
■4日目 5/1(火) 天気:晴れ
走行距離:347.5km
鳥取県倉吉市から大山を通り抜けて島根県に入る。そして島根県の一部と広島県北部を中心に巡り、広島県広島市まで走った。この日も移動がメインだったので、写真が少ないです。
5:30頃起床。空が赤味掛かっていそうな感じだったので、カメラを片手に外に出てみた。

すると空と大山池が朝陽に染まっていた。

ちょっと上った後だったが、朝陽を拝むことが出来た。
とりあえず良い天気だったがスマホで天気予報を確認すると、予報通り翌日2日(水)の朝から雨が降り始め、3日(木)まで天気が悪いようだ。
折角1・2日はGWの中日なので人が少なく快適に旅が出来るのだが、天候には勝てないので仕方がない。出発前に決めた予定通り実家に帰るのを決めて、メールを親に打っておいた。
朝食を食べて片付けを始める。タープがあったので若干手間が増えるが、乗入可能なキャンプ場なのでまだ楽だ。

すっかり普通の空になったが、展望も良くてこのキャンプ場が気に入った。2日間お世話になった大山池野営場に感謝しつつ、8:30頃にキャンプ場を出発した。
前日逆方向に走った県道45号から大山方面へ向かう。前日は夕暮れの中走ったが、良い天気の中走るとやっぱりイメージが異なる。中々良い高原風景で良い感じだ。交通量も少なく、快適なワインディングを楽しく走るが、前日と違いキャンプ道具満載なので少し大変。
そのまま進み、前日にも通った鏡ヶ成に到着。キャンプ場にも何人か人が見えたが、8:00台の気温は思ったより低くは無かった。これくらいなら、キャンプも出来たかもしれない。
これから鍵掛峠に再訪するか迷ったが、国盗り等の感じだと江府町方面に降りた方が良いと考えて、県道315号方面に曲がった。

すると、大山の眺めと棚田がキレイだったので思わず止まってみた。

これは中々の絶景だと思う。超広角レンズも取り出してみた。

バイクも一緒に。ふと現れた絶景の撮影を楽しみ、再度出発する。
江府町に出て国道181号を米子方面に進んで道の駅「奥大山」を通過し、今後のことを考えて県道1号を西進して一瞬だけ島根県に入り国盗りを稼ぐ。そして、国道180号まで戻り新見・庄原方面へ向かった。
南部町から南の国道180号は、ダムが点在し中々のワインディングロードで交通量も少なくとても楽しかった。国道183号の合流地点で庄原方面へ向かう。道の駅「にちなん日野川の郷」に立ち寄り休憩する。
道の駅を出発し、広島県境が近くなったところで少々寄り道を。県道15号へ入り島根県奥出雲町方面へ向かって国盗り巡りを進める。島根県に一瞬入り、国道314号で今度は広島方面へ。
道の駅「奥出雲おろちループ」に立ち寄る。ここは中々大きなループ橋を備えており、途中で写真を撮ろうかと思ったが結局スルーしてしまった。この道の駅は駐輪場が屋根付完備されており、バイク乗りにとっては素晴らしい道の駅だ。

一応写真を道の駅から撮ったが、あまりループらしい写真ではないのが残念。中国山地の山深さはよく分かることだろう。

ここで良い時間になったので昼食を取る。折角島根県に入ったし、暑かったので天ざる定食にしてみたが中々美味しかった。
お腹も膨れた所でツーリング再開。道の駅を出発したら、ようやく故郷広島県に入った。国道314号の油木から国道183号の道後山高原へのショートカットとして県道444号に入ってみたが、これがほぼ全線1車線で中々の険道だったが、何とか対向車も居らずにクリア。
国盗りを済ませて備後西城から県道58号、国道432号で道の駅「たかの」に立ち寄って休憩する。ここで庄原市高野名物らしい苺ジェラートを食べてみたが中々美味しかった。
高野からは松江道もあるのだが、県道39号の途中にコロプラ土産があるようなので、高速には入らずに一般道を進む。そして、無事「わにのハンバーグ」を取得出来た。
余談だが、この"わに"とは爬虫類のワニのことではなくサメのことを言うようだ。この地域では海から遠いため、昔は魚等は食べることが出来なかった。しかし、サメは理由は忘れたが保存が効くようなので、この辺りでは貴重な魚として何故か"わに"と呼び重宝されていたらしい。料理漫画の美味しんぼでも、まんさく茶屋という名称で登場しているので読んでいる方はご存じの人もいるだろうか。
ただ、このまんさく茶屋も今は閉店をしているらしく、今現在ではこうしてゲームのお土産としてのみ生き残っているのは、何となく時の流れを感じたような気がした。後は、広島県北を散々走って気付いたことがある。広島の田舎は、石州瓦(赤っぽい瓦)を使っている家が非常に多い。祖母方の本家等もこの瓦だった気がする。広島に居た頃は普通の光景だったが、むしろ今は広島に帰ってくると見慣れない光景だな、と感じてしまった。
話はそれたが、県道39号からショートカット出来そうな農道に入り、県道456号に合流して三次市に入り道の駅「フォレスト君田」を通過する。これまた余談だが、広島県北は平成の大合併の前は多数の市町村があったが、現在三次市(みよし)と庄原市(しょうばら)の2つしか市が無い。
三次市街を通らずに国道54号に出たかったので、県道62号でショートカットし道の駅「ゆめランド布野」でしばし休憩。
この辺で非常に温度が上がってきて、流石に暑くてたまらなくなってきた。面倒だったが、ジャケットからインナーベストを取り外すことにした。これで大分涼しくなる。
道の駅を出発して、県道62号に入り三次市作木に向かって国盗りを進める。国道375号に入り、江の川を見ながら国盗り巡りを進めた。ここで、再度一瞬だけ島根県に入って県道4号、国道433号を通り広島県に帰ってくる。
その後は中国道沿いの県道を色々走り、道の駅「舞ロードIC 千代田」に立ち寄る。
そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する・・・といつもなら考える所だが、この日は前述したように実家に帰るので考える必要は無い。可能であれば17:00くらいまでには帰りたいところではある。
千代田からは国道261号で一度北広島町大朝まで行って国盗りをしてから折り返し、国道433号・県道40号で道の駅「豊平どんぐり村」まで着いた。ここまで来れば実家は1時間もあれば着くと思われる。時刻は16:00くらいだったので、もう寄り道は止めて帰ることにしよう。
この道の駅「豊平どんぐり村」は、免許を取って初めてのドライブを今は亡き祖母と一緒に来た記憶がある場所だ。祖母の実家がこの辺りなので、もう地元みたいなものだ。
何てことを思いながら国道261号を進み、コンビニに寄って休憩しながら親にメールを打つ。国道191号から実家へ向かったところ、ちょうど17:00に到着した。バイクで帰るのは初めてだ。
早速大量の荷物をバイクから降ろして、玄関に放り込むと親が、「こんなに積んで走っとるんか」と驚いていた。ほぼこのためだけに持って帰ったバイクカバーを掛けて、後は悪天候の2日をゆっくり過ごすことにしよう。
早速近所の食堂に夕食を食べて、帰ったら広島-巨人戦を観賞する。巨人相手に勝利したので、気分良く寝ることにする。
宿泊地:広島県広島市 実家 無料
風呂:広島県広島市 実家 無料
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