
■10日目 5/6(月) 天気:晴れ
走行距離:319.8km
8:30に大阪南港に到着。翌日の仕事に備えてどこにも寄らず、阪神高速・西名阪道・名阪国道・東名阪道・伊勢湾岸道・新東名とフル高速で走った。
5:00頃起床。前日はあまりの睡魔に襲われて21:00には寝てしまったが、8時間ぐっすり眠れた。やはり2日間頑張ったのが少し響いたのかもしれない。でもしっかり寝たおかげで、早起きしたがかなり疲れが取れていた。やはり、寝ている間に運んでくれるフェリーは素晴らしい。

朝陽の時間だと思って甲板に出てみたら、中々良い感じに焼けていた。

これは素晴らしいと思い、写真を撮る。

見えている島は小豆島のようだ。大阪までもう少しと言ったところだろう。

ちょうど東に向かっているので、朝陽が出てくるのを写真に撮るのが難しかった。
ここで事件発生。部屋に備え付けられているスリッパで、甲板に出るのは滑って危険だから止めて。と館内アナウンスで何度も流れていた。新日本海フェリーとかだとスリッパ等は付いていないので、サンダルを持ち込む。行きは持ち込んだが、名門大洋フェリーはスリッパが付いているのが分かったので、帰りはバイクにサンダルを置いてきた。
人間は危険な因子があっても、自分だけは大丈夫。と思う傾向がある。要は他人事として捉えてしまうのだろう。
ここまで言えば大体想像つくと思うが、朝ということもあり甲板が夜露か何かで結構濡れていた。ジッとしていればそんなに問題無かったと思うが、撮影のためにはウロウロする必要があるので、何も考えずに動いたら思いっきり滑って転んでしまった。寝起きで体がまだ寝ていた。もしくは認めたくはないが、反応の衰えが始まっているのかもしれない。
体であれば、よっぽど打ちどころが悪くない限り痛い程度で済むが、また悪いことに持っていたカメラから倒れてしまい、レンズ側が強打してしまった。
幸い、ちゃんとフードを付けていたので、フードが少し傷付いた程度で済んだ。体もちょっと痛い程度で特に問題は無さそうだ。

と思っていたら、次に写真を撮ろうとしたらエラー20というのが出て、撮影が出来なかった。Canonのエラーコードとしてはメカ部品に不具合が発生しているらしい。
症状としては、スローシャッターのようなミラーの動きをしてそのままエラーが出て、強制終了されてしまう。早速ネットで検索してみたら、似たような症状になった人も居るみたいだ。これも毎回確実に出る訳ではなく、たまには普通に撮影出来ていた。
しかし、これはちょっと意外だった。エントリーモデルとかならとにかく、私の持っているのは5D3なので、堅牢マグネシウムボディでかなりゴツく出来ている。直接ボディを打ち付けたわけではないので、これでメカ部品に不具合が出るんだ、と思った。本気の山岳カメラマンとか絶対もっとガンガン衝撃が当たりそうだが。
不幸中の幸いとしては、旅の最終日でこの日は静岡に帰るだけなので、あまりカメラを必要としないところだ。家に帰って現象が再現するのであれば、修理に出すしかないだろう。しかし、レンズのピント不具合やボディエラーと、今回のGWはカメラで不具合が多発だ。もう買って6年になるので、そろそろ何かが出だす頃なのかもしれない。
G15はバイクに置いてきたので、デジイチで写真が撮れなければもう甲板に居る意味は無い。部屋に戻り、朝風呂に入って朝食を食べる。食後は快適な個室空間なので、ひたすら出費管理等をしていた。アナウンスで明石海峡大橋近辺と流れていたが、写真が撮れないようでは楽しくないので、ひたすら籠っていた。今考えると、少しもったいない気もする。
その甲斐あって、データ等はそれなりにまとめることが出来た。そんなことをしていたら、大阪南港に到着したというアナウンスが流れた。車両甲板への入場は時間が掛かるのは分かっているので、片付けを始めてもうしばらくPC作業をする。
車両甲板への入場許可が出たので忘れ物のチェックをして、部屋から出て鍵を案内所に返す。車両甲板の愛車の所に行き、荷物の積みなおしをする。フェリーの売店で土産を買ったので、それを積みなおす。それに結構時間が掛かってしまった。私が出ないと後ろが困る、という位置では無かったのでゆっくりやってしまったところもある。
結局、最後から2台目でようやくフェリーから出た。久しぶりの本州であるが、夏の北海道程の感情は無い。そっちはまず外に出た感想は、暑い。だからだと思う。
フェリーターミナルから標識に従い、阪神高速南港中ICから入る。考えてみれば、連休最終日は恐らく交通量が一番少ないであろうから、喜連瓜破辺りまで下道で行っても良かったかもしれない。阪神高速だと、西名阪道まで出るのに結構な大回りになってしまうようだった。
まぁ阪神高速は大阪のど真ん中をビルの間を縫って走るから、渋滞さえしていなければ結構楽しいので良しとしよう。大阪港線・環状線・松原線と、もう何回通ったか分からないルートで西名阪道に向かった。
香芝SAで休憩して、名阪国道に入る。上りののΩカーブは登坂車線があるので非常に快適で楽しく走る。それ以降はのんびり進み、下柘植ICで降りて給油をして、また名阪国道に戻る。
そこそこ交通量があったものの、渋滞までは至っておらず快適に走ることが出来た。亀山から東名阪道に入り、行きでも寄った御在所SAで昼食にした。
お腹も膨れたところで出発し、伊勢湾岸道から新東名に入って、最後の休憩になるだろう長篠設楽原PAに立ち寄る。休憩して、帰りは全く渋滞せずに自宅の最寄りICで降りて、給油した。

無事静岡の自宅に、何と13:00過ぎには到着。行きは8時間帰りは4.5時間。高速は本当に時間をお金で買うことが出来る。行きはまぁ良いが、帰りはなるべく早く帰ってのんびりしてから仕事に臨みたい。この時間に帰られれば、時間に余裕がかなりあるので片付けたり、昼寝をしたり出来た。
総走行距離2,459.1kmで平均246km/dayだったが、中々よく走ったと思う。阿蘇以外はあまり距離を走らなかったが、島巡り中心だった割にはそこそこだろう。天候は、前半は雨が降ったり雲が多い日が続いたが、後半は毎日晴れ続きでとてもツーリング日和だった。キャンプ道具一式を積んだまま走り続けてくれたNinja君に感謝感謝!2019年のGW九州ソロキャンプツーリングが終わった。
今回特に印象に残ったのは、
・世間と休みが被る時は、メジャー所ではなくマイナーな所へ行くべし。
・九州の離島。特に福江島の景色とキャンプ場は良い。交通量も少ない。
・やっぱり阿蘇の雄大な景色は最高。
程度だろうか。
9泊10日の旅であったが、フェリーで3泊。ホテルに1泊。健康ランドに1泊したので、キャンプは4泊しか出来なかった。
でもどこのキャンプ場も展望は最高で、しかも1か所も料金が掛からなかった。これに甘えることはせずに、ちゃんと原状回復には努めたつもりではあるが、こういう所は大事に守っていきたいと思う。
帰ってきて早速だが、夏は北海道固定なので来年のGWはどうしようか何となく考えてみた。
2年連続西に行ってしまったので、今度は東の番が濃厚だ。東北も良いけど、色々見ていくとどうも新潟県の巡り率が非常に悪い。もちろん大きいというのもあるが、いかんせんアクセスがあまり良くないので、そこを巡ってから東北に進むというのも良いかもしれない。
後悪いのは四国と山陰だ。高速を使って一気に移動して、周るというのも必要だろう。しかし、これだと3年連続西になってしまう。別にどっちでも良いが、どうしようかまた考えることにしよう。
こう考えると、国盗りやハイドラの制覇は中々厳しい。猛者は1年で達成した人が居るらしいですが、仕事はしているのだろうか。と思わざるを得ない。してたとしても、結構な上の立場ではないと1年で日本全国周るなんてとても無理だと思う。
何はともあれ、来年のことは来年考えるとして、2019年のGWもこれにて終了です。中々楽しい旅が出来ました。
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