
■3日目 4/30(月) 天気:晴れ一時雨
走行距離:449.5km
鳥取県倉吉市から岡山県北部津山市周辺を巡り、蒜山高原⇒大山を1周して、鳥取県倉吉市まで走った。ひたすら走った日なので、この日の前半はあまり写真が無いのであしからず。
6:00頃起床。この日はテントを張りっぱなしにして出掛ける。片付けなくても良いので、かなり気が楽なためか若干寝坊した。それでも朝をゆっくり過ごして朝食を取り、コーヒーを飲みながら一時を過ごす。
後片付けをして、もし雨が降っても良いようにベンチレーションの調節。濡らしたくないものはテントのフライ下に置いたり、流石に散乱していると防犯上良くないので出来るだけ片づける。
7:12にキャンプ場を出発。流石に片づけが無い分、いつものより1時間程度早い。温泉へ行く時もそうだが、キャンプ道具を降ろしているのでバイクが非常に軽やかだ。なんだかんだで毎日移動することが多いのだが、やはり荷物を降ろして走り回る方が楽ではあるな、と改めて感じた。
この日はひたすら、国盗り・ハイドラCP巡りをしようと思っていた。前述したように、流石に今回だけで山陰を制覇することは出来無さそうなので、とにかく内陸のポイントは潰しておくべきだと考えた。内陸は雪が降るのでクルマで行くのは難しい、というのもある。
ただ、そうは言っても少しは観光しなければ、とも思うので蒜山高原・大山の撮影くらいはしておきたい。そんなことを考えていた。
とりあえず大山池野営場から国道313号まで出て南下し、道の駅「犬狭」を通過する。そのままトンネルを抜けると、一時的に岡山県に入った。蒜山の雄大な景色が見えて、朝早いおかげで交通量も少なくとても気持ちが良い。
国道313号から482号方面へ向かうと、再度鳥取県に入った。国道179号へ合流し三朝方面へ向かい、道の駅「三朝・楽市楽座」で最初の休憩を取る。
一服して、今度は国道179号逆方面の人形峠方面へ。交通量が少ない峠を楽しみ、またまた岡山県に入る。ここ鏡野町に名水CP「岩井」があったので向かおうとするが、どうやらかなり山の中にあるようだ。携帯の電波が気になりながら向かうが、何とか入っていてCPを取得出来た。裏ワザで、圏外箇所のCPを取得出来る方法もあるらしいのだが、まだそこまで困ったことは無いのが幸い。
恩原高原の交通量が少ない道を楽しみ、国道482号で辰巳峠へ向かう。ここはかなりのダイナミックなワインディングで、荷物を降ろしているのもありとても楽しく走れた。辰巳峠を越えると、朝から既に3度目鳥取県に入ってそのまま国盗り巡りを続ける。しばらく走ると国道53号へ合流し、岡山方面へ向かった。
この県境越えは、岡山に住んでいた時代に何度か通った道だ。岡山⇔鳥取のメインルートなので、流石に今までのような交通量とはいかなかったが、ループ橋もあったりしてまぁまぁ良い。
これまた3度目の岡山県に入る。予定では、しばらくは岡山県を巡るつもりだ。奈義町・津山市の国盗りを進めて、津山の「中山神社」も寄っておく。
この辺で若干雨がパラついてきた。雨が降る予報では無かったのに、この時期にしては珍しく気象庁に騙された。キャンプ場とかが心配でレーダーを見ると、岡山県の一部地域のみに雨雲が掛かっているような感じだった。とりあえず安心し、カッパを着るような量でも無かったので、軽く濡れながら進むと雨は止み路面も乾き始めたのでありがたい。
津山からは西に向かい、国道179号から北上して道の駅「奥津温泉」に立ち寄る。ここはコロプラ土産のポイントでもあるので忘れずに取得しておく。

良い時間になったので昼食を。この道の駅ではバイキングを推していたが、1人で入るのも何だし待ちが発生していたので、すぐ食べられそうなラーメンにしたが、中々美味しかった。
お腹も膨れたところでツーリング再開。今度は県道56号を使って湯原温泉へ向かう。ちゃんと標識が立っていたし、主要地方道だからと安心していたが、結構細くてグネグネが続く中々の険道だったが、バイクだし荷物を降ろしているので大したことは無い。
グネグネの県道56号を抜けたところで、菜の花と山並みがキレイな場所があったので、止まってみた。

バイクと一緒に撮影。旅先でこういうキレイな場所を見つけると、何か嬉しい。特に、こういう交通量が皆無な所だとより一層、自分だけの秘密基地を見つけた、みたいな気持ちになる。
撮影を楽しんだ後は無事に湯原温泉に出る。ここはダム直下にある無料混浴露天風呂「砂湯」が有名で、学生時代に若干の邪まな気持ちを込めて、夜中に行ったりしたものだ。そんな砂湯には目も暮れずに先を急ぐ。
すぐそばに米子道湯原ICがあった。基本的に、ツーリング中に高速は使わない主義だが、地図を確認すると次の目的地に下道で行くと三角形の二辺を通ってしまうようだ。
流石にそれは馬鹿らしいし、この日は祝日だから休日割も適用されるので素直に湯原~久世まで米子道を使ってショートカットした。次の目的地は道の駅「醍醐の里」で、久世から313号を南下していくと、この道は両端に店が多くあり交通量も多くて流れが非常に悪かった。
辟易していたら県道390号の標識が見えた。ツーリングマップルを確認すると、この道を使っても行けそうなので曲がってみた。途中から広域農道に入ったら、結構なワインディングでかなり楽しかった。
結果的にはちゃんと目的地に着いたし、ワインディングも楽しかったのだが後から見直すと、どうやらかなり遠回りだったらしい。こりゃ混雑を突っ切った方が早かったかな?とも思ったが、まぁしょうがない。道の駅「醍醐の里」に寄って休憩する。
道の駅を出発して国盗り巡りをしながら北上し、国道181号に合流して道の駅「メルヘンの里 新庄」に寄って休憩する。
そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する・・・といつもなら考える所だが、この日はテントを張ったままなので考える必要は無い。まぁ可能であれば18:00くらいまでには帰りたいところではある。
県道58号に入って、朝一に一瞬だけ入った蒜山高原に戻ってきた。ツーリングマップルに「トンネルを抜けると蒜山の雄大な景色が広がる」とあったので楽しみにしていたら、本当にその通りとても素晴らしい景色が広がっていた。
どこかで止めて写真を撮ろうか思ったが、どこにしようかと迷っている内にそこまでの景色じゃなくなってしまった。また登るのも馬鹿らしいし、時間に余裕もあまり無かったので、今回は目に焼き付けることにする。
蒜山には道の駅が2つ、コロプラ土産、ハイドラCP3つと観光地だけあって盛り沢山だ。この中で、名水CP「塩釜の冷泉」名所CP「蒜山高原」遊園地CP「ジョイフルパーク」と道の駅2つ「蒜山高原」「風の家」は難なく取得。しかし、コロプラ土産「ひるぜん焼きそば」が上記の場所全部で位置登録を試みたが、全く取得出来ない。
これは困った。どこかの有名な店の近くなのだろうか?と思い、携帯で調べてみると取得エリアMAPのようなものが見つかった。助かったと思い、その指定ポイント近辺で位置登録をするとようやく取得することが出来た。あまりにエリアが狭いと大変なので、もう少し考えて欲しいものだ。
これで蒜山の用事は無くなったが、どこかで写真を撮ろうと思い、ジョイフルパーク近くが中々だったような気がしたので、ちょっと訪れてみる。

蒜山の景色も良い。

ジョイフルパークの観覧車が良い味を出している気がする。

バイクと一緒に。
撮影を楽しみ、これから先買い出しする場所は無いと考えられるため、適当にあったスーパーで買い出しをしておく。蒜山ジャージー牛も売っていたが値段がお高かったので、別のにしておく。
買い出しを済まして県道114号蒜山大山スカイラインに入る。もう夕方に近いせいか、交通量も少なくとても楽しく走る。

鬼女台展望休憩所、という場所があったので寄ってみた。

新緑と道の感じがとても気に入った。こういう写真は、まさにスカイラインという感じでお気に入りの1枚だ。

バイクと一緒に山並みを。オートバイ駐車禁止、とあるがではどこに置いて良いのか、がすぐに分からなかった。空きも充分あったので、まぁ良いかと思い置いてしまった。
蒜山大山スカイラインを走ると鏡ヶ成に着いた。すぐ側にキャンプ場が見えた。ここら辺は標高も高いので、まだこの時期だと夜間早朝は寒そうだが、バイク乗りのキャンパーも何人か居るのが見えた。
鏡ヶ成から大山環状道路をグルっと1周して、キャンプ場へ戻ろうかと思う。結構なワインディングで先行車が居たら追い抜きポイントも中々無いので厳しい所だが、幸いずっと自分のペースで走ることが出来て大満足。

大山一番の眺望、とも言われるらしい鍵掛峠に寄る。確か、まだシルビアに乗ってた頃に、某九州の方とここに止まって一緒に写真を撮ったような覚えがある。

山肌が険しくて雄大だ。

ここも新緑が美しかったので、道と一緒に望遠圧縮で撮影してみる。

バイクと一緒に。天気も良いので気分も良い。撮影を楽しみ、鍵掛峠を後にする。
米子ICに繋がる道まで出てきたところで確認すると、その道の途中に道100選CPがあるみたいだ。ちょっと遠回りになるのでどうしようか考えたが、今回取りに行った方が良いと考えてCPまで行くことにした。
バイクに跨り発車してすぐくらいに、突然バサっと大きな音がした。何かと思ったら、なんと先程地図を確認した際にタンクバッグを閉めるのを忘れてしまって、ツーリングマップルが落ちてしまった。もうバイクに乗り始めて5年になるが、こんなくだらないミスをしたのは初めてだ。
沈着冷静にまずはバイクを止める。Uターンするのも面倒なのでエンジンを切ろうと思ったら、思った以上に勾配がキツイようなので冷静にギアを入れてスタンドを降ろす。こうするとブレーキをリリースしてもバイクが動かないので、倒すリスクを減らすことが出来る。
さっとバイクを降りて、慌てて戻ると30秒くらい戻った所に落ちていた。幸い後続車も居なかったので、踏まれたりしておらず助かった。今後はより気を付けて行きたいと強く思った。
こんなトラブルがありながらも、無事道100選CP「大山道路」を取得して満足。Uターンして、大山環状道路まで戻った。
もう大分空に赤みが増してきて、あまり良い写真を撮れそうになかったが、ツーリングマップルでオススメの一息坂峠に止まってみた。

展望台に誰も居なかったので独り占め出来る。

とは言え、そこまでうわぁ~~~っという景色では無かったが、しばし休憩して出発した。
ここから先の大山環状道路は1.2車線くらいがずっと続き、ブラインドコーナー多数でRもキツい。しかも特に景色も良くなく大山もあまり見えなくて少ししんどかった。幸い、荷物が無く軽いので良かったが、キャンプ道具満載であの道をずっと走っていると、途中で嫌になってた可能性が高い。
県道44号に合流してからは道幅も広くなり、不安が無くなり楽しく走る。県道45号を倉吉方面へ曲がる。後はこの県道45号を鏡ヶ成まで走れば、完全に大山を1周したことになるが、それは明日達成出来るだろう。
予定通り18:00過ぎにキャンプ場に戻ってきた。翌日は平日のためか、前日あんなに張っていたテントが1/5くらいに減っており、ファミリーが少なくなってライダーが増えていた。早速米を水に浸けてしばしくつろぐ。
こんな良い景色のキャンプ場が無料とはありがたい。30分経ったので炊飯を始めて食べたが、この日も美味しくいただいた。
食事を済ませ後片付けをして、しばらくゆっくりした後に前日も行った関金温泉へ行くことにした。変えても良かったが、他があまりパッとしない感じを受けたので、再度湯命館にしてみた。
前日行っているので全く迷わず、今度は入口から近い駐車場にバイクを止める。前日とは入替制で風呂場が違ったが、ぶっちゃけ左右が違うくらいで何か特色があるのか良く分からない。
温泉から上がりしばらく休憩してからキャンプ場に戻る。乗入可能な所はバイクで乗り付けるのが若干気が引けるが、ファミリーも少なくバイク乗りが多いので前日よりはマシだ。夜風に当たりながらしばらくマターリして、22:00くらいに寝ることにする。
宿泊地:鳥取県倉吉市 大山池野営場 無料
風呂:関金温泉湯命館 720円
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