
■6日目 11/4(木) 天気:晴れ後曇り一時雨後晴れ
走行距離:239.6km
島根県出雲市のキャンプ場を出発し、国盗り・ハイドラ巡りをしながら、松江城を観光した。次に月山富田城を訪れて、島根県内陸を巡りながら島根県出雲市のキャンプ場に戻ってきた。
6:00頃起床。夜中に何か物音がして起きてしまった。どうやら深夜にも関わらず、キャンプ場に入ってきてテントを建てていたようだった。大騒ぎはしてなかったが、物音がするのでやはり深夜にキャンプ場に入るのは宜しくないだろう。
後気になるのは、昨日付きまとわれた子猫だ。もう心構えは出来てるので、そーっとテントを開けたら、予想通り昨日と同じくシートバッグの上で寝ていた。追い出すために、シートバッグを何度か叩いたが、中々逃げない。3回くらい叩いてようやく逃げて行った。そんな警戒心で、野生で生きていけるのだろうか。
寝るだけなら構わないが、小便でもされたら臭いが付くし衛生的にもよくないのでシートバッグを匂ったが、大丈夫そうだ。どうやらシートバッグが気に入ったようなので、テント内に収めておく。広くないテントがさらに狭くなるが仕方ない。
テントから出ると、良い天気だった。早速朝食準備をして美味しくいただく。コーヒーを飲んで一服し、後片付けを済ませる。この間、猫除けに何かよい方法が無いか探してみたが、コーヒーの粉を撒くと良いとあった。ドリップコーヒーなので、使用後の粉があるからこれを少量だけど、テント周辺に撒いてみた。
結果は全く効果が無かった。やはりもうどうにもならないので諦めた。トイレに行くが、やはり結構遠いので大変だが、無料なので割り切りたい。先ほど書いた、深夜に来た人達は、出発準備をしている間に出て行った。本当に寝に来ただけ、と言った感じだろう。
今日はテントを張りっぱなしにして、松江などに訪れて島根東部内陸を巡る。それでキャンプ場に戻ってくるつもりだ。
撤収しなくてよいはずだが、何だかんだで遅くなり出発は8:00前になってしまった。平田森林公園キャンプ場を出発する。
国道431号から県道23号に入って、水族館CP「宍道湖自然館ゴビウス」に行って、Getを確認して折り返す。県道に戻って南下し、今度は出雲空港に寄り道。空港内道路をグルっと回って国道9号沿いの道の駅「湯の川」を通過した。
県道57号を経由して、国道54号に入った。この国道は地元を通っているので、思い入れのある国道の1つだ。しばらく走ると、雲南市に入った。国盗り「雲南加茂」「木次」をGetしながら、道の駅「さくらの里きすき」を通過する。
ここから広域農道に入って付須神社付近でコロプラ土産をGet。かなり高額だったので、あまり買えなかったのが残念。広域農道から、県道176号、25号、24号、53号と色々な県道を経由しながら走る。ここら辺は交通量が少なくて、走るのが楽しかった。
県道53号を通ると松江市に入ったところで、国盗り「松江八雲」をGetした。松江市に入ってすぐに神社CP「熊野大社」があった。それなりに走っていたから休憩がてら寄ってみよう。

9:20頃熊野大社に到着。神社CPもGetした。

雰囲気の良い川と青空の風景。

熊野大社というと、和歌山県を思い浮かべるが島根にもある。

流石神在月がある地域。島根県は神話の国で有名だが、神社CPもたくさんあるし、立派な注連縄の神社だった。
熊野大社を楽しみ出発。県道53号から249号に入って八重垣神社横を通過した。山陰道沿線の道を西に向かって国盗り「玉造温泉」をGetし、国道9号に入った。
島根県県庁所在地の松江市なので、交通量もそこそこあったが渋滞はしてなかったのでありがたい。国盗り「松江」をGetした。ハイドラCPもたくさんあって、名橋CP「松江・大橋」道100選CP「塩見縄手」都道府県庁「松江市」神社CP「松江護国神社」とGetしながら進む。

都道府県庁は、これで47全てをGetした。

まだ愛媛県に残ってるが、名橋CPの神様バッチもGet。
時間もありそうなので、予定通り松江城に寄ることにしよう。駐車場の案内があったので、入ってみたらバイクは別の場所だそうだ。係員のおっちゃんに教えてもらって、松江城の周りをグルっと周る。教えてもらった通りに行ったら、そこそこお城の中にまで入れた。しかも無料で、やはりバイクは素晴らしい。

10:20頃松江城に到着。こんな石垣のそばに置けたので、写真を撮る。ここは、少し下り気味になっているので後ろ向きに駐車しておいた。

現存12天守CP「松江城」をGetし、現存12天守CPを制覇した。
この辺で若干雲行きが怪しくなってきた。雨雲レーダーを見ると、どうやら通り雨が来そうな感じだ。流石日本海側。弁当忘れても傘忘れるな、という言葉があるくらいなので雲行きがころころ変わる。
幸い、通り雨っぽいのでうまく立ち回れば、松江城の中に居る間に止んでくれるかもしれない。ヘルメットを下向きにせず、雨が降っても構わないようにしてから、一応傘を持って松江城に向かった。石垣を見ながら天守を目指して歩く。

松江城天守に到着。現存12天守の1つで国宝にもなっている。

この堂々とした佇まい。これが再建ではなく現存というのだから素晴らしい。松江城は全国の城の中でも、No.1に近いと個人的には思う。

違う角度でも撮る。早速中に入ってみよう。検温して手指消毒して、拝観料を払って入った。

現存天守なので、基礎がもうそれっぽい。

中も板張りで、階段もかなり急な造りになっている

祈りの文字が達筆で描かれていた。コロナ収束の祈りだろう。右側は島根のゆるキャラだろうか。出雲大社が兜になっていた。
松江城内を見ていたら、どうやら外は雨が降り出していた。雨雲レーダー通りで、それなりの量が降っていた。バイクは気になるが、室内に居るので全く問題無い。

最上階の展望は、雨が降っているので雲が多かったが宍道湖が見えた。

城は街中にあるが、公園となっており紅葉が進んでいた。松江は空襲に合わなかったのだろうか。

予想通り通り雨だったので、青空が出てきた。そして松江城内から出る頃にはすっかり止んでいた。たまたまだが、上手いこと立ち回ることが出来た。ちょうど室内に入る頃に雨が降るとはツイている。

まだ日差しまでは照らしてなかったが、青空を背景に松江城を撮影。

松江城を見切りながら、青空と紅葉。

日差しが照ってくれれば更に映えるのだが、やはり青空が一番。

松江城天守を楽しみ、公園内を散策する。

石垣から見上げる松江城。

この辺りから空は完全に青空が広がっていた。

天気がコロコロ変わって、これも山陰の特色なのだろう。松江城を巡って楽しめた。

そろそろ良い時間になったので、昼食としたい。松江市街に出ようかと思ったが、動くのも面倒だったので公園内に食事処があったから、ここに決めた。

出雲なのでそばにしたが、この食べ方の案内は撮っていたが、何故か肝心のそばの写真が残っていなかった。割子そばを美味しくいただいたと思う。

お腹を満たしたところで駐車場に戻る。先ほどとは天気が良いので違った写真になった。
松江城を11:40頃出発する。松江市街を抜けて国道9号を東に進む。平濱八幡宮を通過し、国盗り「東出雲」をGetした。途中に行きつけのレッドバロンがあった。そういえば空気圧の確認まではしてなかったので寄ろうかと思ったが、反対車線だったので寄らなかった。今考えると絶対寄っておくべきだっただろう。
この辺りにコロプラ土産があるはずだったが、国道9号沿いでは取れなかった。東松江駅近くまで行ってみたら、ようやくGetした。
松江市の用事が終わったので、県道324号・広域農道・県道180号を走って、国盗り「足立美術館」をGetした。天気が凄く良かったので、これなら是非月山富田城に寄ってみよう。道の駅「広瀬・富田城」を通過して、案内に従い月山富田城へ向かった。

12:50頃到着。砂利の駐車場はあったが、少し下がったところだったから路肩にバイクを停めて、城へ登っていく。

信長の野望とかをやっていたら、ご存じの方も多い城だろう。山陰の大名尼子氏の居城だった城だ。

早速だだっ広い広場が広がっている。

とても良い天気の中、気持ち良く歩く。

少し登ると視界が広がってきた。

中海まで見渡せる、素晴らしい景色だ。ツーリングマップルにも「城下町の風景を見下ろす難攻不落の山城跡」とある。

天守は無いが、この雰囲気が良い。

石垣が残っているが、これが中々見応えがあった。

それでは本丸に向かおう。

石垣の向こうにそびえ立つ一本の木と青空。

二の丸方面を望む。古い城だからか、石垣が雑でこれがまた良い。

本丸に到着。名城CP「月山富田城」をGetした。

本丸には神社があったので、参拝しておく。

本丸からの眺め。雨上がりなので、青空が澄んでいた。ここも山に囲まれていた。

紅葉と城跡の雰囲気が出せた1枚。

のどかな田園風景が広がっている。

月山富田城の本丸からの眺めを楽しめた。軽い登山だったが、しばらく休憩して降り始める。

違う道から降りて行って、バイクに戻ってきた。
月山富田城を出発し、国道432号を南下していく。国盗り「布部ダム」「比田温泉」をGetして走る。この辺りは、ツーリングマップルにも快走とあって、とても楽しく走る。
この道を走っているときに事件が起こった。と言っても、今回は私ではない。結構キツイコーナーを曲がった時に、微妙にタイヤが滑った。確かに若干路面が濡れていたので気を付けてはいたが、肝を冷やしたが何とか立て直した。
すると2台先を走っていた、安来市マークが入った軽トラがスリップしたのだろう。左コーナーだったので、多分リアが滑って立て直そうとしたが、お釣りを貰って右を向いて右側面に突き刺さっていた。
とりあえず、1台前のトラック運ちゃんも停まって救助に入る。私も参加した。運転手の方は、胸に痛みがあるようだが、とりあえず命に別状は無さそうだ。
まずは、軽トラをどかせられないか3人がかりで取り掛かる。1人が運転席に座り、動かそうとしたがよっぽど突き刺さっているのか、タイヤが空転して全く動かない。なので、残り2人が荷台を押し込み駆動を路面に伝えようとするが、濡れているためか全く歯が立たなかった。
そうこうしていると、現場がブラインドコーナーなことに気が付いた。2021年GWに九州で、ブラインドコーナーで事故っているのを経験しているから、これはマズイと判断。三角表示板か発煙筒を炊かないと、と言うとトラックの方が手際よくコーナー入口に発煙筒を置きに行った。悲しいかな事故った経験があるから、何をすべきか気が回ってしまう。
クルマなら牽引ロープも積んでいるが、当然バイクには無い。結局JAFか何かに来てもらうしかないね、という結論に至った。ドライバーの方も大丈夫そうだったので、私はこの辺で出発することにした。
一緒に手伝ったトラックの運ちゃんと事故したドライバーさんに挨拶して、出発した。ほぼ目の前で事故が発生したのは、私も散々出回っているが中々出くわすことは無かった。私も2020年の佐渡。2021年の九州で事故を起こしているので、より安全には気を付けなくては、と肝に銘じる。
こんなことが起こったが、引き続きツーリング再開。国道432号を楽しく走る。奥出雲町に入って、道の駅「酒蔵奥出雲交流館」を通過して、国道314号に出た。国盗り「鬼の舌震」をGetする。
国道314号を引き続き走り、奥出雲町市街を通過した。道の駅「おろちの里」を通過して雲南市に入ったところで、国盗り「雲南吉田」「雲見滝」をGetした。
国盗りを済ませたところで、農道・県道51号、272号、38号を走って道の駅「たたらば壱番地」に14:40頃立ち寄って休憩する。松江道のPAになっているようで、雲南吉田ICに直結していた。ここで久しぶりのソフトクリームを食べる。島巡りをしていると、中々ソフトクリームが食べられないので、美味しくいただく。
道の駅を出発して、朝少し走った国道54号に出た。道の駅「掛合の里」を通過して、国盗り「龍頭が滝」をGetした。
国道54号から県道39号に入って交通量の少ない道を楽しく走る。神社CP「須佐神社」を通過すると、国道184号に出た。少し時間がありそうなので、この国道沿いにある立久恵峡にでも行ってみよう。ツーリングマップルにも載っているし、「走るなら秋が絶対オススメ」とあるから楽しみだ。
キャンプ場近くの温泉に入れないので、この立久恵峡にも温泉がありそうだから、ここに入るのも良いかと思った。暗くなってしまうが、市街地も近いし渓谷の中入る温泉も良いだろう。

15:50頃立久恵峡に到着。これは素晴らしい渓谷だ。ここに温泉があるが、目の前の宿が閉まっていた。温泉も当然鍵が掛かっているので、これでは入れない。コロナの影響だろうか?これでは仕方ないので、温泉は諦めよう。

紅葉はそこまで進んでないように見えたが、青空と渓谷の雰囲気が良い。

立久恵峡は出雲の層雲峡、と呼ばれているらしい。確かにそれっぽい。この辺の人がどれだけ層雲峡を知っているか、少し疑問だ。

バイクと一緒に撮影。

少し遊歩道があったので行ってみたら、吊り橋があった。

不老橋という名前が付けられていた。これでいつまでも若くいられると良いが。

吊り橋を渡った。この先はあまり良い展望が無かったので、適当に行って引き返した。

紅葉の立久恵峡を楽しめた。
立久恵峡を出発してすぐにセブンイレブンがあったので、コーヒー休憩を取る。出雲市街を通って、道100選CP「みゆきの道」公共建築CP「出雲ドーム」をGetした。
これで今日のノルマが終わった。近くにJA-SSがあったので給油しておく。基本的にキャンプの時は、夜はヒマなので先に食事をして温泉に行くことが多い。ただし、昨日の記録にも書いたが、キャンプ場から一番近い温泉に入れない。現在地が昨日行った温泉に近い場所だったので、無駄に走るのも何だから、先に温泉に行くことにしよう。

近くだったので、あっさり17:00頃昨日も来た「しっとりつるつる北山温泉」に到着。今日は明るい時間に来たので、また写真を撮っておいた。その名の通り、単純温泉だそうだがつるつるになる良い温泉だった。既にテントは張っているので、キャンプ場の到着は暗くなってからでも構わない。
しっかり温まり、北山温泉を18:10頃出発。道中のスーパーで買い出しをする。今日はキャンプ場到着が遅くなったから、米を水に浸けて30分待っていると夕飯が遅くなってしまう。なので、炊飯は省略し、鍋にして締めでうどんでも食べることにしよう。
18:50頃キャンプ場まで戻ってきた。途中のパークゴルフ場近くで、昨日付きまとわれた子猫だろうか。歩いているのが見えた。その近くにはタヌキっぽい動物も居た気がする。ランタンを点灯して周囲を見渡すと、子猫が居なくなっていた。今度は心の準備をして、フライシートを開けても居なかった。ようやくどっか行ってくれたかな?と思い一安心するが、居なけりゃ居ないで何となく寂しいのが不思議な気持ちだ。
もうバイクに乗らないので、ジャージに着替える。ようやく重たいバイクウェアを脱いでリラックス出来た。どうやら、ソロのバイク乗りがテントを張っているようだ。ソロなら騒ぐことはないだろうから問題無い。
早速夕食準備をして、鍋を美味しくいただく。最後のキャンプになるので、キャンプ飯を楽しむのも、もちろん最後になる。キャンプの余韻に浸りながら、鍋を食べて温まる。

前述通り、鍋の残り汁でうどんを締めで食べる。この締めもたまらなく美味しい。ピントが合っていないがご愛嬌。
後片付けを済ませて、風呂は済ませているから夜風に吹かれながらゆっくりする。この時間がたまらない。のんびりしていると、パークゴルフ場の方から野良動物同士が争うような鳴き声が聞こえた。もしかしたら、子猫とタヌキが争っているのだろうか。あれだけ振り回された割には心配してしまった。結局今日は全く動物は近づいてこなかった。一応、ゴミ等はちゃんと処理しておく。

今日は良い天気だったし、ヒマだったので写真を撮る。街に近いので、星はハッキリ撮れなかったが、街灯りに照らされた雲を反射する池が良い感じ。

テントと暗いがバイクを撮影。このキャンプ場は街灯が全く無いので、こういう写真を撮るには良い。

池方向を撮影。

昨日の記録にも書いたが、隣は工場があるので明るいから、孤独感は全く無い。
撮影を楽しみ、テントに入る。眠くなってきたし、寝ることにしよう。
今日は晴れたり曇ったり雨が降ったりまた晴れたり、と中々安定しなかったが、晴天の松江城・月山富田城・立久恵峡を見ることが出来た。山陰内陸も交通量が少なくて、走るのが楽しかった。途中で事故を見てしまったから、より一層安全運転に努めなければならないだろう。
明日はテントを撤収する。もうキャンプはしないので、身軽に走るためシートバッグを宅急便で送るつもりだ。最近この手段をよく使っている。2,000円弱で残り3日間空荷で走れるのなら、この程度の出費は十分許容出来る。出雲市のヤマト運輸営業所も調べておいた。
撤収完了次第だが、日御碕・出雲大社・三瓶山・石見銀山を巡ってみたいと思う。特に石見銀山は行ったことがないので、是非訪れてみたい。その辺を巡ってると暗くなってくると思われるが、明日は浜田市のホテルを予約しているので、遅くなっても問題無い。なので何とか観光も入れていきたい。
そんなことを思いながら、22:00頃眠りについた。
宿泊地:島根県出雲市 平田森林公園キャンプ場 無料
風呂:出雲北山温泉 600円
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