■9日目 5/7(日) 天気:晴れ後一時雨夜は晴れ

走行距離:655.1km
福島県二本松市から茨城栃木等の国盗り・CP巡りをしながら、五霞から圏央道に入って、東名・新東名とフル高速で静岡まで帰った。
朝5時頃起床。キャンプ最終日はとても良い天気だ。最終日は次のキャンプに向けて色々後処理を頑張っておくと捗るので、晴れてくれると非常にありがたい。
前日一緒に飲んだ人達も起きてきたので挨拶をする。朝食を食べて、撤収準備をする。最終日だとアルミテーブルやガスバーナーをウェットティッシュ等でキレイにしたり、テントを完全に乾かす。翌日は休暇を取っていたのでキャンプ用品のメンテをする予定だったが、天気が悪くなったり他の用事が発生する可能性もあるので、メンテが先延ばしになることもあるからキッチリやっておきたい。
話は逸れるが、ここで習志野のライダーさんが面白いことを言っていた。
「自分はかなりの面倒臭がりなんだが、キャンプを止められない理由の1つに、晴れた時の朝が最高なんだ」
これは自分も大いに賛同出来る。中にはキャンプは寝れれば良い、とばかりに起きたら即撤収開始し、6時までに出発するバイク乗りも結構いる。走りに重点を置くならば、朝は早ければ早いほど交通量も少なく、朝焼けの中走れるということもあり気持ちは分からないでもない。もちろん価値観人それぞれなので否定する気は全く無いが、私にはそれは出来ない。

朝の気持ち良い空間で自炊をして朝食を取る。そして、朝食後にコーヒーを沸かして飲みながらの一服が正に至福の時だ。もちろん私は、走りに一番重点を置くのはもちろんなのだが、キャンプでの非日常な時間の過ごし方にも重きを置いている。そうなるとやはり、7時台の出発~17時台の到着が、一番バランスが取れていると感じている。もう1つのパターンとしては、出発は一緒で15時くらいまでにテントを張って、もう一度空荷で周辺を散策するというのも悪くない。これだと、近くに風呂が無くてもどうにかなるので、そういうキャンプ場に泊まる時はこの立回りが望ましいと思っている。ただこのパターンだと、移動距離が稼げないのが難点だ。
晴れてたおかげで撤収準備も順調に進む。最終日なので土産を入れるスペースを確保するため、シートバッグに詰められるだけ詰める。食料が無くなったおかげで、殆どシートバッグに積むことが出来た。そして7:50頃出発する。所沢のライダーさんは先に出発して行ったので、習志野のライダーさんにまたどこかで会えたら、と言って出発した。ちなみにこの日は移動日かつ殆ど観光していないので、写真が全くと言っていいほど無いのであしからず。
まずは、国盗りをしながら国道459号に入って道の駅「さくらの郷」を通過。そして国道349号に入って田村市へ出る。そこから国道49号へ抜けて、福島空港のCPを取りに行くべく向かった。
ここで1つ妙案が浮かんだ。土産をどこで買おうかと考えていたが、適当な道の駅で買おうかと思っていた。しかし、空港で買えば色んな場所の土産が買えるし、カードも使えるじゃないか。
そう考えて、福島空港にバイクを止めて土産物屋に向かう。すぐ戻ってくるつもりだしバイクだから、一般車乗降場に止めさせてもらった。土産物を色々物色して会社用・自分用・同僚用と購入。現金を使わなくても良いので助かる。空いた空間の出来た、防水バッグに土産物を詰め込み、箱が潰れないようにやさしく固定する。
福島空港を出発して、国盗り巡りをしつつ阿武隈高原道路に入って道の駅「ひらた」に到着した。どうやら近くで、芝桜祭をやっているせいか結構な人出で賑わっていた。11時過ぎだったので、そろそろ昼食にしようかと思ったが、食堂に行くと待ちが発生していた。全てグループであって、カウンターが空いていたから「1人だけどダメですか?」って聞いたら「順番があるんで」と言われて待つように促された。正直待ってまで食べたい物が無かったので、「じゃあ結構です」と言って立ち去った。
昼食を食いっぱぐれてしまったが、気にせず走行再開。国道49号から349号に入って南下する。道の駅「ふるどの」があったが、もう12時台になっていたので、混雑していると思い通過する。この国道349号は、交通量が少なく阿武隈高地を満喫出来る、とツーリングマップルオススメルートになっていたのもあり、とても楽しく走ることが出来た。
棚倉町まで走ったところで、お腹がさすがにすいてきたためコンビニに立ち寄る。適当なもので済ませようかと思ったが、最近田舎のコンビニにもイートインがあるコンビニが増えてきており、ここにもあったので普通の弁当を購入した。バイクだと車内で食べるとか出来ないので、駐車場の脇に座り込んで食べるしかないのだが、このようにイートインがあるとバイク乗りにとっては嬉しい。
お腹も膨れたところでツーリング再開。国道118号を南下して、ようやく東北を出て茨城に入った。茨城北部の観光地として、日本三名瀑の袋田の滝がある。訪れたことはあったが、国盗りにもハイドラのCPにもなっていたのでちょっと行ってみることにした。途中の道の駅「奥久慈だいご」を通過し、滝の近くまで行ったがバイクでも駐車料金を取られそうな雰囲気たっぷりだったし、滝の近くまで行かなくてもCPも国盗りも取れたので、1回見たことあるし立ち去ることにした。
大子町中心部まで戻り、国道461号で西へ向かった。大子町の北西部に未取得国盗りがあったので、県境近くまで行けば取れると踏んでいたが無理だったので、県道に入って北にちょっと寄り道。ところが、北側にはどす黒い雲が掛かっており、どう見ても雨が降っている雰囲気だ。雨雲レーダーで見てみると、2~30km北はかなりの大雨が降っているらしい。多分大丈夫と信じて寄り道するが、そこそこ行ったところで圏外になってしまい不安になってしまう。どんどん黒い雲が広がっていたが、何とかもう1回電波が戻ったところで取得出来た。雨にも降られずに済んだので一安心。
国道に戻って栃木県に出た。色々調べたが天気的にも先を急いだ方が良いと考えて、初日に走ったルートまで戻り那須烏山市から国道294号、123号で益子町に出て国盗りを取得する。そしてハイドラのマップを確認すると、県道沿いにCPがあって拡大しても何かよく分からなかったので行ってみた。どうやらこのCPは、道の駅「ましこ」だった。危うくとりこぼすところだった。

この日の走行中で唯一撮った写真が、この道の駅の写真だ。どうもいつものことだが、走ったことない道で交通量が少ないと走ってばかりで、写真を撮る機会がめっきり減ってしまう。

栃木、ということでいちご入りソフトクリームを食べてみたが、結構美味しかった。
後は、真岡の国盗りが少し残っていたのでそこを取りに行き、この日はもう静岡に向かうことにした。国道4号に入りひたすら南下・・・ してたらかなり雲行きが怪しくなってきた。そしてパラパラと雨が降り出した。まだカッパを着る程では無かったので、軽く濡れながら走り続け、道の駅「ごか」に立ち寄る。
ここからすぐの圏央道五霞ICから圏央道経由東名に入ろうと思っていたので、どうするかしばし悩む。とりあえず良い時間になっていたので、道の駅で夕食を取る。そしたら、その間にまぁまぁの雨が降ったようで荷物と路面が濡れてしまっていた。かなりの小雨になっていたが、レーダーを見てもやっぱりこういう夕立ち的な雨の予測は難しいらしく、あまり当てになっていない。空もいつ降ってもおかしくない感じだったし、高速だと途中でカッパを着るわけにもいかないので、おとなしくカッパを着て出発した。
18時頃圏央道に入って、ここからはひたすら静岡を目指す。今度は行きみたいに間違えることなくちゃんと圏央道を走り続ける。結局ホントに軽くパラっとはしたが、カッパは必要無いくらいの雨しか降らなかった。まぁ"もし"があるので仕方がない。狭山PAに立ち寄って、カッパを脱ぎ休憩する。そしてまた走り出した。GW最終日だったので渋滞が心配されたが、八王子JCTで1kmくらいあったくらいで後はほぼ順調に流れてくれた。
海老名JCTから東名に入り、足柄SAに立ち寄る。ここで微妙な時間になっていた。少しでも高速代を安くするためあわよくば深夜割を狙っていたが、1.5時間くらい待てばうまい具合に行けるかもしれない。元から頭の中にあったが、足柄SAはお風呂に入れるので入ることにした。サウナを2SETキッチリこなして、仮眠室で横になる。
横になりながら、後は帰るだけなので今回の旅の余韻に浸る。
道を間違えて首都高都心環状線を通って、道中軽く雨に降られながら福島まで走った1日目
磐梯吾妻スカイライン・蔵王エコーラインの絶景道を通って、山形県寒河江まで走った2日目
秋田県に入り、県内を沿岸まで横断したりと無駄に距離を走って、孤独のキャンプをした3日目
またもや秋田県内を右往左往して、秋田空港までを往復し、角館の桜並木に感動した4日目
津軽半島最北端「竜飛岬」に到着して、津軽半島の絶景に感動しながら、夜は宴会をした5日目
青森県内を横断して、八甲田・岩木山・夏泊半島を堪能しながら、小川原湖畔の夕陽を見た6日目
三陸海岸を南下して岩手県に入り、復興について考えさせられたが、楽しい夜を過ごした7日目
約束を果たすべく、雨を避けながら宮城県の沿岸部を走り、福島のキャンプ場で再会した8日目
旅の終わりを惜しみつつ、福島・北関東を走りながら、静岡に帰還した9日目
そんな思いに駆られていた。寝まではしなかったがゆっくり休憩して良い時間になったので、22:40頃足柄SAを出発。急ぐと深夜割が適用されなくなるので、ひたすらトラックの後ろを90km/hで走り続ける。そして、最寄りのICを0時過ぎに降りれたので、無事深夜割が適用された。調べてみたが、700円程度しか安くならなかったが、風呂代が相殺されたのでまぁいいでしょう。IC降りれば家はすぐなので無事到着した。

総走行距離3537.1kmで平均393km/dayだったが、中々よく走ったと思う。初日と最終日に距離を稼いで、間はほぼ300km台毎日走ったし、天候にも恵まれたので良かったと思う。キャンプ道具一式を積んだまま走り続けてくれたNinja君に感謝感謝!今年のGW東北ソロキャンプツーリングが終わった。
今年から新居発のツーリングだったが、深夜の帰宅でもカバーを掛けなくても良いし、疲れ切っていたので荷物を載せたまま寝てしまった。だが、こういうことが出来るのでつくづくガレージがあるというのは最高だ。
今回特に印象に残ったのは、
・東北の交通量が少ない道を、楽しく走れたこと。
・竜飛岬を訪れて、バイクで本州両北端を制覇出来たこと。
・キャンプでの一期一会の宴会を3回出来て、FBでの友達が増えたこと。
程度だろうか。帰ってきて早速だが、夏は北海道固定なので、来年のGWはどうしようか何となく考えてみた。
ローテーション通りだと来年は西なのだが、今度は山陰に行ってみたい。山陰を巡って九州に入り、門司から大阪へのフェリーに乗って帰ってくる。なんてのが頭に浮かんだ。もちろん天気予報次第なのだが、来年も実現できることを祈るばかりだ。
2017年のGWもこれにて終了です。次のロングツーリングは、夏休みの北海道になることでしょう。
2017年GW東北ソロキャンプツーリング 1日目
2017年GW東北ソロキャンプツーリング 2日目
2017年GW東北ソロキャンプツーリング 3日目
2017年GW東北ソロキャンプツーリング 4日目
2017年GW東北ソロキャンプツーリング 5日目
2017年GW東北ソロキャンプツーリング 6日目
2017年GW東北ソロキャンプツーリング 7日目
2017年GW東北ソロキャンプツーリング 8日目