■6日目 5/4(木) 天気:晴れ

走行距離:296.6km
青森県五所川原市から弘前周辺の国盗りをして、八甲田山の周りを軽く巡り、青森市内まで降りてきた。そして、夏泊半島へ寄り道をし、青森県三沢市まで走った。
朝5時頃起床。前日はかなり酔っぱらってしまったが、目覚めは爽快で酒が残っている感じは全く無い。私が酒を飲むといつものことだが、弱いので一気に回ってしまうが、絶対摂取量は少ないので覚めるのは結構早かったりする。
前日一緒に宴会したおじさん達は、まだ起きてこなかったので朝食の準備をする。買い出しに行けていないため、この日の朝食は雑炊のみだ。食事を済ませて、この日も夜露が付いていたのでフライシートを拭き取って干す。色々やっていたら、ようやくおじさん達が起きてきたので挨拶をした。
撤収を進めて7:40に出発。話したり干したりしていたら少々遅くなってしまった。挨拶をして出発。さぁ走るぞ!の前に、前日風呂に入っていないので、前日教えてもらったエルムの湯へ向かう。

スマホナビに従ってあっさり見つかった。そういえば、ケンミンショーかなんかで青森は朝風呂が非常に盛んだ、と聞いたような記憶があるが、朝からたくさんの車で賑わっていた。なので、駐車枠を使うのも気が引けるから隅っこに置いておく。
入ってみたら、スーパー銭湯なみにキレイなのにヌルスベの温泉で、サウナ・水風呂も完備しているのに390円と破格の値段だ(朝風呂価格)。東北はホントに風呂が安い。北海道でもここまで安くはないよな。
いつもなら朝でもサウナに入るのだが、あまりゆっくりしていると明るい間に走れなくなるので、今回は自重しておく。その代わり露天風呂にじっくりつかり、水風呂で引き締めてからあがることにする。
ここで風呂に入りながら1つのことを考えていた。今回津軽半島竜飛岬に行ったが、下北半島をどうしようか。旅に出る前からずっと頭にあったが、結構ウロウロしたため竜飛岬に来れたのが5日目なので残り旅程は4日しか無い。
下北半島も結構大きくて、寄ってしまうと軽く1日は潰れてしまうだろう。大間まで行きたいとまでは思わなかったが、北東の尻屋崎には是非再訪したいと思っていた。翌日までは天気も恵まれそうだし。というのも、この岬は時間制限があって2回行って2回とも終了時間を過ぎて到着してしまい、奥に行くことが出来ていないのだ。
尻屋崎に思いを寄せつつも、残り3泊しか出来ないし最終日はほぼ移動に費やすことになるかと思うので、下北に行ってしまうと実質2日で岩手・宮城を周らなければならなくなる。もう少し岩手・宮城も見たかったので、やはり今回は下北半島は諦めることにして、次回の楽しみにしておこう。
そんなことを考えながら、エルムの湯を出て出発。前日の夜から野菜を採っていないので、コンビニに寄って飲むヨーグルト・野菜ジュースを飲む。
この日は、弘前~青森の国盗り・CP巡りをまず進めようと考えた。次の来訪を踏まえて、国道101号沿いはまた来れるのでそれ以外の場所を巡る。道の駅「つるた」「なみおか」を巡って、青森空港に向かった。
この青森空港、どこかに抜け道があるのかもしれないが、地図上で見ると青森空港有料道路を通らないと空港に辿り着けない。こんな空港は、埋め立て地である関空やセントレアくらいではないだろうか。こんな田舎の空港でこういう運用をしているのが信じられないが、CPがあるので仕方なく料金を払い、青森空港に寄っておいた。
そして、また南下しCP巡りやコロプラ土産を取得しながら、道の駅「いなかだて」「虹の湖」に立ち寄る。

道の駅「虹の湖」で良い時間になったので昼食にする。青森県黒石市では、つゆやきそばというのが有名らしくそれを食べることにした。つゆが入った焼きそばということで、想像が出来なかったが中々美味しかった。
お腹も膨れたところでツーリング再開。国道394号に入り、八甲田へ向かった。八甲田の山並みを眺めながら、青森市街へ向かう。

途中岩木山展望台に立ち寄ってみた。

岩木山がこの日もよく見える。展望を楽しんだ後、青森市街へ降りてきて国盗り・CP巡りをして、青森市のポイントはほぼ取得することが出来た。日本海側をメインで走ってきたので、国道7号とか13号を主に走ってきたが、ここからは東京が始点の4号がメインになる。
この国道4号は日本最長の国道なので、ハイドラでは走破特典がある。途中にCPがいくつかあり道の駅「浅虫温泉」のCPも取得出来た。そして、夏泊半島に入ってみた。

途中、下北半島と海が良く見えるポイントがあったので、止まって撮影してみる。こんなキレイな海岸線を眺めながら走ることが出来るので、さすがツーリングマップルオススメの道だ。
夏泊半島の寄り道を楽しみ、野辺地までやってきた。ここは下北半島の玄関口になるところなので、ここから北へ向かえば下北半島に入るが、後ろ髪を引かれる思いで南下した。
そろそろ、本日の宿を決めなければならない時間になってきたが、この日はあっさりと決まった。自分は海辺・湖畔のキャンプ場が好きなのだが、今回中々泊まることが出来ていない。三沢に小川原湖という中々大きな湖があるのだが、その湖畔に安くて風呂も近い「小川原湖畔キャンプ場」があるようなので、そこに泊まることに決めた。
野辺地から六戸、道の駅「おがわら湖」を経由して、三沢に入った。さすが米軍基地がある街なので、至るところにアメリカナイズされた店があったりした。キャンプ場周辺は買い出しをするような所は無いと判断して、三沢市街のスーパーに立ち寄り買い出しをする。
そして三沢空港のCPを取得して、道の駅「みさわ」に立ち寄り小川原湖畔キャンプ場に到着した。管理棟で受付をしたところ、連休中のためそこそこ混雑しているようで、結構端っこになってしまった。このキャンプ場は料金体系が面白くて、サイト自体はフリーなのだが駐車枠は指定されるため、必然的にその枠近くの設営になるだろう。バイクの場合、3台くらいまで1台枠に入れられるが、1人でも1枠を占有出来る。(繁忙期は分からないが) これで1人550円なのだが、クルマの場合は1人でも2,000円オーバーになるみたいだ。クルマの1人旅なら使いたくはないが、バイクなら余裕で許容範囲内だろう。
また駐車枠にポールが立ってて、通常は「空」となっているが、受付をすると「泊」の札をもらってポールに付ける仕組みになっている。

テントを設営して、ここをキャンプ地とする!このキャンプ場は小川原湖畔に沿っているので結構細長く、炊事棟・トイレは中央付近に2つある。トイレも炊事場もキレイであるが、前述したように結構端になってしまったので、トイレに行くのに2分くらい歩かなければならなくなってしまったのが、若干不便だ。でも、小川原湖をサイトから見ることが出来るので、景観はとても良い。西を向いているので、夕陽が見られそうだ。

米を炊いて夕食にするが、この日寄ったスーパーで十和田バラ焼きというのがあって、面白そうだから買ってみた。やっぱりスーパーに行くと、その土地の風情が感じられてとても良い。北海道だと田舎に行くと、スーパーが中々見つからないのでセイコマで済ませてしまうが、セイコマの場合生肉なんかも売っているので、別にスーパーで無くても良いと思っている。十和田バラ焼きは結構美味しかった。

ご飯を食べている間、夕陽はどんどん落ちて行ったので慌ててカメラを持って湖畔に向かう。

素晴らしい夕陽だが、雲一つ無いので贅沢を言うともうちょっとあるとより良かったが、まぁ仕方ない。

物凄い大きさの蚊柱が出来ていた。これから温度が下がるので活発には動いていなかったが、これは夏だと結構大変そうかもと感じた。カメラでバッチリ写るくらいなので、肉眼の迫力は中々のものだった。

写真を撮っている子供のシルエットが良いアクセントになっている気がする。
雲が無いからマジックアワーの変化が豊富にならないため、適当に切り上げて片付けをする。片付けが終わったら、朝も入ったが温泉に向かう。管理人のおじさんが言うには、バイクで3分くらいだと言っていたが、それは道路を通っていった場合のことで、歩いても行けるようだ。テントと炊事場の間くらいに遊歩道があり、照明もバッチリ付いていて徒歩5分と書いてあったので、バイクは動かさず歩いて向かう。
温泉はサイトの裏が山になっており、そこに建っている。遊歩道を登ると若干息が切れたが充分歩ける距離だ。三沢市民の森温泉に到着し、中に入ってビックリしたが何と入浴料は三沢市民外で160円。三沢市民なら130円で、超破格なのだ。この値段だとシャンプー等は無いと思っていたが、普通にあった。
露天風呂は無かったが、サウナ・水風呂もあったし何より温泉なのでとても気持ち良い。地元の人とキャンプ客で賑わっていたが、この値段ならそりゃ賑わうよなって思った。
温泉から帰って、若干の月明かりに照らされた小川原湖を見ながらマターリして、寝ることにする。
宿泊地:青森県三沢市 小川原湖畔キャンプ場 550円
風呂:三沢市民の森温泉 160円
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