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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2021年05月10日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 11日目(最終日) 神戸港~静岡


■11日目 5/10(月) 天気:晴れ

走行距離:349.2km

 神戸港に朝到着。そこからハーバーハイウェイ・阪神高速・西名阪道・名阪国道・東名阪道・伊勢湾岸道・新東名と、全て高規格道路を通って、静岡に帰ってきた。

 朝5:00前頃起床。昨日事故で打った胸が、寝返りを打つと痛かったので若干辛かったが、何とか寝ることが出来た。一番ホッとしたのが、昨日と比べても、特段に酷くなってなかったことだろう。これくらいなら、日常生活にもそこまで影響は無さそうだ。一応様子を見つつ、これ以上酷くなるようであれば病院に行ってみよう。胸なので肋骨辺りなのであろうが、肋骨は対処のしようが無いと思うので、病院には行っても仕方が無さそうだが、酷くならないことを祈るばかりだ。



 折角早起き出来たので、甲板に出てみた。フェリーはちょうど紀伊水道辺りだと思われた。紀伊半島から出てくる朝陽を見ることが出来たが、何故かカメラを持って行かなかったので、これ以上良い写真が無かった。

 朝陽を眺めたところで船内に戻る。大浴場があるので朝風呂に入りたいところだが、あまり温めるのも良くないかと思い、ここは自重する。昨日コンビニで調達した朝食を取った。



 その後は神戸港到着までのんびりする。前日は夕方の暗くなり始めた乗船だったので、大好きなフェリーの排気塔を撮影。



 淡路島を過ぎたところで明石海峡大橋が遠くに見えた。結構距離があるな、と思ったがその名の通り明石に掛かっている。神戸から明石はそこそこの距離があるので遠いのだろう。



 段々神戸の街が見えてきた。



 さらに近付いていく。雲一つ無い晴天で素晴らしい。天気予報を見たが、静岡まで雨の予報は無かった。一旦船内に戻り、いつでも出発出来るように準備をしておく。



 海沿いに歴史のありそうな建物があったが何であろうか。



 ハーバーハイウェイの橋が見えた。



 神戸港のターミナルが見えてきた。本州に帰ってきた。



 だだっ広い車両待機場が港らしい。

 フェリーは定刻通り、神戸港三宮ターミナルに到着した。余談だが、神戸港は当然規模が大きい。今回乗った宮崎カーフェリー以外にも、阪九フェリー(新門司港行き)。さんふらわあ(大分行き)があるが、そちらの2つは同じ神戸港でも乗り場が六甲アイランドにあるようだ。

 なので宮崎カーフェリーも六甲アイランドだと思ったが、乗り場が少し違うので気を付ける必要がある。バイクなら良いが、クルマの場合はハーバーハイウェイが有料なので、ケチろうと思うと阪神高速に入るまで少し手間になる。

 さて、後は静岡まで帰るだけだ。結局バイクは1台も増えておらず、私1人のようだった。詳細はよく覚えていないが、下船するクルマが多かったので結構待ちそうだな、と思っていたら別の下船口もあってそちらから出るように指示された気がする。



 その前にトリップメーターを確認。初日の静岡~大阪南港までが357.2kmだったので、九州内を2,172.3km走ったことになる。9日で島にたくさん行った割には、1日平均240kmとそこそこ走れたかな。

 久しぶりの本州の地に降り立つ。ボロボロに傷付いたジャケット・パンツ・セローで走るのは辛いが、やり遂げなくてはならない。下船したトラックで渋滞していたが、横が広かったので抜けて行く。前述したハーバーハイウェイに入るべく案内に従い曲がっていく。

 しばらく走ると料金所があった。ハーバーハイウェイは有料道路でETCが付いていないが、皆さん回数券で払っているのだろうか。流れは良かった。ちなみに、この道路は二輪は無料。珍しく優越感を感じられる道路だ。ちゃんと料金所の所に、二輪無料と書いてあった。料金所なので一応止まった方が良いのかと思ったが、前に他のバイクが居たので様子を見たところ、完全にスルーしていたので私もそうした。何も問題は無かった。

 有料道路なので実に快適。神戸の街並みを望みながら走るので中々楽しかった。しばらく走ると六甲アイランド方面と阪神高速の分岐があったので、住吉浜ICから阪神高速に入った。

 平日なので渋滞を気にしていたが、神戸線ではなく湾岸線なので大丈夫そうだ。しかし、今までは湾岸線が順調でも、どうしても大阪のど真ん中である環状線に入る必要があるので、そこで流れが悪くなっていた。今日も平日なので軽い渋滞が発生しているみたいだ。

 ところが2020年に、阪神高速6号大和川線が出来た。この道は、堺から東に向かい環状線を通らずに松原JCTに行ける道だ。このルートなら、よっぽど渋滞は発生しないように思えるので、ますます快適になりそうだ。渋滞さえしてなかったら、環状線は本当に大阪のど真ん中を走るので楽しいのは楽しいのだが、今後は交通状況に応じて選択していくことにしよう。

 という訳で、阪神高速はしょっちゅう通っているが、環状線が渋滞しているので、この阪神高速6号大和川線に行こうと思う。初めて通ることになる。今までは渋滞していなかったので、環状線に行っていた。

 話が逸れたが、そんなことを思いながら湾岸線を走る。10日前に出発した、大阪南港名門大洋フェリーターミナルがよく見えた。あそこから意気揚々と出発したというのに、楽しい時が経つのは早いものだ。

 堺に入った所でちゃんと案内があったから、迷わず6号大和川線に入る。私はてっきり首都高中央環状線のように、川を見下ろしながら優雅に走るのかと思っていたが、殆どがトンネルだった。

 雨の日や夏なんかは良いかもしれないが、やはりトンネルを走ってもつまらない。新しく出来た高速なのでやはり地下に作るしかなかったのだろう。これだったら、多少の渋滞なら環状線に行った方が、走るのは楽しそうだ。

 それでも全く渋滞に引っ掛からず、あっさり松原JCTに到着した。神戸から1時間掛かっていない。やはり高速は早い。西名阪道に入って、天理PAで1回目の休憩を取る。胸は相変わらず少し痛いが、十分バイクの運転は可能だ。

 少し休んで出発。そのまま名阪国道を突っ切った。高速をケチろうかどうか迷ったが、事故の影響もあり心理的に早く家に帰りたい気持ちの方が強かったので、そのまま高速を走り続けることにした。私にしては、やたらリッチだが事故を起こしたので仕方ない。

 亀山ICから東名阪道に入り、御在所SAで2回目の休憩。伊勢湾岸道に入る。Ninjaなら大体メーター読み105km/hでひたすらキープするのだが、セローだと100km/h維持が少し大変なので、90km/hで走っていた。このくらいなら、全然セローでも高速を走れる。

 豊田JCTから新東名に入って、長篠設楽原PAで3回目の休憩。少し早いがここで昼食を取った。いつでも来れる所だから写真は撮らなかった。

 お腹を満たした所で走行開始。どうやら無給油で神戸から帰れそうだ。ここまで来ればセローでゆっくり走っても1時間程度なので、もう着いたようなものだ。あっさりと最寄りICに到着し、近所のGSで給油して何と13:00に帰ることが出来た。神戸から5.5時間で到着するとは、やはり高速は素晴らしい。あんなに高くなければもう少し使うんだけどな。



 今回の走行距離は2,878.7kmだった。11日でこれは中々少ないが、島巡りと雨で沈没が少しあったのでこんなもんだろう。ほぼ下道で1日平均260kmを走り続けた。想像以上に早く帰ることが出来たので、明日の仕事に備えて昼寝をしたり、体を休めるべくのんびりした。

 今回は潔く、天気も悪いし途中で重いキャンプ道具を送り返してしまった。無料のキャンプ場だったので、宅配便代を差し引いても損はしていないと思うが、やはりキャンプだと雨が降ったり夜移動するのには向かない。

 走り続けてくれたセロー君に感謝感謝!GWの九州ソロツーリングが終わった。今回特に印象に残ったのは、

・事故
・島の風景は良い。特に種子島が気に入った。
・セローでガッツリ長期休暇全旅は初だったが何とかなった。
・事故&事故

・・・やはり事故を起こしてしまったインパクトは強い。最終日に起こしてしまったので、しばらくは今まで楽しかった分が台無しだ、と落ち込んだ。でも冷静に考えてみると、いつ事故ろうが多分落ち込む。それだったら、極端な例だが初日よりはマシだろう、と思うことで少しは気分的に楽になった。

 残念な思いも全く0では無いが、今となっては九州が楽しかったイメージの方が強い。やはり旅は良い。特に島旅が気に入りだした。もっと堂々と行けるようになることを願う。

 GWの九州ソロツーリングもこれで終わり。ご覧いただきありがとうございます。


■関連ブログ

2021年GW九州ソロツーリング 1日目 静岡~大阪南港
2021年GW九州ソロツーリング 2日目 福岡県新門司港~熊本県宇城市
2021年GW九州ソロツーリング 3日目 熊本県宇城市~熊本県天草市
2021年GW九州ソロツーリング 4日目 熊本県天草市~鹿児島県出水市
2021年GW九州ソロツーリング 5日目 鹿児島県出水市~甑島~鹿児島市
2021年GW九州ソロツーリング 6日目 鹿児島県鹿児島市~谷山港
2021年GW九州ソロツーリング 7日目 鹿児島県屋久島~種子島
2021年GW九州ソロツーリング 8日目 鹿児島県種子島~鹿屋市
2021年GW九州ソロツーリング 9日目 鹿児島県鹿屋市~宮崎県小林市
2021年GW九州ソロツーリング 10日目 宮崎県小林市~宮崎港
2021年GW九州ソロツーリング 11日目 兵庫県神戸港~静岡
2021年GW九州ソロツーリング 番外編
Posted at 2022/01/14 22:52:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月09日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 10日目 宮崎県小林市~宮崎県宮崎港




■10日目 5/09(日) 天気:晴れ

走行距離:376.6km

 宮崎県小林市を出発し、一旦宮崎市方面へ向かって綾町に向かう。そこから、九州の秘境と言われる内陸部に入った。秘境を満喫したいところだったが、後述の諸事情により、消化不良気味に宮崎港まで走った。圏外CPを取るため、ハイドラ地図が2つになっている。

 5:30頃起床。折角温泉がある宿なのだが、朝風呂は7:00からだったので、入っていると早く出発出来ない。仕方ないから、朝風呂はガマンする。コンビニで調達した朝食を食べて、出発準備を済ませた。



 準備も整い7:30頃ホテルを出発した。屋根付きの場所にバイクを置けたのでありがたい。天気は久しぶりの快晴だ。まずはホテルからすぐの県道42号に入って、野尻湖畔を目指す。地図上では、この湖畔で都城市をかすめるので国盗りが出来ると睨んでいたが、予定通りGet出来て助かった。

 野尻湖はそこまで景観は良くなかったが、早朝で交通量も無かったので楽しく走る。野尻湖を一周し国道268号に戻ってきた。宮崎方面に向かって、国道10号の交差点から広域農道で綾町方面へ向かう。この道は適度なワインディングロードで楽しかった。

 県道26号に入って、綾の照葉大吊橋方向へ向かう。途中までは立派な道だったが、次第に山奥に入っていき道も狭くなっていった。ここは水曜どうでしょうでも出てくる名所でコロプラ土産にもなっており、途中でちゃんとGetしておく。

 更に、ちょうど大吊橋近くに名水CPがあった。しかし、残念ながら携帯が圏外になってしまったので、CPをGet出来なかった。仕方がないので、GPSをカットして裏技を仕掛ける。この大吊橋は渡るのに料金が必要なのと、秘境を満喫したかったから、寄らずに先を急ぐ。



 ここからは今まで通ってきた道より更に悪路になっていった。道幅も狭く、ブラインドも多いので気を遣うが、やはりセローはこういう道でも快適だ。適度に休憩を取りつつ、国道265号に近づいたところでようやく電波が入ったから、ハイドラを再開。無事に名水CP「綾川湧水群」をGetした。小林市須木の国盗りも忘れずに。

 国道265号に合流した。この道は、宮崎県の内陸である秘境を結ぶ、全国でも有数の酷道で有名だ。折角なので通ってみたかったが、残念ながら災害でも起きたのだろうか。西米良村に抜ける道が通行止めになっていた。幸い、西米良村から椎葉村へは抜けられるみたいなので、一旦迂回路になっている県道を通って一度熊本県に入らなければならない。

 という状況なので、酷道265号は一瞬で終わり県道143号に入る。しばらくは快適な道だったが、山中に入っていくと少し道が細くなり、グネグネしてきた。途中に工事があって迂回路があったが、結構路面の悪い砂利道だった。セローとはいえオンロードタイヤにしているから、少し不安定だった。大型バイクだとかなり怖いことだろう。

 現場は結構道路がえぐれていた。これでは確かに酷道が通行止めになっているのも仕方ないだろう。この峠を越えた所で熊本県に入った。グネグネの山道を楽しく走り、多良木町・湯前町を経由して国道219号に合流。この道は2車線確保されており、久しぶりにハイペースで走れた。

 トンネルを越えた所で再度宮崎県西米良村に戻ってきた。忘れずに国盗りをGet出来た。西米良村の中心部を少しだけ見て、椎葉村方面へ国道265号を曲がる。しばらく走ると椎葉村に入ったので、国盗りをGet。



 そろそろ休憩したいと思ったので、椎葉村に入ってすぐくらいの、川が見渡せる所で停まってみた。


 
 川の水が驚くほどキレイだ。



 バイクも一緒に撮影。一服休憩して出発する。

 1~1.5車線が延々と続く道を走り続けた。一面山の景色が広がっており、流石日本三大秘境であると感じる。対向車もあまり無かったので、快適に細い山道を楽しめた。Ninjaでも何とかなりそうな道だったが、セローなのでより問題無い。

 しばらく走ると飯干峠を越えた。それからも山道が続き、ツーリングマップルにもショートカット出来る林道もあったが、そのまま国道265号を走り続けた。

 するとようやく集落らしきものが見えてきた。普段は他のクルマに流れを遮られると良い気はしないので、人里から離れた方に向かうことが多いのだが、流石にここまで人家の無い所を走り続けると、文明を見るとホッとしてしまう。

 上椎葉ダムを横目に見つつ、ようやく椎葉村の中心部に近づいてきた。このダムの向こう側にキャンプ場があるらしいが、またこの近辺を散策する際には使ってみたい。

 もう少し走れば、ツーリングマップルにも載っている物産センターがあるみたい。その辺りで昼食にしようか、とこの時点では思っていた。

 と過去形にしたのは理由があり、昨日に引き続きこの道を走っている時に冒頭に記した事件が発生した。熊本県五ヶ瀬町と繋がっている国道の分岐点があった。そこからは国道327号となり、他のバイクが私の走っている道に合流してくるのが見えた。当然その時は何も思わなかった。

 相変わらずの山道で、今まで狭い道だったがようやくこの辺でセンターラインが確保された道になった。なので、結構テンションも上がりつつ走っていた。

 ある右カーブに進入し、曲がっている所で我が目を疑った。恐らく先ほど見かけた合流してきたバイクであろう。道路標識でも見ていたのだろうか、道のど真ん中に停まっていた。

 普通停車する際は左端に寄って停まるのだが、まさか道路のど真ん中にバイクが停まっているではないか。バイクは基本的に道路の真ん中を走る。なので正に走路オンライン上に他のバイクが停まっていた。

 これはマズいと思ったが、バイクは傾けている途中に急ブレーキを掛けることは出来ない。当然アクセルを戻したが、もう間に合わないと感じた。このまま行くと真後ろに追突してしまう。対向車線にかわせれば一番良かったが、見通しが悪くてもし対向車が来たらその方が被害が甚大になってしまうため、相手バイクの左側を通るしかなかった。

 しかし、路肩も広くなかったのでうまく操作出来なかった。結局、私の右側と相手の左側が接触し、盛大に転倒した。昨日の転倒とは訳が違う。恐らく40~50km/hは出ていたことだろう。不幸中の幸いとしては、相手側は倒れなかったことだろう。

 昨日に引き続き、「あーあ、やっちまったな」と思ったが、もう戻らない。恐らくうつ伏せ方面で、体の前面から地面に叩きつけられた。まず体がまともに動くことを確認。うん、大丈夫そうだ。

 とりあえず起き上がった所で、相手のバイク乗りが近付いてきた。この事故の形態としては追突になるだろうから、後ろから突っ込んだ私の方が過失割合は高いだろう。自分は大丈夫そうだったので、まず相手の被害を確認した。何ともない、とのことでまずは安堵する。

 相手も、変な所に停まってて悪かったな、と言ってきた。まずは安全な場所にバイクを移動し、エンジンが掛かることを確認する。他にも被害を確認したが、外装の破損は流石にあったが、レバー・ペダル類には問題無さそうだ。この辺も流石セローだと言ったところだろう。

 相手は大分ナンバーの少し年を重ねたライダーだったが、死んだかと思った。とか半笑いで言ってきた辺りで、段々私の方も冷静になってきた。もちろんアクシデントがあることを想定して走らなければならないので、私に過失があるのは当然だ。

 でも、あなたがあんな道路のど真ん中に停まってなければ、こんな事故は起きてない。公道で停まるのがどれだけ危険なことか理解できているのだろうか。ただでさえ車線もそこまで広くないし、見通しも良くない道路だったのに。標識見るために停まるのであれば、左端に停めなくてはならない。

 そんな中でどこから来たのかとか言われたが、とてもそんなことを話す気分ではない。適当に返してしまった。大丈夫そうだから、行くでと言ってくれたのだけは助かった。警察沙汰にしたところで、過失割合は私の方が大きいだろうし、相手の方が被害が断然少ないから、面倒がったのかもしれない。

 相手が行った後に、改めて被害状況を確認する。




 別の場所で撮った写真だが、スクリーンの損傷が酷い。



 トップケースの擦れが中々酷かったが、幸い塗装部の被害は殆ど無かったので、研磨すれば何とかもう少しマシにはなるだろうか。



 一番見た目が酷かったのがパンツだった。まさにズタボロだ。

 体の方は、事故の直後はアドレナリンが出ているので痛みを感じないが、後から出てくる可能性が高い。段々胸の辺りに痛みを感じるようになってきた。事故の詳細はあまりハッキリとは覚えていないが、前述通り右胸正面辺りからズシャーっと滑った気がする。

 防御面では胸パッドも当然入っているので、それが被害を軽減してくれたのだろう。やはりバイクに乗る以上、プロテクターは必須アイテムだと改めて再認識した。

 後はサイドバッグの被害は予想より殆ど無かった。確実に擦れていると思ったが、意外と大したことなかった。固定しているバックルが1つ破損していた程度だったが、とりあえず緊急用に持参しているタイラップで固定出来たので、問題無いだろう。



 自宅に帰った後に、Googleストリートビューで事故現場を再確認してみた。まずここが進入したカーブ。この時点では崖があるので、カーブの先が見えない。



 先ほどの地点から少し進んだ所。このくらい進んでようやくカーブの先が見えて、相手のバイクを認知出来た。



 恐らく、走行・対向車線50制限表示中間辺りに停まっていたような気がする。曲がり切った後の直線距離は20mくらいだろうか。対向車も確認出来ないので、右側には出られなかった。
 
 正直に言うと、制限速度を守っていれば難なく止まれたであろう。ここに関しては、追突という事象も含めて私に過失がある。当然だが、落下物とか野生動物とかの可能性もある訳で特に見通しの悪い所は、注意して進入しなければならない、と強く感じた。

 後で、実際の過失割合についても調べてみたが、流石にここに停めていたら・・・とか駐停車禁止とかだったとしても、8:2くらいになるケースが多いようだ。まぁこれ以上言っても、事故が無くなる訳ではないので、軽症で済んだことを不幸中の幸いと思うしかないだろう。

 こんなことがあったので、気分はもう最悪だった。それでも移動出来るし、今日は宮崎港発神戸港行きのフェリーに乗らなくてはならないので、出発するしかない。前述した、椎葉村の物産センターに寄ろうかと思ったが、先ほどの大分ナンバーのバイクが停まっていたので、全力でスルーした。

 ここからは、秘境の椎葉村らしい山深い快走路が続いた。天気も良くて最高なのだが、やはり全く楽しくなかった。快走路だけあって、対向のバイクから挨拶が来ることもあった。盛大に返す気分には全くなれなかったが、無視をするのは私のポリシーに反するので、適度に返しておく。

 諸塚村から美郷町に入った所で美郷町西郷の国盗りをGet。次に美郷町北郷の国盗りをするため国道388号を北に寄り道。すぐさま引き返し、国道327号を走り続け、道の駅「とうごう」に到着した。

 この辺まで来ると、ようやく精神的にも落ち着いてきた。相変わらず、胸の辺りが少し痛くて、咳き込むと更に痛みを感じるくらいだった。まぁ何とかなるレベルではあったが、これ以上酷くならないことを祈るばかりだ。



 こんな気分だが腹は減るので、宮崎名物チキン南蛮を食べる。美味しい物を食べて、友人にLINEで報告して慰めてもらったから、更に気分は良くなった。バイクも格好もボロボロだが、何とか五体満足なので折角の旅を楽しまなければ勿体ないではないか。

 椎葉村周辺をすっ飛ばしてしまったので、時間にも多少の余裕がありそうだ。ツーリングマップルを見ると、県道39号辺りに、「見渡す限り山・山・山」とコメントがあったので行ってみよう。

 道の駅「とうごう」を出発して、今度は国道446号を美郷町南郷方面に進み、国盗りをGetし県道234号から39号方面に向かう。ダム湖沿いの狭い道を走り続けた。四国の様に、展望が中々良い狭い山道を走り続けた。

 交通量皆無な山道をひたすら走り続けたが、どうも私の想像していた風景ではなかった。確かに山深いのだが、四国のような光景を楽しみにしていたのだが、そことは少し異なるようだ。



 峠である五郎ヶ越から林道があったので少し入ってみた。フラットダートなので難なく走れたが、これ以上進んでも展望が開ける感じは無かったので、折り返すことにした。

 ガッカリした県道39号を南下して、国道219号に合流したので西都市方面へ進む。しばらく走るとようやく久しぶりの街に出た。少し胸の痛みがあったので、まずはドラッグストアに寄って湿布を買って貼ってみた。ひんやりしてとても気持ちが良い。次に給油をし、コンビニに寄ってコーヒーを飲む。

 休憩をしたところで、都市公園CPになっている西都原古墳群に向かう。無事にCPをGet出来た。



 すぐ立ち去るつもりだったが、雰囲気が凄く良かったのでしばし撮影タイム。



 事故のおかげで写真があまり撮れていないから、少しは楽しまないと。



 ぶっちゃけどこが古墳なのか良く分からなかったが、山並みを背景に開放感のある広場がとても気持ち良かった。

 予想外に良かった西都原古墳群を出発した。国道219号を走り続けると、国道10号に合流した。ここから、時間が無ければ一ツ葉有料道路を使おうと思っていたが、大丈夫そうなので下道で向かう。動物園CP「フェニックス自然動物園」に寄り道し、シーガイアの国盗りもGet。これで宮崎県の国盗りを制覇出来たので、今回の旅でやるべきことは全て終わった。後は宮崎港からフェリーに乗るだけだ。

 まずは再度給油をしておき、コンビニで買い出しをしておく。まだ時間がありそうなので、夕食をどこかで済ませたいと思った。チキン南蛮は昼に食べたので何でも良かったが、筑豊ラーメンが近くにあったので、九州飯だしそこに寄ることにした。



 豚骨ラーメンを美味しく替え玉までいただいた。ここから宮崎港はすぐ近くなので、出航1時間前の18:00に到着した。



 まずはターミナルで受付をする。検温も済ませる。



 これが今から乗る宮崎カーフェリー。少し年季が入っているように見えるが、九州南部から関西へ戻るには、志布志港よりも出港が遅いから、滞在時間を稼げるため良いと思う。



 バイクとも撮影。

 撮影しながら待っていると、係員さんの案内があったのでフェリーに入る。他にもバイクが居るかと思ったが、誰も居なかった。荷物は既にまとめていたので、さっさと客室に入る。

 今回予約した部屋は2等寝台。昔ながらの2段ベッドだったが、もう連休も終わっているせいか上段の利用は無く、同じ部屋の人たちも皆下段に居るようだった。更に対面のベッドは使われていなかったので、気軽に使える。

 荷物を置いて、重たいバイクジャケットからジャージに着替える。ボロボロのパンツが痛々しいが、他に履くものも無いので、これで帰るしかない。



 着替えたところで初めてのフェリーだから船内を散策する。2等和室も見てみたが、充電器も入口に置いてあったし、コロナ禍もあって結構ゆったり使えそうな感じだった。これだったら、2等和室でも良かったかもしれない。寝台だと高さが無いので少し圧迫感があるから、この客入りなら2等和室でも悠々自適だろう。



 そんなことをしていたら、出航の時間が近付いてきたので甲板に出てみた。まずは大好きな排気塔を撮影。



 さらば九州!次いつ来れるか分からないが、また来るからな!!と誓う。



 シーガイアのホテルだろうか、高層ビルが建っていた。

 フェリーで離れる時はいつものことだが、出発は期待と不安が入り混じるが、帰宅は終わってしまう寂しさしか無い。離れ行く宮崎を見つめていた。寂しさを感じると共に楽しかった旅を思い出す。

・静岡~大阪南港まで殆ど下道を走り、フェリーに乗った1日目。
・強風の中大分まで移動し、若干雨に降られながら阿蘇の雄大な景色を楽しみ、高千穂を観光した2日目。
・天草の多島景観を見つつ、離島の御所浦島に訪れて島の景観を楽しみ、混雑したキャンプをした3日目。
・キャンプを諦め身軽にすることを決め、天草下島の天主堂・長島の景観を巡った4日目。
・天気の悪化のため、甑島を弾丸で巡ることになったが、素晴らしい景色を楽しめた5日目。
・雨の中だが、鹿児島市街の維新関連の博物館を見て、オイル交換をし屋久島行きのフェリーに乗った6日目。
・屋久島を一周し、滝・紀元杉を見つつ種子島に渡り、宇宙センター・天女ヶ倉の景観を楽しんだ7日目。
・雨の中だが、種子島の鉄砲関連の博物館を見て、鹿児島行きのフェリーに乗った8日目。
・大隅半島を周って日南カープキャンプ地を巡り、都井岬でコケたり国盗り忘れがあった9日目。
・事故をしてしまったが、何とかノルマを達成して九州の秘境を周り、宮崎港のフェリーに乗った10日目

 天気に関しては、正直恵まれたとは言えないだろう。それでも、何とかポイント巡りを優先しつつ、雨の場合でも博物館を巡って観光らしいことを瞬時に方向転換出来たのは、我ながら柔軟に対応出来たと思う。

 それでも、天草・長島・屋久島・種子島の前半は天気に恵まれて、とても素晴らしい景観を見ることが出来た。後は、雲が多かったものの、九州の景観も中々素晴らしい。

 しかし、今回の旅では2回も転倒してしまい、2回目は笑えないレベルでの事故になってしまったのは、反省しなくてはならない。やはり無事に帰ってきて、初めて旅が終わったと言える。胸は少し痛いが、この程度なら何とかなると思われる。

 コロナ禍なので、最近でこそ言われなくなったが、バイクで出掛けるだけだったら良いんじゃないか、という意見もあった。私もどちらかと言うとそちら側の思想だった。

 ただ、やはりバイクは事故を起こした場合のダメージが大きい。例えコロナにならなかったとしても、事故で救急車に運ばれてしまえば、医療従事者の皆様の負担になってしまうので、リスクがある以上自粛しなければならない。という意見もあった。

 やはりいざ自分が事故を起こしてしまったので、そういうことも考えてしまった。幸い軽症で済んだのが不幸中の幸いだ。実際の所、私の場合自粛をすると精神的に病んでしまうので、出掛けることは止められない。なので、少なくとも防御はしっかりすることが対策に繋がるのではないか、と思う。



 そんなことを考えていたら、フェリーは結構九州から離れていた。段々街に明かりが灯り始めた宮崎市街を眺めながら、出港を見届けたところで船室に戻る。

 早速風呂に入るが、あまり広い湯船ではなかったし、患部を温めすぎるのも良くないだろうから、長湯はやめておいた。

 風呂上りに湿布を貼って、ジュースを飲んでPC作業をする。

 次に写真の選別を始めた。撮影枚数も多く時間は掛かってしまった。微妙な所はPCで見るとして、明らかな露出ミスや水平が出ていない物は削除しておく。

 天気予報を見ると、翌日の本州は全体的に晴れようだ。高速料金を節約したいところだが、明後日から仕事だし、事故を起こしてしまったし、お金のことを言っている場合ではないだろう。金は掛かっても、精神的にはさっさと帰った方が良いと思う。

 そんなことをしていたら良い時間になって眠たくなってきたので、寝ることにする。事故発生当時からは、若干だが痛みが増した気がする。咳き込むと痛いし、寝返りを打つのが少し辛かった。起きたら更に悪化していないことを祈りつつ、眠りについた。

宿泊地:フェリー内
風呂:フェリー内

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2021年05月08日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 9日目 鹿児島県鹿屋市~宮崎県小林市


■9日目 5/08(土) 天気:曇り一時雨

走行距離:376.6km

 鹿児島県鹿屋市を出発し、鹿児島県東側の大隅半島を最南端までは行かなかったがグルっと回る。そこから宮崎県に入り都井岬を訪れて、日南海岸を巡りながら国盗り忘れをしたためまた都井岬近辺まで戻り、宮崎県小林市まで走った。

 5:30頃起床。朝風呂に入って部屋に戻り、昨日コンビニで調達した朝食を食べる。出発準備を整えて、ホテルをチェックアウトした。駐車場に戻ると、掛けていたバイクカバーは完全に乾いていたのでありがたい。昨日浴室で洗ったカッパをサイドバッグの方に収めておいた。

 準備も整い7:30頃ホテルを出発した。天気はあまり良くは無かったが、雨さえ降らなければありがたい。鹿屋と言えば、ここも知覧と同じように特攻隊の基地になったところで、記念館には是非行ってみたいと思っていた。しかし、コロナの影響なのか来場予約制になっていたし、時間の都合もあったので諦める。またの機会があれば行ってみたい所だ。

 仕方ないので国盗りを進めるべく、県道68,73号を走って鹿屋の国盗りを進める。そして、錦江湾に出て国道269号を南下する。道の駅「錦江にしきの里」を通過して国道448号に入った。南大隅町に入ったところで、根占の国盗りが出来た。根占の市街から離れているが、恐らく大丈夫だろうと思っていたが、市街まで行くと遠回りになるので取れて良かった。

 大隅半島は2014年以来だが、その時は国盗りを一生懸命していなかったので、根占とかが残っていた。時間があれば佐多岬まで行きたいところだが、今回は厳しいためまたの機会を待つ。

 国道448号は前来た時も通ったが、交通量も少なくて中々楽しかった記憶がある。その記憶通り、とても楽しく走る。肝付町に入った所で、国盗りもGetする。



 適当な所で休憩しようと思っていたら、道端にレーダーアンテナがある場所があったので停まってみた。この近辺はツーリングマップルにも、「あちこちに宇宙アイテム」と書いてある。

 一時期世間を騒がせた、リュウグウから岩石を持ち帰ってきた小惑星探査機はやぶさの故郷らしい。しかし、こういう設備は種子島もそうだったが、結構物々しい雰囲気を醸し出しているので、気軽に見学が出来るのか分からない。前回も素通りしてしまったが、今回もスルーすることになった。

 それでも大隅半島は交通量も少なく楽しく走ることが出来た。東串良町の国盗りをして、道の駅「くにの松原おおさき」を通過。これで、鹿児島県の道の駅は残り奄美大島だけとなった。7月に行く予定にしているので、鹿児島県制覇が見えてきた。

 次に志布志市に入る。国盗りをしつつ、ここで行ってみたい所があったので、寄り道をする。具体的な場所が良く分からなかったが、適当に行ってみたら見つかった。



 良く志布志市でネタになっている看板。"志"という字が大量にあり、中々縁起が良さそう。



 折角なので、バイクとも記念撮影。観光地でもなく、ただの役所なので他の観光客は皆無だが、そのようなことを気にしてはならない。

 ちょっとした小ネタを挟みつつ、引き続き国道220号を走る。交通量は多いものの、志布志湾を見ながら走った。しばらく走ったところで宮崎県に入った。コンビニでコーヒー休憩しつつ、国道448号を走って都井岬へ向かう。

 端っこマニアなので岬は大好きなのだが、2014年にこの辺へ来た時は雨が降っていたのでスルーした。あの時は、鹿屋のライダーハウスに泊まったが、このコロナ禍の中営業しているのだろうか。

 そんなことを思いながら、県道36号を都井岬方面へ向かう。ここは有料道路になっているので、ゲートで通行料を払った。と言ってもバイクなら100円なのでありがたい。ちょこちょこと展望の良い所があったが、まずは一番奥まで行ってみよう。



 都井岬灯台の入口に到着。ハイドラ岬CPもGet出来た。



 灯台を見て行こうかと思ったが、有料だった。天気が良ければ行っても良いのだが、こんな空模様だったので止めてしまった。



 もう少し晴れ渡れば素晴らしい景色なのだろうが、大変惜しい。雨が降ってないだけ良い。

 やや消化不良気味だが、都井岬灯台を後にする。一番展望が良い所の近くから、違う展望台に向かう道があったのでそちらに行ってみよう。道はかなり細くてガードレールも無かったから、セローじゃなければ躊躇する道だった。それでも眺めは中々良い。

 この道を走っている時に事件発生。一部道路に土が少し多く載っている所があった。そこで何をとち狂ったのか、そこに乗るのが嫌だったのだろう。舗装されてない方向の方が良いと思ったので舗装道を外れた。

 すると、外れた途端泥が溜まっているのが見えた。マズイ!と思ったが後の祭り。思い切り泥にはまり、流石にセローと言えど今はオンロードタイヤなので、盛大に転倒した。

 転倒した時に一番危ないのは、バイクの下敷きになることだ。なので、もう立て直せないのは分かったから、バイクを見捨てて下敷きにはならないように何とかした。

 あーあ、やっちまったな。と思ったが、もう戻らないのでとりあえず起こす。セローは初めて倒してしまった。想像通りと言うか、400ccとかに比べたら起こすのは屁みたいなものだった。



 右側に倒したので、ステップ周りが泥まみれになった。



 サイドバッグも泥まみれ。泥が一杯付いていたが、幸いどこも壊れている感じは無さそうだ。倒れた先が泥なので、衝撃もそんなに大きくなかったのだろう。どこか水道があるところで雑巾で拭いてみよう。



 こんなことがあったが、一番終点は別に展望が良い、という訳では無かったのが余計に悲しい。



 それでも御崎馬の親子が居たので、それだけでも良かった。



 御崎馬を背景に。終点より途中の道の方が良さそうだったから、戻ることにしよう。先ほど転倒した箇所は、今度は普通に土の上に行った。思ったほど厚くはなく、普通に通れてしまった。

 冷静に考えてみると、逆にセローだからこそ道を逸れてしまったから転倒したと思われる。Ninjaだったらよっぽどのことが無い限り、舗装路からわざわざ外れようとはしないから、土の上を徐行したはず。セローなら何とかなるから道を外した結果、泥にハマってしまったということのようだ。

 転倒直後は何ともなかったが、少し経つと若干膝が痛かった。転倒した時に打ったのだろうか。前から思っていたが、一応バイク用のパンツなので膝にプロテクターが入っているが、どうもゴムが緩くなってきたためか、若干ズレている。折角プロテクターをしているのに、あまり意味無いな。なんて思ってたが、こういう有事が起こるとやはり再発防止を考えなくてはならないかな。



 そんなことを思いながら、展望の良い所でバイクを停める。通ってきた道が良く見える。



 結局寄っていないが、ビジターセンター的な所があったので、遠くから望む。



 道を背景にバイクを撮影。写真を撮っていたら、ミニバンが1台やってきた。こんな細い道によくクルマで入ろうとするものだ。



 気を取り直して、一番展望が良さそうな小松ヶ丘広場に寄ってみた。



 天気がもう少し良ければな、と雨が降っていなければ良いはずだが、どうしても思ってしまう。



 こちらにも御崎馬が点在していた。

 他にも御崎神社とかあるようだが、あまり寄る気も起きなかった。転倒もしてしまったし、次に向かうことにしよう。またここで事件が起こったのだが、それは後述する。

 色んなことがあった都井岬を出発し、国道448号に戻ってツーリング再開。相変わらずの曇天の中だが、今度は日向灘を眺めながら快適に走る。

 途中で国道が通行止めになっているようで、県道48,439で迂回するように看板が立っていた。少し道が狭いが、バイクならなんてことはない。しかし、クルマもいるのでたまに流れが止まってしまう。

 のんびり迂回路を走りながら国道448号に戻ってきた。そろそろ昼食にしようかと思い、戻る方向になるが道の駅「なんごう」に寄るべく南進する。



 トイレで雑巾を濡らしてサイドバッグ等に付いた泥を拭いてみたら、割とキレイになってくれた。流石オフロード車であるセロー。ステップ周りは、帰って水道使って洗うしかないだろうから放っておく。



 そして、昼食としてマグロ漬け丼にしてみた。テラスで鉛色だが海を眺めながら美味しくいただく。

 お腹を満たしたところでツーリング再開。日南市に入っており、寄ってみたい所があるので向かうべくバイクを走らせる。



 日南市油津駅に到着。見て即分かるが、ここは駅舎がカープ仕様になっており、カープファンの私としては是非とも行ってみたかったから嬉しい。

 ここが何でこんな仕様になっているかと言うと、日南市はカープのキャンプ地だからだ。キャンプ地にしている天福球場の最寄り駅がここ油津駅なので、こんな景観になっている。



 どでかいカープ坊やin日南。



 中に入ってみると、マスコットキャラ「スラィリー」の人形が飾られていた。



 2018年にこの仕様になった、ということは2連覇を済ませていて3連覇に向かう所で、今度こそ日本一に。という願いが込められたのだろう。結果としては、3連覇は果たせたが結局日本一にはなれなかったのが悔しかったのを鮮明に覚えている。



 鯉のぼりも飾られていた。無人駅かな、と思ったが駅員が居たのと1人待合室に居たので、あまり堂々と写真が撮れなかったがまぁ良い。前述したように、折角なので天福球場もすぐ近くだから行ってみよう。



 バイクだとすぐに到着。



 歩道も赤くなっており、カープ坊やが描かれていた。



 日南市を挙げてカープを応援してくれているのが良く分かる。



 球場周りを少し巡ってみたら、今日は使用されていないようで、グラウンドが見えた。キャンプ中継で良く見ている所をこの目で見れた。



 球場周辺に記念碑があった。



 
 歴代監督が全部載っていた。選手はこの写真では、かなり古く故衣笠氏や北別府氏辺りは有名どころだろう。



 結構こまめに更新されているようで、2020年新人王を取った森下も載っていた。

 カープファンとしては非常に楽しめた場所だった、油津駅を出発する。次に、ハイドラ名城CPになっている飫肥城に向かった。時間もありそうなので、折角だから観光してみよう。



 駐車場の窓口で拝観料を払う。中々雰囲気の良い城下町の風情があるところを歩いて向かう。



 飫肥城の大手門。



 こういう雰囲気は大好きだ。どうやら城内に学校があるようで、校庭がありそこで部活動だろうか。運動をしている人達がたくさん居た。ここは撮影するな、とたくさん看板があったので言う通りに従っておく。



 本丸跡?に資料館があった。飫肥城は伊東氏が治めていたようだ。確かに信長の野望とかにもこの辺に居た記憶がある。内部は撮影禁止だったと思うので、見るだけだったがよくある展示だった。



 シンメトリーな感じに大きな杉が生えている。



 端午の節句なので、五月人形と鯉のぼりが飾っており、この時期ならではの展示だ。



 最後に、伊東氏の屋敷だった豫章館を見る。



 中々雰囲気が良い邸宅だった。

 初見なのでよく分からず共通券を買ったが、飫肥城の資料館だけ見ておけば充分かな。と感じた。何なら、資料館を見なければ無料で城内には入れそうな感じだった。まぁあまりケチ臭いことは言うまい。コロナ禍なので多少は観光地に金を落とすことも必要だろう。

 駐車場に戻り、一服休憩をする。ここで国盗りに取りこぼしが無いか確認してみた。すると我が目を疑った。何と都井岬の国盗りが出来ていないではないか。数時間前に居たというのに何ということだ。

 最近はツーリングマップルにポイントを消えるペンで書くようにしている。国盗りは青丸、ハイドラCPは赤丸で書くようにしているが、今回赤丸しかチェックしていなかったので取りこぼしてしまった。国盗りは、エリア内のどこかでポチっとすれば良い。ハイドラCPはポチっとする必要は無いが、ほぼ現地まで行かないといけない。こういう違いがあり、ハイドラCPは訪れるのは確定なので青丸を省いてしまったのだろう。

 これはかなり焦った。また来ることを考えたら、気は全く乗らないが戻った方が良いのは当然だ。これだったら、のんびり飫肥城を見てる場合ではなかったのだが、今となっては後の祭り。急いで飫肥城を出発する。

 まずは、日南市北部の北郷で国盗りを済ませて即Uターン。来た道をそのまま戻るのも芸が無いので、県道3,436,443号で国道448号に合流。通った道を戻って、串間市に入った。てっきり串間市の日向灘寄りで取れると思ったが、意外と南下しないと都井岬の空にならなかったので、若干自分にイラつきながら走る。

 結局飫肥城から40分くらい戻ったところでようやく都井岬の国盗りをGetした。おかげで1.5時間くらいロスすることになったが、自分が悪いので仕方がない。油津駅の手前くらいまで戻ってきたところで、コンビニでコーヒー休憩をする。当初の予定では、サンメッセ日南のモアイ像とかを見ていきたいと思っていたが、そんな時間は無さそうだ。

 とりあえず次のCPである鵜戸神宮を目指す。南郷駅から国道220号に変わり、油津駅周辺まで戻ってきた。そのまま日向灘沿いを快適に走る。

 走っていたら、何と雨が降ってきた。今日は降る予報じゃなかったのだが・・・ しばらくはカッパを着るまでもなかったが、段々雨粒が付く量が増えてきた。

 こういう時に参考にするのが、対向車のライダーがカッパを着ているかを良く見るようにしている。最初の頃は普段着で頑張っているライダーが多かったが、段々カッパを着るライダーが増えてきた。年貢の納め時だと考えたが、もう少しで鵜戸神宮だったのでそこまではガマンしよう。

 鵜戸神宮に到着すると、微妙に屋根があるところがあったので迷わずそちらに乗り付ける。駐車場ではCPが取れなかったので、しばらく歩いて無事Get出来た。

 折角サイドバッグ奥深くにカッパを押し込んだのに、わざわざ取り出して雨対策をする。スマホにもカバーを掛けておく。停まったので鵜戸神宮でも参拝しようかと思ったが、雨は降ってるし時間も押してるのでさっさと出発した。

 すぐ近くにモアイ像で有名な「サンメッセ日南」を横目で見つつスルーする。未取得ハイドラCPを確認したら、道の駅「フェニックス」は取得済なのに、道100選CPが何故か取れてなかった。2014年に通ったのだが、変な場所にあるのかな?と思ったが、あっさりと道の駅沿いでGet出来た。ちと不可解だが、まぁ良い。

 引き続き青島に向かう。事前情報通り道路沿いを走っただけでは取得出来なかったので、近くの駐車場に置いて歩いて向かった。



 一応途中で写真撮影。桟橋を歩いている途中で青島神社CPをGetしたから、参拝せずに引き返した。カッパを着てるので動きにくいし、その状態で歩くと結構汗をかいてきたからもうどうでも良くなってきた。

 バイクまで戻ってツーリング再開。宮崎市街に向かっていくが、ツーリングマップルにもあるが中央分離帯にフェニックスがあり、南国ムード満載の片側2車線で快適に走る。

 宮崎市街も特に混雑も無く、宮崎神宮と県立美術館のCPをGetした。これで宮崎市街に用は無いので、国道10,268号を小林市に向かった。もうかなり暗くなってきた。



 山の中に向かって行ったので、今日の夕食はコンビニかな?って思っていたら、峠に近い所にラーメン屋があったのでふらっと入ってみたら、このラーメンが中々美味しかった。

 お腹を満たしたところでツーリング再開。と言ってもすぐ近くまで来ていたので、コンビニで翌日の朝食を調達し、道の駅「ゆーぱるのじり」に到着。既に真っ暗になっていた。屋根がある所が空いていたので、ありがたくそちらに停める。

 手指消毒をして、宿にチェックイン。フロントのおっちゃんが気さくな感じで、とても好印象だった。部屋は和室でとても広く快適だ。道の駅に温泉が付いているので、早速入りに行く。確か21:00くらいまでと早く、朝は7:00~とのことだった。明日は早めに出たいので、その時間だと朝風呂は入れそうにないのが残念だ。

 温泉はあまりそれっぽくは無かったが、途中で雨が降ったりしたので疲れた体を癒す。サウナ・水風呂はあったが、露天風呂は無かったのが残念。

 部屋に戻って出費管理をする。次に天気予報を確認したが、明日こそ晴れそうだ。明後日の本州も大丈夫そうなので、今度こそカッパは使わないだろう。部屋に風呂が無いので洗えなかったが干しておいた。

 明日は一度は行ってみたかった、日本三大秘境の椎葉村周辺を走る。ここを走るから、セローで来たと言っても過言ではない。とても楽しみにして寝ることにする。

宿泊地:宮崎県小林市 ゆーぱるのじり
風呂:ホテル内

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Posted at 2022/01/12 23:05:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月07日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 8日目 鹿児島県種子島~鹿屋市


■8日目 5/07(金) 天気:雨のち曇り

走行距離:51.6km

 雨のためしばらくホテルでゆっくりし、種子島の博物館を見学して、フェリーに乗って本土鹿児島港に戻ってきた。再度フェリーに乗って桜島に渡り、鹿屋市まで走った。

 朝7:00頃起床。途中で何度か起きたが、早く起きる必要も無いのでうつらうつらしていた。



 ホテルの窓から外を伺うと、予報通り雨が降っていた。左隅にカバーを被ったセローがチラ見している。

 大浴場があるので朝風呂を済ませて、朝から整える。部屋に戻って落ち着いたところで、ホテルに隣接しているファミレスジョイフルに行く。雨だがフロントから直結しているので一切外に出る必要が無いのでありがたい。

 和定食を注文して美味しくいただいた。ファミレスだとドリンクバーがあるので、コーヒーもおかわりをしてのんびり過ごす。

 部屋に戻ってテレビを見ながらチェックアウトギリギリまで滞在した。レーダーを見ても、雨は全く止む感じはなかった。仕方ないので出発する。

 あまり距離は走らないのでブーツカバーまでは良いだろう。部屋でカッパを着こみ、フロントでキーを返却する。まずロビーに荷物を置いといて、バイクに向かう。カバーを外して適当にしまって固定する。そしてバイクをホテルの軒先まで持って行った。ここなら雨をしのげるので荷物の収納がやりやすくてありがたい。




 荷物を収めてホテルを出発。と言っても西之表市街からそんなに離れてないし、案内もちゃんとあったので、あっさりと鉄砲館に到着。



 たたら製鉄操業場、とあったが特に使っている感じはなかったので、ありがたく屋根付き駐輪場として使わせてもらった。こんな天気の時は、こういう所があると本当にありがたい。カバーもびしょ濡れなので、少しでも干すべく適当に掛けておいた。



 早速館内に入ると、種子島の言葉で出迎えてくれる。すると、感染拡大地域からの訪問はお断り、と書いてあった。どこから来たか聞かれたので静岡と伝えると、それなら良いと言ってくれた。と言っても、静岡を出発して既に8日目なのだが、どこから来たかとか意味のあるやり取りなんだろうか、と思ってしまう。何だったら、感染拡大地域の大阪・福岡を経由しているので、そちらの方がよっぽど危ないと思うのだが。

 まぁ好き好んでは行かないが、中々大都市を経由せずに動くのは無理だ。繁華街さえ行かなければ問題無いとは思っているが、早くコロナが落ち着いてくれることを願うばかりだ。

 そんなことを思いながら受付を済ませる。鉄砲館と種子島家住宅の月窓亭というのがあり、そちらとの共通券もあるようだ。どうしようかと思ったが、雨なので時間潰しも含めて共通券を買うことにした。



 帆船のミニチュアが展示されていた。



 やはり鉄砲の島なので、こんな感じで人形劇があったり動画を放映していた。ヒマなので、全部をじっくり見て楽しむ。

 展示の中で興味深く聞いていたのは、若狭姫の話だ。簡単に述べるとこんな感じ。

 種子島に鉄砲が伝来されて、領主種子島氏はポルトガル人から大金をはたいて譲り受けた。当然それを模倣するべく領主は刀鍛冶に指示をした。しかし色々やったが、うまくいかなかった。

 困り果てた刀鍛冶を見かねたその娘若狭姫が、ポルトガル人に構造の秘密を教えてもらうのと引き換えに嫁いだ。しかし、故郷に恋焦がれ失意の元種子島に戻ってきたが、その後亡くなった。という悲しい話だ。詳しくはWikipediaとかにも載っているので、興味ある方はどうぞ。

 ちなみに、種子島⇔鹿児島のフェリーは、プリンセスわかさと名付けられており、この若狭姫から持ってきたようだ。この後、このフェリーに乗ることになる。

 展示をじっくり見た後、もう1つの月窓亭に向かう。相変わらず雨が降っているので、折り畳み傘をさして歩いて向かう。



 鉄砲館から近かったのであっさり到着。



 南国っぽい雰囲気のする階段を登ると受付があった。お茶と菓子をもらって椅子に座って、紹介映像を見せてもらい、その後内部を見せてもらう。



 旧家らしい、昔ながらの和風住宅で雰囲気が良かった。ただ、月窓亭はこんなもんか、という印象だ。時間が無ければ鉄砲館だけでも良いだろう。

 鉄砲館に戻ってきた。何度もカッパを脱着するのが面倒なので、もう港まで行って手続きをして、港周辺で昼食でも探すことにしよう。

 適当に掛けておいたカバーを適当に畳んで固定し、出発しようとしたが驚いた。スマホホルダーのゴムグリップが1つ無くなっていた。周辺を探したが見つからなかったので、恐らく朝慌ててカバーを外した時に、ホテルの駐車場に落ちたのかもしれない。

 ゴムグリップが無くても固定出来なくはないが、バイクからの振動を減衰出来ないし、スマホカバーが傷付いてしまう。まぁサブスマホなので別に良いのだが、現状メインがぶっ壊れているのであまり嬉しくはない。

 一応ホテルまで戻って探してみたが、駐車場には落ちてなかった。仕方ないので諦めよう。西之表港に向かった。

 歩道に屋根があったので大して歩行者も居なかったから一旦ここに停める。そして受付に向かった。予約はしてますか?と言われたが、してませんと言ったところ少し止まった。GWの中日平日に満車とかありえないと思って予約はしてなかったので若干焦る。結局普通に受け付けてくれたので良かった。

 ちなみに、屋久島の方の昼行フェリーは要予約とあったので、それだったら一報したことだろう。種子島の方は特に記載が無かったので、何もしなかったのを追記しておく。



 これから乗るフェリープリンセスわかさ。じっくり博物館を見たり、ホテルに忘れ物を探しに行ったりしたせいか、思ったよりも時間が無くなっていた。フェリーターミナルには残念ながら、食事が出来る所は無かったので、どうやら食堂でゆっくりする時間は無さそうだ。

 種子島の土産も購入したかったので、ターミナルの売店と目の前の売店を物色する。結局PayPayがターミナルの方しか使えなかったし、品揃えも似たり寄ったりだったので、ターミナルで種子島土産を購入。



 売店にはろくな食料を売ってなかったので、仕方なくパン2つで我慢する。一応種子島の安納芋を使っているらしい。

 時間になったので、フェリーに入るよう指示があった。相変わらずバイクは先に入れるようだ。今回はアメリカンのバイク同志が1人居た。私はすぐそこだったが、一応再度カッパを着たが彼は普段着のまま乗り込んでいった。雨は小降りになっていたので、正直勝負できた気もするが、既にカッパはビショ濡れなので気にしない。指示通りの場所に乗り付け、カッパをバイクに掛けて干しておく。



 2等の大広間でコンセント横を確保出来たので、先ほど購入したパンを食べた。食後に一服しつつ船内をフラつく。当然であるが貨客船のはいびすかすと違って、オシャレな感じだ。



 西之表港ターミナル。種子島の玄関口のはずだが、あまり大きくなかった。



 前述した通り、このフェリーはプリンセスわかさという名前が付けられている。



 プリンセスわかさのダイヤ。鹿児島を朝出発して夕方戻ってくる、1日1往復のダイヤで動いている。



 種子島もアニメとコラボしているようだ。RoboticsNotesというのか?

 船内をフラついていたら、フェリーは定刻通り種子島西之表港を出港した。



 さらば種子島!今日は雨だったが、昨日が凄く良い天気だったので非常に楽しめた。また機会があれば、もっとじっくり巡ってみたい島だと思った。



 至る所に「おじゃりもうせ」と歓迎してくれた種子島を出立。しばらく見届けた所で船内に戻り、ゴロゴロして過ごす。



 ひと眠りした所で、本土最南端佐多岬が見えてきた。来るときは真っ暗だったので、曇り空だがハッキリ見ることが出来た。



 横から見ると良く分かるが、佐多岬灯台は佐多岬では無くて、少し離れた島に建てられている。ここもしばらく行ってないな。2014年以来だろうか。



 開聞岳は山頂が少し見えている程度だった。また少し船内に戻って寛ぐ。



 鹿児島市街に近づいてきたところで晴れてきた。これはありがたい。鹿児島のシンボル桜島も、山頂に雲が掛かっているがよく見えた。

 桜島が見えてくると、鹿児島港にフェリーは定刻通りに入港した。バイクは先乗りなので、クルマが出て行かないと出れない。そこそこのクルマが居たのでしばらく待つ。その間に干していたカッパは殆ど乾いていた。

 出番が来たので鹿児島港に降り立った。同志のバイクは鹿児島市街に向かって行ったが、どこに向かうのだろうか?私は鹿屋に今日ホテルを取っているので、ショートカットするため桜島に渡る。

 案内がバッチリ出ていたので、桜島フェリーの乗船口に向かった。私も色々フェリーに乗っているが、桜島フェリーは少し変わっている。人だけの乗船は分からないが、車両の場合は桜島側に料金所があるので何も手続きをせずに、フェリーに入る。夜間を除いて15~20分間隔の多頻度で動いているので、常に港にはフェリーが待機している感じだ。

 そんな桜島フェリーなので、乗り付けたらほぼすぐ出港する。寒い時期に使ったことが無いが、時間も短いので大体テラス席に居る。多分船室もあるとは思うが。

 出港して鹿児島市街・桜島を眺めていたら、あっと言う間に桜島港に到着。コロプラ土産をGetして、湯之平展望所に行こうかと思ったが、時間も押しているし、山頂に雲が掛かっているので先に進むことにした。

 国道220号に出て、道の駅「たるみず」まで行きCPをGetしてUターン。垂水の国盗りも忘れずにGetし、もう1つの道の駅「たるみずはまびら」を通過する。垂水市街で夕食でも取ろうかと思ったが、ピンとくる店が無かったのでスルーした。今日泊まるホテルで、夕食の割引券をチェックイン時にくれる、と書いてあったのでそれに頼ろうかと思う。



 いい感じで夕暮れになってきたので、適当なパーキングに入ってみた。雲が多かったが、今朝の種子島の雨を考えるとこれ以上望むのは贅沢なことだろう。



 錦江湾の夕陽が美しい。



 夕陽と桜島を何とか同フレームに収める。素晴らしい、とまではいかないが中々良い夕暮れを見ることが出来て満足。

 暗くなってきたので、Google先生にホテルまで連れていってもらう。今日泊まるホテルは朝早く出ようと思っていたので、朝食付きにしなかったからコンビニで調達しておく。

 買い出しを済ませて、19:30過ぎに本日の宿「ホテル大蔵」に到着した。屋根付きの所に駐車出来そうだったが、バイクカバーを掛けて干したかったから普通に駐車場に停めた。

 バイクカバーを掛けて、手指消毒をしてチェックインをする。事前情報通り、レストランの割引券をくれたので、部屋に荷物を置いて早速レストランに向かう。



 ここは鹿児島県だが、メニュー的に食べたくなったのでチキン南蛮にしてみた。美味しくいただいた。昼食がパンだけだったので、お腹が空いてたのでより一層美味しく感じた。PayPayも使えたのでありがたい。

 お腹を満たしたところで部屋に戻りゆっくりする。しばらく休んだところで、このホテルには大浴場があるから入りに行った。やたらアメニティの充実っぷりを推していたが、大浴場に行ったら驚いた。確かに、何種類だろうか。10種類くらいのシャンプー・リンスが置いてあった。特にこだわりは無いので、適当なのを使用して洗髪する。サウナもあったのでしっかり整えた。

 部屋に戻って出費管理をする。次に天気予報を確認したが、これ以降は雨の予報は出ていなかった。ただ、明日は晴れでは無さそうなのが残念だ。まぁ雨さえ降らなければそれ以上望むのは贅沢だ。もうカッパは使わないと思われるので、部屋の風呂で洗って干しておいた。

 明日は大隅半島を巡って、宮崎県に入り南部日南地方を巡って小林まで走るつもりだ。早起きするため、さっさと寝ることにする。

宿泊地:鹿児島県鹿屋市 ホテル大蔵
風呂:ホテル内

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Posted at 2022/01/11 22:47:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2021 | 日記
2021年05月06日 イイね!

2021年GW九州ソロツーリング 7日目 鹿児島県屋久島~種子島


■7日目 5/06(木) 天気:晴れ

走行距離:308.5km

 前日到着した、フェリーはいびすかすに乗ったまま種子島で一夜を明かし、早朝屋久島に到着。屋久島を一周して各所を周った。そしてフェリーで種子島に渡り、種子島を周遊した。

 朝5:00前起床。というより、種子島からの客が乗船してきたり、西之表港を出港する音や振動で目が覚めた。2等の大広間だが、モンベルのマットのお蔭でしっかり眠れた。



 しばらくうつらうつらしていたが、ようやく動いても良いと思えたので甲板に出た。既に種子島からそこそこ離れていた。今日は良い天気になりそうだ。この後朝陽が見れないかな、と思っていたが方角が悪くて見れなかったので船内に戻る。

 歯磨きをして洗顔等を済ませて、昨日調達した朝食を食べる。不思議と昨日は結構揺れたが、種子島→屋久島はあまり揺れなかった。昨日は天候が荒れたので海がようやく落ち着いたということだろうか。

 これだったらツーリングマップルが見れるので、どこを周ろうか検討した。最低しなければならないのは、屋久島一周と屋久島空港・名水CP Getだ。それは十分出来るだろう。屋久島は降水量が多いためか、滝がたくさんあるのでいくつか周ってみよう。



 そんなことを考えていたら、屋久島が見えてきた。当然ながら、初めて訪れる。電波があったので、改めて天気予報を確認したがこんなに天気が良いのに、やはり明日は雨らしい。計画通りに進めることにしよう。

 フェリーは定刻通りに屋久島宮之浦港に到着した。まずは国盗りをGet。屋久島は広いが空は1つなので、国盗りはもう完了だ。

 いよいよ屋久島ツーリングの開始だ。私の中で島は時計回りに行くのが基本の立ち回りになる。理由は、日本は左側通行なので少しでも海に近い側を走りたいためである。

 屋久島に泊まるのであれば時計回りに行くのだが、今回の滞在時間は6時間しかない。屋久島の外周道路は一周約100kmとのことなので、3時間強。4時間見ておけば大丈夫だろう。ということは2時間くらいはどこかを見る時間がある。

 前述した名水CPが南東側の内陸部にあるようなので、そこを先に回ってから1周を開始すると、最悪時間が足りなくなった時に困ってしまう。後に回した方が、途中の立ち寄り箇所を調整出来ると思ったので、今回は反時計回りで進むことにした。

 いつものフェリーみたいにたくさんの車両が載っている訳ではないので、すぐに下船出来た。物凄く良い天気で初めての場所なのもあり、テンションもかなり高い。

 まずは県道78号を西に向かう。早朝なので交通量も少なく快適に走る。



 20分程度走った所で、東シナ海展望所があったので停まってみた。海の向こうには口永良部島が良く見えた。



 屋久島の海岸線の展望も中々素晴らしい。

 時間も無いのでさっさと出発。次は、ツーリングマップルにも載っている、屋久島北西端の屋久島灯台に向かう。

 普通の観光客だと屋久島と言えば、トレッキングが基本だろう。時間があれば私も宮之浦岳までは難しいとしても、屋久島らしい苔の生えた所を歩きたかった。でもそれよりも、やはりバイク乗りとしては島一周の方がやりたいので、そちらを優先する。端っこマニアとしては灯台とかはやはり惹かれるものがある。

 順調に走って行ったが、永田の集落を越えたところで今まで快走路だったが道が狭くなった。どうやらここからは、県道なのだが西部林道という名称があるようだ。表示にもあったが、西部林道は夜間走行禁止らしい。



 道は狭かったがセローなので全く問題無く屋久島灯台に到着。永田岬とツーリングマップルには書いてある。良い所に駐車場があったので、バイクと一緒に撮影出来た。



 青空に白亜の灯台がとても映える。



 ツーリングマップルにもあるように、大海原の景色が良い。トカラ列島のどこかだと思うが、島影が見えた。



 屋久島灯台からが一番口永良部島が近そうなので、とても良く見えた。

 屋久島灯台を満喫して出発する。ツーリングマップルにも書いてあるが、ここから先は走りにくいとあった。確かに道幅は更に狭くなり、ブラインドコーナーも多数あった。大型バイクだと少し大変だろうが、セローだとむしろ楽しいくらいだ。たまにレンタカーの観光客とすれ違うくらいなので、特に問題無い。

 しかし、ツーリングマップルは本当に実走調査がしっかりしている。たまに素っ頓狂なことが書いてあるが、コメントの信頼性が高い。この区間は「野生サルに注意危険!」「屋久島らしい森のルート」と書いてあるが、まさにその通り。サルのコロニーもいくつだろうか、3つくらい見た気がするし、森の雰囲気が他とは違ったような印象を受けた。

 西部林道を抜けたのだろうか。道が二車線になったので、一安心だ。このくらい道が良ければ、十分周れるだろうからどこかに寄って行こう。ツーリングマップルに滝があったので行ってみよう。



 屋久島一巨大な滝らしい、大川の滝。県道に案内があったので分かりやすかった。



 駐車場は遊歩道の手前にあったが、朝早く誰も居なかったし行けそうだったので、ここまでバイクで入ってみた。



 お蔭でこんな写真が撮れて、撮影が楽しい。



 段々光の角度が変わってきたので、こんな写真が撮れた。ちょうどナンバーの所に掛かっていたので、修正が不要だったのが面白い。

 大川の滝を楽しみ出発する。出発しようとした所で、観光客が1組入ってきた。変な所にバイクを置いているのでさっさと出る。

 外周道路に近い観光地は出来るだけ寄っていこう。次に島内最大らしい中間ガジュマルに行ってみたが、やはり私としてはガジュマルにはあまり惹かれなかった。

 次は、沿線上にありそうなトローキの滝に行こうとするが、よく分からなくて適当に行った。そしたら違う滝の案内があったのでまぁいいか、と思いそちらに向かった。



 千尋滝に到着。ちなみにこれで「せんぴろ」と読むらしい。観光地として整備されており、売店もあってトイレも整備されていた。ここは結界らしい。



 滝には駐車場から少し歩くようで、雰囲気の良い遊歩道を歩いて行く。結界らしく、少し神秘的な雰囲気を感じられた。



 千尋滝に到着。奥には原生林が広がっており、一枚岩をすべり落ちる中々良い滝だ。

 千尋滝を楽しみ駐車場に戻って出発。この時点で時間は9:30。屋久島を2/3弱周ったくらいだろうか。まずはMustの名水CPを取りに行って、折角屋久島に来ているのだから、屋久杉を見てみたい。ツーリングマップルを見ると、名水CPの奥に「手軽に鑑賞できる屋久杉」と書いてある紀元杉があるので、そこへ行ってみよう。

 外周道路を引き続き走り、安房港付近から内陸に入る県道592号に入る。どんどん標高を上げていくワインディングロードで走りがとても楽しい。途中に屋久杉自然館、というのがあって寄ってみたかったが、帰りに時間に余裕があったら寄ってみよう。

 屋久杉自然館を過ぎてからは、かなりの中速タイトコーナーが続く。それでも道幅が広く改良されていたので、めちゃめちゃ楽しかった。どんどん標高を上げていって気温も下がってきたが、天気が良かったので快適だった。

 屋久杉、というのは屋久島の標高500m以上に生えている杉のことのようなので、標高を上げるのは当然だ。ちなみに、屋久島の宮之浦岳は九州最高峰の山で2,000m弱ある。南の島であるが、九州では数少ない安定して冠雪する山らしい。

 何mか分からないが、多分標高1,000m近くまで登っただろうか。ダイナミックなワインディングロードも終わって道幅が狭くなったが、バイクなので問題無し。少し電波が弱かったが、屋久杉ランド周辺で名水「屋久島宮之浦岳流水」とダムCPをGetした。



 屋久杉ランドからは更に道が狭くなり、ウネウネの舗装林道をしばらく走ると紀元杉に到着。



 紀元杉の情報。標高は1,230mもあるみたい。樹齢が3,000年って途方も無い数字だ。紀元前1000年、日本は縄文時代で狩猟生活をしていたころから、この杉はここに立っていたのか、と思うとロマンを感じる。



 半端じゃない幹の太さだ。先ほどの情報だと8.1mのようなので、成人男性5人くらいではないと囲めないとは、存在感が凄い。



 紀元杉を一周出来るように遊歩道が整備されている。



 この根元の苔っぷりが、屋久島っぽい。ちょうどこの時タクシーの運転手さんが案内をしてて、長寿の屋久杉は空洞が出来るらしい。確かにそれっぽい。



 少しでも屋久島らしさを感じられて良かった。バイクですぐ近くまで行けるので、確かに気軽と言えば気軽だが、結構内陸に入って行ったので思ったより時間が掛かった。屋久杉自然館に寄っている時間は無さそうだ。

 とりあえずココだと電波が悪いので、屋久島空港まで行ってみよう。ダイナミックなワインディングロードだが、下りだと少し怖いので上りよりは抑えて楽しく走る。この道は標高が高いので、見下ろす景色が中々良く、途中で写真を撮ろうかと思ったが、どこにしようか迷っていたら結構降りてきてしまったので諦めた。
 
 屋久島空港の駐車場に停めて、空港CPをGetした。この時点で11:00過ぎ。フェリーは13:00発で30分前くらいには手続きをする必要があるだろうから、時間があるようで無い。折角屋久島に来ているので、ゆっくり食事でもすることにして店を探す。宮之浦港近くに店がいくつかありそうだ。

 

 PayPayが使える店で、屋久島名物らしい飛び魚の刺身定食にしてみたが、美味しくいただいた。1Fが土産物屋だったので、物色してみる。今回の旅では、屋久島と種子島の土産にしようと思っていたので、酒の肴になりそうなものを購入する。

 ここで今から乗るフェリーの時刻表が少し変わっているので紹介する。屋久島町営フェリー太陽Ⅱ、というのだがこのフェリーは奇数・偶数日でダイヤが変化するらしい。

偶数日:AM 屋久島宮之浦港⇔口永良部島 往復
    PM 屋久島宮之浦港⇔種子島島間港 往復
奇数日:AM 屋久島宮之浦港⇔種子島島間港 往復
    PM 屋久島宮之浦港⇔口永良部島 往復

 31日がある月は2日連続で同じなのかな、とか思ったがこんなダイヤになっている。元々の計画では、今日屋久島に泊まって明日は7日奇数日だから、AMの種子島行きの便に乗ろうと思っていた。

 しかし、予定を1日前倒しに出来た理由としては、このダイヤも影響していることを補足しておく。今日は6日偶数日だから、種子島行きのフェリーがPMになるのである程度、屋久島を巡れる時間が取れた。

 話は逸れたが、ほんの少し時間があるので川から見る屋久島の山がキレイだったので、写真を撮りに行ってみよう。



 味のある橋の向こうに屋久島の山。私はこの山が目立っているので、てっきりこれが宮之浦岳だと思っていたが、どうやら宮之浦の集落からは宮之浦岳は見えないらしい。



 バイクと一緒に撮影。

 わずか半日強であったが、屋久島を満喫した。一周も出来たしCPも取れたので満足だ。朝到着した宮之浦港に向かう。朝乗ってきたフェリーはいびすかすはとっくに出発しており、鹿児島へ直行するフェリー屋久島2と、今回乗る屋久島町営のフェリー太陽Ⅱがあった。

 来た時はターミナルに入らずに走り出したので、初めて入る。客はそこそこ居たが、殆どはフェリー屋久島2の客のようだ。

 まず窓口が全然違った。フェリー屋久島2の方はよくある窓口で何個かあったが、フェリー太陽Ⅱの方はこじんまりとして1つだけだった

 乗船手続きをして乗船券を購入したが、全くこうしろああしろと言った指示が無かった。フェリーはもう着岸しているので、乗って良いんかな?って思って入ろうとしたら、慌てて係員さんが近寄ってきた。しばらく待つように言われたので、おとなしく待つ。

 改めて指示を貰って、フェリー太陽Ⅱに入った。こじんまりとしていたが、写真が残っていないのでうろ覚えだが、確かバイク用のスペースみたいなのがあった気がする。他にもバイクが2台居たが、1つは原付だったと思う。



 船内に入ったが、町営のフェリーの割にはめちゃめちゃキレイで驚いた。調べたところ、2021年3月に就航開始したばかりの新造船のようだ。それはキレイで当然だ。早速場所を確保したが、連休明けの平日のためか全くと言っていい程乗客は居なかった。



 新造船なのでフェリーの中をプラプラして、甲板に出る。屋久島宮之浦港のターミナルを撮影。しばらく経つとフェリーは定刻通り出港した。



 次の機会があれば、白谷雲水峡から縄文杉くらいまでトレッキングしてみたいところだ。しかし屋久島は、1月に35日雨が降る、と呼ばれるくらいの多雨島なのだが絶好の晴天に恵まれた。天候ばっかりはどうにも出来ないので、大変喜ばしいことだ。

 出港を見届けて、船室でゴロゴロしたり甲板で潮風に吹かれながら一服したりと、ゆったり過ごす。

 甲板には恐らく一緒に乗船したバイク乗りっぽい2人が話していた。大きなバイクと原付だったが知り合いなのだろうか?こんなご時勢なので話し掛けるのも気が引けるから分からず終いだった。



 1時間なのであっさり種子島が見えてきた。フェリーは定刻通り島間港に到着した。種子島も当然初めてなので、どんな島なのか楽しみだ。

 早速種子島に降り立つ。早速国盗りをして、南種子町の空をGet出来た。相変わらずどこに行こうか、あまり決めていない。Mustは種子島空港くらいなので、ツーリングマップルを見ながら適当に決めよう。何となくだが、端っこマニアとしては種子島は南北に細長い。なので、南北端には行ってみよう。

 まず島間港は南よりなので、最南端の門倉岬へ向かう。県道75号に入ったが、早速海沿いの爽快な道だった。交通量も少なくて、とても気持ちが良い。



 島間港から20分程走って門倉岬に到着。おあつらえ向きの看板があったので、記念撮影。



 公園の入口に早速鉄砲を撃つ銅像があった。先ほどの看板にもあったが、1543年に日本に初めてポルトガルから鉄砲が伝来されたのが、ここ種子島だ。そのおかげで、戦国時代には鉄砲のことを種子島と呼んでたくらいだ。



 そして、そのポルトガル人が到着したのがここ門倉岬になるようだ。ポルトガル海軍から記念碑を送られている。



 こちらも多分に漏れず、海がとてもキレイ。



 そしてこの海岸線の景色がとても素晴らしい。



 門倉岬も公園としてとても整備されていて、芝生の緑がとても癒される。



 少し見にくいが、種子島最南端の地の石碑を撮影。端っこマニアとしては感無量だ。



 岬の先端は神社になっていたので、お参りしておく。



 南国っぽいムードもあって、既に種子島の虜になりかけている。

 最初の観光地で、種子島が素晴らしいのがひしひしと感じられた。時間があまり無いのが非常に残念。鉄砲伝来の地だからな、程度で立ち寄った所だが、いきなり気に入った。

 次は、南東端にこれまた種子島ならではである、宇宙センターに行ってみよう。種子島にはロケット発射場があることはご存じの方も多いだろう。



 その途中に展望台の案内があったので寄ってみた。七色観望台という名称らしい。その名の通り七色の景観を有する、との触れ込みだ。



 七色かどうかは分からないが、あの先端に宇宙センターがあり砂浜の景観が素晴らしい。



 バイクも入れて。フラッと寄った展望台の景色も素晴らしかった。種子島は色々ありそうで、またじっくり巡ってみたいと思った。

 七色観望台を出発して、案内に従い宇宙センターに今度こそ向かう。



 到着した。早速大きなロケットが出迎えてくれた。GW明けの平日のためか、今日は休館日だった。コロナの影響で、入館には事前予約が必要らしいので行かれる方は注意してもらいたい。



 先ほどの所から少し進むと、もう1つロケットが展示されていた。



 広角でも撮影。大きさが分かってもらえるだろう。



 ロケットも良いが、この広大な芝生が大変気持ちが良い。



 休館日だが、開放してもらっているのが非常にありがたい。ここは、世界一美しいロケット発射場、と謳われているがそれも言い過ぎでは無いように思える。



 少し移動してみる。芝生と海と南国っぽい雰囲気が良い。



 入口のロケットと同時にフレームに入れる。



 バイクも入れて。次はロケット発射場の展望台があるようだから、そちらに行ってみよう。

 ここで、発射場関係者っぽい何台か連なっていた車列に追いついた。かなりゆっくりな速度で走っていたが、何かを運んでいるように見えたので、あまり近寄らない方が良いと思ったからおとなしく付いて行った。

 ところが、一番後ろのクルマがハザードを出してきた。抜かして良いのかな?って思ったので右車線に出たところ、途中のクルマが、来るなと言わんばかりに車線の真ん中に居座って、手を出してきた。

 何がしたいのか全く分からないが、いくら発射場内とは言えこんなことをする権利はあるんだろうか、私道であれば仕方ないが。とかつまらないことを考えてしまった。



 幸いすぐ目的の展望台だった。大型ロケット発射場が良く見える。



 バイクと。休館日なのは事前に分かっていたが、この景色と雰囲気を味わうだけでも来て良かった。ロケット発射をこの目で見てみたいが、その際はかなりの観光客で賑わうだろう。ここに来るだけでも大変だし。

 そんなことを思いながら、宇宙センターを出発。次の目的地は種子島空港だ。県道75,76号を走る。中種子町の中心部を通りながら、種子島の良い景色を見ながら向かった。



 種子島空港に到着しCPをGet。宇宙に一番近い島、というキャッチフレーズが掲げられていた。予想以上に大きな空港だった。

 大して用も無いので時間も無いし出発。さて、後はどこに行こうか。とりあえず行きたいのは最北端だ。他に無いかツーリングマップルを見ると、天女ヶ倉という種子島最高所がコメントであったので、まずはそこに行ってみよう。

 良く分からない裏道を通って太平洋側の県道75号に出た。道は狭かったがセローなので問題無し。海岸線の気持ち良くて交通量皆無な道を走り抜けた。

 ちゃんと案内が出ていたので、県道591号から天女ヶ倉に向かう。最初に公園ぽい所があったり、バンガローが何個かあった。キャンプ場なのかな?と思ったら、利用希望者は役場に連絡するよう看板があった。

 ちなみに、種子島は無料でキャンプ可能公園が結構点在する。この天女ヶ倉もキャンプが出来そうな感じなので、ここもその内の1つかもしれない。

 駐車場があったが、そのままバイクで入れそうな芝生の広場があった。Ninjaなら間違いなく自重するところだが、セローなので入ってしまった。 



 ここが大勝利な場所だった。早速撮影モードに入る。



 流石種子島最高所。展望が素晴らしい。



 バイクも当然撮影。海を背景に。



 セローだからこんな写真も撮れる。やはり旅バイクとしては、Ninjaよりよっぽど良い。



 望遠圧縮で。ただ、セローは初日や最終日の大移動には向かない。現地まではNinjaで行って、現地からはセローで走りたい。なんて出来もしないありえない願望を思ってしまった。それを叶えるならトランポが一番現実的だろう。

 ただ、そのためだけに欲しくも無いハイエースのようなクルマを所有するのも、一応クルマも好きなだけに中々取りづらい選択肢だ。妄想するだけならタダなので、妄想で済ませておく。

 思った以上に最高だった天女ヶ倉を出発し、種子島最北端に向かう。適当にハイドラの地図を見ながらショートカットしようと思ったら、良く分からない集落を通ることになってしまった。



 種子島最北端「喜志鹿崎」に到着。「きしがさき」と読むらしい。



 既に大分日が沈んできたので、明暗差が大きかった。



 灯台と隅に小さく愛車を撮影。これで、南北に細長い種子島の南北端を訪れることが出来た。このままどこかで夕陽待ちをしようかと思ったが、かなり西に来ているので日の入り時間がかなり遅い。そのためホテルに入るのが遅くなるのも微妙な所だ。とりあえず西之表市街地まで行って、その周辺で探してみよう。

 県道581号は西側の海岸線を走るので、夕暮れを見ながら走れると思ったがあまり見れなかったような気がする。結局18:00頃西之表の中心地まで着いた。夕陽まで1時間あるから先に夕食にしよう。



 PayPayが使える店を探して、地元の食堂みたいな所に入ってみた。やはり昼と違って夜は酒が中心になるので、下戸な私は困ってしまう。そもそもバイクで来ているので飲めないのだが。食べれそうなのを選んで、肉と魚を美味しくいただいた。

 お腹を満たした所で、夕陽を楽に見れそうな場所を探してみた。西側沿岸の割には意外と良い場所が無かった。1つ公園に行ってみたが、見れなかったのでもう諦めた。コンビニがあったので買い出しをして、ホテルに入ることにした。

 ホテルはコンビニから近くだったので、あっさりと19:00過ぎに本日の宿「ホテルレクストン種子島」に到着した。残念ながらこのホテルでは、青空駐車場のみで屋根付きの場所には置けそうにない。明日は雨濃厚なので残念だが、安いホテルだったので値段優先にした。その代わりにカバーを掛けておく。一応広くは無いが屋根付き通路が少しあったので、雨の出発準備はそこで出来ることだろう。

 手指消毒をしてチェックインをする。夕食は既に済ませているので、しばし部屋でゆっくりする。このホテルはサウナ付き大浴場があるので素晴らしい。ジョイフルだがファミレスが併設されているので、食事にありつけなくても何とかなるのが嬉しいところ。朝食はここで済ませるつもりだ。

 ゆっくりした所で大浴場に行く。サウナ・水風呂もあったので、きっちり整えた。

 部屋に戻り出費管理をする。次に天気予報を確認したが、全く変わっておらず明日の種子島は1日中雨のようだ。その代わり、本土鹿児島は雨が止む予報になっていたのでそれは良い方向だ。

 やはり明日はホテルにチェックアウトギリギリまで滞在して、少し種子島を観光してフェリーに乗って鹿児島に戻ることにしよう。昨日の記録にも書いたように、計画を変更する。

 明日の宿は鹿児島県鹿屋市辺りが良いと思って探した所、安くて大浴場があるホテルが見つかった。早速予約する。そして、次の日の宿も探した。ツーリングマップルを見ると、道の駅「ゆーぱるのじり」が安く泊まれて温泉もある、と書いてあった。

 こういう所はオンライン予約出来るのかな?って思って期待せずに楽天トラベルで探したらあっさり出てきた。記載通り、安い値段で温泉にも入れるのなら言うことなし。早速こちらも予約した。これで計画の修正が出来た。

■当初の計画

5/07日(金) 屋久島から種子島へ渡るフェリーに乗り、種子島周遊。
5/08日(土) 種子島を周遊し、鹿児島港へ戻り、宮崎県都城市へ。
5/09日(日) 都城市から日本三大秘境の椎葉村等の宮崎北部を巡って宮崎港からフェリー。

■修正の計画

5/07日(金) 種子島午後一で出港するフェリーで鹿児島港に戻り、鹿屋まで走る。
5/08日(土) 鹿児島大隅地域の国盗り巡りをし、宮崎県南部を周って小林市へ。
5/09日(日) 小林市から日本三大秘境の椎葉村等の宮崎北部を巡って宮崎港からフェリー。

 次は、明日種子島で何をしようか、だ。探してみると、やはり鉄砲伝来の地らしく、鉄砲館という博物館があった。そこに行くのは決定だ。後は、昼食でも食べればちょうど14:00発のフェリーに乗れるだろう。

 天気に関しては文句の言いようが無いので、その中でもいかに楽しめるかを考えるのも楽しい。晴れ続きになってくれれば言うことは無いが、こう計画修正してそれがバチっと決まった時も中々快感だ。楽しみになってきたところで、明日は早起きする必要が無いため、少し夜更かしして寝ることにする。

宿泊地:鹿児島県種子島西之表市 ホテルレクストン種子島
風呂:ホテル内

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