
■2日目 7/16(金)
AMに与論島の北側を周り、鹿児島行きのフェリーに乗って奄美大島に渡った。
起床し指定された時間に食堂に行き、朝食を美味しくいただいた。
食事をしながら大変気さくな宿の主人が、与論に来たなら是非シュノーケルをしていったら?と提案してくれて、知り合いの業者がAMで対応可能だ、と既に連絡を取ってくれていた。
折角なので便乗したいところだが、今日は12:10発の鹿児島港行きのフェリーに乗らなければならない。それでも出来ますか、と聞いたらそれは難しい、という回答だった。どうも、私が那覇から来たので、下り方面に行くと思っていたようなので、そこで認識違いがあったようだ。残念ながら今回は、シュノーケルは出来なかった。

昨日撮影していなかったロッジの写真。隣にはBBQエリアもあって、原付を目の前に置けて便利だ。今日の予定は、前述したようにフェリーに乗るまでの時間で与論島をもう少し周ってみる。昨日南半分を周ったので、北半分を見てみよう。
その前に、この宿近くに赤崎鍾乳洞というのがあるようなので、そこに行ってみよう。9:30受付開始のようなので、それまで宿でゆっくり過ごす
時間になったので、お世話になった宿の主人に挨拶をする。荷物は大丈夫か、と言われたが原付は港で乗り捨てするし、また取りに戻るのも面倒なので「大丈夫」と言っておいた。

宿からすぐなので、あっさりと赤崎鍾乳洞に到着。受付をし入場料を払うと、LEDライトを貸してもらえた。どうやら私が今日第一号の客のようだ。

ライトを借りたが、鍾乳洞内は照明もあってあまり必要なさそうだ。

年甲斐も無くワクワクさせる、良い感じの洞窟だ。

やはり鍾乳洞内は涼しくて良い。

確かに千枚田のような模様を造成していた。それよりこんな光も差さない所で、ライトの照明に向かって伸びる雑草の生命力に驚かされる。

剣の間、と名付けられていたが冒頭の写真もそんな感じなので、どうしてここだけ強調されているのか良く分からない。

大きくない鍾乳洞だったが、ゆっくり20分掛けて見て周った。出口で光が差す感じが、洞窟っぽい。出口に差し掛かった所で、新たな人が入ってきて入れ違いとなった。その人もゆっくり見ることが出来るだろう。

赤崎鍾乳洞を楽しんだ所で出発。北側に向かう途中に、昨日も訪れた奄美十景の大金久海岸に再訪してみた。

昨日よりは雲が多いが、遠浅の海と白い砂浜が美しい。
さて次はどこに行こうか。適当に海岸線を走って寄りつつ、目ぼしい所を見つけてみよう。

いくつかの海岸に寄りつつ、看板があった寺崎海岸に立ち寄る。

映画「めがね」のロケ地だそうだが、残念ながらその映画を存じない。

でも、この景色は確かにロケをするには良さそうだ。

この右下の少し飛び出ているところが、先ほどの看板にあった龍だそうだ。

この海の色と砂浜がたまらない。
寺崎海岸の撮影をして、次のスポットに進む。キレイなので良いのだが、海ばかり見ているので趣向を変えて、高台から島を望めるような場所に行ってみたい。展望台が無いか探してみたら、ちょうど与論島の中心にありそうなので行ってみよう。

あまり案内も無かったが、Google先生に何とか連れてきてもらった。立派な東屋と駐車場があったが、誰も居なかった。

舵引き丘というのが正式名称で、地元の呼び方で「ハジピキパンタ」と呼ばれているのだろうか。

島の中央で少し登るから、展望が広がるかと思ったがそうでもなかった。沖縄本島は見えたが、目の前に学校があったから、それ以上の展望が見られなかった。
さて、そろそろ港に向かわなくてはならない。どこかで昼食を取りたかったが、あまり時間が無さそうだ。スーパーに寄って、何か食べる物でも買おうかと思ったが、パッとしたものが無かった。長距離フェリーなので、船内で何か食べられるだろうと思い、飲料だけ買って与論港に11:30に到着。フェリーが来る20分前だから全然問題無いと思っていたら、ちょうど係員さんが窓口を閉鎖しようとしていた。
慌てて声を掛けて大島まで行きたい旨を伝えたところ、予約について聞かれた。確かに乗船時間は長いフェリーだ。でもこんな平日の長期休暇中でも無いのに予約の必要は無いと思っていたが、つい先ほどまで満席だったそうだ。ちょうどキャンセルが出たから大丈夫、とのことだったが肝を冷やす。このフェリーに乗れないと全てが崩れてしまうので、心中穏やかではなかった。
無事乗船券を購入できたので桟橋に向かう。この与論港は構造が中々面白く、待合所と乗船場所がかなり離れていた。バイクを借りた南国レンタカーさんからも、桟橋まで行って適当に置いてくれれば良い、と言われていたので良かったが、知らなかったら待合所に置いていたことだろう。雨の日なんかは大変そうだ。
桟橋まで行くと、大きな屋根付きの待合所があり、結構な人で混雑していた。与論島から出る人も多いみたいだ。言われた通り、邪魔にならない所に原付を置いておく。キーは指示通り差しっぱだが、離島なので問題無いのだろう。

しばらく待つと、マルエーフェリーあけぼのが入船してきた。これから奄美大島まで8時間と、そこそこの船旅だ。早速フェリーに入ると、コロナ禍のためか座席は指定制になっており、席番号の札を貰った。中に入ってみると、そこまで混雑は無かった。このフェリーは途中、沖永良部島と徳之島に寄港するのだが、そこで増えるのだろうか。もしかしたらコロナ禍のため、間隔を大きく取っているのでそれで満席になっているのかもしれない。
フェリーは定刻から若干遅れて12:15に与論島を出発していった。昨日Getしたから与論空港には今日は寄らなかった。しばらくハイドラを起動していたが、航路からは空港CPはGet出来なかった。空港CPは甘いことが多いのだが、与論島に来ておいて良かった。本当は伊江島に行く予定だったのだから。
まずは売店に行ってみると、弁当を売っていたので買って食べた。お腹を満たした所で初めて乗るフェリーだから船内を散策。先ほど満席未遂だったが、このフェリーは那覇~鹿児島を24時間掛けて結んでいる。そのような長距離フェリーだから、寝台もあるので最悪そちらにすれば問題無いと思っていた。
少し覗こうと思ったら、鍵が掛かっていた。昼間はわざわざ寝台にする人も少ないだろうし、予約が無いと開放していないのだろうか。それだったら、もし本当に2等が満席だったらどうなるのだろうか疑問に思った。客席があるのだから、要求があれば解放するような気もするが。

そんなことを思っていたら、沖永良部島伊延港に到着した。時刻表では和泊港だったが、風向きとかによって寄港地が変わるのだろうか。忘れずに和泊町の国盗りをGetしておく。このためだけに、わざわざ時間の掛かるフェリーでの移動を選択したのだから。空港CPがあるので、いずれは再訪はしてみたいところだ。沖永良部島は鍾乳洞が多いらしい。
乗船時間は8時間、と前述したが各島で30分ずつ停泊するのでそれは時間が掛かる。物流を担っているので仕方が無いだろう。
沖永良部島を出港したところで、少し座席で横になった。2等とは言えマットレスもあったから中々快適だ。横になっているといつの間にか寝ていたらしい。
起きると今度は徳之島が近づいてきた。港がある場所とは違う、伊仙町の国盗りをするべく近づいた所で無事にGet出来た。恐らく大丈夫だと思っていたが、港とは違う場所なのでGet出来て良かった。

その後すぐ徳之島亀徳港に入港した。徳之島は奄美諸島で2番目に大きな島だが、軽く調べた限りはこれと言った目玉が見当たらなかった。この島にも空港CPがあるのでいずれ来てみたいが、それまでにはどこに行こうか調べておこう。
徳之島を出港し、次がいよいよ奄美大島だがまだ4時間くらい掛かる。しばらくゆっくりして、良い時間になったから今度は売店でカップ麺を購入し、夕食とした。奄美大島到着は20:30で流石に遅すぎるから仕方ない。

お腹を満たしたところで18:30頃甲板に出てみたら、良い感じの夕暮れになっていた。

長距離フェリーなので、甲板も広くアウトドアチェアを持ち込んでのんびりしている人達も居た。

奄美大島が見えてきた。いよいよ初上陸も近くなり、非常に楽しみだ。

時は進み19:20頃ようやく陽が沈んできた。

島らしきものが見えたが、恐らくトカラ列島のどこかであろう。

フェリーの軌跡と夕暮れの感じが素晴らしい。

雲が多くて水平線に沈む夕陽は見れなかったが、雲の色が良い。

大好きなフェリーの排気塔。何故かかなりカッコ良く見える。

マジックアワーの雲の色の変化をずっと甲板に居ながら眺めていた。やはり船旅は好き。

月がわずかに見えたので撮ってみた。
夕暮れの景色を存分に楽しんでいると、そろそろ奄美大島名瀬港到着のアナウンスが流れた。座席に戻り出発準備を整える。真っ暗だったので写真は撮らなかったが、定刻通り名瀬港に到着した。
下船口に行ってみると、殆どの乗客が降りていくような感じだった。やはり、奄美大島が奄美諸島の中心ということだろう。周りの話を聞いていたら、夏らしく色んなスポーツの大会があるようで、それで関係者も含めてこんなに人が乗っているみたいだ。離島の人は、大会をするにも移動が必須なので大変そうだ。
フェリーから降りて、奄美大島の地を踏んで初上陸を果たした。といっても、本格的に動くのは明日からなのでさっさと宿に入ることにしよう。その前に、素泊まりで予約していたから朝食を調達するため、港の目の前にあったマツモトキヨシで買い出しをする。
その隣が予約していた奄美ポートタワーホテルだった。手指消毒をしてチェックインする。このホテルは大浴場があったので、早速汗を流す。前日はシャワーだったのでやはり湯船に浸かれるのはありがたい。
ゆっくり疲れを癒して出費管理をする。明日は名瀬の中心地まで歩いて行って、レンタカーを借りる。バイク、という選択肢もあるが、奄美大島は大きいしスコールが来る可能性が高いので無難にクルマにした。名瀬港は少し市街地から離れているが、中心まで徒歩10分程度なので近い方だろう。
そんなことを考えながら、眠りにつく。
宿泊先:鹿児島県奄美市 奄美ポートタワーホテル 4,600円(風呂付)
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