
■9日目 5/6(日) 天気:晴れ後曇り一瞬雨
走行距離:600.5km
岡山県新見市から中国山地南側をひたすら東に進み、兵庫県東部の国盗り・CP巡りをした。その後舞鶴若狭道に入り、中国道・新名神・名神・京滋BP・新名神・東名阪道・伊勢湾岸道・新東名と高速を走り続けて静岡まで帰った。この日も全く写真がありません・・・
5:30頃起床。テントを開けると良い天気だった。でも、天気予報では岡山も夕方くらいから雨が降り出すらしいので、早めに東に逃げたいところだ。
今回の旅最後のキャンプ飯を準備して、美味しくいただく。今回も殆ど失敗することなく炊事が出来たので満足だ。
お腹も膨れたところで、撤収の準備をする。林間のおかげか、テントにもバイクにも夜露が全くついていなかったので、非常にありがたい。テーブルやバーナーの手入れもしておくが、今回実家が3泊あったおかげかあまり汚れも目立っていなくて簡単だった。
いつも最後の日は、乾燥等を完璧にしたいため出発が遅くなるのだが、割と順調に準備出来た。お金を払えなかったので、炊事場等の掃除・キャンプで出たゴミの片付けも入念にやっておく。荷物をまとめるが、もうキャンプをする予定は無いので、お土産スペースを確保するためシートバッグに詰められるだけ詰めて防水バッグの荷物を出来るだけ少なくした。バイクに荷物を載せて、8:20頃出発する。
県道475号の狭い道を抜けて、国道180号に合流出来た。前日風呂に入れていないのでどこかで朝風呂をしたいところだが、どうせこの日に帰宅するし近隣にも無さそうなので、今回はキッパリと風呂は諦めることにしよう。
そこから県道78号、50号を走って国道313号に合流した。そこから有漢方面にショートカット出来そうな道を通り抜けて、国盗りを取得。岡山道有漢IC近くから、県道49号をひたすら走り抜けて国道429号に出てここでも国盗りを取得。この道中は、道はそこまで広くなかったが交通量が皆無に等しかったので楽しく走ることが出来た。
そしてここからどうしようか悩む。もう岡山北部のCP・国盗り巡りも終わってしまった。南部が少し残っているが、そちらは冬にクルマで実家に帰る時にでも寄れば良い。時間だけを考えたら国道2号まで出るのが最善だろうが、翌日はしっかり有休を貰っているので、この日の帰りは何時になっても構わない。でもあまりゆっくりしすぎると雨雲が迫ってきそう、という葛藤と戦っていた。
結局、ツーリングを楽しみつつ帰路に向かうためには、このまま国道429号を東進するのが一番だろう、という結論に至った。兵庫県側では多少巡る場所もあるので、着いた時間によって考えよう。
このまま国道429号を行くと、津山市街の真ん中を通ることになってしまう。そんなに大きな街ではないが、少しでも田舎道を走るべく県道70号からGW前半にも通った広域農道を通って津山市街をPASSする。
そして国道429号に再合流して東進する。この国道429号は、岡山在住時代に何度か通った記憶があるが、道中は中々良い道だが、峠がかなり酷道で険しかったような記憶がある。学生時代から13年経過しているが、あまり大きくは変わってなさそうだ。険しくても交通量が少ないし、バイクならギリギリ楽しめるくらいの道だった。
こちらもGW前半に通った、西粟倉村・東粟倉と志引峠を越えると兵庫県に入った。見覚えのある千種を通過して国道29号に合流した。良い時間になってきたので昼食を取るため、道の駅「みなみ波賀」に寄り道。
食事時だったので結構混雑していた。あまり待ちたくなかったし、美味しそうだったので昼食はパンを購入してみた。そのまま食べても味気無いので、裏側に川が流れていたからそれを見ながら食べたが中々良かった。食後には会社土産を買う。適当な菓子は高速のSAで買えば良いので、お酒だけこの道の駅で購入した。
お腹も膨れた所でツーリング再開。再度、国道429号に入るため北上して東進する。ここからは、GW前半でも通ってない道だ。順調に進むと、国道429号で一番狭くて急勾配な道が始まった。確か高野峠という所だったと思う。幸い対向車も殆ど居なかったため、何とか峠を越える。
しばらく進むと観光地っぽい所が出てきた。ハイドラでもCPになっており、名橋CP「神子畑橋」も同じ所にあったので取得する。どうやら鉱山跡っぽくて、中々雄大な山肌が見えていた。止まって写真を撮ろうかと思ったが、何故かPASSしてしまったので少し後悔している。
鉱山をスルーしてしまい、国道312号と播但道に合流した。ここら辺からまだあまり巡っていない所になるので、国盗りも忘れずに。引き続き国道429号で東進するつもりだったが、神河町に動物園CP「神崎農村公園 ヨーデルの森」が国道312号沿いに見えたので、国道429号の分岐を少し寄り道。
無事取得出来たので、Uターンして国道429号へ向かう。帰ってから気付いたが、神河町には道の駅が1つ増えていて、既にCPも対応しているようだった。播磨地方は巡る予定が無かったので、ツーリングマップルへの書込みをしてなかったためとりこぼしてしまった。最悪大寒波が来ない限り、ここら辺までならノーマルタイヤでも来れるだろうから、また来るしかない。
国道429号に入ると、生野銀山の標識が見えてきた。ここら辺では有名な観光地だろうが、他にも行きたい所があったので、今回はPASSする。中々今回のツーリングも観光とはほど遠い内容だな。
そんな生野銀山を横目に見ながら国道429号を東進し、国道427号に合流した。岡山県美咲町から長々とお付き合いしてきた国道429号も、今回はようやく終わりとなる。もう良い時間になってきたので、ここから国道427号で南進して多可町・西脇市を巡って、中国道に入ろうかと考えた。
しかし、道の駅「杉原紙の里・多可(旧称R427かみ)」で休憩していると怪しげな雲になってきた。前述した通り鉱山跡や生野銀山をスルーした理由としては、巡り優先という気持ちもあるが、一番は空に雲が広がっていたためだ。
元々予報的には夕方くらいから、ということだったがあまり当てにも出来ない。一番信じられるのは、上空に広がっている空だ。怪しいな、と思っていたらポツリポツリと降り始めた。
まだカッパを着るレベルではないが、いつ強くなってもおかしくない空模様だ。先ほど国道を南進しようかと考えたが、雨から逃げたいので急遽ツーリングマップルを確認。県道78号を東に向かうと、丹波市に出て北近畿豊岡道から舞鶴若狭道に入れそうだ。
東に向かえば多少雨雲から逃げられるかと思い、この道を選択。予想通り、出てすぐくらいはポツポツ降ったが東にしばらく行くと雨が止んだ。順調に丹波市に出て、高速に入る前に給油する。そして、北近畿豊岡道氷上ICから高速に入る。高速と言っても、舞鶴若狭道までは無料区間だ。春日ICから舞鶴若狭道に入った。入ってすぐの西紀SAに立ち寄って、会社の同僚へのお土産を購入する。
お土産を防水バッグに丁寧に詰めて積載。そして出発しよう、と思った瞬間雨が若干降り出した。若干ではあったが、バイクで走ると濡れそうな感じだった。
こういうレベルが一番悩む。強ければもう着るしかないので諦めも付くのだが。雨雲レーダーを見ても、むしろこれから雨雲に向かって行きそうな感じだ。しかも今回の旅では、実家に逃げた影響もあるがカッパをまだ着ていない。一度でも雨に打たれると洗濯しなければならないので、出来ればここまで来たら着ずに乗り切りたいのだが・・・
と思ったが、高速だと路肩に停まってカッパを着る、という訳にはいかない。なので暑くも無いし、諦めてカッパを着ることにした。舞鶴若狭道の兵庫側は国盗りもあまり進めていないので、出来れば巡りたかったが天候には敵わないので仕方ない。どうせまた来なければならない所もあるので、まぁ良いだろう。
雨対策をバッチリした上で西紀SAを出発した。出発して少しは軽く雨が降っていたが、拍子抜けするくらいにすぐ止んだ。とは言えまだ降りそうな空だったので、引き続き進む。
吉川JCTから中国道に合流した。この先には関西の渋滞の名所「宝塚西トンネル」がある。GW最終日とは言え連休なので、渋滞を覚悟しなければならないと思っていた。
ところが、西紀SAとかでもそうだが進んでいても大きな渋滞情報は無かった。そういえば、名神高槻JCTから中国道神戸JCTまで新名神が開通した、とニュースでやっていた記憶が蘇ってきた。2本あれば、流石の宝塚西トンネルもそこまで大きな渋滞はしないようだ。
折角なので新しい高速を通っていこう、と思い神戸JCTから新名神に入る。新東名のように一部3車線の区間もあるのかと思っていたが、神戸JCT⇔高槻JCTは全線2車線だった。途中に宝塚SAがあったが、駐車場マークが混雑になっていたので今回はPASS。一部ゆっくりになる所もあったが、ほぼ順調に抜けられた。
名神に合流したら、今度は京都南IC付近が渋滞しているようだ。なので、今度は大山崎JCTから京滋BP方面に進む。今度も順調に進み、草津PAで休憩する。もうすっかり雨も上がり、空も降りそうにない天気に回復してきた。ここでカッパを脱ぐことにする。結局殆ど降られてないからすっかり乾いていたので、わざわざ洗濯する必要は無いだろう。
草津PAを出発して、もう一度新名神に入った。今度は東名阪の渋滞の名所「鈴鹿IC付近」から亀山JCTまで渋滞しているようだ。流石に、ここは避けることが出来無さそうだ。もちろん事前に情報は入手しており、大した距離ではなかったので所要時間予測でも新名神ルートの方が早く東名まで抜けられることは把握済み。
新名神を順調に進み、亀山JCTの手前から渋滞が始まった。バイクの特権を生かして進むと、割とすぐに渋滞が解消されたのでありがたい。この先はもう渋滞ポイントは無いので、結局今回のGWも渋滞らしい渋滞に引っ掛からなかった。うまく立ち回っているからだと考えている。
四日市JCTから伊勢湾岸道に入り、豊田東JCTから新東名に入って長篠設楽原PAで夕食を食べる。ガソリンが結構減ってきたが、ギリギリ静岡まで持ちそうな気がするので、高速は高いから何とか持つことを祈って出発する。
無事最寄りのICを降りて給油したところ、何とタンク容量ピッタリの15リットル入ってしまった。多分多少の余裕はあるのだと思うが、今後は二度とここまで攻めないようにしようと思う。

無事静岡の自宅に到着。総走行距離3,220.4kmで平均357km/day(1日休息日を除く)だったが、中々よく走ったと思う。初日と最終日に距離を稼いで、間はほぼ300km台毎日走った。天候は中日と最終日が良くなかったが、他はほぼ晴れだったのでまぁ良かったと思う。キャンプ道具一式を積んだまま走り続けてくれたNinja君に感謝感謝!今年のGW山陰ソロキャンプツーリングが終わった。
今回特に印象に残ったのは、
・その他の地域でもあるが、中国地方は特に主要地方道でも険道が多いこと。
・それでも交通密度が低いので、充分楽しく走れること。
・安くて便利なキャンプ場が多いこと。
程度だろうか。旅で使うキャンプ場としては、理想なのは以下の観点だと考えている。
・予定を立てずにその日の天気/雰囲気で決めるので、フリーサイトであること。区画制は飛び込みだと断られる可能性がある。
・風呂/温泉が近くにあること
等だろうか。もちろん、展望が良かったり乗入が出来たり買い出しが近かったりする方が良いが、そこら辺は事前情報と気合でどうにかなる部分である。そういう意味での旅人向きキャンプ場地域としては、山陰は調査した限り良いような気がする。
帰ってきて早速だが、夏は北海道固定なので来年のGWはどうしようか何となく考えてみた。
ローテーション通りだと来年は東だ。前回東北を巡った時に頑張っておいたので、日本海側はほぼ国道7号線を上っていけば制覇出来るだろう。
但し、2つの離島。という最大のハードルがある。新潟の粟島。山形の飛島だ。いずれも北海道に向かうフェリーで近くを通るので、うまく対岸取りが出来れば一番良いのだが、最近のスマホだとむしろ位置情報が正確過ぎて中々飛んでくれない。今年の夏休みもトライしてみたいがどうなるだろうか。うまく出来なければ行くしか無いが、行けば確実に良くて半日は費やしてしまうだろう。
次東北に行くとしたら、今度は下北半島・岩手・宮城をじっくり周りたい。岩手は日本で2番目の広さなのでうまく回らないと非常に効率が悪くなることだろう。岩手にも魹ヶ崎という難所があり、本州の最東端だが歩いてしか行けず往復2時間くらい掛かってしまうらしい。
こう考えると、次の東北でも制覇は出来ない可能性が高いかなぁ・・・ まぁ考えて実際にやってみないと始まらないので、またその時考えることにしよう。2018年のGWもこれにて終了です。中々楽しい旅が出来ました。
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