■9日目 8/16(日) 天気:晴れ狩勝峠のみ雨後夜から雨
走行距離:324.6km
大空町からメルヘンの丘・朝日ヶ丘展望台に寄って、国道243号で美幌峠まで行き、900草原に立ち寄った。そして、国道241号で阿寒湖畔・足寄を通過し、十勝牧場入口の白樺並木に寄って、国道38号狩勝峠を超えて南富良野町まで走った。

早起きするつもりが少々寝坊してしまったが、朝陽には間に合った。雲も程々にあり網走湖を赤く染める朝陽を見ることが出来た。

超広角レンズに交換して撮影。とても良い朝陽だ。

この日は朝からとても良い天気!この女満別湖畔キャンプ場では、朝陽・夕陽の両方を楽しめるのがありがたい。木立に下にテントを張ったためか、夜露も全く無くて撤収するのが楽だった。朝食を取り、テントを撤収する。

まずはすぐ近くの女満別メルヘンの丘に到着。

7本の木がキレイに並び、北海道らしい畑が広がっていて素晴らしい景色だ。

ライダーフラッグとトラクターを一緒にしてみた。ちなみに、この年のフラッグはワンピースとのコラボだったようだ。

次は朝日ヶ丘展望台に立ち寄った。女満別に来れば、こことメルヘンの丘には大体立ち寄ってしまう。

ここは少し標高が高いため、網走湖を見下ろすことが出来る。若干電線が邪魔なのが問題だ。

北海道定番の牧草ロールを見渡せる広大な風景を見ることが出来る、朝日ヶ丘展望台は、殆ど人もおらずゆっくり景色を楽しむには良いところだと思う。
朝早いため、他の観光客も殆ど居らずに撮影を楽しむ。そして、美幌峠に向かった。今考えてみたら、美幌峠は何度も行っているので、小清水峠に行けば良かった。と思ってしまうが、もう仕方ない。

美幌峠では霧も全く見られず、とてもキレイな屈斜路湖を見ることが出来た。あいにく、東方面への展望のため、時間が早い内は逆光となってしまい、超広角レンズでの撮影が大変だった。

気候が厳しいためか、大して標高が高くない割には高い木が殆ど無いので、非常に見晴らしが良い。

美幌峠からの景色を楽しみ、温泉に入りながら屈斜路湖を眺めることが出来る、コタン温泉に行こうか迷う。だが、天気が良かったのでこの日は今まで行けなかった900草原を訪れたい。そして、十勝平野を横断して富良野方面へ行こうと思っていたので、両方訪れると、弟子屈を出発するのが11時過ぎになってしまい、少々時間に追われてしまう。
自由な旅なので、最悪十勝に泊まれば良いのだが、この日は北海道最後の夜なので、最後の夜は上富良野町の日の出公園キャンプ場を定番にしていたため、何とかそれを実現したかった。
等々、色々考えた結果温泉は毎日入っているので、コタン温泉はパス。摩周湖・硫黄山もパスして、900草原へ真っ直ぐ向かった。ちなみに900草原とは、多和平・開陽台と並び、道東3大展望台と言われているところらしく、他の2つは何度も行っているが、何故か900草原だけ訪れたことが無かった。なので、今回は絶対行きたいと思っていた。

900草原に着いてみたら、確かに3大と言われるだけあり、広大な景色が広がっていた。これで道東3大展望台を全部晴れで見れたと満足。

雌阿寒岳が雲で隠れているが、良い眺めだ。

バイクと一緒に高いところから失礼しますm(_ _)m

道東3大展望台でどこが一番かと言われると判断が難しいが、個人的には多和平が一番かな~。理由は、キャンプ場が併設されていて、夕暮れも星空も朝陽も比較的簡単に見られること。と言っても、結構霧掛かることが多いので、こればっかりは運次第なのだが。
開陽台にも公認ではないがキャンプ場がある。しかし、狭くて荒れたダートを1km走る or 100段くらいの階段をキャンプ道具持って登る、とハードルが高い。 多和平も展望を求めればキャンプ道具を持って登らなければならないが、100段ほどの高さはない。
900草原には昔キャンプ場があったそうだが、今では閉鎖されてしまっている。キャンプ場時代だったことを思い出させる炊事場もあったので、ここでキャンプをしてみたいと思わずにはいられなかった。駐車場からの荷運びもそこまで大変では無さそうだし。まぁ、ここは夜間閉鎖されるのでゲリラキャンプすら叶わぬ願いであろう。
900草原を楽しみ、ようやく西へ向かい始める。阿寒湖までは楽しいワインディングなのだが、交通量が多くてあまり楽しめなかった。そして、阿寒湖から足寄までがまた遠い。走っていると、オホーツク国道の紋別以北と似ていると感じた。何と言うか、景色が単調であまり走っていてワクワクはしない、って感じかな。加えて、道の駅もコンビニも50km以上無いから、休憩するところが無いところも微妙。
なのでちょっと飛ばして足寄で昼食。上士幌へ到着したところ、ちょっと時間の余裕が出来たと思えた。上士幌だとナイタイ高原牧場が展望良くて最高だが、見たところ雲が掛かっておりこりゃダメだ、って感じ。南側は晴れていたので、十勝牧場の白樺並木に行ってみた。

ここは、ダートだが道の両側に白樺並木が並んでおり、中々絵になる光景だと思う。着いてみたら、今まで先客など居たことが無かったが、ファミリー1組とライダーが1人居た。ここも結構有名になったのかな?

望遠圧縮で撮影。

撮影をしばらく楽しみ出発。ここも何度来ても良い並木道だと思う。
また天候が悪くなるかもしれない峠越えとなる。レーダーを見たところ、確かに峠に雨雲が居そうであるが、色が濃くないのでパラパラ程度かな?と予測。それくらいなら、カッパ無しで乗り切ろう、って思いベンチレーションを閉めて、タンクバッグの防水カバーだけ掛けて出発。
しばらく走ると、まだ雨は降っていないが急に路面が濡れ始めた。よし、このまま突っ切るぞ!と意気込んでいたら、パーキングにライダーがたくさん止まっており、その内の1人がカッパを持って「カッパ必要だよ~」というジェスチャーをしてくれた。それを見て、自分も緊急ピットイン。 さっきまで意気込んでいたのがウソのようだ。 このパーキングはスノーシェッドがあったので、そこの下にバイクを止めてカッパの準備。をしてたら、段々雨が降り出した。
教えてもらって良かった~ って思いながらカッパを着て出発したらそれはもう大正解w バケツをひっくり返したような雨だったのだ。体に当たる雨が痛いくらいでもう大変。こりゃしんどいな~ って思っていたら、何とほぼ一瞬で雨が止み、空が明るくなってきた。面白かったのが、雨が降っていたのは峠の手前までで峠は良い天気だったってこと。峠でガラっと天気が変わることは良くあるのだが、峠までで急変するのは初めてかもしれない。
これだけの短時間なら突っ切れたかもな~って思ったけど、一瞬とはいえ痛いくらいの雨だったし、その一瞬の雨でカッパが浸水して下のジャケットも薄ら濡れていたので、カッパが無かったら下着まで貫通していたかもしれない。そう考えると、カッパ着ておいて良かったかな?って思う。
後は晴れてしまったが、カッパを乾かすべくしばらく着たままにする。しかし、内陸に入ったためか非常に暑い!まぁ暑いと言っても28℃程度で本土から比べればまだ天国なのだが、3シーズンジャケにカッパを着た状態はさすがにしんどかった。 道の駅「南ふらの」でカッパを脱いだところ、ここは天気が良いのだが周りのライダーはカッパを着ている人が多い。旭川の地元のライダーさんとも話してみたが、西も東も両方雨だそうだ・・・
そして、この日泊まる予定の上富良野町も夕方から雨の予報が出ていた。最後の夜に雨は辛いのでどうしようか考えたら、泊まってみたいキャンプ場候補の1つであった、かなやま湖畔キャンプ場にしようかと思った。ここも夜には雨の予報が出ていたが、少なくとも食事までは持ちそうな感じであった。日の出公園で最後のキャンプを飾れないのは残念であるが、雨から逃げるためには仕方がない。まぁかなやま湖にも行ってみたかったし、まぁいいでしょう。
ということで、南富良野町のセイコーマートで買い出し。最後の夜なので、サッポロクラシックも買ってみた。
かなやま湖畔は去年の苫小牧港へ行く時に通りがかったのだが、隣の公園の雰囲気が素晴らしく是非泊まってみたいと思っていた。なので、今回日の出公園は逃したが、ワクワクしていた。 着いてみたら、さすが連休最後の日曜なので既にピークは過ぎており、バカ広いキャンプ場内に点々とテントがある程度になっていたので、どこでも張り放題だ。

なので、湖畔を見渡せる芝生のど真ん中に張ってしまった。最終日なので、タープも乾かすべく張る。
そして周囲を散策してみる。このキャンプ場は乗入は出来ず、リアカーで荷物を運ぶ必要がある。リアカーは大量にあるので困らないが、場内も勾配が結構あり、最初は下りだが撤収は上りなので翌日は息が切れそうだ。でも、かなやま湖を見渡すことが出来、とても爽快なキャンプ場でここも気に入った。やっぱり自分は、林間とかではなく、海・湖沿いで開放的なキャンプ場が好きなようだ。

北海道最後の夜に(*´ω`)っt[]カンパーイ 普段は酒を飲まないが、こういう時のビールはとてもウマイ。プラシーボ効果は絶大だ。

食事を食べて、横にあるかなやま湖保養センターへ。ここは、ラドン温泉と謳ってはいるが、あまり温泉の感じが無く、露天もサウナも水風呂も無くて、浴槽も1個なのでちょっと寂しい。だが、キャンプ場からバイクに乗らずに風呂に入れれば、そのようなことはどうでも良い。シャンプー・石鹸も付いててこの値段なら充分だ。
温泉から上がり、休憩室でテレビを見ていたら、外は結構な雨になっていた。予報通りであるが、タープを張っていてホントに助かった。 タープがあれば雨が降る中でも外でボーっとすることが出来るからね。温泉から出てテントへ戻り、しばらくイスに座ってマターリしてた。雨は21時過ぎくらいで止んだが、さすがに雲までは晴れなかったので、北海道最後の夜に星を見ることは出来なかった。
宿泊地:北海道南富良野町 かなやま湖畔キャンプ場 610円
温泉:かなやま湖保養センター 410円(キャンプ場から徒歩5分)
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