
■8日目 10/26(土) 天気:晴れ後曇り
走行距離:732.5km
宮城県内陸と福島県内陸の、ハイドラ・国盗り巡りをして、夕方福島県二本松から高速に入り、東北道・圏央道・東名・新東名と高速を走り静岡まで戻ってきた。
6:00頃起床。昨晩は、そこそこの雨が降ったり風が吹いたりしたが、特に身の危険を感じることもなかった。途中で何度か起きたが概ねよく眠ることが出来た。
早速テントから出ると、雲が広がっていたが雨は降っていなかった。しかし、風が中々強かったので、少し収まってくれないと撤収が大変そうだ。トイレと洗顔を済ませて天気予報を確認すると、前日と全く変わっておらず行きたかった栃木県の天気は良くなく、翌日は雨が降る予報となっていた。ホテルも確認したが、当然空きが増えている訳でも無いので、やはり今日静岡に戻ってしまおう。

早速朝食を準備して食べる。しかし、風が強かったので外で火は使えないと判断し、前室で炊飯する。火を使い終わった後は、わざわざ東屋まで行き、景色を見ながら食べた。最後のキャンプ飯となったが、美味しく食べることが出来た。1日ホテルに泊まったり、1回外食をしたので米は結構余ってしまった。なるべく空にしたかったが、仕方がない。洗い物を済ませて出発準備を進める。

最後に兵粮山公園の看板を撮影。天気は青空が広がっていたが、風が非常に強くて難儀をした。おかげでタープやテントはカラッと乾いていたのはありがたい。何とか畳んでいく。前日、土産用のビールを購入していたが、今まで大体最後のキャンプ撤収時に防水バッグを空にするくらいシートバッグに押し込んで、防水バッグに入れていた。しかし、これだと防水バッグが重くなりシートバッグを圧迫して若干ライディングに影響を及ぼしていた。
今回は、既に購入しているので、一番単位体積辺りの重量が大きいビールをシートバッグの一番下に入れてみることにした。これが一番効果的だと思うが、シートバッグにはかなり無理矢理詰め込むので、ビール自体は大丈夫だと思うが、箱が心配だ。まぁ飲む人は、中さえ無事なら問題無いとは思う。
他に重たいものはテントと自炊用品になるので、そちらもシートバッグにパッキングして、他の細かい物を詰め込み、残りは防水バッグに詰めた。中々一杯一杯になってしまったが、今回は食材が少し残ったのが原因かもしれない。それでも積んで帰れるから問題無いだろう。
荷物を積んだり、強風で撤収が戸惑った影響で、出発は予定より大分遅くなって9:30になってしまった。風は強いが天気は良かったので、長沼の写真でも撮れば良かったが、バタバタしており忘れてしまったので悔やまれる。
まずは同じ登米にある、道の駅「米山」を通過して、CPをGetする。ここからは、国盗り巡りのためかなりジグザグと、主に国道346号を走りながら、大崎市・美里町・涌谷町を巡りながら徐々に南下する。この辺は程よい田舎道で、走る分にはまぁまぁだったが、特段に良い景色でも無かったので、特にどこにも寄らずに向かった。

出発が遅かったので、出て大して経っていないが、道の駅「おおさと」で昼食にする。もちろんCPと国盗りは忘れずにGetしておく。そういえば海鮮を殆ど食べていない気がしたので、海鮮にしてみた。中々美味しかった。
お腹を満たしたところでツーリング再開。ここからは、さらに宮城県内陸部に向かい、国道457号を主に走って、大和町西部の七ツ森から泉ヶ岳・大倉ダム周辺を走り国盗りをGetする。ここらの外れまで来ると、仙台市とは思えない山の中と少し細い道が続いたが難なくクリア。後から地図を見ると、大きく仙台をPASSするような感じで、少しづつだが南下をしているので帰るついでみたいな感じになった。
ここから秋保温泉を経由して、村田町へ新しく追加されたサーキットCP「サザンサーキット」へ向かった。すると、県道の途中に通行止めの看板が出ていた。前の週の台風でやられたのかな?って思っていたら、「降水量で通行止めの可能性」みたいな看板だったし、それを見ている間ハイエースが突っ込んでいったので、大丈夫だろうと判断し進むことにした。
最初はまぁまぁ良い道路だったが、次第に3桁県道特有の山道狭路になっていった。すると、サザンサーキットのゲートがあったが、その先は通行止めになっていた。サザンサーキットに用があるから問題無いが、騙される人が何人か居るのではないだろうか。
肝心のサーキットだが、ゲートから先はかなり荒れたダートだった。ハイエースもここが目的地らしく、ゆっくりと走り去っていった。流石にキャンプ道具満載でここに突っ込む訳にはいかない。ちょうど少し広い場所があったので、そこにバイクを置いて歩いていくことにした。
しかし、ハイドラ巡りをしてたまに思うのが、これって厳密に言えば不法侵入に当たるのではないだろうか。ゲートがあったということは、恐らく夜間は閉まっているのだろうし、私有地の感じがする。少なくとも公道ではない気がする。仮にサーキット側からすればお客さんは当然問題無いだろうが、私のようなただCPが欲しい輩は何の利益も生み出さないので邪魔な存在なんじゃないか。
もちろん私もなるべく迷惑を掛けないように心掛けているが、昨今のご時勢だとどうなるか分からないかもな、と思った。そんなことを思いながら、歩いて行ったが結構歩かないといけなかった。何度か言っているが、こういう人里離れたCPは、もう少し獲得範囲を広げてもらえるとありがたい。
そこそこ登ったところでようやくCPをGet。かなりの砂利道だったのでオンロードバイクじゃ少し厳しいだろう。サーキットなのだが、車高調が入っていたら腹を擦りそうな轍もあったが、大丈夫なのだろうか。と要らない心配をしてしまった。
何とかサーキットCPをGetして、村田町・蔵王町を抜けていく。遠刈田温泉を横目に見つつ、県道12号・国道457号・県道51号を走って南下していった。白石市に入ってしばらく走ると、動物園CP「宮城蔵王キツネ村」に立ち寄ってCPをGet。これで、今回の旅のノルマはほぼ達成出来た。
後はどうやって帰るか、だが行ける所まで国道4号を走って行って夕暮れくらいに高速に入ることにしようかと思う。国道4号までは、このまま県道51号を進み、国道113号に出れば七ヶ宿を経由して、福島県桑折町に出れる。この道は通ったことがあるので、特に何も考えずに進んだ。
交通量の少ない山中の道を快適に走り、国道113号に合流した。するとそこには驚愕の看板が出ていた。何と、ここから国道4号方面。つまり白石市・福島県方面は、台風被害により通行止めだと言うではないか。
流石にこれは焦った。台風から2週間近く経っているので、県道3桁レベルならとにかく、国道レベルなら通行止めは無い、と高を括ってしまった。この道が通れないとなると、また走ってきた道を折り返して大分大回りで進まなければならない。同様に、他の場所も通行止めになっている可能性もあるが、とりあえずいくらなんでも蔵王くらいまで戻れば国道4号に出れるだろう。
行程変更を余儀なくされ、走ってきた道を折り返す。楽しい道だからまだ良いけど、さっきまで通った道をまた通るのは、気分は高まらない。唯一の救いは、もうキャンプをしないし帰るだけなので、時間をあまり気にしなくても良いことだ。

なので、途中に蔵王連峰?が見えて紅葉になっているところがあったので寄ってみた。適当に来てみたが、公園等ではなく霊園のようだ。広大な駐車場は殆どクルマが停まっていないが、年末年始・彼岸・盆等は盛況になるのだろう。

風景の写真はここでしか撮らなかった。ここも特に観光地でも無いので微妙だが、少しは撮れたので良かった。
撮影を楽しみ出発する。先ほど取得した、蔵王キツネ村の近くで先行車が4台くらい連続で曲がっていった。平日なのに盛況だな~くらいにしか思ってなかったが、どうやら白石方面の迂回路になっていた。それなら曲がっていくのも良く分かる。
ちょっと通り過ぎてしまったので、Uターンをして曲がっていく。県道でも無い道だったが、何とか1.5車線あって普通車でも離合出来る幅があったので、快適に進む。結構な急勾配を下っていくと、国道4号に出た。
この辺りは、大動脈の1桁国道だが流れは良く、走っててまぁまぁ楽しい。道の駅「国見あつかしの郷」という不思議な名前の道の駅で休憩し、ソフトクリームを食べた。最近の新しい道の駅は、オシャレな感じになっててあまり好みではないが、二輪車用スペースがちゃんとあることが多くなってきているので、その点だけはありがたい。
道の駅を出発し、福島市街を抜けて二本松市に入った。今日は全くと言っていいほど観光をしていないので、前寄って気に入った二本松城に時間があれば行きたいと考えていた。しかし、迂回させられた影響も大きく、夕暮れの時間になってきたので諦める。
暗くなってきたこともあり、二本松ICから東北道に入ることにした。後は静岡まで何とか走るだけだ。

阿武隈PAで夕食を取る。まだまだ走らなければならないので、ガッツリとトンカツ定食を美味しくいただく。
お腹も膨れたところで出発。宇都宮を過ぎたところから三車線になるので快適に進み、大きな混雑も無く圏央道に入った。圏央道は異様にPAが少ないので、いつものように狭山PAで休憩する。既に500km近く走ってきているが、まだまだ頑張れそうだ。最悪、厚木の健康ランドに緊急避難も考えていたが、何とかなりそうだ。
海老名JCTから東名に入り、足柄SAに立ち寄る。少しでも高速代を安くするためあわよくば深夜割を狙っていたが、流石に少し早い。前も同じ行動をしたが、足柄SAはお風呂に入れるので入ることにした。サウナを2SETキッチリこなして、休憩室はマッサージチェアが無料と大判振る舞いだったので、しばしゆったりする。
マッサージを満喫しながら、後は帰るだけなので今回の旅の余韻に浸る。
曇り空の中静岡を出発し、忘れ物・車両炎上に巻き込まれる等遅延を受けながら福島まで走った1日目
磐梯吾妻スカイラインに行けなかったが、秋の磐梯・山形を満喫しながら、初キャンプをした2日目
周遊プランを駆使し、高速を出入りしながら錦秋湖の景色を楽しみ、岩手山麓でキャンプをした3日目
田沢湖を見つつ秋田内陸を爆走し、ついに青森県に入って十和田湖の紅葉景色を楽しめた4日目
通り雨に打たれたが、この旅最高の景色だった紅葉燃える田代平に感動して、盛岡冷麺を食べた5日目
岩手県内陸を南下して、早池峰の景色を楽しみつつ、景色が良くて便利なキャンプが出来た6日目
雨の予報のため、テントを張りっぱなしにして、真っ赤の紅葉を楽しめた須川高原を満喫した7日目。
旅の終わりを惜しみつつ、宮城南部を走りながら、高速の渋滞に巻き込まれず静岡に帰還する8日目。
そんな思いに駆られていた。寝まではしなかったがゆっくり休憩して良い時間になったので、足柄SAを出発。そして、最寄りのICを0時過ぎに降りれたので、無事深夜割が適用された。IC降りれば家はすぐなので、0:30頃無事到着した。

総走行距離3451.7kmで平均430km/dayだったが、中々よく走ったと思う。初日と最終日に距離を稼いだのが大きい。道中は、秋のため日が短いからあまり走れなかったが、高速を駆使したので結構走ることが出来た。キャンプ道具一式を積んだまま走り続けてくれたNinja君に感謝感謝!秋の東北ソロキャンプツーリングが終わった。
今回特に印象に残ったのは、
・秋はやはり日が短い。ロングツーリングの立ち回りは難しい。
・キャンプ自体はそこまで楽しめなかったが、やはり秋の景色は非常に素晴らしい。
・東北は山深いので、紅葉のレベルも高かった。
程度だろうか。今年はひょんなことから秋に9連休が取れたが、今後こういうことが出来そうなのは、40歳で貰えるリフレッシュ休暇くらいだろう。しかし、もし次に秋のロングキャンプツーリングをするなら、夕食については考えた方が良いような気がする。安く済むことだけがメリットになって、折角の旅だし景色が見えないなら、もう少し地元の店に食べに行く等した方が良いかもしれない。
秋の東北ソロキャンプツーリングもこれで終わり。次のロングツーリングは、GWだろう。山陰に行って隠岐の島とか行きたいが、どうなるだろうか。
温泉:足柄の湯 650円
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