
■4日目 12/28(火) 天気:晴れ
走行距離:249km
道の駅を出発し、日本一細長い半島佐田岬を訪れる。折り返して、愛媛県南部の国盗り・ハイドラ巡りをしながら、高知県宿毛市に入った。片島港~沖の島に渡り、島を巡りたかったがとんぼ帰りをして、高知県四万十市まで走った。
6:30頃起床。駐車場が真っ暗だったので、ぐっすり眠れた。トイレに行き洗顔等を済ませて、コンタクトを入れる。周囲には食事を出来るところは無いので、前日調達しておいたパンを食べようとする。
今回新しい試みとして、クルマだから積載に余裕があるので、キャンプで使うバーナーを持参した。これでコーヒーでも沸かせば、少しは楽しめるかな。と思った次第。
早速トイレで水を汲んで湯を沸かそうと思ったが、外は風が強くて全く沸きそうにない。仕方ないので、運転席にテーブルとバーナーを置いて沸かした。今考えると、少し危ないことをしたような気がする。今度は外で出来なければ諦めよう。
沸かしたコーヒーとパンを食べて、冬の朝だからしっかり温まった。歯磨きを済ませて、7:30頃道の駅「瀬戸農業公園」を出発した。
早朝の交通量が少ない国道197号を爽快に走り抜ける。佐田岬にある九州の玄関口三崎港を横目に、佐田岬へ向かった。ここからは道が狭くなるので慎重に走る。離合困難な場所はそこまで多くないが、クルマなので神経を使った。

8:00頃佐田岬の駐車場に到着。流石西日本の冬、まだ朝陽感が感じられた。光芒が中々良い。国盗り「佐田岬」をGetした。

四国のさいはてなので、九州もよく見える。

駐車場が既に眺めが良いので、愛車の写真を撮る。雪の中走ったためか、クルマが汚い。

いい感じの駐車場で撮影を楽しむ。
さて、この駐車場から佐田岬まではちょっとしたハイキングだ。徒歩20分くらい掛かり、アップダウンもそこそこあるから、結構疲れる。とツーリングマップルにも書いてある。

私はここにも来たことがあるが、最後に来たのは11年前の2010年GWだった。それからあまり変わってないように見える。その頃はS15シルビアに乗ってて、買ったばかりエントリーデジイチCanon Kiss X3を持って行ったようだ。

入り江の岩肌がキレイ。

まだ朝焼けが残る山並みと光芒。
景色を楽しみながら遊歩道を歩いた。アップダウンのある道なので、前述通りくたびれるが歩いていく。

しばらく歩いたところで、岬CP「佐田岬」をGetした。これで岬CPを制覇出来た。段々制覇が増えていって、嬉しい限り。

良い気分になりながら、20分ほど歩いて椿山展望台に到着。

輪のオブジェが目を引く。

雲の切れ目からの光芒と朝焼け感が良い景色。

佐田岬灯台を望む展望台。

豊後水道を行き交う船がたくさん見られた。

灯台の向こうに更に何かのオブジェがあるようだ。

望遠レンズに交換。別府の鶴見岳だろうか、冠雪しているように見える。

大分沿岸の工業地帯までよく見えた。冬は寒いが空気が澄んでいるのが嬉しい。

駐車場方面を見ると、僅かに愛車が見える。

海の向こうに朝焼け感がまだ残る四国の山並み。

佐田岬灯台も中々絵になる灯台だと思う。

端っこに見えているオブジェまで行きたいと思っていた。しかし、途中までの道のりが思ったより時間が掛かっている。普通の巡りなら時間を気にしなくてよいが、今日はまだまだ走った後に、高知県宿毛市から沖の島行きの定期船に乗らなくてはならない。船は待ってくれないので、佐田岬の景色も楽しんだし駐車場に戻ることにした。
通ってきた道をまた20分歩いて、駐車場に戻り9:00頃佐田岬駐車場を出発した。
四国は何度か来ているが、前述通り佐田岬に来たのは11年振りとなる。ここに来るまでの道も楽しいし、佐田岬も素晴らしい景色なのだが、中々来れていないのは最果ての場所になることと、そのまま九州に行かない限り、通った道を戻るしかないからだ。あまり同じ道を行って帰ってするのは、個人的に好きではないので中々行こうと思えなかった。
そんなことを思いながら、来た時と同じ狭い道を通って三崎港に出て、国道197号をひた走る。泊まらせてもらった道の駅「瀬戸農業公園」を通過した。ここからの道は、昨日真っ暗な中走っただけなので、新鮮な気分で走れた。
八幡浜市街を通過し県道25号に入って、県道30号を西に少し寄り道。新三瓶トンネルを越えてしばらく走ると、国盗り「三瓶」をGetした。その後Uターンして国道56号に合流した。
国道56号沿いにあったセブンイレブンに10:40頃立ち寄り、コーヒー休憩を取る。セブンイレブンを出発し、すぐさま県道29号に入って道の駅「どんぶり館」を通過する。松山道をくぐってしばらく走る。

名水CP「観音水」をGetした。これで、名水CPを制覇した。どんどん制覇バッジが増えていくのが、巡ってよかったな、と思える一時を感じられる。
CPをGetしたのを確認して、Uターンし西予宇和ICから松山道に入った。ここからは無料区間なのでありがたい。宇和島朝日ICで降りて、神社CP「和霊神社」を通過した。そろそろよい時間になったので昼食を食べたい。宇和島に道の駅があるので、そこに行ってみよう。11:30頃道の駅に到着した。

海の近くなので、海鮮丼を美味しくいただいた。食堂は現金のみだったが、ソフトクリームはPayPayで支払えたので助かった。
お腹を満たしたところでドライブ再開。案内に従い、九島方面に向かう。この島は、つい最近まで橋が架かっておらず、宇和島港からフェリーで行くしかなかったらしい。それが2016年に九島大橋が開通したことで、自由にクルマで往来出来るようになった。そのため、フェリーは廃止になったらしいが、その船とかはどこに行ったのだろうか。とか考えてしまった。

九島に渡って、無事国盗り「九島」をGetした。これで愛媛県の国盗りを制覇した。折角だから一周したいところだが、どうやらクルマでは一周出来ないらしい。特にこれと言ったコメントもツーリングマップルになかったので、九島に入ってすぐに引き返した。それだけでは味気ないので、橋に駐車場があったから12:00頃到着し、九島大橋の写真を撮る。

青空が広がり、海の風景は良い。

養殖いかだと島の風景。

九島の撮影を楽しみ出発する。ほんの少しだが、島の生活感を味わうことが出来た。宇和島坂下津ICから松山道に入る。引き続き無料区間なのでありがたい。津島高田ICで降りてすぐの道の駅「津島やすらぎの里」でUターンして、再度松山道に乗る。これで、愛媛県の道の駅CPを制覇出来た。
松山道終点の津島岩松ICで降りて、引き続き国道56号をひたすら走って南下する。2桁幹線国道だが、交通量も多くはなく流れも速かったので、楽しく走る。愛南町に入って、役場付近に行くとコロプラ土産をGet出来た。
これで、後は沖の島に行く以外で特に寄り道をする必要は無い。ここから宿毛市片島港まではGoogle先生によると30分程度だった。佐田岬や途中をすっ飛ばして来たので、少し時間に余裕がありそうだ。ツーリングマップルを見ると、近くに紫電改展示館があるらしい。旧日本軍戦闘機を展示しているらしいので、少し興味があるから行ってみよう。県道34号を登っていくと案内があった。

紫電改展示館に13:20頃到着。

奥には宇和海展望タワーがある。タワーCPにもなっているので、近くは通ったことがあるが、ここに寄ったのは初めてだ。

海の風景が素晴らしい。ここは高台にあるので眺めがよかった。それでは早速紫電改展示館に入ってみよう。

入った瞬間いきなり現れるので、迫力はある。

高いところからも見れるように、周囲に通路があったから上から見下ろせる。

これは本物の戦闘機で、久良湾に沈んでいたのを引き上げて整備されたもののようだ。当然今の戦闘機とは性能が違うだろうが、これに乗って何人もの若者が飛び立っていった。と考えると感慨深い。引き上げの記録や写真などが展示されていた。嬉しいことに、入館は無料だったのでありがたい。
紫電改展示館を楽しめた。さて、そろそろ片島港に向かう時間になったので出発する。国道56号まで戻り、しばらく東進すると高知県宿毛市に入った。相変わらず交通量が少ない中、快適に走ると宿毛市街に入った。宿毛片島港方向に進んで行く。
宿毛は昔、大分県佐伯市行きのフェリーが出ていて九州にも渡れたのだが、2018年に経営破綻をしたようでそれからずっと休止状態が続いている。まぁ確かに宿毛に着いても、高知市まで100km以上あるし・・・というのが正直な印象だが、フェリーは大好きなので無くなるのは寂しい限り。
そんなことを考えていたら、14:15に宿毛市片島港に到着した。出発の15分前だからちょうどよいだろう。事前にGoogleストビューで見ていたが、無料駐車場があるのでありがたい。
窓口に行き乗船券を購入する。事前に寄港せずにクルーズだけも可能、とHPに書いてあったので、クルーズでと言ったら普通に受け付けてくれた。往復分の乗車券を購入して船内に入った。

思った以上に大きな船で、2階建てだった。2階の方が眺めが良いだろう、と思い2階の席を確保した。あまり乗客は多くはなかった。

定期船は定刻通りに片島港を出港した。甲板に出れたので、外の景色を楽しむ。とんぼ帰りになってしまったが、夕暮れになってくるだろうし、折角なので船旅を楽しみたい。

大海原に広がる島の風景が、今まで見ていた瀬戸内とはやはり違う。

太平洋側のためか、雲1つ無い晴天で大変良い天気。

大好きな船の軌跡。

山の稜線に風車が立ち並ぶ風景が広がる。

船の一部をフレームに入れつつ海の風景。

最初は穏やかな海だったが、湾を抜けると段々揺れ始めた。これは甲板には居られないな、と思い船内に避難するが、時折何かに捕まらないと吹っ飛びそうなくらい揺れた。これは、あの大荒れの時期に出ていたとしたら、エライことになっていたのは容易に想像出来る。スマホを見るのも危ないと思ったので、ひたすら窓から外の景色を眺めていた。

沖の島に近づいたところで国盗りを実施。Getの瞬間はスクショするのを忘れていたので後追いだが、国盗り「宿毛沖の島」をGetした。もちろん星5つのポイントだった。

定期船は定刻より少し遅れて、沖の島母島港に入港した。海沿いに集落が点在しているようで、斜面にひな段のような集落だった。

港すぐに旅館がいくつかあった。多分釣り客の利用が多いような気がする。

少し遠いが、沖の島母島の石碑があったので撮影する。

離島の定期船あるあるだが、物資がたくさん降ろされていた。離島の生命線である物流を、この定期船が担っているのだろう。

物資と人が降りていったら、定期船は次の弘瀬港に向かった。こちらも離島あるあるのヘリポートが見られた。医療が脆弱だろうから、緊急時にはヘリコプターで搬送されるのだろう。

夕暮れに染まりつつある沖の島を眺めることが出来た。島は周れなかったが、目的は達成したのでちょっとした満足感を感じていた。
本当は沖の島で登山やレンタサイクルで島巡りでもしようかと思っていたが、天候不良が重なり実現出来なかった。また次来る機会があるかはかなり微妙だ。何せ定期船が1日2便しか無い上に、ガチの朝一とか時刻表も利用し辛い。なので来た時に楽しみたかったが残念で仕方がない。まぁ縁が無かった、と思って旅を楽しんでいこう。
この後弘瀬港・鵜来島を経由して、宿毛市片島港に17:00頃戻ってきた。すっかり周囲は真っ暗だ。船は中々の揺れっぷりだったが、何とか酔わずに済んだ。
クルマの元に戻り、駐車場を出発してすぐのコンビニに寄ってコーヒーを飲む。時間があれば宿毛名物ダルマ夕陽でも見たかったが、もう既に沈んでいたので見れなかった。
宿毛からは中村宿毛道路に入る。無料で通れるのでありがたい。あともう一箇所寄る所があるので、四万十市に入った間ICで降りる。

トンボ自然公園で水族館CP「トンボ王国」をGetした。これで水族館CPを制覇した。
これで今日のノルマが終わった。と言っても、今日はホテルを予約しているので四万十市中村だからすぐそこだ。夕食を取ってからホテルに入ろうと思ったので、国道を適当に走っていたら、丸源ラーメンがあったので18:00頃到着。肉そばを美味しくいただいた。
すぐ近くのコンビニで飲料を調達し、今日の宿ホテルクラウンヒルズ中村に18:50に到着した。
手指消毒を済ませてホテルにチェックインし、ベッドに転がってリラックスする。やはりホテルは快適だ。食事も済ませているので、テレビを見ながらダラっと過ごす。PCで出費管理もしておいた。
お腹もこなれたところで、このホテルは大浴場が付いているのでしっかり温まる。やはり部屋のホテルより大浴場の方が良い。ビジホで足を伸ばして入れる風呂があれば、それだけでありがたい。
今日は佐田岬を訪れて絶景を堪能し、高知県まで走った。とんぼ帰りになってしまったが、宿毛沖の離島沖の島に訪れて、ほんの少しだが島の光景を見ることが出来た。
明日は、まずすぐ近くの佐田の沈下橋に訪れて、四万十川沿いを道の駅を巡りながら高知県を横断する。恐らく大丈夫だと思うが、徳島県に入って何とかロープウェイの営業時間中に太龍寺に訪れる。後は、ついに9年間の集大成。国盗り完全制覇が達成出来る見込みだ。
ついにここまで来たか、と思うと感慨深い。惜しむらくは、達成ポイントが徳島県の街中になりそうなことだ。本当の計画だと、山陽島嶼部で終わるはずだったので喜びもひとしおだったと思うのだが、逆回りしてしまったのでこうなった。
まぁ達成出来れば、その辺は気分の問題なのでどうでもよい。とにかく、長い間攻め続けてきた国盗りに終止符を打つべく、明日また頑張ろう。
そんなことを思いながら、明日は早起きする必要もあまりないので少し夜更かしして眠りにつく。
宿泊地:高知県四万十市 ホテルクラウンヒルズ中村 5,700円
風呂:ホテル内大浴場
■関連ブログ
2021年冬休み 国盗り完全制覇ドライブ 1日目 静岡~山口県周南市
2021年冬休み 国盗り完全制覇ドライブ 2日目 山口県周南市~大津島~山口県光市
2021年冬休み 国盗り完全制覇ドライブ 3日目 山口県光市~牛島~愛媛県伊方町
2021年冬休み 国盗り完全制覇ドライブ 5日目 高知県四万十市~徳島経由~愛媛県四国中央市
2021年冬休み 国盗り完全制覇ドライブ 6日目 愛媛県四国中央市~広島県広島市
2021年冬休み 国盗り完全制覇ドライブ 番外編