
■2日目 8/09(日) 天気:晴れ
走行距離:500.7km
小樽港に早朝上陸。オロロンラインをひたすら北上して、サロベツ原生花園・宗谷丘陵を巡って、浜頓別町まで走った。

4:00にアラームで目が覚めた。洗顔・歯みがきをして甲板に出ると、北海道はとても良い天気だった。

ちょうど小樽港の防波堤を越えた所で、朝陽を見ることが出来た。

小樽の街が見えてきた。予報では道北だけ晴れだったが、小樽はとても良い天気で大変ツイている。

小樽港ターミナルに朝陽が照らされていた。当初にアナウンスされていた通り、ちょうど45分遅れで到着だ。でも5:00台の到着なので、十分動くことが出来る。
バイクはクルマの搬出が終わってしばらく時間が掛かるのを知っているため、しばらく甲板で小樽の街を眺める。やはり北海道はとても涼しくて最高だ。
待っている内に5時の天気予報が発表されていた。前日と全く変わっておらず、翌日から天候は崩れ気味であった。ここでM氏と合流し、予想外に小樽や積丹半島の天気が良さそうなので、予定通りにニセコ方面に向かうとのこと。どの辺りのキャンプ場が良いか悩んでいたので、翌日から道東入りする予定らしいから、日高の沙流川オートキャンプ場を勧めておいた。早朝出発なので、積丹半島・ニセコ・羊蹄山・支笏湖を巡っても、充分日高まで走れることだろう。
私は予定通り、稚内まで向かう。小樽上陸後北上するのは、常套のツーリングルートだと思うが、今まで天候に恵まれずに実施出来なかった。8年目にしてようやく実現出来ると思うとありがたい。

バイクの順番が来たので、フェリーから降りて記念撮影。ここでM氏と「またどこかで」と再会を願い解散する。早速国道5号に出たが、まずは腹ごしらえをするべく、早朝から開いているセコマがあったはずなので、そこに向かう。
すると何と閉まっていた。コンビニ業界でも働き方改革が進んでおり、元々セコマは24時間営業店舗は少ないが、この店もそういう決断をしたのだろう。仕方ないので、国道5号を走り銭函の海を見ながらワインディングを気持ちよく走り、国道337号に合流した。
この辺でようやく開いているセコマを見つけたので、朝食にする。ホットシェフおにぎりを美味しくいただき、PB商品の飲むヨーグルトを美味しくいただく。ホットシェフのおにぎりはやっぱり美味い。
お腹も膨れたところで出発する。まずはオロロンラインに向かう予定で、国道231号に入ってひたすら北上した。早朝のため、交通量も多くなく快適に走る。望来から見る眺めは結構キレイだが、朝食を取ってすぐだったので寄らずにそのまま走る。

順調に日本海の景色を楽しみながら、白銀の滝に到着した。ここは駐車場とトイレが完備されていて、割と立派な滝があるので休憩には良い所だと思う。

駐車場から気軽に見れる滝の割には、中々の迫力なので気に入っている。
一服休憩と撮影を済ませて出発する。白銀の滝を出てすぐに、雄冬野営場があるが、ここは無料で海沿いの景色が良いキャンプ場だが、狭くて国道も近いので基本テントが張っている所は見たことが無かった。
しかし、コロナ渦とキャンプブームの影響か、サイトがほぼ一杯になっている感じだった。これは先が思いやられる。あまり混雑しないと良いのだが。
増毛の街が近付いた所で、旧増毛線の駅CP巡りをした。増毛駅にも寄ってみようかと思ったが、他のライダーが記念撮影をしていたので寄る気が起こらずスルーしてしまった。他の駅跡も寄りつつ留萌駅のCPを取って、オロロンラインでも特に景色が良くなる国道232号に入った。
小平町から苫前町へ日本海沿いを非常に気持ちよく走る。天気も良いので最高だ。ここで1箇所行ってみたい所があった。苫前町の三毛別ヒグマ事件復元地だ。日本史上最大の熊被害が発生した場所で、小説「大嵐」にも描かれているらしい。
苫前町から国道239号に入ってしばらく走り、道道1049号をひたすら南下する。悲惨な事件があったが、それさえも観光資源にするべくこの道道は別名「ベアーロード」と名付けられており、可愛らしい熊のイラストが道中の所々描かれている。実際出くわしたら、阿鼻叫喚の現場になるのは間違い無いが。
どんどん人里から離れて行き、本当に熊が出てきてもおかしくない雰囲気になってくる。そんな中でこの途中に「私有地立ち入り禁止」とか、「クマが出ても知らない」的な看板が何個か出ていた。野草摘みか何かで人が入るのだろうか、かなりキツイ書き方をしていたのが面白かった。

ツーリングマップルにもあったが、最後のほんの少しダートが残っていたが、固く締まっていたので難なくクリア。三毛別ヒグマ事件復元地に到着した。

ここの一番の見物である、今にも民家を襲いそうなヒグマのオブジェが出迎えてくれる。

こんなのに襲われたら、ひとたまりも無いだろう。
中にも展示物があったが、正直照明も無かったので良く見えなかった。苫前の郷土資料館とか、wikiに詳細が載っているので、気になる方は調べてみてはいかがだろうか。

ここで写真には撮れなかったが、キタキツネが出てきた。あまり人間慣れしてない個体っぽく、人が動くと山の中に入っていった。森の中の雰囲気は中々良かった。
行ってみたいとは思っていたが、苫前から往復30kmを掛けてまで見所があるかというと、かなり微妙な所だ。ベアーロードの看板等を見ながら走るのは楽しいが、風景は北海道郊外特有の単調だった。ただ、交通量は皆無だったので、それだけは良いだろう。オロロンラインの交通量の多さに嫌気がさしたら、こういう寄り道もたまには良い。
ヒグマのオブジェを撮影した所で、三毛別を後にする。国道232号まで戻り北上する。羽幌市街を越えた時に、2019年はここから焼尻・天売島に行ったなぁ、と懐かしさを感じた。離島は全て制覇出来たが、利尻・礼文島はリベンジをしたいと思っているので、天候に恵まれた際には訪れたい。
そろそろ良い時間なので昼食にする。どこにしようか迷ったが、遠別町の道の駅「富士見」に寄ることにした。ここは、昔はプレハブ小屋の簡素な道の駅だと思っていたが、いつの間にか立派な建物が出来ていた。中に入るとフードコートになっていたので、ここで昼食を取る。

丼を美味しくいただいた。お腹も膨れたところでツーリング再開。遠別市街からは、いつものように国道232号では無く海側の開拓農道を進む。利尻富士も少し見えていたが、いつも止まる撮影スポットもスルーして走った。
天塩町に着いた所で、オロロンラインの最高潮。道道106号に入る前に、給油をするべくホクレンに向かった。余談だが、2020年はコロナウイルスの影響で、ホクレンフラッグの販売は見合わせることになったようだ。正直、これを目的に来場者が増えるとは思えないが、店員との接触も考慮されているのであろうか。何にせよ、無きゃ無いで寂しいが、毎日取り付ける手間も無くなるので、それだけはありがたい。
なんて思っていたら、何と定休日だった。セルフなのを知っていたので、日曜でも開いていると思ったが甘かった。困ったが、天塩市街にENEOSが何軒かあった記憶があるので行ってみたら、何とかやっていたので給油出来て何より。
準備万端の状態で、道道106号に入る。石狩川を越えて、オトンルイ風車群が見えてきたら気分はもう最高。天気も良くて、オロロンラインは何度来ても素晴らしい。

久しぶりに風車の下に行ってみることにした。電線があるのが残念だが、しばしここで写真を撮る。

ちょうど風車群の真ん中あたりなので、風車の端が見えているが中々ここまでの風車群は無い。

望遠圧縮で撮影。
もう少し動けば電線の無い写真が撮れたが、面倒でサボってしまった。後から少し後悔してしまったので、良い背景が得られる見込みがあれば、多少は頑張るべきだろう、と反省。
オトンルイ風車群を出発して、引き続き道道106号を北上する。利尻富士の山頂は雲が掛かっていたが、視界も良くて快適に進む。
折角晴れているので、これだけ毎年のようにオロロンラインを訪れていながら一度も行ったことが無かった、サロベツビジターセンターへ行ってみる。南側にある、幌延ビジターセンターは展望塔もあることから何度か行っているが、北側のサロベツビジターセンターは行ったことが無かった。
今回、そろそろ北海道も行く所が無くなってきたので、ゆっくり散策するのも良いかと思い、防御面と雨には頼りないがトレッキングシューズを履いてきた。シフトチェンジの際に左足甲が痛くならないか不安があったが、2020年に取り付けた幅広のシフトゴムを付けてみたところ、全然衝撃を感じなくなり、週末ツーリングくらいじゃ全く痛くならなかったので、今回思い切ってロングツーリングにも運用してみた。ブーツカバーが増えるのが若干辛いが、雨を思いっきり走ることもそこまで無い。
それよりバイクから降りて、例えばトイレ休憩に行くのでさえも、やはりライディングブーツとかより断然歩きやすくて快適だ。温泉行くのも脱着も楽なので、最近は走ることしか考えてない時以外はトレッキングシューズを履いてバイクに乗っている。

余談を書いたが、サロベツビジターセンターへ到着した。ここの裏に木道の散策路があるので歩いてみる。

自然の中を歩くのは気持ち良いが、いかんせんあまり見た目に良い物が無かった。初夏のエゾカンゾウのピーク時なんかはもっとキレイなのだろうが、あまり花とかは無かったのが残念だ。

展望台もあり、利尻富士も見えた。相変わらず雲が掛かっている。

看板も入れて撮影。20分くらい歩いてサロベツ湿原を散策し、バイクに戻ってきた。ここに来る途中に、少し気になった沼が見えたのでそこまで行ってみる。

サロベツ湿原の沼があり、何となく気に入ったので撮影。

沼を背景に1枚。撮影を楽しみ出発する。
道道106号に戻って稚内方向に走っていると、利尻富士と日本海を背景に、牧草ロールの作業車が見えたので、これは撮らなくては、と思い路肩に停車する。

利尻富士と日本海を背景に牧草ロール。

オロロンラインの素晴らしい直線道路と一緒に。

本当にオロロンラインは何度走っても素晴らしい。

作業車も入れて。

利尻富士の頂上が雲で隠れているのだけが残念だ。

それでも素晴らしい景色を見ることが出来た。牧草ロールは北海道らしさを感じるので、写真の一部に溶け込ませたい。
作業を見ていると、トラックのサイドブレーキを解除しているのか、トラクターでトラックを押して動かしていたのが面白かった。暴走したらどうするのだろうか、と思っていたが畑の不整地なので、少々勾配が付いていても動かないのだろう。
撮影を楽しんだ所で出発。
いつもは、道道106号を最後まで走り、ノシャップ岬の方まで行くが、いつも同じだと芸が無いので、ツーリングマップルに牧場を見渡せるとあった農道を行ってみた。一度道道106号に戻り、抜海から宗谷本線方面へ進む。正直ここから先の道道106号は、今までのようなインパクトは無いので、他の道も探してみたい。
宗谷本線を越えたら、確かに牧場が広がる中々良い展望だった。止まろうとまでは思えなかったので、楽しく走り続け国道40号に合流した。
国道40号を北上して、稚内市街をPASSする農道に入って稚内空港方面に向かう。網走まで322km標識が見れないのは残念だが、市街地を走ってもしょうがないので宗谷丘陵へ向かった。
完全に定番となっている、白い貝殻の道「シェルロード」を目指す。本当にここも人気になったものだ。一昔前はバイクが数台くらいしか居なかったのに、クルマもバイクもかなり増えている。相変わらず利尻富士の山頂は雲に隠れている。

すると宗谷丘陵は青空が広がっていた。これは大勝利だ。防衛省のレーダーが良いアクセントになる。

宗谷丘陵の景色も、何度見ても飽きない。

バイクも含めて写真を撮る。相変わらず貝殻ロードなので、タイヤが白くなるのが面白い。

牧草ロールが点在する海の向こうにはサハリンも見えた。

ギリギリ見える範囲で、バイクの後ろにサハリンを。

北海道には絶景が山ほどあるが、この宗谷丘陵は3本の指に入る風景だと私は思っている。

素晴らしい宗谷丘陵を堪能出来た。風車が大量に建っているが、オトンルイと違うのが乱立しているように見えるので、また違う景色だった。
この辺で本日の宿を模索する。と言っても初日で天候にも恵まれたので、予定通りだ。お気に入りの浜頓別町クッチャロ湖畔キャンプ場にしよう。やはり、新潟便は小樽港を早朝出発出来るので、使い勝手は良い。少しだが寄り道をしながらでも、浜頓別町まで来れてしまうのだから。
そうと決まれば、宗谷丘陵を後にし南下する。道道を使おうと思っていたが、どうやらシェルロードとの分岐より先は通行止めになっていた。そういえば、国道238号が前日まで通行止めになっていたのを、HokkaiderさんのTwitterで見たな。台風は温帯低気圧で北海道に上陸したはずだが、そんなに被害が出たのだろうか?
国道が通行可能になっている情報は入手していたので、仕方ないので宗谷牧場を横目に国道238号へ向かう。2019年に宗谷丘陵を訪れた時に、あまり展望が良くないから宗谷岬はPASSしたのだが、冷静に考えてみると、Ninja650に乗り換えたので、折角だから行ってみようかと思った。
しかし、やはり小樽港から走り続けで、少しキャンプ場に入るのが遅くなりそうだったから、今年も宗谷岬は諦める。PASSして、国道238号に出てきたが、ハイドラのGoogle mapが真っ赤になっていて、まだ通行止めになっていた。若干不安だったが、無事通れたのでありがたい。
国道238号を快適に走り、道の駅「さるふつ公園」で休憩し、ソフトクリームを食べる。何か道北に来たら、このパターンが定番になってきたな。宗谷丘陵+猿払でソフトクリームのセットは。
毎年書いている気がするが、このさるふつ公園の道の駅にはキャンプ場が併設されており、一度は泊まってみたいと思っている。ただし、すぐ隣町にお気に入りのクッチャロ湖畔キャンプ場があるので中々実現出来ていない。今年はチャンスで、基本的には縛りが無いので道北をゆっくり回るのも悪くはないと思っていたが、どうやら翌日以降は道北は天気が荒れるようだ。道東はまだマシな予報だった。
道東に南下してしまうと、流石にもう道北に戻って来る気が起きない。後、今年からクッチャロ湖畔キャンプ場は値上げをしたという情報は入手していたので、費用も変わらなくなった。今までこのキャンプ場はガラガラだったが、ブームとコロナの影響かそこそこのキャンパーが居たので、クッチャロ湖畔は中々の混雑が予想される。
と言った条件が揃っていたが、やっぱりクッチャロ湖畔にしよう。というのも、継続性というのは私の中で無駄なこだわりが強く、クッチャロ湖畔は2014年から毎年泊まっているのだ。それを途切れさせたくない気持ちの方が強かった。さるふつ公園に泊まるのは、またの機会になるだろう。恐らくだが、延々と晴れが続くか、逆に道東は天候が良くて、道北がずっと雨予報で行かなかった。とかで、縛りが無くなるまでここに泊まるのは難しいかもしれない。
そんなことを考えながら、さるふつ公園を出発。これも定番のエサヌカ線に入る。今回は夕暮れも迫っていることもあり、止まって写真までは撮らなかった。
ここでエゾシカが道路に飛び出してきた。幸い前にもライダーが居て、道端に居るのは見えておりあまり速度を出してなかったから助かったが、前のライダーは更に驚いたことだろう。エゾシカもいざ目の前で見ると、相当デカかった。あんなのに突っ込んだ日には、旅の継続は難しくなるだろう。
こんなことがありながら、国道238号に戻ってきた。時間に余裕がある時は良いが、温泉徒歩圏のキャンプ場ではテントを張った後にバイクに乗りたくないので、買い出しをするためセコマに向かう。何かで見たが、浜頓別町役場前交差点がラウンドアバウト交差点になるらしく、その工事をしていたので結構な迂回を強いられた。看板もあったし、この周辺は一通り見覚えがある所ばかりなので、全く問題無い。
セコマで買い出しをする際にはEdyを使うので、スマホが必要になる。長距離走る時は、インパネについているUSB端子から給電し、タンクバッグにスマホを入れて充電するのだが、思った以上に充電されてなかった。アプリを見ても、充電速度が異様に遅いように感じる。どうしたのだろうか?と思ったが、どうにもならないので諦める。やはり、起動がおかしかったりするので何か悪いのだろうか。
いざ買い物をしようとすると、今度はEdyがお店の端末に反応しない。ちょっとした節約術だが、特に北海道での買い出しはセコマを愛用している。それには北海道特有だというのはもちろんあり、田舎に行くとまともな店が無いということもあるが、一番大きいのはEdyが使えるからだ。長期休暇は当然費用も掛かるので、単月の費用が飛び出てしまうのを防ぐため、毎月Edyを5,000円ずつチャージしている。TPOによるが、大体毎月そんなには使わないので、ちょうど長期休暇に合わせて良い感じに貯まっているから、少しでも突出費用を防ぐためでもある。
ってな訳で、Edyが使えないからクレカのiD払いにした。これでは結局8月の出費になるから、塵も積もれば辛い所だ。後から分かったことだが、どうやらセコマの端末はIC読み取り部の範囲が狭いように思えた。それに加えて、Xperia XZ3のFelicaチップ内蔵部位を勘違いしてしまっていた。途中のファミマやセブンでは使えたので、場所の勘違いには気付けなかったが、今後は気を付けていこう。
セコマで買い出しを済ませて、勝手知ったるクッチャロ湖畔キャンプ場に16:30に到着した。流石北海道。朝早かったこともあるが、500km下道で走り倒して夕方には目的地に到着出来た。
早速受付をするが、前と案内所内のレイアウトが変わってた気がした。また運営団体が変わった?のか、申込書も変わった気がした。だから、キャンプ料金が値上がりしたのだろうか。値上がりしたと言ってもたかが知れてはいるが。
肝心のキャンプ場は流石人気の場所なので、かなり混雑していたがやはり北海道のフリーサイト。ソロテントが張れる場所くらいは残っていそうだ。ここはやはり、管理棟寄りはグループ。奥側はソロが多いように見える。また、ここはテーブル・イスが完備されていて、これを使えると色々捗るのだが、使えそうな所は無かった。それならやはり湖が眺められる前列に張ろう、ということで適当な場所を見繕う。

浜頓別町クッチャロ湖畔キャンプ場をキャンプ地とする!私の旅の記録でも毎回出てきているのでもう説明は不要だろうが、前述通り最高のキャンプ場だ。2020年から200円⇒400円へ倍増値上がりしたが、それでも十分北海道価格だ。それで、ロケーション最高・温泉徒歩圏・買い出し至近・ゴミ捨て可能・荷物運搬楽と文句の付け所が無い。
唯一と言っていい残念ポイントは、隣接温泉に露天風呂が無いことだ。泉質も最高だし、サウナ・水風呂まであるのに、露天が無いから浴場にくつろぐ所が無いのが痛い。まぁ、キャンプ場から歩いて温泉に行ける時点で、それ以上を求めるのは贅沢というものだろう。
早速夕食の準備を進める。米に水を浸けて30分待ち炊飯する。そしてセコマで買ってきたジンギスカンを焼く。

今年からデジイチを諦めたことでトップケースにもゆとりが出来た。小さな保冷バッグを有効利用すべく、2020年のジンギスカンからもやしを入れてみた。もやしの小分けは中々無いので今まで諦めていたが、どうせ火を通すし1日くらい保冷バッグで常温保存しても大丈夫だろう、ということで今回からトライしてみた。やはりもやしがあると、野菜も取れるしアクセントになってとても美味しい。大変美味しくいただき、後片付けまで済ませる。

夕飯を食べて片付けをした後は、クッチャロ湖へ沈む夕陽の観賞ショーだ。とても良い天気なので、素晴らしい夕焼けが見られそうだ。

夕陽に照らされたサイト側。繁盛しているが、ソロテントならまだ十分張るスペースは残っているので、北海道はやはり最高だ。

夕焼けを背景に愛車を。

看板がある所まで移動してみた。

雲がもう少しあれば、赤く染まった雲が湖に反射して一面真っ赤になるのだろうが、こればっかりは気象条件に左右されるので仕方がない。

しかし、雲が無かったので山の向こうに沈む夕陽をしっかり見届けれて、大変素晴らしい夕陽を見ることが出来た。

夕陽が沈んでからのマジックアワーも素晴らしい景色の変化が望める。

木のシルエットとかも雰囲気が良い。

マジックアワーも充分に楽しめた。これももう少し雲が多ければ、もっと素晴らしい変化が楽しめるのだが。雲は多過ぎても少なすぎてもいけない、微妙なさじ加減で景色を作るので、こちらも非常に奥が深い。どんな風景になるかは神のみぞ知る、ってところだろうか。
食後一服しながら寛いでから温泉へ行く。前述通り舐めるとしょっぱい、ヌルスベの温泉で最高だ。サウナ・水風呂もこなす。やはり露天風呂が無いのが非常に惜しいが仕方がない。
風呂上りに休憩室でしばらく寛ごう、と思ったがコロナの影響で閉鎖されていた。休憩室で寛ぎたいところだが、温泉をやってくれているだけありがたい、と言った所だろう。テントに戻って、しばらく夜風に吹かれながらボーっとする。この時間もたまらない。
北海道初の夜だが、今年は寒くない。このキャンプ場は湖畔なので蚊が多い、とよく見るのだが寒くないのに全く居ないのは管理が良いのだろうか。

休憩室で寛げなかったから、時間も余裕があるのでキャンプ場の夜景を撮影してみた。

ここは照明が多いので、星空の撮影には適さないのが残念だ。

しかし、このG1X MarkⅢの描写は素晴らしい。ホントにデジイチ代わりになる、と言っても過言ではない。バルブ撮影も出来るし、ISO上げてもノイズが目立たないので、これは買った価値があった。唯一だろう弱点は、バッテリーの持ちが悪い所だ。そこは適当に買った、互換バッテリーを使えばどうにかなる。しかし、純正バッテリーはどうしてあんなに高いのだろうか。
LINEを見ていると、友人M氏は予定通り、積丹半島・ニセコ・羊蹄山周辺を巡ったらしい。天気も良くて、とてもキレイだったと言っていた。しかし、支笏湖周辺から雨が降り出し日高もずっと雨だったそうな。オススメしておいた日高のキャンプ場もスルーして、とにかく雨から逃げるために上士幌町の航空公園まで走ったらしい。小樽から積丹経由で上士幌は中々走ったな。M氏はまだ行ってない所が多々あるからそっちを優先したのだろうが、私くらい毎年来ていると、行きたい所より晴れてる所の方が優先順位が上がってしまう。道北はずっと天気も良くて、中々良い景色を見ながら走ることが出来て満足。
天気予報を寝る前に確認する。朝見た時と全く変わっておらず、道北は明日の午後から雨が降り出す予報となっていた。オホーツク・道東は曇りマークだったが、濃い雲マークだったから、にわか雨は降るかもしれないという予報だった。
そういう予報だったら、徒歩圏温泉は欠かせない。私の中では浜頓別⇔女満別がよくあるパターンだが、いつもと同じも芸が無い。毎年の目標として、泊まったことが無いキャンプ場を増やしたいと思っているので、その視点で考えてみる。ツーリングマップルを眺めていると、弟子屈町の桜ヶ丘森林公園キャンプ場が目に止まった。弟子屈市街も近くて、温泉も徒歩圏のようなのでここが気に入った。候補の1つにしておこう。
その先は、意外と良い予報が並んでいた。出る前はずっと雨マークの予報だったのに、こういうこともあるのか、と驚いた。いや、まだ喜んではいけない。夏の北海道は予報がコロコロ変わるのだから。
そんなことを考えながら、21:30頃寝ることにする。
宿泊地:北海道浜頓別町 クッチャロ湖畔キャンプ場 400円
温泉:はまとんべつ温泉ウイング 550円(キャンプ場から徒歩5分)
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