
■5日目 8/11(水) 天気:曇り一時晴れ一時雨
走行距離:346.5km
秋田県秋田市から男鹿半島に向かって、寒風山・入道崎を巡った。そこから日本海側をひたすら北上し、本州最北端の青森県に入った。津軽地方を周って、青森県弘前市まで走り、仲間と合流した。
4:30頃起床。昨日休養日でのんびりしてたから、今日早く出発するため早起きした。
ホテルなので朝シャンを浴びる。そして天気予報を確認したが、これ以降も全く晴れの予報は出てなかった。どうやら秋雨前線が掛かるらしく、どんよりとした空が続く見込みだった。雨さえ降らなければまだ良いが、これは出発時から覚悟をしてたので仕方がない。
出発準備を整えて、6:10過ぎにホテルを出発した。まずは腹ごしらえするため、近くの吉野家に向かった。
お腹を満たしたところでツーリング開始。まずは秋田市の神社CP「古四王神社」「秋田県護国神社」を通過してCPをGetした。国道7号の旧道っぽい雰囲気のところにあった。
その後は秋田港の北側で国盗り「小泉潟公園」の空をGetし、県道56号に入って男鹿半島を目指した。日本海沿いを眺めながらのんびり走る。男鹿市に入ったところでセブンイレブンがあったから、朝のコーヒーを飲む。
休憩しながら今日寄る所を考えてみる。男鹿半島のノルマとは関係ないのだが、男鹿半島に来ると寄っているのが寒風山だ。草原が広がる素晴らしい光景が広がっているので、どうしようか迷う。そこまで悪い天気ではなかったので、寄り道する価値があるかと思い行ってみよう。

8:00過ぎに寒風山展望台駐車場に到着。

展望台があるが、そこそこ登らないといけない。バイクなら適当に置けたような記憶がある。快晴なら登るところだが、行っても劇的に変わるわけでもないし、時間も無いので駐車場周辺で済ませてしまった。

それでも先ほどの展望台を少しだけ登ってみる。男鹿半島の弓なりな海岸線が目を引く美しさだ。

八郎潟の干拓地帯が見える。日本一広い湖は滋賀県琵琶湖。ここ八郎潟は、かつて2番目の広さの湖だったそうだ。ただ、大規模干拓をしたおかげで、現在の2位は茨城県霞ケ浦となる。干拓をしているので、整地されているのが良く分かる。

雲は広がっているが、視界は良いのでありがたい。朝早いせいか、広い駐車場はガラガラだった。

碑が建っていた。

気持ちの良い草原が広がっている。

今度は弓なりの海岸線のみを撮影。

通ってきた道がよく見える。寒風山は何度か来ているが、ここもいつ来ても絶景だ。
寒風山の景色を楽しみツーリング再開。気持ちの良い道を駆け下りて、なまはげラインに入った。ここも中々の快走路で走って気持ちが良い。
このなまはげラインから少し入ったところに、ハイドラ観光名所CP「なまはげ館」があった。なまはげラインは前回東北を巡ったときにも通ったのだが、ここの存在を知らなくてスルーしてしまったから、今回は寄って行こう。

沿岸に近づくと青空が出てきた。8:40頃なまはげ館に到着した。観光名所CPをGetして、秋田県の観光名所CPを制覇出来た。

CPはGetしたのでスルーしてもよかったが、折角なので入ってみよう。入館料を払って入ると、なまはげの文化の展示が詳しく展示されていて、中々面白かった。

なまはげの展示もあった。

地域によってなまはげの衣装も違うようだ。

最後はなまはげのオンパレードで終わった。お面が一杯あって、こんなのもあるんだと面白かった。
なまはげ館の展示を楽しみツーリング再開。ここまで来たので折角だから、男鹿半島先端入道崎に行ってみよう。

9:40頃入道崎に到着。すっかり良い天気になってくれた。

周辺は土産物屋は食堂もある。

入道崎は白黒のストライプ柄の灯台が目立つ。

この碑は確か北緯40度の碑だったと思う。日本海に向かって建ってて絵になる。

気持ちの良い草原が広がっている。

入道崎灯台まで行ったが、中までは入らなかった。
入道崎の景色を楽しみ、ツーリング再開。入道崎近くで国盗り「真山」をGetしながら、国道101号線を北上する。途中で八郎潟干拓地の快適な道を走る。
国道7号に合流して、秋田道八竜ICに入った。ここからは無料区間なので、ありがたく使う。途中で国盗り「富根」の空をGetする。これで秋田県の国盗りを制覇出来た。
終点の二ツ井白神ICで降りて、今度は下道を戻る方向に進む。そのまま能代市街をPassして進めばよいのだが、理由は忘れてしまったが市街の方に戻っている。給油をしているので、それで戻ったのだろうか。それかよい時間になったので、昼食を食べに行ったのか。うろ覚えだが、この辺で雨がパラついた記憶があるので、雨宿りも兼ねての行動かもしれない。

という訳で適当なラーメン屋があったので、11:30頃入ってみた。「まると」という店だったが中々美味しかった。PayPayが使えたのでありがたい。
お腹を満たしたところでツーリング再開。カッパを着た記憶が無いので、食事をしている間に止んだのだろう。長らく走ってきた国道7号に別れを告げて、能代市からは国道101号を北上する。道の駅「みねはま」を通過して、しばらく走ると日本海沿岸に出た。天気は良くないものの沿岸はやはり気持ち良い。
道の駅「はちもり」も通過して、これで秋田県の道の駅を制覇した。すぐにいよいよ青森県に入った。余談だが、県境を越えるというのは何となく嬉しいのだが、私の中で青森県に入るときが一番感慨深い。
私が住んでいる静岡からだと、恐らく青森県と九州に入るのは大体同じくらいの距離だろう。ただし、九州は大阪からフェリーで行くことが出来る。でも青森県は基本自走で来るしか無い。一応新潟~秋田のフェリーを使えば多少は楽出来るが、大体途中にも巡りたいところがあるので自走で来ることが殆どだ。走る距離が長いので、青森県に入るとここまで来たか~と感慨深くなるのだろう。
少し喜びながら引き続き国道101号を走る。国盗り「深浦」の空をGetした。天気は良くないがどこかに寄りたいな、と思いツーリングマップルを見ると、象岩というのがあった。ここに行ってみよう。十二湖近くの分岐を曲がると見つかった。

13:00頃象岩の駐車場に到着。雨は大丈夫そうだが、一面の雲が広がっている。

看板もあった。名前の通り、どことなく象に見えなくもない。

ツーリングマップルにも「海岸からは白神山地の山々を一望」とあるので、目の前の山は白神山地なのだろう。

バイクと一緒に撮影。ここはトイレもあったし、国道からも少し入ったところなので、ゲリラキャンプが出来そうだな、って思ってしまった。
象岩を楽しみ出発する。国道101号に戻って引き続き北上する。この道はツーリングマップルにも載っているが、鉄道ファンに人気の五能線に沿って走る。本数は少ないのであまり電車は見なかったが、線路やたまに駅CPをGetしながら走った。
道の駅「ふかうら」を通過してしばらく走る。もう一箇所くらいどこか国道101号沿いで寄ろうかと思い、ツーリングマップルを見ると千畳敷というのがあったので、そこに寄ってみよう。

13:50頃千畳敷海岸に到着した。家族連れが岩の上で磯遊びをしていた。

北側の空は青空が広がっていた。見えているのは津軽半島だろうか。位置的には北海道の可能性もあるが、どちらだろうか。

バイクも一応撮影したが、少し微妙。
千畳敷を楽しみ出発。引き続き国道101号を走り、鰺ヶ沢町を通過してつがる市に入った。道の駅「もりた」を通過してしばらく走ると、国盗り「木造」をGetした。そこから県道186号を経由して、津軽富士見湖に向かった。

15:00頃津軽富士見湖鶴の舞橋が見えるところに停まってみる。その名の通り、岩木山を見る絶好のポイントらしいが、完全に雲の中だった。

バイクと一緒に撮影。日本一長い3連の太鼓橋だそうだ。渡ってみようかと思ったが、ここでLINEを見ると、何と友人A氏は既に弘前の宿に入ったらしい。もう一人のM氏は、青森港に上陸したようで、17:00頃チェックイン出来そう、と連絡があった。
私の方はもう少し巡りたいが天気も良くなかったから、私もさっさと宿に入ろうかと思い、鶴の舞橋を渡るのはPassした。これならちょうど17:00くらいに合流できることだろう。
鶴の舞橋を出発し、岩木山方向へ向かった。県道30号岩木山環状線に入って時計回りに走る。当然ながら岩木山は全く見えなかった。
ここで雨が降ってきた。やれやれと思いながらレーダーを見ると、通り雨っぽかったのでそのまま突っ切るべく走り続ける。
ところが全く雨が止まなかった。それどころか強くなってきた。とりあえず、スマホの給電だけ止めて、もう少しの道の駅に寄る予定だったから、そこまで我慢しよう。県道3号から204号を走った。
道の駅「津軽白神」に立ち寄り、まずはタンクバッグカバーを掛ける。屋根があるところにベンチがあったので、ありがたくここでカッパを着こむ。
これでようやく今日のノルマが終わった。雨雲レーダーを見たが、弘前方面の雨は段々上がる予報になっていた。
それだったら、青森県は温泉が多くあるところで、しかも安い。弘前駅付近にもいくつかあったので、友人たちに食事に行く前に温泉に行こうか、と提案してみた。場所を指定し、17:00頃集合と声を掛けた。
道の駅を16:00過ぎに出発。弘前市街には30分程度で着くと思われる。県道28号を走り続けたが、レーダーに反して雨は全く止まなかった。雨、というか大粒の霧雨って感じだったので、レーダーには検知出来ないのだろうか。
結局カッパがずぶ濡れになるくらいの霧雨が降り続けた。16:30頃に本日の宿「弘前パークホテル」に到着した。記憶が曖昧だが、バイクの場合は駐車場所をフロントに尋ねるように、ってあった気がするのでまずフロントに向かう。バイクで来た旨を伝えると、駐車場所を案内してくれた。バッチリ屋根付きの場所だったので大変ありがたい。
手指消毒をしてチェックインし、ようやくバイクウェアを脱いでリラックス出来た。この間もずっと霧雨が降り続けていたので、温泉行くのは止めるか。とLINEしておく。すると、A氏から了解、と回答が来たが、既に出発していたようだった。友人達を振り回してしまい、大変申し訳ない気持ちになってしまった。
LINE上でも謝罪したところで、改めて18:00頃集合しようか。と連絡を取る。M氏もホテルにチェックイン出来たようで、了解と返信があった。
当然ながら弘前市街のことについては詳しくないので、まずはA氏の泊まっている東横INNに集合することにした。17:50頃ホテルを出発。この頃になると雨はようやく止んでいた。東横INNに到着すると、既にA氏とM氏が店決めでワーワーしていた。
ちなみにこの2人はお酒も嗜み、グルメにこだわりがある。私は全く逆で、下戸だしグルメにもこだわりが無い。なので、こういう時は大体2人に任せている。その代わり、色んな所に行っているから、ツーリングルートや寄る場所・宿を決めるのは大体私の仕事だ。なのでその辺割とバランスが取れているのかな、と勝手に思っている。
結局決めかねたようで、適当に歩いてみようか。という話になった。今居る所はJR弘前駅でそれなりに店舗があるが、チェーン店がメインで私は全く問題無いのだが、グルメな2人は気に入らないらしい。
弘南鉄道の中央弘前駅周辺の方が繁華街ぽいらしく、そちら方面に歩いて向かった。すると確かに繁華街の雰囲気が出てきた。ここでM氏が、「青森県だというのに、このメンツで歩いていると静岡感があるな」とか言っていた。確かに気持ちは分かるが、ここはれっきとした本州最北端の青森県だ。こんな端っこの場所で、いつも同じフロアで仕事をしている仲間と一緒に過ごしている、というのは何だか不思議な感じがする。
大通りから一本入った路地に、飲食店がたくさんある通りがあったのでそっちに入ってみる。良さそうな店があったので入ってみたら、予約で一杯とのことだった。他の店を探すが、理由はよく覚えていないがもう時間も経っていたので、近くにあったホルモン焼屋に入ることにした。
青森での無事の集合に乾杯する。下戸だが、皆と飲む酒は美味く感じる。美味しい食事をしながら、今回の旅について話に花が咲く。
M氏は7月の終わりから北海道入りしていたのだが、2021年はとにかく北海道とは言え暑かったようだ。天気はまぁまぁだったが、今週に入っては雨続きだったので函館のホテルに3連泊したらしい。3日も居るともう行く所が無くなったので、最後の日にはパチンコに行ったとか笑いながら話していた。
M氏の旅の途中、私とA氏はまだ仕事をしていたが、3日分のダイジェスト。とか言って写真を送ってくれた。それを私が全てどこの写真か当てることが出来た。あえてメイン部を外した写真も出したそうだが、逆に怖いよ。とか笑いながら言っていた。こんなんなので、次の夏休みに北海道へ行けたら、やはりセローで行くしかない。セローじゃなきゃ行けない所くらいしか、もう行ってないところが殆ど残っていないのだから。
A氏は八幡平に行ったらしいが、真っ白で何も見えなかったらしい。こんな天気だからか、気温も低く雨も微妙だがカッパを着て走っていたようだ。確かに、私の方もカッパを着てちょうど良いくらいだったと思う。
A氏は今朝新潟に居たはずだが、弘前に15:00に着いている。驚異的な早さだったので、高速使ったんでしょ?と聞いてみたら、「まさか」としたり顔で答えていた。
その回答に関して信じられなかった。A氏は元々休憩はあまりとらずにひたすら走り続けるタイプなのは知っていたが、それにしても。というペースだと思う。さらに突っ込んで聞いてみると、驚愕な回答が返ってきた。
どうしたのかと言うと、AM2:00にホテルを出発したそうだ。この日は、ちょうど日本海側に台風が接近したため、私は秋田。A氏は新潟に連泊を余儀なくされた。それもあって休養はたっぷりだから出来る運用だとは思うが、これには驚いた。私も通った、新潟の日本海側「笹川流れ」を真っ暗な中走ったらしいが、本当に真っ暗で波の音しか聞こえず、中々不気味な思いをしたようだ。
そんな早い時間にチェックアウト出来るんだ、と聞いてみた。するとフロントを呼んだら、まさかチェックアウトとは思わず「どうされましたか?」と聞かれて、チェックアウトと答えると一瞬間があったらしい。出る方はいくら早くても文句無いでしょ?と笑いながら言っていた。
私は出来るだけ明るい内に走りたく、特に通ったこと無い道は景観を楽しみたいので、これは少し真似出来ないな、と思う。歳をとったせいか、早起きするのは苦ではなくなったが、早く寝ることが出来ない。例えば2:00に出発するなら1:00には起きないといけないだろうが、せめて4時間睡眠時間を取るにしても、21:00には寝なければならない。北海道に行くため新潟港に向かう時も深夜に出発するが、一応横にはなるが寝れた試しが無いので早寝が難しい。
そんなことを話しながら、話題はこれからの旅についてとなった。相変わらず、この先も天気予報は芳しくない。天気さえ良ければ、東北もいくらでも走る所があるんだけどな。と皆で残念がった。
こんな天気となれば、唯一の楽しみになるだろうものがグルメだ。グルメに興味が薄い流石の私も、晴れが無ければグルメくらいは楽しみたいと思わざるを得ない。A氏とM氏はこれから南下を始めるようだ。それだったら、無理のないルートとしては、昼食を盛岡で冷麺。夕食を仙台で牛タンはどうだろうか、と提案してみた。
2人もそれに興味があるようで、私が2019年秋に行った盛岡冷麺の「ぴょんぴょん舎」。春に行った仙台牛タン「利久」を紹介しておく。弘前からゆっくり行っても十分行けるだろう。
そんなことを話しながら、ホルモン焼屋はそろそろ出ようか、となったので20:40頃出た。ホテルに戻る方向に歩いて行ったところ、バーがあったので2軒目に寄ることになった。1人じゃ絶対に入らない店舗だろう。
2人はバンバン飲んでるが、私は最初の店で1杯飲んだ以来だったので、もう醒めてたからもう1杯飲む。ここでも楽しい時間を過ごすことが出来た。
22:00過ぎまで滞在し、流石にそろそろ。と解散することにした。また秋にキャンプでも行こう、と話し、各自のホテルに戻った。
22:20にホテルに戻ってきた。いつものサイクルよりかなり遅いので、急いで風呂に入ってようやくサッパリした。流石に出費管理とかは出来なかったので、0:00頃翌日に備えてさっさと寝よう。
明日は、いよいよ2015年以来久しぶりの下北半島に訪れる。天気も良くないので、もし可能なら大間崎まで行ってしまえば、旅程をもう少し楽に出来るかもしれない。残念なのは、橋が崩落してしまったので下北半島一周が出来ないが、こればっかりは仕方がない。そんなことを思いながら、眠りについた。
宿泊地:青森県弘前市 弘前パークホテル 3,925円(朝食付)
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