
■3日目 8/10(月) 天気:晴れ後曇り一時雨
走行距離:264.4km
浜頓別町からオホーツク国道238号を南下し、紋別を観光した。その後、大空町まで走った。
5:00前に起床。流石に北海道は日の出が早いので、既に外は明るくなっていた。

テントから出ると、雲は多いものの意外にも良い天気だった。

テントも含めてクッチャロ湖を撮影。
早速最新の天気予報を確認すると、前日とは変わっておらず、こんなに良い天気なのに道北は午後から雨のようだ。昨日立てた計画通り、道東入りするため弟子屈町辺りを目指すことにしよう。
トイレに行き洗顔等を済ませて、朝食の支度をし美味しくいただく。
ここでスマホの再起動を行おうとする。最近処理が重くなってきたのもあり、1日テザリング通信しっぱなしだと更に重くなる傾向があったので、再起動を掛けていた。しかし、何故か上手くいかない。仕方なく強制終了させると、今度は全く起動しなくなった。
やはりおかしいのか、と思った。しかしフェリーではすぐ起動したので、もしかしたら給電しながらなら良いのかも、と思いモバイルバッテリーを繋ぎながら起動したら、うまくいった。よく分からないが、騙し騙しなら使えなくもなさそうなので、様子を見る。
友人M氏は2018年も泊まった別海のキャンプ場を検討していた。上士幌町からなら充分行けることだろう。午後から天候が安定しないのは、M氏も分かっているらしく、早めに入りたいと言っていた。
それを聞いて、私も別海まで行こうか、と一瞬考えた。行けなくはないが、途中をかなり吹っ飛ばさないと夕暮れまでには着かないだろう。やっぱりそこまで無理してもしょうがないので、ボチボチ出来る範囲で頑張ることにしよう。

ホントにこのキャンプ場のロケーションは素晴らしい。
撤収を開始し、順調に進み荷物がまとまったのでバイクに積んでいく。思ったよりも早く、7:40頃クッチャロ湖畔キャンプ場を出発した。
浜頓別町は天気が良かったのだが、枝幸の街に入ると雲が空の主役だった。枝幸の街には三笠山という中々の展望台があるのだが、この天気だと行っても仕方がないと考えて、枝幸もスルーした。
そんなことを思いながら走っていたが、出発からノンストップで道の駅「おうむ」に到着して休憩する。ここでタンクバッグに入れて充電していたスマホを見たら、1時間強走った割には20%程度しか充電されていなかった。もちろんテザリング通信しながらなので、無負荷の時よりは充電は遅いがこれは酷すぎる。減る方は通常通り減るのに充電に時間が掛かるのでは、使い物にならない。
こういうことがあるので、格安スマホに変えるのには抵抗がある。あれは、5年前2015年にスマホを雨ざらしにさせて壊した時に、auの保険に入っていたから現地で新品を手に入れることが出来た。今回もそのような形を取ろうかと思う。場所は、翌日から道東を巡ることになりそうなので、また中標津が良いかな、なんて考えていた。まぁ道の駅とかでそういう手続きをするのは微妙なので、キャンプ場に入ってからにしよう。
そんなことを思いながら、道の駅「おうむ」を出発する。2019年にも同じ道を通ったが、その時は晴れていたので景色が良かった。今日は良い天気ではないので、それだったらやっぱりこの道は単調でつまらない。

紋別が近づいてくると交通量が増えてきて、少し流れが悪くなったので流氷岬に寄ってみた。

ここは原生花園にもなっているが、あまり目ぼしい花はやっぱり見られない。

雲は多いものの、多少の青空が出ている。

折角立ち寄ったので何枚か写真を撮る。天気は良くなかったが、流れが悪い道をダラダラ走るのも楽しくないので、気分転換にはちょうど良かった。
流氷岬を出発して、紋別市街に入る。ホクレンセルフがあったので給油して、どこかに立ち寄ろうかと考えた。しかし、天気も良くないし2019年に紋別の目ぼしい観光スポットは回ったので、今回は行ったことが無かった、国道238号沿いにあるオホーツク流氷公園に行ってみる。国道を通るたびに広大な公園があるのは知っていたので、気にはなっていた。

到着した。しかし、夏休み時期だというのにクルマが全く止まっていなかった。この時点で一抹の不安がよぎる。

紋別のマスコットキャラクター紋太くんの顔抜きパネル。

ここはどうやらラベンダーが咲くようだ。2020年は梅雨明けも遅かったので、ワンチャン残っていないか期待して園内を散策したが、殆ど刈り取られて残っていなかった。

オホーツク海を見ながらのんびり散策した。まぁ正直見所は少し花が咲いている程度で殆ど無い。公園の看板を見ると、かなり広大な公園なので入口が3か所くらいあるようだ。遊具があるエリアもあって、そちらには人はそれなりに居るみたい。どうやら一番人が居ない所に行ってしまったようだが、混雑するのも楽しくないので丁度良かった。
オホーツク流氷公園を出発した。相変わらず雲が空の主役だ。そろそろ良い時間になったので、昼食をどこで取ろうか考えてみる。湧別町辺りでGoogle先生に聞いてみたら、中々評価が高いうどん屋があった。北海道でそばは食べたことがあるが、うどんは無いな。と思い、ここにしてみよう。
店も決まった所で紋別から湧別町に向かう。セローで来ていれば、コムケ湖・シブノツナイ湖周辺に良さそうなダートがあるので行っただろうが諦める。

しばらく走った所で、国道238号沿いにある、麺屋おほーつくに到着した。

11:00過ぎとピークは外しているが、そこそこの客が入っていた。やっぱり北海道では珍しいからか、「どさん粉うどん」と付けられていた。

から揚げぶっかけうどんを頼んでみた。中々食べ応えも良く、とても美味しかった。
お腹を満たした所でツーリング再開。湧別町を過ぎるとサロマ湖が見えてきた。去年は晴天だったので、サロマ湖展望台まで行ったが、今年は行かなくても良いだろう。広大なサロマ湖を見ながら、道の駅「サロマ湖」が見えてきた。先ほど昼食休憩をしたばかりだが、食後のソフトクリームを食べるために入ってみた。
ソフトクリームを美味しく食べていると、小雨が降り出した。路面をびしょ濡れにさせる程の物では無かったが、どうしようか雨雲レーダーと睨めっこ。しばらく待てば止む予報だったので、タンクバッグにカバーを掛けてしばらく道の駅で休憩した。こう考えると、道の駅に寄ったのがラッキーだった。
どうでも良いが、この道の駅ではオリジナルソングが延々と流れている。サビ?の部分の「サ~ロマ、サロマ~」のメロディーが頭から離れなくなってしまった。何度も同じ曲を聴いていると、本当に脳裏に焼き付いてしまって、何だか楽しかった。
雨雲レーダー通り、しばらく待つとパラパラ程度でカッパは不要なくらいの雨になっていた。若干路面が濡れていたが、水たまりが出来る程では無かったので気にせず出発することにした。
この辺で本日の宿を模索する。今日は出来たら屈斜路湖を越えていきたいと思っていた。再度天気予報を確認したが、オホーツク海側は持ちそうだが、釧路側の予報は良くなかった。
携帯の手続きもしたいことだし、天気も良くないからさっさとキャンプ場に入りたいのもあるので、お気に入りの女満別湖畔キャンプ場にしようかと思った。
宿も決まったところでどうやって行こうか考える。行けたら能取岬にでも行こうかな、くらいにしか考えていなかった。
道の駅「サロマ湖」を出発したところで1つ思いついた。2019年にガッカリした、常呂の記念塔周辺の丘陵地帯の景色が良かったので、その辺を周ってみよう。

良く分からない適当な道に入って行ったら、広大な畑が広がっていたので停まってみた。

作物収穫後の方が開放感があって良い。

真っすぐな直線は、この辺にはいくらでもある。
撮影を楽しみ出発した。国道239号に戻って、能取湖を見ながら快適に走っていたが、どうにも雲が広がり天気が良くないのでテンションが上がらない。こんな気持ちで走っても楽しくないので、今日はさっさとキャンプ場に入ることにしよう。
能取岬はPassして、網走のコンビニで休憩する。そこから国道39号に入って、呼人浦キャンプ場を横目に女満別方面へ。時間は十分あるので、買い出しは後でも良いだろう。14:00過ぎに女満別湖畔キャンプ場に到着した。受付をしてゴミ袋も一緒に購入する。
どこに張ろうかサイトを見渡したが、私の指定席が空いていたので迷わずそちらへ。時間もあるのでタープも張ってみた。

大空町女満別湖畔キャンプ場をキャンプ地とする!ここも毎年のように訪れている、私の採点では最高点のキャンプ場だ。乗入が出来ないのが唯一の減点ポイントなのだが、シーズンを外せばほぼ乗入感覚でテントを張れる。温泉も徒歩圏に2軒あるし、セコマも近くで網走湖の雰囲気も良く、とても素晴らしい。
唯一と言っていい残念ポイントは、隣接温泉の美肌の湯には、シャンプー・リンスが無いことと、コインランドリーが1個しか無いことだ。美肌の湯はホテルも兼ねてて、この夏休みの時期は大学生の合宿なんかに使われているみたいで、彼らに洗濯機を占領されてしまう。なので、あまり当てに出来ないことくらいだろう。
テントを張ってゆったりしていたら、雨が軽く降ってきた。タープも張っているし、もう後は買い出しくらいだが、レーダーを見ても長く降りそうにないので大丈夫だろう。最悪歩いてセコマまで行けば良い。
天気も良くないので、さっそく携帯交換の手続きをしてみよう。au故障サポートのページを見たら、コールセンターに問い合わせる前に、チャットで対応を確認するように、とあった。
そんなことをしてもしょうがないんじゃないかな、と思いつつ指示通りにやってみる。レスポンスは中々早かったが、何だかんだ10分くらいやり取りをして、結局交換してもらうことになった。そうなると窓口が違うからそっちへ連絡するよう、指示があった。やはり無駄な時間になったか。
コールセンターにTELしたが、今度は中々オペレータに繋がらない。どうせフリーダイヤルだから、スピーカーフォンにして放置しておく。ようやく繋がったが、やはりチャットでやり取りした内容は引き継がれていないので、また1から症状を説明する。何て面倒なんだろう、と思ってしまう。
何だかんだでやり取りしてようやく交換サービスを受けられるようになった。受取店は中標津を指定したところ、場所は分かるか、とか行ったことないですよね、とか聞かれたが、同じことが2015年にあったので全く問題無いことを告げると納得してくれた。
結局全部で2時間弱掛かったが、その間に雨はすっかり止んでもう降りそうにない空に変わってきた。雨雲レーダーを見ても、もう雨雲は近くになかった。
米を水に浸けて、夕食の買い出しにセコマに向かった。すぐ近くだが、若干徒歩では遠いのでバイクで向かう。買い出しも済ませてキャンプ場に戻ってきた。
炊飯して夕食を美味しくいただいた。炊事場で後片付けを済ませてテントに戻ると、少し空が赤くなっていた。

雨も降ったくらいだから、夕暮れには全く期待していなかったがこれはツイている。

一面真っ赤には流石にならなかったが、それでもこのキャンプ場は網走湖の景色がとても素晴らしい。充分満足出来た。
食事も済ませ、20:00頃から温泉に行く。相変わらず、美肌の湯は安くて泉質も良くて、サウナ・水風呂・露天風呂もあって大変素晴らしい。ゆっくり浸かって疲れを癒やす。
休憩室でしばらく寛ぎキャンプ場へ戻る。しばらく外で夜風に吹かれながら、ゆっくり寛ぐ。この時間もたまらなく好きだ。
天気予報を確認すると、この後は中々の天気に恵まれそうだが、最高気温がかなり高くなっていた。北海道に来るのは避暑も兼ねているので、暑いのはイヤだな。そんなことを思いながらシュラフに入っていると、いつの間にか眠ってしまっていた。
宿泊地:北海道大空町 女満別湖畔キャンプ場 310円(ゴミ袋込)
温泉:山水美肌の湯 440円(キャンプ場から徒歩5分)
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