
■5日目 8/13(火) 天気:晴れ
走行距離:356.9km
奥尻島から朝一のフェリーで江差港へ戻ってきた。そこから日本海側の道を北上して、月形町まで走った。
昨晩若干雨が降ったようで、雨の音で何度か目覚めてしまった。なので、4:30にアラームを掛けていたが若干寝坊して4:40にテントから出る。

トイレに行って洗顔等を済まると、周囲は朝焼けに包まれていた。北海道実質3日目にして朝陽を見られるとはありがたい。

この朝のキャンプ場の夜明けな感じが結構好きだ。

バイクとも一緒に撮影。

山の向こうから朝陽が出てきた。思いがけぬ好天で思わず撮影に夢中になってしまったが、今日は早く出発しないといけないので、まずは前日調達したセコマのホットシェフおにぎりとパンを食べる。自炊出来ないのが残念だが仕方がない。このキャンプ場は自販機があったので、缶コーヒーを買って飲みながらパンを食べる。
そうこうしてたら5:00になったので撤収を開始する。私の経験だと、完全にお店を広げた状態から撤収が完了するまで、正味1時間だ。まずは前日の雨で濡れてしまったフライシートとバイクを拭く。そして、テキパキとやっていったら、完了したのがジャスト6:00だった。素晴らしい時間配分と予測だ、と自画自賛する。
6:03にキャンプ場を出発した。朝早いので交通量も皆無であり、朝の風景を眺めながら楽しく走る。

順調に奥尻港に到着した。面倒だったのでスマホで撮影したら、逆光だったのでフレアが出てしまった。窓口で受付をしたが、流石にこんなに朝早くから奥尻島を出る人はあまり居なかったので、帰りは指定席を取る必要は無いだろう。自由席で購入して、バイクに戻る。
しばらく待つと、バイクが先入れなので係員の誘導が始まった。どうやら、今回乗るのは私と、カブのおじさんだけだった。第一号だったので、窓際のコンセント席を確保する。このフェリーのコンセントは、普通のACプラグとUSBコネクタが2つ付いているタイプだった。今時はそれが主流なので、最初からUSBコネクタになっているのは使いやすくてありがたい。

定刻通り、フェリーは奥尻島を出港した。短い滞在だったが、目的の奥尻空港CPも取れたし、温泉も入って良い島キャンプが出来た。もう少し道央に近ければまた訪れても良いが、せたな航路が復活しない限り再訪は厳しいだろう。
フェリーの席に戻り、ノートPCを電源に繋いで出費管理等を行った。一通り終わった所で、朝早かったから横になったらいつの間にか少し眠っていた。
すると、ちょうど江差港が見えてくる頃だった。天気はとても良く、前日この天気だったら嬉しかったが、こればっかりは仕方がない。奥尻島に行ったので、もう道南には用事は無い。天気予報を確認すると、道東は相変わらず良くない予報だったが、道北は良さそうだったので予定通りに月形町を目指すことにしよう。
定刻通り9:00に江差港に到着し、国道229号で北上した。2日前に検討したように、大成町から国道ではなく道道740号で走るべく交差点を左に曲がる。ここを曲がってすぐセコマがあった気がしたが、記憶通りだったので立ち寄り休憩した。朝早かったせいか、小腹が空いたのでホットシェフのフライドポテトを購入して食べる。
ここからの道道740号は初めて走る。北海道最西端の尾花岬を通るはずだが、どうなっているのだろうか?セコマから出てしばらく走ると、鄙びた漁村のような光景になってきて、道幅も1.5車線程度と狭くなってしまった。
日本海を眺めながらしばらく走ると、集落を越えたくらいから北海道らしい広い道になったので楽しく走る。途中太田神社を見かけた。それなりのクルマやバイクが停まっており、中々雰囲気の良さそうな神社だったが、先を急ぐ必要があったのでスルーした。後からツーリングマップルを見ると、本殿は鎖があるような本格的な登山を30分しなければならないが、景色は良いらしい。ただ、往復1時間はこの段階では厳しかったので、スルーして良かった。
尾花岬を楽しみにしていたが、何も標識が無かったのでスルーしてしまった。どうやらトンネルで横を通っただけらしい。断崖だからそうしたのだろうが、もう少し最西端をアピールして欲しかったな、と何となく思ってしまった。
向かう道が無かったので仕方がないが、これで北海道の最東西南北端を訪れることが出来た。正直、西は通過しただけなので何の感慨も無いが、まぁ良いだろう。この辺りから、また幅員が狭くなってしまった。しかも、今まで殆ど無かった対向車が頻繁に現れるようになってきて、若干神経を使いながら進む。
せたなの町に着いたところで、山の上に展望台が見えた。ここに「せたな青少年旅行村」というキャンプ場が高台にあり、展望も良いと聞いていたので、展望台ついでに見に行くことにした。道道447号の分岐点に案内があったので国道を右折し、しばらく進むと旅行村の看板があったので左折する。次に旅行村の看板があったので左折した。
すると、管理棟前に出てきた。流石に良く分からなかったのでハイドラ地図を確認したら、私は何故かここでは無いと判断してしまった。先ほどの分岐に戻り、しばらく進むと「この先一般車通過禁止」との看板があり、展望台なら行けるのか?と思っていたら、あっさり通行止めになってしまった。どうやら風車の工事中で通行止めにしてるらしく、作業車は対向からバンバン来ていた。
とは言え、私は一般車だからおとなしくUターンする。やはり先ほどのキャンプ場の奥なのだろうか?と思い、再度戻って案内を確認すると、本当にキャンプ場を突っ切った先に展望台があるようだ。キャンプ場の駐車場にバイクを置いて、歩いて向かう。

ようやく辿り着いた立象山展望台。駐車場からここまでそこそこ歩いたが、展望台周りにも駐車スペースが確保されていたのでどうやらバイクで来れていたらしい。

今日はとても澄んだ青空でとても景色が良い。せたなの街が良く見えた。

せたなのシンボルでもある三本杉岩。2本しか見えないのでは?と思われるかもしれないが、この右側に3本目があるらしく、展望台からでは見えないようだ。

もう1つのせたなのシンボル、ローソク岩と呼ばれる岩もある。

しかし、風車も見渡せて展望はとても良い。キャンプ場も併設されている。しかし、いかんせんこのキャンプ場は北海道基準では高規格で、1泊1,260円もするのだ。展望が良いのが素晴らしいが、この値段ではあまり泊まろうという気が起こらない。この付近に着いたのが夕方で、天気が良ければ泊まっても良いが、それ以外なら少し厳しいと感じる。
そんなことを思いながら展望を楽しみ、せたなの街を出発する。三本杉岩には海水浴場があり、非常に多くの家族連れで賑わっていた。それを横目に走り続ける。
これ以降は、日本海沿いの国道229号追分ソーランラインをひた走る。海が真っ青で天気も良く、とても気持ちが良い。しかし、やはり道北・道東に比べると交通量・追い越し禁止・50km/h制限区間も多くて、蓋されることが多かったのが残念だ。
そろそろどこかで昼食を取ろうかと思うが、手頃なのが島牧か寿都の道の駅かと思う。何となくのイメージで、島牧の道の駅はパっとした記憶が無かったから、寿都の道の駅にしてみよう。前寄ったこともある弁慶岬を横目に走り、道の駅に到着した。
ちょうど昼食時の割にはそこまで混雑していなかったので、予定通りここで昼食にしよう。

アピールしていた、寿都ホッケめしにしてみたが、中々美味しかった。これから少し市街地を通るので、道の駅もあまり無いからここで食後にソフトクリームも食べる。北海道に上陸して初ソフトだが、やはり北海道のソフトクリームはすごく美味しい。
お腹も膨れたところでツーリング再開。引き続き国道229号を北上して、岩内町までやってきた。
この辺で本日の宿を模索する。当初の予定は、積丹半島をグルっと周るかニセコを通る予定だったが、それをやると流石に計画であった、月形町まで行くのは難しそうだ。積丹半島やニセコを巡って、ニセコ近辺のキャンプ場に泊まる、という選択肢もある。
しかし、やはり道北に抜けるには少なくとも札幌は越えておきたい。元々の計画では、翌日天売島に渡るため11:00頃までに羽幌まで行かなければならない。今の所天気予報も良さそうなので、計画通りに進めることが出来そうではあるが、流石にニセコスタートならかなり厳しいだろう。
札幌近辺には旅人向けのキャンプ場もあまり無い。健康ランドに泊まる、と言う手もあるが雨も降ってないのにキャンプを避ける理由も無い。やはり、元々の計画通り、月形町の皆楽公園キャンプ場まで行くことにしよう。
そうと決まれば、ニセコと積丹半島の山々を横目に岩内町から、国道276号に曲がって内陸へ向かう。積丹半島は天気が良さそうだが、ニセコの山には雲が掛かっていたので視界は良くないのかもしれない。
そんなことを思いながら、国道5号に入り小樽方面へ向かう。ちょっとコーヒーが飲みたくなったので、セコマではなく久しぶりのセブンイレブンに入った。ホットコーヒーを注文したが、108円だったので驚いた。本州では100円のはずだが?いつの間にか値上げしたのか?と不思議だったが、請求されたのだから仕方がない。後日本州でセブンイレブンに行ったらちゃんと100円だったので、北海道だけの特別価格なのだろう。
コーヒーを飲んで一服休憩し、再度出発する。この辺まで来ると北海道らしさは皆無であり、交通量も多くてかったるいが市街を抜けるためだから仕方がない。さっさとフルーツ街道に入れば少しはPASS出来るが、余市駅に近いところにコロプラ土産があったので、そこまで行って無事にGetした。
ここで案内を見ると、余市から札樽道へ繋がる後志道というのが出来ていた。私が持っているツーリングマップルには載っていないので、新しい高速道路だろう。これに乗れば余市・小樽の市街をPASS出来るので、利用価値はあるように思えた。
後志道は地方高速でありがちな、無料の高速ではないか?と調べたが、残念ながら有料のようだ。どうせ対面通行だろうし、あいにく前日までなら休日だったが今日は平日なので、高速料金が高い。何とか下道だけで行けそうな時間だったので、後志道には入らずにフルーツ街道で小樽へ向かう。
フルーツ街道の終点まで走ると、国道5号と天狗山への分岐があった。天狗山方面に行けば、小樽市街をPASS出来るのでは?と思いそっちへ行ったら、見事にPASS出来た。小樽市街を抜けた辺りで国道5号に戻ってきた。朝里から銭函までは、2車線で海を見ながらのワインディングだったから、交通量は多いものの楽しく走る。
銭函からは国道337号に分岐したが、この道は2車線あるがすぐ信号に引っ掛かって中々進まない。途中から法定速度を守ったらうまく進める道では?と思ったが、その辺りになると信号が少なくなってきたので、今度ここを通ることがあれば試してみよう。
しばらく走り、国道337号沿いの道の駅「北欧の風 道の駅とうべつ」に寄って、道の駅CP取得と休憩をする。この道の駅は、幹線道路沿いのせいかかなり大きな建物で、中身もオシャレでカフェみたいなのもあったり、スイーツも売っていた。
SAPAも似たような感じになってきているので、最近のトレンドではあると思うが、私は正直あまり好きではない。道の駅やSAPAは、トイレとちょっとした売店とレストランがあれば充分なんだけどな。まぁそっちの考えはマイノリティだと思うので、仕方ない。
ここまで来れば、月形は隣町だ。早速買い出しのセコマを検索すると、どうやら珍しく月形市街にはセコマが無いらしい。なので、月形へ向かう通り道で探すと、当別町の北海道医療大学駅近辺にあるみたいだ。国道275号からは少し外れた所を指しているので、若干疑問だったが特に何も思わずに向かった。
すると、駅前にセコマは見つからなかった。確かに場所としては少し怪しい場所だったのだが、恐らく大学内に併設されているのがヒットしてしまったのだろう。これからセコマに行こうと思うと逆戻りしなければならなかったので、それは面倒だ。キャンプ場近くにもコンビニはありそうだが、セコマ以外のコンビニには行くつもりは無い。
幸い市街が近いから、Aコープがあるという情報を知っていたのでそちらに切り替えて向かう。

その途中で、走行距離が7,777kmになったので撮影。縁起の良い数字で何だか嬉しい。
月形のAコープは駅前近くにあった。折角のまともなスーパーだったから、味付きの焼き肉用の肉を調達した。タバコも売っていたし、カードも使えたので非常に助かる。
ここからキャンプ場はすぐなので、案内に従って進んだ。迷いなく着いたらすぐ受付があったので、早速手続きをする。
名簿に住所と名前の記入をしていたら、受付のおばさんが
「あそこで手を振っている人が居るけどお連れさん?」
と聞かれたが、
「いやそんなはずは無いですよ、人違いでは?」
と回答した。
ふと名簿を見たら、静岡から来ている人が居る。名前を見ると何と友人M氏だった。確かに私はここに来るとは伝えていて、翌日道北のどこかで合流しようか、という話をしていたけど、まさか今日合流するとは思わなかった。
連れが居ると分かったので、受付のおばさんも「細かい説明は彼にしたから」ということで、ゴミ袋だけ貰って説明を省略された。早速、M氏と合流してまずは再会をお互い喜ぶ。よくあんな距離から私が分かったね、と言うと青いバイクで上下黒のライジャケだから間違い無いと思った、とのこと。M氏はLINEを入れてくれたが、私が買い出し中だったようでそれに気づかなかった。彼は日の出公園を撤収して、富良野・美瑛を巡ってから、どうしようか考えたら、私がココに来るということで合流することにしたらしい。
早速どこに張るか模索する。私もここは初めてのキャンプ場で勝手が分からない。M氏は先に着いたので、場内を一周したみたいだが、どこもファミキャンで一杯だ。と言っていた。とりあえず今居るところは、池の南西側でまだ張るスペースが残っているが、炊事場とトイレが近くにない。
とりあえず南側の炊事場・トイレの近くまで行ってみよう、と行ってみた。すると、割と良いスペースが池沿いにあったのでここにしようよ、と提案する。周囲はファミキャンばかりでソロなら敬遠する場所だが、連れが居るならファミキャンの中でも構わない。早速バイクを停めて、お互いがテントを張り始める。

月形町月形皆楽公園キャンプ場をキャンプ地とする!サイトはかなり広くて、バイク・クルマ共に乗入可能。温泉も徒歩圏で、市街も近いので買い出しも容易。コンビニで良ければ徒歩圏にある。

景観も池があるので中々良い。ちょうど夕暮れの時間だったので、夕暮れと一緒にテントを撮影する。

ちょっと雲が多かったが、大変良い夕暮れだった。
このキャンプ場は、サイトの広さの割に炊事場やトイレが少なく、横長のサイトで南北に1個ずつしかないのは足りない。しかも、南側のトイレに至っては便器が1つしかないのはキャパ不足になるだろう。でも、乗入も可能で温泉も近くてゴミも捨てられて、これで200円は流石北海道プライス。だからファミキャンばかりになってしまうが、仕方がない。
但し、いかんせんこの近辺はツーリングに適さないので、このレベルが道北・道東にあればもっと素晴らしいのだが・・・ 2018年も日高町の沙流川オートキャンプ場でも同じことを思ったのが蘇った。このキャンプ場は、よく見ている自転車ツーリングの方が使っている所で、一度泊まってみたいと思っていた。ただ、前述通り月形町は札幌にも近いので、中々寄る機会が無い。道南からの移動くらいかな?って思っていたので、今回正にそのシチュエーションでの利用となった。
テントをお互い張り終えたところで、M氏から買い出しはしてきた?と言われた。私は、徒歩圏温泉のキャンプ場に泊まる時は、テントを張った後はバイクに乗りたくないので、既に済ませている。今回M氏が私と合流したのは、ちょうど良かったのもあるが、富良野で焼き肉用の肉を誤って500g買ってしまったため、片づけるのに多いから、一緒に食べてもらおうと思ったらしい。
前述したように私もAコープで肉を調達したからかなり多くなってしまうが、200gだったので2人で700gだったら消化出来ることだろう。しかし、合流するとは思ってなかったのでビールを買ってきていない。温泉にあるといいな、くらいに思う。
徒歩圏温泉のキャンプ場で1人なら、まず夕食を食べてから温泉に向かうが、2人なら夜も楽しいので先に温泉に行くことにした。米を水に浸けて歩いて向かう。南側からなら普通に行けばかなり大回りになるが、池の途中に橋があるのでショートカット出来る。M氏とテクテク歩きながら話していたが、1人だったら温泉まで歩いて行かなかった、とか言い出した。日の出公園でも徒歩7分くらいに温泉があるのだが、行かずにシャワーで済ませてしまったらしい。
私の中でこれは中々の衝撃発言だった。風呂上りにバイクに乗るのが問題無ければ、確かに7~8分歩くのでバイクで行っても良いだろう。ただ、私は風呂上りにバイクに乗るのは毛嫌いしてしまう。ブーツを履くのも嫌だし、メットを被るのも嫌なので徒歩圏温泉のキャンプ場はかなりポイントが高い。それでも彼にとってはそこまで優先順位は高くないのだろう。最悪ボディーシートで拭けば良い、とまで言っていた。
私も多和平とかで風呂難民になったことは多々あるから、最悪1日くらいなら濡れタオルで体を拭いて済ますことはある。でもそれは最終手段で、最近は立ち回りを余裕にしていて、お風呂が近くにないのであれば早めにキャンプ場に入って温泉に行くようにしているくらいだ。まぁそれは人それぞれ価値観と優先順位は違うのだろうが、ここまで意識に差があるのは驚いた。

とまぁそんなことを話しながら歩いていると、あっという間に「月形温泉ゆりかご」に到着。若干のヌルスベ温泉で、サウナ・水風呂・露天風呂まで完備されていて、とても素晴らしい。
最近、今回は来ていないA氏とM氏でツーリングをすることが多くなってきているが、M氏は元々水風呂は苦手だったらしい。サウナも長くは入れないと言っていた。
私とA氏はサウナ大好きで、水風呂も難なくこなす。水風呂に入った瞬間、全身の毛穴が収縮するのが分かるくらいの爽快感と気持ち良さがあるので、ちょこちょことM氏を洗脳教育していたら、大分慣れてきたらしい。水風呂なんて入れない、と言っていたが、今でも長くは入れないが、水風呂の後イスに座ってボーっとするのが良くなってきた、と言っていた。
これは我々の教育が行き届いてきたな、と1人でほくそ笑む。一緒にサウナ・水風呂を2setこなす。普段は3setこなすが、こういう旅先だと毎日入る可能性が高いので、サウナは2setまでにしている。何事もやりすぎは体に毒だろう、とも思うし。
その後露天風呂でダラダラして、大分暗くなってきたところで温泉から出た。ビールの自販機があるか探してみたが、残念ながら売っていなかった。ジュースはあるので仕方ないが、まぁ良いだろう。すっかり暗くなってしまったので、池の橋を通るショートカット路は街灯も無くて真っ暗だったから、ヘッドライトを照らしながら進む。
テントまで戻ってきて、早速宴会の開始だ。M氏が酒を2本買っていたので、コップ一杯だけビールを貰って、2019年初北海道の夜に乾杯する。早速米を炊いた。この2日ほど珍しく失敗続きだったので、しっかり観察したらようやく上手く炊けた。ちゃんと気を付ければやっぱり大丈夫だ。
そして、M氏の買ってきた肉と私が買った肉で比べると、やはりM氏の肉の方が、歯ごたえもありとても美味しかった。肉屋の肉、と言っていたので流石だと思った。
美味しく夕食を済ませて早速話に花が咲く。M氏は私の記録にも書いたように、初日はナイタイ高原と三国峠を越えて日の出公園に入った。翌日は雨模様だったらしく、南がまだマシという予報を信じて苫小牧で海鮮を食べようとした。しかし、道中はずっと雨で目当ての店も閉まっていたらしく、セコマホットシェフを食べて戻る、という謎の行動をしたらしい。
今日は、前述通り富良野・美瑛を周って、美瑛北西エリア。十勝岳周辺。青い池や就実の丘に行ったと言っていた。私も美瑛は何度も行ったが、何故か就実の丘には行ったことが無い。とても良かったらしいので、是非私も行ってみたいと思った。青い池は相変わらず激混みで、クルマは駐車場待ちが発生していたらしい。
美瑛は良かったでしょ?と聞いてみた。ケンメリやセブンスターの木も行ったらしいが、「ふ~ん、木だね」程度の感想しか無かったようだ。う~ん、あれだけ絵になるポツンと生えた木は中々見られないと思うのだが、これも写真を趣味にしているか否か、の差なのだろうか。
他にもこんな所が良かった、みたいな会話を楽しく行う。しかし、2018年も思ったが、普段静岡の同じフロアで仕事をしている友人と、遠い北海道の地でキャンプを一緒にしているのは、何となく新鮮だ。2017年まではずっとソロの旅で、2013、14年はキャンプ場の一期一会の出会いが多かったが、それ以降はあまり無くなっていた。ソロがつまらない訳ではないが、やはりキャンプ場の夜は相方が居るとより楽しいと思う。
そんなことを話しながら思っているとあっという間に時間も経ち、22:00を過ぎたのでそろそろ、とお開きにして寝ることにする。ファミキャンだらけなので騒がしいのを覚悟していたが、北海道のキャンパーは相対的にマナーが良いと思う。今日もそんなに騒がしくなかったので、あっさり寝ることが出来た。
宿泊地:北海道月形町 月形皆楽公園キャンプ場 200円
温泉:月形温泉ゆりかご 500円
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2019年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 苫小牧~厚沢部町
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