
■8日目 5/5(土) 天気:晴れ
走行距離:384.7km
山口県萩市から山口県東部・広島県西部を通りながら国盗り・CP巡りをした。その後、広島県北から岡山県新見市まで走った。この日は巡りがメインであまり写真は無いです。
5:30頃起床。実家にしばらく居たが、やはりキャンプ生活だと朝早く起きてしまう。早速朝食を自炊して、美味しくいただく。
天気予報を確認すると、全く変わっていなかった。九州北部から山口県西部は、翌日の午後くらいから雨が降り出す予報となっていた。これだったら、やはり翌日のフェリーはキャンセルして自走で2日掛けて静岡まで帰ることにしよう。早速スマホから名門大洋フェリーの予約をキャンセルしておいた。
これで、ここに連泊をすることは出来なくなった。お腹も膨れたので、後片付けを開始する。イスがたくさんあるのでフライシートやグランドシートを干したりするのに非常に捗る。
順調にバイクに荷物を載せて、ハイドラを起動しようとすると受け付けてくれない。こちらの端末側の問題?とも考えて、再起動したりホスト側のスマホでも試してみたが、どうしてもダメだった。他のアプリ通信は問題無いので、ハイドラ側システムの問題なのだろう。
これは困ったが、流石に待ち続けてもいつ復帰するか分からないので、しかたなく出発することにした。県道67号で萩市街方面に向かった。萩も長州の歴史があるので、CPがたくさんある。キャンプ場を出発して数十分経ってたが、未だに復旧してなかった。朝早い観光客の少ない間にCP巡り等をしたかったのだが、この状況では行っても仕方がないので泣く泣く諦めることにした。また島根西部は巡らないといけないのでまだ良いが、こういうリスクはクラウドサービスを使う以上ありえることだな、と認識を改めた。
萩市内から県道11号に入って、道の駅「ハピネスふくえ」が近づいてきた。国盗りは正常なのでそちらは進めていたが、このまま復旧しないとこの道の駅CPが取得出来なくて、また来なければならなくなってしまう。
なので、そこまで疲れていないが休憩に立ち寄り、一服したりトイレを済ませたり時間を潰したが、復旧はしてくれなかった。こんなGWの真っ只中にこんな不具合起きてたら、他のハイドラーも困っている人が一杯いそうだな。所詮、無料のアプリだからそこまで求めてはいけないのは分かってはいるが、時期が時期だけに憤りを隠せない。
とはいえ、どうにもならないので仕方なく道の駅を出発する。県道11号から310号を走り国道315号へ合流し、ひたすら南下する。
国道315号向道湖から、国道434号方面に行きたくて県道179号をショートカットで使ってみたら、こちらが中々の険道だった。何とかクリアしていき終わりが見えてきたところで、何とミニバンの対向車が現れた。バイクでも中々しんどかったのに、ミニバンでよく突っ込むな。と思いながらちょっと広い所に寄って待っていたら、運転手の女性の方が「国道方面へ抜けられる?離合場所はある?」と話しかけられた。
「抜けられますけど、離合場所はあまり無かったと思いますよ」と答えておいて、どうせ四輪はこんなところでUターンなんて出来ないので進んで行ったが、無事抜けられたのだろうか。
こちらは何とか国道434号に抜けて、すぐ県道69号をひたすら走り県道59号に入った。県道130号に合流して、引き続き県道59号で行こうかと考えたが分岐が見当たらない。流石におかしいと感じて引き返したら、分岐が見つかったがとても入りたくなるような道ではなかった。なので、遠回りになるが県道130号から県道111号に出て、県道2号をひたすら北上した。
しばらく走っていると、広島県に戻ってきて国道186号に合流した。そこから県道30号に入って廿日市方面に向かう。
そろそろ良い時間になったので、昼食を取る。県道30号沿いに鉄板焼きやがあり、お好み焼もありそうなので入ってみた。これで、昼食は3日連続でお好み焼となった。まぁ大好きなので特に問題は無い。美味しくいただいた。
お腹も膨れた所でツーリング再開。国盗りのため国道433号をちょっと北に寄り道し、空を取得して折り返す。途中に神社CP「速谷神社」があったので取得出来た。
ここから国道2号西広島BPに入る。超幹線道路なので非常にクルマが多くツーリングには不向きだが、移動時間だけで考えれば最速で移動出来るだろう。特に広島市内に混雑も無く、順調に適宜休憩を挟みながら進む。三原BPから県道54号・国道184号経由で無料区間の尾道道入口まで着いて、世羅ICまで一気に向かう。尾道道を降りて、道の駅「世羅」に立ち寄って休憩した。
そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する。今回は山陰メインの予定だったから、広島・岡山のキャンプ場はあまり調べてなかった。なので仕方なく、スマホで「hatinosu」等のサイトでキャンプ場を調べる。ちょうど良い距離に2つのキャンプ場があった。
1)広島県庄原市「帝釈峡スコラ高原オートキャンプ場」
2)岡山県新見市「久保井野キャンプ場」
があった。1)は少々高いが、温泉が近くにある。ちょっと近いので早くキャンプ場に着いてしまいそう。2)は安いがかなりの山の中で、温泉は近くに無さそう。距離的にはちょうど良さそう。
とりあえず、買出しが出来そうなのが庄原市東城町なので、そこまで出られた時間で決めることにしよう。何となく決めて、国道432号を北上し、県道25号に入った。途中、帝釈峡の立派な岩肌を見ながら楽しく走る。道の駅「遊YOUさろん東城」に立ち寄った。時間を考えると、新見まで走るのは若干しんどそうなので、帝釈峡スコラ高原に泊まろうと考えた。
道の駅近くのコンビニで買い出しをして、来た道を戻り帝釈峡スコラ高原に向かった。
管理棟らしき所があったので受付をしようと思ったら、ここで事件発生。管理棟の方に「キャンプ場の営業は終了しました」とあっさり言われてしまった。hatinosuの最終口コミが2015年だったので、まだイケるかと思ったが甘かったようだ。スコラ高原の運営会社HPを確認すると、確かにキャンプカテゴリーはあるのだが、そのリンク先がバンガローしか無かった。恐らくキャンプ場としては営業は止めてしまったのだろう。
これは困った。但し、前回のGW東北キャンプツーリングでも述べたが、こういう可能性があるのは重々理解しているので、私はなるべく利用実績の無いキャンプ場は、17:00までに入ることを心掛けている。これなら例え今回のようなことがあっても、完全な日暮れまで1.5時間はあるから、まだ移動出来る。
今回は、もっと早い時間だったので決断は早かった。と言う訳で、もう1つの候補であった岡山県新見市の「久保井野キャンプ場」に向かうことにする。夕暮れも迫っているので、決めたからにはすぐ行動だ。
また東城の街まで引き返し、国道182号を新見に向かった。途中で岡山県に入る。ついでだが道の駅「鯉が窪」を通過し、県道441号に入って県道33号へ合流する。走っていると、クチコミ通り看板があったので県道475号に入る。結構な山の中だが、標識がたくさんあるので迷うことは無い、との記載があったがその通りのようだ。
しばらく1.2~1.5車線の山道をひた走る。かなり不安になりそうな道だが、確かに所々看板があるので不安は払拭される。そして17:15頃キャンプ場に到着した。
着いてみると、GWは残り1日あるにも関わらずテントは1張りも無かった。広場で家族連れが1組遊んでいる程度だった。口コミ通り、あきらかなボットン風の便所だが、キレイな水洗トイレで紙もちゃんとある。

炊事場も水が出ることも電気が点くことも確認出来たので、充分泊まれそうだ。
キャンプ料金だが、口コミではB&G海洋センターで17:00までに支払う、となっていたがどこにあるのか分からない。またキャンプ料金の支払い等の注意事項等も何も無かった。どっちにしろこの日はもう払えないし、諦めるしか無いだろう。その代わり、キレイに丁寧に使うことをいつも以上に心掛ける。
キャンプ場入口には、「車の乗り入れ禁止」との記載があった。ギリギリクルマ1台入れるくらいの間隔はあったので、バイクなら余裕で入れそうだ。道路交通法上ではバイクも車だが、一般的解釈だとバイクは車じゃないよね?と自分に言い聞かせて、他に誰も居ないこともあり、バイクで入らせてもらった。もちろんこういう時は、いつも以上に地面等を傷つけないようにスタンドパッドは欠かせない。

テントを設営して、ここをキャンプ地とする! 乗入はグレーだが、例え出来なくてもサイト自体はそこまで広くないので、荷物の搬入はそこまで大変じゃないだろう。

ぶっちゃけて言うと、自分は林間は鬱蒼とした感じがする。キャンプには解放感を求めているので、あまり気に入るキャンプ場ではない。温泉等をGoogle先生や専用アプリでも調べてみたが、新見には風呂が無さそうだ。もしあったとしても、今から行っても帰ってくるのは暗くなってからになるから、あの細い山道を夜登ってくるのは危険を感じると思われる。
とはいえ、格安で一晩過ごさせてもらえるのなら、贅沢言ってはいけない。こういうのも旅の思い出ではないか、と前向きに捉えることにする。とは言え、GWの時期だからあまり汗はかいてないが風呂に入れないのは辛い。日が出ててあまり寒くない内に、と炊事場の水で頭と顔を洗う。そして濡れタオルで体を拭いて、風呂代わりとした。
次は米を水に浸けてしばしくつろぐ。キャンプはやはりこの時間が至福の時。風呂にはもう行けないので、もうバイクに乗らなくて良いからブーツやジャケットを脱いでジャージに着替える。

バイクを眺めながら食事の支度をして、美味しくいただく。いつもは夜温泉に行くが、この日は行けないので夜はヒマだ。スマホを眺めたり、夜風に吹かれながらマターリする。時々野犬なのか獣の遠吠えが聞こえて中々スリルがあるが、すぐ裏には人家があるためそういう面では安心感はあると思う。今回の旅最後のキャンプを余韻に感じながら、22:00くらいに寝ることにする。
宿泊地:岡山県新見市 久保井野キャンプ場 無料
風呂:無し
■関連ブログ
2018年GW山陰ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~兵庫県豊岡
2018年GW山陰ソロキャンプツーリング 2日目 兵庫県豊岡~鳥取県倉吉
2018年GW山陰ソロキャンプツーリング 3日目 鳥取県倉吉~岡山県北部~鳥取県倉吉
2018年GW山陰ソロキャンプツーリング 4日目 鳥取県倉吉~広島県北部~広島県広島市
2018年GW山陰ソロキャンプツーリング 5日目 広島県広島市
2018年GW山陰ソロキャンプツーリング 6日目 広島県広島市~広島県安芸灘とびしま海道~広島県広島市
2018年GW山陰ソロキャンプツーリング 7日目 広島県広島市~広島県西部~山口県萩市