■8日目 5/6(金) 天気:雨後曇り
走行距離:236.3km
愛媛県内子町から松山市街に入り、ひたすら国道11号を走り続けて、善通寺でうどんを食べて、香川県高松市まで走りました。
噂通り国道横なので夜中も喧しく、大型トラックが通ったら起きてしまったりしていたが、何とかある程度寝ることが出来た。朝起きたら、最新の予報通り雨がポツポツ降っていた。まぁそこまで強い雨では無かったので、撤収には問題無さそうだが、やはり雨は嫌なものだ。おかげでこの日も撮影は殆どしていない。
折りたたみ傘を取り出して、トイレに行き洗顔して、テントに戻り前室で朝食を支度し食べる。また傘を差して水場で洗い物をして片づける。こう傘を差さなければいけない時点で面倒くさい。
これまでの間、雨は降ったり止んだりを繰り返していた。なので、レーダーを確認したところ20分後くらいに20分くらい降らない時間が出来そうだ。それを信じてしばし待つと、本当に雨が止んだ。急いでテントを飛び出し、まずはフライシートについた大量の雨を拭き取る。そして手早く撤収した。幸い撤収の間雨が降ることは無く、快適に撤収が出来た。雨雲レーダーも中々やるじゃないw
準備が整い7:40に出発。もうこの日は雨を覚悟していたので最初からカッパを着ての走行だ。いつ雨が降るか分からないので、いつもはハンドル部にスマホを装着するのだが、この日はトップケース内で留守番だ。去年の北海道で、防水携帯を過信しすぎて、ぶっ壊した苦い思い出もある。でも国盗りは少しでも進めたかったので、たまに止まって確認すると何箇所かは取れた。
しかし、松山市街に入るにつれ段々雨が強くなってきたので、止まって携帯を出すのも面倒になってきた。よって愛媛中予東予はほぼほぼ残ってしまっている。松山空港だけは屋根があるだろう、と期待して行ってきた。おかげで空港のCPと国盗りはGetすることが出来た。
後は松山城とか周辺市電の駅を取るために松山市内をグルグル。適当なところで香川に向かうため国道11号に入ったが、高松まで150kmの表示。四国も結構広いことを実感する。考えてみれば岡山~広島くらいの距離はあるのは当たり前だね。
雨の中ひたすら走り続ける。しかし、この国道11号は松山~高松~徳島を結ぶ大幹線道路の割には車線が少なく、特に西条~新居浜までは流れが非常に悪い。県道を経由した方が早いかとも思ったが、タンクバッグにもカバーをしているので地図を取り出すのも面倒臭い。
しかも、着ているカッパも3年使っているのだが、上はまだ良いのだが下がもう全然ダメになっていた。雨がカッパから浸みてズボンが濡れ、更にタイツまで湿っているのが分かって非常に気持ちが悪い。幸い、ブーツは新調していたので靴に雨がダダ漏れになっていないことだけが幸いだった。もうカッパも新調しなければならないだろう。
また、この雨で冷えたためかトイレが近くなってしまった。こういうツーリングの時のトイレと言えば、道の駅もしくはコンビニに寄ることが多いのだが、雨の日はカッパがビショ濡れになっているので、雨を垂らしながらコンビニに入るのは気が引ける。しかも、下までズブ濡れになっている状態なのだ。
確か、愛媛の国道11号沿いに道の駅があったような記憶があるので、そこまで我慢しようと走り続けるものの、ついに限界が訪れてしまった。仕方なくコンビニに入る。水を垂らしながら申し訳ない気持ちになるが、2時間以上走り続けても道の駅等が無かったので仕方ない。
とまぁ、こんな時に限って目の前で先客に入られるw もう必殺の手段女子便所に入ろうと一瞬頭をよぎったが、それは理性で押さえつけたw まぁコンビニのトイレなんで、中で更に分かれている訳ではないからまだ入りやすかったが、さすがに止めておいた。必死で我慢して何とか用を足す。
引続き、流れの悪い国道11号を何とか四国中央市まで来たところで、雨が殆ど止んでくれて、路面も乾き始めた。これ幸いにとカッパを脱ぐことに決めた。もう下半身が浸みて気持ち悪いので走りながら乾かしたい。後の楽しみは香川がもう近いので、うどんを食べることしかなかった。
愛媛県境近い所にお気に入りのうどん屋があるのでそこを目指して進む。店の前まで来たら、クルマが全く止まっていない。何と休みのようだった。連休明けだからなのか?っとどうしようかと思ったところ、善通寺の山内うどんに行くことにした。

平日のためか、全く混雑しておらずスムーズにうどんをいただく。やはり香川に来たらうどんを食べなきゃねw あまりうろつくつもりも無かったので、大にして天ぷらまで食べてしまったが、外に出ると晴れとまではいかないが、雲が明るくなっており、強い雨が降ってくるようには思えなかった。
じゃあ、もう1軒くらい行こうかな?ってところで、前クルマ仲間と来た時に気に入った、善通寺の麺賊に行くことにした。着いたところ、こちらも休業中でがっくり。連休明けの平日だから、まぁ仕方ないかな?また明日来よう、とその時は思った。
そういえば洗濯をしなければいけなかった。この日は雨で移動日なので洗濯しよう、と思ったらさすが街中だけあって、速攻でコインランドリーが見つかったので洗濯をした。ここで1時間潰れたが、その時にこの日の宿はどうしようか模索する。
当初の予定では一日中雨だと思っていたので、宇多津の健康ランド「四国健康村」に行こうかと考えていた。しかし、雨は止み路面も乾き始めた。天気予報を見ると、これからは雨が降らなさそうだったので、それだったらキャンプでも良いと思い始めていた。事前に香川に泊まるつもりがあまり無かったので、香川のキャンプ場は調べていなかったのだが、スマホで検索すると高松に乗入可能・無料・徒歩圏温泉と完璧なキャンプ場があることが分かった。
よしそこで今日は泊まろう、と思い洗濯を済ませて移動開始。15時を過ぎると、空いているうどん屋が少なくなってくるので、夕食は自炊し翌日朝からうどん屋を周ろうという計画を立てた。79番「天皇寺高照院」、80番「国分寺」に寄って、スーパーで買い出しをしてから、目的の橘ノ丘総合運動公園キャンプ場に到着した。
橘ノ丘総合運動公園キャンプ場は、無料だが管理棟での受付が必要だ。しかし、公園が広いので管理棟を探すのにウロつくハメになるので注意したい。受付を済ませると、おっちゃんがとても良い人ですごい細かい所まで説明をしてくれる。買い出しはもう済ませた、と言ってるのに付近の店の地図をくれたりと気配りが良い。

サイトは2か所あり中央に炊事棟があり、トイレは少し離れる。しかし、それで乗り入れOK・無料・はくちょう温泉(20時まで)徒歩圏と正に最強クラスのキャンプ場だと感じた。ロケーションは、隣に老人ホームがあったり高松道が近くなので車が通る音がそこそこ聞こえてそこまで良くはないが、前日止まった「知清公園キャンプ場」と比べると全然静かだ。これで無料なのだから恐れ入る。
早速設営し始めたら、隣のサイトにテントを張っていたライダーが話掛けてきた。横浜から来たらしくて、久しぶりの旅ライダーとの話に花が咲く。話も終わり、テントにフライを掛けたくらいからポツポツと雨が降り始めてしまった。降らない予報だったじゃん~っと自分の身を呪ったが、自然現象には逆らえないので仕方がない。幸いフライは掛けてある状態なので、インナーは濡れないのが幸い。小雨が降る中被害を最小限にするため、濡れたら困る物はテントに放り込み、ペグダウンする。

何とかテントを設営できた。徒歩圏に温泉があるため、もうバイクに乗る必要が無いため寝間着に着替えてしばし待っていたら、雨が止んだ。夕食を自炊していると、もう1人テントを張っている人が帰ってきたら、何とカブ乗りだった。食事を済ませて、片付けをしようとすると、最初に話しかけてきた人と、カブ乗りが炊事場で話をしていたので、自分もそれに便乗させていただく。
横浜のライダーは、四国に魅了されたらしく、一部ではあるが何と徒歩遍路もしたことがあるらしい。あまりにも距離が離れているところは、別にPCXも持っているらしいので、それで周ったとのこと。また北海道にも精通しており、良かったキャンプ場等を話し合った。
カブ乗りは何と故郷が同じ広島らしくて、実家の隣区在住だそうなので、これまた故郷談話で盛り上がる。ライダー同士の話に盛り上がっていたら、何とはくちょう温泉の終了時間10分前ということに気付いた。しまった、これでは徒歩で行ける温泉に行けないではないか。バイクに乗ってどこか行こうか、とも思ったが何より寝間着に着替えているのでまた着替えるのも面倒だし、バイクに乗ること自体が面倒臭い。しかも、隣が老人ホームで音にも気を使うからこの日の風呂は諦めることにした。仕方ないので、濡れタオルで体を拭く。スマホで調べると、翌朝早くからやっている温泉が高松市内にあるみたいなので、朝風呂に行くことにしよう。
風呂に入っていないので、若干べたつくが寝ることにする。
が、ここで少し問題発生。前日くらいから発生していたが、使っていたエアー枕の空気が抜けるようになってしまった。一気には抜けないのでスローパンクのような穴が開いているのかもしれない。前日は途中に目が覚めた時に1回入れ直しただけで良かったのだが、この日はどうだろうか。
宿泊地:香川県高松市 橘ノ丘総合運動公園キャンプ場 無料
風呂:無し。本来はくちょう温泉が徒歩6分程度のよう
■関連ブログ
2016年GW 紀伊半島・四国ソロキャンプツーリング 1日目
2016年GW 紀伊半島・四国ソロキャンプツーリング 2日目
2016年GW 紀伊半島・四国ソロキャンプツーリング 3日目
2016年GW 紀伊半島・四国ソロキャンプツーリング 4日目
2016年GW 紀伊半島・四国ソロキャンプツーリング 5日目
2016年GW 紀伊半島・四国ソロキャンプツーリング 6日目
2016年GW 紀伊半島・四国ソロキャンプツーリング 7日目