
■9日目 5/5(日) 天気:晴れ後曇り
走行距離:443.8km
熊本県熊本の健康ランドを出発し、九州道・九州中央道を走って通潤橋へ行った。そこから山都町の道の駅に寄りつつ、阿蘇を巡った。その後やまなみハイウェイを走り、大分道・東九州道・九州道を通って新門司港まで走った。
6:00前頃起床。健康ランドの仮眠室でアラームを掛けるのは気が引けるが、パっと起きてすぐ消した。少しスマホを眺めながらゴロゴロして、朝風呂が6:00~程度だったからそれを目指して起きる。折角健康ランドに居るんだから、朝風呂は入らなくては。
朝風呂・サウナ+水風呂をきっちりこなし、風呂から上がる。朝食バイキングが6:30~だったのでどうしようか迷ったが、安かったのもあって食べて行くことにした。好きな物をたっぷり取って、とても美味しくいただく。もちろん食後にコーヒーも飲める。この健康ランドは立地良し、宿泊・朝食も安くてとても使い勝手が良い。いつまでも営業してもらいたいものだ。

脱衣所に戻り、歯磨きをして着替えてバイクに戻る。キャンプ道具を積みっぱなし、ジャケットも掛けっぱなしで何もされていない。つくづく日本は治安の良い国だ。7:00過ぎに出発する。
まずは給油をして、前日の計画通り通潤橋を目指す。手持ちのツーリングマップルは2014年版なので、九州中央道があまり載っていないが、現在は国道445号までつながっているみたいだ。普段はこのくらいの距離なら下道で行くところだが、前日ツーリングプランを申し込んでいるので、高速を使っても料金は変わらない。なので、おとなしく熊本ICから九州道に入る。
10km程度なので一瞬で嘉島JCTに着き、そこから九州中央道に入った。予想はしてたが、対面通行だった。朝早いためか交通量は殆ど無く快適に進み、山都中島西ICで終わったので、国道445号に降りた。ここから通潤橋を目指すが、この道は中々楽しく走ることが出来た。

道の駅「通潤橋」に到着。ちょうど通潤橋方面が逆光だったのが残念だ。5年前九州に来た時もここは寄っていた気がするが、名橋CPを取れていなかった。確かに、道の駅では取れなかったのでしばらく歩いて行くとCPが取れた。

逆光がキツかったが、通潤橋の写真を撮る。放水の時期ではないし、上からの眺めも中々良いが、早く阿蘇を巡りたいため足早に出発する。
国道218号を東進し、道の駅「清和文学楽」を通過して、県道151号で国道265号へショートカットする。次に道の駅「そよ風パーク」だが、国道沿いにCPが無かったので少し登って行った所に別の建物があり、そこがCPになっていた。
無事CPをGetし、いよいよ高森町に入る。5年前は、山都町の服掛松キャンプ場に泊まってそこから阿蘇に入ったので、今回も似たようなルートとなる。なので、この道の駅の横も通ったはずだが、まだCPになっていなかった or 沿線上じゃなかったから取れなかった、のどちらかであろう。峠近辺から阿蘇の山が見えるのを知っていたので、駐車帯に入ってみた。

やはり阿蘇の展望は非常に素晴らしい。また景色を見ながらの一服がたまらない。

バイクも一緒に撮影。明暗差が大きいが仕方がない。絶景を楽しみ、高森町の国盗りをして県道28号を左折し、南阿蘇村に入った。そこから白川水源の名水CPを取得して、県道28号に戻るべく適当に進む。

ここら辺は電線が多かったが、名も無き農道に電線が無かったので停まって撮影してみた。

道幅が狭かったので、やむなく超広角で撮影。このレンズはうまく使わないと、ただ広く撮りました、になってしまうが今回は入らないので仕方がない。北外輪山からはキレイに寝仏が見えるのだが、南側からはあまりそうは見えないような気がする。
無事県道28号に戻って道の駅「あそ望の郷くぎの」に立ち寄りCPをGet。さっさと出発し、県道39号から国道325号を経由して、県道111号でいよいよ阿蘇パノラマラインに入る。
ここら辺はどこを走っても絶景道だが、標高が上がるに連れてどんどん見晴らしも良くなり、とても走っていて気持ちが良い。バイクもたくさん走っていて、いくつかのバイクは挨拶をしてくれた。北海道と違い交通量が多いので、全てのバイクに挨拶をするのは難しいが、されればこちらも嬉しくなる。

前に詰まったところで良さそうな景色があったので停まってみた。

バイクと撮影。

次に停まったのが、いかにも火山の様相を呈している風景があった。阿蘇はとても美しいがれっきとした活火山で、つい最近も噴煙が上がったような記憶がある。山肌がとても険しい。

この伸びていく道の撮影が大好きだ。

バイクと撮影。先に進んで行くと、山頂方面への分岐があった。バイクならリフトを使うより安く上がれるが、山頂より草千里とかの風景の方が好きなので、山頂は行ったこともあるしPASSした。

山頂への交差点からすぐの所が、直線道路だったので停まってみた。阿蘇は絶景だらけで、すぐ停まって撮影してしまうから中々進めない。

望遠圧縮でも撮影。
阿蘇はやはり写真を撮るのが楽しくて仕方がない。良い天気にも恵まれて最高のツーリング日和だ。
ここから草千里方面へ向かうが、火山博物館の駐車場は有料なので、ここには停めたことも入ったこともない。この先の急カーブの所は昔広い路肩になってて、余裕で何台かクルマも停められるようになっていたが、熊本地震の影響だろう。柵が出来てて、路肩部までは舗装がされておらず停めることが出来なかった。

代わりに少し上がった所に駐車場があったので停めてみた。GW中ということもあり、クルマが駐車場に停められず路駐しているのも何台かあった。バイクなら、そこまで気を遣わなくても良いからやっぱり動きやすい。

草千里の風景も本当に美しい。観光客が馬に乗って楽しんでいそうだ。火山なので噴煙も上がっている。

バイクだけが通った瞬間を、辛抱して待機し撮影。

超広角レンズに付け替えて撮影。スカイライン感が出た1枚だと思う。

これから行く予定の北外輪山ミルクロードも良く見えた。5年前はラピュタの道がとても美しくてまた通りたいところだが、熊本地震で潰れてしまい復旧が大幅に遅れているらしい。通っておいて良かったと思う。

やっぱりバイクと草千里を背景に撮影したかったので、申し訳ないけどちょっと下がって路駐し撮影する。

本当に阿蘇は素晴らしい。五島にもう少し滞在したかったが、ここを走りたくて早めに切り上げてきた。結果的には、国盗り・ハイドラ的には取りこぼしも無くキャンプも楽しめたので、全く後悔は無い。

草原を背景に望遠圧縮。

この先に昔は駐車帯があったが、今は無くなってしまった。

バイクが通った瞬間を狙った1枚。
南阿蘇をたっぷり楽しむことが出来た。草千里を出発し、次はミルクロードへ向かうため、県道298号を左折する。しばらく走ったところで上からも見えていた、米塚の横を通った。遠くから見るとちっぽけだが、近くで見るとかなり大きくて驚いた。ファームランド近くで国盗りをし、阿蘇地域を制覇することが出来た。
そろそろ昼食の時間だが、阿蘇は人気観光地のためどこも人が多くなりそうだ。なので、国道57号沿いのコンビニで弁当を購入する。かぶと岩展望台か、北山展望台で食べることにしよう。
県道23号から二重の峠へ向かい、県道339号でミルクロードに入る。信号の無い交差点で交通量も多かったから、右折するのが大変だった。ここもいつ走っても展望の良い道だ。かぶと岩展望台はクルマで溢れかえっていたのでPASS。個人的には寝仏はここから見るのが一番だと思うが、過ぎてしまった。
なので北山展望台に入った。裏側のベンチが空いていたので、そこで弁当を食べる。景色を背景に弁当を撮りたかったが、テーブルが無いので流石に難しかった。

でもこのような風景を見ながら食べる弁当はとても美味しい。

やはり北外輪山からだと阿蘇中岳が寝仏に見える。ちなみに、寝仏とは仏が寝ているように見えるから、そう言われているらしい。
店内を見ていたらソフトクリームを売っていた。ベンチを使わせてもらったので、食べることにしよう。久しぶりのソフトクリームはとても美味しかった。多分対馬以来であろう。

すぐ横に、ジャリだが柵等が無く、愛車と寝仏を取るにはうってつけの駐車場があるので寄ってみた。

クルマが多かったので中々良いアングルでは撮れなかったが、撮影を楽しめた。

本当に青空でとても気持ちが良い。
お腹も膨れて撮影も楽しんだところで出発する。引き続きミルクロードを走ると、ちょっと渋滞していた。交通量が多くても渋滞するような道ではないはずだが、と思っていたら、1つ原因が思い当たる。
この先に、阿蘇の定番展望台「大観峰」があるのでそこ待ちとかではないだろうか。と思ったら、やはり正解だった。流石に待ちでは無かったが、西から来ると右折になるので、それで流れが悪くなっていた。
路肩があったし、すり抜けて通過する。どうも個人的には大観峰はそこまでの価値があるとは思えない。よっぽど私はかぶと岩展望台の方が好きだ。なので、今回は大観峰はPASSした。まぁ一度は是非行ってみてもらいたいと思う。
そのままミルクロードの景色を眺めながら走っていると交差点にでた。県道11号やまなみハイウェイを左折して九重方面へ。これで阿蘇は最後となり、今度は大分県九重を周る。

ここは5年前にも停まったような気がするが、伸びやかなストレートが好きだ。

残念ながらここら辺から北側に雲が広がってきてしまった。まぁ雨は降らないと思われるが、少し残念だが仕方がない。九重連山を写真に撮る。

バイクが通った瞬間を撮影。1/100ssではやはり少しブレてしまうが、速度感があるのも良い気がする。

ここから少し登った所に展望台があったので寄ってみた。寝仏も見納めになるだろう。ここから大分県に入った。国盗りをしたところ、九重の夢吊り橋空をGet出来たので、大分県も少し進めることが出来た。
やまなみハイウェイを北上して牧ノ戸峠を通過する。ここは標高1,300mくらいあり、冬は九州と言えど一面真っ白になるような場所だ。ここにたくさんのクルマが停まっていた。でも人が全く見えなかったので、殆ど登山客だろうか。
この先は、昔行ったことがある星生温泉を懐かしい気持ちで通過する。火山地帯なので硫黄の匂いもしており、温泉地の雰囲気が良い。

長者原に到着した。ここは、水曜どうでしょうのカブ西日本編で、嬉野Dが藤村D等に絶景撮れてるか?こんなもの嬉野君だって撮れるよ、とかイジられてた場所でもある。山並みと直線道路が良い感じだ。

これまたバイクが通った瞬間を狙って1枚。
ここから少し寄り道をするため、県道621号を右折。しばらくは広い道だったが、途中から四輪同士の離合は難しいくらいの幅になった。この先に名水CP「男池湧水」があるのだが、山奥に入っていくので電波が心配だ。でも無事現地でCPを取得できた。
少し見て行こうかと思い駐車場に停めたが、やっぱりいいかと思い来た道を戻る。再度やまなみハイウェイを北上して、ツーリングマップルに朝日台展望台が雄大な眺め、とあったので行ってみたが、正直そこまで大した景色ではなかった。併設のドライブインも潰れていたし、少し寂しい感じもした。
このまま北上すれば大分道へ出る。少し時間がありそうなので、どこかで温泉でも入ろうかと考えた。そして、慈恩の滝に道の駅が出来ているのでそこに寄り、大分道玖珠ICに入ることにしよう。
ここら辺に温泉は山ほどあるが、どこにしようか。ここ2日は朝早く出発して、長い距離を走ったためかちょっと首・肩に疲れを感じていた。ツーリングマップルを見ると、筋湯温泉にうたせ湯が有名な所があるらしく、そこなら首・肩にも良いのではないか、と思った。なので、筋湯温泉にしてみよう。
そうと決まれば、やまなみハイウェイを南下して県道621号右折。しばらく行って県道40号を南下した。ツーリングマップルでは、こちらの県道40号もオススメルートになっていたが、曇り空だったせいもあるだろうか、やまなみハイウェイと比べると大分落ちる。でも、交通量が少なかったので、走るのは楽しかった。
しばらく走ったところで、県道40号沿いに筋湯温泉共同駐車場があった。バイクだったら近くまで行けそうな気がするが、道も良く分からないのでおとなしくこちらに停めて歩いて行くことにしよう。

急勾配の坂道を歩いて降りると、温泉旅館街が広がっていた。中々雰囲気の良いところをしばし歩く。
目的のうたせ湯に着いたが、どうやらメダルとやらを入れると、遊園地みたいな棒のロックが解除されて中に入れる仕組みのようだ。ただ、その横にあるメダルの自販機が故障中のようでこれでは中に入れない。目の前が土産物屋だったので聞いてみようかと思ったが、そこまでして・・・とも思った。
どうしようかと思っていると、標識に露天岩ん湯とあったのでそっちに行ってみた。

どうやら浴場が1つしか無いらしく、奇数偶数日で男女を分けているみたいだ。たまたまこの日は男性の日だったので入ることが出来そう。ラッキーと思い、早速入ることにする。

中々雰囲気の良い岩の露天風呂だった。洗い場とかも確か無かったと思うので、温泉に浸かるだけとなる。結局入っている間誰1人も来なかったので、大きな温泉を独り占め出来た。入浴料金も300円と安かったのでありがたい。
ただ1つ残念、と言うほどでも無いが、泉質が塩化物泉だったことだ。てっきり私はここら辺一体、どこでも硫黄の匂いがする温泉だと思っていたが違ったみたいだ。私の中で温泉というのは、硫黄の匂いがプンプンするのが温泉らしさNo.1だと思っているので、折角大分に居るのに少しだけ残念だった。
まぁ大して調べずに、うたせ湯の響きだけで来てしまったから仕方がない。しかも肝心のうたせ湯には入らなかったのだから笑える。でもとても安くて雰囲気も良く温まったので良かった。
さて駐車場に戻ろうと歩いていたら、家族連れがうたせ湯の前に居たら、目の前の土産物屋の人が出てきてメダルを売っていた。私の時には出てきてくれなかったのに、タイミング悪かっただけだろうか。もう他の温泉に入ったので流石に良い。
駐車場に戻ってツーリング再開。県道40号を南下すると、やまなみハイウェイに戻ってきた。そこから国道442号を右折する。前に居たバイク3台組が、全てのバイクに挨拶を豪快にしてたので、その流れで私にも挨拶が来るので楽しいけど大変だった。
黒川温泉を過ぎたところで玖珠方面に向かうため、ファームロードに入った。この道が交通量皆無の超絶ワインディングだったので、キャンプ道具満載だから少し大変だったがとても楽しく走る。国道387号を右折後少しだけ経由してすぐ左折する。ここで標識が無かったから、ちょっと行き過ぎてしまった。
引き続きファームロードを楽しく走ると、玖珠の標識が出た。良く分からないまま標識に従い曲がると、県道704号に出た。この道は狭かった上に、クルマの交通量もそこそこあって少し大変だった。
国道210号との合流部が、ちょうど道の駅「慈恩の滝くす」だったから立ち寄る。道の駅CPもGetして満足。
折角なので滝を見に行こうかとも思ったが、あんまり歩きたくなかったのでPASSした。結構疲れが溜まってきて眠気もあったから、こういう時は糖分補給だ。ってことでもう1本ソフトクリームを食べる。今まで食べてなかったので、1日2本食べたって大丈夫でしょう。
やっぱりこういう時に甘い物を食べると復活する。国道210号を東進して、玖珠市街で給油をする。少し玖珠市街が混雑していたが、玖珠川沿いで何やらクレーンが出ててお祭りをやっている感じだったから、その影響だろうか。
何とか玖珠ICから大分道に入った。ちょっと時間に余裕がありそうなので、折角ツーリングプランで乗り放題だから、中津周辺のCPでも行くことにしよう。
途中走っていると、さっきまで飛ばしてたミニバンがやたらゆっくり走っている。前にフルスモの、白い大分ナンバークラウンが居たので、怪しいなと思って抜かし際に覗いてみたら、2人組が青い服を着ていた。なので、すぐ左に戻りゆっくり走る。大分道は全線80km/h規制なので、ちょっと出すとすぐ速度超過になってしまう。
しばらく様子を伺っていたが、やはり下り坂では少々出過ぎたとしても捕まえないようだ。経験則で何となく知っていたが、それが目の前であると信憑性が上がった。逆に登り坂は問答無用で捕まるだろう。恐らく出す意思があるかどうか、ってところだろう。
無駄な出費を避けて、由布岳PAで休憩をする。由布岳がキレイに見えたので写真を撮ろうと思っていたが、すっかり忘れてしまっていた。
日出JCTから北九州方面に分岐し、東九州道に入る。ここからは対面通行なので、少し流れが悪くなるが渋滞する程では無かった。
しばらく走ると中津ICに着いたので、途中下車をして中津駅方面に向かう。まずは国道10号沿いの道の駅「なかつ」を通過し、道の駅CPをGet。次は中津駅方面に向かって、公共建築CP「中津市立小幡記念図書館」をGetした。2014年のツーリングで、中津城へ行ったからこの近辺も通っているはずだけど、公共建築は後から増えたCPなので仕方がない。
これで中津を後にし、山国川を渡ったところで福岡県に入った。次は、豊前市の天地山公園に訪れて、都市公園CPをGet。そして、ここから南側に行った所に国盗り空があったから、それを取りに行った。
ここまでしたところで、そろそろ新門司港に向かわないとならない時間になってきた。東九州道豊前ICに向かうと、交通情報に渋滞表示が出ていた。対面通行だからやむを得ないが、それでも高速で向かった方が早いだろう。
数kmの表示が出ていたが、体感的には結構長く感じた。もしかしたら対面通行だったからかもしれない。2車線あればバイクの特権を生かせるが、対面通行だと結構気を遣うことになった。
行橋手前くらいから、ようやく渋滞が解消して順調に進む。もう最終日なのでどこかで土産を買いたいと思っていた。出来れば、SAなら色んな所の土産があるし、カードも使えるからありがたいのだが新門司ICまでSAは無い。
可能であれば、北九州空港に寄り道をしようかとも思っていた。だが、流石に時間が足りなさそうだ。また、ついでだからコンビニに寄りたい。最近のPAのトレンドは、売店の代わりにコンビニが入ってることが多い。PAに停まってコンビニに停まって、は面倒だからどうしようか迷っていた。
そうこうしている内に今川PAがあったが寄らずにいると、トレンド通りコンビニ併設のPAだった。NEXCO中日本だと、PAにコンビニがある場合は看板が殆どの場合あるが、NEXCO西日本管轄は無いのかもしれない。結局寄れずに、北九州JCTから九州道に入って新門司ICで降りた。仕方ないからフェリーの売店にあるものを、土産としよう。
新門司ICで降りてすぐのセブンイレブンに入る。結局夕食も食べる時間が無かったから、夕食と翌朝食の2食分と、飲料を買い出しておく。
そして、19:00頃新門司港名門大洋フェリー乗船場に到着した。渋滞した影響か少し遅れたが、まぁ50分前なので許容範囲内だろう。少し待つと、船内への案内が始まった。

この時点の走行距離は2,139.3kmで、自宅~大阪南港が341.8kmだったから、九州内の走行距離は1,797.5kmだった。九州には8日滞在したので、1日当たり220km強と言ったところだろう。流石に島巡り中心だったので、あまり走行距離は伸びなかった。むしろ最後の2日でこの中の約半分を走ったくらいなのだから、阿蘇に行っていなければかなり少なかったことだろう。
そんなことを考えながら、船内の荷物は分けていたので荷物を取り出してフェリー客室内に向かう。

ちょうどこの日は子供の日なので、鯉のぼりが飾られていた。コイはカープなので、是非ここから上り調子になってもらいたいものだ。

今回少し奮発して、1人部屋を予約しておいた。案内所で予約確認書を見せて、鍵を貰う。鍵が掛けられるので、貴重品を置いておけるのがありがたい。名門大洋フェリーは、第1便と第2便で船が結構違っていて、基本的には第2便の方がグレードが高そう。例えば、1人部屋は第2便しか無いし、2等雑魚寝も第2便は仕切りが有ったりして快適な仕様になっていると思う。
新日本海フェリーでも1人部屋があるが、ちょっと嬉しいのは洗面台とスリッパが名門大洋フェリーにはあることだ。特に早朝着とかだと、洗面台が洗顔や歯磨きで使われることが多くて不自由になることが多いが、部屋に洗面台があるのはありがたい。
ポットまであったので、ラーメンを買ってきたから給湯室で貰わずに、部屋で沸かしてみた。ただ、ポットに水を入れるのが非常にやりにくかった。でも何とかお湯を沸かしてラーメンを食べる。そして売店に行ったが、正直品揃えは微妙だった。仕方ないので、適当に会社への土産を購入する。

一通り済ませた所で出港の時間になったから甲板に出てみた。もうすっかり真っ暗になっている。

もの凄い大声で別れを惜しんでいる集団が居たのが記憶に残っている。係員さん達も手を振って見送ってくれた。離れ行く九州を見つめながら、本州に戻るこの瞬間は、北海道と同じように寂しさを感じると共に楽しかった旅を思い出す。
・静岡~大阪南港まで殆ど下道を走り、寒気が入って少し寒く小雨が降りながらフェリーに乗った1日目。
・曇りの中、福岡県内陸部を走りながら博多港まで行って、壱岐島に渡り海の見えるキャンプをした2日目。
・雨の中テントを撤収して、壱岐の博物館を見学して対馬に渡り、ホテルに逃げ込み雨の厳原を散策した3日目。
・対馬南部を周遊して、曇り空だったが対馬のキレイな風景を満喫して、初めての夕陽と星空を眺めることが出来た4日目。
・対馬北部を周遊して、和多都美神社や展望台を観光し、温泉に入って博多港に戻り、五島行きのフェリーに乗った5日目。
・人生初の五島列島福江島を、快晴の中素晴らしい景色を楽しみながら、夕暮れ・星空と最高の福江島キャンプをした6日目。
・中通島、小値賀島と弾丸島巡りを楽しみ、久しぶりの本土に帰ってきて、連日の夕暮れ・星空を楽しめた7日目。
・平戸島、生月島、的山大島を楽しみ、佐賀県・長崎県の国盗り・ハイドラCP巡りを制覇し、熊本へ高速移動した8日目。
・晴れた阿蘇・九重を満喫して、写真撮影をたくさん楽しみ、温泉に入って新門司港まで戻ってきた9日目。
いきなり初日~3日目までどこかで雨が降ってしまい、特に3日目は1日中雨だったのが辛かった。幸い、それでも楽しめる博物館があったり、歴史ある街のホテルを取ったので、割と楽しむことが出来たのが良かった。
4~5日目は曇りがメインで、折角行った対馬の晴れが楽しめなかったのが残念だが、雨が降らなければそこまで文句を言うのは贅沢だろう。それ以降はずっと晴れ続きで、走り・撮影・キャンプ共に全てを満喫することが出来た。
今回の旅のテーマは「島」ということで、自走で渡れない所のみにすると、
1)壱岐島:滞在1日
2)対馬:滞在2日
3)福江島:滞在1日
4)中通島:滞在3時間
5)小値賀島:滞在1時間
6)的山大島:滞在20分
と6つの島を訪れた。段々滞在時間が短くなっていくのはご愛敬だが、時間に限りがある会社員の旅である。他にも行きたい所が山ほどあるから、ある程度は仕方がないだろう。それでも訪問した記録が残るので、満足感はとても高い。
九州は他にも、甑島・種子島・屋久島・奄美諸島と、次のボスは鹿児島県だろう。これは中々大変な思いをするのは明白なので、いつか行けたら良いなと思う。
物思いにふけっていたら、陸地から大分離れたので風呂に入る。歯磨きなどを済ませて出費等の管理をしようと思ったが、強烈な眠気と体のだるさが襲ってきた。旅の終わりの疲れが溜まっているときに、2日で900km近く走ったからそのツケが一気に来たのかもしれない。
無理をしても仕方ないので、21:00には寝ようとした。横になったら一瞬で眠りについた。
宿泊地:名門大洋フェリー
風呂:名門大洋フェリー
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