
■3日目 7/17(土)
朝イチでレンタカーを借りて、奄美大島を周った。
朝6:00頃起床。朝風呂に入ってサッパリし、前日調達した朝食を食べる。出発準備を整え、レンタカーは8:00からだったので7:50頃宿を出発。
名瀬の街を眺めながら10分程歩いて奄美レンタカーに到着。ここのレンタカーを選んだ理由としては、値段もあるが街中に店舗があることと、奄美空港に乗捨て出来ることだ。免許証を見せて早速手続きをする。レンタカーはコンパクトクラスにしたが、ヴィッツだった。
これで足を手に入れたので自由に動ける。奄美大島でのノルマは、国盗りが2か所と道の駅・水族館・空港CPだ。これを達成するには概ね奄美大島を一周する必要がある。明日も時間があり、今日も名瀬に宿を取っているので、名瀬から西側を今日は周ることにしよう。
まずは国道58号を西に向かう。コンビニがあったので、コーヒーを買うべく立ち寄った。名瀬の市街を抜けてからは交通量も減り、南国らしい雰囲気になってきた。30分程クルマを走らせると、道の駅「奄美大島住用」に到着。CPと国盗りをGet出来た。また、これで鹿児島県の道の駅CPを制覇したのでご満悦。
折角なので館内を見たが、やはりカヌーやシーカヤックでマングローブ林に入るようなアクティビティが人気のようだ。そういうのにも興味はあるが、やはりソロで申し込むには敷居も高く、時間も限られているため断念する。
とはいえ折角南国に居るので何かしらの観光はしたいので、古仁屋に水中観光船というのがあった。これに乗ってみようかと思う。1時間に1回出るみたいだ。
早速古仁屋方面へ進むが、少し時間の余裕がありそうだ。ツーリングマップルを眺めたところ、高知山に展望台があるみたいなので行ってみる。
少し道が狭かったが離合出来ない程ではなかったので、注意しながらどんどん標高を稼いでいく。

道の駅から30分程走ったところで高知山の駐車場に到着。

駐車場から遊歩道を登っていくと、螺旋状の展望台があった。

展望台を上がると、そこには絶景が待ち構えていた。瀬戸内や天草のような、多島景観が大変良い。

目の前には加計呂麻島があった。時間があればあの島にも行ってみたいところだが、今回は難しいだろう。

眼前に古仁屋の街が広がっている。
高知山の展望を楽しめた。すぐ隣の山にも展望台があるようだが、水中観光船の時間が近付いてきたので港に向かう。
港ターミナルになっている、「せとうち海の駅」に到着。大きな街から離れているところなのだが、駐車場にゲートがありどうやら有料のようだ。恐らく、ここから鹿児島本土へ行くフェリーも出ているので、その長期駐車の対策のためだろうか。当然長居するつもりもないので、どこか適当に置こうかと一瞬考えたが、大した金額でも無いのでおとなしく駐車場に入れることにしよう。無いとは思うが、駐禁切られるのも馬鹿らしいし。

早速せとうち海の駅内にあった窓口で、水中観光船せとの申し込みをした。想像していた受付と違って、旅行代理店のような感じだったので少し入りづらかったが、大きな幟があったのでまだマシだった。

出港までに少し時間があったので、周囲を散策。瀬戸内町は、クロマグロ養殖日本一らしく、こんな大きなマグロのオブジェがあった。

時間になったので乗船口に向かう。私の他には家族連れ1組だけ、と土曜の割には寂しい感じだ。

水中観光船は定刻通り出港していった。南の島の夏らしく、青い空と白い雲が眩しい。

素晴らしい景色を見ながら、観光船は沖に進んで行く。
と言っても、この観光船の目玉は外の景色ではない。水中観光船の名の通り、この船は水中を見られるのだ。それを事前に知っていたので、適当な所で船の下の階に行ってみる。

サンゴ礁の中に煌びやかな熱帯魚が優雅に泳いでいた。

海中も真っ青でとてもキレイ。

サンゴも色んな形のものがある。

適当に撮っていたら、ホワイトバランス:WBに「水中」というのがあったので変えてみたら、中々ハッキリ映った。基本的には、目に映るものそのままに近い「太陽光」を主に使っているが、たまにはWBを弄ってみないといけないと思った。

30分程度の水中散歩を楽しめた。船長から「そろそろ折り返す」とアナウンスがあったので船上に出てみた。潮風に吹かれながら、せとうち海の駅に戻る。良い時間になったので、ここで昼食にしよう。

2Fにレストランがあった。先ほどのオブジェにもあったように、マグロを売りにしていたのでマグロ丼にしてみたが、中々美味しかった。
お腹も満たしたところでドライブ再開。次はどこに行こうかツーリングマップルを眺めてみると、奄美大島最南端に近い所にホノホシ海岸というのがあるようなので、そこに行ってみよう。
ホノホシ海岸に向かう途中に高台から湾を望む展望台があった。対向車線だったので帰りに寄ってみよう。

海の駅から20分程度走ったところで、ホノホシ海岸の駐車場に到着。

夏の雲がモクモクとありながら、飛行機雲が出てたので撮影。

駐車場からしばらく歩いて海岸に到着。この海岸は玉石なので、引き潮の際の音が特徴的だった。しばらく座り込んで聞き入っていた。

岩の感じと海の青さが美しい。

中々良い海岸だった。
ホノホシ海岸を後にし、先ほど気になっていた展望台に行ってみる。

到着。ここはマネン崎という所らしい。

南国らしい遠浅の真っ青な海に、釣り船かシュノーケルだろうか。船がいくつか出ていた。
マネン崎を出発し、先ほどの古仁屋にコンビニがあったのでコーヒーを飲む。今度は奄美大島の北岸に向かうべく、県道79号・627号を進む。県道627号は一部離合困難な場所もあったが、大して対向車も居なかったから何とか進めた。
この辺りで少し雲行きが怪しくなってきたな、と思っていたら雨が降りだした。夏の南国は、例え晴れ予報だったとしても、突如としてスコールが発生するので油断してはならない。

と言っても、スコールなので通り雨だから割とすぐ止むことが多い。宇検村中心に近い所で、山と海が見える広場があったので、寄ってみた。

先ほどまで雨を降らしていたであろう雲が山に掛かって、この光景も中々良かった。
またどこかに展望台が無いかツーリングマップルを眺めてみると、特にコメントは無かったが山の中に展望台のマークがあった。Google Mapで見ると、公園があるようなので行ってみよう。道は少し狭かったものの、対向車も全く居なかった。

崎田山園地というところに到着。

中々良さそうな公園だったが、誰も居なかった。

トイレも立派なものが整備されているが、人が居ないのはもったいない。

高台にあるので、展望は中々良かった。

キレイな緑の広場の光景が開放的で素晴らしい。

立派な東屋もあり、他の観光客や家族連れも居らず、とても静かに過ごせてお気に入りの場所となった。
崎田山園地を出発し、奄美大島の北側に抜けるがこの道も狭かったと思う。県道79号に戻ってきた。ここからは、奄美大島の北側を東に進む。

道沿いにあった、大和村の大金久(おおがねく)集落の案内があり、顔出しパネルがあった。

相変わらず海がキレイ。

奄美大島もどこへ行っても絶景が広がっている。
ここで1つ行ってみたい所があった。奄美野生生物保護センター、という環境省が母体になっている施設がある。入場も無料のようなので、こういうセンターを見るのも良いだろう。

先ほどの看板の場所から少しクルマを走らせたところに保護センターがあった。中を見たところ、特に動物の展示とかは無かったが、奄美諸島の動植物の分布や、奄美固有種である「アマミノクロウサギ」の紹介等があり、中々楽しめた。
30分くらいゆっくりセンターを見学して、奄美大島巡りに戻る。次はどこに行こうか。そろそろ水族館CPである奄美海洋展示館でも行ってみようか、と思っていた。
そう思いながら県道79号を走っていたら、岬のところに「西郷どんのロケ地」という幟が立っている場所があった。全くのノーマークだったが西郷どんは見ていたこともあり、1回通り過ぎたがやはり見てみたいと思い直して引き返す。

西郷どんのロケ地らしい、宮古崎の駐車場に到着。看板が小さいが、宮古崎まで1,470mとある。予想以上に遠かった。平坦なら訳ないが、アップダウンのある遊歩道だとしたら片道30分と言った所か。
少し迷ったが、最悪水族館CPは近くに寄れれば良いので、宮古崎を進むことにした。

思勝湾を見渡しながら、暑いが気持ち良く歩く。思ったよりはアップダウンはそこまで多くないのでサクサク歩く。

途中に展望台があったので、そこからの景色。良い感じの稜線が続いている。ここからでは、西郷どんの感じはあまり無かったので更に進む。

この辺まで来ると、見覚えのある感じになってきた。西郷どんのオープニングで、この稜線を歩いていたのを俯瞰した映像や、岬の上で腕組みをしていた記憶が蘇ってきた。
私は勘違いをしていた。あのオープニングは奄美大島がロケ地というのは知っていたが、あやまる岬だと思っていた。改めて調べてみると、宮古崎がオープニングのロケ地のようだ。

岬は熊笹?背の高い木が無いので、見晴らしがとても良い。

先端が2つあったが、流石に1つしか行かなかった。家族連れが前方の稜線を歩いているのが見えた。

西郷どんを見ていた方なら聖地巡礼として楽しめるだろうし、そうではなくても景色が良いので宮古崎はオススメです。少し歩くが価値はあるだろう。
キレイだった宮古崎を楽しみ駐車場に戻ってきた。撮影をしながらだから、往復で1時間程度だった。前述した奄美海洋展示館の営業時間にも間に合いそうなので、折角だから入ってみよう。
宮古崎から県道79号を少し走ったところに、大浜海浜公園がある。その公園内に奄美海洋展示館があり、水族館CPをGetした。

あまり大きな水族館ではなかったが、折角なので入場料を払い入ってみた。思ってた水族館とは少し違ったが、キレイな熱帯魚を見て癒される。

ここの目玉は、ウミガメにエサをやれるところだ。指定時間になったので指定場所で待っていたが、他の客は居なかった。係員さんからキャベツを数切れ貰いやってみたが、噛みつかれる恐れがあるので直接手渡しという訳にはいかなかった。

与論島でも野生のウミガメを見たが、水族館だけあってここまで寄れた。
これで今日のノルマは終わった。後は夕暮れでも見られれば一番だが、現在奄美大島の真ん中の方に居り、今日の宿は名瀬にホテルを予約している。この時期かつ奄美なので夕暮れ時間はかなり遅い。夕暮れを待っていると、夕食等が遅くなってしまうため、今日は諦めることにした。
大浜海浜公園から15分くらいで名瀬市街に戻ってきた。昨日宿泊した奄美ポートホテルを横目に、今日予約していた奄美サンプラザホテルに到着。同じ名瀬のホテルだから、同じホテルに連泊しても良かったのだが、値段や名瀬港入港の時間等を鑑みて、ホテルを変えてみた。奄美サンプラザホテルはほぼ名瀬のど真ん中にある割には、駐車場が無料だったので助かる。
立体駐車場だったので係員さんにタワーを出してもらって入庫。立体駐車場の場合は出入りが面倒だが、朝まで出ないつもりなので問題無い。
奄美サンプラザホテルに手指消毒をしてチェックインする。良い時間になったので夕食を食べに行くが、是非とも奄美郷土料理である鶏飯を食べてみたい。周辺を探してみると、すぐ近くにあるようなのでホテルを出て歩いて行く。

鶏肉料理と、珍しく生を1本頼んでみた。

そして鶏飯が来た。食べ方は分かるか聞かれたので、初めてなので教えてくださいと言った。

ご飯を丼に盛り、具材を好みで掛けてお茶漬けのように汁を掛けていただく。バイキングの一部だったら鹿児島のホテルで食べたことはあったが、ちゃんとした所で食べるのは初めてだ。中々美味しかった。
今回の場合、丼2杯分あったのでかなりのボリュームだ。調子に乗って鶏料理まで注文してしまったから、お腹がパンパンになってしまった。ご飯を残すのは私の信念に反するので、何とか完食。
素泊まりの予約だったので、翌日の朝食をホテル目の前のコンビニで調達しておく。お酒も飲んでしまったので、ホテルに戻ってしばらくグダグダする。酔いも冷めお腹の具合も落ち着いた。このホテルは大浴場があったので、早速汗を流す。昨日に引き続き湯船に浸かれるのはありがたい。
ゆっくり疲れを癒して出費管理をする。明日は、奄美大島東部を巡って、奄美空港から喜界島に飛ぶ。喜界島を周って、夕方喜界空港⇒鹿児島空港⇒羽田空港と大移動して、静岡まで帰る予定だ。
天気予報を見たところ、明日の予報が少し悪い。天気が悪かったら景観が悪くなるので何をしようか調べてみたら、龍郷町に西郷さんの資料館があるらしい。そこにでも行ってみようか。天気が良ければ、奄美最北端とあやまる岬に行ってみよう。
そんなことを考えながら、眠りにつく。
宿泊先:鹿児島県奄美市 奄美サンプラザホテル 3,900円風呂付
■関連ブログ
2021年7月 奄美諸島巡り 1日目 静岡~沖縄~与論島
2021年7月 奄美諸島巡り 2日目 与論島~奄美大島
2021年7月 奄美諸島巡り 4日目 奄美大島~喜界島~静岡帰還