
■11日目 5/10(月) 天気:晴れ
走行距離:349.2km
神戸港に朝到着。そこからハーバーハイウェイ・阪神高速・西名阪道・名阪国道・東名阪道・伊勢湾岸道・新東名と、全て高規格道路を通って、静岡に帰ってきた。
朝5:00前頃起床。昨日事故で打った胸が、寝返りを打つと痛かったので若干辛かったが、何とか寝ることが出来た。一番ホッとしたのが、昨日と比べても、特段に酷くなってなかったことだろう。これくらいなら、日常生活にもそこまで影響は無さそうだ。一応様子を見つつ、これ以上酷くなるようであれば病院に行ってみよう。胸なので肋骨辺りなのであろうが、肋骨は対処のしようが無いと思うので、病院には行っても仕方が無さそうだが、酷くならないことを祈るばかりだ。

折角早起き出来たので、甲板に出てみた。フェリーはちょうど紀伊水道辺りだと思われた。紀伊半島から出てくる朝陽を見ることが出来たが、何故かカメラを持って行かなかったので、これ以上良い写真が無かった。
朝陽を眺めたところで船内に戻る。大浴場があるので朝風呂に入りたいところだが、あまり温めるのも良くないかと思い、ここは自重する。昨日コンビニで調達した朝食を取った。

その後は神戸港到着までのんびりする。前日は夕方の暗くなり始めた乗船だったので、大好きなフェリーの排気塔を撮影。

淡路島を過ぎたところで明石海峡大橋が遠くに見えた。結構距離があるな、と思ったがその名の通り明石に掛かっている。神戸から明石はそこそこの距離があるので遠いのだろう。

段々神戸の街が見えてきた。

さらに近付いていく。雲一つ無い晴天で素晴らしい。天気予報を見たが、静岡まで雨の予報は無かった。一旦船内に戻り、いつでも出発出来るように準備をしておく。

海沿いに歴史のありそうな建物があったが何であろうか。

ハーバーハイウェイの橋が見えた。

神戸港のターミナルが見えてきた。本州に帰ってきた。

だだっ広い車両待機場が港らしい。
フェリーは定刻通り、神戸港三宮ターミナルに到着した。余談だが、神戸港は当然規模が大きい。今回乗った宮崎カーフェリー以外にも、阪九フェリー(新門司港行き)。さんふらわあ(大分行き)があるが、そちらの2つは同じ神戸港でも乗り場が六甲アイランドにあるようだ。
なので宮崎カーフェリーも六甲アイランドだと思ったが、乗り場が少し違うので気を付ける必要がある。バイクなら良いが、クルマの場合はハーバーハイウェイが有料なので、ケチろうと思うと阪神高速に入るまで少し手間になる。
さて、後は静岡まで帰るだけだ。結局バイクは1台も増えておらず、私1人のようだった。詳細はよく覚えていないが、下船するクルマが多かったので結構待ちそうだな、と思っていたら別の下船口もあってそちらから出るように指示された気がする。

その前にトリップメーターを確認。初日の静岡~大阪南港までが357.2kmだったので、九州内を2,172.3km走ったことになる。9日で島にたくさん行った割には、1日平均240kmとそこそこ走れたかな。
久しぶりの本州の地に降り立つ。ボロボロに傷付いたジャケット・パンツ・セローで走るのは辛いが、やり遂げなくてはならない。下船したトラックで渋滞していたが、横が広かったので抜けて行く。前述したハーバーハイウェイに入るべく案内に従い曲がっていく。
しばらく走ると料金所があった。ハーバーハイウェイは有料道路でETCが付いていないが、皆さん回数券で払っているのだろうか。流れは良かった。ちなみに、この道路は二輪は無料。珍しく優越感を感じられる道路だ。ちゃんと料金所の所に、二輪無料と書いてあった。料金所なので一応止まった方が良いのかと思ったが、前に他のバイクが居たので様子を見たところ、完全にスルーしていたので私もそうした。何も問題は無かった。
有料道路なので実に快適。神戸の街並みを望みながら走るので中々楽しかった。しばらく走ると六甲アイランド方面と阪神高速の分岐があったので、住吉浜ICから阪神高速に入った。
平日なので渋滞を気にしていたが、神戸線ではなく湾岸線なので大丈夫そうだ。しかし、今までは湾岸線が順調でも、どうしても大阪のど真ん中である環状線に入る必要があるので、そこで流れが悪くなっていた。今日も平日なので軽い渋滞が発生しているみたいだ。
ところが2020年に、阪神高速6号大和川線が出来た。この道は、堺から東に向かい環状線を通らずに松原JCTに行ける道だ。このルートなら、よっぽど渋滞は発生しないように思えるので、ますます快適になりそうだ。渋滞さえしてなかったら、環状線は本当に大阪のど真ん中を走るので楽しいのは楽しいのだが、今後は交通状況に応じて選択していくことにしよう。
という訳で、阪神高速はしょっちゅう通っているが、環状線が渋滞しているので、この阪神高速6号大和川線に行こうと思う。初めて通ることになる。今までは渋滞していなかったので、環状線に行っていた。
話が逸れたが、そんなことを思いながら湾岸線を走る。10日前に出発した、大阪南港名門大洋フェリーターミナルがよく見えた。あそこから意気揚々と出発したというのに、楽しい時が経つのは早いものだ。
堺に入った所でちゃんと案内があったから、迷わず6号大和川線に入る。私はてっきり首都高中央環状線のように、川を見下ろしながら優雅に走るのかと思っていたが、殆どがトンネルだった。
雨の日や夏なんかは良いかもしれないが、やはりトンネルを走ってもつまらない。新しく出来た高速なのでやはり地下に作るしかなかったのだろう。これだったら、多少の渋滞なら環状線に行った方が、走るのは楽しそうだ。
それでも全く渋滞に引っ掛からず、あっさり松原JCTに到着した。神戸から1時間掛かっていない。やはり高速は早い。西名阪道に入って、天理PAで1回目の休憩を取る。胸は相変わらず少し痛いが、十分バイクの運転は可能だ。
少し休んで出発。そのまま名阪国道を突っ切った。高速をケチろうかどうか迷ったが、事故の影響もあり心理的に早く家に帰りたい気持ちの方が強かったので、そのまま高速を走り続けることにした。私にしては、やたらリッチだが事故を起こしたので仕方ない。
亀山ICから東名阪道に入り、御在所SAで2回目の休憩。伊勢湾岸道に入る。Ninjaなら大体メーター読み105km/hでひたすらキープするのだが、セローだと100km/h維持が少し大変なので、90km/hで走っていた。このくらいなら、全然セローでも高速を走れる。
豊田JCTから新東名に入って、長篠設楽原PAで3回目の休憩。少し早いがここで昼食を取った。いつでも来れる所だから写真は撮らなかった。
お腹を満たした所で走行開始。どうやら無給油で神戸から帰れそうだ。ここまで来ればセローでゆっくり走っても1時間程度なので、もう着いたようなものだ。あっさりと最寄りICに到着し、近所のGSで給油して何と13:00に帰ることが出来た。神戸から5.5時間で到着するとは、やはり高速は素晴らしい。あんなに高くなければもう少し使うんだけどな。

今回の走行距離は2,878.7kmだった。11日でこれは中々少ないが、島巡りと雨で沈没が少しあったのでこんなもんだろう。ほぼ下道で1日平均260kmを走り続けた。想像以上に早く帰ることが出来たので、明日の仕事に備えて昼寝をしたり、体を休めるべくのんびりした。
今回は潔く、天気も悪いし途中で重いキャンプ道具を送り返してしまった。無料のキャンプ場だったので、宅配便代を差し引いても損はしていないと思うが、やはりキャンプだと雨が降ったり夜移動するのには向かない。
走り続けてくれたセロー君に感謝感謝!GWの九州ソロツーリングが終わった。今回特に印象に残ったのは、
・事故
・島の風景は良い。特に種子島が気に入った。
・セローでガッツリ長期休暇全旅は初だったが何とかなった。
・事故&事故
・・・やはり事故を起こしてしまったインパクトは強い。最終日に起こしてしまったので、しばらくは今まで楽しかった分が台無しだ、と落ち込んだ。でも冷静に考えてみると、いつ事故ろうが多分落ち込む。それだったら、極端な例だが初日よりはマシだろう、と思うことで少しは気分的に楽になった。
残念な思いも全く0では無いが、今となっては九州が楽しかったイメージの方が強い。やはり旅は良い。特に島旅が気に入りだした。もっと堂々と行けるようになることを願う。
GWの九州ソロツーリングもこれで終わり。ご覧いただきありがとうございます。
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