線になる。先週と似たような経路を取るが、藤沢から湘南海岸方面に向かった。少し違ったのは、早めに海岸に出たところだった。

 その途中で給油をしておく。湘南海岸に出たら後はスムーズに進んだ。最近何度かここを通っているが、2車線あるので少しペースを上げたくなるが、結局信号にたくさん捕まってしまうのが辛かった。そこで法定速度ちょうどで走ってみると、信号に引っ掛かる回数が激減した。それだったら、こうやって走る方が良いので今後はそうしよう。

 西湘バイパスに入って、西湘PAに21:50頃到着。ちょうど工事中だったので、仮設トイレがいくつかあった気がする。

 一服休憩だけ済ませて、引き続き出発。西湘バイパスと箱根新道を走り、箱根を越えるとようやく静岡県に帰ってきた。国道1号をひたすら走り、道の駅「富士」にて最後の休憩を取る。最寄りのGSで給油して、0:20に自宅に到着した。

 今回の旅では初めての試みである、飛行機で飛んで現地でレンタルバイクを使う。という中々ブルジョアなことをしてしまった。これも、夏休みに北海道に行かなかった巻き返しということで、私としては贅沢に時間を金で買ってみた。

 当然費用は掛かってしまったが、ほぼ丸三日北海道に滞在出来た。ほんの一部しか周れなかったが、それでも大好きな初山別村みさき台公園でキャンプが出来たり、ナイタイ高原にも行けた。

 その他にも行ったことが無かった快晴の、士別市満天の星の丘、大雪高原を巡れたし、秋らしい光景も見ることが出来た。今回コロナ禍で飛行機も取りやすかったので、平時だと中々出来ないだろうが、天気予報を見て晴れ続きの時を狙える、というのも良いと感じた。夏休み固定だと、台風がバンバン来ようが行くしかなかったりするので、天気予報で決められるのは素晴らしい。

 これで2021年も何とか北海道に行けた。この後は、10月末からリフレッシュ休暇で山陰・隠岐諸島を巡る予定だ。そちらの旅がどうなるか、楽しみにして日々を過ごす。また2022年も北海道に行けるといいな。

■関連ブログ

2021年10月 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~羽田・新千歳~初山別村
2021年10月 北海道ソロキャンプツーリング 2日目 初山別村~上士幌町
Posted at 2022/06/05 22:58:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2021 | 日記
2021年10月09日 イイね!

2021年10月 北海道ソロキャンプツーリング 2日目 初山別村~上士幌町


■2日目 10/9(土) 天気:晴れ
走行距離 281.8km

 初山別村から苫前町を経由して、内陸の士別市の丘に行った。そこから更に内陸に進み、層雲峡を通って道内道路最高所三国峠を越える。そこから、糠平湖畔を通って上士幌町まで走った。

 5:50頃起床。昨日は早く寝たので早く起きれた。流石、キャンプだと明るくなると自然と目が覚めてしまう。



 テントの外に出ると、雲一つない朝焼けが見れた。この時期の北海道のキャンプは初めての経験なので、寒さを心配していたがグッスリ眠れた。



 自分のではないが、テントから出てバイクが見えると何だか嬉しい。バンガロー側のトイレに行って洗顔を済ませる。米を水に浸けて寝たので、早速朝から炊飯をし、美味しく朝食をいただいた。

 ここで想定外のことが起こる。食後にガス缶を確認したところ、予想以上にガスが無くなっていた。経験上、あと2回の炊飯が出来そうにないと感じた。恐らく昨日強風の中無駄に粘ってガスを使ってしまったことが原因だと考えられる。

 これだったら、昨日最初からセコマの安物ガス缶を買えば良かった、と後悔する。小さいものにこだわった結果、こういうことになってしまった。残念ながら仕方がないので、また今晩ガス缶をセコマで調達することにしよう。

 後片付けを済ませるともよおしてきたので、今度は道の駅側のトイレに向かう。バンガロー側より遠いが、ウォシュレットがあったので快適に用を足す。

 歯磨きを済ませて撤収準備を始める。愛車ではないので少し撤収手順が異なるが、テントをシートバッグ上部のネット部に固定するようにしたので、テントを最後に出来るのがありがたい。

 今日はまず苫前町までオロロンラインを南下し、内陸の士別市方面に向かう。そして紅葉で有名な層雲峡にでも行ってみるつもりだ。

 順調に済ませてバイクに荷物を載せて、キャンプ場を8:30に出発した。

 まずは、昨日寄ったセコマに立ち寄りキャンプで出たゴミを捨てさせてもらう。そして、野菜ジュースとセコマの飲むヨーグルトを買ってその場で飲んだ。いくらこの店で買ったものとはいえ、ゴミを捨てる時は何かを買うように努めている。

 セコマを出発し、素晴らしい展望のオロロンラインを走る。土曜のためかすれ違うバイクも昨日より多かった。挨拶をしながら楽しく走る。

 焼尻・天売島を見ながら羽幌町を通過し、苫前町から国道239号に入った。ツーリングマップルにも書いてあるが、この道は高速ロングワインディングロードであり、天気も良く快適に走った。やはり、このバイクはリッターだが非常にヒラヒラ曲がれる。



 10時頃に恐らく士別峠のPAだと思うが寄ってみた。



 やはり秋を感じる光景だ。北海道らしい矢羽根が並び良い道だった。

 この道の先は士別市に出るが、正直北海道内陸の旭川~名寄間はあまり良いイメージが無い。基本国道が40号1本しかなく、交通量も多いし大した大きさではないが市街地がそこそこあるし、道の景色もあまり良くない。

 なのでさっさと層雲峡に向かおうかと思ったが、ツーリングマップルを見ると、士別市に「満天の星の丘」という中々興味を惹かれる名前の丘があった。

 今までずっと2013年のツーリングマップルRを使っていたが、2020年にセローで北海道に行こうと思ってたから、A5の通常版ツーリングマップルを購入していた。結果的にはセローで行けなかったのだが、今回は少しでも荷物を減らすため通常版を持って来ていた。

 それこそ2013年版は擦り切れるほど読みつくしているが、こんな名前の丘がある記憶が無かった。なのでどこかのタイミングで追加されたのだろう。やはり適宜ツーリングマップルも替えないといけないな、と思った。

 と言う訳で、この士別周辺に来ることは殆ど無いし、折角近くに来たのでこの「満天の星の丘」に行ってみよう。メイン道路沿いにある訳じゃなさそうなので、Google先生に入力してみた。

 剣淵川に掛かる橋の手前に道があり、そこを曲がると次第に標高を稼いでいく。既に展望が良くなったところで標識があった。入口からダートになっており入るのに躊躇したが、ツーリングマップルに載ってるくらいだからバイクで入れるのだろう、と思い入ってみる。



 するとここは素晴らしい場所だった。何だ、この開放感は。不整地なので、一応スタンドパッドを敷いておく。



 ススキが広がる向こう側に士別の街が広がっていた。



 大変牧歌的な丘が広がり、そこにバイクで入れるというのは素晴らしい。



 紅葉している木が1本あった。



 どこまで行けるのだろうか。SUVが結構奥まで行っていた。セローだったら適当に行ってみるところだが、流石に自重しておく。



 ここからバイクを撮影。



 ツーリングマップルのコメント通り、360°見渡せる丘だった。



 しかし、やはり北海道は奥が深い。勝手に北海道は詳しいつもりで居たが、私が知らない所はまだまだある。ここは照明も無いので、本当に満天の星が見れそうな丘だと思うが、中々バイクで来るにはハードルが高そうだ。

 何となく来たところだったが、素晴らしい満天の星の丘を楽しめた。

 出発し、士別市の国道40号に出て南下する。GSに寄って給油するが、確かNinja1000SXはハイオク車だったと思う。ハイオク入れなきゃいけませんか?と聞くのを忘れてしまったので、まぁ良いか。と思いハイオクを入れた。ガソリンタンク容量が大きいので、満タンで2000円を超えたのは驚いた。

 そろそろ良い時間になったので昼食を取りたい。この先に道の駅があるからそこにしようかと思う。



 道の駅「絵本の里けんぶち」に11:20頃到着。焼きカレーを推してたのでそれにしてみた。あまり類似なものを食べた記憶が無いが、中々美味しかった。食後に北海道初ソフトクリームを食べる。やはり北海道のソフトクリームはとても美味い。PayPayが使えたので助かった。

 お腹を満たしたところでツーリング再開。引き続き国道40号を南下する。和寒町を通過し比布町に入り、比布北ICから旭川紋別道に入った。ここは無料なのでありがたい。

 快適に走り、上川層雲峡ICで降りた。層雲峡に向かう予定だったが、割とまだ時間がありそうだ。ここでツーリングマップルを見ると「大雪高原旭ヶ丘」というのが見つかった。どうやら、2016年版表紙撮影地らしいので、展望も良さそうだ。当然2016年撮影地なら、2013年のツーリングマップルには載っているはずがないので、ここも掲載が増えたのだろう。

 行ったことが無いポイントなので是非行ってみよう。上川層雲峡ICからいつもは国道39号方面に向かうが、道道849号を大雪山方面に向かう。看板も出ていた。

 この道はかなり気持ちの良い直線道路だった。楽しく走っていると、こちらも看板があったので大雪高原方面へ曲がった。標高を上げていくと見晴らしが非常に良くなる。これは期待できそうな場所だ。大雪山を見渡せるレストハウスがあったが、後で寄ることにして撮影地スポットを探してみた。

 少し道が狭かったがバイクなので不安も無く進むと、とても雄大な風景が広がってきた。今日は士別の満天の星の丘もそうだが、まだまだ北海道の行ったことが無いスポットもあるものだ。



 大雪山を見渡せる場所で撮影開始。既に冠雪しているのは、流石北海道だ。



 秋らしく色づいてきた木々を見ながら、だだっ広い草原が広がる。



 まさに北海道と言った雄大な景色。



 バイクも撮影。



 ツーリングマップルのコメントは信頼できるので、素晴らしい場所だ。



 この撮影をしている間、全くと言っていいほど他のクルマは来なかった。こういう誰も来ないマイナーだけど、素晴らしい景色の場所を見つけるととても嬉しくなる。

 ゆっくり撮影して、先ほどのレストハウスに行ってみよう。



 13:00頃大雪森のガーデンに到着。ここからの大雪山は、先ほどの場所より牧歌的な光景だと思う。ただ、少し逆光気味なのが残念。



 森のガーデン方向が順光だったので、色づいた白樺と青空がとても映える。



 こちらでもバイクも撮影。



 望遠圧縮でも。



 大雪高原はとても素晴らしい場所だった。

 大雪高原を楽しみ出発する。国道39号まで戻り、層雲峡に入っていく。紅葉シーズンの土曜なので、それなりに交通量はあったが、混雑するまではいってなかった。

 中々良い紅葉風景を眺めながら走る。どこかに停まろうかと思ったが、前にもクルマが居たがそのまま走ってしまった。

 結局停まらずに、セブンイレブンがあったのでコーヒー休憩を取る。コンビニを出発し、大函小函も通過して走り続けた。今考えると、折角紅葉シーズンの層雲峡に来たのに、1枚も写真を撮らなかった。多分、先ほどの大雪高原と比べるとメジャーな観光地になるので、寄る気がしなかったのだろう。

 層雲峡を華麗にスルーして、大雪ダムに出てきた。そこから国道273号に入って上士幌町方面に向かう。段々標高を稼いで行き、とても開放的な道でここはお気に入りの1つだ。

 三国トンネルを越えて、三国峠のパーキングが見えた。結構な観光客で賑わっていた。この先の松見大橋が一番の見所なのを知っているのでスルーしたが、もう何年もここには寄っていないので、寄ってみても良かったかな、と後から考えると思う。



 三国峠松見大橋を望む場所に寄ってみた。



 一面の樹海の中に橋が一本通っている。



 しかし、よくこんな所に立派な道を通したものだ。



 バイクも撮影。とても良い天気が続いている。



 松見大橋と一緒に入れようとすると、微妙なアングルになってしまった。



 北海道は路肩が広いので、バイクだと気軽に置ける場所が多いのが嬉しい。



 山を望み、広がる樹海の中に延びる一本道。というのが好きな構図。



 快晴の三国峠を楽しめた。三国峠がこんなにピーカンなのは初めてかもしれない。

 三国峠を出発して、国道273号を南下する。先ほど見ていた松見大橋を下って行き、白樺林の中を進む。この道は本当に開放的で、北海道らしさを楽しめる。結構内陸の道は単調な景色が多いが、ここは非常に素晴らしい。

 南下していくと糠平湖が見えてきた。タウシュベツ川橋梁が有名な場所だが、ここはかなり辺鄙な場所にあるので、近くで見たことがない。かなり崩壊が進んでいるらしいので、一度は見てみたいが時間も無いので今回もPassする。

 次第にぬかびら温泉郷に入ってきた。紅葉が凄くキレイだったのでどこかに寄ってみよう。



 14:50頃温泉公園というところがあったので、寄ってみた。



 北海道は白樺の紅葉が多いが、真っ赤な紅葉が見れて嬉しい。10月上旬なのだが、流石北海道。

 温泉公園の紅葉を楽しみ、そろそろキャンプ場に向かおうかと思った。国道273号に戻っていくと、ダム展望台という看板が見えた。ここは行ったことが無かったので寄ってみよう。



 糠平湖を望む場所があった。中々良い景色だ。



 バイクとも一緒に撮影。

 これでもう良いだろう。キャンプ場に向かうことにした。

 しばらく走ると上士幌町市街に出てきた。航空公園に向かうが、看板もバッチリあったので向かう。市街地から5分程度走ると、上士幌町航空公園キャンプ場に15:30頃到着した。

 まずは受付しようと思い、受付らしき場所に向かった。すると誰も居なかった。夕方係員が周るので、出来るだけ夕方に居てくれると助かります。と書いてあった。

 ということで、先にテントを張ることにする。有名なキャンプ場の割には初めて来る場所なので、まずはサイトの状況を確認する。かなり広大な芝生のキャンプ場で、所々にテーブルが置いてあるので便利そうだ。特徴的な炊事場もいくつか点在していた。

 ただ、バイクをサイト脇には置けないので、荷物の搬入が少し面倒かな。リアカーは何台か置いてあったのでまだ良いが。さらに、トイレが1つしかなく、しかも端っこに位置しているので若干使い辛いかな、と感じた。トイレの近くに張るのが一番便利そうだが、そちらの方は雰囲気があまり良くないと思った。キャンプの雰囲気も大切なので、少し不便でも中央近くが良さそうに思える。

 結局中央のテーブル近くに張ることに決めた。リヤカーをバイクの近くまで持って行き、荷物を降ろしてリアカーで運ぶ。そしてテーブルに荷物を置き、テントを設営。



 上士幌町航空公園キャンプ場をキャンプ地とする!上士幌町市街からバイクで5分程度の場所で、温泉もセコマも市街地にある。徒歩圏ではないが、近いので便利なキャンプ場だと思う。雰囲気も中々良い。航空公園と言えば、バルーンフェスティバルが有名だが、盆休み近辺であるのでその際はかなり混雑するらしい。

 もうオフシーズンに入っているが、土曜なのでそこそこのキャンパーが居たが、広大なので全く問題無い。

 イスを出して、しばらく風に吹かれながらゆっくりする。キャンプはこの瞬間がたまらない。一服休憩して、まだ時間があるので天気も良いし、ナイタイ高原に夕暮れを見に行こうかと思った。

 そうと決めたので、16:30頃キャンプ場を出発。既にかなり夕暮れ感が出てきたが、まだ間に合いそうだ。何度か行っている場所なので、迷うことなくナイタイ高原方向に向かっていく。

 相変わらずここも非常に開放的な道で楽しく登っていく。夕暮れが近いためか、殆ど他の観光客も居なかった。



 よく停まっている駐車帯に到着。



 牧歌的な風景が夕暮れに染まっていく。



 バイクと一緒に撮影。



 十勝平野の雄大な景色と。

 駐車帯を出発し、更に登っていくと頂上のナイタイテラスに到着。もう閉まっているのか、こちらも人が殆ど居なかった。ナイタイテラスから更に上に、撮影に絶好の場所があるのを知っているので、そちらに向かった。夏休みは、いつもバイクと記念撮影している人が居るので中々確保出来ないが、今日なら余裕だ。



 ナイタイテラスのアーチオブジェと十勝平野の眺め。



 奥の建物がナイタイテラス。ここ数年以内に出来た建物で、食事も出来るし展望の良いトイレがあって、観光客で賑わっている。ソフトクリームも美味しかった。



 夕暮れを見てると、1日の終わりを実感する。



 小高い丘になっていて、柵も無いからこんな写真も容易に撮れる。



 素晴らしいナイタイ高原を楽しめた。真っ暗になる前にキャンプ場に戻ることにしよう。17:15に出発し、17:30にキャンプ場に帰ってきた。

 既に米を水に浸けているので、早速炊飯を始める。夕飯の準備をしていると、係員さんがキャンプ料金の徴収をしていた。私の所にも来たので、キャンプ料金を支払う。昨日買い出した鍋用の具材が丸々余っているので、買い出しはしていない。昨日と全く同じ中身の鍋だが、そちらの準備をして美味しくいただいた。

 食後にガス缶を確認すると、もう残量はほぼ無かった。これでは明日の朝食を自炊するのは無理だと思った。今朝考えた通り、ガス缶を買うことにしよう。今考えてみると、別に朝食だけなら自炊しなくても良かったかな。と思った。多分キャンプだから、自炊をしなければ。という思いの方が強かったのだろう。

 食後の一服もまたたまらない。後片付けをするが、有料のキャンプ場なので炊事場の照明もあったからヘッドライトは要らなかった。昨日と同様に、温泉上がりだと体が冷えてしまうので、先に夜景撮影を始める。



 キャンプ場の夜景。



 テントと、航空公園独特の炊事場。



 芝生が広がり木々が適度にあって、良い雰囲気のキャンプ場だ。



 夜景の撮影を楽しめた。

 少し体が冷えてきたのでそろそろ温泉に行こう。初山別村みさき台公園と違って歩いて行くには遠いので、バイクで向かう。と言っても、上士幌町市街にあるので5分程度で着く。

 キャンプ場を18:40頃出発し、まずは前述通りセコマに立ち寄りガス缶と飲料を調達しておく。しかし、このNinja1000SXはLEDヘッドライトなのだが、驚く程明るい。クルマ並みの明るさだったので、これなら夜走行も全く問題無さそうだ。これはかなり羨ましいと思った。



 セコマを出発し、上士幌町「ふれあいプラザ」に到着。町営の温泉で300円と格安だが、ヌルスベの立派な温泉だ。格安なのでシャンプー・ボディソープ類は置いていないが、持って来ていたのでそれを使う。

 ゆっくりとしっかり温まり、21:00頃温泉を出発。さくっとキャンプ場に戻ってきた。

 火照った体にキャンプ場の夜風が大変気持ちが良い。明日の天気予報を見ると、十勝地方は良い予報だが、千歳方面はあまり良くなかった。降水確率は高くないのでありがたい。一応カッパは持って来ているが、使わずに済みそうだ。

 明日の最低気温予想が5℃になっていた。これは中々冷え込みそうだ。低温やけどの恐れがあるので避けるように書いてあるが、カイロを貼ってみよう。着れるものは全て着ておこう。

 冷やしすぎないように、適度に夜風に吹かれて過ごす。この瞬間もたまらなく好きだ。そろそろ冷えてきたかな、というところでテント内でシュラフに入る。

 今日は、今までの北海道で行ったことが無かった、満天の星の丘・大雪高原を訪れた。いずもも大変素晴らしい景色だった。まだまだ北海道には行ったことがないところがあるのを再認識した。

 明日は、上士幌町から士幌町のサーキットCPに行って、国道274号日勝峠を越えて、新千歳空港へ戻ることになる。やはり北海道を周るには3日では短すぎる。まぁ今年に関しては仕方ないが、それでも北海道に訪れることが出来たのは良かった。そんなことを考えながら、眠りについた。 
 
宿泊地:北海道上士幌町 航空公園キャンプ場 500円
温泉:上士幌町ふれあいプラザ 300円

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2021年10月 北海道ソロキャンプツーリング 3日目(最終日) 上士幌町~新千歳・羽田~静岡
Posted at 2022/06/04 23:37:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2021 | 日記
2021年10月08日 イイね!

2021年10月 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~羽田・新千歳~初山別村

 今年は国盗り完全制覇を成し遂げるため、夏休みは東北に行ってしまい北海道に行かなかった。冬の雪まつりも恒例にしていたが、コロナの影響で中止になったのもあり、行かなかった。

 このままだと北海道に行かずに2021年を終えてしまうので、どこかで週末+有休を使って行きたいと思っていた。6月に計画をしていたが、緊急事態宣言が出てたのと、どうせ弾丸で行くなら季節を変えてみたいな、と思い2013年以来久々の秋北海道に行ってきた。

 備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも是非見てってください。



■1日目 10/8(金) 天気:晴れ
走行距離
 本州:213.4km
 北海道:240.2km

 自宅から最寄りのICに入り、ひたすら高速で羽田空港まで走った。そこから、新千歳空港まで飛行機で飛び、レンタルバイクを借りる。新千歳空港からハイドラ巡りをしながら日本海側に出た。風光明媚な日本海オロロンラインを北上し、初山別村まで走った。

 2021年の旅の記録にも何度か書いているが、今年の夏休みは2012年から毎年行っていた北海道へ行かなかった。6月に行こうかと思っていたが、段取りを始めたのが遅くて行くことが出来なかった。

 何とかどう行くかを色々考えていたが、改めて冷静になると折角夏休み以外に行くのだから、どうせなら夏以外にしたいと思った。当然冬にバイクで走ることは不可能なので(宗谷年越しキャンプ村など例外は除く)、秋に行きたいなと思うようになった。

 しかし、9月末まで緊急事態宣言が発令されていた。ぶっちゃけて言うと宣言が出てようが、私のスタイルだと1人で旅をする限り、限りなく感染リスクは低いだろう、と推測出来るのであまり気にしてもしょうがない。

 弊害として緊急事態宣言が出ていると、キャンプ場が軒並み閉鎖されてしまうため、貧乏旅行が出来ない。というデメリットがある。特に北海道のキャンプ場は殆どが公営なので、より影響を受けてしまう。実は6月を中止した理由の1つでもあった。

 なので一応様子見をしていたが、9月末になってくるとワクチン接種が進んだためか、コロナウイルスが変異に失敗したからかは分からないが、感染者数が嘘のように減っていき、緊急事態宣言も解除される見通しが出てきた。そして10月からの宣言解除が決定となった。

 これだったら気にする必要は無い。後はどのように旅をするか。流石に3日しかないので、フェリーを使うと現地で宿泊することが出来ない弾丸になるので却下。やはり時間がないので、飛行機で飛ぶべきだろう。

 現地の移動手段だが、一般的なのはレンタカーだ。安いコンパクトクラスだったら、1日5,000円くらいで借りられるので、今まで北海道に飛行機で行った際にはレンタカーしか借りたことが無かった。

 ところが今年は事情が違う。バイクで北海道に行っていないし、季節も秋なので是非共バイクで走りたい。まずは、愛車を陸送することを考えた。ところが、流石に北海道に運ぶにはかなりの料金が掛かる。自宅への引き取りだと更に追加されてしまうし、運送会社まで持って行っても自宅まで帰るのも面倒だ。

 そこでレンタルバイクを探してみた。私の中で北海道と言えば、道北と道東だ。しかし、やはり北海道の玄関口は新千歳空港なので、その周辺しかレンタルバイクを取り扱っている店が見つからなかった。旭川にもあるようだが、コロナ渦のためか営業休止中だった。仕方がないので、新千歳空港を起点に考えるしかないだろう。

 羽田~新千歳は日本一のドル箱路線なので、便は大量にある。早速いつも通りANA特典航空券を探してみたが、皆様子見をしていたのか普通に週末の良い便が空いていた。とりあえず以下の便を予約した。

10/08(金) ANA51便 羽田7:00発 新千歳8:30着
10/10(日) ANA4732便 新千歳18:00発 羽田19:35着(AIR DO運航)

 流石羽田なので、3日間をフルに使うことが出来る。後はレンタルバイクの確保だが、飛行機の日程変更は手数料が掛からないが、レンタルバイクはキャンセル料が掛かってしまうので、少し様子を見ることにした。天気が悪いと行きたくないので、そこは直前に確認する。

 出発前の週に山形の飛島を満喫し、天気予報を確認していたが天気には恵まれそうだ。早速バイクを選ぶ。パッと出てきた新千歳空港周辺のレンタルバイク屋は、レンタル819とJネットレンタカーだった。色々見てくと、Jネットレンタカーがキャンペーンをしていたのでそちらの方が安そうだ。当然、排気量が低い方が安いのだが、やはり250ccだと少ししんどい。

 また情報収集していると、この時期の北海道は雪虫が大量発生するのでシールド等が虫まみれになってしまうらしい。そうなると、やはりスクリーン付きが望ましい。等々色々考慮した結果、私の乗っているバイクと同じKAWASAKI製Ninja1000SXを選択した。もちろん私は大型自動二輪免許は持っているが、リッタークラスには乗ったことがないので、とても楽しみだ。

 後はどう羽田空港に行くか。北海道ではキャンプをしたいので、キャンプ道具を持って行く必要がある。いつも羽田の朝一便に乗るときは、深夜バスに乗っていくがキャンプ道具を持ってバスなどに乗りたくない。手っ取り早いのはクルマだが、3日羽田空港に置くと4,500円も駐車代が掛かるので悩ましい。

 というわけでバイクで羽田空港まで行くことにした。バイクなら羽田空港駐車場が1日500円で停められるし、屋根付きなので安心して置ける。どうせ、バイク用の格好やヘルメット。バイクに積められるバッグを持って行くので、バイクで行った方がむしろ効率的だろう。

 問題は前泊するのが一番手っ取り早いが、セコく行きたいので朝3:00前には出発する必要があるくらいだろう。まぁ遊びなら少々睡眠時間が短くても何とかなる。

 最後に3日でどう北海道を周ろうか模索する。北海道自体の国盗り等は、2019年に終わらせたので、単純に行きたい所で計画した。どうせ新千歳空港を起点とするなら、北海道に新規追加されたハイドラサーキットCPを取りに行きたい。後は泊ったことが無いキャンプ場に行く、というノルマを毎年掛けているため、それを考慮すると以下のような計画を立てた。

10/08(金) 新千歳空港⇒砂川市サーキットCP⇒留萌市⇒初山別村
10/09(土) 初山別村⇒士別市⇒層雲峡⇒三国峠⇒上士幌町
10/10(日) 上士幌町⇒士幌町サーキットCP⇒日勝峠⇒新千歳空港

 距離も測ってみたがちょうど良さそうだ。秋なので日が短いからあまりガッツリは走れないだろうから、ボチボチ秋の北海道を楽しみたい。上士幌町の航空公園キャンプ場は割りとメジャーな所だと思うが、何故か今まで泊ったことが無かった。未踏地のキャンプ場に訪れることが出来る、まぁまぁの計画だろう。初山別村のキャンプ場は私の記録の中でも何度も出てきている、素晴らしいキャンプ場なので言うまでもない。



 全ての準備が整い、前日の仕事を終えて家に帰る。キャンプ道具を準備し、バイクに積んでおく。そして21:00にはベッドに入る・・・が、当然こんな時間から寝られないので、ひたすら横になるだけだった。それでも起きているよりはマシ、のはず。

 恐らく23:00くらいに寝て、2:00にアラームで起きる。3時間しか寝てないが、遊びならスッキリ起きられるのが不思議だ。

 軽くヨーグルトとバナナだけ食べて、洗顔等を済ませて3:00に自宅を出発。最寄りのICから高速に入り、ひたすら走り続ける。中井PAで休憩。コンビニで朝食を済ませて出発。早朝なので段々夜が明けてくるのだが、この中走っていると高揚感が沸いてくるから不思議だ。

 横浜町田ICで降りて、保土ヶ谷バイパス経由首都高狩場線に入って湾岸線へ向かう。早朝のベイブリッジ・鶴見つばさ橋やコンビナートがとてもキレイだった。湾岸線空港中央ICで降りて、羽田空港第2ターミナルの駐車場に5:40に到着した。

 まず、駐車場からカートをバイクの近くまで持ってくる。そして、バイクから荷物を外してカートに載せた。割と順調に進み、後は手荷物を預けるだけだ。バイクジャケットはプロテクターが入っている関係で重たくて動きづらい。こんなの来て飛行機に乗りたくないので、モンベルのトートバッグにヘルメット・ジャケット・グローブを放り込む。そしてタンクバッグは機内に持ち込むつもりで、貴重品などを入れておいた。

 羽田空港は自動預かりマシーンがあるので、まずヘルメット等が入ったトートバッグを預ける。今思えば、これが大失敗だった。次にシートバッグを預けようとした。すると、20kgを超えているので有人窓口に行ってくれ、と言われてしまった。

 仕方がないので、隣の有人窓口に行ったが、かなりの長蛇の列で全く進まない。どうやらサーフボードや自転車。動物を預ける人がこちらに来るようだ。さっさと荷物を預けてラウンジでゆったりしようと思っていたが、とても出来そうにないくらい待たされた。

 ようやく出番が来たので荷物を預けようとした。飛行機に重たい荷物を持込んだことがある方や、知識のある方は既に感づいているかもしれない。一般客の持ち込み荷物はANAでは20kgまで、と決まっており超過すると追加料金が掛かる、と係のお姉さんに言われてしまった。

 私は毎年何度も飛行機に乗っているので、自分で勝手に慣れていると思っていたが、初めてのことに少し戸惑う。考えてみれば、キャンプ道具クラスの重たい荷物は預けたことが無い。せいぜい機内持ち込み出来ないレベルのスーツケースくらいだった。何度か、大きなスーツケースにキャンプ道具入れて行ってみたいな、とか思っていたが今まで実現したことが無かったのだ。

 さてどうしたものかと思っていたら、少しだけの超過なので減らしてもらえれば、と言われた。なので、シートバッグのトップに積んでいたテントを外した。これで20kgを下回ったので、良かった・・・となるはずだったが、勘の良い方なら分かるだろう。既に、ジャケット・ヘルメットのトートバッグを預けているので、当然ながら合算の重量を計算される。

 トートバッグの重量が3kgだったので、もう3kg減らしてください。と言われた。流石にもう3kg減らそうと思うと、バーナー類の入っているスタッフバッグを抜くしかないだろうが、これはバッグの一番下に積まれているので、取り出すのも入れ直すのも非常に面倒臭い。しかもトートバッグも無いので、どうやって持ち運ぶか?って考えたら、もう降参するしかなかった。流石に既に預けてコンベアで流れていったものを、引き返してくれとはとても言えなかった。

 たかが3kgの超過なので大した金額ではないだろうと思い「お金払います」とお姉さんに伝えたら、何と2,500円請求された。おぉ、割りと良い金額吹っ掛けてくるな、と思ったがもう仕方ない。次からは気を付けることにして、勉強代として支払う。後から調べたところ、てっきり1kg単位くらいの請求かと思ったら、1~10kg超過で一律料金のようだ。

 それだったらテントもバッグに付け直せば良かったが、何故か持ち込み荷物として手に持って行ってしまった。そのような細かいことまで調べてなかったので、無駄な金を払うことになってしまった。LCCだったら調べただろうが、ANAなら大丈夫だと思ったが、やはり制限があることを初めて知った。更に調べた所、北海道でも静岡からの宅急便はそのくらいの金額で送れるようだ。もう少し荷物が多くなるようなら、おとなしく宅急便営業所留めとか使っても良いだろう。

 そんなことをしていたら搭乗時間近くになってしまった。急いで保安検査場を通るが、ここでも面倒事が待ち受けていた。まずバイク用のブーツだったので、くるぶしまで隠れているから、靴もX線に掛けると言われた。仕方ないので、スリッパに履き替える。BOAのリール式ブーツだからまだ楽だが、本気のブーツだとげんなりするだろう。

 次に、先ほど手荷物扱いにしたテントが引っかかった。どうやらペグを確認しなければならないらしい。テントを開けて、中からペグ袋を取り出して検査員に確認してもらう。武器になるような突起ではないので問題無いらしい。それを元に戻すのに、検査員がやってくれたのでまだ良いが、大変そうだった。何だか色々あって、乗る前から疲れてしまった。経験したことが無いことをすると、色々なことが起こるな、と再認識した。

 搭乗口近くまで移動し、疲れたのもあって一服休憩する。そしてしばらく待つと、席への案内が始まった。後ろ寄りの窓側の席を確保していたので、優先搭乗が終わるとすぐの案内だった。コロナ渦になって何度か飛行機に乗ったが、乗車率は低く隣に人が居ることが殆ど無かった。しかし、緊急事態宣言も解除されたためか、結構な人が乗っており久しぶりに隣に他人が来ることになった。

 赤ちゃん連れのお母さんだったが、最初に「多分すぐ寝ると思いますが、騒いだらすみません」と一言あった。子供は好きだが、流石に隣で泣き叫び続けられると敵わない。でも赤ちゃんは泣くのが仕事なのでガマンしたい。結局お母さんの言った通り、すぐ寝てたので全くと言っていいほど泣かなかった。これだったら、お母さんも少しは楽だろう。



 朝早かったので軽くひと眠りしていたら、北海道が見えてきた。まずは、特徴的な形をしている函館がよく見えた。



 次に室蘭。白鳥大橋までハッキリと見える。



 そして苫小牧の街が見えてきた。あの山の向こうに富士山のような裾野が見えるが、恐らく羊蹄山であろう。



 苫小牧は工業都市なので沿岸のコンビナート工業地帯を望む。



 段々飛行機は高度を下げていく。大変良い天気で素晴らしい。



 街の次は原生林が広がり、中に道央道が貫いていた。



 恵庭岳だろうか、山並みが美しい。

 素晴らしい景色を見ながら、飛行機は定刻通り新千歳空港に8:30頃着陸した。何度も使っている空港なので見慣れたものだ。

 まず手荷物受取所でしばらく待つ。大きなシートバッグとヘルメット等が入っているトートバッグが出てきたので、受取りカートに載せる。

 カートを引っ張りながら新千歳空港の指定送迎場所まで向かう。事前に予約した時は、空港に到着したらTELするようあったのでしておく。大体大手のレンタカーは到着ゲートすぐの場所に送迎車が来るのだが、Jネットレンタカーは結構端だった。

 送迎車両が待機していたので、カートの荷物を係員さんに渡して積んでもらう。早速名前を告げたが、どうやらリストに見つからなかったらしい。バイクなんですけど、と言ったら案内してくれた。もう時期的にあまり居ないのかな。



 新千歳空港から10分くらいでJネットレンタカー営業所に到着した。荷物が大量にあるのでまずベンチに置いて手続きをする。クルマ以上に免責補償が高かったので、今回は止めておく。リッタークラスは初めてだが、まぁ大型バイクであれだけウロウロしているから大丈夫だろう。

 手続きが終わり、バイクの案内をしてもらう。レンタカーと一緒でグルっと車体を見回した。立ちごけのキズとかあったが、二の舞にならないよう気を付けなくては。

 次にバイクの機能を案内してもらった。今回借りるのは、前述しているがKAWASAKIのNinja1000SXとなる。確か2020年に出たばっかりの新車種だったと思う。私も、同じメーカーのNinja650に乗っているが、流石最新鋭のマシンは全く違う。覚えている限りこんなところだろう。

・フルカラーTFTメータ
・工具要らずの可変式スクリーン
・クイックシフター(発進以外クラッチ操作不要)
・クルーズコントロール(一定速走行のみ)
・純正グリップヒーター
・純正シガーソケット

 車体価格は中々高くなっているが、これだけの装備だと、スマホホルダーとトップケースだけ何とかすれば、すぐ旅バイクに出来そうと感じた。

 スマホホルダーが有料オプションだったので、まぁ北海道だし無くても何とかなろうだろう、と思って付けなかったが、まさかの私が付けているものと一緒だった。なので、持ってくれば付けれたのだが、こればっかりは仕方がない。

 案内も終わり、いよいよ走行可能となる。まずは荷物を積まなければならないので、少しだけ移動させた。やはり慣れないバイクは動かすのに若干不安があるが、少し重さを感じた。

 早速シートバッグを積む。私のNinjaと同じで、タンデムステップの所が荷掛フックになっていたから、前側はそこで良い。後ろ側をどこに固定するか。グラブバー周辺が良いかと思ったが、ループが中々入らなかった。

 試行錯誤した結果、ナンバープレート取付フレームに付けることにした。しかし、私のバイクだとトップケースが付いているが、トップケースが無いと実にバッグの取付がしやすい。気軽に荷物を出し入れ出来たり、雨に強いという最大のメリットがあるので無くすつもりは微塵もないが。

 最後にタンクバッグを付ける。キャンプ生活をするのでスマホは充電しておかないといけないから、充電環境も整える。

 結局若干荷物の固定に手間取ったせいで、出発は10:00近くになってしまった。まぁ急ぐ必要も無いので良い。いよいよ秋北海道キャンプツーリングの開始だ。

 まずは砂川のサーキットCPへ向かおう。Jネットレンタカーを出て、国道337号バイパスを北上する。高架道でほぼ高速だったので快適に移動する。

 しかし、流石北海道。高速で走るとバシバシ虫が当たる。事前情報通りだが、やはりスクリーン付きのバイクで良かった。虫としてはトンボとかが多かったような気がする。

 国道274号に少しだけ入って、再度国道337号を北上。長沼町を越えて岩見沢市に入った。セブンイレブンがあったので、コーヒー休憩に10:30頃立ち寄る。北海道のコンビニと言えばセイコーマート(セコマ)で私も贔屓にしているが、セブンイレブンアプリの店舗ゲージを集めるのを楽しんでいる。飲料やキャンプ飯を調達するには変わらずセコマを使うつもりだが、コーヒーだけ飲みたいときはセブンイレブンを利用していこう。

 岩見沢からは国道12号を北上する。この辺は北海道と言えど、交通量が多くて全く北海道らしさは無い。あえて言えば矢羽根があることと、道路が広いことは北海道らしいが。

 三笠市を抜けて美唄市に入った。そろそろ良い時間になったので昼食としたいが、ツーリングマップルを見ると、美唄名物とりめしというのがあるみたいなので、そちらに行ってみよう。



 11:30頃しらかば茶屋に到着。レンタルバイクなのでナンバー修正不要だから、編集が楽だ。店舗に入って注文し、しばらく待つと人が増えてきた。平日だというのに盛況で喜ばしい。



 味噌ラーメンと一緒に美唄名物とりめしが出てきた。大変美味しくいただいた。

 お腹を満たしたところでツーリング再開。引き続き国道12号を北上する。道の駅ハウスヤルビ奈井江に、直線道路日本一中間点の看板を見ながら走る。正直日本一の直線道路と言っても、車線の増減があったり交通量が多かったり、見渡せる訳ではないのであまり実感は無い。

 砂川市に入り、ハイドラを確認するとCPがあった。スマホホルダーが無いので少し大変だが、多分ここだろうという道に入って進む。石狩川の堤防に沿った所にサーキットがありそうだ。

 途中まで行ったところで道はあるのだが、乗り入れ禁止と書いてあったので広い所にバイクを停める。そして歩いていくと、サーキットCP「オートスポーツランド スナガワ」をGet出来た。普通にバイクでも通れるし、Uターンも出来るくらいの幅員があったが、通行禁止にしている理由は何だろうか。

 目的を済ませると、国道12号には用は無い。札幌~旭川間は、国道が2本並走しており、国道12号と275号が通っている。国道12号の方が最短距離っぽいが、市街地をたくさん通るので、所要時間は国道275号の方が早いらしい。なので、国道275号に向かった。

 新十津川町で国道275号に入る。ちなみにこの国道はかなり長大で、札幌から浜頓別町まで繋がっている。浜頓別町は大好きなクッチャロ湖畔キャンプ場があるが、流石に今年は行けないだろう。2014年から毎年泊まっているのだが、遂にその記録が途絶えることになりそうだ。

 毎年のように書いてあるが、遂に記録が途絶えるので、今度こそ道北に行った際はさるふつ公園キャンプ場に泊まってみようかな、と思った。

 閑話休題、少し脱線したが国道275号を北上する。この辺まで来ると、ようやく風景が北海道らしくなってきた。この辺で、制限時速50km/h区間でネズミ捕りをしていたような記憶がある。

 何とか無駄な出費を防げた。この辺でどこかに寄りたいな、と思ったがあまり周辺には見どころが無い。この後は留萌へ抜けて、日本海オロロンラインに出る。それだったら、沼田町に「萌の丘」というお気に入りの場所があるので、そちらにでも行ってみよう。

 国道275号をそのまま走り、深川留萌道を越えたところで見覚えのある風景になってきた。案内もあるので、道道を曲がり萌の丘へ登っていく。



 13:00頃沼田町萌の丘に到着。



 少し雲が多いが、青空も見えた。所々少ないが紅葉も始まっており、秋らしさを感じる。



 広大な田園風景が素晴らしい。後何が良い、って他の観光客が殆ど居ないことだ。この展望を独り占め出来る。



 バイクと一緒に撮影。



 東屋で一服休憩して、展望を楽しめた。



 駐車場からの展望も良いが、この先も行けるので行ってみる。



 萌の丘のシンボルは、丘の上に立つこの2本の木のようだ。こちらも少し紅葉が始まっている。



 こちらの木は紅葉がより進んでいた。
 


 ススキが広がった景色もある。やはり夏の景色とはまた違う。



 萌の丘の展望は素晴らしかった。雲が多めなので、少し心配になり雨雲レーダーを見たが、雨雲が近くにあるようだ。でも、そんなに濃い色ではなかったので、あまり気にしなくても良いだろう。



 雲が多い方を見たら、虹が微妙に出ていた。あの辺りは雨が降っているのだろう。

 萌の丘を楽しみバイクに戻ってきた。萌の丘を出発し、先ほど通過した深川留萌道に入って留萌方向に向かう。結局走行中に雨は降られなかったので、ありがたい。

 深川留萌道を終点まで走り、留萌市に入った。日本海側に出ると、国道232号に入って、ここから風光明媚な日本海オロロンラインと呼ばれる道路で、非常に楽しく走る。天気も怪しかったが、沿岸に出ると回復したのでありがたい。

 ツーリングには最高な道路なので楽しく走る。この辺で今回借りているNinja1000SXにも慣れてきたので、感想を述べる。

 まず千歳や深川留萌道等は自動車専用道路なので、クルコンを使ってみたが、やはりスロットル操作をしなくても良いというのは非常に楽だった。

 今までは平日のためかそんなにバイクも多くなかったが、オロロンラインに出ると増えてきた。北海道なので挨拶をすると、ほぼ返ってくるから喜んでするが、クルコンがあると右手で手が振れる。その方が相手も分かりやすいので、右手で出来るのは楽しかった。

 次にクイックシフターだが、KawasakiだとKQSという名称が付いている。市街地は何も考えずに、発進だけしてしまえばクラッチレスでシフトアップがスコスコ入る。殆どシフトショックも無いため、これまた楽チン。クルコンもそうだが、電スロなのでこういう制御が出来るのだろう。シフトレバーが動いたと認識すると、出力をカットするのだろうが、全く違和感の無い制御になっているので、凄いと思った。

 バイク自体だが、確かに取り回しは重さを感じるが、乗り出してしまえば全く感じない。その割には、タイトコーナーの連続でも結構ヒラヒラ曲がってくれる。これは意外だった。

 当然アクセルを回せば、リッターバイクらしい加速がヤバイ。2速からクラッチを急激に繋ぐようなことをせず、普通に強めに回したらウィリーしそうになって焦る。

 2000回転くらいまで市街地で回転が落ち込んでも、シフトダウンせずにそのまま復帰出来る。これは高排気量がなせることだろう。シフトチェンジの回数が減るので、ツーリングには楽な方向になるだろう。

 最後にやはり4発だから、音が素晴らしい。マフラーは当然ノーマルだが、それでも甲高い4発サウンドはワクワクさせてくれる。燃費が悪かったり、エンジンオイル容量が増えたり、プラグ交換が4本必要だったりするが、やはり良いなって感じた。

 そんなことを思いながら、オロロンラインを北上する。この辺の景色は正に北海道らしく素晴らしい。小平町・苫前町と何度も通ってる見覚えのある景色を見ながら走った。

 羽幌町に入ったところで、14:40頃国道沿いにホーマックがあったので立ち寄る。というのも、キャンプをするつもりで米とかは持って来ているが、ガス缶が無い。何故かというと、ご存じの方も居ると思うが、飛行機にはガス缶を持ち込めないからだ。預け荷物ですらNGとなる。容量次第では持ち込ませてくれても良いと思うが、事故=最悪ケースになる可能性が高い飛行機なので、まぁやむを得ない。

 ということで、ホーマックでジュニア缶を購入する。たかが2泊なのでジュニア缶で十分だろう、とこの時は思った。安物ガス缶より3倍以上の値段がするが、体積が少ないのでバイク旅には良い。

 ホーマックを出発し、引き続きオロロンラインを北上すると、初山別村に入った。この辺が、道道106号を除いて一番好きな光景かと個人的には思う。海側を見ると、焼尻・天売島が望め、陸側は広大な北海道らしい雄大な風景。今年は危うく北海道に来れないかと思ったが、こんな景色の中バイクを走らせるのは、これ以上無い喜びだ。

 初山別村にセコマがあるのを知っているので、キャンプ飯の買い出しをする。この時期なので、今晩は鍋にするつもりだ。家から鍋キューブを持って来ている。キャンプ鍋は具材を買ってぶち込むだけなので、非常に楽だし美味いし温まる。

 セコマから少し走ると、道の駅「ロマン街道しょさんべつ」の看板があったので、国道を曲がる。しばらく走ると日本海が見えて、キャンプ場が見えてきた。

 15:30頃キャンプ場に到着した。平日でもう寒くなってきたというのに、何組か既にテントを張っていた。流石キャンプブームだが、十分空きはあるので大丈夫だ。到着してみると、サイト内にある炊事場がブルーシートを張られていて閉鎖されていた。

 これは困ったが、何組かキャンプしている人が居るので大丈夫だろう。道の駅のトイレもあるし水は確保できる。確かここにはバンガロー客用の炊事場もあるのでそちらに行ったら、そちらは普通に利用出来た。少し遠くなるが、十分キャンプ出来ると判断。早速定位置にバイクを置いて、早速テントを張る。



 初山別村みさき台公園キャンプ場をキャンプ地とする!2018年以来4回目の利用となるこのキャンプ場は、日本海の展望良し。駐車場からサイト近い。徒歩圏温泉。セコマまでバイクで10分以内、無料と文句の付けようが無い。ゴミが捨てられないことと、乗入が出来ないくらいだが、近くのセコマで買ったものだけを捨てさせてもらえれば、特に運用上の問題は無い。

 しかし、もう10月だというのにこれでようやく今年に入って3回目のキャンプとなる。GWも夏休みもキャンプツーリングをしなかったとは言え、これはかなり少ない。秋も良いシーズンなのだが陽が短いので、キャンプツーリングには不向きだが、ここからどれだけ出来るだろうか。

 イスを出して、しばらく風に吹かれながらゆっくりする。キャンプはこの瞬間がたまらない。



 しばらくゆっくりした後に、写真を撮る。



 この海岸線の光景が素晴らしい。



 利尻山も海の向こうに見えた。



 まだ16:30くらいなのだが、流石北海道かつ秋。もう陽が沈みかけている。夕食を食べる前に、夕陽の撮影に入る。



 少し登ったところからサイトを望む。バイクはもう1台居た。



 みさき台公園の看板と夕暮れの日本海に浮かぶ利尻山。



 秋のため陽の角度が浅いのだろう。まだ十分明るいのだが、陸地には既に陽が当たらなくなってしまった。



 ここは天文台もあって有料だが1回だけ入ったことがある。大きな望遠鏡があったと思う。



 灯台と夕暮れ。



 日本海側は2019年に行った焼尻・天売島を望む。



 バンガローもあるが、利用したことがない。いくらくらいなのだろうか。1組だけ家族連れが利用していたような気がする。



 結局雲が多くて水平線に沈む夕陽は見れなかったが、素晴らしい夕暮れが見れた。



 写真撮影を楽しみテントに戻る。一番近くの炊事場には前述通り、ブルーシートが掛けられていて使えなかった。既に米を水に浸けていたので、夕食の準備に取り掛かる。

 しかし、少し風が強かったのでうまく炊飯が出来なかった。しばらく粘ったが、気温も低いせいか中々沸騰しなかった。今思えば、これがあまり良くなかったのだろう。それは翌日の記録にでも記す。



 仕方がないのでテントに入って前室で調理した。今まで全く水が湧かなかったが、風を防ぐだけで全く違った。



 米が焚けたので、鍋の準備をする。セコマといえどもスーパーで売っているような1人用の鍋の野菜が無かったので、適当な長ネギ・エリンギ・もやし・肉をぶち込んで煮る。



 出来上がり。寒空の中キャンプで食べる鍋は美味いに決まってる。大変美味しくいただいた。

 食後の一服もまたたまらない。後片付けをするが、もう真っ暗になっていたのでヘッドライトを使って洗う。そして空を見上げると星が見えていた。今回は、ランタンスタンド代わりにも使えるので、三脚を持って来ていた。折角なので夜景の撮影を始める。



 少し雲があるが、良い星空が広がっていた。



 雲が無い所を切り取る。



 キャンプ場の夜景。



 夜のバイクとテント。



 キャンプ場だけを撮影。

 夜景の撮影を楽しみ、少し体が冷えてきたので隣にある「しょさんべつ温泉みさきの湯」に行く。なめるとしょっぱい温泉で、しっかり温まる。サウナ・水風呂もあるのでしっかり整えて、露天風呂でクールダウンし、夜空を見上げたりした。

 風呂上りに少し休憩室でテレビを見ながら横になる。明日の天気も良さそうだ。休憩を済ませてテントに戻る。

 冷やしすぎないように、適度に夜風に吹かれて過ごす。この瞬間もたまらなく好きだ。そろそろ冷えてきたかな、というところでテント内でシュラフに入る。

 今日は考えてみたら、3:00出発とは言え、朝静岡に居たのだ。それが、今日これだけ走れて北海道の初山別村に居るとはやはり飛行機は凄い。何だか不思議な気持ちだった。

 明日は、今日通ってきたオロロンラインを戻り、苫前町から内陸の士別方面に向かい、層雲峡に向かう。そこから道内道路最高所三国峠を越えて、上士幌町まで走る予定だ。秋なのでどのような景色が待っているか楽しみにしながら、眠りについた。 
 
宿泊地:北海道初山別村 みさき台公園キャンプ場 無料
温泉:しょさんべつ温泉岬の湯 500円

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カワサキ NINJA650 カワサキ NINJA650
2019年2月16日納車。  Ninja400Rに乗り始めて速攻でバイクにハマり、その ...
マツダ アクセラセダン マツダ アクセラセダン
2014年1月11日納車  バイクに乗り出して、クルマで出掛けるのがそれほど楽しく感じ ...
ヤマハ セロー250 ヤマハ セロー250
2020年1月5日納車  サブで125ccオフであるXTZ125を所有していたが、静岡 ...
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某氏のマネしてみましたw カメラの紹介と、レンタカー・仕事・公共交通機関での移動に使って ...

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