■2日目 8/14(日) 天気:晴れ
走行距離:442.4km

小樽港に上陸して、積丹半島を反時計回りで走り、ニセコパノラマライン・羊蹄山周辺望羊の丘へ行き、洞爺湖1周して室蘭の地球岬に訪れて、豊浦町まで走った。

3:30に船内アナウンスで目が覚めた。洗顔・歯みがきをして甲板に出ると小樽の街が見えてきた。天気は良好のよう。バイクはクルマの搬出が終わってしばらく時間が掛かるのを知っているため、しばらく甲板で小樽の街を眺める。やはり北海道はとても涼しくて最高だ。

バイクの順番が来たので、フェリーから降りて記念撮影。まずは朝食を取ることにする。やっぱり北海道へ来たからにはセイコマを探したが、まだ5時なので空いている店が無い。ちなみにセイコマはコンビニだが、24時間営業している店舗は非常に少なく、6時程度から開店の店が多い。
この日にどこへ行くか、を5時発表の天気予報を見てから決めたいと思っていたので、仕方なく見つけたローソンに立ち寄る。朝食を食べて、天気予報を確認する。
余談だが、先週の天気は最高のようだった。ずっと晴れマークが続いていたが、出発前に確認した天気予報では14日だけは良いが、それ以降は非常に微妙な予報・・・ 1週間ズレてくれていれば、最高のツーリングが出来たのにな、と少し凹む。
この日は道央・道南の天気が良さそうで、道北・道東は微妙な予報になっていた。夏の北海道に来た時は、道東・道北に居座ることが多いのだが、この予報ならってことで、今回は積丹半島・ニセコ周辺を走ることに決めた。その後道東はずっと雨。道北がまだマシってことで、今日は道央に泊まって明日は道北に向かおうかと考えた。
決めたからには、すぐ行動。まずは国盗り空の取得のため、小樽港水族館まで向かいハイドラのCPもGetする。国道5号線を西に向かい、赤井川の道の駅と仁木町を通って積丹半島に入る。晴れてて非常に気分が良い。国道5号は幹線道路なので交通量も非常に多いが、海沿いを一部走るので爽快だ。もしかしたら、今回最初で最後の青空かもしれないから目に焼き付けておこう、何て思ったりもした。
ここら辺まで来ると、すれ違うライダーから手を振ってくれる人たちが増えてきて、北海道に来ていることを実感する。最近思ったのが、やっぱり本土と一緒で札幌圏の日帰りツーリングしている人たちは札幌近郊なら多いので、その人達は旅をしている訳ではないので、手を振っても結構冷やかだったりする。都会の人はドライになるんだなぁ。何て思ったりもした。

積丹半島の島武意海岸に到着。以前にも来たことがあるが、ここは灯台と日本海の眺めが良い所だったと思う。

怪しげな暗いトンネルを歩くと・・・

真っ青な空と海が飛び込んできた。非常にキレイだ。今年の6月に沖縄に行ったので、流石に海のキレイさは沖縄に軍配が上がるが、北海道の海も美しい。

次に灯台まで歩いて行ったが、中々の急勾配を歩いていったので息が切れて汗だくになってしまった。景色を眺めてベンチで休憩して、次はすぐ隣の神威岬へ向かう。

ここも来たことがあり、岬の先端まで歩いていったこともある。ここはアップダウンの有る遊歩道を往復40分近く歩かなければならないので、今回はPASSすることにした。

岬と反対側も非常に良い風景だ。入口で写真だけ撮って立ち去る。
神威岬から追分ソーランライン国道229号を走り、神恵内の道の駅で2016年版のスタンプブックを購入。毎年購入しているが、ソフトクリームの値引き等が適用されるので、割と元を取れたりする。あまり道の駅に寄る予定が無くても、買っておいても損はしないと思う。
日本海沿岸の爽快な道を走り、岩内に到着。ニセコの山々は晴れているが、所々雲が掛かっている模様。夏のニセコパノラマラインを走るのは初めてなので楽しみ。
楽しいワインディングを走っていたら、雲の中に入ってしまい小雨が降っていた。でもカッパを着る程度の雨では無く、路面も濡れていなかったのが幸いだ。ニセコの壮大な山々を見ながらニセコの街に降りてきた。相変わらず、初めて通る道だと写真撮影を怠けてしまうので写真を撮らなかったのが残念。11時前だったが、朝食が早くお腹が空いてきたので、今度はさすがに空いていたニセコのセイコマに寄って、ホットシェフ弁当を堪能する。久しぶりに食べたが、やはりコンビニ弁当としては最上級のウマさだ。
もう北海道には何度も来ているので、泊まったことの無いキャンプ場を新規開拓していきたいと思っている。この周辺だと、五色温泉近くのニセコ野営場が候補として挙がる。テントを張って、身軽なバイクで周るのも楽なのでそうしようかと考えた。
しかし、まだ時間は12時にもなっていないので、流石にまだ良いかな?って思い、再び走り出す。一度設営してしまうと、そこまで戻ってこなければならないので、熟慮が必要だ。ニセコの街まで降りてきたが、ニセコパノラマラインから五色温泉への道も、ツーリングマップルオススメルートになっていたので、そこを走るべく再度戻って、五色温泉方面へ向かう。途中ニセコ野営場が一瞬見えたが、クルマがたくさん止まっているように見えた。夏休み期間なので、繁盛しているのかもしれない。
今度は倶知安まで降りてきて、ガソリンが減ってきたのとライダーフラッグを購入するべく、ホクレンGSに立ち寄る。例年黄色を手に入れるのに苦労するが、今年は道央を珍しく走っているので容易に黄色を手に入れることが出来た。
給油を済ませると次は羊蹄山だ。雲が殆ど掛かっておらず山頂までくっきり見えていて良い感じ。京極方面に向かうと、セイコマの京極の名水工場が見えてくる。中身は知らないが、場所的には本当に京極の水を使っていそうで、好感が持てる。京極の噴きだし公園もたくさんのクルマが止まっていたので、今回はスルー。
羊蹄山を眺めるのに良いところは無いか、とツーリングマップルを見たところ、表紙の現場にもなったらしい「望羊の丘」というのがあるらしい。看板も何も無いなか、ツーリングマップルの地図とハイドラのマップを見比べて、それらしい場所へ向かう。

どうやら合っていたようで、迷わずに「望羊の丘」に到着した。

良い感じの道が、細いけどまだ奥へと続いている。ツーリングマップルの表紙撮影地は、ここより更に奥のようだったので、いきなりダートとかにならないか不安になりながらも進んだところ、何とか全線舗装のままだった。これ以上進んでも展望が開け無さそうな所まで進んで、一番キレイそうな場所にバイクを止めた。

素晴らしい景色が現れた。久しぶりの絶景に喜び、しばしここで撮影タイムに入る。

バイクも一緒に撮影。
道中の道が狭いので、クルマで来るのは若干勇気が要るところなので、訪れる人も少ない。30分くらい滞在したが、バイクが3台とクルマが1台来ただけだった。のんびりと静かに絶景を楽しむには非常に良いところだと思い、一気にここが気に入ってしまった。北海道に毎年夏に来始めて4年になるが、まだまだ知らない所があるんだな、と痛感する。
次は洞爺湖に向かうことにした。洞爺湖温泉のある南側は走ったことがあったが、北側を走ったことが無かったので、是非今回で1周を達成しようと思う。洞爺湖は、中央に中島がありどこを走っていても見ることが出来る。途中、仲洞爺キャンプ場があったが、それこそファミリーテントが隙間も無いほど張り巡らされており、非常に混雑している。やはり夏に洞爺湖でキャンプをするのは中々ハードルが高そう。

洞爺湖と中島が見える所でバイクと記念撮影。前回訪れた時もやった気がするが、セイコマに立ち寄りコーヒーとアイスを買って、湖畔のベンチに座りしばし休憩する。景色が良いところでの休憩は気分が晴れやかになって良い。
道の駅「あぷた」に到着し、そろそろ良い時間になってきたので今日の宿を模索する。豊浦~室蘭までは道の駅が4か所あるが、中々立ち寄る機会が少なく、ハイドラCPを取れていない。今年の冬に北海道を訪れた際に、函館~札幌までJR特急に乗ったので沿線の国盗りは全部終わらせていたが、室蘭市街は特急が通らないので残ってしまっている。
前述通り、ニセコ野営場に泊まりたいと考えていたが、室蘭まで行って折り返してニセコに向かうには到着が遅くなってしまい、時間が無さそう。という訳で、近辺では秀逸であると評価されていた、豊浦海浜公園キャンプ場を本日の宿に決めた。ここは、500円で徒歩圏温泉のようなので便利そうだ。
宿の案も決まり、室蘭に向けて出発。ここら辺は、流石に北海道の大動脈でもある道なので、非常に交通量も多くて北海道らしさも皆無だが、CPや国盗りを進めるためにも仕方がない。伊達市街で久しぶりの渋滞にハマってしまったが、何とか室蘭に到着。すぐ立ち去るのも味気ないので、室蘭と言えば、の地球岬へ行くことにした。

白亜の灯台と水平線が丸く見えて、まさに地球を感じられる所で素晴らしい。ここら辺から少し雲が増えてきてしまったので、駒ケ岳とかは見えなかった。
17時くらいにはキャンプ場に入りたかったので、行きに渋滞していたから高速を利用することも考えたが、下道で充分だと判断し、来た道を戻り豊浦町へ向かう。道の駅「とようら」に立ち寄り、胆振地域の道の駅CPを全て取得することが出来た。スタンプも既に押しているが、2016年版にも押しておく。
豊浦町のセイコマに立ち寄って買い出しをして、豊浦海浜公園キャンプ場に向かった。17:30くらいに到着すると、それはもう洞爺湖とかと同様にファミリーテントが所狭しとギューギューに張られていた。一瞬止めようかと思ったが、やはり隣に温泉がある魅力には勝てない。

ファミリーテントが張れないような片隅にテントを張って、ここをキャンプ地とする!受付をしようかと思ったが、係員が朝晩に徴収しにくる、と書いてあったので特に受付はしなかった。しかし、これだけ大量に張られている中、未受付のテントを見つけるのは結構大変そうだと感じた。
道路を挟んだ向こう側が駐車場なので、バイクも眺めることが出来る場所に設営することが出来て満足。
テントを張って落ち着いたところで、GW以来の炊飯だ。今回もうまく炊けた。キャンプ飯は何を食べてもウマく感じるのでプラシーボ効果は素晴らしい。
片づけをしてしばらくマターリした後に、豊浦温泉しおさいに行くことにする。温泉とあるが、あまり温泉らしさを感じなかったが、サウナ・水風呂も完備なので素晴らしい。普段は21時までなのだが、夏休み期間は22時まで営業しているようだ。これだったら、PCを持ち込んだのに・・・っと思ったが、この日は3:30に起きていたので早めに寝れば良いと思うことにする。
しかし、やはりこれだけファミリーテントがあると非常に喧しいわ、21時過ぎても打上げ花火がガンガン上がるわで辟易する。まぁ仕方ないと横になってたら、そんなことも関係無くいつの間にか眠ってしまっていた。
宿泊地:北海道豊浦町 豊浦海浜公園キャンプ場 500円
温泉:豊浦温泉しおさい 500円(キャンプ場すぐ横)
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2016年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 1日目