
■6日目 8/13(木) 天気:晴れ
走行距離:209.0km
標茶町から1回中標津へ行って、厚岸町まで南下した。その後、スマホトラブルが再発して、北太平洋シーサイドラインを右往左往したあげく、浜中町まで走った。
4:00頃に起床。確か目覚ましまでは掛けてなかったと思ったが、普通に目が覚めた。

テントから出ると、良い天気だった。しかし、多和平に連泊して2日共天候に恵まれるとは非常にツイている。この感じだったら朝陽が見れそうだ。

当然展望台まで行ってみる。M氏は起きてきそうにないので、1人で向かった。

日の出の反対方向には、雲に日が当たり始めていた。

ちょうど日が出る方向は雲が多かったが、ちょうど雲の切れ目から朝陽が出てきた。

遠くには雄阿寒岳もハッキリと見える。

素晴らしい朝陽が拝めた。

似たような写真を昨日も撮っているが、何度見ても素敵な景色。

雲の感じが大変美しかった。展望台の撮影をたっぷり満喫出来た。

テントに戻ってきた。横のオレンジのネイチャーハイクのテントがM氏のだ。相変わらず全く起きてきそうにない。

朝の黄昏の中の放牧された乳牛が、牧歌的な風景で北海道らしい。

素晴らしい朝の撮影を楽しめた。
ここで、昨日受け取ったスマホの交換機をようやく開ける。SIMカードを差しなおし、起動して必要なアプリだけとりあえず入れておいた。やはり4Gは従来より早くなったとは言え、Wi-fiに比べると遅い。今日はあまり急いでいないので、時間ももったいないからまた中標津のauショップでも行って、au Wi-fiを使ってアプリを整備することにしよう。
朝食はM氏が起きてくるのを待つ。しばらく待つと6:00過ぎくらいにようやく起きてきた。朝の挨拶をして、朝陽がキレイだったと伝えると、「起きれない」と笑っていた。
朝食の準備をし、美味しくいただく。後片付けを済ませて、食後をゆったり過ごす。M氏は、ここから旭川方面に向かいたいようだ。前に色々調べた時は、あの辺なら比布のキャンプ場が温泉隣接で良いのでは、と思っているので勧めておいた。
ここから2日お世話になった多和平のテントを撤収する。タープまで張っているので少し大変だ。そしてバイクまでが遠いので、2往復くらいしてバイクに荷物を載せていく。
さて、出発しよう。と言ったところで、テザリングONしようとスマホを見たところ、何故かSIMを認識していなかった。実は朝も似たような症状があった。その時には、何度か抜き差ししたら認識したので、おかしいなとは思いつつも、まぁいいか。と思ってしまった。
これは困った。SIMが認識してた時にEdyを元に戻したり、LINEも復旧させたりしまっていた。あーだこーだしてても復旧しなかったので、M氏を待たせてしまっていた。スマホがおかしいことを伝えて、行先は違うからお先にどうぞ、と伝えて行ってもらった。
さてどうしようか。とりあえずSIMが認識しないだけなので、Wi-fiやテザリングを使えば通信は出来るだろう。中標津まで行くだけだから、ハイドラはわざわざ動かさずに、充電をしながら様子を見よう。
そんなことをしていたら出発は9:00を過ぎてしまった。道道1040号から国道243号・道道13号を通って中標津市街に向かう。事前情報で今日はauショップ中標津が定休日なのは知っていたが、Wi-fiを使いたいだけなので大丈夫だろう。
中標津のauショップに到着した。店は開いてなかったが、予想通りWi-fiは使うことが出来た。
何とか通信は出来そうだが、アプリを入れたりするのはどうしようか。この旅の記録を記しているのが2021年の夏になってしまったので、正直時間が経っているので細かいことは覚えていない。結局、何度かSIMを抜き差ししてしてみたが、ダメだった気がする。
こんなことなら、昨日auショップで開封して作動確認すれば良かった。まさか新品が初期不良を起こしているとは夢にも思わなかった。初っ端からSONYタイマーが作動するとはツイてない。
仕方がないので、交換機でEdyを使えるようにしてしまったので、またサブ機で使えるよう機種変更の手続きをする。
すると何故か出来なかった。それどころか凍結されてしまい、サービスセンターに連絡するよう指示された。これはどういうことか。通常、こんな短期間に機種変更を繰り返すことなど無いはずなので、セキュリティに引っかかったのだろうか。
これは非常に困ってしまった。北海道では主にセコマで買い出しすることが多いので、事前にコツコツとEdyを貯めるようにしている。こうすることで、長期休暇での出費を平準化することが出来るため、このような運用をしているのだ。
こうなったからには仕方ないので、Edyのサービスセンターに連絡することにした。担当と繋がり事情を説明する。てっきりよくあるトラブルなのかと思ったが、印象としてはそうでもなさそうだった。
とりあえず調査して、解消されたら連絡するとのことだった。どのくらい掛かるか聞いてみたら、場合によっては数日。とか言われてしまった。適当なことは言えないから、長めの期間を言っているのだろう、と思うことにする。セキュリティな気がするから、そんなのロック解除コマンドを送ればあっさり終わる気がするのだが。
そんなことをやっていたので、auショップに1時間強も滞在してしまった。サブスマホも再度使えるように、アプリを入れ直したりしていたので余計時間が掛かってしまった。とりあえず、どうにもならないので違うauショップにでも行こうかと考えた。調べてみると、一番近いのは厚岸町みたいだ。
この辺で本日の宿を模索する。と言っても、今日は何もしていないに等しいのだが、スマホトラブルに対応していたので、疲れてきてしまった。それに加えてそろそろ洗濯をしたいので、コインランドリーがあるキャンプ場が良い。
厚岸町に行こうとしていたので、太平洋側まで出るから、そこからほど近い霧多布岬キャンプ場に泊まろうかと思った。ここは確かコインランドリーがあったと思う。ここには初めてバイクで北海道キャンプツーリングをした時からお世話になっている、鳥取のライダーさんが夏の間住み着いている所でもある。久しぶりなので挨拶がてらここに泊まるのも良いだろう。
宿泊先も決まり、11:00過ぎに中標津のauショップを出発する。国道272号を釧路方面に向かった。
そのまましばらく国道272号を走り続けた。中茶安別から道道12号を厚岸方面に向かった。この道も周囲に広大な牧場が広がっているので、大変気分良く走る。
厚岸町で国道44号に出た。そこから通称「北太平洋シーサイドライン」道道123号に入る。しばらく厚岸市街方面に向かってほどなくして、auショップが見つかった。
早速手続きをしようと思ったが、再現しなかったら受付けてもらえないので一応確認することにした。
すると普通にSIMを認識しているではないか。今までのは何だったのだろうか。これではショップに行っても受け付けてもらえない。当然動作しているにこしたことはないのだが、動いたり動かなかったりするのはいただけない。どっちかにしてもらいたいのだが。
何だかもやっとする中、ちょうどauショップの隣がセコマだったので、昼食にしよう。ホットシェフ弁当を美味しくいただいた。
お腹を満たしたところでツーリング再開。とりあえずいつ再発するか分からないので、サブスマホのアプリはそのままにして、とりあえず交換機にSIMを差したままにする。テザリングONしたら、普通に使えそうだ。
厚岸大橋を渡り北太平洋シーサイドラインを楽しく走る。集落からしばらく離れたところで、バイクに付けているハイドラに「ネットワークに接続されていません」がちょこちょこ出るようになってきた。
これは圏外になっても出るので、人里離れているからかな。としか思っていなかったが、集落に出てきてもそれが続いていた。
これはおかしい、と思いメインスマホを見たら、またSIMが認識していなかった。何だこれは、と再度抜き差しとかしてみたが、全く復活しなかった。これだったら、ショップに出せるな。と思い、また厚岸町中心部まで戻ることにした。
同じ道を再度戻り、厚岸町のauショップに戻ってきた。再度スマホを見たら愕然とした。何とSIMを認識しているではないか。
何だかもう疲れてしまった。こんなことで無駄な時間を使いたくなく、ツーリング・北海道を満喫したいのだが・・・ 何だかバイク乗りあるあるの、カッパを着ると雨が止んで、脱ぐと降りだすのに近い現象のように思えた。これも結構イラつくのだが。
再現しないのではどうしようも無いので、とぼとぼとまたauショップを出発する。すると、しばらく走った所でまたネットワークに繋がらなくなった。
もう諦めた。北海道は既に国盗りもハイドラも殆ど終わっているので、LINE・ブラウザ・電子マネーと天気予報さえ見ることが出来れば最低良い。それだったら、こんなたかが道具に振り回されるのは本意ではない。少なくとも日中に関しては、気にしないようにしよう。幸いサブを持っているので何とかはなる。
そんなことがありながら、ツーリングに集中しよう。北太平洋シーサイドラインもお気に入りの道の1つだ。大変素晴らしい景色を見ながら走る。無駄に往復してしまったので、洗濯を考えるとあまり寄り道をする時間は無い。確か霧多布岬キャンプ場のコインランドリーは管理人さんが居る内にしか使えないはずだ。普通に考えれば17:00くらいまでだろう。乾燥含めると何とかなる時間だった。
キレイな琵琶瀬展望台を横目にみつつ、浜中町霧多布のセコマで買い出しをする。Edyを止められているから、仕方なくクレジットカードのiDを使って支払う。
霧多布のセコマからキャンプ場はすぐだ。急坂を登り、霧多布岬へ向かう広大な牧場を見ながらのんびり走ると、15:00頃霧多布岬キャンプ場に到着した。ここは無料だが利用名簿に記載する必要があるので、記入しておく。
早速鳥取のライダーさんを探す。前回霧多布岬キャンプ場に泊まったのは3年前の2017年だ。その際は乗っていたバイクは廃車にしてしまったらしいので、軽バンに乗っていた。時間が早いのでまだテントは少ないから探しやすい。
サイトを一周回ったところで、駐車場の脇でイスに座っている人が見覚えがある人、鳥取のライダーさんだった。やっぱり今年も居た。近寄ると手を挙げてくれて、覚えててもらっているようで安堵する。
お久しぶりです、と挨拶を交わす。前回と同様、今回もバイクでは無くて軽バンで車中泊しているらしい。そのクルマの裏スペースが空いていたので、そこにテントを張った。

浜中町霧多布岬キャンプ場をキャンプ地とする!もう何度も泊まっているキャンプ場で、トイレが水洗でないのが難点だが、それ以外は文句の付けようが無い。料金は無料で、景色良し、温泉・買い出しも近くて非常に便利だ。残念ながらその名の通り、霧が多いので下手すると何も見えなくなるが、今日はまぁまぁの天気のようだ。
寝床の準備をして、早速ライダーさんと久しぶりの再会に話に花が咲く。しばらく話したところで、管理人さんに洗濯・乾燥機について聞いてみた。一般的なコインランドリーのように、洗濯機の所で硬貨を入れるタイプでは無いようだ。管理人室で料金を支払い、炊事場にある洗濯機の南京錠を開けてもらう、というシステムだ。
使い終わったら南京錠を閉めておいて、と言われた。ということは、管理人さんが帰る前に言っておけば夕方以降も使えるのだろう。今後もこの情報は覚えておくことにしよう。
洗濯機を掛けて、テントに戻ってライダーさんと話す。時間になれば乾燥機に移しに行って、また戻る。ライダーさんからは、ここの乾燥機は少し性能が悪い。と言っていたが、割としっかり乾いてくれていた。私の着用物は、全てモンベルの速乾性なのでそれの影響も大きい気がする。
ここで、テントに戻って洗濯物を畳んでいたら、軽く雨が降りだした。大したことは無かったので、気にせず畳んでいたら、ライダーさんがイスを前室に放り込んでくれた。細かい心遣いがありがたい。
結局空も明るかったので、単なる通り雨だったようで何よりだ。ここで、滋賀のカブライダーさんは知っているか、と聞かれた。私がココのキャンプ場によく来る人で知っているのは、宇都宮と熊谷のライダーさんくらいだ。宇都宮のライダーさんは、仕事があるようで、熊谷のライダーさんはコロナ禍で遠慮して両者とも北海道には来ていないらしい。
なので、知らないと言っておいた。しばらくすると、帰ってこられて合流した。新しい知り合いが増えるのも大変良い。カブとは思えないほどマフラー音が良かった。
滋賀のカブライダーさんは、やはり敦賀便を利用しているらしく、私と同じような日程で北海道に居るようだ。普段会わない人と話すのは新鮮で凄く楽しい。
良い時間になったので夕食を皆で食べる。細かいことは覚えていないが、何かをお裾分けしてもらった記憶がある。
話している流れの中で、鳥取のライダーさんに禁断の質問をした。長年の疑問だったが、夏の間ずっとここに居るらしいが、普段何をしているのか、と遂に聞いてみた。結果としては、予想はしていたがハッキリとした回答は得られなかった。
話の中で、福島にもアジトがある、とかどこまで本当の話か分からないがそんな話もして、少なくとも普通のサラリーマンでは無いことだけは間違いなさそうだ。普通のサラリーマンなら、夏の間滞在するとかはあり得ない訳だが。
まぁ、普段接しないタイプの人との話は非常に面白いので良いだろう。人には人の事情もあるし、当人は至って良い人なのでそのような詮索はやはり野暮なことなのだろう。
会話も一通り終わったところで、温泉には行くか?と聞かれた。当然「行きます」と回答したら「無料券があるので持って行きな」ということでひょんなことからタダで温泉に行けることになった。
どうやら指定日にキャンペーンとして、店員さんとジャンケンをするらしい。それで勝つと無料券を貰えるようだ。それで今日がその指定日のようなので、勝ったら返してちょうだい、と笑いながら言われた。
大変良い気分で温泉に向かう。この時間になってくると、サイトもかなり埋まってきた。バイクが駐車場に置ききれないので、歩道に駐車するようになってきた。遠くに置くのも面倒なので、鳥取のライダーさんに「出掛けないですよね?温泉から帰ってきたら、クルマの目の前に置いても良いですか?」と聞いたら、快く了承してもらえた。
温泉はキャンプ場からすぐなのであっさり到着。太平洋側は気温が上がらないので、いつも通りだが入った瞬間暖房が入ってて驚く。ちなみに夕方頃からキャンプ場でもダウンは着ていた。
話に聞いた通り、ジャンケン大会があったが負けてしまった。無料券は返すことが出来ずに残念だ。
あまり温泉らしさは感じられず露天風呂も狭いが、広い内風呂とサウナ・水風呂もあるのでそれ以上は望まない。しかも今回はタダなので、猶更ありがたい。
充分暖まる。ここの休憩室は広いから、PCを持ち込んで出費管理をしておく。閉店時間ギリギリまで滞在して、21:00過ぎにキャンプ場に戻ってきた。
既に皆さんお開きになっているので、しばらくテントの外でキャンプ場の夜風に吹かれる。この時間もたまらなく気持ちが良い。
LINEをやり取りすると、M氏は提案した通り比布町のキャンプ場に泊まっているらしい。私は泊まったことが無いのだが、あまりオススメ出来ないようだ。温泉隣接は良いが、基本予約優先で、ファミリーメインだし、ゴミが捨てられないことを憤っていた。
私は酒を飲まないので、ゴミ持ち帰りは全く苦ではない。燃えるゴミはコンビニ等でしれっと捨てられる量しか出ないし、ペットボトルはどこでも捨てられる。お酒を飲む人は、缶や瓶を持ち帰るのは確かに億劫なことだろう。
また天気予報を確認すると、明日の夜から全道的に雨が降るようだ。今の所の予報だと、明後日の午前中で止みそうな感じなので、タープで連泊すればやり過ごせそうな感じだろう。
それだったら、お気に入りの忠類のキャンプ場が良いかもしれない。無料だし温泉隣接だし、帯広も近いので天気が悪い日でも何かしら楽しむことが出来るだろう。まぁ明日の最新予報を見て、また判断しよう。
そんなことを考えながら、テントに入って寝ることにする。
宿泊地:北海道浜中町 霧多布岬キャンプ場 無料
温泉:霧多布温泉ゆうゆ 無料(バイクで5分)
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