
■8日目 8/15(土) 天気:雨後曇り
走行距離:130.8km
幕別町から帯広で、オイル交換・豚丼・六花亭・動物園・ばんえい競馬を楽しみ、幕別町まで戻ってきた。

6:00頃に起床。テントから出ると雨はまだ降り続いていたが、そこまで強くは無かった。
洗顔等を済ませて、朝食の準備をする。食後に後片付けを済ませる。キャンプ場のトイレよりは歩くことになるが、道の駅まで向かって用を足した。キャンプ生活をしていると、中々ウォシュレットが無いので非常に快適だ。

テントに戻ってきて雨雲レーダーを確認した。これより西側には雨雲の発生は無さそうなので、何とか出発出来そうだ。しかし、天気予報の精度がかなり向上してきているので非常に助かる。
このレーダーを見たしばらく後でLINEでやり取りすると、M氏は雨は降ってない。と言い出した。いやいや、ガッツリレーダー掛かってるんですけど、と突っ込んだところ、やっぱり降ってたとか言い出した。これだから、快適なホテル暮らしをしている人は緊張感が無い、なんて笑い話をした。
しばらくゆっくりしていると雨が止んだ。出来るだけ路面は乾いた状態で走りたいので、止んだ後1時間くらい待つのが望ましい。9:30頃なら出発出来そうだ。
M氏はチェックアウトが11:00らしいので、それまでゆっくりしたい、とのことだった。昨日立てたプランを実行すると、帯広までは1時間程度と言ったところなので、私も寄り道している時間は無さそうだ。
雨が止んで1時間経ったので、9:30にキャンプ場を出発した。撤収が無い割には出発が遅いが天気が悪いので仕方がない。
まずはセコマに立ち寄り、野菜ジュースと飲むヨーグルトを買って、昨日キャンプ場で出たゴミを捨てさせてもらう。その場で飲み切り、少し戻る方向に向かって忠類ICから帯広広尾道に入った。地方にありがちな無料高速だが、高い場所を走るので十勝平野を見渡すことが出来て、自動車専用道にしては楽しい道だ。
自動車専用道なので快適に進み、帯広川西ICで降りる。そこから帯広の市街を抜けて行って、国道38号に出た。目的のレッドバロンは国道沿いなので、難なく発見出来た。
雨上がりで開店直後なので客はあまり居ないと思ったが、意外と居た。オイル交換したい旨を伝えるとすぐにやってくれそうだ。
出発が遅かったのでLINEでやり取りして、豚丼屋に現地集合することにした。無事に作業も終わったので、これで残りの日程を心置きなく走ることが出来る。
私はグルメにはあまりこだわりが無いので、店選びはM氏に任せたところ、十勝川北側の音更町の店を選んでくれた。ちょうど11:00に到着。到着した時点で、肉の焼く良い匂いがしてきて食欲をそそられる。
既に店内はある程度の客が入っていた。M氏を待っていたが、中々来なかった。そうこうしている間に席が埋まってきたので、先に入ることにした。しばらく待つとM氏と多和平以来の再会となった。
これまでの旅について話に花が咲く。M氏は今日苫小牧から敦賀に戻って、月曜は有休でゆっくりするそうだ。私はいつも通り、ギリギリまで北海道に滞在するから、今日で北海道で会うのは確実に最後だろう。

帯広名物豚丼を大変美味しくいただいた。朝夕はキャンプ飯で節約しているので、昼食だけは多少豪華にしても良いだろう。
お腹を満たしたところで、今日のプランをM氏に説明した。帯広動物園に行く、というと多少驚いていたが了承してくれた。旭山動物園のように観光地化されていなさそうなので、いい年したおっさん2人で行くには少しハードルが高い所だが、そのようなことを気にしてはならない。

その前に、食後のデザートを食べに六花亭に向かった。まずは定番のサクサクパイ。

もう1個雪こんチーズという商品があったので、両方とも美味しくいただいた。
デザートを楽しんだところで、今度こそ帯広動物園に向かった。看板を頼りに向かうと、どうやら駐車場が一杯のようだ。思ったよりも盛況のようでビックリする。
バイクならどこかに置けるのでは?と思い入ってみたら、誘導員の方にもう少し進むと駐輪所がある、と教えてくれた。こういう時もバイクの機動性は素晴らしい。

帯広動物園に到着した。北海道で動物を展示しているところはいくつかあるがこれで、
・旭山動物園(旭川市)
・円山動物園(札幌市)
・登別クマ牧場(登別市)
・おたる水族館(小樽市)
・とっかりセンター(紋別市)
を訪れることが出来た。と言っても、とっかりセンターを除いてこれらはいずれも冬に訪れているので、夏に来るのはそんなに無い。基本走り回っているので中々観光地には寄らないが、こういう天気の時はこのような所に今後は訪れていきたい。

入館料を払い、帯広動物園に入った。まずは百獣の王ライオンが目に入った。知ってはいるが、ライオンは動物園で見るのはあまり面白くない。大体寝てるか、ボケーっとしていることが多いからだ。

コイツも多分に漏れず、起きてはいたが一切動かなかった。でも、オスはたてがみがあるので威圧感はある。

でも、ネコ科らしい肉球をとても触ってみたい、と思ってしまった。

良い写真が撮れなかったので実物は割愛するが、動物紹介のイラスト等がひねりがあって面白い。ミミズク?怖い顔をしている。

次にトラが居たが、コヤツは完全に寝ていた。

こちらもネコ科なので肉球が目立っている。

カンガルー。右側の肩の筋肉が半端ない。これは確かにボクシングさせると強いことだろう。

リスザル。かわいらしい。

フラミンゴはよくあんな細い足で体を支えられるものだ。
久しぶりの動物園を楽しめた。そこまで広い所では無かったが、1.5時間くらいで一通り見終えた。そろそろばんえい競馬が始まりそうなので、帯広競馬場に移動しよう。途中のコンビニでコーヒー休憩を入れて、帯広競馬場に向かった。駐車場が一杯で、クルマは遠い駐車場に案内されているようだったが、バイクは近くを案内してくれた。やっぱりこういう時はバイクだ。

帯広競馬場に到着。コロナの感染対策もバッチリで、入口で検温をしていた。

競馬場だけではなく、家族でも楽しめるような施設がいくつかあるみたいだ。

ばんえい競馬で使用するソリのレプリカも置いてあった。

外はキレイだったが、中に入ると若干昭和の歴史を感じられる雰囲気だった。香ばしいオヤジ共が赤ペンを耳に挟んでいるような光景が思い浮かんだ。実際はそんなことはないのだが、こういうイメージがする時点で私もオヤジになっているのだろう。

コースに出てみると、ダートの直線路が目に入った。一般的な競馬と違って、ばんえい競馬は直線の障害を越えていくようなレースになる。

スタンド側。人はそこそこ居るが、十分広いのでソーシャルディスタンスは確保出来ている。

パドックに行ってみた。やはり一般的なサラブレッドと比べると太い。

2つ障害があるみたいで、この第二障害が高さもあり、一番のヤマ場のようだ。

折角来たのでやはり馬券を買ってみた。少額でも買うと熱の入り方が違うので、遊びの範囲で購入することをオススメする。レース名が面白いが、どうやら一般人でもお金を出せばレース名を決められるらしい。

早速レースが始まった。

ばんえい競馬では、障害を2つ越えるのであえて障害の前で止めて休憩をさせる、というような戦術もあるらしい。これには驚いた。騎手が止めているのが分かるだろうか。
行け~登れ!頑張れ!

登り切った。ムチの音が凄い聞こえたので、迫力があった。

一応2レースほど観戦したが、結果としては全く当たらなかった。さっきの写真馬券と、このレース結果はレース自体が違うのだけ、補足しておく。

そろそろキャンプ場に戻ることにしよう。最後に入口にあった無料の資料館に入ってみた。サラブレッドと違って、農耕用の馬がルーツのようだ。かつては無くてはならないかったが、機械化により今では見られないだろう。
全く馬券は当たらず2,500円スッてしまったが、まぁ笑い話でしょう。見たことがなかったので、とても楽しめた。
ここでM氏とお別れ。ばんえい競馬はナイターまであるらしいが、夜に北海道を走りたくないのでこのくらいの時間がちょうどよい。また秋にキャンプでも行こう、と言ってそれぞれの帰途についた。M氏は当初襟裳岬経由で苫小牧に向かう予定だったが、帯広で遊んだので素直に日勝峠を越えていくと言っていた。
私はどうやってキャンプ場に戻ろうか。来た道で戻るのも芸が無いので、とかち帯広空港の横を通る道道238号で戻る。この道も十勝らしい、広大な大地を見ながら走る真っ直ぐな道だ。天気も良くなかったので素通りしたが楽しめた。
16:30にキャンプ場最寄りのセコマで買い出しして、キャンプ場に戻ってきた。ここでLINEを見ると、M氏は予定通り日勝峠を通ったが、霧で何も見えなかったようだ。鵡川の食堂で夕食を取ったらしい。
米を水に浸けて、夕飯の支度をして美味しくいただく。食後の一服を楽しみ、片づけを済ませて、昨日と同様に、ナウマン温泉ホテルアルコに歩いて向かった。ゆっくり温泉を満喫した。
テントに戻った所で天気予報を確認する。どうやら残り2日では雨の予報は出ていなかった。新潟行く際にカッパは着てしまったが、道内ノーカッパで乗り切れる可能性が出てきた。まだ安心は出来ないが。
明日はどうしようか悩む。早い物で、北海道に滞在出来るのは明後日までだ。明後日の遅くとも16:00には小樽に居なければならない。最悪高速を駆使すればどうにかなるとは思うが、なるべく西側に近づいておくほうが無難だ。
明日は日曜なのでキャンプ場の混雑は無いだろう。それだったら一度洞爺湖畔に泊まってみたいと思っていたので調べてみたら、一番泊まりたかった小公園や曙公園が、コロナの影響で閉鎖されているらしい。仲洞爺も確か閉鎖されていた。
唯一キャンプ出来そうなのが、グリーンステイ洞爺湖だが、ここは湖は近いがサイトから洞爺湖が見えないらしい。それはかなりポイントが下がる。オートキャンプ場なので設備は抜群らしいが。
だったら支笏湖も良いかもと思った。恐らく札幌が近いのでシーズンは激混みだろうから、夏休み終わりの時期じゃなきゃ支笏湖でキャンプは出来ないので、良いチャンスかもしれない。しかし、調べてみると支笏湖畔温泉はどこも日帰り入浴が16:00くらいで終わってしまうらしい。これでは早すぎるなぁ。一応朝一に出発して行けば、何とか温泉には間に合うとは思うのだが。
だったら、温泉に間に合えば支笏湖でダメそうなら洞爺湖に行ってみよう。襟裳岬経由で行けば、景色も楽しめるだろう。未だに晴れの襟裳岬は見たことがないので、是非見てみたい。
明日の予定も大体決まった所で、寝ることにする。
宿泊地:北海道幕別町 ナウマン公園キャンプ場 無料
温泉:ナウマン温泉ホテルアルコ 500円
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