
■6日目 12/30(木) 天気:晴れ
走行距離:約250km
入野PAを出発し、混雑する前に愛媛県松山市に入った。駐車場にクルマを停め、松山城を観光。そして道後温泉に訪れて、少し巡る。松山観光後は今治に移動し、しまなみ海道に乗って大三島で降りた。いつもと趣向を変えて、フェリーで本州に渡り、実家の広島市まで走った。
6:00頃起床。トイレで洗顔をしてコンタクトを入れる。PAなのでお湯が出るから快適だ。このPAはセブンイレブンがあったので、朝食を調達して食べた。食後のコーヒーも飲んで、歯みがきを済ませた。
今日は、昨日急遽決めた松山城に行ってみようかと思う。その後松山市街を見て、道後温泉でも入ってから実家に帰るつもりだ。松山城は観光地なので、なるべく朝一で入れば混雑を避けられるだろう。

たまたまハイドラCPの状況を確認したら、ちょうど総ポイント数が「11111」だった。世の中上には上が居るはずだが、かなりハイドラの有用な情報を提供している方でも、私よりポイントが多い人を見たことが無い。これは自分で言うのも恐縮だが、頑張って全国を周っている証拠だろう。
閑話休題、早く松山市街へ行くため入野PAを7:00頃出発した。松山道を快適に走り、松山ICで降りて市街地へ向かう。事前に松山城に近くて安い駐車場を探していたので、そこを目指して向かった。8:00頃にコインパーキングに到着。朝早いため、まだ駐車場も余裕があった。
松山城はちょっとした高台にあるので、観光リフトがある。事前に調べていたが、運航開始が8:30~だったと思う。繁忙期だから早めに開放していないか、淡い期待を込めて文明の利器は使うべく向かった。

リフト乗り場近くにあった、加藤嘉明公の銅像。松山城を築城した人物で、賤ヶ岳七本槍の1人でもある。

坊っちゃんとマドンナ像。夏目漱石ゆかりの地なのを推している。
写真を撮りながらリフト乗り場に行ってみたが、やはりまだ空いていなかった。待っても良いが、どうしたものかと思って調べてみると、別に登山道があるらしい。大したことなさそうだったので、冬だし歩いて登ることにした。

登山道入り口にあった東雲神社の階段を登る。

今回の旅最終日だが、無事を祈って参拝しておいた。登山道なので確かに登りだが、地元の方も散歩している人も多く、思った以上に大したことなかった。

松山城の案内図。ここまで10分程度で来ることが出来た。

早速石垣が見えてきたが、一部補修中だった。その辺全く調べずに来たが、ちゃんと見れると良いのだが。

リフト乗り場。ここにトイレがあったので済ませておく。結局営業開始までに登ることが出来たので、ちょっとした節約できたし運動にもなる。

早速雰囲気の良い石垣が迎えてくれた。補修は一部だけのようなのでよかった。

関ヶ原以降に築城されたようなので、技術が進歩しているのか石垣の石がキレイに加工されている。

天守がチラっと見えた。松山城は現存12天守の1つなので、雰囲気の良い城であることを願う。

登ってるので眺めが良く、松山市街を一望出来た。

まだ早朝なので光芒がよい感じ。

味のある門をくぐっていく。

天守前広場に到着。松山城の開館は9:00~だった。待っている人もそんなに居ないので、周囲を撮って周る。

石垣の上の建物を望む。

石垣も味があって好きだ。

早朝なので影が多いのと赤味掛かっているが、青空で撮影が楽しい。

鉄砲狭間から松山市街が見えた。

城はよいね。撮影が楽しくて、周囲を周る。

思った以上に松山城は広くて周り甲斐があった。

壮大な石垣を下から広角で撮影。
そろそろ開城しそうな雰囲気になってきたので、少し列が増えていたから並んだ。少し早めに開けてくれたみたいだ。拝観料を電子マネーで支払えたのでありがたい。

松山城に入城。

明後日には年明けなので、門松が飾られていた。

天守周辺も中々広くて見応えがある。

徳川の三つ葉葵が至るところにあった。

天守入口に到着。早速入ってみよう。

この急な階段が現存天守らしい。

梁・天井も木が剥き出しで味がある。

松山城は連立天守なので、ほぼ同じ高さから天守が見れた。

天守最上階に到着。松山市街の向こうには海が見えた。

別角度だと島が見えたが、興居島辺りだろうか。

広場の向こうは雲が多かったが、光芒が見えたのでそれはそれで良い。

天守最上階の間。味のある広間だった。

天守を楽しめたので、降りていく。
さて、麓まで降りなくてはならないが、下りならリフトを使わなくてもよい。案内図を見ると二の丸方面に降りる登山道もあるらしいので、そちらに降りてみよう。

二の丸庭園が見えた。入るのには別料金なので入らなかったが、広い庭園が広がっている。

こちらの石垣も中々良い。

二の丸庭園の曲がり角の雰囲気が良かったので撮影。

年末だがほんの少しだけ紅葉が残っていた。

松山城を楽しめた。想像以上に広い城で非常に見応えがあった。
さて、この後は道後温泉にでも行ってみようかと思う。クルマで移動すると、また駐車場を探す必要があるので、クルマは置いたまま路面電車で移動しようと思う。
現在地からだと県庁前駅が一番近そうなので、そこまで歩いて行った。時刻表を見ると、路面電車だから頻発されているので、時間を気にしなくても良さそうだ。少し待つと道後温泉行の路面電車がやってきたので乗車する。ご当地ICのみ利用可能で、Suicaが使えなく面倒だったが、仕方ないので現金で支払う。

10:20頃道後温泉駅に到着。

中々味のある駅舎だった。早速道後温泉本館に向かってみる。

商店街の途中で、オシャレな店があった。ソロで入るには気が引ける感じではあったが、甘党から見ると魅力的に見えたので寄ってみる。「ケーキ」じゃなくて「ケエキ」というのが憎らしい。

中々映えそうな入れ物で出てきた。温泉街らしくて写真に撮る。このソフトは少し高かったが、チーズケーキ味でとても美味しかった。
この当時は道後温泉本館は改装中で、入浴は可能だが外観は足場が組まれていた。早速入ろうかと思ったが、どうやらコロナの影響で入場制限をしているらしく、整理券を配っているらしい。前の観光客が係員さんと話しているのを聞いてみると、どうやら次が15:00頃になるらしい。流石にそこまで待てないので、入浴は諦めることにした。

仕方ないので、別の歴史がありそうな建物を撮影。
温泉に入れないのなら、あまり混雑する観光地に居るのも何なので、早々に出発することにした。道後温泉駅に戻り、路面電車で3駅ほど行った上一万駅で降りた。駐車場に行こうと思ったが、駅の目の前に松山名物タルト屋があったので、実家土産を買おうかと思い、寄ってみた。六時屋という店だったが、普段なら絶対買わないようなタルトセットを購入した。
さて、これからどう広島に向かおうか。無難なのは、しまなみ海道を通って帰ることだ。もう一つの選択肢は、松山から広島へ行くフェリーがあるので、それに乗ってみるのも良いかな、と思った。ただ、やはりクルマだとフェリーが高い。運転しなくてよいのは楽なのだが。さらに到着するのが、広島市の南端なので、実家に帰るには思いっきり広島市街を北に突っ切る必要がある。
それも面倒だな、と思ったのでやはりしまなみ海道で帰ることにしよう。そんなことを考えていたので、何となくフェリーに乗りたくなった。前から考えていたことだが、しまなみ海道途中の大三島から忠海港に渡るフェリーがあるのは知っていた。しまなみ海道は尾道に向かっていくので、地図で見ると分かるが四国から見ると北東方向に進んで行く。広島市内に向かおうとすると、三角形の二辺を通るルートになる。
なので、この大三島フェリーに乗ってみようかと思った。調べてみたが、橋を渡るより少し高いくらいだったので、こちらならまだ良いだろう。また道後温泉に入りそびれたので、どこかで温泉に入りたい気持ちがあった。大三島に海を眺める温泉があるらしいので、そちらにでも寄ってみよう。
そんなことを考えながら駐車場に戻ると、満車になっていた。やはり観光地を巡るのは朝一に限る。精算手続きをして、11:20頃出発した。
そろそろ良い時間になったので昼食としたい。今晩は実家で何か良いものが出てきそうなので、昼食は質素で良い。優待券を使える吉野家を探したが、少し遠い所しか無かった。これから今治方面に向かうので、今治の吉野家にしよう。
国道317号に入って今治方面に向かう。ダム沿いの結構なワインディングだが、松山⇔今治を結んでいるルートなので、交通量はそれなりにあった。国道196号に合流して、12:20頃今治の吉野家に到着。牛丼を美味しくいただいた。
お腹を満たしたところでドライブ再開。しまなみ海道に行こうかと思ったが、まだ少し時間がある。今治と言えばタオルが有名で、タオル美術館というのがある。行ったことが無いので、そこにでも寄ってみようかと思った。
ところが現地まで行ったところで、何となく入る気を無くしてしまった。理由は今考えてみてもよく分からないが、少しオシャレな外観だったのでソロだと気が引けたのだろう。結局寄らずに、しまなみ海道に入ろうと思いUターンした。
無駄に走って時間を潰してしまったが、セブンイレブンがあったので食後のコーヒーを飲む。そして、今治ICからしまなみ海道に入った。見応えのある来島海峡大橋を渡って、大島・伯方島を経由して、大三島ICで高速を降りた。
目星を付けていた温泉は大三島の西海岸だったので、大三島ICから県道21号で大三島を横断した。2月にも大三島へバイクで来ているので、見覚えのある大山祇神社を横目に走る。

14:00頃「マーレ・グラッシア大三島」に到着。石鹸・シャンプーは確か無かったと思うが、入浴料がかなり安かった。舐めるとしょっぱい温泉で、しっかり温まる。ツーリングマップルにも「海を望む展望露天風呂」と記載があるが、露天風呂は中々の解放感で、海がよく見えた。これは中々良い温泉だった。
1時間ほどしっかり温まる。大三島フェリーの次の便は15:50発だったので、15:10頃温泉を出発。ここから大三島北部は、2月に周れなかったので初めて走る。海沿いで中々走っていて気持ちの良い道だった。

少し時間がありそうなので、海沿いで撮影会。

散々瀬戸内の風景は見てきたが、やはり良い。

青空で瀬戸内らしい光景に撮影が楽しい。

気持ちの良いストレート。

クルマも撮影する。ストレートを背景に。

瀬戸内を背景に。
撮影を楽しみ、大三島フェリー発着所盛港へ向かった。

15:30頃盛港に到着。しまなみ海道がある割には、乗船車両がそこそこ居た。車検証を持って、忠海港までの乗船券を購入する。

港の設備を背景に瀬戸内の光景。
この日も風が強めだったせいか、少しダイヤが乱れているようだ。仕方ないのでクルマの中でスマホを眺めながら待つ。

乗船時間くらいにようやくフェリーがやってきた。

瀬戸内海のフェリーはこういう形状が多いように見える。1Fは車両甲板で、2F部分に座席があるパターンだ。この寒いのに、バイクと自転車も居た。
着岸して乗っている車両・乗客が降りると、案内が始まった。クルマを車両甲板に乗入れ、席を確保するが遅れているためか、乗船が終わるとすぐに出港。ちょうど5分遅れくらいになっていた。

さらば四国!と言ってもクルマだと、やはりバイクほどの感情が湧かない。それでも生口島を繋ぐしまなみ海道の景色を楽しむ。

西を向くと、既に夕暮れ感が出ていた。流石冬だけに陽が短い。

大好きなフェリーの軌跡と生口島。

このフェリーは大久野島に寄港する。小さな島だが、近年うさぎ島として有名になり、観光客が多く訪れているらしい。なので、多くの観光客が待っていた。
その和やかな雰囲気とは裏腹に、戦時中は毒ガス製造されていた島らしく、資料館もあるみたいだ。その内この島にも訪れてみたい。原則車両乗り入れ禁止の島らしいが、バイクでもダメなのだろうか。ダメだとしたら、一番手っ取り早いのは広島県側からバイクを載せて一旦大三島まで渡る。盛港にバイクを置かせてもらい、人だけ大久野島に行くのが良いと思われた。広島県側は駅が近いので、バイクを気軽に置くのは難しいかな、とも思う。
大久野島からそこそこの乗客が入ってきたので、席はそこそこ埋まってきた。確保していた席は出入りしやすかったので、そのまま座っていた。

先ほどより更に太陽が傾いてくる。

夕暮れ感が出てきた瀬戸内の景色を楽しめた。しまなみ海道と比べると、ダイヤの制限があるのが難点だが、運転せずに瀬戸内の風景を満喫出来るのは、やはりフェリーならでは。しまなみ海道は尾道市に出るが、このフェリーだと西側の竹原市忠海港に着くので広島市へ向かうには最短距離となるし、割と良いかと思った。

下船案内があったので、車両甲板に向かう。時間的には30分強だが、船旅を楽しめた。16:30頃忠海港に到着した。さて、広島市の実家に戻ろう。高速道路の状況を見ると、山陽道は志和ICを先頭に渋滞が発生している。国道2号の方は、混雑して無さそうだ。
私の実家は広島市の北の外れなので、国道2号を通ると広島市街に出るから、よく使っているのが山陽道志和IC~広島東ICは大体高速を使うことが多い。ここを通ると、かなりのショートカットになるから効率的だからである。志和ICを先頭に渋滞することが多いが、何でなのかはよく分からない。
この状況なら、志和ICまで国道2号で行って、1区間だけ乗ることにしよう。忠海港から県道59号を北上して、国道2号に入った。ここからなら1.5時間もあれば着くだろうから18:00頃着く予定、と家族LINEに入れておく。
広島空港近くから東広島に入るくらいまでは、いつもより多少交通量が多いものの、流れてくれた。この辺は2車線あったり、信号も少ないので流れが良いのは、しょっちゅう通っている道だけあって熟知している。
しかし、東広島市に入ってから渋滞が始まった。Google MAPを見てもそんなに大したことはなさそうだったから、そのまま突っ切ろうかと思った。高速の渋滞も相変わらず志和IC先頭だったので、志和ICまで行けば何とかなると思い込んだ。
ところがこれが大失敗となった。なんとこの後、志和ICまで延々と渋滞が続いた。高速の渋滞ならそれでも20km/hくらいで流れるのでまだ良いのだが、一般道の渋滞はそういう訳にはいかない。延々とStop&Goの繰り返しが約11km続いた。
繁忙期の皆が帰る時間に国道2号を通ることがあまり無かったので、これは完全に舐めきっていた。しかも、渋滞はてっきり広島市街方面だと思ったので、志和IC方面への分岐まで来れば解消されると思っていたが、高速が渋滞しているのでそれが一般道にも延びてきている感じだった。
これだったら、渋滞していても高速に入った方が確実に早かったことだろう。これは大失敗だった。私が見ていた情報では志和ICを先頭だったので、志和IC以降は流れているのかと思ったら、渋滞の先頭が志和IC以西だったのでこのようになった。これは次にこのくらいの時間に通ることもあるだろうから、ちゃんと覚えておこう。あまり情報を信じすぎるのも良くないと実感させられた。
18:00に帰ると言っていたので、家族も夕飯を待っていたらしいが、想像以上の大渋滞に引っ掛かったので、「先に食べておくれ」と家族LINEに入れておく。何とか志和ICから高速に入って、少しの渋滞を越えるとようやく流れだした。流れだしたと思ったら、すぐ広島東ICだったので高速を降りる。
行きつけのGSで給油をして、19:40頃ようやく実家に到着した。渋滞にドハマりしたが、何とか無事に帰ることが出来た。後は、静岡まで戻らなくてはならないが、ひとまずしばらくは実家でゆっくりすることになるので一区切りだろう。
30日は久しぶりの家族団らんの時間を過ごし、31日には姉夫婦は旦那方の実家に向かって行った。後は1月3日まで広島に滞在し、箱根駅伝を見終わって静岡に向かった。夕方のラッシュ時を風呂に入って時間を潰し、混雑が緩和された深夜時間帯を有効利用して、3:00頃静岡の自宅に到着した。
今回の旅は、クルマだったが久しぶりに一眼レフを持ち出して撮影を楽しむことが出来た。大津島・牛島・大三島を巡って、とんぼ帰りだが沖の島にも訪れた。船も色々乗って、瀬戸内の風景を満喫した。
何より、国盗り完全制覇出来たのが、最高に嬉しい。本当は島で完全制覇するつもりだったのだが、普通のそんなに難易度が高くない所で達成してしまったので、そこは少しだけ拍子抜けしてしまった。まぁその辺は気持ちの問題なので、達成出来たことを喜ぶべきだろう。
とりあえず旅の目標の1つの節目をクリアした。今後は、今まで以上に当ての無い旅をしていきたいな、と思う。気に入ったところにしばらく居たり、気の向くまま標識を頼りに行ってみるのも悪くないだろう。今まで巡り優先で、日中の温泉とか寄らないケースが多かったが、今後はそういうのも増やしていきたいと思う。
最後までご覧いただきありがとうございます。
温泉:愛媛県今治市 マーレ・グラッシア大三島 420円
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