■3日目 8/15(月) 天気:曇り
走行距離:365.7km

豊浦町から国道230号中山峠を越えて札幌市街に入り、石狩から国道231号「日本海オロロンライン」を走り続けて、天塩町まで走りました。

何度か目が覚めたがよく眠れた。テントから出ると、天気予報では曇りだったがいい感じの朝焼けを見ることが出来た。

テントから見える位置にバイクを置けたので、中々良い環境でのキャンプだと思う。
ここで若干のトラブル発生。GWの時にモンベルのエアー枕が空気漏れを起こしてしまい、帰宅後修理をしたのだが、それでも空気が抜けているようだ。GWの時みたいにペチャンコにはならず半分くらいは残っている感じだが、これだと安眠するには難しい。修理後に水に浸けて確かめたり、2日くらい放置して抜けていないことを確認したのだが、やはり荷重を掛けた状態になるとどうも具合が良くないらしい。修理後に1日くらい寝てみて具合を確認するべきだったと後悔する。
さてどうしたものか。キャンプ先ではあまり修理をする設備が整っていないし、完全に直るかどうか分からない。幸い今道央に居るので札幌が近い。札幌ならモンベルショップもあるのではないか、と思いスマホで検索すると札幌発寒のイオンにモンベルショップがあるようだ。
それならば現地調達すれば良い。ということで、あまり札幌を通るのは乗り気では無いが、まだ初日なので安眠のためには仕方がない。豊浦町からだと国道230号で中山峠を越えていけば札幌に行ける。そこから、オロロンラインに入って道北を目指そうと考えた。
朝食を済ませてテントを撤収。夜露も降りてなかったので、撤収も順調に出来7時にキャンプ場を出発。結局徴収員の方が来られなかったので、キャンプ料金を支払うことが出来なかった。
虻田から国道230号に入り札幌へ向かう。休みの朝なので、札幌側から来るクルマは非常に多かったが、札幌への交通量はそこまで多くないので順調に走る。道央は交通量も多く、今まで敬遠していたが、洞爺湖から中山峠に向けては、中々北海道らしい風景が広がって、とても良い景色だった。

道の駅「望羊中山」に到着。雲は多いが、羊蹄山が見えた。名物あげいもでも食べようかと思ったが、あのサイズで3つは、朝食食べてすぐだから流石に自重する。
定山渓温泉を過ぎると国道230号は2車線となり交通量が一気に増えた。折角札幌に来たのだから、と国盗りを進めてみた。色々寄り道をしながら発寒のイオンに到着。相変わらず北海道のイオンもとてつもなくデカいので、どこにモンベルショップがあるか分からないので案内を眺めるとすぐに見つかった。
店内を物色すると、同じエアー枕がラス1だがあった!「危ねぇ~」っと心の中で叫びつつGetすることが出来た。1つトラブルを回避して、気分は晴れやかになる。
さて、ツーリング再開だ。問題を解決出来れば、こんな交通量が多い札幌には用事は無い。石狩市に抜けて国道231号に入る。天気は相変わらず良くはないが悪くも無いのが幸いだ。
実は、石狩から留萌までの国道231号。「日本海オロロンライン」と呼ばれる南側は、バイクで走ったことが無かった。小樽港に上陸して、この道を進み稚内まで向かうのが定石の1つだと思うが、中々上陸してすぐ道北の予報が良かった試しが無かったので、この道を通ることが出来なかった。今回初めてバイクで走れるので楽しみだ。
しかし、石狩市街を過ぎても非常に交通量が多い。望来から厚田まで抜けてようやく交通量が減ってきた。どうやら、沿岸の海水浴場へ行く観光客が多いみたいだ。望来のセイコマで昼食を取る。この先しばらく店が無さそうなので、2日連続セイコマでの昼食となってしまった。
白銀の滝PAで休憩して留萌市街を抜けて、国道232号に入り「日本海オロロンライン」の北側に入る。天気は相変わらず曇り空であったが、良い景色を眺めつつひたすら走った。道の駅「ふWとままえ」「ほっと・はぼろ」「ロマン街道しょさんべつ」「富士見」でスタンプも押しておく。
さて、この日の宿をどうするかを模索する。天気予報はこの日は大丈夫そう。しかし、明日16日曇り後雨。明後日17日雨で夜に台風7号が接近する予報になっている。さすがに台風の中キャンプするのはなぁ~って思っていたが、台風の進路がまだ確定出来ないのでまた後で決めれば良いだろう。
北海道によく行ってキャンプをしているHPを良く見るのだが、この人は自然に立ち向かう人なので決して宿やライダーハウスに逃げ込んだりをしないことをモットーに旅をしている人のよう。その人が、泊まってみたいキャンプ場の1つでもあった天塩町の鏡沼海浜公園キャンプ場は、地面が砂地なので水はけが良く、下からの浸水は起こりにくい、と言っていたのを思い出した。
もう北海道も何度も来ているので、雨の中を元気に走る気力が沸かない。私は北海道に走りに来ているが、それと同時にキャンプにも来ているのでどちらか楽しめれば良いかと考えるようになってきていた。なので、鏡沼海浜公園キャンプ場に連泊して雨をやり過ごすというのが良いかと考えた。
ちなみにオフ日を作るとしたら、求めるキャンプ場の条件は3つ。
①1kmくらい(徒歩10分程度)のところにコンビニがあること
②徒歩圏に温泉があること
③景観が良くて、タープの下でボーっと出来ること
鏡沼海浜公園キャンプ場は③は微妙だが、大体この条件を満たすので、オフ日を過ごすには良いと思う。そうと決まれば、天塩町の鏡沼海浜公園キャンプ場に向かった。
その前に一度行ってみたかった、遠別町の開拓農道へ向かった。普通の人は遠別町から北へ向かうのに、標識通りに遠別町の中心部から右折して向かう。しかし、左折して海に近い所に別に開拓農道があって、そこの展望が中々良いらしいのでそちらに向かう。
雰囲気としては猿払村~浜頓別町にあるエサヌカ線に似ているかと思った。あそこまで真っ直ぐな道は続いていないが、海と原野が広がっている光景は似ていると思う。

海に近い所にバイクを止めて撮影。

風車も点在していた。

雲は多いけど、一部青空も出ていたので気分が良い。昨日しか青空の中走れないかも、っと天気予報に弱気になっていたから、この少しの青空でも凄く嬉しく思った。
開拓農道で走りを満喫し、セイコマで買い出しをして、鏡沼海浜公園キャンプ場に到着。

受付をしてテントを張る。連泊するかもしれないのでタープも張っておいた。設営・撤収に便利なテーブルの側を陣取ることが出来た。今日は鏡沼海浜公園キャンプ場をキャンプ地とする!
余談だがこのキャンプ場は料金設定が若干おかしくて、フリーサイトキャンプが500円。ライダーハウス(という名のスーパーハウス)が200円と何故か逆転している。テントを設営する手間が省けて安いので、ここはライダーハウスも非常に人気だ。3年前に雨の予報だったので、ここのライダーハウスを利用したことがあるが、中にコンセントもあるので中々悪くない。
だが、雑魚寝も別に問題無いのだが、やっぱり寝る時はある程度のプライベート空間が欲しいと思っている。なので、基本的にはテントを張りたい。食わず嫌いもあるが、酒もあまり飲めないのでライダーハウスは敬遠してしまっている。いつか使う日も来るかもしれないが、当面はテントで頑張っていくつもりだ。
炊飯をして今日も美味しくいただいた。曇りがちだがのんびりと暮れゆく空を眺めているのも至福の時間だ。隣のてしお温泉夕映に歩いて向かい、汗を流す。ここもサウナ・水風呂が完備されており、温泉もヨード泉のようにどす黒くてとても肌がスベスベになって気持ちが良い。露天風呂も完備されており、中々難しいが夕暮れの時に来ると利尻山に沈む夕陽を眺めながら温泉に入れるみたいだ。
テントに戻ってきてしばらくボケーっとして就寝する。
宿泊地:北海道天塩町 鏡沼海浜公園キャンプ場 500円
温泉:てしお温泉夕映 500円(キャンプ場から徒歩5分)
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