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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2019年10月22日 イイね!

2019年秋休み 東北ソロキャンプツーリング 4日目 岩手県八幡平~青森県六戸町


■4日目 10/22(火) 天気:曇り
走行距離:418.4km

 岩手県八幡平市から東北道で盛岡まで南下し、田沢湖・阿仁周辺を巡り、十和田湖~奥入瀬渓流を見ながら青森県六戸町まで走った。

 何時頃かは覚えていないが、寒くて目が覚めてしまった。やはり標高が高いだけあって、冷え込みが厳しいようだ。用意していたカイロを取り出して、しばらく揉んでいると暖かくなってきたので喜びを感じる。とりあえず、首筋や脇の下等太い血管が通っている所に当てて温めてみる。

 これが効いたのだろうか、その後はぐっすり寝ることが出来た。6:00頃起床し、フライシートに付けている温度計を見たら10℃だった。そんな馬鹿な、前日の仙台と同じとかありえない。もっと冷えていたはずなのだが。

 フライシートは夜と比べて乾いていた。不思議だが、曇っていたので温度の変化があまり無かったので乾いてくれたのだろうか。その方が撤収は楽だからありがたい。近くに老夫婦が居たと思うのだが、既にテントが撤収されていた。恐らく山屋さんだろうから、暗い中出掛けて行ったのだろう。



 朝食を食べて、折角山の中でキャンプをしたので周囲の写真を撮る。前日見えていた岩手山山頂は雲に隠れていた。でも、雨が降りそうな感じじゃなかったのでありがたい。



 キャンプ場周辺の木々は色づいていて、秋らしい景色を拝むことが出来る。



 紅葉に囲まれた、バイクとテント。



 昨日は到着設営してすぐ暗くなってしまったから、写真を撮る余裕が無かったので、ここぞとばかりに何枚か撮影する。

 撮影を楽しみ、撤収準備を始める。その前に、折角乗入可能なキャンプ場に居てゴミも捨てられるので、雨の中を走行したこともあり、チェーンオイルを注すことにした。既に泥まみれなので、拭き上げは適当に済ませる。

 荷物をバイクに載せ、オートキャンプ場のゴミ箱にゴミを捨てて、焼走りの湯へ札を返しに行った。全て完了したので、8:00過ぎにキャンプ場を出発する。

 岩手山パノラマラインに入って、早朝で交通量皆無の中、大変気持ち良く走る。途中で写真を撮ろうかと思ったが、停まりやすい所も無かったのでそのまま通過してしまった。紅葉の風景が中々素晴らしい。

 そして名水CP「金沢清水」をGet出来た。本当は八幡平アスピーテラインも走ってみたいところだが、他の巡りを優先したいので、後ろ髪を引かれる思いで後にする。秋にこんな所に来られるのもレアなので、今冷静に考えるとあまり巡り優先で考えなくても良かったかな、と今は思ってしまった。
 
 松尾八幡平ICから東北道に入り、盛岡ICまで南下する。

 話は変わるが、今回の秋休み東北ソロキャンプツーリングに向けて、Ninja650にグリップヒーターを取り付けた。Ninja400Rには付けてなかったが、私は指先が寒いのに弱い。上半身下半身は着込めば何とかなるが、グローブは重ねるにも限界があるし、そもそも分厚いウインターグローブは操作が非常にしにくく、ライディングが楽しめなくなってしまう。という問題があった。

 本当の真冬なら、禁断のアイテムと呼ばれるハンドルカバーを付けてしまう。これは見た目が最高にダサいのと、ハンドル部の手が出し入れしにくくなってしまうのが欠点だが、1度付けると止められないアイテムの1つだと思う。でも、長期のキャンプツーリングにコレを付けて行くのは流石に気が引けるので、グリップヒーターに手を出した。

 最初は手だけでどこまで変わるのか、と懐疑的だった。しかし、いざ走ってみるとこれがたまらなく良い。やはり体が常に冷風に晒される中、一部とは言え温かい部分があることに幸せを感じることが出来る。一番良いのが、よっぽど冷え込まない限り薄手のグローブのままでも耐えられるので、ライディングしやすいのが一番の利点だと思う。恐らく真冬でも、これにハンドルカバーを付ければ中はコタツと一緒なので、薄手のグローブのままでもイケそうな気がする。見た目も損なわないし、私の中でトップケースに続いて止められないアイテムの1つになってしまいそうだ。

 とは言え、これから早朝に高速に入ることから、グローブをウインターグローブに交換した。前述通り、私はゴアテックスのウインターグローブを持っていたが、装着しにくく分厚いので嫌いだったから、今回少し薄めのウインターグローブを新たに新調して持ってきた。これなら操作性をそこまで損なわないので、購入して良かったと思う。

 話は逸れたが、装備が充実したおかげでこの時期の東北でも今まで寒さをそこまで感じることなく走れている。盛岡ICで降りて、雫石町の道の駅「雫石あねっこ」に到着して休憩する。

 そして秋田県に入って田沢湖に入った、。意外と田沢湖周辺の紅葉はあまり進んでいなかった。でも、キレイな湖畔を眺めながらのんびり走る。



 先導車に追いついたところで、湖畔が見渡せる所があったから停まってみた。



 多少は色づいていたが、思ったほど田沢湖周辺の紅葉は進んでなかったかな。



 何とか色づいている木を探して撮影。



 田沢湖を背景に1枚。青空が広がっていないのが残念だ。



 角度を変えて。天候は良くないが、背景の山々が中々良い。

 田沢湖の撮影を楽しみ、たつこ像は今回スルーし国道105号まで下りてきた。この道は、東北の中でも昔から大好きな道で、交通量がかなり少なく、適度なワインディングで存分に駆け抜ける喜びを感じることが出来る、お気に入りの道だ。所々クルマは居るが、殆どがPASS可能な所なので安全に配慮しながら楽しく進む。

 阿仁の集落まで来たところで、国道から外れ阿仁のクマ牧場へ向かう。所々案内があったので迷わず、動物園CP「阿仁マタギの里熊牧場」をGetして、また来た道を戻り、道の駅「あに」に立ち寄り休憩する。

 そろそろ昼食を取ろうかと思ったが、この道の駅でパッとしたものが見つからなかったのでどうしようか考えた。次にコロプラ土産のため、大館能代空港に行く予定のため、そこで食べるという選択肢もある。ちょうど昼飯時になってしまうが、地方のローカル空港なので、そこまで混雑するとは考えにくいから大丈夫だろう。こちらで昼食にしようかと思う。空港なのでカードが使える可能性が高いと思うし。

 ちなみに豆知識だが、日本国内でここ秋田県大館能代空港と石川県能登空港は、何故か道の駅になっている。日本全国でもこの2箇所だけだと思うが、駐車場が無料で停められるというのは嬉しいが、周辺人口を考えると利用者は少ないからこそ出来るのであろう。

 大館能代空港を目指して、楽しみながら走る。1度来たことがあるので何となく覚えていた。ちょうど12時前くらいに着いたので、レストランの混雑が心配だったがカウンターもあって、そこまで混雑していなかったので助かる。コロプラ土産をGetするべく位置登録しようと思ったが、食事をするので切り替わる時間を過ぎそうだったから、また後でしようと思い、先に食事を済ませる。



 比内鶏丼と稲庭うどんセットにしてみたが、中々美味しかった。ランチを食べた人はコーヒー無料ということで、食前食後と2杯も飲んで非常に満足する。

 お腹も膨れたところでツーリング再開。大館能代空港を出発し、無料供与中の秋田道に入って大館まで向かう。大館市街で給油していたところ、物凄く大事なことを思い出した。

 しまった、大館能代空港でコロプラ位置登録を忘れてしまった。今戻れば、20分程度のロスで済むだろう。流石にまた来るのもしんどいので、今なら戻れると判断し、先ほども乗ってきた秋田道に入って、大館能代空港を目指す。

 これだから、思った時にやっておかないとバカなので忘れてしまう。自分のバカさに怒りながら走った。幸いわずかの差ではあるが、鷹巣ICでGet出来たので大館能代空港まで行かずに済んだ。すぐさまUターンして、大館南ICで降りて国道103号に入り、十和田方面に向かう。

 十和田ICから東北道に入り、1区間の鹿角八幡平ICで降りて国盗りをGetして、再度東北道に入り花輪SAで休憩する。

 そろそろ本日の宿を模索する。予定では、この後青森県黒石周辺を巡ってから、八甲田山・十和田湖を巡って六戸町まで行く予定だった。しかし、色々寄り道をした結果、六戸町まで行くなら今から向かわないと間に合わないと思われる。前日構想した通り、黒石周辺はまた次回に回しても良いかと思うので、これが1番に思いついた。

 そして天気予報を見たところ、六戸町は青森県で言う三八上北の地域で、前日の予報から変わらず真夜中~未明まで雨が降る予報になっていた。そして、津軽地方は雨の予報が出ていなかった。津軽地方にも、ちょっと高めだが温泉隣接のキャンプ場があるので、黒石や西目屋村まで行って、そのキャンプ場に泊まるのも面白いかもしれない、って思った。

 しかし、今日津軽に泊まって、明日八甲田~十和田湖を巡ってしまうと、折角北東北周遊プランに申し込んだのに、全然高速道路を使えなくなってしまう。もちろん、使うことが目的になってはいけないが、八戸道沿線等もちょこちょこ乗り降りしたいポイントがあるので、やはりこのプランは使いたい。夜中だけの雨なら、そんなに恐れる必要も無いと思うので、やはり当初の予定通り六戸町まで今日の内に行ってしまおう。

 そうと決まれば、花輪SAを出て先ほど入った十和田ICを降りる。そして十和田湖方面へ向かった。途中の道の駅「おおゆ」を通過した。段々紅葉の色づきが良くなってきて、秋の風景を楽しみながら登っていく。



 十和田湖の有名な展望台、発荷峠に到着。バスや観光客で中々賑わっている感じだった。少なくとも十和田湖まで北上するつもりだったので、とりあえず第一の目標を達成出来て満足感が込み上げてきた。



 十和田湖の展望が素晴らしい。



 紅葉もちょうど見ごろで、まさに紅葉のじゅうたんが広がっているようだった。



 やはり東北と言えど、10月下旬頭では、標高の高い所しか紅葉していないようだ。



 素晴らしい展望を望むことが出来た。秋にこんな所をバイクで旅出来るとは思わなかったので、今回の休みを取って本当に良かったと思う。

 時間が許せば十和田湖1周したいところだが、南半分だけ見ながら周る。発荷峠の感じから紅葉が見ごろかと思っていたが、残念ながら他はそこまででも無かった。発荷峠は標高が高いのでかなり寒かったから、そちらの方が進行が良いのであろう。

 奥入瀬渓流にも入ったが、この道は結構道幅が狭い割には路駐や大型バスも多かったりして、かなり流れが悪かった。奥入瀬渓流の紅葉を楽しみにしていたが、前述通りあまり素晴らしいとまでは言えない状況だったので、何となく流れる渓流を見ながらのんびり走って向かった。道の駅「奥入瀬」で休憩をして、十和田市街の道100選CP「官庁街通り」をGetする。

 もう大分暗くなってきたので、おとなしくGoogle先生に聞きながら向かった。よく分からない広域農道っぽい所を通っていくと、17:00前に六戸町舘野公園に到着した。

 しかし、公園が広いのでどこがテン場か全く分からない。最初に六戸高校側の駐車場に入って、案内図を見たが分からなかった。トイレがあったのでキャンプをしようと思えば出来るが、可能なら炊事場があると嬉しいし、あるという情報はあったので少し探してみよう。

 六戸高校方面に進み、高校から道路を挟んで反対側の駐車場から公園内に入ってみた。ちょっとした集合住宅を越えて降りて行くと、無事炊事場が見つかった。冷静に舘野公園のHPを見ると、ちゃんと炊事場の場所が記載されていたが、焦っていたためか見落としてしまった。どうやら、他にキャンパーは居なさそうで、完ソロとなりそうだ。でもここなら、街から近いし山奥でも無いので完ソロでも全く問題無いだろう。

 もうかなり暗くなってきたので急いでテントを張り始める。途中から流石にヘッドライトを点けないと厳しくなってきたので、ヘッドライトを取り出した。暗い中何とかテントを設営する。

 青森県六戸町舘野公園キャンプ場をキャンプ地とする!もう暗いので写真は翌日に回す。無料で受付不要。大きな屋根付き炊事場もあり、台もあったので雨の日の対応も出来そうだ。今晩雨が降る予報なので、これは非常に助かる。さつき沼のほとりにあって、非常に雰囲気の良い林間サイトと言った感じだろうか。

 口コミを見ると、広大な公園にどこでも張って良いらしい。寝るだけなら、六戸高校よりの公園の方が、長イスが点在してあり、トイレも新しくてキレイそうだったのでそちらの方が駐車場からも近いし良いだろう。

 炊事棟近くのトイレは、キレイにはされているがボットンなのが少し残念。また、バイクなら問題無いが、クルマなら近くには恐らく4~5台程度しか駐車出来なさそうなので、ハイシーズンは荷運びが大変そうに見えた。

 街中にも近いので、スーパー・コンビニはすぐ行けるし、温泉も銭湯が2軒。露天風呂付温泉が少し離れたところにもあるし、そういう意味では旅ライダーにとっては非常に便利なキャンプ場であろう。

 設営も終わった所で米に水を浸けて、買い出しに向かう。国道出てすぐにスーパーがある。少し距離はあるが、歩こうと思えば歩ける距離だろう。買い出しを済ませると、まだ時間がありそうだったので、温泉の場所を確かめておくことにした。国道45号を十和田方面に2km程度走ると、コンビニに隣接した温泉が見つかった。これで後の立ち回りは問題無い。

 キャンプ場に戻って、夕食を美味しくいただく。しかし、外で食べるご飯は何でも美味い、というがそれはやはり景色あっての物、ということが良く分かった。連れでも居ればその雰囲気で美味しくなるが、ソロで景色が見えないとプラシーボ効果が全くと言って良い程無い、というのがこの3日間で良く分かった。まぁ旅費は節約出来るので意味が無い訳ではないが、楽しみの1つが削がれた感じを受ける。

 やはりこの時期にロングキャンプツーリングは初めての経験なので、春夏とはまた勝手が全く違うな、と身に染みて思う。寒くなってくるので、焚火をするには秋キャンプは中々良いが、ロングだと薪も焚火台も減らしたいのでそれも出来ないから、次秋のロングキャンプツーリング機会があれば、夕飯は他で済ませて朝食だけ自炊する、というのも良いかもしれない。それでも雰囲気は味わえるし、節約効果もあるだろう。

 そんなことを思いながら、今回は完全に食料を持参しているので、荷物は減らしたいから自炊はしていこう。夕食を食べて、後片付けをしてしばしゆったりする。ここは公園内通路なのだが、恐らく手前にある集合住宅の人が使っているのだろう、極稀にクルマが通る。気になるレベルではないが、丸見えなので気にしないようにしよう。



 良い時間になったので、温泉に行く。バイクで5分強走ると、アクアセラピ温泉森ランドに到着した。青森県は全体的に温泉がかなり安いが、ここも多分に漏れず、370円と格安だった。露天風呂・サウナ・水風呂も完備されており素晴らしい。売りであろうヒバの浴槽が閉鎖されていたのが残念だったが、それを鑑みても良い温泉だろう。

 お湯自体は若干のヌルヌル感がある程度でそこまで温泉らしくは無いが、値段と設備を考えれば充分満足出来る。ただ、シャンプー類が無かったくらいだったが、ちゃんと持参しているので問題無い。

 しっかり温まり、温泉を出てキャンプ場に戻り、しばらくテントの外でゆったりする。

 翌日の天気予報を見ると、当初の予報通り日付が変わる頃から6:00くらいまで雨の予報で、それ以降は次第に天気は回復に向かう見込みのよう。早めに止んで欲しいがどうなることやら。明日は普通の平日で、この公園の近くは中学校と高校があるので、登校中の生徒から物珍しそうな目線がありそうなので、早めに退散したいが、雨次第となるだろう。

 そんなことを考えながら、テントに入る。雨に備えて、最悪前室で朝食の支度が出来るように、テーブル等をなるべく近くに置いておく。今日は、平地のためか昨日より冷え込まなさそうではあるが、シュラフのドローコードをしっかり閉めて寝ることにする。

宿泊地:青森県六戸町 舘野公園キャンプ場 無料
温泉:アクアセラピ温泉森ランド 370円


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Posted at 2020/01/21 23:38:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 東北2019 | 日記
2019年10月21日 イイね!

2019年秋休み 東北ソロキャンプツーリング 3日目 宮城県仙台~岩手県八幡平


■3日目 10/21(月) 天気:晴れ
走行距離:374.7km

 東北道沿線の国盗り・ハイドラ巡りをしながら北上し、岩手県八幡平市まで走った。

 6:00頃起床。GWや夏休みなら明るくなるのが早いので、5:00くらいに目が覚めてしまうが、この時期なのでぐっすり寝てしまった。まだ仙台だというのに、結構冷え込んでいて10℃程度だったと思う。これからまだ北へ向かうのに、キャンプが継続出来るのか若干不安になってしまった。

 テントから出ると、フライシートは表裏全てがビショ濡れだった。木製のイスまで濡れていたので、よっぽど夜露が降りたのだろう。流石にこの上に座ると尻が濡れてしまうので、仕方なくイスを取り出し、付属のイスをテーブル代わりに使って朝食を取る。食後のコーヒーを飲みながら一服して、至福の時を過ごす。

 晴れの予報の割には日差しが無かったが、7:30頃からようやく晴れ間が覗いてきた。後片付けをして、ビショ濡れのフライシートや、荷物を散乱するテーブル等を拭いてボチボチ撤収準備を開始する。

 駐車場まで台車を取りに行き、荷物をまとめてバイクに戻った。バイクカバーもビショ濡れかな、と思っていたが予想外に乾いていた。特に木立があった訳でも無いのだが、やはり地面が舗装されているのでは、違うのだろう。

 荷物も載せ終わり、台車を元に返そうとしたところで、先程原付で到着した人に話しかけられた。話を合わせていたら、よく見ると受付のおじさんだった。非常に丁寧に優しく対応してもらえたので、物凄くありがたい。話をしてみると、おじさんもBMWの大きなバイクに乗っていたらしいが、震災以降手放したそうだ。それで今は原付を足として使っているらしい。

 おじさんにお礼を言って、8:30頃水の森公園キャンプ場を出発した。今日の予定だが、東北道沿線の国盗り・ハイドラをしながら行けるところまで北上しようと思っている。



 ということで、今回申し込んでみたのが北東北周遊プランだ。軽自動車・二輪で上記エリアを3日間7,000円で乗り放題となる。今日から3日間なので、割引の効かない平日が2日含まれているから、使い方によっては中々オトクになる見込みである。しかも、国盗り・ハイドラ巡りのような、乗り降りを繰り返したい場面で効果を発揮すると思う。

 いつもなら少しでも高速代を節約するところだが、このプランがあるので一番最寄りの、前日も降りた泉PAスマートICから東北道に入った。順調に走り、三本木PAスマートICで降りて、道の駅「三本木」のCPをGet。そこから再度乗らずに、宮城県加美町の国盗りを進めた。旧宮崎町のふるさと陶芸館付近まで進み、大崎市街に戻って、道の駅「おおさき」のCPもGetする。

 そして、古川ICから東北道に戻って長者原SAに立ち寄った。



 小腹が空いてきたので、宮城名物ずんだ餅が1本ずつ売っていたから食べてみた。水どう藤村Dの大好物でもあるが、私は食べた記憶が無かった。食べてみたが、とても美味しかった。ただ、これを飲むことは出来ないだろう。

 小腹も満たしたところで長者原SAスマートICで降りて、国道4号に入る。名水CP「桂葉清水」と国道4号のCPをGetして、またも築館ICから東北道に入る。沿線の国盗りを進めながら、いよいよ岩手県に入った。



 一関・平泉を通過し、前沢SAで昼食を取る。前沢牛カルビ丼というのがあったのでそれにしてみたが、中々美味しかった。 

 お腹も満たしたところでツーリング再開。奥州スマートICで降りて、水沢市街で駒形神社CPとコロプラ土産をGet。

 更に、水沢ICから再度高速に乗り、たった1区間の北上金ヶ崎ICで降りた。周遊プランに入ってなければ絶対にやらない運用だが、少しでも元を取ろうと貧乏根性が出てしまうのが悲しいところだ。

 今回こういう乗り方を何度かしたか、時には本当に早いのだろうかと思うこともある。今回のように6km程度の1区間であれば、高速道路の料金所・ランプを通るのも割と時間が掛かるのでそう思った。精神的には止まらないから楽なので、価値は0じゃないと思うが実際と比較しようが無いのでどうだろうか。

 話は逸れたが北上金ヶ崎ICを降りて、夏油温泉へ国盗りをしに向かう。交通量の少ないワインディングを爽快に駆け上がった。



 ダム湖のほとりで国盗りが出来たので、Uターンのためちょっと立ち寄る。絶景とまでは言えないが、秋らしい風景が広がっていた。



 今回の旅は、CP巡りに追われてて中々ゆっくり写真を撮るヒマが取れなかったので、撮れる時には少しでも撮っておきたい。

 写真を撮りながら一服して、来た道を戻る。北上して、奥羽山脈を貫いて秋田へ向かう国道107号に出て、道の駅「錦秋湖」で休憩し、ソフトクリームを食べた。この道沿いが、紅葉が中々良くて走るのが楽しかった。平日にも関わらず、道の駅の駐車場は満車でバイクで助かったところだ。

 またもや来た道を折り返し、秋田道北上西ICに入る。北上JCTから東北道に合流して、花巻JCTから釜石道に入った。東和ICで降りて、道の駅「とうわ」で休憩。花巻市の「イギリス海岸」の国盗りが中々ピンポイントっぽいので、東和ICから花巻空港ICで降りてGetした。ここでも1区間の贅沢利用だ。

 国道4号で給油をして、空港CP「いわて花巻空港」と国道4号のCPをGetし、道の駅「石鳥谷」を通過して、少し逆戻りして花巻温泉に寄った。そして、花巻ICから東北道に入り、贅沢に1区間の紫波ICで降りて、神社CP「志和稲荷神社」をGetした。

 そろそろ本日の宿を模索する。予定では、この後岩手県雫石町の道の駅に行った後に、八幡平市の岩手山麓にあるお気に入りのキャンプ場に行こうと思っていた。しかし、大分予定を取り戻してきたが、まだ取り返せる程には至っておらず、雫石町まで行くのは中々厳しそうだ。

 なので、とりあえず予定通りのキャンプ場まで行き、明日のことは今晩考えることにしよう。

 最寄りのICは西根になるので、その周辺でスーパーを探してみたが、少し離れた所になりそうだ。目的のキャンプ場は温泉徒歩圏のため、到着後にバイクは乗りたくないから買い出しは済ませておきたい。しかし、少しでも早くテントを張りたい。という葛藤があったが、コンビニなら西根ICすぐ近くにあったので、今日は持参したレトルトカレーで済ませて、野菜や飲み物だけをコンビニで調達することにしよう。

 そうと決まれば紫波ICから東北道に入り、西根ICまで走る。途中岩手山をキレイに見ながら快適に走る。そう言えば、この区間は静岡の新東名「森掛川IC~新静岡IC」と一緒に、最高速度120km/hになっている所だ。区間は短いが、法的に120km/hを堂々と出せるのは貴重なので、新東名では重宝している。

 ただ、120km/h出すとハイドラから文句を言われて、その間のCPが取得出来なくなってしまう。新東名は何回も通っている区間なのでどうでも良いが、東北道は次通るか分からないので、きっちりCPを取るべく速度を抑えて走行する。一部とは言え、法的に120km/hが可能な区間があるんだから、ハイドラの制御やクルマのクルコンの設定も緩和されると良いのだが。

 と思っていたら、どこかのアップデートで120km/hくらいまでは文句を言われないようになった。正直止めてもらいたい。駅のCPもあるんだから、電車特急に乗ると途中が取れないのはどうかと思う。新幹線は相変わらず出来ないから、数が少ないからまだ良いけど、こんなくだらない制御は無くして欲しい。

 そんなことを考えていたら西根ICに到着したので降りた。コンビニに立ち寄り買い出しをして、キャンプ場に向かう。素晴らしい景色の中結構標高を上がっていくのが、どこまで上がるのか不安を感じる。

 次第に見覚えのある景観が出てきた。16:10岩手山焼走国際交流村の焼走りの湯に到着。GPSアプリで標高を見たら、600m弱だった。ここまで高い所だったっけか。この時期なので、今晩どこまで冷えるかが気掛かりだ。ここがキャンプ場の受付なので、早速受付をする。

 テントに取り付ける札を貰いサイトに向かう。平日だから下手すればロンリーキャンプでは?と思っていたが、意外とキャンパーが居た。でも広大な広場にポツポツ程度なので、どこでも張り放題だ。クルマは乗入出来ないが、バイクは入口付近でエンジンを切れば乗入OKなので、入口の坂を越えた所でエンジンを切る。流石に押して遠くまで行くのは大変なので、岩手山を見渡せて入口からも近い所が空いていたので、場所も決まり設営を開始する。



 岩手県八幡平市岩手山焼走国際交流村をキャンプ地とする!ここは私のキャンプ場採点の中でも、最高点を誇っている。まず300円と格安であり、岩手山を望む景観は素晴らしい。温泉も徒歩圏で、コンビニも5分強で着く。乗入は制限付きだが可能で、オートキャンプ場が併設されているから、ゴミ捨てOKコインランドリーまである、と至れり尽くせりだ。コンビニがすぐ近くなら満点になったのだが、非常に惜しい。

 欠点は、炊事場が中々年季が入っていることくらいだろうか。ぶっちゃけ私の中ではそんなのは欠点ではない。炊事場は水が出て、ちょっと置く場所があればそれで良い。一番良いのは屋根付きで広く、台とかがあれば最強だが、そこまで求めるのは贅沢だろう。トイレも水洗で清潔に保たれている。2015年に利用して以来だが、あの時は何かボロい倉庫のようなものがあった気がするが、解体したのだろうか。

 テントも設営でき、米を水に浸けた所で一服して寛ぐ。キャンプはこの瞬間がたまらない。・・・のだが、既に周囲は真っ暗。先ほどまで見えていた岩手山もシルエットが薄っすら確認出来るレベルだった。可能であれば景色を見ながら寛ぎたいが、やはりこの時期は中々難しい。毎日15:00にキャンプ場に入っているようでは、全く進まないし。

 仕方ないので、しばらく寛ぎ米を炊いてランタンを点けて夕食を美味しくいただく。食後の一服を楽しみつつ、しばらくキャンプ場でゆったりして片づけを済ませる。



 先ほど受付した焼走りの湯に歩いて向かった。途中の駐車場は街灯が一切無いのでヘッドランプが無いとおっかないが、ほぼ平坦な道を徒歩5分程度なのでありがたい。キャンプ場利用者は割引券をくれるので、500円で風呂に入れる。露天風呂は無く温泉らしくはあまり無いが、キャンプ場から歩いて風呂に入れるなら、そのようなことはどうでも良い。サウナ・水風呂はあるので、整えることは出来る。

 しっかりと温まり、温泉から出る。休憩室が見当たらなかったので、ロビーのイスに座りテレビを見ながらしばらく寛ぐ。テントに戻ると、昨日程ではないが夜露が降りていた。やはり、秋キャンプは寒暖差が激しいので夜露を防ぐには中々難しいだろう。

 シュラフに包まってツーリングマップルを確認する。当初の予定では、八幡平東の名水CPに寄って、東北道沿線の国盗り・道の駅に寄りつつ、青森県黒石まで向かう。そこから、八甲田・十和田湖を巡って、六戸町まで走る計画だった。

 キャンプ場は同じなので、そのように行動することは出来る。しかし雫石町の道の駅に寄れなかったので、ここだけポツんと残ってしまうのも辛い。

 そこで思いついたのが、明日はまず名水CPを取って、東北道で盛岡まで南下する。そして雫石町に寄って、折り返さずにそのまま進んで秋田県に入り、田沢湖に寄る。そこから、国道105号で阿仁のクマ牧場CPをGetしつつ、大館能代空港に新しく出来たコロプラ土産を購入しようかと考えた。

 当初計画を立てた時には、ここが残るのが次回への気掛かりだったが、そこを潰せるのは大きいだろう。黒石付近のポイントがいくつか残るが、元々西目屋村にも道の駅が新しく出来ていて、そこまでは寄れない予定だったからあまり問題無いと思われる。

 ただ、高速に乗る区間がかなり減ってしまうので、折角周遊プランに入ったのに勿体ないな、と思ってしまった。この貧乏根性が悲しいが、高速道路は手段であって目的ではないので、そこは仕方ない。

 翌日の天気予報を見ると、宮城以南は雨が降る予報だったが、岩手・青森は何とか持ちそうだ。ただ、夜以降の降水確率が高かった。と言っても降るのは未明~早朝に掛けてくらいだったので、この時間なら多少降っても構わない。それ以降の天気予報は悪くは無かった。

 そんなことを考えていたが、ここは標高600m近くなので、どこまで冷えるかが不安だ。一応持ってきていたカイロをすぐ取り出せる所に配備しておく。ちゃんとシュラフのドローコードをしっかり閉めて寝ることにする。

宿泊地:岩手県八幡平市 岩手山焼走国際交流村 300円
温泉:焼走りの湯 500円


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Posted at 2020/01/20 23:19:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 東北2019 | 日記
2019年10月20日 イイね!

2019年秋休み 東北ソロキャンプツーリング 2日目 福島県会津若松~宮城県仙台


■2日目 10/20(日) 天気:晴れ
走行距離:439.7km

 磐梯ゴールドラインを走って裏磐梯を巡り、福島まで出た。そこから再度内陸に向かい、山形地方を巡って宮城県仙台まで走った。

 6:00前に起床。ホテルなので朝シャンを済ませてサッパリする。朝食が6:30~なので5分前に向かったところ、フライングは出来ずに既に数人並んでいた。仕方ないのでしばらく待っていると、大勢やってきたので5分前行動を取っていて良かった。



 定刻通り案内が始まり、バイキングで好きな物を選んで美味しくいただいた。食後のコーヒーを飲んで、部屋に戻り歯磨きを済ませて、出発の支度をする。外を見るとまぁまぁの天気だった。これなら充分楽しめそうだ。

 準備が出来たのでバイクに戻り、バイクカバーを外して荷物を収める。そうこうしてたら、横に居た豊田ナンバーNinja1000のライダーがやってきたので少し話をする。豊田ナンバーでこんな所に居るってことは、4連休を生かしてなのだろうか。もしくは関東に移住しているか、のどちらかであろう。

 1000なので重たいバイクを、この勾配のある中出発していったのは中々大変そうに見えた。私のバイクはもちろん軽いのだが、キャンプ道具満載なのでまたがると危険と判断し、タンクを腰に当てて何とか下ろす。

 7:30に会津若松のホテルを出発した。東山温泉と猪苗代湖西部の国盗りをして、磐梯ゴールドラインに向かった。この道は前にも通ったことはあるが、磐梯吾妻スカイラインに比べると、あまりパッとしない印象があった。晴れているのでワインディングは気持ち良いがやはりあまりパッとしなかった。

 前に寄った時も撮影した、望湖台に寄ってみた。だが、前が詰まったからというのが大きくて、あまり写真を撮ろうという気がしなかった。一服休憩を済ませて出発すると、裏磐梯に出た。ここにコロプラ土産が追加されたのだが、電波があまり良くなかったので、道の駅「裏磐梯」まで行って、コロプラ土産をGet出来た。

 これで会津は残すところ桧枝岐村だけになったから、心置きなく福島方面へ向かう。ここで、磐梯吾妻スカイラインに行きたいと思っていた。この道も中々紅葉が素晴らしい、との話は聞いていたので楽しみにしていた。

 だが、気になることに、ハイドラのマップで磐梯吾妻スカイラインの交通情報が真っ赤になっていた。紅葉の名所だから混雑しているのか?でも、こんなに全線に渡り混雑は中々しないと思うけど、と思いながら向かった。

 すると、通行止めになっていた。これまで電光掲示板等にも全く情報が出ていなかったので、通れるもんだと思い込んでいた。先週襲った台風19号の影響なのだろうか。事前に看板等を出しててくれると嬉しかったのだが。



 仕方がないので、磐梯吾妻スカイライン入口で写真を撮る。



 もう少し登ると磐梯山がキレイに見えるのだが。



 それでもまぁまぁの紅葉を見ることが出来て良かった。

 磐梯吾妻スカイラインを走れなかったので、福島市方面に降りて「リンクサーキット」へ向かった。

 もちろん、サーキット走行をするためではない。2019年の夏、ハイドラのサーキットCPが大幅追加された。元々14か所と有名どころばかりだったのが、一気に64個も増えてしまった。こうなったからには集めていくしかないので、少しづつでも寄って行こうと思う。

 ただし、ハイドラは場所によって判定が甘かったり辛かったりする。他の所はまだ良いが、もしサーキットが沿線で取れなかったら、用事も無いのに入っていかないとならなくなるので、もし他の人が居たらかなり気まずい。しかも、普通のサーキットはかなり人里離れた場所にあるので、そこで走りもしないヤツが居る時点で不審者扱いとなるだろう。

 なので、なるべく甘いことを願った。リンクサーキット沿いにある広域農道を走っていると、看板が見つかったので通り過ぎた。懸念が現実となり、CPの取得が出来なかったので仕方なく入る決意をしたところ、入口から100mくらい走った所でGet出来た。

 前述したとおり、サーキットはかなり辺鄙な所にあるので、道が狭かったりダートだったりするから、荷物満載のバイクで周るのは適さないかもしれない。

 とりあえず、福島のリンクサーキットをGetしたところで、通った道を引き返して東北中央道の福島大笹生ICに入った。この道は米沢北ICまで無料なのでありがたい。順調に進み、山形上山ICで降りてハイドラ遊園地CP「リナワールド」をGetする。

 そろそろお腹が空いてきたが、山形名物がパッと思いつかなかった。適当に国道13号を走っていると、何だか見覚えがある気がする。ショッピングセンター内に店があってそこで食事をした記憶があるので、思い出に浸りに行くことにした。松屋のネギ玉牛丼を美味しくいただいた。チェーンだが、静岡にはあまり松屋は無いので、まぁ良いだろう。

 その後給油をして、バイクも人間もお腹を満たしたところでツーリング再開。南陽市に向かう。実は、この付近。1月前に新潟を巡った際に、近くを寄っていたのだ。最近は、ツーリングマップルに書き込んだり、事前予習をしっかりするおかげで殆ど取りこぼしをすることは無いのだが、新潟から帰って来た際に、取りこぼしに気付いてショックを受けた。

 なので、今回リベンジとなる。宮内にある「熊野神社」へ向かってCPをGetした。この辺りから、バイクに取り付けてあるサブスマホの充電がおかしかった。充電中のランプが灯るのだが、しばらくすると勝手に消える。USBケーブルを抜き差しすると再点灯するが、またしばらくすると消える。しかも、全く充電されていなかった。

 昨日まで充電出来ていたのに、スマホ自体が悪いのか?と思ったが、よくよく記憶を思い出していくと、このような経験があった気がする。似たような現象が発生したが、対処方法を思い出せなかった。

 そのくらいのレベル、ということは結局何とかなったからであろう。そうなると一番怪しいのがケーブルだ。ケーブルなんか、どこの家電量販店。下手すればコンビニにでも買えるレベルなので、その可能性が高そうだ。

 しばらく走ると長井市に入った。ここも1月前に走っていたので、いくつかの家電量販店があった記憶がある。あっさりとケーズデンキを見つけたので入ってみた。どうせなら断線に強い系統にしようかと思ったが、流石に田舎だからかあまり品揃えが良く無く、仕方ないので適当なケーブルを購入した。

 ケーブルを交換したが、現象の再発はなく問題無く充電出来ていそうだ。やはり予想が合っていて助かった。ケーブルが断線?しかかっていると、このような現象が出るようなので、今度はちゃんと覚えておくことにしよう。

 これでトラブルが解決出来たので、気分良く出発する。白鷹町の神社CP「鮎貝八幡宮」をGetして、道の駅「白鷹ヤナ公園」が最上川沿いの雰囲気が良かった記憶があるので、そこに寄ってソフトクリームを食べる。

 そろそろ本日の宿を模索する。予定では、この後宮城県内陸よりを巡った後に、大衡村のキャンプ場に行こうと思っていた。しかし、昨日の遅れを取り返せる程甘くは無く、流石にそこまで行くのは中々厳しそうだ。

 事前調査等から、以下の4つが候補に挙がった。

①山形県寒河江市 寒河江いこいの森
②宮城県川崎町 国営みちのく公園
③宮城県蔵王町 遠刈田公園
④宮城県仙台市 水の森公園

 ①は流石に近すぎるから、もう少し稼いでおきたいから却下。②は少し高いが、温泉が隣接して料金が含まれているので、中々魅力的だ。

 しかし、少し調べると前日までの予約制らしい。駄目元で電話しようかと思ったが、国営なので柔軟な対応にはあまり期待出来ないから、ここも無しとなった。

 となると、③、④だが。③は温泉徒歩圏無料。④は500円でシャワーはあるが、風呂は離れる。いつもなら俄然③を選択するところだが、唯一の欠点が翌日も北に向かうが、逆方向になってしまうことだ。

 春夏ならまだ良いが、秋は日が短いので日中を少しでも大切にしたい。なので、おとなしく④を選ぶことにした。ここは区画制らしいのが少し心配だが、今日は日曜なので流石に一杯ということは無いだろう。電話確認すれば良かったが、飛込可能とHATINOSUで見たので、面倒だったから確認はしなくても良いと考えた。

 宿も決まった所でツーリング再開。寒河江の名橋CP「臥龍橋」をGetし、コンビニで休憩して寒河江ICから山形道に入った。受付が16:30までとのことで、流石に高速を使わないと間に合わないので、おとなしく日曜でもあるので使った。

 ツーリング的には蔵王を越えたい所だが、山形道の宮城県側に国盗りがあるので、仕方なくそのまま山形道を越えた。しかしこの山形道。山中のせいか、中々のワインディングで高速だから高速コーナー多数だった。周囲のクルマのペースも早くて、これが意外と楽しかった。感覚的には、中国道の感じに近いかもしれない。

 無事に国盗りも出来て、東北道と合流。山形道はガラガラだったが、東北道はそこそこ台数も多かった。しかも、この仙台宮城IC付近もかなりのワインディングで、高速なのにそこそこ楽しめる。

 泉PAスマートICで東北道を降りて、水の森公園に向かった。あまり時間も無いし、仙台市は政令指定都市の大きな街なので、裏道とかも色々ありそうだから、素直にGoogle先生に入力して連れていってもらった。途中からちゃんと案内があったので、普通に分かりやすいところにあった。

 16:10頃水の森公園に到着。駐車場ゲートに警備員が立っており駐輪所を案内されたが、進入路が教習所のクランクみたいな感じで少し狭かったが何とかクリア。口コミ通り、東北一の街である仙台とは思えないくらい、自然豊かな雰囲気で中々良さそうだ。

 管理棟に出向いて受付をする。管理棟内は土足禁止だったので、ブーツを脱ぐ。「予約していないけど泊まれますか?」と聞いたが、快く対応してもらえた。区画制のサイトなので、この番号が空いているからどこが良いか選んできて、とメモを渡されたので早速サイトを下見する。

 各サイトに木製のテーブルとイスが常備されていて、充分スペースも広くて中々使い勝手が良さそうだ。サイトの中央にトイレと炊事場があるので、どこのサイトからでも不便はあまり無さそう。サイト番号を決めて、受付のおじさんの所に伝えに行って受付が完了した。

 台車が大量に用意されているので、バイクの荷物を降ろして台車で運ぶ。そしてテントを張った。前日はキャンプが出来なかったので、この旅初めてのテント設営だ。と言っても、9月にもキャンプをしているので全く問題無く設営完了。



 宮城県仙台市泉区水の森公園キャンプ場をキャンプ地とする!前述通り、仙台市中心から外れるため非常に自然豊かで雰囲気が良い。テーブルとイスも完備されていた。



 炊事場・トイレも非常にキレイだ。風呂は近くに無いが、コインシャワーがあるので面倒ならそちらで済ませても良いだろう。

 ただ欠点もいくつかあり、駐輪場からサイトまで徒歩だと5分程度掛かる。台車があるとは言え、離れた所にバイクは置くのは若干不安が残る。台車置場が駐車場近くになるので、設営完了した後戻したり、朝取りに行くのが若干面倒臭い。

 1つ最も変わっているな、と思ったのが泊まりのキャンプは16:30~じゃないとテントを張れないところだ。泊まりのサイトとデイキャンプサイトが分かれているのもあるかもしれないが、このような対応をしている所は初めて見た。この時期なので、16:30~なら明るい時間は30分しか無いから、ライダー用とかならとにかくファミリーテントを日没までに準備するのは中々難しいだろう。また、早めに張って荷物を軽くして周囲を散策したりするには難しい。確認してないが、連泊の場合はどうなるんだろうか。テントを張りっぱなしとかは出来るんだろうか。

 とまぁ、色々難点もあるが、仙台に近い場所で1泊500円とは格安だろう。外れとは言え仙台市なので、コンビニ・スーパー等は近くにあるので買い出しも便利だ。イスに座ってゆったりしながら、米を水に浸けて周囲を検索してみる。仙台なので、そこら辺にスーパー銭湯くらいいくらでもあるだろう、と思ったら意外とあまり無い。10分弱で行けそうな所にあるみたいだが、1,000円くらいと高かったので選択肢には入らない。

 安くて良さそうなお風呂は、泉区の中心付近か南側の若林区の方になるみたいだった。ここで思いついたのが、仙台市のハイドラCPがたくさんあるので、時間の有効利用ということで夜の内に周れば混雑も少なく周れるのでは、と考えた。とりあえず夕食を済ませて、CP巡りをしつつ風呂に入って帰ってくれば良いだろう。

 そうと決まれば早速買い出しに向かう。すぐ近くにcoopがあったので買い物をした。この店には、例のキャッシュレス還元のポスターがあったので、当然クレジットカードが使えると思って出したら、カードは使えませんと言われてしまった。北海道月形町のcoopでも、五島列島福江島のスーパーでもカードが使える時代なのに、仙台の街中にあるスーパーでカードが使えないなんて何だかなぁ、と思ってしまう。まぁ仕方がないので現金で支払った。

 キャンプ場に戻って夕食を美味しくいただく。ランタンスタンド代わりの三脚が大活躍だ。あまり足を出さずにテーブルの上に置けたので、安定して明るさを得られた。食べている途中にいきなり轟音が鳴り響いたが、季節外れの花火が上がっていた。しかし、キャンプ場からはちょうど木の陰に隠れて花火は殆ど見えなかった。音だけの花火はやはり風情があまり感じられなかったのが残念なところだった。食後の片付けを済ませて早速仙台の街に向かう。

公共建築「仙台市科学館」⇒都市公園「榴岡公園」⇒野球場「楽天生命スタジアム」⇒
宮城県庁所在地⇒道100選「定禅寺通り」⇒道100選「仙台西道路」⇒
観光名所「瑞鳳殿」⇒タワー「大年寺山テレビ塔」⇒タワー「トリシャイン」⇒
動物園「仙台市八木山動物公園」⇒遊園地「八木山ベニーランド」⇒名城「仙台城」⇒
神社「宮城縣護國神社」⇒名橋「大橋」⇒公共建築「宮城県美術館」

 流石東北の中心地でもあるため大量のCPをGet出来た。夜なのでいずれも特に何も見える訳も無く、CPを稼いだだけで終わってしまったが、夜ならではということでタワーがいずれもライトアップされていたのがとてもキレイだった。

 途中、花火帰りだと思われる大量の人が居る部分があったので少し混雑していたが、2時間は掛かるかと思っていたが予想より早く終わることが出来た。日曜の夜だから、一番出歩く人が少ない時間帯だったので、順調に進んだのだろう。ちなみに、私は仙台城も瑞鳳殿も見たことがあるので、今回は割愛したのもある。

 今の場所からだったら、泉区の方がキャンプ場に戻る方向にもなるのでそちらの風呂に向かおう。走っていくと、泉パークタウンという中々オシャレな住宅街を通って行った。



 20:00過ぎくらいに竜泉寺の湯 仙台泉店に到着。この竜泉寺の湯、本店?が名古屋にあるのでよく知ってはいるが、まさか仙台にもあるとは思わなかった。名古屋と違って泊まりは無理みたいだが、AM3:00くらいまでやっててとてもたくさんのお客さんで賑わっていた。本店と同じく炭酸泉があったので、冷えた体を温め、当然サウナ・水風呂にて整える。

 しっかり温まり21:30頃竜泉寺の湯を出発しキャンプ場に戻る。帰りにサッカー場「ユアテックスタジアム仙台」のCPをGet出来た。22:00前にキャンプ場に無事到着した。結局テント周辺には全く居なかったが、充実した巡りが出来たと思う。

 テントに戻ると夜露でビッショリ濡れていた。これは翌日の処理が大変そうだ。また後から気付いたが、どうやら仙台市の名水CPを取りこぼしてしまったらしい。仙台南部道路ICから近い所なので、まだ幸いだ。やはり夜に巡るのはよっぽどしっかり管理しとかないと、このようなことが起きてしまう可能性が高い。

 翌日の天気予報を見ると、天気は良さそうだ。ただ、22日(火)は関東以北は崩れてくるらしい。岩手・青森辺りは何とか持ちそうな予報だったので、予定通りに行けばちょうど雨雲から逃れることが出来そうだ。

 そんなことを考えながら、テントでシュラフに入る。初キャンプになるが、10月の東北なのでちゃんと防寒対策をしておかないと凍えてしまう。ちゃんとシュラフのドローコードをしっかり閉めて寝ることにする。


宿泊地:宮城県仙台市泉区 水の森公園キャンプ場 500円
温泉:竜泉寺の湯 仙台泉店 600円

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2019年10月19日 イイね!

2019年秋休み 東北ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~福島県会津若松

 2019年の秋は、ひょんなことから1週間の休みが取れたので、東北へ秋のキャンプツーリングへ出かけることが出来た。バイクでの東北ソロキャンプツーリングをたっぷり満喫してきたので、今回もレポを頑張ります。大分遅くなってしまいましたが、一応折角まとめたので綴ってみます。

 備忘録を兼ねているので無駄に長いです。しかも今回は、天候にあまり恵まれなかったこともあり、写真がかなり少ないのであまり見る価値は無いかもしれないので、先に申しておきます。


■1日目 10/19(土) 天気:曇り後雨
走行距離:554.8km

 自宅最寄ICから新東名・東名・圏央道・東北道白河ICまで高速を使い、福島南部から会津を巡り、会津若松まで走った。移動日なので、写真は殆どありません。

 まず今回の休暇について簡単に説明する。2019年は令和になったことから、10/22(火)に天皇陛下の「即位礼正殿の儀」、という祝日が加わった。自動車業界では基本祝日休みは無いのだが、何故か10/19(土)~10/22(火)まで4連休というカレンダーだった。我が社は部品サプライヤーなので、基本カーメーカーに稼働日を合わせるから、自動車業界殆どがそうだったのであろう。

 私も会社に入って14年になるが、3回の長期休暇を除いてオフィシャルな4連休は1度だけあった。それは、東日本大震災の時に電力削減のため、自動車業界が土日休み⇒木金休みに一時的になった時期がある。その際に元の土日休みに切り替えるタイミングで、4連休が1回あった。しかし、あの時はバイクにも乗っていなかったし、9月末と微妙な時期だったから、そこまで長い休みを取ろうという気は起こらなかった。

 他ではあっても3連休までとなる。しかも、秋のこんな絶好の行楽シーズンなので、このチャンスを逃す手は無い。更なる休みを獲得すべく、上司・同僚に夏休み明けから充分根回しをした結果、有休を3日連続で取ることで、10月に9連休を獲得することに成功した。これだけあれば充分旅をすることが出来る。

 次に行先をどこにするのか模索する。GWに九州へ行ったし、この時期の西方向は取り立てて見所というのも思いつかなかったから、東北が良いかと考えた。恐らく紅葉シーズンに入る頃でもあるし、やはりキャンプツーリングがしたいが、秋は日が短い。そうなると、キャンプ場が充実している地域の方が良いと思う。私の中で、東北は北海道の次に旅に適したキャンプ場が多い地域、ということもある。ちなみに、東北の次に良いのは四国かと思う。

 行先は決まった所で、今度は計画を立ててみた。といっても、結局天気と国盗り等の進捗次第で変更になるが、何となく立てておくと、後から色々柔軟な対応が出来るので、模索してみた。

10/19(土) 静岡~福島県会津~福島県二本松
10/20(日) 福島県二本松~山形県寒河江~宮城県大衡村
10/21(月) 宮城県大衡村~東北道沿線~岩手県八幡平
10/22(火) 岩手県八幡平~青森県十和田湖~岩手県八幡平
10/23(水) 岩手県八幡平~岩手県須川高原~宮城県栗原
10/24(木) 宮城県栗原~宮城県大崎鳴子~宮城県仙台市
10/25(金) 宮城県仙台市~栃木県日光~栃木県塩谷町
10/26(土) 栃木県塩谷町~栃木県那須塩原~栃木県塩谷町
10/27(日) 栃木県塩谷町~東北道沿線~静岡

 最後の2.5日は栃木県になるが、一度いろは坂の紅葉を見てみたいと思っている。ただ、ここは大渋滞を引き起こすことで有名なので躊躇していたが、今回は平日に行ければ少しはマシかと思うので、是非行ってみたい。なのでこのような計画にしてみた。

 色々見たところ、2018年から社会実験として明智平から中禅寺湖の交差点を完全一方通行とすることで、かなりの渋滞削減効果があったらしいから、これまでに比べると大分マシになったようではある。

 他にも東北には割とオトクなETCドライブパスがあったり、東北道のツーリングプランを有効に利用する計画が出来たと思う。前述通り秋は日が短いから、なるべくベースキャンプスタイルで巡れれば、設営・撤収のプロセスを省略することが出来る。そのように立ち回りたいがどうなることやら。


 入念な計画を立てて、待ちに待った秋休みがやってきた。当然ながらひたすら天気予報の確認をしていたが、どうも芳しくなさそうな感じだ。東海は4連休中ずっと雨で、東北は土曜以降はまだ良かったが、晴れの予報はあまり無かった。

 考えてみれば、バイクに乗り始めて7年目になるが、長期休暇の自宅出発時から雨。というのは幸い今まで無かった。途中で降ってきた、というのはあるが家出た瞬間雨というのは記憶に無い。まぁ、初日は東北への移動日に過ぎないのでまぁ良い、と思うようにする。

 そんなことがありながら、当日を迎える。前日はお世話になった元上司が退職する、ということで送別会があったが、何とか5:30頃起きることが出来た。流石に外はまだ真っ暗だ。春夏なら充分明るいのに、やはり秋は日が短い。

 空はいつ雨が降ってもおかしくなさそうな空だったが、幸い雨は降っていなかった。朝食を食べて、バイクに荷物を積む。



 さて、この距離がどこまで伸びるだろうか。秋のロングキャンプツーリングは初めてなので、非常に楽しみだ。雨は降っていなかったが、高速だとその辺に止まってカッパを着る訳にはいかないので、最初から着こんで出発した。朝早いので暑くも無いので問題無い。

 最寄のICから新東名に入る。入ってしばらく走ったら、1つ忘れ物をしたことに気付いた。Bluetoothのイヤホンを持ってくるのを忘れてしまった。隣のICが近づいたところで取りに戻ろうか考える。まぁ無かったら寂しいが、無くてもどうにかなるので、この時は諦めて進むことにした。

 ICを通り過ぎて、他にも忘れ物が無いか一応頭の中で考えてみた。すると、バイクに取り付けるサブスマホを持ってきていないことに気付いた。コレが無いと国盗りを進めるのが面倒だし、ハイドラのCP Getを確認出来ないので流石に厳しい。静岡SAスマートICに入って、家まで戻ることにした。

 これで無駄な高速代と時間を使ってしまった。言い訳としては、雨濃厚の出発が初めてだったので、バイクにスマホを付けずに出発したから忘れてしまった。馬鹿な自分に毒を吐きつつ家まで戻って忘れ物を回収して、再度出発した。最近は、時間をお金で買うべく高速を使うことが増えてきたので、下道だったらすぐUターン出来るのだが、こういう時に忘れ物をするとはタイミングが悪い。

 気を取り直して再度高速に乗りなおす。時間にして、40分程度は無駄にしてしまっただろうか。幸い、その間雨は殆ど降らなかったのがありがたい。

 世間にとっても普通の週末なので、そこまで交通量も多くなく快適に新東名を走って東名に合流したところで足柄SAに立ち寄る。今回、福島県の東北道白河ICまで走るつもりでいたので、ガソリンが足りない。高速の給油所は高いのであまり寄りたくないのだが、仕方ないので早めに給油することにした。

 給油を済ませて厚木から圏央道に入る。狭山PAに立ち寄ったところで、空はもう雨が降りそうにない感じだったのでカッパを脱ぐことにした。元々天気予報でも、雨の心配は午前中くらいだったのでもう大丈夫だろう。但し、東北は夕方からも雨の予報が出ていたので、どうなることやら。

 というのもあり、一応事前に当日キャンセル可能な福島県郡山のホテルを予約していた。このままなら、必要無くなりそうだがまた考えよう。



 狭山PAを出発して、東北道へ合流した。都賀西方PAに寄ったところで昼食を取る。中々ボリュームたっぷりの唐揚げ定食が美味しかった。

 お腹を満たしたところで、都賀西方PAを出発。これまで至極順調だったが、矢板北PAを過ぎたところで渋滞が始まった。渋滞の情報は出てなかったはずだけどな、と思いながらバイクの特権を生かして進むと、どうやら只の渋滞では無さそうな雰囲気だ。クルマが全く進んでいない。

 進んでいくと、物凄い黒煙が出ているのが確認出来た。停滞している原因は間違いなくこれだろう。恐らく車両火災が発生しているのだろう。あまり近づくとバイクなので、煙を吸いかねないので、適当な所で停まることにした。クルマも含めてもう19年運転しているが、高速道路上に留まるのは初めての経験だ。ヒマなので写真でも撮ろうかと思ったが、不謹慎でもあるので止めておく。

 次第に、後ろから何台かバイクが来て少し話をしたので、気が若干紛れたのが良かった。



 この間は、当然ながら東北道は通行止めになっていたようだ。恐らく40分くらいは足止めされたろうか、消火も終わってようやく動き出したので進む。これで、朝の忘れ物を含めて1.5時間くらいはロスしてしまった。これでは計画通りに進むことは少し難しいだろう。

 足止めされている間にTwitterを見たら、どうやら赤いプリウスが炎上していたみたい。消火が終わった所を見たが、もう塗装色など全く残っておらず、フレームだけが残っている状態で、火災の凄さを見せつけられた。事故だけには気を付けないと、と身が引き締まる思いをした。

 しかし、ここまでの事故が起きているのなら、早く電光掲示板で情報を出してくれていれば、前のICで降りたり出来るのだが、本当に発生直後だったのだろうか。Twitterでは到着の20分前に発生したような感じだったので、微妙なところか。

 ストレッチ等をしながらたっぷりボーっとしていたので、急ぎ東北道白河ICを降りて給油した。そして白鳥湖高原の道の駅に向かい、道の駅CPと国盗り空をGetする。その後は会津周辺の国盗りを進めた。観光地である、塔のへつりや大内宿等ではそこそこの観光客が居たが、横目に見つつ通り過ぎる。

 そろそろ本日の宿を模索する。予定では、この後猪苗代湖畔から裏磐梯を通りながら福島県二本松のお気に入りのキャンプ場「あだたら高原野営場」に泊まるつもりでいた。しかし、朝忘れ物を取りに戻ったり、車両火災で通行止めにあったりと時間のロスが大きく、この通りに行くと真っ暗な山道を走って、真っ暗なキャンプ場で設営をしなければならなくなる。

 今回は、秋のキャンプツーリングということで、真っ暗の設営は覚悟をしていた。しかし、あまり走り慣れていない真っ暗な山道を通るのは気が引ける。残りのルートは翌日巡れば良い。ということで、今晩の宿は過去も泊まったことがある、猪苗代湖畔「崎川浜キャンプ場」にすることにした。温泉や買い出しは近くに無いが、猪苗代湖畔の絶景で景観の良いキャンプ場だ。

 そう決めて出発したが、段々空模様が怪しくなってきてしまった。そういえば、福島県の会津地方は夜からの降水確率が高かったのを思い出した。先ほど崎川浜キャンプ場に泊まろうと思ったばかりだが、ここは温泉が近くに無いので雨が降ると非常に辛い。

 かなり心が揺れ始めたところで、それを決定づけるべく雨が降り出した。流石にカッパが無いとイヤになるレベルだったので、木が飛び出して雨宿り出来そうな場所があったので、慌てて入る。雨雲レーダーも見たが、これからもっと濃い雨雲がやってくる予報となっていた。

 翌日の天気は悪くなかったので、せめて温泉が歩いていけるところだったらキャンプで頑張っても良いのだが、北海道と違いそう都合良くそんな便利なキャンプ場は中々無い。という訳で、楽天トラベルでホテルを検索したところ、会津若松市内にホテルが見つかった。流石、大型連休ではないのでその辺の立ち回りは楽になる。

 1泊朝食付きでホテルα1が6,600円だったので充分だろう。少し迷ったが、予約をしてホテルに向かうことにした。会津若松駅すぐ近くのようだから、駅目掛けて行けば分かるだろう、と地図もろくに見ずに進んだところ、17:00前にホテルに到着した。

 事前にホテルを見るときは、屋根のある所にバイクが置けるか等をストリートビュー等を見て確認するのだが、流石に今回は出来なかった。パッと見は、ホテル前に置くことが出来そうに無かったので、少し離れた第二駐車場に停めた。

 バイクから部屋で使いそうな物を取り出し、ヘルメットを雨ざらしにするのも気が引けるので持ち込む。更に、バイクカバーも掛けて準備万端。雨の中、折り畳み傘を差しながら大荷物を持ってホテルに入って、ようやくホッと出来た。

 ここでチェックインをすると、車について聞かれたので、バイクで第二駐車場に置いた。というと、車専用だから別の場所に移動してくれ、と言われてしまった。確認せずに置いたのもあれだが、バイクカバーまで掛けたバイクを雨の中移動するなんて、かなり面倒臭い。しかも案内されたバイク置場とやらが、ホテル裏手にある当然屋根も無く勾配があるところで、確実に大きなバイクに乗ったことが無い輩が決めたような場所だったので、更にげんなりする。

 とりあえず部屋に荷物を置いて、バイクを移動するべく戻る。大して強い雨が降ってなかったのが幸いだが、折角掛けたバイクカバーを外して、適当に丸めてネットの隙間に固定する。そして、指定された場所に向かおうとしたが、ホテル前の道路が一通だったので、うまく戻れず大分雨の中遠回りをしてしまった。しかも、分かりにくい場所だったので、更に入口を通り過ぎてしまい、ますますイライラが募ってしまう。

 旅先であまりイライラはしたくないのだが、天候には勝てないし下調べを殆どしていない自分が悪いので仕方がない。何とかバイク置場に置くことが出来た。バイクカバーを再度掛けて、部屋に戻りようやく落ち着いたところで、気分も静まってきた。早く前向きに切り替えて、旅を楽しみたい。

 早速夕食をどうしようか模索する。駅前なので色んな店があるが、ホテルから歩いて行けるところに温泉があった。調べてみると、450円と安くて食堂も付いている。なので、食事前に温泉に入ってそのまま食事をするのが良いかと考えた。

 そうと決まれば、タオルと着替えと傘を持って行く。ここで、折角ホテルに居るのに自前のタオルを持って行ってしまった。ホテル備え付けを持って行けば良かったのに、そこまで頭が回らなかったのは反省すべきだろう。



 福島なのに「富士の湯」と書いてあったが、広い露天風呂にサウナ・水風呂も完備していて、寛ぐスペースも多くこれで450円なら中々の値段だ。しっかり汗を流して疲れを取る。



 夕食も美味しくいただいた。

 ホテルの部屋に戻って出費管理等をする。今日は、色々トラブルがあったのもあり、予定通りに進めることは出来なかった。中途半端に残すのも辛いので、それを翌日に回すことにしてどこまでリカバリー出来るだろうか。

 そんなことを考えながら、天気予報を見ると、翌日から天気は回復に向かうようだ。でも、秋らしく周期的に天候が変わる見込みなので、適宜天気予報をみながら立ち回りを考えることにしよう。朝食は6:30~だから6時前にアラームを掛けて22:00頃寝る。やはりホテルなので快適。でも初日はキャンプがしたかったのが本音だが仕方がない。


宿泊地:福島県会津若松市 ホテルα1会津若松 朝食付き6,600円
温泉:会津若松駅前温泉 富士の湯 450円

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カワサキ NINJA650 カワサキ NINJA650
2019年2月16日納車。  Ninja400Rに乗り始めて速攻でバイクにハマり、その ...
マツダ アクセラセダン マツダ アクセラセダン
2014年1月11日納車  バイクに乗り出して、クルマで出掛けるのがそれほど楽しく感じ ...
ヤマハ セロー250 ヤマハ セロー250
2020年1月5日納車  サブで125ccオフであるXTZ125を所有していたが、静岡 ...
その他 その他 その他 その他
某氏のマネしてみましたw カメラの紹介と、レンタカー・仕事・公共交通機関での移動に使って ...

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