2020年の話だが、6月に休みが取れたので佐渡島へ行ってきた。当初は旅の記録をアップロードするつもりは無かったが、ここ最近島旅にハマっている。なので、島旅のブログカテゴリーを作ろうと思った。
そうなると、この旅の記録は是非とも作りたい、と思った。年月が経っているので記憶も曖昧な所が多いが、タイムラインと写真の記録から作ってみたいと思う。
いつも通り備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも是非見てってください。

■1日目 6/18(木) 天気:曇り
走行距離:369.5km
自宅から、山梨県韮崎・清里、長野県野辺山高原・佐久を通り、長野市に出て松代城を観光した。その後長野市を北上してハイドラCPを巡りながら、新潟県に入った。その後春日山城跡を観光して、All下道で新潟県上越市まで走った。
2020年は全世界を新型コロナウイルスに侵略された。既に旅の記録をアップロードしていて何だが、GWは緊急事態宣言解除間近に四国へ出掛けた。その後も、会社の業績悪化のため休業日が月に何日か設けられた。
もう社会人もそれなりにやってきてて、何度か不況になるイベントが発生している。2008年のリーマンショック。2011年の東日本大震災と、その度に休業が入ることがあった。
その当時は当然給料も今より安くて、あまり貯金も無かったからかなりヒマな休みを過ごしていた。ただ、今はそれなりの立場になったこともあり、蓄えも少なからずある。休業してしまうと当然給料は下がってしまうが、堂々と休みを取れるのは大変良い。このような状況は次の不況が来るまで無い、と思ったから感染対策を十分した上で出掛けていた。
5月に能登半島。6月頭には紀伊半島にそれぞれキャンプツーリングに行った。何だかんだで当時はコロナ患者も段々少なくなっており、いよいよ最後まで出ていた首都圏の緊急事態宣言も解除される見込みが出て、お出掛け解禁のムードが漂っていた。
そんな中、6/18(木)の休業が決まった。我が社は6月で期が切り替わるので、恐らくそのためだと思うが6/19(金)は稼働日だった。ということは、ここを休めば4連休が確保出来る。という訳で休むことにした。
4連休有ればそれなりの場所に行けるので、どうしようか検討したところ、佐渡島に行ってみたいな、と思い場所を決めた。まだ国盗り・ハイドラCP巡りが残っているので、ちょうど良い。
まずは島に渡るフェリーを調べる。佐渡島へ行くカーフェリーは新潟県上越市と新潟市から出ている。静岡からは上越市の方が近いので、そこのフェリーのダイヤを調べた。新潟市からと比べて便数が少ないが、上越市からでも1日2便で出ていたので何とかなりそうだ。
次に宿だが、行きの上越市からのフェリーはAM・PM便となる。例え高速を使ったとしても、PM便に乗船するのは何とかはなるが、平日で高い高速料金を掛けてまで乗る価値があるか、と言われると微妙だった。3日しかないのであれば時間をお金で買うが、今回は4日ある。それであれば、下道を使って上越まで行って泊まり、翌朝AM便を使った方が良いと考えた。なので、初日は上越周辺に泊まる必要がある。
上越周辺を探してみたら、良さそうなキャンプ場が見つかった。しかし、このご時世のためか新潟県民以外の利用お断り。と出ていた。それなら仕方がないので、ホテルに泊まるしか無いだろう。
本番の佐渡島だが、前にも色々調べたことがあったが、佐渡島はキャンプ場も豊富にあり、無料な場所もいくつかあった。特に県外者の利用制限情報も無かった。今回4日休みが確保出来たので、佐渡島に2泊出来る。それだったら初日はホテル泊になるが、2泊出来るならテントを持って行く意味が大いにあるので、佐渡島はキャンプで過ごすことにしよう。
という訳で、色々考えた結果以下のような計画を立てた。
6/18(木) 静岡~新潟県上越市までAll下道で行き、ホテル泊
6/19(金) 朝一のフェリーで佐渡島に渡り、佐渡島南半分を巡り、キャンプ場泊
6/20(土) テントを張りっぱなしで佐渡島北半分を巡り、キャンプ場泊
6/21(日) テントを撤収し、PMのフェリーで上越市に戻り、高速で一気に静岡
緊急事態宣言解除のため、ちょうどこの週末から高速道路休日割が再開する。最終日はなるべく早く帰りたいため、躊躇無く高速を使えるから大変ありがたい。
一応今回会社稼働日がこのような状況だったので、皆も休みやすいかと思い、よくツーリングに行く友人を誘ってみた。しかし、1人は予定があり、もう1人は休養日が欲しいからキツイ。と断られた。私も本音で言えば休養日は欲しい。でも、休みが限られているからそんなことを言っていたら遠くに行けないため、休み明けの仕事を頑張っている。かなりしんどいのは事実ではあるが、そのために仕事をしているので割り切って頑張るしかない。
計画は出来たが、後は天気予報がどうなるかだ。あまりにも悪いと中止したいので、ホテルもフェリーも予約は後で良いだろう。このコロナ渦だから、空きも十分ありそうだ。
期日が近づいてきたが、6月下旬本州は梅雨真っ只中なので、本州側の天気予報は良くなかった。ただ、佐渡の予報だけは中々良かった。19日(金)佐渡島初日は曇り時々雨だったが、それ以降は晴れマークがあった。梅雨前線は南から北上するため、まだ日本海側はこれから本格的な梅雨と言ったところなのかもしれない。
これなら勝負できる、と判断してホテルとフェリーの予約を済ませた。本州側は所詮移動なので、カッパを着て行けば良い。後は当日どうなるかに期待しよう。
相変わらず前置きが長いが、準備段階の記録はしっかり残しておきたいので、ご了承願う。前日の仕事を終えて、キャンプ道具の準備をして寝た。
4:30頃起きる。夏至の時期で1年で一番日が長い時期だから、少し明るくなり始めていた。朝食を済ませて洗濯をし、天気予報を確認したが何とか曇りになっていた。バイクをガレージから出してキャンプ道具を積む。
6:30頃静岡の自宅を出発する。平日だし、今日は移動日なのでひたすら下道を走るつもりだ。国道1号をひたすら走って、静岡市興津から国道52号に入って北上。山梨県に入ったところで、富士川の対岸にある県道10号に進む。
ここで1つ大変な忘れ物をしてしまったことに気付く。何とマスクを持ってくるのを忘れてしまった。これではどこにも入ることが出来ない。
不幸中の幸いとして、この頃にはもうマスクは安定供給されていたので何とかなるだろう。5月くらいだったら、中々入手出来なかったから大変だった。コンビニでも良いが、沿線上にドラッグストアがあればそちらの方が安いだろうから、ドラッグストアを探す。
出発したばっかりでまだ元気があるから、あえて特別にドラッグストアを探さず、交通量の少ない道を走る。無料である中部横断道 下部温泉早川IC~六郷ICまでは快適に移動。そこからいつも通っている広域農道を通って韮崎の国道20号から141号に入った。
国道141号沿いにドラッグストアがあったので、無事にマスクを購入出来た。これで何とか屋内に入ることが出来る。今でこそ、密封出来るポリ袋にマスクを入れて、私が持ち歩くバッグ全てにマスクは入れているが、この当時はそこまでしていなかった。
懸念も晴れたところでツーリング再開。国道141号を走り続けて清里の高原風景を見つつ、北上して長野県に入った。野辺山高原は少し寒かったが、6月ではあるものの佐渡も暑い予報は出てなかったので、3シーズンジャケットだったから問題無い。
八ヶ岳を見ながら快適に走り、小梅のセブンイレブンでコーヒー休憩をする。八千穂高原ICからは無料の中部横断道に入って、上信越道の直前である佐久北ICまで快適に走る。そこからは浅間サンラインを西に走る。
そろそろ良い時間になったので昼食にしたい。パッと思いついたのが、道の駅雷電くるみの里があるな、と思ったのでそこで昼食にしよう。

11:20頃道の駅に到着。ざるそばを美味しくいただいた。
お腹を満たしたところで一服休憩して、道の駅を出発。浅間サンラインから県道4号で真田までショートカット。そこからどうしようかと思ったが、天候も持ちそうだったのでハイドラCP巡りを進める。真田から県道35号を通って長野市へ向かった。途中サーキットCP「スポーツランド信州」の横を通ってCPをGetした。
そこから長野市に入って道を下って行くと、名城CP「松代城」へ向かった。折角なので見学して行こう。

13:00前に松代城に到着。

味のある橋を渡って城内に入って行く。

石垣と堀の感じが中々良い。

再建だろうが門の重厚感が堪能出来る。

信長の野望とかをやっていると、松代城と言われてもピンと来ないが、海津城と言われるとハイハイ、となる。何となくは知っていたが、松代城の旧称は海津城のようだ。

周囲は公園として整備されており、芝生の緑が目に優しい。

あれは土塁だろうか、城らしい機構が残っているのか、再現なのかは分からない。

石垣と門を合わせて撮影。

信州の山並みが見渡せながら城の雰囲気を味わえる。

入口に戻ってきた。天守等は無かったが、入場も無料で城の雰囲気を味わうことが出来た。
松代城を巡ったところでツーリング再開。近くのGSで給油を済ませてバイクのお腹も満たしてやる。国道18号に出て千曲川を渡る。長野市北部に動物園CPがあったから、ついでに寄って行く。長野駅近くから線路を越え、善光寺近くを通りながら動物園CP「城山動物園」に少し入って折り返す。
県道37号をひたすら北上して、再度国道18号に合流した。道の駅「しなの」で休憩し、ソフトクリームを食べる。
休憩を済ませて、国道18号を進む。ようやく新潟県妙高市に入った。時間にも余裕がありそうなので、ツーリングマップルでオススメルートになっていた、赤倉温泉方面へ寄り道した。あまり記憶が無いが、天気も良くなかったから、特にめぼしい風景も無かったのだろう。どこにも寄らずに国道18号に戻った。
妙高市から上越市に入ったところで国道18号は高架になり、高速のような流れになったので順調に進む。まだ十分時間がありそうなので、もう1つ寄り道するため名城CP「春日山城」に向かった。途中コンビニでコーヒー休憩をする。

春日山神社駐車場に到着した。

いきなり中々の階段が待ち構えていた。今回佐渡島でも歩けるように、トレッキングシューズを履いてきたので何とかなるだろう。

若干息を切らしながら登り切ったところに春日山神社があった。

新緑に包まれた神社境内を撮影。

元上杉謙信の居城らしく、毘沙門天の頭文字のゼッケンを付けている。

駐車場を見下ろす。雲が多いので展望は得られなかったが、上越の街が見えた。

上杉謙信公の銅像。軍神と呼ばれた勇ましい姿だ。

この道を上っていけば山頂に行けて本丸跡がある。以前佐渡に来た時にも春日山城に来て、本丸跡山頂まで行ったことがある。眺めは良いが、城跡なので特に何も無かった記憶がある。こんな天気だし、春日山城CPは既にGet出来ていることは確認済なので、本丸までは行かなかった。

それでも春日山神社の厳かな雰囲気を楽しめた。
春日山神社を後にする。近辺にいくつか博物館があったが、もう17:00近いので軒並み営業時間が終わっていた。後は、海沿いに上越市立水族博物館があるので、そこでノルマは終了。水族館CPをGetして、今日ホテルは素泊まりの予約にしていたからコンビニで翌日の朝食を調達して、本日の宿ホテルアルファーワン上越に到着した。

事前にGoogleストリートビューでピロティにバイクを置けそうだな、って思っていたが、ホテルに入ってそこに置こうとすると、従業員の方が出てこられて誘導された。屋根付きの場所に置けるのは非常にありがたい。
実はこのホテル、2015年に北陸新幹線の開業に伴い、北陸本線が第3セクター化される前に青春18きっぷで駅CP巡りをした際にも、泊ったことがあるホテルだ。前述のコンビニも、同じところで買出しをした記憶がある。
手指消毒をしてチェックイン。ようやくバイクウェアを脱いでリラックス出来た。まずは夕食にするが、周辺に良い所が見当たらなかったので、ホテル併設の居酒屋に行くことにした。
日本海側らしく魚を食べたいが、それに合う酒は日本酒だと思う。酒の肴、というのは正直私には全く分からないのだが、唯一分かるのが魚と日本酒だ。

ただし、下戸なので1合も要らない。ここは珍しく1杯単位で注文できたから、日本酒でも飲んでみよう。

刺身を肴に日本酒を美味しくいただいた。部屋に戻りしばらくゆっくりして酔いを醒ます。

テレビを見ていたが、流石にローカル枠だと新潟県の予報が詳しく出ていた。午前中は何とか持ちそうだが、午後には雨が降りそうだ。佐渡は天気予報の傘マークが小さいので、何とか持って欲しい。
酔いも醒めたところでどうやらホテルには無いが、歩いてすぐの所の大浴場を無料で利用できるらしい。2015年に泊った時には利用しなかったので、見落としたのか新しいサービスかは分からないが、ホテルの風呂は狭いから是非入りに行こう。

浴場というより、地域のコミュニティセンターみたいな感じだった。ホテルのフロントで利用したい旨を告げて利用券を貰って無料で入れた。やはり足を伸ばせて風呂に入れる方が疲れも取れる。
早速風呂に入って汗を流してサッパリ出来た。
明日は、朝9:30に直江津港発佐渡島小木港行きのフェリーに乗る。ホテルから直江津港は10分くらいだろうから、買出しもしているし朝はゆっくり出来そうだ。
今日は予報は悪かったが、結局雨は降らなかったので助かった。佐渡島に訪れることを楽しみにして、眠りについた。
宿泊地:新潟県新潟市 ホテルα-1新潟 4,750円
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