
■5日目 5/04(火) 天気:晴れ後曇り後雨
走行距離:175.2km
鹿児島県出水市を出発し、阿久根を巡って少し山の中に入り、串木野港に到着。そこから甑島商船フェリーに乗り、上甑島里港へ渡った。それから、上甑島・中甑島・下甑島を巡って、下甑島長浜港から再度フェリーに乗った。串木野港に戻ってから、auショップに立ち寄り鹿児島市まで走った。
朝6:00頃起床。大浴場があるので朝風呂をしっかり楽しむ。今日は甑島に渡るために串木野港に10:30頃までに着けば良いから、多少はゆっくりしていこう。
天気予報を確認するが、昨日と全く変わっていない。今晩から雨が降り出し、明日の午前中まで降り続くようだ。何とか降る前にたどり着ければ良いのだが。
そんなことを考えながらホテルの食堂で朝食を済ませる。品数は少なかったが、バイキングで好きな物を食べられるからありがたい。お腹を満たした所で出発準備をし、ホテルを8:00頃出発した。
無料の南九州道があるので、それを使って阿久根まで走る。終点からは国道3号に入って、コロプラ土産・道の駅「阿久根」を通過して順調に走る。薩摩川内に入って、ここからは川内川を渡りメイン国道から離れていく。
用があるのは国盗りだけなのだが、普通に行くと海沿いの道を進むことになる。しかし、今まで散々海沿いの道は走っていたし、ツーリングマップルでも「海に飽きたら山も良し」的なコメントがあったので、セローでもあるし山中に入っていくことにした。今から島に行くから散々海は見れるだろうし。
道はそこまで広くはないものの、セローなので快適に進んで行く。やはり海の景色も良いが、山中のグネグネ道も楽しく走れる。進んで行くと、どうやら風車があるところに出そうだ。

柳山風車公園に到着した。山の上なので中々展望が良い。

大きな風車があったが、写真のアングルに入らないくらい大きかった。

周囲の見晴らしも中々で、ちょっとした休憩をするには中々良い。
ここで、若めのバイク乗り2組も記念撮影をしていた。最近はバイク乗りの高齢化が顕著なので、若い人がバイクに乗るのは良いことだ。
休憩を済ませて公園を出発。適当に下っていくと、県道経由で海沿いに出た。ここから串木野港は近くなので大丈夫だろう。時間に余裕もあるので、ドラッグストアに寄って忘れてたハンドクリームを。コンビニに立ち寄って、昼食を入手した。本当は島で昼食を食べたいところだが、とてもそんな時間は取れそうにないので、観光と走行に使いたい。なので、乗船中に昼食は終わらせることにする。

買出しを済ませて10:00過ぎに串木野港に到着した。係員の誘導に従い待機場所に置いて、早速窓口に行って手続きをする。カードが使えなかったので驚いた。仕方がないので現金で払う。
一瞬で手続きも終わってしまった。甑島商船のHPでは出航1時間前には来るように、とあったがやはり誇張表現だったか。そもそも、港にまだ折り返しのフェリーが到着していないので、来る意味は無いとは思っていたが。10:45に折り返しのフェリーが到着するので、その10分前くらいでも十分だっただろう。
まぁ仕方がないので待合室のポスターを見たり、一服したりイスに座って時間を潰す。待機場には既にバイクが1台停まっていたが、バイク乗りは格好ですぐ分かるからあの人のバイクだろう。同志も1人は居るようで何よりだ。

そうこうしていると、折り返しのフェリーが到着したので写真を撮る。
着岸すると、フェリーからクルマが結構出てきた。甑島も結構人気があることを実感する。そうじゃないと、フェリーが満員にはならないだろう。

これからこのフェリーで甑島に渡る。
先ほど見かけたもう1台の横浜ナンバーのライダーさんがやってきたので少し話をする。
彼はどうやらしばらく甑島に滞在するらしい。適当にテントを張って寛ぐと言っていた。当然今晩から雨が降るのは分かっていて、ひたすらテントに居れば良い、と割り切っていた。私はここまで割り切れないので、ある意味羨ましかった。というのも、ボーっとしているのが好きではないので、やることが無いと辛い、という気持ちの方が強い。
私は弾丸で帰ると伝えたところ、「もったいない、もう二度と来ることは無いかもしれないのに」と言われた。確かに言っていることもごもっともで、本音で言えば大いに賛同出来るし、私の選択肢は大変馬鹿らしいだろう。でも目的が違うためこればっかりは仕方がないと思っている。いつの日か、全国制覇が出来たらその時は本当に当ての無い旅に出て、晴れている所だけを狙って出かけたいものだ。
彼が1つ懸念してたのが、甑島の風呂情報が見つからなかったと言っていた。私もそこは調べていたが、確かにあまりいい情報は得られなかった。多分里港近くのホテルで日帰り風呂をやっていたと思いますよ、と伝えておいた。彼はもう少し早く甑島に渡りたかったそうだが、GW真っ只中では予約が取れなくて今日になってしまったらしい。
そんなことを話していたら、バイクの案内が始まったので係員の指示に従いフェリーに入った。例に漏れず、バイクだと一番乗りなので良い席が取れそうだ。窓際のイス席を確保出来た。
待っていると人がちょこちょこ入ってきたが、GWも終わりに差し掛かっているので、今から甑島に渡る人は少ないようだ。ゆったりと席を確保することが出来た。

フェリーは定刻通り、11:20に串木野港を出港していった。AMは天気が良かったが、この頃にはすっかり雲が広がっていたので非常に残念だ。少し早いが調達しておいた昼食を食べる。
ここで甑島の航路と弾丸の内容について説明する。私の中でフェリーの弾丸とは、例えば○○島の●港に入港して、数十分滞在して●港から本土に戻る。と言うのが弾丸だ。これだと正直島を殆ど楽しむことが出来ない。ポイント巡りのためで仕方がないとは言え、少しもったいないな、と思うことも多々ある。
しかし、今回の弾丸は少し違う。多少とは言え楽しめるようになっている。まずは、このフェリーの航路はこのような感じだ。
本土串木野港 11:20発 ⇒ 上甑島里港 12:35着 12:50発 ⇒ 下甑島鹿島港 13:35着 13:45発
下甑島長浜港 14:20着 14:35発 ⇒ 本土串木野港 16:15着

文字だけで見ると少しわかりにくいので、ハイドラの地図を抜粋する。フェリーは上甑島と下甑島に寄ってから、本土へ戻ってくるのだ。これが1年前なら弾丸でバイクを持って行く意味は全くなかった。ずっとフェリーに乗っていないと帰られないからだ。上甑島に降りてしまうと、15分後には出航してしまい、本土に戻れるのは翌日になってしまうのだ。
ところが2020年8月末に、上甑島と下甑島が橋で繋がった。というミラクルなことが発生した。ここで上記ダイヤに戻ってみよう。橋で繋がったことにより、上甑島里港12:35着 ⇒ 下甑島長浜港14:20着の間で、約2時間作れるのだ。延々と動く場合は当然フェリーは早いが、この短時間で寄港するのなら、断然バイクの方が早い。Google先生に聞いたところ、里港⇒長浜港は1時間程度なので少しなら寄り道をする時間はありそうだ。
という訳で、平たく言えば橋の開通により、弾丸でもバイクを持って行く意味が多少出来る。ということだ。じゃなかったら、単純に人だけ往復すれば費用も少なく済む。でも2時間弱愛車で走れるのなら、持って行く意味も多少はあるだろう。
いずれ橋が完成したことにより、各港に寄港するようなダイヤでは無くなる可能性もあると思うが、現状まだダイヤが変わっていないので、弾丸が出来ることを補足しておく。ただ、やっぱり普通の人ならそこそこの広さがあるので数日滞在した方が良いと思う。

現状を解説したところで、のんびり外を眺めつつ時折甲板に出ながら船旅を楽しんでいた。そうこうしていると、フェリーは上甑島里港へ定刻通りに到着した。

バイクの元へ戻るように指示があったので、車両甲板に降りる。クルマは結構詰まっていた。当然国盗りは忘れずにしておく。上甑島の空をGet出来た。
早速上甑島に降り立った。まず港の目の前に、予約をしていたホテルがあった。リゾートホテルのような感じでオシャレそうだが、私が泊まるホテルとしては金額が高かったので、キャンセルすることになった。
早速横浜のライダーさんと別れてしまったが、彼はどこにテントを張るのだろうか?気になるところだ。私の方はそんなことを気にしている余裕は無いので、少しでも展望台を巡るべく出発する。ツーリングマップルを見る限り、最低見たいと思っていたのが、長目の浜と甑大橋だ。
串木野本土側では雲が多かったが、甑島も多少あるものの青空も見えてて、これなら良い景色が見れそうだ。早速里港近くの長目の浜を見に行く。ちょっとした里の集落を越えていくと、すぐ人家が無くなったので快適に走る。

長目の浜展望所に到着。まずは看板と一緒に撮影。

白い砂浜が程良いカーブを描いているのが、実に素晴らしい。一発目の展望台で、既に甑島の素晴らしさが良く分かる。

バイクと一緒に写真に撮るのはやはり難しかった。
現在居る所は長目の浜の南端に当たるのだが、北端からも見れる展望台があるようだ。ただし、今回は時間が限られているので、諦めて次に向かう。
上甑島の中腹をグルっと県道を回り、中甑島の入口にやってきた。元々上甑島と中甑島は橋で繋がっていたのだが、中甑島と下甑島が繋がっていなかった。気持ちの良い交通量の少ない橋を通って中甑島に入り、甑大橋を望める展望台があるようなので山の中に入っていく。
少しフライング気味に山中に入ったためか、案内が見当たらなかった。細い道を進んで行くが、セローなので全く問題無し。少し引き返すこともあったが、探していた木の口展望台に到着した。

標高の高い所から、下甑島と甑大橋を望めて素晴らしい景色だ。このカーブを描く甑大橋の光景が良い。

少し寄ってみる。

さらに望遠でも撮影。こういう光景を見ながら一服休憩するのがたまらない。時間も無いので次の展望台に移動する。

次に、木の口展望所からすぐ近くにある、帽子山展望所へ来てみた。

こっちは、中甑島の漁村が見えるくらいで大した展望ではなかった。時間も無いのですぐ出発。県道に戻って下甑島へ向かった。トンネルを越えると、甑大橋が出てきてテンションは中々上がる。

おあつらえ向きに停車帯があるので、写真も撮りやすい。

手前の道を真っ直ぐなアングルにしてみる。

船を通すために上がっている部分の感じが非常に良い。
甑大橋の展望も中々良かったが、風が強くてヘッドキャップ辺りが飛ばないように、気を付けなければならない。
撮影を楽しみ甑大橋を渡って下甑島に入った。ここで国盗りを忘れずにして、上・下甑島の空をGetする。先ほどの写真にもチラッと写っているが、今度は下甑島から甑大橋を見渡せる展望台が灯台と一緒にありそうなので、そちらに行ってみよう。

鳥ノ巣山展望所に到着。こちらも多分に漏れず風が強かった。灯台と一緒に甑大橋を撮影。

完全な晴天とはいかなかったが、これだけの展望があれば来てよかった。

甑大橋を真っ直ぐなアングルにしてみる。

これで最低行きたいと思っていた展望台は行くことが出来た。他にも、この後東京の医師かなんかが、無茶なクライミングをして全国放送にも映ってしまった「ナポレオン岩」とか、端っこマニアとしては岬がいくつかあったりするが、とても回っている時間は無い。そろそろ下甑島長浜港に向かうことにしよう。
ここからも、殆ど交通量が無い島の道を大変楽しく走る。所々で私を載せてくれた and これから乗るフェリーが見えていた。段々追いついていくのが感じられたので、何とかなりそうだ。

無事に長浜港へ14:00頃到着した。甑島にもコロプラ土産があったので、忘れずにGetしておく。上甑・中甑島では取れなかったので、下甑島のみで取れるみたい。係員の案内に従い待機場に停めて、早速乗船手続きをする。
そしてバイクに戻ってきたくらいに、ちょうどよくフェリーが入港してきた。旅というのは地域にお金が回るので良いことだが、残念ながら時間が無かったので、フェリー会社を除いて1円たりとも甑島でお金を使わなかった。というより使えなかった。
入港後何台かのトラックが出てきた。昔ならたくさんの車両が出てくるのだろうが、今は特に観光客は殆どが上甑島で降りるのだろう。早速フェリー内に乗り込むが、珍しくバイクは後でクルマが先に入っていった。

大体バイクが一番に入って端っこに置くことが多いのだが、このように普通の平面部に置いた。クルマは少し厳しいだろうがこういう配置が出来るのなら、バイクならやはりどこか隙間に置ける可能性は十分高いだろう。
プチ弾丸だが素晴らしい景色を楽しめた甑島を出港する。横浜のライダーさんはどこにテントを張ったのだろうか。明日は大雨の予報だが無事を祈る。
帰りは行きに写真を撮っていたので、窓際の席に座りのんびり過ごした。昨日急遽鹿児島市の東横INNを予約したので、大体電波が入ったから残りの時間で何をやろうか考える。
まずは折角の鹿児島なのでどこかの温泉に行きたい。また、多少時間があって鹿児島市ならauショップもたくさんあると思うので、さっさと壊れたスマホを修理に出してしまうのも良い。流石にGW中は対応しないだろうが、中日の平日があるので帰る頃には直って返ってくる可能性もある。
早速auショップを探したらあっさり鹿児島市街で見つかった。さらに、温泉お乃湯というのもその近くにありそうだ。それだったらauショップに先に行って、時間と雨が持ちそうであれば温泉に行ってホテルに向かうことにしよう。
そんなことを考えていたら、2時間の船旅も終わり串木野港に戻ってきた。2時間フェリーに乗って2時間走って2時間フェリーに乗る、という中々謎の行動を取ってしまったが、その制約があるにせよ楽しかった。
早速事前調査通りauショップに向かう。ここからは市街地を通ることになりそうなので、裏道を案内してくれるかもと思い、Google先生に従って行った。
県道39号から日置広域農道を経由。この道はツーリングマップルにも快走路、と書いてあったが展望も良くて走りも楽しかった。道中に、いちき串木野市・日置市の国盗りをGet。これで薩摩地方の国盗りを制覇出来た。そして、県道を経由して国道3号に合流した。
このまま国道3号を行くのかと思ったら、すぐに謎の道を案内された。クルマだったらイヤな道だったが、バイクなので問題無い。
よく分からない道を通ると、県道206号に合流してそのまま進むと鹿児島市街に出た。早速auショップに駆け込む。
auショップのお姉さんに症状等を伝えて修理をしたい旨を伝える。私の住所は調べればすぐ分かるので、若干の怪訝な顔をされたが、代替機も要らないし修理に出してくれれば良いだけなのに、色々聞かれた。
こちとら残念ながらこの手の経験は慣れっこなので、良いからさっさと引き取ってくれ、と思ったがこういう客はあまり居ないのだろう。何せ2020年だけで2回もスマホが壊れて対応をしている。
しかし、相変わらずマニュアル通りの充電不良だった場合は、純正の充電器は使っているか、と聞かれる。今時純正の充電器を使っている人がどのくらい居るのだろうか。聞いてみたいくらいだが、メーカー側も全ての互換性・相性なんか調べられないだろうから、こう言うしかないのも理解は出来る。悪質なクレーマーにはなりたくないので、控えることにしよう。
何とか引き取ってくれて、修理が完了したら自宅に送ってくれるように段取りをした。すぐ近くにコンビニがあったので、コーヒーを飲んで一服する。
前述したように、近くに温泉があるからまだ時間もあるし行こうかと思った。一応雨雲レーダーを確認したら、どうやら1時間後から雨雲が近付いてきそうな感じになっていた。空を見ても少し怪しい感じだったので、先にホテルに向かうことにしよう。
事前調査だと、軒先にバイクを置けそうな感じだったが、5台くらいが限界で溢れると隣の有料駐輪場に置くようにホテルのHPに指示があった。有料、と言っても一晩200円くらいだったと思うので、そのくらいなら払っても良いが、防げる出費は防ぐのが無難だ。他のバイク乗りも雨を避けたいと思うのは万国共通なので、早めに行った方が良いだろう。しかし、ちゃんとHPに記載があるのが非常に好感が持てる。バイクの駐車については、記載が無い所が殆どだから。大体何とかなるのだが。
ということで温泉を諦めてホテルに向かうことにした。街中なので、こちらもおとなしくGoogle先生に連れていってもらう。国道3号線を鹿児島市街に向かうと、路面電車が見えた。鹿児島も路面電車がある街なので、何だかワクワクしてしまう。

Google先生に従い、18:00頃「東横INN鹿児島天文館Ⅰ」に到着した。既にバイクが4台並んでおり最後の一枠を確保出来た。危なかったが、温泉に寄らずにホテルに向かって良かった。雨の予報の時に軒先とは言え、直接雨が掛からない場所にバイクを置けるなんてこれ以上のことは無い。
手指消毒をしてホテルにチェックインする。バイクジャケットを脱いで、動きやすい服装に着替える。
少し落ち着いた所で周辺を調べてみた。どうやら、歩いて10分弱くらいの所に温泉があるようだ。そのくらいなら傘を持っていけば雨が降っても良い。温泉に行って疲れを癒し、その後夕食に行こう。鹿児島らしいものを調べてみたら、PayPayも使える黒豚トンカツ屋があった。これでこの後の行動が決まった。
温泉と言っても銭湯のようなので、シャンプー・石鹸は無いみたいだ。一応使い捨てのを持参はしているが、どうせ翌朝もシャワーを浴びると思うので、無くても良いだろう。自分のタオルを汚さなくても良いように、ホテルのタオルを持って行く。
18:30頃ホテルを出発する。ついでにバイクの荷物を確認していたら、1台バイクがやってきたがもう一杯なので、隣の有料駐輪場に向かって行った。有料とは言え、事前に分かっていれば対応はしやすいので、この東横INNの案内にも記載があったから非常に親切だと思う。
そんなことを考えながら、温泉に向かって歩いて行く。しばらく歩くと霧島温泉の看板が見つかった。霧島は鹿児島市街からかなり離れた所なので、何故こういう名前になっているのか疑問だが、そんなことはどうでもよい。
霧島温泉は昔ながらの番台がある温泉で、たまにはこのような所も良い。露天風呂は無く、小さな内湯とサウナ・水風呂があるが、記憶がうろ覚えだがサウナはコロナの関係で閉鎖されていた気がする。
温泉に浸かり、洗い場で頭だけ洗おうと思って水洗いだけしていたら、隣のおじさんが「持ってないなら使いな」とシャンプー等を貸してくれた。朝シャンで、ちゃんと洗おうと思ってたので別に構わなかったのだが、折角の好意を無下にするのも何なので、ありがたく使わせてもらう。洗い終わった後は当然ちゃんとお礼を言っておく。
水風呂はそこまで冷たいものでは無かったが、逆にサウナが無いのでちょうど良い温度だったから、内湯⇔水風呂を2set繰り返してあがった。やはり温泉は良い。ヌルスベとまではいかなかったが、温まりも良く匂いも温泉らしかったので楽しめた。
疲れを癒したところで、夕食に向かった。鹿児島市街に雨雲が近付く予報だったが、結局雨は降らなかったので傘は要らなかったからありがたい。天文館のアーケードを歩いてみたが、新鮮なので中々楽しい。

今回のお店は味の六白さんにしてみた。中に入ってみたが、GW中にも関わらず閑古鳥が鳴いていた。コロナの影響だろうか、ホントに飲食店は気の毒だ。

少しでも経済貢献するべく、黒豚トンカツ定食を美味しくいただく。肉厚でとても美味しかった。

鹿児島らしく焼酎が並んでいた。お酒も飲めれば更に貢献出来そうだが、残念ながら下戸なので、焼酎みたいな度数の高い酒はとても飲めない。
美味しくいただいた所で20:00過ぎにホテルへ戻った。結局雨は降らなかったのでありがたい。温泉も済ませているので出費管理をしゆっくりする。
天気予報は相変わらず明日の昼過ぎまで雨が続くようだ。しかし、それ以降は何とか持ちそうだ。明日は18:00鹿児島谷山港発屋久島行きのフェリーに乗船する予定なので、雨の中乗るということは無さそうだ。
それ以上に嬉しかったのが、明後日の屋久島・種子島が晴れ予報に変わってきた。でも天気は周期的に変わるようで、3日後は雨の予報だった。予定では屋久島に泊まって翌日種子島に渡るつもりだったが、晴れの内に両方回った方が良いかもしれない。屋久島滞在時間が6時間くらいになってしまうが、島の雨は辛いのでこういう立ち回りも良いだろう。
予約している屋久島のホテルは前日までキャンセル可能なので、明日の予報を確認してまた考えることにしよう。それよりも明日の雨をどう乗り切るか、が先決だ。
色々調べたところ、鹿児島は歴史のある街なのであっさり色々出てきた。まずは、鹿児島市電の駅がハイドラCPになっているので、全部Getしたい。鹿児島市電の1日乗車券が安かったので、まずはそれで周ってみよう。経験上、バイクならホテルに置き去りにしていっても問題無いことが多いので、まずはホテルにお願いしてみよう。
それから沿線上の博物館的なものを探した。まず目を引いたのは「維新のふるさと館」だ。鹿児島県=旧薩摩藩は明治維新の重要な立場を担っていたので、ここは決まりだ。後は、島津家居城の鶴丸城とかだろうか。やはりいくらでも楽しめそうな所がありそうだ。市電の移動中にでも他にも調べてみよう。
予報通り午後から動けるのであれば、出来ればしたいのがセローのオイル交換だ。セローで行くのを決めたのが直前だったので、微妙に早いがオイル交換の距離が近付いている。この鹿児島市を逃すと、オイル交換の時間を取れない可能性が高い。鹿児島のレッドバロンが産業道路沿いにあるようなので、谷山港に向かう途中だからちょうど良い。
後は温泉を済ませたい。明日乗る予定のフェリーはいびすかすは、元々貨物船なので大浴場のような優雅なものは無い。調べてみると、慈眼寺温泉というのが方角的には良さそうなので、そこにしよう。
その2つを済ませて16:30くらいに到着することは午後一に出れば十分可能だろう。これで明日の予定も大体決まった。
天気が悪いのが残念で甑島を弾丸で帰ってきてしまったが、こればっかりは文句の言いようが無い。でもその中でも楽しめそうな感じになってきたので、楽しみだ。明日も早起きするためにさっさと寝ることにする。
宿泊地:鹿児島県鹿児島市 東横INN鹿児島天文館Ⅰ 4,500円朝食付
風呂:霧島温泉 420円
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