■4日目 5/2(月) 天気:晴れ
走行距離:253.5km
高知県本山町から四国カルストへ向かい、そこから付近の道の駅をプラプラして、また四国カルストへ戻りました。
朝食を自炊して、バイクを駐車場からキャンプ場へ降ろして荷物を載せる。前日に記載した通り、この日は洗濯をするつもりだったのであまり早く出ても意味が無いためゆっくり撤収作業をする。帰全山公園キャンプ場を8時前に出発。
下調べ通り、開店時間の8時丁度にコインランドリーに着いた。そこから洗濯開始。2時間くらい潰れるかと覚悟をしていたが、洗濯30分乾燥20分片づけ10分の1時間くらいで済んだのが助かった。その間はヒマだったので、PCを持込み出費記録等をまとめた。
洗濯も終わったので走行を再開する。この日の目的地はとりあえず四国カルストを目指す。ただ、翌日の曇り後雨の予報も気掛かりだったので、この日の宿泊地をどうするか考えていた。まぁまた予報を確認すれば良い、と考えて向かう。

国道439・33号を経由して、道の駅「土佐さめうら」「木の香」「663美の里」に寄りながら進み、面河第三ダム辺りで小休憩。四国はホントに山深さが半端じゃないと感じる。
そして、四国カルストへ向かう国道400号に入る。これまでの道も、四国の山深さを感じる風景が広がり、交通量も少なくとても気持ちが良い。
ここで四国カルストについて簡単に説明する。四国カルストとは、山口県秋吉台・福岡県平尾台と並び、日本三大カルストと呼ばれている。自分も過去にシルビアで訪れたことがあり、良い風景に感動した記憶がある。
四国カルストへは、国道・・・じゃなくて酷道400号が愛媛県側の主なアクセスルートになるが、昔と比べると大分改善されている。しかし、一部はまだまだ狭い箇所も残されており、バイクなら問題無いが四輪車のすれ違いが発生すると一気にペースがダウンする。

段々標高が上がり視界が開けてきて姫鶴平に到着。昼飯時だったので、レストハウスで昼食にしようかと思っていたが、まだ準備が出来ていないとのこと。姫鶴平からの景色はかなり素晴らしく、眺めているとキャンプ場が目に入った。ここでキャンプ出来れば最高だろうなぁ、と思った。
よし、翌日の曇り後雨の天気予報が気がかりだが、とりあえずこの日は晴れているし、今日はこのキャンプ場に決めよう!と考えた。まだ昼過ぎだったが、キャンプの受付をレストハウスでした。ここは、周囲に商店も風呂も無いので、両方下界に降りて済ませる必要がある。まぁまだ正午程度なので問題無い。
後から知ったのだが、このキャンプ場のサイトは2つあるらしく、1つはグラウンド側。1つは手前の東屋付近。テントを張ったのはまだ早かったので、手前の東屋付近は家族連れが弁当を広げており、とてもキャンプサイトだとは思えなかった。既にグラウンドに何張かクルマ・バイクを乗り入れてテントが張ってあったので、そちらがサイトだと考えてそこにテントを張ってしまった。

このグラウンドは吹きっさらしになり、風車もあるくらいなので風の通り道となるのであろう。かなり風が強かったが何とかテントを設営。いつもはサボる張り綱もきっちり張る。

とても展望が素晴らしい!こんなにロケーションの良いキャンプ場に匹敵するのは多和平くらいではないだろうか。
ここでテント設営の基本として、風の方向と向きについて説明する。一般的には風とテント方向はこうした方が良いという考えがある。
①風の向きに、テントの断面積の小さな方を向ける。風に当たる面積を小さくする。
②入口は風下に向ける。
基本とは言いつつ、ちょっと考えれば分かりそうなことであるが、とりあえず紹介する。①に関しては、自分の持っているのはライダー向けの背の低いドームテントなので、ぶっちゃけあまり気にしていない。②に関しても、あまり気にせず基本は景色の良い方に入口を向けて、テントを開けると良い風景が見られるようにしていた。
今回も、風向きは気にせず設営した。これが後でエラい目に合うことになるのだが、それは後述する。
テントを設営して荷物を降ろし、昼食を食べようとレストハウスに戻ったところ、さっきとは比べ物にならない人が並んでいた。まぁこの辺はここくらいしか、食べる所が無いから連休中だし仕方がないだろう。自分は特段食べたいものがある訳でもなく、並ぶ気がしなかったのでおとなしく下界に降りることに決めた。
四国カルストの風景をのんびり眺めつつ、高知県側梼原町に降りた。道の駅「ゆすはら」で少し遅めの昼食を取った。その後、どう回って姫鶴平に戻ろうか模索する。道の駅CPを取りつつどこかで温泉に入って買い出しをして、四国カルストの西側に戻ってこようと考えた。
道の駅「日吉夢産地」と「きなはい屋 しろかわ」に寄って、西予市にあたるクアテルメ宝泉坊で風呂に入り、近くのコンビニで買い出しをした。よし、四国カルストに戻ろう!と西側から大規模林道を使ったが、この道半端じゃないワインディングで超絶楽しかったw しかも、キャンプ道具は降ろしているからバイクも軽くて存分に走りを楽しめた。

途中でちょっと撮影。牧歌的でちょっと北海道のような、そんなホッとする風景の中バイクを走らせる。

四国カルストに戻ってきた。前述した通り、実は東屋付近でもテントを張って問題無いようだったが、この時間になると東屋付近で寛いでいる観光客は居なくなっていたので、その周辺にバイクを乗り入れてテントを張っている人が多くなってきた。ここで初めて、サイトが2つあることを知った。グラウンド側に設置をした場合、トイレまで300m程度離れてしまい、しかも坂道を登らなければならなく、非常に難儀な思いをした。東屋近くならまだ100m程度でマシなレベルだったのだが・・・
しかも、何故か炊事場の水道がこの日は止まっていて、水はトイレまで汲みに行ってください、と受付時に言われていた。なので、今回は最初から水袋を持ち出しており、それに満タンに入れて戻ってきた。洗い物とかのために300m歩くのもしんどいので簡単に済ませてしまおうという考えだ。
テントに戻り、早速夕食の支度をする。相変わらず強い風が吹いているので、ちゃんと火が使えるか気掛かりだ。しかも入口を風上に向けているので、入口近くで調理をすることが出来無さそうだ。
しかたないので、裏側に回りテントを風除けにして自炊をしたが、風が強かったせいかかなり芯が残ったご飯となってしまい、今回のツーリングで初めて炊飯に若干失敗する。まぁ食えないレベルではなかったので、何とか食べた。洗い物も水袋の水で適当に済ませた。

この時間になると、夕暮れの時間だったのでしばし写真を撮った。

風景は大変良いのだが、相変わらず風が強く日が傾いてきたので非常に寒い。防寒具を着込み撮影を続けた。

夕陽も落ちて、食事も終わらせているのでいつも通りなら、テント外でマターリする時間なのだが、風が強くて体感温度が低い。温度的にはそこまで低くはなかったのだろうが(恐らく10℃くらい)、風が強すぎて寒い。しかも、入口を風上に向けていたので、テントの入口を開けていると枯れ草等が大量に入り込んでくるため、テント内部が大変なことになってしまった。
ここまで強風の日にキャンプをした記憶があまり無いので、入口に関してはあまり気にしていなかったが、これからは少なくとも強風の日には気を付けるようにしたいと思った。テントの中に居てもやることが無いので、20時頃には寝た気がする。
宿泊地:愛媛県久万高原町 姫鶴平キャンプ場 200円
風呂:クアテルメ宝泉坊 500円(キャンプ場からバイクで1時間)
※もう少し近くにもあるにはあるが、30分は掛かるでしょう
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